JP5634728B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、均一な光の照射が行える照明装置に関し、例えば、3次元形状の立体物からなる被検査物の欠陥等を外観検査するために用いられる照明装置に関する。
成形工場等の製造現場でプラスチック成形品等の被検査物を外観検査する検査工程が行われるが、この検査の際に使用される照明機器としては、蛍光灯スタンド照明装置が多く使用されている。また、複数のLEDを実装した基板に拡散反射部材を添設し、この拡散反射部材を階段状に配設することで照明ムラが生じるのを抑制するようにしたLED面照明装置もある(特許文献1)。
特開2010−3633号公報
上記蛍光灯スタンド照明の下では、外乱光や照明のチラツキを抑制するのが困難なため、精度の高い検査の妨げになっていた。また、上記各照明装置は、一方向からの照明となり、3次元形状の立体物からなる被検査物に照射されると回折現象が発生し照明不足となる傾向がある。そのため、人手で目視検査する場合、作業者は、被検査物を照明に近づけて検査することがあり、眩しい照明に直接目を向けることとなり作業負荷が多くなる。また、一方向から照明される場合は、被検査物の複数の面ごとに照明角度を変えるため、被検査物を回転させる等の必要がある。そのため、人手で目視検査する場合、作業者は、被検査物の保持位置を変化させる回数が多くなり、検査時間も長くなり、その結果、検査効率が低下し検査精度も悪くなるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被検査物の略全周囲に向けて均一な照明を行うことができる照明装置を提供することを課題とする。
本発明に係る照明装置は、
3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え
上記シート状光源は、可撓性を有するエレクトロルミネッセンスシートと、エレクトロルミネッセンスシート上に配置された屈曲可能な拡散シートとを備え、
上記拡散シートは、透明樹脂フィルムからなり、この拡散シート上に和紙が貼り付けられる
上記シート状光源により発光面全体から均一な光の照射ができる。また、上記屈曲角度調整手段によりシート状光源の屈曲角度を調整することで、シート状光源の内側に配置する被検査物の略全周囲に向けて均一な照明を行うことができる。従って、外乱光に影響されず被検査物の欠陥、キズ等を明瞭にすることができ、高精度な検査が行える。
また、エレクトロルミネッセンスによって発光面全体から均一な光の照射ができ、また、照明のチラツキや眩しさが無く目に優しい照明を実現することができる。従って、被検査物に対して均一な照明効果が得られ、その結果、外乱光に影響されず被検査物の欠陥、キズ等を明瞭にすることができ、高精度な検査が行える。また、目に優しい照明であるから目視検査の場合の作業者の目への負荷を低減することができる。
また、拡散シート上の和紙により目に優しい柔らかな光(チラツキや眩しさが抑制された光)の照射を行うことができる。従って、目視検査の場合の作業者の目への負荷を一層低減することができる。
また、本発明に係る照明装置は、
3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え、
上記シート状光源は、展開形状が矩形形状であり、内側の発光面上の外周縁部に黒塗りされた無照射エリアが形成されている。
無照射エリアにより照度等が抑制されるので、被検査物を無照射エリアに適宜近づけることにより、微細、微淡な欠陥やキズ等の検出が容易となる。
また、本発明に係る照明装置は、
3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え、
上記屈曲角度調整手段は、屈曲されたシート状光源の外側面下部に取り付けられた脚板からシート状光源の左右両側に立設された一対のスタンドポールと、スタンドポールに挿通され、スタンドポールの軸方向に沿って上下動自在となったスライダーと、スライダーに連結され、屈曲されたシート状光源の外側面上部に取り付けられた可動板と、可動板を角度調整自在に連結すると共に、シート状光源が屈曲する凸側に折れ曲り自在となった多関節アームとにより構成されている。
これにより、スライダーをスタンドポールの軸方向に沿って上下動させるとシート状光源の上辺がその下辺に接近・離反してシート状光源が上下に屈曲調整される。また、多関節アームにより可動板を角度調整することで可動板を取り付けたシート状光源の上部の開き角度が調整され、シート状光源の広角角度が調整される。さらに、多関節アームは、シート状光源が屈曲する凸側に折れ曲り自在となるので、多関節アームがシート状光源の側方で障害となることもない。

上記スタンドポールには、軸方向に沿って目盛り表示が付され、
上記スライダーには、スタンドポールにロック自在とするストッパーが取り付けられていることが望ましい。
これにより、スタンドポールの目盛り表示に合せてストッパーによりスライダーをロックすることで、シート状光源の屈曲位置を再現性よく調整することができる。
上記屈曲角度調整手段は、上記多関節アームの関節部をなすヒンジの1つに接続される電動モータと、電動モータを駆動制御する制御部とを備えるようにしてもよい。
これにより、制御部の指令によって電動モータを駆動して多関節アームのヒンジを回動させ多関節アームを屈曲駆動させると、スライダーが上下動してシート状光源の上辺がその下辺に接近・離反してシート状光源が上下に屈曲調整される。
以上のように、本発明に係る照明装置によれば、被検査物の略全周囲に向けて均一な照明を行うことができるので、被検査物の欠陥、キズ等が明瞭となるように照明することができ、高精度な検査が行える。
実施形態による照明装置の全体構成を示す側面図である。 実施形態による照明装置の全体構成を示す正面図である。 照明装置におけるシート状光源の屈曲状態を示す斜視図である。 照明装置におけるシート状光源の展開状態を示す平面図である。 照明装置におけるシート状光源の層構造を示す断面図である。 他の実施形態による照明装置の全体構成を示す側面図である。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、照明装置1は、発光面25を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源2と、シート状光源2を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整機3とを備える。この照明装置1は、例えば、3次元形状の立体物からなる被検査物Wの外観検査に使用される。
屈曲角度調整機3は、屈曲されたシート状光源2の外側面下部に取り付けられた脚板4からシート状光源2の左右両側に立設された一対のスタンドポール5と、スタンドポール5に挿通され、スタンドポール5の軸方向に沿って上下動自在となったスライダー6と、スライダー6に連結され、屈曲されたシート状光源2の外側面上部に取り付けられた可動板7と、可動板7と脚板4との間に架設され、可動板7の角度を調整自在とすると共にシート状光源2が屈曲する凸側に折れ曲り自在となった多関節アーム8とにより構成される。
脚板4は、シート状光源2の左右両端部にそれぞれ設けられており、各脚板4は、シート状光源2の外側側方に延設されると共に、屈曲されたシート状光源2の後部に延設された大きさを有する。これら脚板4により、シート状光源2を安定して自立させることができる。なお、脚板4は、左右に2つ有するが、屈曲されたシート状光源2の外側面下部全体に取り付けられる1つの脚板4により構成してもよい。
各スタンドポール5は、屈曲されたシート状光源2の後部付近に配置されており、屈曲されたシート状光源2の左右領域が開放されている。従って、被検査物Wをシート状光源2の左右のいずれかの外側からシート状光源2の内側の光照射領域内に移動させる場合やその逆移動を行う場合にスタンドポール5が障害となることもない。
スライダー6は、板部61と、この板部61に貫通形成した筒体62とを有する。この筒体62がスタンドポール5に挿通され、スライダー6がスタンドポール5の軸方向に沿って上下動自在に構成される。そして、各スライダー6は、シート状光源2の左右端部にそれぞれ取り付けられた上記可動板7と連結軸71により連結されている。すなわち、連結軸71は、一端がスライダー6の板部61の前側下面に取り付けた軸受部60により回動自在に軸支され、他端が可動板7の上面の後方寄りに取り付けた軸受部70により回動自在に軸支されている。これにより、スライダー6をスタンドポール5の軸方向に沿って上下動させるとシート状光源2の上辺がその下辺に接近・離反してシート状光源2が上下に屈曲調整される。なお、可動板7は、左右に2つ有するが、屈曲されたシート状光源2の外側面上部全体に取り付けられる1つの可動板7により構成してもよい。
また、連結軸71の他端が可動板7の上面の後方寄りに回動自在に軸支されているので、シート状光源2は、上辺が前方斜め上を向き、内側の発光面25が斜め上に向けて広く開放された姿勢となる。これにより、シート状光源2の発光面25となる内側内に被検査物Wを保持した状態で、照明装置1の前方位置の斜め上から見下ろすように被検査物Wを見ることができる。従って、例えば、目視検査する場合の作業者は、被検査物Wを手に持って楽な姿勢で目視検査を行うことができ、作業者に大きな負担をかけることもない。
また、スライダー6の筒体62の下部には、レバー64を備えたストッパー63が設けられている。このストッパー63は、例えば、その内部にスタンドポール5に押圧・押圧解除自在となったボールブッシュ機構(図示せず)が設けられ、レバー64をロック側に操作すると内部のボールブッシュがスタンドポール5に押圧され、これにより、スライダー6がスタンドポール5の所定高さ位置に保持されるようになっている。
また、上記スタンドポール5には、軸方向に沿って目盛り表示が付されていてもよい。これにより、スタンドポール5の目盛り表示に合せてストッパー63によりスライダー6をロックすることで、シート状光源2の屈曲位置を再現性よく調整することができる。
多関節アーム8は、3つのガイド板81,82,87と、関節部となる各折れ曲り部分に取り付けられた4つのヒンジ部83,84,85,86とにより構成されている。従って、各ガイド板81,82,87は、各ヒンジ部83,84,85,86により折曲自在に連結されている。なお、上部のガイド板87は、スライダー6の板部61により構成されており、また、このガイド板87と可動板7とを連結するヒンジ部86は、連結軸71及び軸受部60,70により構成されている。
各ヒンジ部83,84,85,86は、蝶番構造となっており、可動板7と連結するヒンジ部86は、その連結軸71が軸受部60,70と強嵌合されている。これにより、可動板7を手などで揺動させるとヒンジ部86の強嵌合作用により可動板7が所定角度に保持される。このようにして、可動板7を角度調整することで可動板7を取り付けたシート状光源2の上部の開き角度が調整され、シート状光源2の広角角度が調整される。従って、被検査物Wの目視検査する場合は作業者が楽な姿勢で目視検査を行え、作業者への負担を軽減することができる。
また、2つのガイド板81,82同士を連結する真ん中のヒンジ部84も、その軸が蝶番の軸受部分と強嵌合されている。これにより、多関節アーム8を構成する2つのガイド板81,82が折れ曲り自在となると共に軸が強嵌合された真ん中のヒンジ部84により所定の折れ曲り状態に保持される。
また、2つのガイド板81,82は、シート状光源2が屈曲する凸側にく字状に折れ曲り自在となるので、これらガイド板81,82が屈曲されたシート状光源2の左右領域に出張ることがない。従って、被検査物Wをシート状光源2の左右のいずれかの外側からシート状光源2の内側の光照射領域内に移動させる場合やその逆移動を行う場合にガイド板81,82で構成する多関節アーム8が障害となることもない。
図3、図4に示すように、シート状光源2は、展開形状が矩形形状であり、その上辺と下辺とが接近されるように発光面25を内側に向けて上下に屈曲されている。そして、図5をも参照して、このシート状光源2は、可撓性を有するエレクトロルミネッセンスシート21と、エレクトロルミネッセンスシート21上に配設された屈曲可能な拡散シート22と、拡散シート22上に貼り付けられた和紙23との3層構造によりにより構成される。
エレクトロルミネッセンスシート21は、無機ELシート又は有機ELシートのいずれも使用可能であり、例えば、透明基材上に、透明電極層、発光体層、誘電体層、背面電極層等を順次形成し、これを透明樹脂で全体にコーティングした構造を備える。そして、発光体層は、無機又は有機の各種の発光物質が使用される。拡散シート22は、透明性、光学特性が優れる透明樹脂フィルムが使用され、例えば、PETフィルム、PCフィルム等が挙げられる。この拡散シート22を青色透明に構成することで発光色が淡青色となり、作業者の目に優しい照明とすることができる。
上記エレクトロルミネッセンスシート21により、発光面25全体から均一な光の照射ができ、また、照明のチラツキや眩しさが無く目に優しい照明を実現することができる。従って、屈曲されたシート状光源2の内側に保持した被検査物Wに対して均一な照明効果が得られ、その結果、外乱光に影響されず被検査物Wの欠陥、キズ等を明瞭にすることができ、高精度な検査が行える。また、目に優しい照明であるから目視検査の場合の作業者の目への負荷を低減することができる。さらには、シート状光源2の表面に配置された和紙23により、目に優しい柔らかな光(チラツキや眩しさが抑制された光)の光照射を行うことができる。従って、目視検査の場合の作業者の目への負荷を一層低減することができる。
シート状光源2の内側の発光面25上の外周縁部には、黒塗りされた無照射エリア24が形成されている(図3、図4を参照)。この無照射エリア24は、例えば、樹脂フィルム製、紙製等の矩形枠状の黒色テープを貼り付けて形成してもよいし、黒色塗料等により塗布形成してもよい。この無照射エリア24により、照度等が抑制されるので、被検査物Wを無照射エリア24に適宜近づけることにより、微細、微淡な欠陥やキズ等の検出が容易となり得る。
なお、シート状光源2のエレクトロルミネッセンスシート21と拡散シート22とは、図4、図5を参照して、エレクトロルミネッセンスシート21を屈曲状態の上部(21a)と下部(21b)に対応して2枚並設し、これに1枚の拡散シート22を貼り合せた構造としてもよい。これにより、大面積のシート状光源2を容易に製造することができ、また、拡散シート22を1枚ものとすることで、複数のエレクトロルミネッセンスシート21a,21b間の継ぎ目による影の発生を防止することができる。また、エレクトロルミネッセンスシート21を複数枚で構成することで各々を容易に独立制御することができる。
また、シート状光源2には、図示しないが、電源回路や制御回路が接続されている。電源回路には、商用電源や電池等の電源に接続されてシート状光源2に電源供給する。制御回路には、操作部が接続されてこの操作部からの操作によりシート状光源2の照明オン・オフ、照度調整等を行うことができる。また、このシート状光源2は、例えば、図4、図5を参照して、エレクトロルミネッセンスシート21の上部21aと下部21bとを独立に制御できるように構成し、上記操作部からの操作によりシート状光源2の上部と下部とを各別に、照明オン・オフ、照度調整等を行うことができる。これにより、被検査物Wの形状や色等の特徴、欠陥・キズ等の特徴等に応じて、シート状光源2による照明状態を必要に応じて調整することができ、被検査物Wの特徴に応じて精度の高い検査を行うことができる。
上記照明装置1により照明される被検査物Wとしては、3次元形状の立体物が該当し、その色や形を問わず、また、その材質も鉄、アルミ等の金属製、セラミック製、プラスチック製、ガラス製等の各種のものを含む。この被検査物Wの具体例として、例えば、携帯電話の筐体部品(カバー、バッテリー等)、自動車の外観部品(ドアミラー、ドアロック、バンパー等)、柱形の容器・キャップ類、電化製品の外観部品(筐体カバー、操作パネル等)、楽器の外観部品(筐体フレーム、鍵盤等)、パソコンやプリンター等のOA機器の外観部品(筐体部品、スイッチ類等)などが挙げられる。
そして、このような被検査物Wを上記照明装置1を使用して人手で目視検査する場合、予め作業者がスライダー6を上下操作してシート状光源2の屈曲角度を所定角度に調節した状態とした後、被検査物Wを手にとって屈曲されたシート状光源2の発光面25側である内側内に配置させる。そうすると、シート状光源2が屈曲されているので、被検査物Wの略全周囲に向けて均一な照明が行われる。従って、被検査物Wの欠陥、キズ等が明瞭となるように照明され、その結果、高精度な検査が行える。
(他の実施形態)
図6に示すように、上記屈曲角度調整機3において、多関節アーム8に接続される電動モータと、電動モータを駆動制御する制御部(図示せず)とを備えるように構成してもよい。例えば、下のガイド板81と脚板4とを連結するヒンジ部83に電動モータM1を接続する。そして、このヒンジ部83には、電動モータM1の駆動により回動されるギヤを設け、このギヤの回動に応じて多関節アーム8が屈曲自在となるように構成される。これにより、制御部の指令によって電動モータM1を駆動して多関節アーム8の一番下のヒンジ部83を回動させ多関節アーム8を屈曲駆動させることにより、スライダー6が上下動してシート状光源2の上辺がその下辺に接近・離反してシート状光源2が上下に屈曲調整される。また、スライダー6の板部をも構成している上のガイド板61と可動板7とを連結するヒンジ部86に電動モータM2を接続する。そして、このヒンジ部86には、電動モータM2の駆動により回動されるギヤを設け、このギヤの回動に応じて可動板7が角度調整自在となるように構成される。これにより、制御部の指令によって電動モータM2を駆動して多関節アーム8のヒンジ部86を回動させ可動板7を角度調整することにより、シート状光源2の上部の広角が自動調整される。
また、上記照明装置1は、被検査物Wを撮像装置(例えば、カメラ)10で撮像し、その撮像画像に基づいて外観検査を行う場合に使用するようにしてもよい。例えば、図6に示すように、照明装置1におけるシート状光源2の発光面25側となる内側内に、ロボットハンド9で把持した被検査物Wを配置させ、この被検査物Wをシート状光源2の発光面25と対向配置するカメラ10より撮像する。このとき、被検査物Wの撮像画像を表示装置(図示せず)に表示させ、この表示装置の側に遠隔操作用のコントローラ(図示せず)を配置し、このコントローラから屈曲角度調整機3の制御部に指令信号を送り、被検査物Wの欠陥、キズ等が明瞭に写されるようにシート状光源2の屈曲角度を適宜に調節するように構成する。また、上記コントローラからの遠隔操作により、照明装置1の制御部に指令信号を送ってシート状光源2の照度を調整したり、ロボットハンド9の制御部に指令信号を送ってロボットハンド9を制御しロボットハンド9で把持した被検査物Wの向きや角度をも調整するように構成してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で適宜に変更することができ、例えば、シート状光源2の形状や屈曲の向き等は、適宜に変更することができる。
1 照明装置
2 シート状光源
3 屈曲角度調整機
4 脚板
5 スタンドポール
6 スライダー
7 可動板
8 多関節アーム
21 エレクトロルミネッセンスシート
22 拡散シート
23 和紙
24 無照射エリア
25 発光面
63 ストッパー
M 電動モータ
W 被検査物

Claims (5)

  1. 3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
    発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え、
    上記シート状光源は、可撓性を有するエレクトロルミネッセンスシートと、エレクトロルミネッセンスシート上に配置された屈曲可能な拡散シートとを備え、
    上記拡散シートは、透明樹脂フィルムからなり、この拡散シート上に和紙が貼り付けられる照明装置。
  2. 3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
    発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え、
    上記シート状光源は、展開形状が矩形形状であり、内側の発光面上の外周縁部に黒塗りされた無照射エリアが形成されている照明装置。
  3. 3次元形状の立体物からなる被検査物の外観検査等に使用される照明装置であって、
    発光面を内側に向けて屈曲された屈曲自在なシート状光源と、シート状光源を屈曲状態に保持すると共にその屈曲角度を調整する屈曲角度調整手段とを備え、
    上記屈曲角度調整手段は、屈曲されたシート状光源の外側面下部に取り付けられた脚板からシート状光源の左右両側に立設された一対のスタンドポールと、スタンドポールに挿通され、スタンドポールの軸方向に沿って上下動自在となったスライダーと、スライダーに連結され、屈曲されたシート状光源の外側面上部に取り付けられた可動板と、可動板を角度調整自在に連結すると共に、シート状光源が屈曲する凸側に折れ曲り自在となった多関節アームとにより構成されている照明装置。
  4. 請求項に記載の照明装置において、
    上記スタンドポールには、軸方向に沿って目盛り表示が付され、
    上記スライダーには、スタンドポールにロック自在とするストッパーが取り付けられている照明装置。
  5. 請求項3又は4記載の照明装置において、
    上記屈曲角度調整手段は、上記多関節アームの関節部をなすヒンジの1つに接続される電動モータと、電動モータを駆動制御する制御部とを備える照明装置。
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