JP5638917B2 - ワイパブレード - Google Patents

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本発明は、例えば車両のフロントガラスを払拭するためのワイパブレードに関するものである。
車両用ワイパは、ワイパモータの駆動に基づいて作動するワイパアームと、そのワイパアームの先端部に支持されたワイパブレードとから構成されている。ワイパブレードにおいて、例えば特許文献1に示されるものでは、ワイパアームの先端部に長手方向中央が連結されるホルダ部材(レバー)と、そのホルダ部材に保持され払拭面を払拭するブレードラバーと、所定の剛性を有するとともに中央部が払拭面とは反対側に向けて凸状に湾曲形成され、ブレードラバーの長手方向に形成された取付溝に嵌入されたバネ材からなるバッキングとを備えている。ホルダ部材の長手方向両端部にはそれぞれ、幅方向(払拭方向)で対をなす一対の保持爪を有する保持部が形成されており、各保持部の保持爪にてブレードラバーの上部の基部が幅方向に把持されている。ブレードラバーは各保持部よりも長手方向に突出され、その突出部分はバッキングの弾性力にて払拭面の湾曲に自由に追従する追従端部として構成されている。このようなワイパブレードでは、複数のレバーを階層構造で連結したホルダ部材がブレードラバーと同等な長さのワイパブレードに対して、ワイパブレード高さを低く抑えることができ運転視界の妨げを防止できるとともに、部品点数を低減して安価なものとすることができる点で有利である。
特開2005−22632号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなワイパブレードでは、例えばフロントガラスの払拭時においてブレードラバーの追従端部に引っ掛かりが生じて該追従端部を幅方向に曲げるような力が加わった場合、その荷重をホルダ部材の両端部に設けられた保持爪で受けるようになっている。そのため、保持爪の剛性を十分に高く設定する必要があり、その制約を受けてホルダ部材の設計自由度が低下していた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ホルダ部材の保持部に掛かる荷重を小さく抑えることができるワイパブレードを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、払拭面を払拭するブレードラバーと、所定の剛性を有するとともに中央部が前記払拭面とは反対側に向けて凸状に湾曲形成され、前記ブレードラバーの長手方向に形成された取付溝に嵌入されたバネ材からなるバッキングと、ワイパアームの先端部に長手方向中央が連結されるとともに、前記ブレードラバーの長手方向両側に向けて延びる第1端側及び第2端側の部位にそれぞれ設けられた第1保持部及び第2保持部にて前記ブレードラバーの基部を保持する長尺状のホルダ部材とを備え、前記ホルダ部材は、前記ブレードラバーの前記基部の上面と対向する上壁部と、該上壁部の幅方向両側からそれぞれ下方に延びて互いに対向形成された側壁部とを有し、前記第1保持部及び第2保持部は、前記第1端側及び第2端側の部位のそれぞれの各側壁部から下方に延びる挟持壁部の先端が幅方向内側に延びる保持片を有し、前記ブレードラバーを前記ホルダ部材の前記第1保持部及び第2保持部よりも長手方向に突出させて前記払拭面の湾曲に追従させる追従端部を構成したワイパブレードであって、前記ホルダ部材は、前記第1保持部及び前記第2保持部の少なくとも一方から長手方向外側に延出形成され前記追従端部の両側面にそれぞれ当接する一対の当接壁部と、前記各挟持壁部を連結するとともに前記ブレードラバーの前記基部の上面と当接する架設部とを有することを特徴とする。
この発明では、例えば払拭面の払拭時においてバッキングが装着されたブレードラバーの追従端部(ブレードラバーの長手方向端部)に引っ掛かりが生じて該端部を幅方向に曲げるような力が加わったとき、その荷重は主に、ホルダ部材の第1保持部(又は第2保持部)よりも長手方向外側、即ち第1端側(又は第2端側)に位置する当接壁部に加わる。これにより、ホルダ部材の保持部に掛かる荷重を小さく抑えることができ、その結果、ホルダ部材の設計自由度の向上に寄与できる。また、ブレードラバーの追従端部に掛かる幅方向両側(払拭方向)への荷重にそれぞれ対応して当接壁部が一対設けられるため、ホルダ部材の保持部に掛かる荷重をより好適に抑制することができる。
また、第1保持部及び第2保持部の各挟持壁部をブレードラバーの基部の上面と当接する架設部で連結している。これにより、対向する挟持壁部及び保持片の間隔が開くのを防止できる。また、架設部と挟持壁部と保持片とでブレードラバーの基部を囲うように保持するため、その基部の姿勢を維持させやすくなり、その結果、ブレードラバーのより安定した保持が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパブレードにおいて、前記当接壁部は、前記追従端部における前記ブレードラバーの前記基部に当接するように構成されたことを特徴とする。
この発明では、ブレードラバーの追従端部に幅方向の荷重が掛かった際の当接壁部と追従端部との当接は、ゴム材であるブレードラバーとの当接としているため、バネ材からなるバッキングに当接させる構成に比べて当接時の音発生を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイパブレードにおいて、前記保持片は、前記ブレードラバーの前記取付溝よりも前記払拭面側に形成された保持溝内に向けて前記各挟持壁部の先端から延出形成されたことを特徴とする。
この発明では、ブレードラバーは、その基部が第1及び第2保持部の各挟持壁部にて幅方向両側から挟持されるとともに、該ブレードラバーの保持溝には、第1及び第2保持部の各保持片が挿通される。このため、ホルダ部材に対してブレードラバーを安定して保持させることが可能となる。
また、第1保持部及び第2保持部の各挟持壁部をブレードラバーの基部の上面と当接する架設部で連結している。これにより、対向する挟持壁部及び保持片の間隔が開くのを防止して保持片の保持溝内への挿通状態を維持できる
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方は、その前記上壁部及び前記各側壁部が長手方向外側に向けて延出され、その延出部分の前記上壁部及び前記各側壁部にて一対の前記当接壁部が互いに連結されたことを特徴とする。
この発明では、一対の当接壁部は、長手方向外側に向けて延出された上壁部及び各側壁部にて互いに連結される。即ち、第1及び第2保持部の少なくとも一方の長手方向外側部位は、上壁部、各側壁部及びその側壁部と繋がる当接壁部とから払拭面側に開口する断面略U字状をなすため、当接壁部の強度がより一層向上されるとともに、ホルダ部材の外観見栄えも向上することができる。
従って、上記記載の発明によれば、ホルダ部材の保持部に掛かる荷重を小さく抑えることができる。
本実施形態の車両用ワイパの斜視図。 (a)ワイパブレードの平面図、(b)ワイパブレードの側面図。 (a)図2(b)におけるA−A断面図、(b)図2(b)におけるB−B断面図。 (a)比較例における追従端部に荷重が掛かったときの保持部付近の状態を示す断面図、(b)本実施形態における追従端部に荷重が掛かったときの保持部付近の状態を示す断面図。 別例のワイパブレードを示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、自動車のフロントガラスの払拭面Gに付着した雨滴等を払拭する車両用ワイパ10を示す。車両用ワイパ10は、車両(図示略)に連結されたワイパアーム11と、そのワイパアーム11の先端部に支持され払拭面Gに接触配置されるワイパブレード12とから構成されている。ワイパブレード12は、ワイパモータ(図示略)の駆動に基づくワイパアーム11の作動にて往復揺動し、払拭面G上の払拭を行うものである。尚、ワイパブレード12は、ワイパアーム11に設けられたスプリング(図示略)にて払拭面Gに押圧されるようになっている。
図1及び図2(a)(b)に示すように、ワイパブレード12は、長尺状のホルダ部材13と、ホルダ部材13に保持されたゴム材よりなるブレードラバー14とから構成されている。ブレードラバー14は、ホルダ部材13よりも長い長尺状をなし、払拭面Gを払拭するためのものである。ホルダ部材13はブレードラバー14をその長手方向中間部で保持しており、ホルダ部材13の長手方向両端(第1端13a及び第2端13b)からそれぞれブレードラバー14が突出している。
樹脂材料よりなるホルダ部材13は、上壁部21と、幅方向(払拭方向であって、長手方向と直交する方向)で対をなす側壁部22とを有し、その上壁部21と側壁部22とがホルダ部材13の外観を構成している。また、ホルダ部材13の長手方向直交断面は、上壁部21と側壁部22とから全体的に払拭面G側に開口する略U字状に形成されている。図2(b)に示すように、上壁部21は、長手方向両端部に向かうにつれて下方(払拭面G側)になだらかに湾曲しており、ホルダ部材13の長手方向両端部は、側面視において先細りするような形状をなしている。
ホルダ部材13の長手方向中央部には、図2(a)に示す平面視において、長手方向が長辺となる長方形状の開口部23が形成されている。開口部23の幅方向の対向壁部23a間には、円柱状の連結軸24が掛け渡されるようにして固定されている。尚、対向壁部23aは、ホルダ部材13の側壁部22の一部を構成している。開口部23には、ワイパアーム11の先端部との連結を図るための図1に示す連結部材25が嵌挿され、連結軸24に対して回動可能に装着される。一方、ワイパアーム11の先端部は、払拭面G側が自由端のUフック状に形成されており、その先端部は、開口部23に装着された連結部材25を介して連結軸24に係止され、連結部材25に対して着脱可能となっている。
ホルダ部材13は、長手方向一端(第1端13a)の近傍に第1保持部31を、長手方向他端(第2端13b)の近傍に第2保持部32をそれぞれ有している。第1及び第2保持部31,32は互いに同様の構成からなり、ブレードラバー14を幅方向に把持するように構成されている。詳しくは、図3(a)に示すように、各保持部31,32は、各側壁部22から下方(払拭面G側)に延びて互いに対向し、幅方向で対をなす挟持壁部33と、その挟持壁部33の先端から幅方向内側(ブレードラバー14の保持溝41c内)に延びる保持片34とから構成されている。また、断面略U字状のホルダ部材13の内部において、各保持部31,32の各挟持壁部33間には、幅方向に掛け渡された架設部35が形成されている。尚、前記上壁部21及び各側壁部22も各保持部31、32の一部を構成している。
一方、ブレードラバー14の上部(反払拭面側の部位)には、各保持部31,32に保持される基部41が長手方向全体に亘って形成されている。基部41の幅方向両側面にはそれぞれ、長手方向に延びる取付溝41aが形成されている。この各取付溝41aには、所定の剛性を有して長手方向中央部が払拭面Gとは反対側に向けて凸状に湾曲形成された平板状のバネ材料よりなるバッキング42が嵌め込まれている。バッキング42は、ワイパアーム11より受ける払拭面Gへの押圧力を長手方向に分散させる役目を果たすものである。また、ブレードラバー14の両端部には、バッキング42の脱落防止用の樹脂製のキャップ43が装着されている。
ブレードラバー14の基部41は、各保持部31,32において架設部35、挟持壁部33及び保持片34の内側の収容空間に収容されている。そして、基部41の上面41bは架設部35と、基部41の幅方向側面は挟持壁部33と、基部41の下面は、保持片34とそれぞれ当接し、これにより、基部41が各保持部31,32にて囲われるように保持されるようになっている。尚、保持片34は、ブレードラバー14の幅方向両側において取付溝41aよりも払拭面G側の位置に形成された保持溝41cにそれぞれ挿通されている。また、ブレードラバー14のホルダ部材13からの長手方向への抜けを防止するため、基部41の上面41bには、第1保持部31(又は第2保持部32)の架設部35の長手方向両側に位置して肉盛りされた一対の突出部(図示略)が形成されている。
また、ブレードラバー14は、図3(a)(b)に示すように、基部41の下面から薄肉状のネック部41dを介して延出された断面逆三角形状の払拭部44を有している。そして、払拭部44の下端が払拭面Gと接触する状態でワイパブレード12が動作することで払拭面Gが払拭される。
また、図1及び図2に示すように、ブレードラバー14は、ホルダ部材13の各保持部31,32よりも更に長手方向外側に向かってそれぞれ突出しており、その突出部分は取付溝41aに嵌め込まれたバッキング42と共に払拭面Gの湾曲に自由に湾曲追従する追従端部Xを構成している。即ち、ブレードラバー14の各追従端部Xは、ホルダ部材13にて保持されない自由端であるが、バッキング42の弾性力にて払拭面Gの湾曲に追従するようになっている。尚、各保持部31,32は、ブレードラバー14の長手方向を略3等分する位置に配置されるようホルダ部材13に設けられている。
尚、図2(b)に示すように、ホルダ部材13の長手方向中間部分において、側壁部22とブレードラバー14の基部41の上面41bとの間には間隙Sが設けられている。これにより、バッキング42が装着されたブレードラバー14の追従端部Xが払拭面Gに湾曲追従した際に、ブレードラバー14の中央部の上面が凸状に突出することを妨げないように(湾曲追従を妨げないように)間隙Sが機能している。
このような構成のワイパブレード12において、ホルダ部材13は、第1保持部31よりも第1端13a側の部位と、第2保持部32よりも第2端13b側の部位とに当接壁部51をそれぞれ有している。当接壁部51は、第1端13a側のものと第2端13bのもので同様の形状をなす。当接壁部51は、ホルダ部材13の各側壁部22を共有して下方に延び、幅方向で対をなすように設けられている。また、当接壁部51は、第1及び第2保持部31,32の各挟持壁部33から長手方向外側に連続的に繋がるように構成され、ホルダ部材13の外観の一部を構成している。そして、幅方向で対をなす当接壁部51は、ブレードラバー14の基部41の幅方向両側面とそれぞれ当接しており、該基部41を幅方向に挟むように構成されている。また、第1保持部31(第2保持部32)の上壁部21及び各側壁部22は、幅方向で対をなす当接壁部51を互いに繋げるように長手方向外側にさらに延出形成されており、当接壁部51と延長された上壁部21及び各側壁部22とによって払拭面G側に開口する断面略U字状に形成されている。
以上のような構成のワイパブレード12では、払拭面Gの払拭時において、例えばブレードラバー14の長手方向端部(追従端部Xの端部)に引っ掛かりが生じると、該端部を幅方向(払拭面Gに沿った方向)に曲げるような力が加わる。このとき、その荷重は、ブレードラバー14と幅方向に当接しているホルダ部材13の部位のうち、ブレードラバー14の長手方向端部と最も近い部位である(第1及び第2保持部31,32よりもさらに端部に位置する)当接壁部51に主に掛かるようになっている。これにより、ホルダ部材13の第1及び第2保持部31,32に幅方向に掛かる荷重が小さく抑えられ、その結果、ホルダ部材13の設計自由度の向上に寄与できるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、ブレードラバー14の長手方向両側に向けて延びる第1端13a側及び第2端13b側の部位にそれぞれ設けられた第1保持部31及び第2保持部32にてブレードラバー14の基部41を保持する長尺状のホルダ部材13を備え、ブレードラバー14をホルダ部材13の第1及び第2保持部31,32よりも長手方向にそれぞれ突出させて払拭面Gの湾曲に追従させる追従端部Xを構成している。そして、ホルダ部材13は、各保持部31,32から長手方向外側に延出形成され、追従端部Xの両側面にそれぞれ当接する一対の当接壁部51を有する。このため、例えば払拭面Gの払拭時においてバッキング42が装着されたブレードラバー14の追従端部Xに引っ掛かりが生じて該追従端部Xを幅方向に曲げるような力が加わったとき、その荷重は主に、ホルダ部材13の第1保持部31(又は第2保持部32)よりも長手方向外側、即ち第1端13a側(又は第2端13b側)に位置する当接壁部51に加わる。これにより、ホルダ部材13の第1及び第2保持部31,32に掛かる荷重を小さく抑えることができ、その結果、ホルダ部材13の設計自由度の向上に寄与できる。
また、板面が払拭面G側を向いた平板状のバネ材からなるバッキング42は、ブレードラバー14の基部41の幅方向両側に開口形成された取付溝41aに嵌入され、その基部41をホルダ部材13の各保持部31,32にて保持することによりバッキング42の外れが防止されている。そのため、当接壁部51が無い場合には、ホルダ部材13の端部に各保持部31,32が位置することになるため、図4(a)に示すように、ブレードラバー14の追従端部Xに幅方向の荷重が掛かると保持部31,32において大きな荷重を受け止めることとなり、ブレードラバー14の基部41がバッキング42と共に大きく変形して保持片34からバッキング42が外れる虞がある。しかしながら、本実施形態では、各保持部31,32よりも長手方向外側に延出形成された一対の当接壁部51が、追従端部Xの両側面にそれぞれ当接して荷重を受け止めるため、図4(b)に示すように、保持部31,32におけるブレードラバー14の基部41の変形が抑制されて、バッキング42の取付溝41aからの外れが防止されるようになっている。
即ち、ブレードラバー14の追従端部Xに掛かる幅方向両側への荷重にそれぞれ対応して当接壁部51が一対設けられるため、ホルダ部材13の各保持部31,32に掛かる荷重をより好適に抑制することができる。
(2)本実施形態では、当接壁部51は、追従端部Xにおけるブレードラバー14の基部41に当接するように構成される。即ち、ブレードラバー14の追従端部Xに幅方向の荷重が掛かった際の当接壁部51と追従端部Xとの当接は、ゴム材であるブレードラバー14との当接としているため、当接壁部51をバネ材からなるバッキング42に当接させる構成に比べて当接時の音発生を防止することができる。
(3)本実施形態では、第1及び第2保持部31,32は、ブレードラバー14の基部41の上面41bと(架設部35を介して)対向する上壁部21と、該上壁部21の幅方向両側からそれぞれ払拭面Gに向けて延出され互いに対向形成された側壁部22と、該各側壁部22から更に払拭面Gに向けて延出されブレードラバー14の基部41を幅方向両側から挟持する挟持壁部33と、ブレードラバー14の取付溝41aよりも払拭面G側に形成された保持溝41c内に向けて各挟持壁部33の先端から延出形成された保持片34とを有する。これにより、ブレードラバー14は、その基部41が第1及び第2保持部31,32の各挟持壁部33にて幅方向両側から挟持されるとともに、該ブレードラバー14の保持溝41cには、第1及び第2保持部31,32の各保持片34が挿通される構成となる。このため、ホルダ部材13に対してブレードラバー14を安定して保持させることが可能となる。
(4)本実施形態では、第1及び第2保持部31,32は、各挟持壁部33を連結するとともにブレードラバー14の基部41の上面41bと当接する架設部35を有することを特徴とする。
この発明では、第1及び第2保持部31,32の各挟持壁部33をブレードラバー14の基部41の上面41bと当接する架設部35で連結している。これにより、対向する挟持壁部33及び保持片34の間隔が開くのを防止して保持片34の保持溝41c内への挿通状態を維持できる。また、架設部35と挟持壁部33と保持片34とでブレードラバー14の基部41を囲うように保持するため、その基部41の姿勢を維持させやすくなり、その結果、ブレードラバー14のより安定した保持が可能となる。
(5)本実施形態では、各保持部31,32は、その上壁部21及び各側壁部22が長手方向外側に向けて延出され、その延出部分の上壁部21及び各側壁部22にて一対の当接壁部51が互いに連結される。即ち、各保持部31,32の長手方向外側部位は、上壁部21、各側壁部22及びその側壁部22と繋がる当接壁部51とから払拭面G側に開口する断面略U字状をなすため、当接壁部51の強度がより一層向上されるとともに、ホルダ部材13の外観見栄えも向上することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、各保持部31,32の挟持壁部33と当接壁部51とが長手方向に連続的に繋がるように構成したが、これに特に限定されるものではなく、挟持壁部33と当接壁部51との間に間隙を有する構成としてもよい。
・上記実施形態では、バッキング42が装着される取付溝41aと基部41の上面41bとの間の肉厚は、長手方向に亘って一様に形成したが、当接壁部51が当接する部位の肉厚を部分的に厚くして、当接壁部51との当接面積を大きくするようにしてもよい。
・上記実施形態では、ブレードラバー14のホルダ部材13からの長手方向への抜けを防止するため、ブレードラバー14の基部41の上面41bには、架設部35の長手方向両側に位置して肉盛りされた一対の突出部を形成したが、これに限定されるものではない。例えば図5に示すように、一対の突出部61a,61bのうち長手方向外側の突出部61aを、ホルダ部材13の当接壁部51の長手方向外側に設けて上壁部21と連続するスロープを成すように構成し、その突出部61aの長手方向内側端面がホルダ部材13の当接壁部51の長手方向外側端面(ホルダ部材13の第1端13a又は第2端13b)と当接して、ブレードラバー14の長手方向の移動を規制するようにしてもよい。このような構成によれば、ホルダ部材13の長手方向端部におけるブレードラバー14との隙間を小さく構成してホルダ部材13の外観見栄えを向上することが可能となる。尚、図5に示す一例では、第1保持部31の架設部35でブレードラバー14の移動規制を行うように構成しているが、第2保持部32の架設部35で移動規制を行うように構成してもよい。
・上記実施形態では、ホルダ部材13の上壁部21を長手方向外側に延長して幅方向で対をなす各当接壁部51を繋ぐように構成したが、各当接壁部51を各保持部31,32の各挟持壁部33から長手方向外側に向けて連続的に延出形成し、上壁部21で繋がらないものとしてもよい。
・上記実施形態におけるホルダ部材13のワイパアーム11との連結部分の形状、及びホルダ部材13の長手方向両端部の形状は、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、車両のフロントガラスを払拭する車両用ワイパ10に適用したが、これ以外に例えば、車両のリヤガラスを払拭するワイパに適用してもよい。
10…車両用ワイパ、11…ワイパアーム、12…ワイパブレード、13…ホルダ部材、13a…ホルダ部材の第1端、13b…ホルダ部材の第2端、14…ブレードラバー、21…上壁部、22…側壁部、31…第1保持部、32…第2保持部、33…挟持壁部、34…保持片、35…架設部、41…基部、41a…取付溝、41b…基部の上面、41c…保持溝、44…払拭部、42…バッキング、51…当接壁部、G…払拭面、X…追従端部。

Claims (4)

  1. 払拭面を払拭するブレードラバーと、
    所定の剛性を有するとともに中央部が前記払拭面とは反対側に向けて凸状に湾曲形成され、前記ブレードラバーの長手方向に形成された取付溝に嵌入されたバネ材からなるバッキングと、
    ワイパアームの先端部に長手方向中央が連結されるとともに、前記ブレードラバーの長手方向両側に向けて延びる第1端側及び第2端側の部位にそれぞれ設けられた第1保持部及び第2保持部にて前記ブレードラバーの基部を保持する長尺状のホルダ部材とを備え、
    前記ホルダ部材は、前記ブレードラバーの前記基部の上面と対向する上壁部と、該上壁部の幅方向両側からそれぞれ下方に延びて互いに対向形成された側壁部とを有し、前記第1保持部及び第2保持部は、前記第1端側及び第2端側の部位のそれぞれの各側壁部から下方に延びる挟持壁部の先端が幅方向内側に延びる保持片を有し、
    前記ブレードラバーを前記ホルダ部材の前記第1保持部及び第2保持部よりも長手方向に突出させて前記払拭面の湾曲に追従させる追従端部を構成したワイパブレードであって、
    前記ホルダ部材は、前記第1保持部及び前記第2保持部の少なくとも一方から長手方向外側に延出形成され前記追従端部の両側面にそれぞれ当接する一対の当接壁部と、前記各挟持壁部を連結するとともに前記ブレードラバーの前記基部の上面と当接する架設部とを有することを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1に記載のワイパブレードにおいて、
    前記当接壁部は、前記追従端部における前記ブレードラバーの前記基部に当接するように構成されたことを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパブレードにおいて、
    前記保持片は、前記ブレードラバーの前記取付溝よりも前記払拭面側に形成された保持溝内に向けて前記各挟持壁部の先端から延出形成されたことを特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方は、その前記上壁部及び前記各側壁部が長手方向外側に向けて延出され、その延出部分の前記上壁部及び前記各側壁部にて一対の前記当接壁部が互いに連結されたことを特徴とするワイパブレード。
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