JP5638467B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
また、近年におけるパチンコ機では、いわゆる先読み機能を搭載したパチンコ機の提案がなされており、先読みの結果によって演出図柄の停止態様をチャンス目と呼ばれる停止態様で停止表示させることにより、当該変動よりも後の変動(保留球変動)において大当りとなる可能性があることを示唆する構成のパチンコ機も知られている。
しかしながら、従来のパチンコ機にあっては、チャンス目をリーチ演出の種類とは無関係に停止させる構成であるため、チャンス目が出現した場合に遊技者が得る大当りへの期待感が乏しく、チャンス目の存在を十分に活かした演出を実行できているとは言い難い。
また、従来のパチンコ機においては、複数のリーチ演出が存在し、各リーチ演出の出現頻度に差を設けることによって、各リーチ演出が展開された場合の大当への期待度に差を設けることが知られているが、期待度の低いリーチ演出が展開された場合、遊技者は当該演出が展開された時点で大当りへの期待感を失うことが多く、次変動以降の大当りに期待するいわゆる消化待ちの状況に陥り易くなる。
本構成によれば、停止図柄変更手段が、先読み手段によって抽出された変動種別が第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別であって、かつ、先読み手段によって特定の種別であると判定された始動情報に基づいて第1当否判定が実行されるよりも前に図柄変動手段によって変動される演出図柄の変動種別が第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易い変動種別である場合、当該変動における停止表示の態様を、前記演出図柄と異なり、当該変動停止後の変動表示が第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別に基づくものとなることを示唆する報知図柄を含む態様に変更することから、第1当否判定が実行されるよりも前に変動停止後の停止態様によって、次変動以降の大当りへの期待感を効果的に演出することができる。
本構成によれば、停止図柄変更手段が、先読み手段によって抽出された変動種別が、第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別であって、かつ、図柄変動手段によって変動表示中の演出図柄の変動種別が、第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易い変動種別である場合、当該変動表示中の演出図柄の停止表示の態様を演出図柄と異なり、当該変動停止後の変動表示が、第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別に基づくものとなることを示唆する報知図柄を含む態様に変更することから、変動停止後の停止態様によって、次変動以降の大当りへの期待感を効果的に演出することができる。
本構成によれば、変動表示中の演出図柄の停止表示の態様を演出図柄と異なる報知図柄を含む態様に変更する条件が、先読み手段によって抽出された変動種別が第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易く、演出図柄をリーチ状態とする特定の種別であること、かつ、変動中の演出図柄の変動種別が第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易く、当該演出図柄をリーチ状態とする特定の種別であることとなり、現在変動中の演出図柄の変動種別が大当りへの期待度が低い種別であっても、当該変動における停止表示の態様が演出図柄と異なる報知図柄を含むものである場合、次変動以降の大当りへの期待感を効果的に演出することができる。また、変動種別が大当り期待度の低い種別であっても、最終的に報知図柄が停止する可能性を孕むため、前述の消化待ちとなる機会を効果的に低減することができ、リーチ状態が展開されている間に遊技の趣向が失われることを防止できる。
パチンコ機1の下部には発射ハンドル103Dが回動自在に取着され、発射ハンドル103Dが遊技者の操作によって例えば時計周りに回動操作されることにより、内部に装着された打ち出し機構103Bが駆動する。打ち出し機構103Bが駆動すると、上皿構造体16内に貯留された球が内ガイドレール17及び外ガイドレール18の間の発射領域を通って上方に打ち出され、遊技領域11A内に進入する。
演出図柄表示装置30によって如何なる演出が表現されるかは、主制御装置100が生成及び送信する制御コマンドに基づいて規定される。なお、演出図柄表示装置30としては、CRT,ドラム式等の構成であってもよい。
一方、第一始動入賞部品22の直下に配設される第二始動入賞部品23は、左右に設けられた一対の開閉翼24の開閉動作により、入賞の難易を変更可能な可変始動口である。開閉翼24は、遊技盤11の裏側に装着された始動口ソレノイド35の駆動により開閉し、当該始動口ソレノイド35は主制御装置100により制御される。開閉翼24の開放動作は、普通図柄が当りを示す態様で停止したことに基づいて実行され、球は開放動作中において第二始動入賞部品23内に入賞し易くなる。一方、開閉翼24が閉鎖中においては、第二始動入賞部品23に球が入賞することは困難(入賞不可能な場合も含む)となる。
また、特別図柄の変動表示の開始時期及び停止時期は、前述した演出図柄の変動表示の開始時期及び停止時期と略同期しており、遊技者は、特別図柄及び演出図柄の停止態様によって一回の遊技において実行される特図当否判定処理の結果を認識することができる。
ここで、例えば、普図当否判定処理の結果が当りである場合には、丸の記号を表示するランプのみが点灯し、外れである場合には、バツの記号を表示するランプのみが点灯する。よって遊技者は、ランプの点灯態様によって普図当否判定処理の結果を認識することができる。
普図保留表示器34は、前述の特図保留表示器33と同様に4つの円形状ランプが最大保留数に対応するように並列に配置された形態であって、普通図柄始動スイッチ25Aからの検出信号に基づいて主制御装置100がランプを順次点灯させ、普図当否判定処理及び普図変動表示処理を実行する度に、消灯するように制御する。
同図において、主制御装置100は、入力ポート100Aを介して入力される各検出スイッチからの信号に基づいて遊技全般を司る装置であって、特に第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号に基づいて複数の乱数を取得するとともに、当該取得した乱数に基づいて後述する各種の制御コマンドを生成し、演出制御装置200に送信する。主制御装置100は、演算手段としてのCPUと、遊技に必要な制御プログラムやコマンド抽出用のテーブルデータ、各種の制御コマンド等が格納されたROM、各種の乱数カウンター、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ、或いは、乱数記憶領域等の遊技に必要な情報を一時的に格納するRAMと、入出力ポート100A;100Bを備えるいわゆるコンピュータである。
図11の模式図に示すように、始動情報記憶領域は、A1〜A4の4つの領域に区分されており、球が第一始動入賞部品22又は第二始動入賞部品23に入賞するたびに始動情報を所定の上限値(本例では4つ)まで順次記憶する。また、主制御装置100は、後述の処理によりRAMに蓄積された始動情報を記憶された順序で消化し、始動情報に含まれる特図当否判定乱数により当否判定を実行する。また、図示は省略するが主制御装置100には、電源供給用の電源回路や停電時におけるバックアップ回路等が接続されている。
また、主制御装置100には、出力ポート100Bを介して演出制御装置200、特図変動表示器31、普図変動表示器32、特図保留表示器33、普図保留表示器34、始動口ソレノイド35、大入賞ソレノイド28及び払出制御装置60が接続され、各機器は、遊技の進行に合わせて送信,出力される制御コマンドや制御信号により制御される。
ここで、内部送信される表示制御コマンドの種類としては、図柄変動開始コマンド,リーチ生成コマンド,リーチ演出コマンド,変動停止コマンド等が存在し、所定のタイミングでこれらのコマンドが演出制御装置200から送信される。
表示制御部200AのROMには、演出図柄表示装置30の表示制御を行うための制御プログラムや各種の画像データや動画データ等が格納されており、CPUが表示制御コマンド、及び、制御プログラムに従って各表示制御コマンドに応じた画像データをROMから読出し、該画像データをVDPに出力する。画像処理用VDPは、CPUからの出力処理に従って出力ポートを介して演出図柄表示装置30に画像データを出力する。
主制御装置100は、まず、S100において特図当否判定乱数、図柄指定乱数、変動パターン決定用乱数の更新処理を実行し、S101に移行する。特図当否判定乱数は、主に図5に示す特図当否判定処理(「当り」,「外れ」判定処理)において用いられる乱数であって、逐次カウントアップする0〜65535までの整数値を取り得るループ式カウンター(乱数カウンター1)から、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号の入力を契機として取得される。
スイッチ入力処理は、入力ポート100Aを介して出力される第一始動検出スイッチ22A,第二始動検出スイッチ23A,普通図柄始動スイッチ25A,一般入賞検出スイッチ29Aからの検出信号を入力する処理である。
同図に示すとおり、始動入賞処理は、まずS200において前述のスイッチ入力処理に基づいて第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号が入力したかを判定し、YESの場合S201に移行し、NOの場合メイン処理に復帰する。主制御装置100は、S201においてRAMの始動情報格納領域に記憶された始動情報が上限の4未満であるかを判定し、YESの場合S202に移行し、NOの場合処理を終了する。
同図に示すとおり、特図当否判定処理は、まずS300において前述のS202の処理により始動情報が始動情報格納領域に記憶されているかを判定し、YESの場合S301に移行し、NOの場合メイン処理を終了する。主制御装置100は、S301において現在の遊技状態が大当り遊技中であるかを判定し、YESの場合処理を終了し、NOの場合S302に移行する。つまり、大当り遊技中においては、特図当否判定処理は実行されない。主制御装置100は、S302において特別図柄が変動表示中であるかを判定し、YESの場合処理を終了し、NOの場合S303に移行する。つまり、特別図柄変動中においては、特図当否判定処理は、実行されない。
なお、本実施形態に係るパチンコ機1は、例えば低確率遊技である場合に、「当り」となる確率が約360分の1に設定され、高確率遊技、いわゆる確変遊技である場合に「当り」となる確率が約36分の1程度に設定されている。
以上、S300からS306までの処理が特図当否判定処理であり、この場合の主制御装置100は、特図当否判定手段として機能する。また、当該特図当否判定処理は、後述の先読み処理の際に実行されるS704の特図当否判定処理に対して第1の判定処理である。
図柄変動処理は、特図当否判定の結果をその停止表示の態様によって報知する特別図柄、及び、演出図柄の変動表示の態様を決定する処理である。
具体的には、前述の特図当否判定の結果と、変動パターン決定用乱数、及び、図柄指定乱数に基づいて、演出制御装置200に送信する各種の制御コマンドを生成し、当該制御コマンドをRAMのコマンド格納領域に格納する処理である。
ここで、図14(a)に示すように主制御装置100によって生成される制御コマンドには、変動開始コマンド、変動パターンコマンド,図柄指定コマンド等が存在し、RAMのコマンド格納領域に一時的に格納された各制御コマンドは、後述のS106のポート出力処理により演出制御装置200に対して送信される。
各制御コマンドを受信した演出制御装置200は、各制御コマンドに含まれる各種の情報に基づいて、内部コマンドとしての表示制御コマンド(図柄変動開始コマンド,リーチ生成コマンド,リーチ演出コマンド,変動停止コマンド)を所定のタイミングにより表示制御部200Aに対して送信する。
以下、図6に基づいて主制御装置100により実行される図柄変動処理について説明する。
各変動パターンテーブルには、前述の処理により取得された1つの変動パターン決定用乱数に対応する特別図柄変動時間情報、及び、演出図柄変動種別情報が規定され、図14(a)に示すように、各情報はそれぞれ変動開始コマンド及び変動パターンコマンドに含まれる情報となる。
ここで、時短フラグとは、現在の遊技状態が時間短縮遊技(時短遊技)である場合にON動作するフラグであって、RAM内の遊技状態記憶領域内に格納される。時短フラグのON,OFFの切り替え処理は、確変フラグと同様に後述の大当り遊技処理中に実行される。
本実施例に係るパチンコ機1において、時短遊技は、例えば全ての大当り遊技終了後、特別図柄が100回変動するまで継続するように設定され、当該期間中においては、特別図柄及び演出図柄の平均変動時間は時短フラグがOFFである場合と比較して相対的に短縮され、遊技者は短い期間の間に効率良く特図当否判定処理を受けることが可能となる。
なお、時短遊技の有無は、これに限られるものではなく、大当りに対して一定の割合で時短遊技を付与することや、他の特定の条件を満たしたことにより時短遊技を付与すること等としてもよい。
特別図柄変動時間とは、特図変動表示器31上に表示される特別図柄が変動表示を開始してから停止表示されるまでの時間である。また、特別図柄変動時間は、演出図柄表示装置30上に表示される演出図柄の変動時間をも規定するものであり、略同時期に変動表示を開始した特別図柄及び演出図柄は、略同時期に停止表示されることとなる。つまり、特別図柄と演出図柄の変動開始及び変動停止とは同期している。
図7(a)に示すように、例えば、外れ用の変動パターンテーブルに規定された「通常変動1(外れ)」は、演出図柄表示装置30の液晶画面における複数の領域Z1〜Z3のうち、領域Z1,Z3においてスクロール表示される演出図柄L,Rが液晶画面上に設定された大当りラインL1において、互いに異なる図柄で停止表示された後に、後述するスーパーリーチ演出に発展することなく残る領域Z2においてスクロール表示される演出図柄Cを停止表示させる演出である(図15(a)参照)。つまり、遊技者は、最終的に大当りラインL1に互いに異なる演出図柄L,C,Rが停止表示されることにより、特図当否判定の結果が「外れ」であったことを認識可能となる。
つまり、「通常変動1」と「通常変動2」とでは、演出図柄L,Rがリーチ状態を形成するか否かが異なり、どちらもスーパーリーチに発展しない点で共通する。
スーパーリーチの態様としては、種々の態様が存在するが、例えば特定のキャラクターを登場させて、該キャラクターが演出図柄Cを引張る等することにより、演出図柄C(1〜9までの数字、及びキャラクター)を低速でスクロールさせ、リーチ状態を形成する演出図柄L,Rと同一の図柄を徐々に大当りラインL1に近づくように変動表示させること等が挙げられる。
そして、最終的に当り用のリーチ演出であるか、或いは、外れ用のリーチ演出であるかによって、演出図柄Cがリーチ状態を形成する演出図柄L,Rと同一の図柄で停止表示されるか、又は、演出図柄L,Rと異なる図柄で停止表示されることとなる。なお、最後に停止する演出図柄Cの停止処理については後述する。
本例においては、リーチ演出1(外れ)及びリーチ演出2(外れ)が選択された場合、演出制御装置200が、表示制御部200Aを介して演出図柄Cを最終的にリーチ状態を形成する演出図柄L,Rに対して例えば±5コマの範囲で停止表示させるように制御し、リーチ演出3(外れ)乃至リーチ演出5(外れ)が選択された場合、演出図柄Cを最終的にリーチ状態を形成する演出図柄L,Rに対して±1コマの範囲で停止表示させるように制御している。
このようにリーチ演出(演出図柄変動種別情報)の種類によって、最終的に停止表示される演出図柄Cの範囲に一定のバラツキ、或いは、収束性を設けることにより、遊技者に対して感覚的に各リーチ演出に対する期待感の差を演出することが可能となる。
一方で、外れ用変動パターンテーブルが参照された場合において、演出図柄変動種別がリーチ演出3乃至リーチ演出5の何れかとなる確率は概ね10%であり、演出図柄変動種別がリーチ演出1又はリーチ演出2となる確率は概ね20%、その他の変動となる確率は概ね70%に設定されている。
以上の振分から明らかなように、リーチ演出3乃至リーチ演出5は、特図当否判定の結果が「当り」であるときに抽出され易い演出であり、逆に特図当否判定の結果が「外れ」であるときには抽出され難い演出である。
よって、事前に特図当否判定の結果を知り得ない遊技者は、特図当否判定の結果が内部的に「外れ」の場合であっても、演出図柄表示装置30上でリーチ演出3乃至リーチ演出5に対応する演出が展開された時点で、リーチ演出1又はリーチ演出2に対応する演出が展開されたときよりも大当りへの期待感を高く持つことが可能である。一方で、遊技者はリーチ演出1又はリーチ演出2に対応する演出が展開された場合には、リーチ状態ではあっても大当りへの期待感を持ち難くなる。
しかしながら本実施形態に係るパチンコ機1においては、本来、大当りへの期待感を高く持ち難いリーチ演出、換言すれば、特図当否判定の結果が「外れ」である場合に相対的に選択され易い演出(本例ではリーチ演出1又は2)であっても、後述の変動停止コマンド変更処理の実行により、常に大当りへの期待感を持続させるようにしている。
よって、時短遊技中において当否判定の結果が外れである場合には、特別図柄変動時間情報が3秒となる割合が極めて高く、図7(b)に示す時短フラグがOFFである非時短遊技の場合と比べ、特別図柄変動時間の平均が短くなる。よって、遊技者は、時短遊技中において短い期間で多くの当否判定を受けることが可能となる。
なお、本例においては、変動テーブルパターンの一例として、上記2組のテーブルを示したが、変動パターンテーブルの数はこれに限られるものではなく、予め想定される遊技状態の組み合わせ(確変フラグON,OFF及び時短フラグON,OFF等)に合わせて複数の組の変動パターンテーブルを格納しておけばよい。
また、各変動パターンテーブルに規定される特別図柄変動時間情報,演出図柄変動種別情報の数、或いは、抽出される割合についても同様であり、遊技状態に合わせて適宜設定することが可能である。また、図示においては、説明の簡易化のため変動パターン決定用乱数を連続する数字として表記したが、ランダムであっても良いことは言うまでもない。以上の処理により生成された変動開始コマンド、及び、変動パターンコマンドはRAM内のコマンド格納領域に一時的に格納される。
一方、「当り」の種別が遊技状態を低確率遊技へと移行させる「低確率当り」である場合には、一つの図柄指定乱数に対して、演出図柄L,C,Rとそれぞれ対応する低確率当りであることを示す偶数又は特定のキャラクター(Bとする)からなるL,C,R停止図柄情報が規定された図柄指定テーブルが読み出される。なお、図8(a)に示す図柄指定テーブルは、共に「当り用」であることから演出図柄L,C,Rに対応するL,C,R停止図柄情報が全て同一の数字又はキャラクターとなるように設定されている。
非リーチ外れ用の図柄指定テーブルは、演出用図柄変動種別情報が「通常変動1(外れ)」に決定された場合に参照されるテーブルであって、一つの図柄指定乱数に対して演出図柄L,C,Rに対応するL,C,R停止図柄情報が個別に規定されている。また、当該図柄指定テーブルは、リーチ状態を形成しない「通常変動1(外れ)」の場合に参照されるテーブルであるから、演出図柄L,Rと対応するL,R停止図柄情報が異なる図柄に規定されている。
ここで、外れコマ数とは、リーチを形成する演出図柄L,Rに対する演出図柄Cのズレ量であって、例えば演出図柄L,Rの停止図柄情報が9であって、かつ演出図柄Cの外れコマ数が−1の場合、最終的に停止表示される演出図柄Cは8となる。なお、演出図柄L,C,Rは、1〜9までの数字及びA,Bで表されるキャラクターが順に配列されているものとする。
つまり、ノーマルリーチ,スーパーリーチ1及びスーパーリーチ2用の図柄指定テーブルが参照された場合には、演出図柄L,Rに対応するL,R停止図柄情報と、演出図柄Cに対応する停止図柄情報(C外れコマ数)とを含む図柄指定コマンドが生成、格納される。
つまり、スーパーリーチ3,スーパーリーチ4及びスーパーリーチ5用の図柄指定テーブルが参照された場合も前記同様に、演出図柄L,Rに対応するL,R停止図柄情報と、演出図柄Cに対応する停止図柄情報(外れコマ数)を含む図柄指定コマンドが生成、格納される。
当該図柄指定テーブルに規定されたC外れコマ数は、全て±1に規定されており、スーパーリーチ3乃至スーパーリーチ5が展開された場合には、演出図柄Cがリーチ状態を形成した演出図柄L,Rに対して1コマ前又は1コマ進んだ位置で停止することとなり、遊技者に対して大当り獲得への期待感を多く与えることが可能となる。
なお、停止図柄の決定は上記処理に限られるものではなく、演出図柄L,C,Rの停止図柄情報を個別に割り当てられた乱数とテーブルを用いてランダムに決定することや、その他周知の方法により決定することができる。また、C外れコマ数を用いることなく演出図柄Cに対応する停止図柄を直接指定するようにしてもよい。
以上、S400からS405までの処理が図柄変動処理であり、この場合の主制御装置100は図柄変動手段として機能する。
主制御装置100は、ポート出力処理において演出制御装置200に対して、前述の処理によって生成された変動開始コマンド、変動パターンコマンド、図柄指定コマンドを送信し、演出制御装置200に対して演出図柄を変動表示させるための表示制御を実行させる。
演出制御装置200は、S500において主制御装置100により送信される変動開始コマンド、変動パターンコマンド、及び、図柄指定コマンドを受信し、S501において各コマンドに含まれる情報に基づいて各種の表示制御コマンドを生成する処理を実行する。生成された表示制御コマンドは、S502において表示制御部200Aに対して内部送信され、表示制御部200Aは、受信した各種の表示制御コマンドに基づいて演出図柄を所定の態様により変動させた後に停止表示させる。
ここで、図14(b)に示すように、演出制御装置200により生成される内部コマンドとしての表示制御コマンドには、変動開始コマンドに含まれる変動開始指令に基づいて演出図柄の変動表示を開始させる図柄変動開始コマンド、図柄指定コマンドに含まれる演出図柄L,Rの停止図柄情報に基づいて生成されるリーチ生成コマンド、変動パターンコマンドに含まれる演出図柄変動種別情報に基づいて生成されるリーチ演出コマンド、及び、図柄指定コマンドに含まれる演出図柄Cの停止図柄情報に基づいて生成される変動停止コマンドが存在し、各コマンドは、演出制御装置200のRAM内のコマンド格納領域内に一時的に記憶される。
同図に示すように演出制御装置200は、S600において図柄変動開始コマンドを送信し、S601に移行する。図柄変動開始コマンドが表示制御部200Aに内部送信されると、表示制御部200Aは、演出図柄表示装置30上において演出図柄L,C,Rが上下方向に高速スクロールするように変動表示を開始させる。
変動停止コマンドが内部送信されると、表示制御部200Aは、変動停止コマンドに含まれる演出図柄Cの指定図柄に基づいて、変動表示中の演出図柄Cを対応する図柄で停止表示させる。これにより、変動表示された演出図柄L,C,Rは全て停止表示された状態となり、停止態様によって遊技者は、特図当否判定の結果が「当り」又は「外れ」であったことを認識可能となる。
S204の先読み処理は、S306の特図当否判定と、S403の演出図柄変動種別の決定をメイン処理におけるS103及びS104に先んじて実行する処理である。換言すれば、本来、特別図柄及び演出図柄変動中においては実行されない図5に示す特図当否判定処理及び図6に示す図柄変動処理を、始動情報の取得を条件として特別図柄及び演出図柄が変動中に実行する処理であり、処理結果によって演出図柄Cの停止図柄を変更する停止図柄変更コマンドをS106のポート出力処理よりも前に演出制御装置200側に送信する処理である。以下、先読み処理について説明する。
主制御装置100は、S700において始動情報がRAMの始動情報格納領域に記憶されているかを判定し、YESの場合S701に移行し、NOの場合先読み処理を終了する。
主制御装置100は、S701において確変フラグがONであるかを判定し、NOの場合S702において低確率用当否判定テーブルを読み出し、YESの場合S703において高確率用当否判定テーブルを読み出す。主制御装置100は、S704において始動情報の中から特図当否判定乱数を読み出し、読み出した乱数をS702又はS703で読出した当否判定テーブルと照合し、当否判定の結果(当り又は外れ)を判定し、S705に移行する。当該処理は、前述のS306において実行される特図当否判定に対して第2の当否判定である。
ここで、本実施形態における変更可能変動種別は、リーチ演出3(当り,外れ)乃至リーチ演出5(当り,外れ)として予め規定されており、S706又はS707で読み出した変動パターンテーブルからリーチ演出3乃至リーチ演出5の何れかが抽出,記憶された場合に判定がYESとなり、それ以外の演出図柄変動種別が抽出,記憶された場合に判定がNOとなる。
つまり、変更指示コマンドは、先読み処理の結果、決定された演出図柄変動種別が所定の種別(リーチ演出3乃至リーチ演出5)である場合にのみ送信されるコマンドであって、演出制御装置200は、当該コマンドの受信により、所定条件の下で図13に示す変動停止コマンド変更処理を実行し、現在変動表示中の演出図柄Cの停止図柄を予め設定された特定の図柄Zに変更する。
以上、S700乃至S710の処理が先読み処理であって、この場合の主制御装置100は、先読み手段として機能する。
演出制御装置200は、S600において図柄変動開始コマンドを送信した後、S601において主制御装置100側から送信される変更指示コマンドを受信したかを判定し、YESの場合、図13に示す変動停止コマンド変更処理に移行する。
演出制御装置200は、S800において、変更可能時間T以前であるかを判定し、YESの場合S801に移行し、NOの場合は処理を終了する。
ここで、変更可能時間Tは、変動開始コマンドに含まれる特別図柄変動時間情報に基づいて設定される。より詳細には、演出図柄L,C,Rの変動開始から演出図柄L,Rが先行停止するまでの時間(リーチ生成コマンドの送信時期)よりも僅かに短くなるように設定される。
つまり、演出図柄L,Rがリーチ状態を形成するまでに変更指示コマンドを受信した場合、判定がYESとなり、演出図柄L,Rがリーチ状態を形成した後に変更指示コマンドを受信した場合、判定がNOとなる。なお、変更可能時間Tを演出図柄L,Rが先行停止する時間と同一時間としてもよいが、処理のタイムラグを考慮し、演出図柄L,Rが先行停止するまでの時間よりも僅かに短く設定するのが望ましい。
本実施例においては、変更対象変動種別は、特図当否判定が「当り」である場合に選択され難く、「外れ」である場合に選択され易い「リーチ演出1(外れ)」及び「リーチ演出2(外れ)」として予め設定しており、演出図柄変動指定の種別が「リーチ演出1(外れ)」及び「リーチ演出2(外れ)」である場合、判定がYESとなり、S802に移行し、これ以外の種別である場合、判定がNOとなり、停止コマンド変更を行うことなく処理を終了する。
そして、当該図柄停止コマンド変更処理後にS605において送信される図柄停止コマンドは、演出図柄Cを上記特定の図柄Zとして指定することになるため、新たに変更された変動停止コマンドが内部送信されると、表示制御部200Aは、該変動停止コマンドに含まれる指定図柄に基づいて、上記特定の図柄を演出図柄Cとして停止表示させる。
また、最後に停止する演出図柄Cが特定の図柄Zである場合、後の演出図柄の変動において大当りの期待が高い「リーチ演出3」乃至「リーチ演出5」が展開される可能性を察知できるため、大当りへの期待感を抱き難い「リーチ演出1」及び「リーチ演出2」が展開されたことに伴う失望感、及び、遊技意欲の減退を効果的に低減できるとともに、特定の図柄Zが停止したことによる後の変動表示への期待感を効果的に煽ることが可能となる。
以上、S800乃至S802の処理が変動停止コマンド変更処理であり、この場合の演出制御装置200は、停止図柄変更手段として機能する。
また、特定の指定図柄の外れコマ数を例えば+5コマとして規定した場合にあっては、スーパーリーチ1,2が展開された場合において、スクロール表示中の演出図柄Cに指定図柄Zが含まれることとなるため、最終的に指定図柄Zが停止するかも知れないという期待感を効果的に煽ることが可能となる。
また、上述の実施形態においては、変更対象変動態種別を予めリーチ演出1又はリーチ演出2として変動停止コマンド変更処理を実行したが、これに限られるものではなく、演出図柄変動種別がリーチ演出3乃至リーチ演出5である場合についても変動停止コマンド変更処理を実行してもよい。さらに、変更可能変動種別の存在によらず、ランダムにスクロール表示される演出図柄Cに特定の指定図柄Zを含めるような変動態様としてもよい。
ここで、大当り遊技とは、主制御装置100が、大当りフラグをONにセットした後に出力ポート100Bを介して大入賞ソレノイド28を駆動し、大入賞部品26の開閉板27を開放する遊技である。開閉板27の1回(1ラウンド)の開放動作は、開放開始から大入賞検出スイッチ26Aにより球が10個検出されるまで、又は、開放開始から24秒経過するまでのうち、いずれか早い条件が成立するまで継続される。そして、大当り遊技においては、当該開放動作が最大15回(15ラウンド)まで繰り返される。
上述の実施形態においては、概略、図12の主制御装置100が、先読み処理の結果、未だ第1当否判定処理が実行されていない保留球(始動情報)内に、変更可能変動パターン(リーチ演出3乃至リーチ演出5)が存在する場合、変更指示コマンドを演出制御装置200側に送信し、演出制御装置200がS801の判定において現在変動表示中の演出図柄の変動種別が変更対象変動パターンであることに基づいて、S802において停止図柄情報を書き換える処理を実行するものとしたが、停止図柄情報を書き換える対象は、現在変動中の演出図柄に限られるものではない。即ち、未だ第1の当否判定処理が実行されていない保留球の変動表示についても変動停止コマンド変更処理を実行することも可能である。
以下、図17,図18を用いて他の実施形態について説明するが、上述の実施形態と共通する処理については、同一符号を用いてその説明を省略し、特に異なる処理について説明する。
同図において主制御装置100は、S1009においてS708の処理において抽出,決定された演出図柄変動種別をA1〜A4の4つの領域を有する始動情報記憶領域に格納された始動情報と紐付して記憶し、S1010に移行する。主制御装置100は、S1010において、S1009において記憶された演出図柄変動種別が変更可能変動種別であるかを判定し、YESの場合S1011に移行し、NOの場合処理を終了する。
続いて主制御装置100は、S1011において、S1009において記憶した演出図柄変動種別より以前に記憶した演出図柄変動種別の中に、変更対象変動種別があるかを判定し、YESの場合S1012に移行し、NOの場合処理を終了する。主制御装置100は、S1012において変更指示コマンドを生成し、コマンド記憶領域に格納する。格納された変更指示コマンドは、変更対象変動種別と紐付けされた始動情報に基づく第1の特図当否判定処理、及び、図柄変動処理を経て生成される各種の制御コマンド(変動開始コマンド,変動パターンコマンド,図柄指定コマンド)のポート出力処理時に同時に出力される。
そして、その変動表示中に例えば第一始動入賞部品22に球が3つ入賞し、始動情報が順に取得されると、前述の先読み処理によって、各始動情報に紐付けされた演出図柄変動種別が記憶される。
同図に示すように、先読み処理の結果、保留1に対応する演出図柄変動種別が、「通常変動1(外れ)」であり、保留2に対応する演出図柄変動種別が、「リーチ演出2(外れ)」であり、保留3に対応する演出図柄変動種別が、「「通常変動1(外れ)」に決定(先読み)されている場合において、新たに第一始動入賞部品22に球が1つ入賞して始動情報が取得され(保留4)、当該始動情報に対応する演出図柄変動種別が、予め変更可能変動種別として規定された「リーチ演出5(外れ)」であった場合、S1010における判定がYESとなる。そして、続くS1011の処理においては、S1009において記憶した演出図柄変動種別、即ち、変更可能変動種別(「リーチ演出5(当り,外れ)」)以前に記憶した演出図柄変動種別(保留1乃至保留3)の中に、変更対象変動種別があるかを判定する。上記例においては、保留2の始動情報と対応する演出図柄変動種別が予め変更対象変動種別として規定された「リーチ演出2(外れ)」であることから、判定がYESとなり、S1012において変更指示コマンドが生成され、コマンド記憶領域に一時的に格納される。
そして、当該変更指示コマンドは、保留1に格納された始動情報に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理が終了し、保留2に格納された始動情報に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理が実行され、その実行の結果生成された制御コマンドと共に、S106のポート出力処理において演出制御装置200側に送信される。
同図において演出制御装置200は、S601の判定がYESとなったことに基づいて変動停止コマンド変更処理を実行する。ここで、S601の判定がYESとなる場合とは、前述の図17に示す先読み処理により生成された変更指示コマンドが、S106のポート出力処理において送信され、図9のS500において当該コマンドを受信した場合である。つまり、図17(b)における保留2と対応する始動情報に基づく特図当否判定処理、及び、図柄変動処理が実行された場合である。
演出制御装置200は、S601の判定がYESとなったことに基づいてS1100において停止図柄情報を書き換え、処理を終了する。停止図柄情報の書き換えは、前述の実施形態と同様にRAM内のコマンド格納領域に格納された変動停止コマンドに含まれる演出図柄Cの指定図柄を特定の指定図柄(報知図柄)Zに書き換え、変動停止コマンドの内容を変更するものである。
本実施形態によれば、S800の処理が存在する上述の実施形態と比べて、現在変動中の演出図柄の変動時間による時間的制約がなくなるため、始動情報の消化順序に沿って変更対象変動種別、及び、変更可能変動種別が保留中内に存在する場合、変更対象変動種別に対応する始動情報に基づく演出図柄の停止表示の態様が常に特定の指定図柄Zを含む態様となる。つまり、特定の指定図柄Zが停止表示される頻度を向上させることが可能となり、遊技者に対して特定の図柄Zが停止したことによる後の変動表示への期待感を繰り返し、効果的に煽ることが可能となる。
なお、上述の実施形態においては、変更指示コマンドを、保留2に格納された始動情報に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理の結果生成された制御コマンドと共に送信することにより、当該変動に限って特定の指定図柄Zを含む態様で停止させるものとしたが、これに限られるものではない。
変更指示コマンドを、保留2に格納された始動情報に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理の結果生成された制御コマンドと共に送信するだけでなく、例えば図17(b)における変更対象変動種別に対応する保留2と変更可能変動種別に対応する保留4との間の保留3に格納された始動情報に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理の結果生成された制御コマンドと共に送信することにより、特定の指定図柄Zを保留2,保留3と連続して停止表示させることが可能となる。このように変更指示コマンドを変更対象変動種別に対応する始動情報(図では保留2)以降の始動情報(図では保留3)に基づく第1の特図当否判定処理及び図柄変動処理の結果生成された制御コマンドと共に送信することにより、特定の始動情報に基づく変動表示において特定の指定図柄Zが停止表示されたことによって遊技者が抱く期待感を後続の始動情報において持続させることが可能となり、変更可能変動種別に対応する始動情報に基づく変動表示に対する期待感をより一層増大させることが可能となる。
23 第二始動入賞部品,26 大入賞部品,29 一般入賞部品,
31 特別図柄変動表示器,32 普通図柄変動表示器,33 特別図柄保留表示器,
34 普通図柄保留表示器,100 主制御装置,200 演出制御装置。
Claims (3)
- 遊技領域内に配設された始動部品への入球により取得された始動情報に基づいて第1当否判定を実行する当否判定手段と、
前記第1当否判定の結果と複数の遊技状態に基づいて参照される複数の変動パターンテーブルより抽出された変動種別に基づいて変動表示されるとともに、停止表示の態様によって前記第1当否判定の結果を報知する演出図柄を表示する図柄変動手段と、
演出図柄の変動表示中に、前記始動部品への入球により新たに取得された始動情報に基づいて前記第1当否判定と異なる第2当否判定を実行し、当該第2当否判定の結果、及び、複数の遊技状態に基づいて変動パターンテーブルを参照して変動種別を抽出する先読み手段と、
前記先読み手段によって抽出された変動種別が、前記第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別であって、かつ、前記先読み手段によって前記特定の種別であると判定された始動情報に基づいて前記第1当否判定が実行されるよりも前に前記図柄変動手段によって変動する演出図柄の変動種別が、前記第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易い変動種別である場合、当該変動における停止表示の態様を、前記演出図柄と異なり、当該変動停止後の変動表示が第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別に基づくものとなることを示唆する報知図柄を含む態様に変更する停止図柄変更手段とを備えるパチンコ機。 - 遊技領域内に配設された始動部品への入球により取得された始動情報に基づいて第1当否判定を実行する当否判定手段と、
前記第1当否判定の結果と複数の遊技状態に基づいて参照される複数の変動パターンテーブルより抽出された変動種別に基づいて変動表示されるとともに、停止表示の態様によって前記第1当否判定の結果を報知する演出図柄を表示する図柄変動手段と、
演出図柄の変動表示中に、前記始動部品への入球により新たに取得された始動情報に基づいて前記第1当否判定と異なる第2当否判定を実行し、当該第2当否判定の結果、及び、複数の遊技状態に基づいて変動パターンテーブルを参照して変動種別を抽出する先読み手段と、
前記先読み手段によって抽出された変動種別が、前記第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別であって、かつ、図柄変動手段によって変動表示中の演出図柄の変動種別が、前記第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易い変動種別である場合、当該変動表示中の演出図柄の停止表示の態様を、前記演出図柄と異なり、当該変動停止後の変動表示が第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易い特定の種別に基づくものとなることを示唆する報知図柄を含む態様に変更する停止図柄変更手段とを備えるパチンコ機。 - 前記停止図柄変更手段は、前記先読み手段によって抽出された変動種別が、前記第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易く、演出図柄をリーチ状態とする特定の種別であって、かつ、図柄変動手段によって変動表示中の演出図柄の変動種別が、前記第1当否判定の結果が当りである場合よりも外れである場合に選択され易く、当該演出図柄をリーチ状態とする特定の種別である場合、当該変動表示中の演出図柄の停止表示の態様を、前記演出図柄と異なり、当該変動停止後の変動表示が前記第1当否判定の結果が外れである場合よりも当りである場合に選択され易く、演出図柄をリーチ状態とする特定の種別に基づくものとなることを示唆する報知図柄を含む態様に変更することを特徴とする請求項2記載のパチンコ機。
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