JP5640044B2 - 地域活性化度モニターシステム、地域活性化度モニターシステムのサーバ装置及び地域活性化度モニター方法 - Google Patents

地域活性化度モニターシステム、地域活性化度モニターシステムのサーバ装置及び地域活性化度モニター方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、所定の地域の住民に対して、イベント開催等の住民の活動の契機となる情報を提供した場合などにおいて、当該住民の活動状況等を種々のレイヤー(切り口)毎にモニターできるようにするシステム、装置、方法に関する。
後に記す特許文献1には、広告宣伝したキャンペーンなどの開催場所に、どれだけの人が向かっているかどうかを把握できるようにする顧客動向情報収集システム及びその方法に関する発明が開示されている。具体的に特許文献1に記載の発明は、チラシを見たユーザーが携帯電話を通じてサーバにアクセスしてきた場合に、当該携帯電話に地図情報を提供してキャンペーンなどの開催場所への道案内を行う。そして、当該ユーザーの携帯電話のGPSを通じて取得される現在位置の提供を当該サーバが受けることにより、どれだけの人が当該開催場所に向かっているのかを把握できるようにするものである。特許文献1に記載の発明は、いち早くユーザーの移動状況を把握することが可能となり、来場する顧客の数に応じた準備を行えると言う点において効果がある。
特開2007−188260号公報
ところで、高齢化社会を迎え、地方においては非生産高齢者の割合が40%以上になっている地区を多々抱える自治体が存在するようになってきている。そのような地区では高齢者の引きこもりから「生活不活性化病」というシンドロームが見られるようになった。「生活不活性化病」は、例えば災害などをきっかけに、外出が減り座りっぱなしになるなど生活が不活発になって、全身の機能が低下してしまう症状を発症するものである。
高齢化社会の到来と、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災などの度重なる震災を経験している我が国においては、仮設住宅等への転居等、生活環境が激変した高齢者が「生活不活性化病」に陥りやすいことが分かっている。このため、我が国においては、「生活不活性化病」に陥らないようにする手段を確立すること、また、陥ってもできるだけ早期に快癒させる手段を確立することが急務となっている背景がある。
そして、「生活不活性化病」の解消には、外出の頻度を増やすなど、活動量を多くすることが重要であり、各自治体は様々な手段を講じている。しかし、講じた手段の効果を測定する方法が定期的なアンケートしかないのが実情である。そこで、上述した特許文献1に記載の発明のように、種々のイベントを開催して参加を求め、どの位の方が参加するかを迅速に把握できるようにすることが考えられる。
しかし、上述した特許文献1に記載の発明では、不特定多数のユーザーを対象として、イベント会場に向かっている人がどの位いるのかをリアルタイムに知ることができるにとどまる。すなわち、目的とする地域の全ての高齢者を対象として、イベント開催という情報の提供により、イベント会場に向かう高齢者や向かわない高齢者など、種々の観点から高齢者の方々の移動状況等が分析できなければ、「生活不活性化病」の改善には役に立たない。また、ここでは、「生活不活性化病」対策を例にして説明したが、これ以外にも例えば、待機児童やいわゆる引きこもり、また、障害者の方等に対して対策を行った場合についても、その対策の効果を適切に把握できるようにすることは同じく重要なことである。
以上のことに鑑み、この発明は、調査の対象者を的確に特定した上で、社会科学的に広範な調査を調査対象者に負荷を掛けることなく行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の活性化度モニターシステムは、
複数のユーザーのそれぞれに配布される携帯端末装置と、ネットワークに接続されたサーバ装置とからなり、前記複数のユーザーのそれぞれに対しては、広報情報提供手段を通じて、イベントの開催時間と開催場所とを示す情報を含む広報情報を提供する地域活性化度モニターシステムであって、
前記携帯端末装置は、
自機の現在位置を示す情報を取得する現在位置取得手段と、
現在時刻を提供する現在時刻提供手段と、
前記現在位置取得手段からの現在位置と前記現在時刻提供手段からの現在時刻と自機の識別情報とを含むプローブ情報を形成し、前記ネットワークを通じて、前記サーバ装置に送信するプローブ情報提供手段と
を備え、
前記サーバ装置は、
前記携帯端末装置を携帯するユーザーの属性情報と前記携帯端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記携帯端末装置からの前記プローブ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段を通じて受信した前記プローブ情報から、前記広報情報に含まれるイベントの前記開催時間と前記開催場所に応じたプローブ情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報と前記記憶手段の前記属性情報とに基づいて、前記広報情報提供手段を通じて提供された前記広報情報によって広報されたイベントに起因する、前記属性情報に応じた活性化度を把握できるように集計処理する集計手段と
を備えることを特徴とする。
これにより、例えば、イベントの開催や施設の開設等のユーザーの移動の契機となる情報をユーザーに対して通知(報知)した後における、ユーザーの移動/非移動の状況等を、集計処理して把握できる。これに基づき、ユーザーが効果的に活動(移動)できるように、イベントの開催や施設の開設等の手段(施策)の講じ方を修正し、手段をより効果的に実施できる。
この発明によれば、調査対象者を的確に特定した上で、社会科学的に広範な調査を調査対象者に負荷を掛けることなく行うことができる。これにより、種々の手段(施策)をより適切に講じることができる。
実施の形態の地域活性化度モニターシステムの概略構成を説明するための図である。 実施の形態のサーバ装置1の構成例を説明するためのブロック図である。 フォトフレームDB104の格納データの例を説明するための図である。 高齢者DB105の格納データの例を説明するための図である。 高齢者変動情報ファイル107の格納データの例を説明するための図である。 高齢者プローブ情報ファイル108の格納データの例を説明するための図である。 実施の形態のデジタルフォトフレーム3の構成例を説明するためのブロック図である。 デジタルフォトフレーム3の表示部に表示される広報情報の一例を示す図である。 実施の形態の高機能携帯電話端末4の構成例を説明するためのブロック図である。 高齢者の変動性の属性情報の入力を受け付ける入力画面の一例を示す図である。 実施の形態のGPSロガー5の構成例を説明するためのブロック図である。 高機能携帯電話端末4で実行される基本処理について説明するためのフローチャートである。 高機能携帯電話端末4で実行されるプローブ情報送信処理について説明するためのフローチャートである。 サーバ装置1で実行される集計処理について説明するためのフローチャートである。
以下、図を参照しながら、この発明のシステム、装置、方法の一実施の形態について説明する。この発明のシステム、装置、方法は、所定の地域に居住する種々の住民の方々の活性化度をモニターできるものである。例えば、待機児童やいわゆる引きこもりの方、あるいは、障害者の方等、種々の方の活性化度をモニターできるものである。しかし、以下に説明する実施の形態においては、説明を簡単にするため、複数の地区からなる所定の地域に居住する65歳以上の住民(以下、高齢者と記載する。)の方々の全てを対象として、当該高齢者の方々の活性化度をモニターする場合を例にして説明する。
[地域活性化度モニターシステムの構成例]
図1は、この実施の形態の地域活性化度モニターシステムの概略構成を説明するための図である。図1において、地域活性化度モニターサーバ装置(以下、単にサーバ装置と記載する。)1は、複数の地区からなる所定の地域に居住する高齢者の方々の主に活動状況等をモニターするために設けられる。サーバ装置1は、当該地域を管轄する自治体や当該自治体の依頼を受けた団体や企業が運用する。ネットワーク2は、主にインターネットであるが、各通信機器からインターネットまでを接続する、例えば、携帯電話網、固定電話網、その他、種々のLAN(Local Area Network)等を含む。
デジタルフォトフレーム3は、通信機能を備え、ネットワーク2を通じて配信される画像データに応じた画像を自動的に表示する機能を持った小型のディスプレイ装置である。この実施の形態において、デジタルフォトフレーム3は、主に自治体等からの広報情報を、当該地域に居住する住民に対して確実に提供することを目的として、当該地域を管轄する自治体やサポート企業等から当該地域に位置する各家庭に無償配布(無償提供)される。
高機能携帯電話端末4は、いわゆるスマートフォンと呼ばれるものであり、GPS(Global Positioning System)機能、通話機能、データ通信機能等を備えたものである。この実施の形態において、高機能携帯電話端末4は、当該地域に居住する全ての高齢者に対して、当該地域を管轄する自治体やサポート企業等から無償配布され、少なくとも外出時においては常時携帯するものである。そして、高機能携帯電話端末4は、定期的に現在位置(緯度・経度情報)を取得し、取得時刻と紐付けたプローブ情報を形成して、これをサーバ装置1に送信する機能を有する。
なお、デジタルフォトフレーム3が各家庭に配布されるものであるのに対して、高機能携帯電話端末4は、各高齢者に配布される点で、配布の範囲(提供対象)が異なっている。したがって、当該地域に居住する高齢者は、デジタルフォトフレーム3と高機能携帯電話端末4との両方を利用できる状態となる。
GPSロガー5は、GPS機能を備え、定期的に現在位置(緯度・経度情報)を取得し、取得時刻と紐付けたログ情報を形成して、これを内蔵された記録媒体に蓄積していく機能を有する。そして、GPSロガー5は、各家庭に配布されるデジタルフォトフレーム3に接続可能にされ、蓄積したログ情報を、当該デジタルフォトフレーム3を通じてサーバ装置1に送信できる。
なお、この実施の形態においては、上述したように、当該地域に居住する高齢者の方々には、高機能携帯電話端末4が無償で配布されるが、当該高機能携帯電話端末4に替えて、GPSロガー5を高齢者の方々に無償配布する構成とすることも可能である。したがって、GPSロガー5もまた、高齢者の方々が少なくとも外出時においては常時携帯して持ち歩くものである。
GPSロガー5を用いるメリットは、高機能携帯電話端末4に比べて安価であるため、地域活性化度モニターシステムを安価に構成できる点、また、ほとんど操作を必要としないため、高齢者の方々の負荷を軽減できる点などがある。しかし、この実施の形態においては、高齢者の方々の日々の健康状態などの変動情報(変動的な属性情報)の収集を可能にするため、タッチパネル入力が採用され、高齢者の方々も比較的に簡単に操作できる高機能携帯電話端末4を主に用いるものとする。
また、図1において、携帯位置情報サーバ装置6は、電話会社側に設けられ、各基地局の番号、各基地局の設置位置の緯度および経度などを管理すると共に、基地局から送られてくる携帯電話端末の端末識別情報や当該携帯電話端末からの電波の受信電界強度の情報から、携帯電話端末の位置を三角測量の手法を用いて算出して管理する機能を備える。また、携帯位置情報サーバ装置6は、算出した携帯電話端末の位置情報を当該携帯電話端末に送るなどの機能をも備える。
これにより、高機能携帯電話端末4のそれぞれは、GPS機能による現在位置の測位ができない場合であっても、携帯位置情報サーバ装置6の機能により、自機の現在位置を把握し、これを自機の現在位置として用いることができる。また、サーバ装置1が、携帯位置情報サーバ装置6の情報の提供を受けることによって、高機能携帯通信端末4のそれぞれの現在位置を特定することもできる。
また、気象情報等提供サーバ装置(以下、提供サーバ装置と記載する。)7は、サーバ装置1が集計処理を実行する際に必要になる過去の天気、気温、湿度、風向き、風速、降雨量、降雪量等の気象履歴情報や、今後の気象予報等の情報を提供する。なお、提供サーバ装置7は、気象情報だけでなく、例えば、地図情報データベースやPOI(point of interest)情報データベースを備え、目的とする地域の地図情報やPOI情報の提供などもできる。
そして、この実施の形態において、サーバ装置1は、イベントの開催や施設の開設などの情報を、ネットワーク2を通じて各家庭のデジタルフォトフレーム3に配信することにより、住民のそれぞれに通知する。このようにして、住民に対してイベントへの参加や施設への来訪を促す。また、高齢者に配布した高機能携帯電話端末4は、所定のタイミング毎にGPS機能を用いて取得した現在位置と、当該現在位置の取得時刻と、自機の識別情報とを含むプローブ情報を形成し、ネットワーク2を通じてサーバ装置1に送信する処理を行っている。サーバ装置1は、高齢者の方々が所持する高機能携帯電話端末4からのプローブ情報を受信して蓄積する。
なお、この実施の形態において、高機能携帯電話端末4の識別情報としては、各高機能携帯電話端末4のユーザーのそれぞれに対して予め割り当てられるユーザー毎に固有のユーザーIDを用いるものとして説明する。もちろん、高機能携帯電話端末4に割り当てられた電話番号等の各高機能携帯電話端末に固有の情報を識別情報として用いることも可能である。しかし、この実施の形態においては、GPSロガーの使用も考慮し、GPSロガーを用いるユーザーに対してはユーザーIDが割り当てられることになるため、高齢者が所持する高機能携帯電話端末4やGPSロガー5の識別情報としては予め割り当てられるユーザーIDを用いるものとして説明する。
このような構成を有する地域活性化度モニターシステムにおいて、サーバ装置1では、高機能携帯電話端末4を所持する高齢者の方々の現在位置を把握できる。また、サーバ装置1は、高機能携帯電話端末4を配布した各高齢者の年齢、性別、居住地区等の固定的な属性情報を記憶保持する。このため、固定的な属性情報に応じた種々の集計レイヤー(集計の切り口)を設定して、当該集計レイヤーに応じて高齢者の方々の活動状況を集計して把握できる。
また、高機能携帯電話端末4が配布された高齢者は、当該高機能携帯電話端末4を通じて日々の自己の健康状態等を入力して、サーバ装置1に送信する。これにより、サーバ装置1では、各高齢者の日々の健康状態を示す情報等の変動情報(変動性の属性情報)をも蓄積できる。そして、サーバ装置1においては、この蓄積した変動性の属性情報をも考慮して、集計レイヤーを設定して、当該集計レイヤーに応じて高齢者の方々の活動状況を集計して把握できる。
このように、この実施の形態の地域活性化度モニターシステムにおいて、サーバ装置1は、所定の地域に居住する高齢者の方々の固定的な属性情報を記憶保持する。また、サーバ装置1は、日々収集して蓄積される所定の地域に居住する高齢者の方々の持つ高機能携帯電話端末4からのプローブ情報や変動性の属性情報を受信して蓄積する。そして、管轄自治体等からの要求に応じて、サーバ装置1は保持している高齢者の方々の固定的な属性情報や蓄積した変動性の属性情報に基づいて種々の集計レイヤーを設定し、この設定した集計レイヤーにしたがって蓄積したプローブ情報の集計を行う。これにより、管轄自治体等においては、種々の集計レイヤー(集計の切り口)で高齢者の方々の活性化度(活動の状況)が把握でき、実施したイベントの効果等を適切に分析した上で、新たな手段(施策)の実施をより適切に行うことができるようにしている。
以下、この実施の形態の地域活性化度モニターシステムを構成する各装置の構成例について具体的に説明する。
[地域活性化度モニターサーバ装置1の構成例]
図2は、この実施の形態のサーバ装置1の構成例を説明するためのブロック図である。図2において、通信I/F101は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機(サーバ装置1)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク2に送出したりする。
制御部102は、サーバ装置1の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access Memory)がCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。制御部102は、種々のアプリケーションプログラムの実行部としても機能する。
記憶装置103は、記録媒体としてハードディスクを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等のハードディスクへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。フォトフレームDB104、高齢者DB105は、ハードディスクなどの大容量記録媒体に形成される。ここで、フォトフレームDB104や高齢者DB105の「DB」は、データベースの略称である。
フォトフレームDB104には、当該地域の各家庭に無償配布したデジタルフォトフレーム3に関する情報と配布先に関する情報とが紐付けられて格納される。図3は、フォトフレームDB104の格納データの例を説明するための図である。図3に示すように、各家庭に配布したデジタルフォトフレーム3毎に、「管理No.」、「ユーザーID」、「電子メールアドレス」、「IPアドレス(Internet Protocol address)」、「配布先氏名」、「地区コード」、「住所」の各情報が格納される。
ここで、「管理No.」は管理のために付与した例えばシーケンス番号である。「ユーザーID」は、デジタルフォトフレームを配布する各家庭に対して予め付与される情報であり、各デジタルフォトフレーム3を配布した家庭を一意に特定可能な情報である。「電子メールアドレス」は、各デジタルフォトフレーム3を通じて電子メールを受信するために割り当てられたものである。「IPアドレス」は、インターネットを通じてデータの送受を行う場合に、当該デジタルフォトフレーム3を特定する情報である。「IPアドレス」は、例えば、電源が立ち上げられる毎に新たなIPアドレスが取得されるので、その場合にはデジタルフォトフレーム3からの情報にしたがって適宜更新される。「配布先氏名」、「地区コード」、「住所」は、当該デジタルフォトフレーム3の配布先の家庭に関する情報である。
そして、図3に示したフォトフレームDB104の格納データにより、どの家庭にどのデジタルフォトフレーム3を配布したかを管理できる。また、地区を指定して、その指定した地区のデジタルフォトフレーム3に対して情報を配信したり、目的とする家庭に対して電子メールを送信したりするなどのことができる。
なお、「管理No.」、「ユーザーID」、「電子メールアドレス」は、事前に分かっているので、予めフォトフレームDB104に登録しておくことが可能である。また、「IPアドレス」は、デジタルフォトフレーム3がネットワーク2に接続された場合に取得したものの通知を受け付けて登録できる。そして、配布先の家庭に関する情報は、デジタルフォトフレーム3の配布時等において、登録すべき情報を配布先である住民に確認しながら、図示しないパーソナルコンピュータとネットワーク2とを通じてサーバ装置1にアクセスし、当該フォトフレームDB104に登録できる。また、配布されたデジタルフォトフレーム3を通じて、サーバ装置1にアクセスして、必要なデータをフォトフレームDB104に登録することもできる。
高齢者DB105には、当該地域の各高齢者に無償配布した高機能携帯電話端末4に関する情報と、高機能携帯電話端末4を配布した各高齢者の固定的な属性情報とが紐付けられて格納される。図4は、高齢者DB105の格納データの例を説明するための図である。図4において、「管理No.」、「ユーザーID」、「電子メールアドレス」、「IPアドレス」のぞれぞれは、配布した高機能携帯電話端末4に関する情報であって、上述したデジタルフォトフレーム3が有する対応する情報と同様の意味を有するものである。なお、高齢者DB105における「ユーザーID」は、高機能携帯電話端末4を配布した高齢者の方を一意に特定可能な情報である。また、高機能携帯電話端末4は、携帯電話端末機能も有するため、高機能携帯電話端末4に関する情報として、「電話番号」も格納される。
また、図4において、「配布先氏名」、「性別」、「生年月日」、「地区コード」、「住所」、「持病情報」、「同居/独居の別」、「備考」が、当該高機能携帯電話端末4の配布先の高齢者に関する固定的な属性情報である。なお、「持病情報」は、例えば、高血圧、心臓病、糖尿病、腰痛等の当該高齢者が患っている病気の種別を示す。また、「同居/独居の別」は、当該高齢者が家族と一緒に生活しているのか、一人暮らしなのかを示す。また、「備考」には、必要に応じて種々の情報を登録できる。
そして、図4に示した高齢者DB105の格納データにより、配布した高機能携帯電話端末4のそれぞれと高齢者の方々とを紐付けて管理する共に、集計レイヤーの設定情報として利用可能となる固定的な属性情報を管理できる。したがって、詳しくは後述もするが、プローブ情報に付加される識別情報(ユーザーID)に基づいて、高齢者DB105を参照し、当該プローブ情報の送信元の高機能携帯電話端末の使用者であるユーザーの生年月日を特定し、年齢別にプローブ情報を集計するなどのことが可能になる。
なお、「管理No.」、「ユーザーID」、「電子メールアドレス」、「電話番号」は、事前に分かっているので、予め高齢者DB105に登録しておくことが可能である。また、「IPアドレス」は、高機能携帯電話端末4がネットワーク2に接続された場合に取得したものの通知を受け付けて登録できる。そして、配布先の高齢者の固定的な属性情報は、高機能携帯電話端末4の配布時等において、登録すべき情報を配布先である高齢者に確認しながら、図示しないパーソナルコンピュータとネットワーク2を通じてサーバ装置1にアクセスし高齢者DB105に登録できる。また、配布された高機能携帯電話端末4を通じて、サーバ装置1にアクセスして、必要なデータを高齢者DB105に登録することもできる。
また、この実施の形態において、高齢者の方々は主に高機能携帯電話端末4を用いるが、高齢者の方々にGPSロガー5を配布する場合にも同様に、高齢者DB105に所定のデータが格納(登録)される。但し、GPSロガーの場合には、ネットワーク2を通じての通信機能は備えないので、「電子メールアドレス」、「IPアドレス」、「電話番号」の各情報の登録は省略される。
配信情報ファイル106は、各家庭に配布されたデジタルフォトフレーム3に対して、通信I/F101及びネットワークを通じて配信する種々の配信情報を記憶保持する。例えば、ネットワーク2を通じて提供可能なWebサイトを構成する情報や、ネットワーク2を通じて配信するイベントの開催情報や施設の開設情報、その他、種々の広報情報等を記憶保持する。
配信情報ファイル106には、ネットワーク2に接続されたパーソナルコンピュータなどから提供される配信情報が、通信I/F101を通じて受信され、制御部102の制御によって格納される。なお、サーバ装置1は図示しないが、LAN接続端子を備え、所定のLANに接続して、当該LANに接続されているパーソナルコンピュータなどから配信情報の提供を受けて、これを配信情報ファイル106に格納することもできる。
高齢者変動情報ファイル107は、高齢者に配布された高機能携帯電話端末4から送信されてサーバ装置1で受信された各高齢者からの変動情報を格納する。図5は、高齢者変動情報ファイル107の格納データの例を説明するための図である。この実施の形態の高齢者に配布された高機能携帯電話端末4には、高齢者の日々の状態に関する情報の入力を受け付けて、これをサーバ装置1に送信するアプリケーションプログラム(以下、アプリと記載する。)がインストールされている。当該アプリにより、各高齢者は自己に配布された高機能携帯電話端末4に対して、自己に関する変動情報(高齢者に関する変動性の属性情報)を簡単に入力して、これに高機能携帯電話端末4の識別情報を付加してサーバ装置1に送信できる。
これにより、サーバ装置1は、高機能携帯電話端末4の識別情報であるユーザーIDとアプリを通じて行われた質問に対する回答情報からなる変動情報を、通信I/F101を通じて受信し、図5に示したように高齢者変動情報ファイル107に格納する。ここで、アプリを通じて行われた質問に対する回答情報は、例えば、食事、睡眠、運動などに関する情報やその他の体調に関する情報等である。この他にも、体調の良し悪しなどの情報を入力して送信することもできる。
また、近年においては、血圧を測定して近距離無線通信により高機能携帯電話端末4に送信する血圧計や、体重や体脂肪を測定して近距離無線通信により高機能携帯電話端末4に送信する体重計などが提供されている。このため、このような血圧計や体重計が利用可能な場合には、これらから得たデータについても、高機能携帯電話端末4からサーバ装置1に送信可能である。もちろん、従来の血圧計や体重計を利用して計測した値を、ユーザーが高機能携帯電話端末4に入力して、サーバ装置1に送信することもできる。
高齢者プローブ情報ファイル108は、高齢者に配布された高機能携帯電話端末4からネットワーク2に送信され、通信I/F101を通じて受信したプローブ情報を格納する。図6は、高齢者プローブ情報ファイル108の格納データの例を説明するための図である。高機能携帯電話端末4から送信されるプローブ情報は、当該高機能携帯電話端末4の識別情報であるユーザーIDと、所定のタイミング毎に取得される当該高機能携帯電話端末4の現在位置(緯度(Lat)・経度(Long))と、当該現在位置の取得時刻とからなる。
このような高機能携帯電話端末4からのプローブ情報が、サーバ装置1において通信I/F101を通じて受信され、高齢者プローブ情報ファイル108に格納される。この高齢者プローブ情報ファイル108に格納されたプローブ情報が、高齢者の活動の状況を把握、分析するための主要データとなる。
集計レイヤー設定部109は、ネットワーク2に接続された管轄自治体の担当者が使用するパーソナルコンピュータなどからの指示情報を受け付けて、ユーザーが目的とする集計レイヤーを設定する。例えば、受け付けた設定情報が、「時間帯別、地区別、高齢者別」にプローブ情報を集計することを指示するものであったとする。この場合、集計レイヤー設定部109は、「時間帯別、地区別、高齢者別」に各高齢者の位置を把握する集計処理を行うための集計レイヤーを設定する。これは一例であり、集計レイヤー設定部109は、受け付けた設定情報に基づいて、種々の集計レイヤーを設定できる。また、集計レイヤー設定部109は、1度に複数の集計レイヤーを設定することも可能である。
集計処理部110は、集計レイヤー設定部109によって設定された集計レイヤーに基づいて、高齢者プローブ情報ファイル108に蓄積されたプローブ情報の集計処理を行う。この場合、集計処理部110は、高齢者DB105の各高齢者の固定的な属性情報や高齢者変動情報ファイル107の各高齢者の変動的な属性情報を用いて、設定された集計レイヤーに応じた切り口の集計処理を実行する。これにより、自治体の担当者が想定した種々の切り口(集計の条件)で集計処理を行うことができ、高齢者の活動状況を的確に分析することが可能となる。
このような構成を有するサーバ装置1は、上述もしたように、配信情報ファイル106に蓄積されている例えば自治体のWebページを、ネットワーク2を通じてアクセスしてきたデジタルフォトフレーム3に対して提供できる。また、この実施の形態のサーバ装置1は、配信情報ファイル106に蓄積された例えばイベントの開催予定や施設の開設予定の画像情報である広報情報を、ネットワーク2を通じて各家庭のデジタルフォトフレーム3に配信し、住民に提供できる。
そして、サーバ装置1は、高機能携帯電話端末4を配布した高齢者の固定的な属性情報を管理すると共に、高機能携帯電話端末4からのプローブ情報や高齢者の変動性の属性情報の提供を受けて、これらを蓄積する。そして、サーバ装置1は、例えば、通信I/F101を通じて受け付ける自治体の担当者のパーソナルコンピュータからの設定情報に基づいて、集計レイヤーを設定する。この後、サーバ装置1は、当該集計レイヤーに応じた集計処理を、指示された時間範囲のプローブ情報を集計対象として実行できる。
なお、自治体の担当者は、デジタルフォトフレーム3を通じて例えばイベントの開催を広報した後、当該イベントの開催日の朝から夜に掛けての時間範囲をプローブ情報の集計範囲として指定するなどのことができる。これにより、当該イベントに対する高齢者の反応を種々の観点から集計し、その結果を分析できる。
[デジタルフォトフレーム3の構成例]
図7は、この実施の形態のデジタルフォトフレーム3の構成例を説明するためのブロック図であり、図8は、デジタルフォトフレーム3の後述する表示部に表示される広報情報の一例を示す図である。
図7において、通信I/F301は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機(デジタルフォトフレーム3)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク2に送出したりする。制御部302は、デジタルフォトフレーム3の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部302は、種々のアプリケーションプログラムの実行部としても機能する。
記憶装置303は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。操作部304は、デジタルフォトフレーム3に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部302に供給する。なお、操作部304に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。時間制御部305は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。
表示部306は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。また、表示部306の表示画面に貼付されたタッチパネル307は、表示画面に表示される情報と共に、いわゆるソフトウェアキーを構成する。したがって、制御部302は、タッチパネル307からのユーザーの指示位置を示す情報と当該指示位置に対応する表示部306の表示画面上に表示された情報とに基づいて、ユーザーからの指示入力が認識できるようになっている。
音声処理部308は、供給された音声データを音声信号に変換し、これをスピーカ309に供給する。これにより、スピーカ309は当該音声信号に応じた音声を放音する。また、外部インターフェース(以下、外部I/Fと記載する。)310は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のデジタルインターフェースである。外部I/F310は、GPSロガー5などの外部機器との接続を可能にし、当該外部機器との間でデータの送受を行えるようにする。
このような構成を有するデジタルフォトフレーム3は、ネットワーク2を通じてサーバ装置1にアクセスし、当該地域を管轄する自治体のWebページ等を、表示部306に表示して閲覧できる。もちろん、他の種々のWebページにアクセスしてこれを閲覧することもできる。また、サーバ装置1から提供されるイベントの開催情報等の画像データの広報情報の提供を受けて、これを表示部306に表示、当該デジタルフォトフレーム3が設置された家庭のユーザーに対して提供できる。
例えば、当該地域に居住する全ての高齢者の方々を対象とする無料健康診断を開催する場合には、図8に示すような広報情報が形成され、これがサーバ装置1を通じて各家庭のデジタルフォトフレーム3に配信される。デジタルフォトフレーム3では、図8に示したように、自機の表示部306に当該広報情報を表示し、住民、提供する。当該広報情報により、住民は、高齢者無料健康診断が、いつ、どこで開催されるのかを知ることができる。また、Webページや画像データ等と共に提供される音声データについても、音声処理部308において音声信号に変換し、スピーカ309を通じて放音することもできる。
そして、この例の場合には、当該広報情報が表示された表示部306の右下端部に表示された「OK」ボタンに住民の指等がタッチされることにより、当該広報情報を住民が見たことが確認できるまで表示が継続される。これにより、当該広報情報を確実に住民が見ることができる。そして、家族と同居の高齢者の場合には、高齢者が直接に当該広報情報を見ない場合でも、家族に教えられて当該健康診断(イベント)に参加できる。このように、この実施の形態のデジタルフォトフレーム3において重要な機能は、サーバ装置1からの広報情報(画像データ)を受信して、これを表示部306に表示してユーザーに提供できる点にある。これにより、自治体等からの重要な広報情報を確実に住民に提供できる。
この他、デジタルフォトフレーム3は、タッチパネル307を通じてユーザーからの指示入力を受け付けて、電子メールを作成して送信したり、自機宛ての電子メールを受信したりすることもできる。
[高機能携帯電話端末4の構成例]
図9は、この実施の形態の高機能携帯電話端末4の構成例を説明するためのブロック図である。また、図10は、高齢者の変動性の属性情報の入力を受け付ける入力画面の一例を示す図である。
図9において、無線通信部401は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機(高機能携帯電話端末4)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク2に送出したりする。制御部402は、高機能携帯電話端末4の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部402は、種々のアプリケーションプログラムの実行部としも機能する。
記憶装置403は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。なお、記憶装置403には、例えば、アドレス帳データ等の必要な情報も格納される。操作部404は、高機能携帯電話端末4に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部402に供給する。なお、操作部404に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。
時間制御部405は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。GPS部406およびGPSアンテナ406Aは、自機の現在位置を測位する。無線LAN部407および無線LANアンテナ407Aは、近隣の無線LAN用のアクセスポイントと無線通信を行って、当該無線LANに接続し、通信を行うためのものである。なお、高機能携帯電話端末4において、無線LAN部407および無線LANアンテナ407Aを通じて、通信可能な複数のアクセスポイントの識別情報を所定のサーバ装置に送信することにより、当該サーバ装置から自機の現在位置の提供を受けることもできる。
すなわち、高機能携帯電話端末4において、GPS部406及びGPSアンテナ406Aと、無線LAN部407および無線LANアンテナ407Aとは、現在位置取得手段としての機能を実現する。したがって、屋外では、GPS部406及びGPSアンテナ406Aを通じて現在位置を測位し、GPS部406を通じては現在位置を測位できない屋内などにおいては、無線LAN部407および無線LANアンテナ407Aを通じて現在位置を測位できる。
表示部408は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。また、表示部408の表示画面に貼付されたタッチパネル409は、表示画面に表示される情報と共に、いわゆるソフトウェアキーを構成する。したがって、制御部402は、タッチパネル409からのユーザーの指示位置を示す情報と当該指示位置に対応する表示部408の表示画面上に表示された情報とに基づいて、ユーザーからの指示入力が認識できるようになっている。
現在位置通知部410は、制御部402の制御の下、所定のタイミング毎に、現在位置と当該現在位置の取得時刻と、自機の識別情報であるユーザーIDからなるプローブ情報を形成し、これを無線通信部401、ネットワーク2を通じてサーバ装置1に送信する。なお、現在位置はGPS部406あるいは無線LAN部407を通じて取得するものである。また、取得時刻は現在位置の取得タイミングで時間制御部405から取得するものある。また、自機の識別情報であるユーザーIDは、例えば、記憶装置403に事前に登録されている。
通話処理部411は、制御部402の制御の下、無線通信部401を通じて受信する相手先からの音声データを復号して音声信号に変換し、これを受話器としてのスピーカ411Rに供給する。また、通話処理部411は、送話器としてのマイクロホン411Sによって収音したユーザーの音声を、音声データに変換し、無線通信部401を通じて相手先に送信する。
このような構成を有する高機能携帯電話端末4は、所定のタイミング毎に自機の現在位置、当該現在位置の取得時刻、自機の識別情報(ユーザーID)からなるプローブ情報を形成し、サーバ装置1に送信できる。また、高機能携帯電話端末4は、通常表示されている実行可能なアプリに応じたアイコンボタンが表示されている状態にあるときに、日々の健康状態に関する情報を入力、送信するためのアプリに対応するアイコンボタンが選択されたとする。この場合、当該選択されたアプリが実行され、例えば、図10に示すような高齢者の日々の健康状態を示す情報(変動性の属性情報)の入力画面が制御部402の制御により表示部408に表示される。この入力画面を通じて高齢者から日々の健康状態等の変動性の属性情報の入力を受け付けて、これをサーバ装置1に送信できる。
図10に示した入力画面の場合には、食事、睡眠、運動、会話(コミニケーション)、体調のそれぞれについての状態(レベル)の入力を受け付けるボタンが設けられている。高齢者は、自分の状態に応じたボタンの表示位置に指等を接触させることにより、自己の変動性の属性情報を入力できる。そして、最下端部に表示された「送信」ボタンを選択すると、入力した情報群に自機の識別情報が付加されてサーバ装置1に送信される。なお、この例の場合には、所定時間操作が行われなかった場合には、当該アプリを終了再生、元の画面表示に戻るようにされる。もちろん、「終了」ボタンを設け、これを選択した場合に、当該アプリを終了させるようにしてもよい。
もちろん、この実施の形態の高機能携帯電話端末4は、電話を掛けて通話を行ったり、インターネットに接続してWebページを閲覧したり、また、電子メールの送受信を行ったりすることができるなど、通常の高機能携帯電話端末が備える機能をも備えている。
[GPSロガー5の構成例]
図11は、この実施の形態のGPSロガー5の構成例を説明するためのブロック図である。図11において、制御部501は、GPSロガー5の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。操作部502は、GPSロガー5に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部501に供給する。なお、操作部502に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや蓄積データの転送などの基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。
時間制御部503は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。GPS部504およびGPSアンテナ504Aは、自機の現在位置を測位する。記憶装置505は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、制御部501の制御の下、ログ情報の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。また、外部I/F506は、例えば、USB規格のデジタルインターフェースである。外部I/F506は、デジタルフォトフレーム3などの外部機器との接続を可能にし、当該外部機器との間でデータの送受を行えるようにする。
このような構成を有するGPSロガー5は、所定のタイミング毎に自機の現在位置、当該現在位置の取得時刻からなるログ情報を形成し、これを記憶装置505に蓄積できる。そして、外部I/F506を通じてGPSロガー5を例えばデジタルフォトフレーム3に接続し、操作部502を通じてデータのアウトプットを指示する。この場合、制御部501は、記憶装置505に蓄積されているログ情報を読み出して、自機の識別情報を付加し、これを外部I/F506を通じてデジタルフォトフレーム3に出力する。
これにより、デジタルフォトフレーム3は、GPSロガーからログ情報の提供を受けて、ネットワーク2を通じてサーバ装置1に送信できる。このように、GPSロガー5を用いることにより、高機能携帯電話端末4を用いない場合でも、高機能携帯電話端末4を通じてサーバ装置1が収集するプローブ情報と同等の内容を有するログ情報をサーバ装置1が収集できる。しかし、GPSロガー5では、高機能携帯電話端末4のように高齢者の日々の健康状態に関する情報など、変動性の属性情報をサーバ装置1に送信することはできない。
[高機能携帯電話端末4とサーバ装置1の処理]
次に、この実施の形態の地域活性化度モニターシステムの主要な構成機器である高機能携帯電話端末4とサーバ装置1における主要な処理について、フローチャートを参照しながら説明する。
[高機能携帯電話端末4の基本処理]
図12は、高機能携帯電話端末4で実行される基本処理について説明するためのフローチャートである。電源が投入された高機能携帯電話端末4の制御部402は、図12のフローチャートに示す処理を実行する。そして、制御部402は、記憶装置403に用意されている情報を用いて、実行可能なアプリに対応したアイコンボタンを並べた所定のメニュー画面(初期画面)を形成し、これを表示部408に表示する(ステップS101)。
この後、制御部402は、タッチパネル409を通じて、ユーザーからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS102)、有効な操作入力を受け付けたか否かを判別する(ステップS103)。ステップS103の判別処理において、有効な操作入力を受け付けていないと判別したときには、制御部402は、ステップS102からの処理を繰り返す。また、ステップS103の判別処理において、有効な操作入力を受け付けたと判別したときには、当該操作入力により選択されたアイコンボタンに対応するアプリを実行する(ステップS104)。
このステップS104で実行されるアプリには、高齢者の日々の健康状態を示す情報(変動性の属性情報)の入力を受け付けて、サーバ装置1に送信するためのアプリや、電話を掛けるためのアプリ、電子メールアプリ、Webブラウザなど種々のものがある。このようにして、高齢者は、自分に配布された高機能携帯電話端末4において、目的とする処理を簡単に実行させ、その機能を利用できる。
[高機能携帯電話端末4のプローブ情報送信処理]
図13は、高機能携帯電話端末4で実行されるプローブ情報送信処理について説明するためのフローチャートである。この図13のフローチャートに示す処理は、制御部402により、例えば、30秒毎、1分毎、2分毎などというように、所定のタイミング毎に自機の現在位置を取得して、これを含むプローブ情報を生成し、サーバ装置1に送信可能なタイミング毎に実行される。
そして、図13に示す処理が実行されると、制御部402は、まず、GPS部406を制御して、自機の現在位置を取得し(ステップS201)、現在位置が取得できたか否かを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別処理において、現在位置が取得できたと判別したときには、制御部402は、時間制御部405から現在時刻を取得する(ステップS203)。
この後、制御部402は、ステップS201で取得した現在位置と、ステップS203で取得した現在時刻(現在位置の取得時刻)と、自機の識別情報(ユーザーID)を含み、サーバ装置1に送信するためのプローブ情報を作成する(ステップS204)。そして、制御部402は、作成したプローブ情報を、無線通信部401を通じてサーバ装置1に送信し(ステップS205)、この図13に示す処理を終了する。そして、制御部402は、図13に示した処理の次の実行タイミングを待つ。
なお、図13においては、GPS部406だけを用いる場合を説明したが、これに限るものではない。例えば、GPS部406を通じて自機の現在位置が取得できなかった場合には、携帯位置情報サーバ装置6からの位置情報を用いたり、あるいは、無線LAN部407を通じて取得するアクセスポイントに基づく、現在位置の取得処理を行って、自機の現在位置を取得したりすることも可能である。
このように、この実施の形態の高機能携帯電話端末4は、図12に示した処理により、高齢者の日々の健康状態を示す情報(変動性の属性情報)の入力を受け付けて、サーバ装置1に送信するためのアプリを実行できる。そして、高機能携帯電話端末4は、高齢者の変動性の属性情報の入力を受け付けて、これをサーバ装置1に送信できる。また、図13に示した処理により、所定のタイミング毎に高齢者の現在位置や当該現在位置の取得時刻を含むプローブ情報を形成し、これをサーバ装置1に送信できる。
[サーバ装置1の集計処理]
図14は、サーバ装置1で実行される集計処理について説明するためのフローチャートである。この図14のフローチャートに示す処理は、サーバ装置1の制御部102が通信I/F101を通じて、集計処理についての指示情報を受け付けた場合に、制御部102において実行される。当該設定情報は、集計するプローブ情報の時間範囲と、集計レイヤーを設定するための情報を含むものである。
そして、図14に示す処理が実行されると、制御部102は集計レイヤー設定部109を制御して、受信した指示情報に基づき、集計するプローブ情報の時間範囲を設定する(ステップS301)。例えば、図8に示したイベントの広報情報の提供に応じて、高齢者の活動状況を分析する場合には、時間範囲として、2012年7月10日5時〜2012年7月10日19時などのように、集計対象とするプローブ情報の時間範囲を設定する。
次に、制御部102は集計レイヤー設定部109を制御して、受信した指示情報に基づき、1つ以上の集計レイヤーを設定する(ステップS302)。そして、制御部102は集計処理部110を制御して、ステップS302で設定された集計レイヤーに応じて、高齢者プローブ情報ファイル108に蓄積されているプローブ情報の集計処理を実行する(ステップS303)。このステップS303では、高齢者DB105の固定的な属性情報や高齢者変動情報ファイル107の変動性の属性情報が参照される。そして、ステップS303の集計処理の結果が、通信I/F101およびネットワーク2を通じて、集計のための指示情報を送信してきた自治体の担当者のパーソナルコンピュータなどに送信される(ステップS304)。そして、この図14に示す処理が終了する。
そして、図14に示したステップS302において、指示情報に応じて設定される集計レイヤーには、例えば、図14のステップS302の右側に示したものが上げられる。すなわち、図14において、第1のレイヤーは、時間帯別、地区別、高齢者別の位置を集計することを指示するものである。この第1のレイヤーによる集計結果によって、各地区の高齢者が移動開始する時間帯が分かる。また、高齢者が移動しない地区、すなわち、今回のイベントには反応しない地区が分かる。
また、第2のレイヤーは、天候、時間帯、地区、高齢者別の移動距離を移動手段別に集計することを指示するものである。なお、時間帯毎の移動距離は、その時間帯のプローブ情報の現在位置(緯度、経度)のそれぞれを地図情報上にプロットすることにより把握できる。そして、当該把握した移動距離を移動するのにかかった時間で割り算することによりその移動区間の移動速度が分かる。この算出した移動速度に応じて移動手段が判別できる。
すなわち、算出した移動速度が、例えば、時速5km未満であれば移動手段は徒歩であり、時速5km以上かつ時速30km未満であれば移動手段は自転車であると判別できる。また、移動速度が時速30km以上であって、把握した移動経路が鉄道軌道上を通ることもなく、把握した移動状態がバス停で停止することもない場合には、移動手段は自動車であると判別できる。
また、移動速度が時速30km以上であって、把握した移動経路が鉄道軌道上を通っている場合には、移動手段は電車であると判別できる。また、移動速度が時速30km以上であって、把握した移動状態がバス停で停止する態様(パターン)になっている場合には、移動手段はバスであると判別できる。
なお、移動経路が道路か鉄道軌道上かは、プローブ情報の現在位置に基づいて、地図情報を参照することにより把握できる。また、移動経路が道路上である場合に、移動手段が自動車かバスかの区別は、移動速度の変化点を地図情報やPOI情報に基づいて確認し、当該変化点がバス停であるか否かに応じて区別できる。なお、地図情報やPOI情報は、サーバ装置1が備えていてもよいし、提供サーバ装置7等の外部サーバ装置から取得してもよい。
そして、第2のレイヤーによる集計結果によって、例えば、イベント開催日が雨天であって、イベント開催場所からより離れた地区の高齢者の参加率が、イベント開催場所に近い地区の高齢者よりも高かったとする。この場合、イベント開催場所からより離れた地区の高齢者が自動車で移動していることが分かれば、イベント開催日が雨天であっても、自動車で移動する可能性が高い、イベント開催場所から離れた地区の高齢者の参加率が高くなることが分かる。逆にイベント開催場所に近い地区の高齢者は、徒歩で移動する場合が多く、参加率が下がるといった特異な現象を把握することが可能となる。また、天候が崩れる前の時間帯により多くの高齢者が移動を開始したり、雨が降り出したら自宅に引き返す高齢者が多くなったりするなどといった細かな現象の把握も可能となる。
また、第3のレイヤーは、第1のレイヤーに加えて、更に高齢者の年齢、性別、疾病、体調等の別に集計することを指示するものである。また、第4のレイヤーは、第2のレイヤーに加えて、更に高齢者の年齢、性別、疾病、体調等の別に集計することを指示するものである。このように、考慮する属性情報を細かく指示して集計レイヤーを設定することによって、プローブ情報の決め細かな集計と、その結果に基づく詳細な分析が可能となる。
[実施の形態の効果]
このように、この実施の形態の地域活性化度モニターシステムの場合には、高齢者が所持する高機能携帯電話端末4からのプローブ情報を、高齢者の固定的な属性情報や変動性の属性情報に基づく種々の集計レイヤー毎に集計処理を行うことができる。これにより、当該地域に居住する全ての高齢者を調査の対象とし、当該地域の高齢者の活動状況を種々の観点から把握し、分析できる。すなわち、調査の対象者を的確に特定した上で、社会科学的に広範な調査を調査対象者に負荷をかけることなく行える。
具体的には、実施したイベント等の効果を測定するためどの地区からどの時間帯にどの属性の誰がイベント等に参加したかまでを把握し、効果が薄ければ対応策をとることができる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、高齢者は主に高機能携帯電話端末4を用いるものとして説明したが、高機能携帯電話端末4に替えてGPSロガー5を用いるようにしてもよい。但し、GPSロガー5を用いた場合には、リアルタイムな活動状況をモニターできない点、また、変動性の属性情報を収集できない点で、高機能携帯電話端末4を用いる場合と異なることを考慮する必要がある。
また、上述した実施の形態では、調査対象者が高齢者である場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、調査の目的に応じて、調査対象者は種々に変更可能である。すなわち、高機能携帯電話端末4やGPSロガー5を配布する配布先を、例えば、小学生や中学生や高校生に限定したり、20代以上の女性に限定したり、20代以上の男性に限定したりするなどのことが可能である。
また、上述した実施の形態では、各家庭に配布したデジタルフォトフレーム3を通じてイベントの開催や施設の開設などの広報情報を配信するものとして説明したが、これに限るものではない。種々の広報情報は、各高齢者が持つ高機能携帯電話端末4に配信するようにしてもよい。但し、GPSロガー5を高齢者に配布する場合には、広報情報の配信は、デジタルフォトフレーム3を通じて行うことが望ましい。もちろん、広報情報の伝達は、チラシなどの紙媒体で行ったり、有線の音声放送(各地に設けられた拡声器から案内音声を放音する方法)により行ったりしてもよい。
このように、広報情報の伝達は、デジタルフォトフレーム、紙媒体、音声媒体等を通じて行うことができる。しかたがって、地域活性化度モニターシステムは、ネットワーク2を通じて接続されるサーバ装置1と高齢者に配布される高機能携帯電話端末4とにより構成されるものが最小構成となる。
また、別の例として、待機児童やいわゆる引きこもりの方、あるいは、障害者の方に、高機能携帯電話端末4やGPSロガー5を配布する。そして、上述した実施の形態のように、各家庭のデジタルフォトフレーム3を通じて、あるいは、高機能携帯電話端末4に対して直接に、あるいは、チラシや回覧板などの紙媒体を用いてイベント開催等の広報を行う。この後、高機能携帯電話端末4からのプローブ情報やGPSロガー5からのログ情報を収集して、種々のレイヤーを設定して分析することにより、当該イベント等に関する移動の状況も種々の観点からモニターできる。これにより、待機児童や引きこもりの方、あるいは、障害者の方に対する対策を行った場合の状況についても適切にモニターできる。すなわち、種々の方を調査対象とする場合に、この発明を用いることができる。
また、上述した実施の形態で用いた集計レイヤー等は一例であり、種々の集計レイヤーを設定することが可能である。このため、設定する集計レイヤーを想定し、サーバ装置1が備える調査対象者に関する情報を蓄積するデータベースに対して、必要となる種々の属性情報を記憶させることが可能である。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、高機能携帯電話端末4のGPS部406や無線LAN部407が、あるいは、GPSロガー5のGPS部504が、携帯端末装置の現在位置取得手段としての機能を実現している。また、高機能携帯電話端末4の時間制御部405やGPSロガー5の時間制御部503が、携帯端末装置の現在時刻提供手段としての機能を実現している。また、高機能携帯電話端末4の現在位置通知部410やGPSロガー5の制御部501及び外部I/F506が、プローブ情報提供手段としての機能を実現している。また、高機能携帯電話端末4の制御部402、表示部408、タッチパネル409が協働して携帯端末装置の受付手段としての機能を実現し、高機能携帯電話端末4の制御部402と無線通信部401とが協働して変動情報提供手段としての機能を実現している。
また、サーバ装置の高齢者DB105がサーバ装置の記憶手段としての機能を実現し、サーバ装置1の高齢者プローブ情報ファイル108が蓄積手段としての機能を実現している。また、サーバ装置1の集計レイヤー設定部109が、サーバ装置の設定手段の機能を実現し、サーバ装置1の集計処理部110がサーバ装置の集計手段としての機能を実現している。また、サーバ装置1の高齢者変動情報ファイル107がサーバ装置の変動報蓄積手段としての機能を実現している。
また、主に上述した図13、図14のフローチャートを用いて説明した処理が、この発明の地域活性化度モニター方法に対応している。
1…サーバ装置(地域活性化度モニターサーバ装置)、101…通信I/F、102…制御部、103…記憶装置、104…フォトフレームDB、105…高齢者DB、106…配信情報ファイル、107…高齢者変動情報ファイル、108…高齢者プローブ情報ファイル、109…集計レイヤー設定部、110…集計処理部、2…ネットワーク、3…デジタルフォトフレーム、301…通信I/F、302…制御部、303…記憶装置、304…操作部、305…時間制御部、306…表示部、307…タッチパネル、308…音声処理部、309…スピーカ、4…高機能携帯電話端末、401…無線通信部、402…制御部、403…記憶装置、404…操作部、405…時間制御部、406…GPS部、406A…GPSアンテナ、407…無線LAN部、407A…無線LANアンテナ、408…表示部、409…タッチパネル、410…現在位置通知部、411…通話処理部、411R…受話器(スピーカ)、411S…送話器(マイクロホン)、5…GPSロガー、501…制御部、502…操作部、503…時間制御部、504…GPS部、504A…GPSアンテナ、505…記憶装置、506…外部I/F、6…基地局、7…提供サーバ装置(気象情報等提供サーバ装置)

Claims (8)

  1. 複数のユーザーのそれぞれに配布される携帯端末装置と、ネットワークに接続されたサーバ装置とからなり、前記複数のユーザーのそれぞれに対しては、広報情報提供手段を通じて、イベントの開催時間と開催場所とを含む広報情報を提供する地域活性化度モニターシステムであって、
    前記携帯端末装置は、
    自機の現在位置を示す情報を取得する現在位置取得手段と、
    現在時刻を提供する現在時刻提供手段と、
    前記現在位置取得手段からの現在位置と前記現在時刻提供手段からの現在時刻と自機の識別情報とを含むプローブ情報を形成し、前記ネットワークを通じて、前記サーバ装置に送信するプローブ情報提供手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末装置を携帯するユーザーの属性情報と前記携帯端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記携帯端末装置からの前記プローブ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受信した前記プローブ情報から、前記広報情報に含まれるイベントの前記開催時間と前記開催場所に応じたプローブ情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報と前記記憶手段の前記属性情報とに基づいて、前記広報情報提供手段を通じて提供された前記広報情報によって広報されたイベントに起因する、前記属性情報に応じた活性化度を把握できるように集計処理する集計手段と
    を備えることを特徴とする地域活性化度モニターシステム。
  2. 請求項1に記載の地域活性化度モニターシステムであって、
    前記サーバ装置の前記集計手段は、前記記憶手段の前記属性情報に応じて設定される条件である集計レイヤーに応じて、前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報を集計処理することを特徴とする地域活性化度モニターシステム。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の地域活性化度モニターシステムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記受信手段を通じて受信した前記プローブ情報を蓄積する蓄積手段を備え、
    前記集計手段は、前記蓄積手段に蓄積された前記プローブ情報の前記現在位置の変化に応じた移動距離と前記現在時刻の変化に応じた移動時間とにより移動速度を求め、当該移動速度に応じて移動手段を特定し、移動手段を考慮して設定される条件である集計レイヤーに応じて、前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報を集計処理することを特徴とする地域活性化度モニターシステム。
  4. 請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の地域活性化度モニターシステムであって、
    前記携帯端末装置は、
    ユーザーの変動性の属性情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記変動性の属性情報と自機の識別情報とを対応付けて、前記ネットワークを通じて、前記サーバ装置に送信する変動情報提供手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを受信する変動情報受信手段と、
    前記変動情報受信手段を通じて受信した前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを対応付けて蓄積する変動情報蓄積手段と
    を備え、
    前記集計手段は、前記変動情報蓄積手段に蓄積された前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを考慮して、前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報を集計処理することを特徴とする地域活性化度モニターシステム。
  5. 複数のユーザーのそれぞれに配布される携帯端末装置と、ネットワークに接続されたサーバ装置とからなり、前記複数のユーザーのそれぞれに対しては、広報情報提供手段を通じて、イベントの開催時間と開催場所とを示す情報を含む広報情報を提供する地域活性化度モニターシステムの前記サーバ装置であって、
    前記携帯端末装置は、自機の現在位置と現在時刻と自機の識別情報とを含むプローブ情報を形成し、前記ネットワークを通じて、当該サーバ装置に送信してくるものであり、
    前記携帯端末装置を携帯するユーザーの属性情報と前記携帯端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記携帯端末装置からの前記プローブ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受信した前記プローブ情報から、前記広報情報に含まれるイベントの前記開催時間と前記開催場所に応じたプローブ情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報と前記記憶手段の前記属性情報とを用いて、前記広報情報提供手段を通じて提供された前記広報情報によって広報されたイベントに起因する、前記属性情報に応じた活性化度を把握できるように集計処理する集計手段と
    を備える地域活性化度モニターシステムのサーバ装置。
  6. 請求項5に記載の地域活性化度モニターシステムのサーバ装置であって、
    前記携帯端末装置は、ユーザーから受け付けた変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを対応付けて、前記ネットワークを通じて、当該サーバ装置に送信してくるものであり、
    前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを受信する変動情報受信手段と、
    前記変動情報受信手段を通じて受信した前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを対応付けて蓄積する変動情報蓄積手段
    を備え、
    前記集計手段は、前記変動情報蓄積手段に蓄積された前記変動性の前記属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを考慮して、前記抽出手段で抽出した前記プローブ情報を集計処理することを特徴とする地域活性化度モニターシステムのサーバ装置。
  7. 複数のユーザーのそれぞれに配布される携帯端末装置と、ネットワークに接続されたサーバ装置とからなり、前記複数のユーザーのそれぞれに対しては、広報情報提供手段を通じて、イベントの開催時間と開催場所とを示す情報を含む広報情報を提供するシステムを通じて行う地域活性化度モニター方法であって、
    前記携帯端末装置においては、
    現在位置取得手段から自機の現在位置を示す情報を取得する現在位置取得工程と、
    現在時刻提供手段から現在時刻を取得する健在時刻取得工程と、
    プローブ情報提供手段が、前記現在位置と前記現在時刻と自機の識別情報とを含むプローブ情報を形成し、前記ネットワークを通じて、前記サーバ装置に送信するプローブ情報提供工程と
    を有し、
    前記サーバ装置においては、
    前記携帯端末装置を携帯するユーザーの属性情報と前記携帯端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶しており、
    前記携帯端末装置からの前記プローブ情報を、受信手段を通じて受信する受信工程と、
    抽出手段が、前記受信工程を通じて受信した前記プローブ情報から、前記広報情報に含まれるイベントの前記開催時間と前記開催場所に応じたプローブ情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程で抽出した前記プローブ情報と前記記憶手段の前記属性情報とにより、集計手段が、前記広報情報提供手段を通じて提供された前記広報情報によって広報されたイベントに起因する、前記属性情報に応じた活性化度を把握できるように集計処理する集計工程と
    を有することを特徴とする地域活性化度モニター方法。
  8. 請求項7に記載の地域活性化度モニター方法であって、
    前記携帯端末装置においては、
    受付手段を通じて、ユーザーの変動性の属性情報の入力を受け付ける受付工程と、
    変動情報提供手段が、前記受付工程において受け付けた前記変動性の属性情報と自機の識別情報とを対応付けて、前記ネットワークを通じて、前記サーバ装置に送信する変動情報提供工程と
    を有し、
    前記サーバ装置においては、
    変動情報受信手段を通じて、前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを受信する変動情報受信工程と、
    前記変動情報受信工程を通じて受信した前記携帯端末装置からの前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを対応付けて変動情報蓄積手段に蓄積する変動情報蓄積工程と
    を有し、
    前記集計工程においては、前記変動情報蓄積手段に蓄積された前記変動性の属性情報と前記携帯端末装置の識別情報とを考慮して、前記抽出手段で抽出された前記プローブ情報を集計処理することを特徴とする地域活性化度モニター方法。
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