JP5634468B2 - ゲーム制御装置、ゲーム制御方法、プログラム、ゲームシステム、情報処理装置 - Google Patents
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ユーザ間を関係付ける関係付け手段(51)と、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段(52)と、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段(53)と、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段(54)と、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定する特定手段(55)と、
前記特定手段(55)によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段(56)と、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段(57)と、
前記変更手段(57)によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段(58)と、
を備える。
このゲーム制御装置において「所定の条件」は任意に設定してよいが、処理の負荷の分散を図る観点から、ユーザ毎に満足するタイミングが異なる条件が好ましい。例えば、所定の条件として、ユーザがゲームにアクセスしたことを条件としてもよい。
このゲーム制御装置において「ユーザの入力」は、ユーザの通信端末に対する所定の操作釦の押下操作の入力や、タッチパネル機能を備えた通信端末に対する表示画面上のタッチ操作の入力のほか、加速度センサを備えた通信端末を振ることによる操作入力、あるいはジェスチャによる操作入力(ジェスチャ入力)であってもよい。ジェスチャ入力では、撮像機能を備えた通信端末に対する所定のジェスチャを行うことで通信端末がそのジェスチャを画像認識し、予めジェスチャに対応付けられた操作入力を認識する。また、音声認識プログラムを実行可能な通信端末の場合には、ユーザの入力は音声によって行われてもよい。
このゲーム制御装置において「数値情報」は、ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づいて形成されるユーザ間のネットワークを、各ユーザをノードとしたソーシャルグラフとしてみたときに、処理対象のユーザを示すノードと、目標ユーザを示すノードとの間の最短経路上のリンク数(つまり、ネットワーク上の距離)であってもよい。リンク数は、例えばユーザ間の関係の程度等によって、ユーザ間のリンクに重み付けが設定されてもよい。「数値情報に基づく情報」は、数値情報自体に限られず、数値情報に応じたテキスト情報(例えば、「まだ遠い」、「もう少し」等のテキスト)であってもよいし、数値情報に応じた強さ若しくは周波数の音声情報であってもよい。
上記ゲーム制御装置では、ネットワーク内の各ユーザが所定の条件を満足する場合に、各ユーザの数値情報に対する対応付けが行われる。つまり、各ユーザに対応付けられている数値情報が新たに対応付けられるか、既に対応付けられている数値情報が更新される処理が行われる。このような処理のタイミングは、処理の負荷を低減させるために分散している方が好ましい。ネットワーク内の各ユーザがゲームにアクセスするタイミングは比較的ランダムであると考えられるため、所定の条件をユーザがゲームにアクセスしたこととすることは、処理の負荷を低減させる上で好都合である。
なお、「アクセス」は、ゲームへのアクセス等、認証処理を伴うアクセスのほか、ゲーム内の特定のイベントや特定のゲーム要素(ミニゲーム等)、特定のステージに対するアクセスであってもよい。
この構成では、ネットワーク上で隣接するユーザ間の関係の程度に応じて、各ユーザに数値情報が対応付けられる。つまり、ネットワーク上のリンクの重み付けがユーザ間で一定ではなく、ユーザ間の関係の程度に応じたリンクの重み付けに基づいて、各ユーザに数値情報が対応付けられる。これにより、例えば、基準ユーザと目標ユーザとの間で複数の経路が存在する場合に、ユーザの入力による基準ユーザの変更次第で、つまりユーザが採用する経路次第で、ユーザに提供される数値情報に基づく情報が異なる場合が生ずるため、探索ゲームとして興趣性をさらに高めることができる。
「特典」は任意に設定することができ、ゲーム上で利用可能なポイントの付与や、ゲーム上の進行を有利にするゲーム上の設定、調整、あるいはゲーム上の進行を有利にするアイテムの付与であってもよく、ゲームの進行とは直接関係のないアイテムが付与されることであってもよい。付与手段(60)を設けることで、探索ユーザが目標ユーザを探し当てる動機付けを高めることができる。
この構成では、ネットワーク上の各ユーザに対応付ける数値情報が加算演算によって算出されるため、数値情報を算出するときの処理の負荷が軽減される。例えば、第2ユーザを第1ユーザと関係付けられた仲間のユーザとした場合には、リンク数が1であるため、第1ユーザに対応付けられる数値情報を単に、第2ユーザの数値情報に対して1を加算する演算によって算出することができる。
ユーザ間を関係付けるステップと、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定するステップと、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付けるステップと、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定するステップと、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定するステップと、
前記特定するステップによって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付けるステップと、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更するステップと、
基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示するステップと、
を備えた、ゲーム制御方法である。
ユーザ間を関係付ける機能、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する機能、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける機能、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する機能、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定する機能、
前記特定する機能によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける機能、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する機能、及び、
基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する機能、
を実現させるためのプログラムである。
ユーザ間を関係付ける関係付け手段(51)、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段(52)、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段(53)、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段(54)、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定する特定手段(55)、
前記特定手段(55)によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段(56)、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段(57)、及び、
前記変更手段(57)によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段(58)、
の各手段を、前記通信端末(10)又は前記サーバ(20)のいずれか一方が備える。
ユーザ間を関係付ける関係付け手段(51)と、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段(52)と、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段(53)と、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段(54)と、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報を特定する特定手段(55)と、
前記特定手段(55)によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段(56)と、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段(57)と、
前記変更手段(57)によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段(58)と、
を備える。
図1は、実施形態のゲームシステムのシステム構成例を示している。図1に示すように、このゲームシステムは、例えばインターネットなどの通信網NW(ネットワーク)に接続可能な通信端末10a,10b,10c,…と、通信網NWに接続されているゲームサーバ20と、データベースサーバ30とによって構成されている。各通信端末10a,10b,10c,…はそれぞれ、個々のユーザによって操作される端末であり、例えば、携帯端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、双方向の通信機能を備えたテレビジョン受像機(いわゆる多機能型のスマートテレビも含む。)などの通信端末である。なお、以下の説明において、各通信端末10a,10b,10c,…に共通して言及するときには、通信端末10と表記する。
このゲームシステムにおいて、ゲームサーバ20は、クライアントである通信端末10と通信可能に構成されており、通信端末10に対してゲーミングサービスを提供する。ゲームサーバ20には、ゲーム用アプリケーションとしてウェブブラウザ上で動作可能なアプリケーションが実装されている。データベースサーバ30は、ゲームを実行する上での後述する様々な情報を格納しており、それらの情報の読み書きのためにゲームサーバ20と例えば有線で接続される。
通信端末10は、ゲームサーバ20によって提供されるウェブページを表示可能なウェブブラウザを備えており、ユーザは、通信端末10でウェブページに対する操作をしてゲームを実行する。
図2及び図3を参照して通信端末10について説明する。
図2は、通信端末10の外観の例を示す図であって、(a)は、例えば折り畳み式の携帯端末(携帯電話機)などの釦入力方式の通信端末を例示したものであり、(b)は、例えばスマートフォンなどのタッチパネル入力方式の通信端末を例示したものである。図3は、通信端末10の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、画像処理部14、指示入力部15、表示部16、及び、信号送受信部としての通信インタフェース部17を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス18が設けられている。
なお、HTMLデータの取得に当たって、CPU11は、予め登録されたユーザID(ユーザ識別情報)、あるいは指示入力部15を介して入力されるユーザIDを含むアクセス要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20へ通知する。
図4を参照してゲームサーバ20の構成について説明する。
ゲームサーバ20は、例えば階層構造の複数のウェブページからなるゲームのウェブサイトを管理しており、通信端末10に対してゲームのウェブサービスを提供する。図3に示すように、ゲームサーバ20は、CPU21、ROM22、RAM23、データベース(DB)アクセス部24、及び、通信インタフェース部25を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス26が設けられている。なお、ゲームサーバ20は、ハードウエアに関しては汎用のウェブサーバと同一の構成をとることができる。
CPU21は、ROM22内のゲームプログラムをRAM23にロードして実行し、通信インタフェース部25を介して、各種の処理を行う。
CPU21は、通信インタフェース部を介して、通信端末10で表示されるウェブページ上でユーザにより選択されたハイパーリンクまたはメニューに応じた処理を行う。その処理は、例えば、新たなHTMLデータの送信、または、ゲームサーバ20内の演算処理あるいはデータ処理などを含む。
データベースアクセス部24は、CPU21がデータベースサーバ30に対してデータの読み書きを行うときのインタフェースである。
データベースサーバ30(記憶装置)は、大容量のハードディスク装置やRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等の形態の装置等、汎用ストレージで実現できる。データベースサーバ30内の各データベースは、ゲームサーバ20のデータベースアクセス部24を介してCPU21からのデータの読み書きが可能となるように構成されている。
図5に、データベースサーバ30の構成の一例を示す。図5に示すように、データベースサーバ30は、ユーザデータベース31と、ゲームデータベース32とを備える。
以下の説明では、ユーザデータベース31に含まれるユーザID、あるいはユーザを特定するユーザ名(後述する)ごとのデータを総称してユーザデータという。ユーザデータを構成する各項目の情報は、以下のとおりである。
ゲームの実行時に通信端末10のユーザを特定するために表示されるユーザ名である。ユーザ名はユーザによって予め指定される所定長以下のテキストである。ユーザ名は、ゲームサーバ20によって提供されるネットワーク環境(あるいはゲームコミュニティ)上でユーザを特定する名称である。
・ユーザ画像
ユーザ画像は例えばユーザによって予め選択されるアバタ画像である。
・進行レベル
ゲーム上のユーザの進行レベルを示すデータである。例えばLv1(レベル1)からLv100(レベル100)までの範囲のレベル値である。例えば、ゲームの実行回数が所定回数に達する度に、進行レベルが上昇させるようにしてもよい。
・体力ポイント
本実施形態のゲームにおいて、ゲームを進行させる上で必要となるユーザの体力に相当するポイントである。例えば、本実施形態のゲームでは、基準ユーザを変更する度に、所定量の体力ポイントが消費され、所定の時間が経過する毎に所定量回復(増加)するようにしてもよい。
・探索データ
探索データは、探索IDと基準ユーザとなるユーザのユーザIDとを含む。探索IDは、探索のミッションを特定するための識別情報である。
・特典ポイント
本実施形態のゲームにおいて、探索に成功して目標ユーザを探し当てたことでユーザが得た特典ポイントの累積値である。
・仲間のユーザID
対象となるユーザIDと関係付けられた他のユーザIDのデータである。
特定のミッションの探索の目標ユーザとなるユーザのユーザIDである。
・終了時刻
特定のミッションの探索が終了する時刻である。本実施形態のゲームでは、探索ユーザは、終了時刻までに目標ユーザを探し当てたときに特典ポイントが付与される。
・特典ポイント
特定のミッションの探索に成功したときに探索ユーザに付与される特典ポイントである。
距離データは、各ユーザが所定の条件を満たす度に更新される場合がある。
前述したように、本実施形態のゲームでは、目標ユーザを探し当てるまでに、探索ユーザが、探索の基準となる基準ユーザを順次変更するが、このとき、基準ユーザとなるユーザに目標ユーザまでの距離情報が距離データ上で対応付けられている場合には、その距離情報に基づく情報が探索ユーザに提示される。そのため、基準ユーザを変更する度に、基準ユーザと目標ユーザとの間の距離を算出する必要がないため、処理負荷が軽減される。
以下、ネットワーク内の各ユーザについて、目標ユーザまでの距離情報を算出する処理の原理について、図10、及び図11A〜11Eを参照して説明する。
図11A〜11Eにおいて、既に距離情報が対応付けられているユーザの仲間であって(つまり、当該ユーザとの間のリンク数が1であって)、かつ該当する期間にゲームにアクセスしたユーザ(つまり、所定の条件を満たしたユーザ)を示す円を、太線で表している。既に距離情報が対応付けられているユーザの仲間ではないが、単にゲームにアクセスしたユーザについては、対応する距離情報の値が決定されないため、当該ユーザを示す円は太線で表していない。
期間T1の開始時刻では、既に距離情報が対応付けられているユーザは目標ユーザのみである。目標ユーザには、初期値として「0」が対応付けられている(図10参照)。ここで、期間T1内に、目標ユーザの仲間の一人であるユーザKFCがゲームにログインした場合を想定する。この場合、ユーザKFCにとって仲間のユーザである目標ユーザXYZに対応付けられている距離情報が「0」であるため、ユーザKFCに対応付けられる距離情報は目標ユーザのそれに1を加えて「1」となる。その結果、期間T1の終了時刻において、ネットワーク内の各ユーザに対応付けられている距離情報は、図11Aに示したとおりとなる。
期間T1に続く期間T2内に、既に距離情報が対応付けられているユーザ(ここでは、目標ユーザXYZとユーザKFC)のいずれかの仲間であるユーザSAM,EST,DCTがゲームにログインした場合を想定する。この場合、ユーザEST,DCTにとって仲間のユーザである目標ユーザXYZに対応付けられている距離情報が「0」であるため、ユーザEST,DCTに対応付けられる距離情報は共に、目標ユーザのそれに1を加えて「1」となる。ユーザSAMは、目標ユーザXYZとユーザKFCの2人と仲間である。ユーザSAMに対応付ける距離情報として、目標ユーザXYZ(距離情報:0)を基準とすると「1」(0+1=1)となり、ユーザKFC(距離情報:1)を基準とすると「2」(1+1=2)となる。このように、複数の距離情報が対応付け可能である場合には、より小さい値を対応付ける。すなわち、ユーザSAMに対応付けられる距離情報は、「1」となる。以上の結果、期間T2の終了時刻において、ネットワーク内の各ユーザに対応付けられている距離情報は、図11Bに示したとおりとなる。
期間T2に続く期間T3内に、既に距離情報が対応付けられているユーザSAMの仲間であるユーザDSGがゲームにログインした場合を想定する。この場合、ユーザDSGにとって仲間のユーザであるユーザSAMに対応付けられている距離情報が「1」であるため、ユーザDSGに対応付けられる距離情報は、ユーザSAMのそれに1を加えて「2」となる。その結果、期間T3の終了時刻において、ネットワーク内の各ユーザに対応付けられている距離情報は、図11Cに示したとおりとなる。
期間T3に続く期間T4内に、既に距離情報が対応付けられているユーザSAM,DSGの仲間であるユーザGTRがゲームにログインした場合を想定する。ユーザGTRに対応付ける距離情報として、目標ユーザSAM(距離情報:1)を基準とすると「2」(1+1=2)となり、ユーザDSG(距離情報:2)を基準とすると「3」(2+1=3)となる。この場合、前述したように、ユーザGTRに対応付けられる距離情報は、より小さい値をとるため「2」となる。その結果、期間T4の終了時刻において、ネットワーク内の各ユーザに対応付けられている距離情報は、図11Dに示したとおりとなる。
期間T4に続く期間T5内に、既に距離情報が対応付けられているユーザKFC,GTRのそれぞれの仲間であるユーザFSR,BJCがゲームにログインした場合を想定する。この場合、ユーザFSRにとって仲間のユーザであるユーザKFCに対応付けられている距離情報が「1」であるため、ユーザFSRに対応付けられる距離情報は、ユーザKFCのそれに1を加えて「2」となる。ユーザBJCにとって仲間のユーザであるユーザGTRに対応付けられている距離情報が「2」であるため、ユーザBJCに対応付けられる距離情報は、ユーザGTRのそれに1を加えて「3」となる。以上の結果、期間T5の終了時刻において、ネットワーク内の各ユーザに対応付けられている距離情報は、図11Eに示したとおりとなる。
次に、本実施形態のゲームの内容について、図12〜18を参照しながら説明する。図12〜18は、本実施形態のゲームにおいて、探索ユーザの通信端末10に表示される一連のウェブページを示す図である。なお、各ウェブページは、一例として、図11Eに示したようにネットワーク内の各ユーザに距離情報が対応付けられた後に探索が行われた場合を想定する。
以下の説明において、通信端末10に表示されるウェブページ上で表示されるメニュー、マーク等はウェブページ上で所望の位置に配置されるものであって、通信端末10で視認されるメニュー、マーク等の表示画面上の位置は、ユーザの方向指示釦あるいはタッチパネル操作によるウェブページのスクロール操作によって変化しうる。
ユーザデータ表示領域は、対象となるユーザIDのユーザデータに含まれる、進行レベル、体力ポイントの各項目のデータ(図6参照)が表示される領域である。メニュー表示領域は、本実施形態のゲームにおいて、ユーザの仲間を辿ることによって目標ユーザを探し当てる処理である探索処理の実行を開始するためのメニューm1(「ユーザ探索」)を含む複数のメニュー(メニューm1以外は図示せず)が表示される領域である。
表示領域104には、探索ユーザが基準ユーザを更新するために、基準ユーザの仲間のユーザの一覧(仲間リスト)が表示される。P2の例では、探索ユーザであると同時に基準ユーザでもあるユーザKNMの仲間リストが表示される。
ウェブページP2の表示領域103は、基準ユーザとなるユーザのユーザ画像と、当該ユーザに対して挨拶メッセージを送信するためのメニューm21(「挨拶する」)と、当該ユーザを新たに仲間として関係付ける申請を行うためのメニューm22(「仲間に誘う」)とを含む。このようなメニューを設けることで、探索ユーザは、探索の過程で認識した他のユーザと直接的にコミュニケーションをとることができ、他のユーザと仲間の関係を構築できる機会が与えられる。例えば、メニューm21が選択操作されると、テキストメッセージを入力するためのテキストボックスと、送信釦とを含むウェブページ(図示せず)に更新される。そのテキストボックス内にメッセージが入力された状態で送信釦を選択操作することで、当該メッセージが受け付けられ、基準ユーザに届けられる仕組みとなっている。本実施形態のゲームにおいて探索ユーザは、基準ユーザを変更する度に、自らの仲間ではない他のユーザを認識するようになるため、例えば目標ユーザに関する情報を質問する、あるいは探索ゲームとは無関係の内容についてのメッセージを送信する等の様々なコミュニケーションをとる機会が得られることになる。
図15(b)に示すように、ウェブページP4が表示された時点では、ソーシャルグラフ上での基準ノードNrは、ユーザGTRを示すノードに相当する。この時点では、図15(b)に示すように、基準ユーザであるユーザGTRに距離情報(「2」)が対応付けられているため、表示領域101には、その距離情報が棒状に表示される(つまり、2目盛り分表示される)。
図16(b)に示すように、ウェブページP5が表示された時点では、ソーシャルグラフ上での基準ノードNrは、ユーザSAMを示すノードに相当する。この時点では、図16(b)に示すように、基準ユーザであるユーザSAMに距離情報(「1」)が対応付けられているため、表示領域101には、その距離情報が棒状に表示される(つまり、1目盛り分表示される)。
図17(b)に示すように、ウェブページP6が表示された時点では、ソーシャルグラフ上での基準ノードNrは、ユーザXYZを示すノードに相当する。この時点では、図17(b)に示すように、基準ユーザであるユーザXYZに距離情報(「0」)が対応付けられているため、表示領域101では、ユーザKNMの現在位置と目標位置が一致する。
なお、探索ユーザは、選択した基準ユーザに距離情報が対応づけられていない場合、その基準ユーザ(P6の例では、ユーザZAP)に対して、所定の条件を満たすように(例えば、ゲームへのアクセスを行うように)ミニメールを送信できるように構成されてもよい。
次に、上述した本実施形態のゲームを実現するためゲーム制御装置における各処理について説明する。
本実施形態では、ゲームサーバ20及びデータベースサーバ30によってゲーム制御装置が構成されている。以下では、上述したゲームが適用される場合を例として、本実施形態のゲーム制御装置で実現される機能について、図19を参照して説明する。図19は、本実施形態のゲーム制御装置で主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図である。
関係付け手段51の機能は例えば、以下のとおり実現される。ゲームサーバ20のCPU21は、通信インタフェース部25を介して、あるユーザIDに対応するユーザの通信端末10から、仲間になりたいユーザID(あるいは、対応するユーザ名)を指定した申請メッセージ(申請)を受け付ける。この申請メッセージの送信は、ユーザの通信端末10に提供されるウェブページの機能として予め設定されている。CPU21は、申請メッセージを受け付けると、申請メッセージに含まれるユーザIDに基づくアクセスがあったタイミングで、そのユーザIDに対応する通信端末10宛に、他のユーザIDに基づく申請を承認するか否かを返信することを要求するためのウェブページを表示させるHTMLデータを送信する。その申請を承認することが返信されれば、CPU21は、両者を仲間として登録する。具体的には、CPU21は、ユーザデータベース31内の対応する2つのユーザIDのユーザデータの「仲間のユーザID」の箇所(図6参照)にデータを書き込む。
なお、ユーザ同士を関係付ける条件は、上記のような申請と承認を必要とする形式に限らず、同一の進行レベルのユーザ同士を、ゲーム内で関係付けられたユーザ同士と位置付け、仲間として登録してもよい。あるいは、所定回数の挨拶メッセージを送信するユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよいし、ユーザ間でバトルや協力プレイを行うゲーム上のモードが存在する場合には、所定回数以上バトル又は協力プレイを行ったユーザ同士を自動的に仲間として登録してもよい。また、協力プレイでは、応援の要請を行ったユーザと、当該ユーザからの所定回数以上の応援の要請に対して承諾したユーザとを仲間として登録してもよい。
設定手段52の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、新たな探索のミッションを生成する場合、新たな探索IDを発行し、探索IDに対応する目標ユーザ、終了時刻、及び特典ポイントを決定して、探索データベースに書き込む。
なお、目標ユーザの設定は適宜行われてもよく、例えば、所定の条件を満たすユーザを目標ユーザとして設定してもよい。例えば、複数のユーザからなるグループがゲーム上で設定されている場合に、グループ内のいずれかのユーザがグループに対して不利となる処理を行ったことを条件として、当該ユーザを目標ユーザに設定し、グループ内の他のユーザを探索ユーザに設定してもよい。この場合、例えば、グループ内で目標ユーザを「裏切り者」として探し当てるゲーム設定としてもよい。
第1対応付け手段53の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、距離データにアクセスして、目標ユーザに対応するユーザIDについて、自らが目標ユーザとなっている距離情報として「0」を書き込む。図9の例では、ユーザID:456789のユーザと、ユーザID:765432のユーザがそれぞれ、探索ID:01,探索ID:02の目標ユーザに設定されており、対応付けられる距離情報として「0」が書き込まれる。
判定手段54の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザの通信端末10から、本実施形態のゲームのURLを指定したHTTPリクエストを通信インタフェース部25を介して取得すると、当該ユーザがゲームにアクセスしたと判断する。
特定手段55の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、ユーザ(処理対象のユーザ;第1ユーザ)がゲームにアクセスしたと判断した場合、当該ユーザの仲間に対応付けられている距離情報のうち、最も小さい距離情報(第2ユーザに対応付けられた距離情報)を特定する。この場合、CPU21は、ユーザデータにアクセスして第1ユーザの仲間のユーザIDを読み出し、そのユーザIDに対応する距離情報を距離データから読み出し、その中で最も小さい距離情報を特定する。距離情報を特定する処理は、ネットワーク内のいずれかのユーザがゲームにアクセスしたと判断する度に逐次行われる。
第2対応付け手段56の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、仲間に対応付けられている距離情報のうち最も小さい距離情報を特定した後、その特定した距離情報に1(仲間の間のリンク数)を加えた値を、処理対象のユーザ(第1ユーザ)に対応付けられる距離情報として、距離データに書き込む。
変更手段57の機能は、以下のようにして実現できる。ゲームサーバ20のCPU21は、例えば定期的に、あるいは逐次、各ユーザのユーザデータの仲間のユーザIDを読み出し、隣接リストを生成してRAM23に記憶させる。隣接リストは、ユーザをノードで表し、ユーザ間の関係付けの有無をノード間のリンクの有無で表したときのソーシャルグラフを表現するためのデータ構造の例である。なお、ソーシャルグラフを表すデータ構造は、図8に例示した隣接リストに限られず、隣接行列であってもよい。隣接行列は、行番号及び列番号がそれぞれユーザIDに対応した正方行列であり、関係付けの有無を示す1又は0の値により成分を記述した行列である。
提示手段58の機能を実現するために、ゲームサーバ20のCPU21は、ゲームサーバ20のCPU21は、基準ユーザの変更先のユーザについての選択結果を含むHTTPリクエストを取得した場合、距離データにアクセスして、選択されたユーザに対応付けられた距離情報を読み出し、その距離情報を含むHTMLデータを生成して探索ユーザの通信端末10へ送信する。このHTMLデータを解釈することで通信端末10に表示されるウェブページは、図13〜15に例示したP2〜P6であり、これらのウェブページの表示領域101には、選択されたユーザ(変更後の基準ユーザ)に距離情報が対応付けられている場合には、現在位置と目標位置の距離情報としてリンク数が棒状に表示される。
次に、本実施形態のゲーム制御装置により行われる主要な処理のフローの一例について、図20〜22のフローチャートを参照して説明する。図20は、本実施形態のゲームにおいて、ユーザの仲間関係を示すソーシャルグラフの隣接リストを更新する処理のフローチャートである。図21は、図9に例示した距離データを更新する処理のフローチャートである。図22は、探索処理を示すフローチャートである。なお、図22に示すフローチャートには、HTTPリクエストの送受信、及びウェブページの表示処理については、煩雑にならないように記載せず、その代わりに、例示したウェブページP1〜P6が表示されるタイミングをP1〜P6の符号で示してある。
図20に示す隣接リストの更新処理は、例えば毎日所定の時刻になると実行される場合が示されている。所定の時刻になったと判断した場合(ステップS10:YES)、ゲームサーバ20のCPU21は、各ユーザのユーザデータの仲間のユーザIDを読み出す(ステップS20)。次いでCPU21は、各ユーザのユーザIDと、各ユーザの仲間のユーザIDとを対応付けて隣接リストを生成し、RAM23に記憶されている隣接リストのデータを更新する(ステップS30)。これにより、任意のタイミングで構築あるいは破棄されうるユーザ間の仲間関係は、毎日所定の時刻に、探索処理に使用される隣接リストに反映されることになる。このような更新処理は、後述する探索処理の実行中に、当該探索処理の基礎となる隣接リストが変更されない点で好都合である。
なお、隣接リストの更新は、定期的に行われる場合に限られず、逐次行われてもよい。例えば、CPU21は、ユーザ間の仲間関係が新たに形成される度に(例えば、一方のユーザからの仲間の申請に対して他方のユーザからの承諾が受け付けられたタイミングで)、隣接リストを更新してもよい。
図21に示す距離データの更新処理は、ユーザ単位で順次行われる。ゲームサーバ20のCPU21は、ステップS60以降の処理について、処理対象のユーザが所定の条件を満たす場合(ステップS50:YES)、すなわち、ゲームにアクセスしたと判断した場合に行う。ステップS50の判断は、ユーザの通信端末10から、本実施形態のゲームのURLを指定したHTTPリクエストを通信インタフェース部25を介して取得した結果に基づいて行われる。処理対象のユーザがゲームにアクセスしたと判断されない場合には(ステップS50:NO)、終了する。
次いでCPU21は、ステップS70で特定した距離情報に1(仲間の間のリンク数)を加えた値を、処理対象のユーザ(第1ユーザ)に対応付けられる距離情報として決定し(ステップS80)、処理対象のユーザに対応付けて、決定した距離情報を距離データに書き込む(ステップS90)。
ゲームサーバ20のCPU21は、トップページP0上でメニューm1(「ユーザ探索」)の選択操作結果を含むHTTPリクエストを取得すると、探索データベースにアクセスしてユーザが選択可能な(つまり、終了時刻に達していない)1又は複数の探索のミッションのデータを読み出して当該データを含むHTMLデータを生成してユーザの通信端末10へ送信する。これにより、ウェブページP1(図12参照)がユーザの通信端末10に表示される。ウェブページP1において、探索ユーザとなるユーザが、いずれかの探索のミッションを選択することにより、図22の探索処理が開始される。ゲームサーバ20のCPU21は、ミッションの選択結果(つまり、メニューm11,12,…のいずれかの選択操作結果)を含むHTTPリクエストを取得すると(ステップS100:YES)、選択されたミッションに対応する探索IDについての探索の処理(ステップS110以降の処理)を実行する。CPU21は、ミッションの選択結果を含むHTTPリクエストを取得しない場合には(ステップS100:NO)、終了する。
CPU21は、基準ユーザの変更先のユーザについての選択結果(入力情報)を含むHTTPリクエストを取得した場合(ステップS160:YES)、探索ユーザに対応付けられるRAM23内の基準ユーザを更新して(ステップS170)、ステップS120に戻る。CPU21は、基準ユーザの変更先のユーザについての選択結果(入力情報)を含むHTTPリクエストを取得しない場合(ステップS160:NO)、待機する。
しかし、第1ユーザに対応付ける距離情報を算出する処理は、上述したように加算演算を用いる方法に限られない。第1ユーザに対応付ける距離情報が目標ユーザから遠ざかる毎に、距離情報を低下させてもよい。例えば、CPU21は、第1ユーザの仲間に対応付けられている距離情報の中で最も大きい距離情報を特定した後、その特定した距離情報から1(仲間の間のリンク数)だけ減らした値を、処理対象のユーザ(第1ユーザ)に対応付けられる距離情報として算出する。この場合、目標ユーザに予め対応付ける距離情報を「0」としたならば、目標ユーザ以外のユーザに対応付けられている距離情報の絶対値が、目標ユーザからそのユーザまでの距離を表すことになる。つまり、距離情報は、減算処理によって算出されてもよい。
上述した実施形態では、変更手段57は、探索ユーザを起点として、探索の基準となるユーザである基準ユーザをネットワークのリンクに基づき順次変更する場合について説明したが、探索ユーザを起点とする場合に限られない。出発ノードに対応するユーザは、仲間関係によって形成されるネットワーク上の任意のユーザであってよく、探索ユーザと異なっていてもよい。
さらに以下において、上述した実施形態のいくつかの変形例について説明する。
上述した実施形態のゲーム制御装置では、特定手段55及び第2対応付け手段56において、ネットワーク内の各ユーザが所定の条件を満足する場合に、各ユーザの距離情報(数値情報)に対する対応付けが行われる。つまり、各ユーザに対応付けられている距離情報が新たに対応付けられるか、既に対応付けられている距離情報が更新される処理が行われる。このような処理のタイミングは、処理の負荷を低減させるために分散している方が好ましい。かかる観点から、上述した実施形態では、所定の条件をユーザがゲームにアクセスしたこととした。ネットワーク内の各ユーザがゲームにアクセスするタイミングは比較的ランダムであると考えられるため、所定の条件をユーザがゲームにアクセスしたこととすることは、処理の負荷を低減させる上で好都合である。なお、「アクセス」は、ゲームへのアクセス等、認証処理を伴うアクセスのほか、ゲーム内の特定のイベントや特定のゲーム要素(ミニゲーム等)、特定のステージに対するアクセスであってもよい。
なお、ユーザのアクセスが過度に行われる場合には、各ユーザに対する距離情報の対応付けの処理が頻繁に行われ、処理の負荷が高まる虞もある。その場合には、例えばゲームへのアクセスが所定の回数ある度に、所定の条件を満たしたと判断してもよい。あるいは、ゲームにアクセスし、かつ当該アクセスを基準として過去の所定時間(例えば、1時間)内にゲームにアクセスしていないことを所定の条件としてもよい。
上述した実施形態のゲームでは、探索ユーザは、自らを起点としてユーザ間の仲間関係を辿ることで目標ユーザを探し当てる仕組みとしたが、ユーザ間の関係は仲間関係に限られず、様々な関係態様によって決定してもよい。例えば、ユーザ間で挨拶メッセージを送信する機能が設けられている場合(例えば、図14のメニューm21等)、挨拶メッセージの送受信が行われたユーザ間を、挨拶履歴のある関係とし、その関係を辿ることによって目標ユーザを探し当てる仕組みとしてもよい。その場合、ユーザ毎に、挨拶履歴のあるユーザ間を関係付けて、例えばユーザデータに記憶しておき、隣接リストは、挨拶履歴のあるユーザのユーザIDを対応付けたものとする。本変形例の場合、例えば図14(a)のP3に示したウェブページは、例えば図23のP3aに示したように表示される。図23に示すように、本変形例では、基準ユーザの変更は、現在の基準ユーザと挨拶履歴のある他のユーザの中から選択して行われるように構成される。
本変形例は、上述した実施形態において、仲間の関係を、挨拶履歴のある関係に置き換えたものであり、上述した実施形態と同様にして実現することができる。つまり、本変形例では、関係付け手段51は、挨拶履歴のあるユーザ間を関係付ける機能を備える。
上述した実施形態において、変更手段57は、仲間のネットワーク内の基準ユーザを変更するに当たって、当該基準ユーザの仲間(つまり、基準ユーザに関係付けられた複数のユーザ)の中から一部のユーザを、変更後の基準ユーザの候補として探索ユーザに提示する機能を備えてもよい。つまり、図13〜16のウェブページP2〜P5に示した仲間リストでは、現在の基準ユーザのすべての仲間のユーザを選択可能に提示される場合を例示したが、このような場合に限られない。仲間リストでは、現在の基準ユーザの一部の仲間のユーザが表示される場合でもよい。
一部の仲間のユーザのみを仲間リストとして提示するのは、例えば、探索ゲームの難易度を調整する目的で行われてもよい。つまり、ネットワーク内の各ユーザの仲間が多数存在する場合には、探索ユーザにとって、基準ユーザを順次変更しながら目標ユーザを探索することが困難となりうる。そこで、探索ゲームの難易度を低下させる目的で、基準ユーザを変更するに当たってその基準ユーザの仲間のユーザの中から変更後の基準ユーザの候補を制限するようにしてもよい。
本変形例は、以下のようにして実現することができる。ゲームサーバ20のCPU21は、基準ユーザの変更先のユーザの候補を探索ユーザに提示する場合、隣接リストを参照して、現在の基準ユーザのユーザIDに対応するユーザのユーザIDのうち一部(例えば、所定数のユーザID)を読み出し、読み出したユーザIDに対応するユーザの情報を一覧形式で表示するためのHTMLデータを生成する。このとき、読み出し対象となる一部のユーザIDの中には、距離情報が対応付けられている仲間のユーザIDが含まれていることが好ましく、距離情報が対応付けられている仲間の中で距離情報の値が最も小さい仲間のユーザIDが含まれていることがさらに好ましい。当該ユーザIDが含まれていない場合には、探索ユーザが目標ユーザに辿り着けないか、遠回りせざるを得ないため、探索ゲームの難易度が却って増加する虞があるためである。
上述した実施形態において、設定手段52は、探索開始時の基準ユーザと目標ユーザとの間のリンク数が所定の範囲内となるように、目標ユーザを設定する機能を備えてもよい。
探索の初期において基準ユーザと目標ユーザとの間のリンク数が大きい(つまり、ネットワーク上でユーザ間の距離が離れている)場合には、探索ユーザにとって、基準ユーザを順次変更しながら目標ユーザを探索することが困難となりうる。ネットワーク内の各ユーザの仲間(各ユーザに関係付けられたユーザ)が多数存在する場合には尚更である。そこで、探索開始時の基準ユーザと目標ユーザとの間のリンク数が所定の範囲内となるように、目標ユーザとなるユーザを設定するようにしてもよい。
本変形例を実現するためには、ゲームサーバ20のCPU21は、トップページP0上でメニューm1(「ユーザ探索」)の選択操作結果を含むHTTPリクエストを取得すると、探索データベースにアクセスしてユーザが選択可能な(つまり、終了時刻に達していない)1又は複数の探索のミッションのうち、処理対象のユーザ(つまり、探索開始時の基準ユーザ)からみて距離(リンク数)が所定の範囲内にある目標ユーザが設定されているミッションのデータを読み出し、当該データを含むHTMLデータを生成してユーザの通信端末10へ送信する。これにより、探索ユーザとなるユーザによって選択されるミッションは、目標ユーザまでのリンク数が所定の範囲内にあるミッションに限定される。
なお、探索データベースに記述されるミッションごとの(各探索ID)のデータは、目標ユーザを予め固定的に設定されていなくてもよい。例えば探索開始時の基準ユーザを探索ユーザとする場合、各ミッションの目標ユーザは、探索ユーザとなるユーザによっていずれかの探索のミッションが選択された時点で、当該ユーザからのリンク数が所定の範囲内にあるユーザのいずれかを目標ユーザとして決定するようにしてもよい。
上述した実施形態において、変更手段57は、仲間のネットワーク内の少なくとも1つのリンクに基づく基準ユーザの変更を制限する機能を備えてもよい。
この構成では、例えばネットワーク内のリンクを遮断して特定のユーザ間の関係付けのリンクを辿ることが禁止されるため、探索ユーザに応じた探索の難易度の設定等、探索ゲームの設定を柔軟に変更することができる。なお、基準ユーザの変更の「制限」は、ユーザ間のリンクを辿ることを完全に遮断する場合に限られず、所定の時間の間のみ遮断する場合であってもよく、特定の探索ユーザに対してのみ遮断されることであってもよい
本変形例は、以下のようにして実現することができる。ゲームサーバ20のCPU21は、基準ユーザの変更先のユーザの候補を探索ユーザに提示する場合、隣接リストを参照して、現在の基準ユーザのユーザIDに対応するユーザのユーザIDのうち一部を読み出し、読み出したユーザIDに対応するユーザの情報を一覧形式で表示するためのHTMLデータを生成する。このとき、CPU21は、距離データを参照して、現在の基準ユーザのユーザIDに対応するユーザの中で最も小さい距離情報が対応付けられているユーザのユーザIDを、読み出し対象のユーザIDから除外してもよい。これにより、探索ユーザは、目標ユーザに辿り着けないか、遠回りせざるを得なくなるため、探索ゲームの難易度を上昇させることができる。
また、リンクの制限は、現在の基準ユーザからその仲間のユーザへの基準ユーザの変更を、当該仲間のユーザの属性等に応じて制限することによって行われてもよい。例えば、ネットワーク内の複数のユーザが2グループに分かれており、基準ユーザの変更が同一グループのユーザ間でのみ可能とするゲーム設定を想定する。この場合、基準ユーザの変更として、現在の基準ユーザ(例えば、探索ユーザと同じグループAに属しているものとする。)から、当該基準ユーザの仲間のユーザのうちグループAに属しているユーザへの変更のみが許可される。
目標ユーザの仲間との間の少なくともいずれかのリンクに基づく基準ユーザの変更を制限するには、ゲームサーバ20のCPU21は、基準ユーザの変更先のユーザの候補を探索ユーザに提示する際に、当該基準ユーザが目標ユーザの仲間である場合には(つまり、距離情報の値として1が対応付けられている場合には)、隣接リストを参照して、現在の基準ユーザのユーザIDに対応するユーザのユーザIDのうち一部を読み出すときに、読み出し対象となるユーザIDの中に目標ユーザのユーザIDが含まれないようにする。なお、目標ユーザに至るすべてのリンクを遮断してしまうと、探索ユーザが目標ユーザを探し当てることができなくなってしまうため、目標ユーザに至るすべてのリンクを遮断することを禁止することが好ましい。
上述した実施形態では、仲間のユーザ間のリンク数を「1」とした場合について説明したが、仲間のユーザ間のリンク数は、そのユーザ間の関係の程度に応じて重み付けを設定してもよい。例えば、仲間のユーザ間のリンク数は、1より大きくてもよいし、1より小さくてもよい。
本変形例のゲーム制御装置は、ユーザ間の関係の程度に応じた親密度を、関係付け手段51によって関係付けられたユーザ間に設定する親密度設定手段59、を備える。第2対応付け手段56は、ネットワーク上で隣接するユーザ間のリンク数が当該ユーザ間の親密度に応じて調整されるようにして、第1ユーザ(例えば、ゲームにアクセスした各ユーザ)に距離情報(数値情報)を対応付ける機能を備える。
本変形例の機能ブロック図を図24に示す。図24に示す機能ブロック図は、図19に示したものに対して、親密度設定手段59が追加された点で異なる。
この構成では、ネットワーク上で隣接するユーザ間の関係の程度に応じて、各ユーザに距離情報(数値情報)が対応付けられる。つまり、ネットワーク上のリンクの重み付けがユーザ間で一定ではなく、ユーザ間の関係の程度に応じたリンクの重み付けに基づいて、各ユーザに距離情報が対応付けられる。これにより、例えば、基準ユーザと目標ユーザとの間で複数の経路が存在する場合に、ユーザの入力による基準ユーザの変更次第で、つまりユーザが採用する経路次第で、ユーザに提供される、距離情報に基づく情報が異なる場合が生ずるため、探索ゲームとして興趣性をさらに高めることができる。
親密度とは、仲間のユーザ間の関係性の高さを一定の基準で数値化したものである。親密度のデータ(親密度データ)の一例を図25に示す。図25に示す親密度データの例では、各ユーザの仲間のユーザ(ユーザID)と対応付けて、ユーザ間の応援メッセージの送信あるいは受信の頻度(応援頻度)、ゲーム上で使用可能なアイテムなどのプレゼントを送信あるいは受信した回数(プレゼント回数)などが記録され、これらの頻度や回数に基づいて一定の基準で親密度の値が設定される。応援頻度やプレゼント回数が多いほど親密度が高く設定される。また、一定の基準では、親密度の設定の基礎となる項目(図25では、応援頻度やプレゼント回数など)ごとに、重み付けを考慮したものであってもよい。例えば、応援頻度が少なくてもプレゼント回数が多い場合に親密度を高く設定してもよい。このような親密度データは、例えば、ユーザデータベース31内に記録される。
「親密度に応じた値」は、親密度が高いほど小さな値に設定してもよい。例えば、親密度が低い場合(例えば、親密度:1〜3)に1とし、親密度が中程度の場合(例えば、親密度:4〜6)に0.7とし、親密度が高い場合(例えば、親密度:7〜10)に0.3としてもよい。
上述した実施形態の探索ゲームでは、探索ユーザが目標ユーザを探し当てた場合に、探索ユーザに対して特典を付与してもよい。
本変形例のゲーム制御装置は、基準ユーザと目標ユーザが一致した場合に、探索ユーザに特典を付与する付与手段60を備える。付与手段60を設けることで、探索ユーザが目標ユーザを探し当てる動機付けを高めることができる。本変形例の機能ブロック図を図26に示す。図26に示す機能ブロック図は、図19に示したものに対して、付与手段60が追加された点で異なる。
付与手段60の機能は、以下のようにして実現することができる。ゲームサーバ20のCPU21は、基準ユーザの変更先のユーザについての選択結果を含むHTTPリクエストを取得した場合、選択された基準ユーザに対応付けられている距離情報が「0」である場合には、探索データベースを参照して、対象となる探索IDに対応付けられている特典ポイントを、探索ユーザに付与することを決定する。探索ユーザが探索に成功したことと、探索ユーザに付与される特典ポイントの量は、上記HTTPリクエストに応答するHTMLデータに含まれる。CPU21は、探索ユーザのユーザデータにアクセスして、探索ユーザに付与すべき特典ポイントを加算して書き込む処理を行う。
なお、付与手段60は、ゲーム設定あるいはゲームシナリオに基づき、付加的な条件を満たした上で探索ユーザに特典を付与する機能を備えてもよい。例えば、付与手段60は、基準ユーザと目標ユーザが一致した後に、探索ユーザと目標ユーザとの間でバトルを行い、探索ユーザが目標ユーザに勝利した場合に、探索ユーザに特典を付与してもよい。あるいは、付与手段60は、基準ユーザと目標ユーザが一致した後に、探索ユーザが目標ユーザに対して所定のアイテムを付与した場合に、探索ユーザに特典を付与してもよい。
探索開始時の基準ユーザと目標ユーザとの間のリンク数が大きい(つまり、ネットワーク上でユーザ間の距離が離れている)ほど、探索ユーザが目標ユーザを探し当てるまでに基準ユーザの変更回数が多くなると考えられる。そこで、探索ユーザに付与する特典を、探索開始時の基準ユーザと目標ユーザとの間の距離に応じて設定することで、探索の難易度に応じた特典を探索ユーザに付与することができる。
本変形例では、探索データベースにおいて、探索IDごとに特典ポイントを予め設定しなくてもよい。ゲームサーバ20のCPU21は、処理対象のユーザがいずれかの探索IDのミッションを選択して探索を開始した時点(つまり、初期の時点)の基準ユーザ(例えば上記実施形態では、探索ユーザ)と目標ユーザとの間の距離(リンク数)を記憶しておく。初期の時点の基準ユーザと目標ユーザとの間の距離の算出方法として、例えばダイクストラ法(Dijkstra's Algorithm)やワーシャル-フロイド法(Warshall-Floyd Algorithm)などの公知の如何なるアルゴリズム(グラフ上の最短経路を求めるアルゴリズム)を適用してもよい。CPU21は、目標ユーザとの間の距離が0であると判断した場合に、探索ユーザに特典ポイントを付与することを決定する。このとき、CPU21は、付与される特典ポイントの量を、探索開始時の基準ユーザと目標ユーザとの間の距離が大きいほど大きくする。なお、特典ポイントの量は、初期の距離(つまり、初期の時点の基準ユーザと目標ユーザとの間の距離)と特典ポイントの量の関係を記述したテーブルを参照して決定してもよいし、初期の距離に対して所定の演算式を当てはめることによって特典ポイントを算出してもよい。
上述した変形例では、本発明の「特典」の一例として特典ポイントを採り上げたが、本発明の特典は任意の形式で設定することができる。例えば、本発明の特典の他の例として、ゲーム上の進行を有利にするゲーム上の設定、調整、あるいはゲーム上の進行を有利にするアイテムの付与であってもよく、ゲームの進行とは直接関係のないアイテムが付与されることであってもよい。
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…画像処理部
15…指示入力部
16…表示部
17…通信インタフェース部
18…バス
20…ゲームサーバ
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…データベースアクセス部
25…通信インタフェース部
26…バス
30…データベースサーバ
31…ユーザデータベース
32…ゲームデータベース
51…関係付け手段
52…設定手段
53…第1対応付け手段
54…判定手段
55…特定手段
56…第2対応付け手段
57…変更手段
58…提示手段
59…親密度設定手段
60…付与手段
Claims (10)
- ユーザ間を関係付ける関係付け手段と、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段と、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段と、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段と、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段と、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段と、
前記変更手段によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段
と、
を備えた、ゲーム制御装置。 - 前記所定の条件は、ユーザがゲームにアクセスしたことであることを特徴とする、
請求項1に記載されたゲーム制御装置。 - 前記所定の条件は、ユーザ毎にランダムに割り当てられた時刻、あるいはユーザ毎に所定の規則に従って割り当てられた時刻に達したことであることを特徴とする、
請求項1に記載されたゲーム制御装置。 - 前記設定手段は、複数の目標ユーザを設定し、
前記第2対応付け手段は、目標ユーザ毎に前記第1ユーザに数値情報を対応付けることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載されたゲーム制御装置。 - ユーザ間の関係の程度に応じた親密度を、前記関係付け手段によって関係付けられたユーザ間に設定する親密度設定手段、を備え、
前記第2対応付け手段は、前記ネットワーク上で隣接するユーザ間のリンク数が当該ユーザ間の親密度に応じて調整されるようにして、前記第1ユーザに数値情報を対応付けることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載されたゲーム制御装置。 - 基準ユーザと前記目標ユーザが一致した場合に、探索ユーザに特典を付与する付与手段、を備えたことを特徴とする、
請求項1〜5のいずれかに記載されたゲーム制御装置。 - 前記第2対応付け手段は、前記特定手段によって特定された数値情報と、前記第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とを加算して、前記第1ユーザに対応付ける数値情報を算出することを特徴とする、
請求項1〜6のいずれかに記載されたゲーム制御装置。 - コンピュータに、
ユーザ間を関係付ける機能、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する機能、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける機能、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する機能、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定する機能、
前記特定する機能によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける機能、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する機能、及び、
基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する機能、
を実現させるためのプログラム。 - 通信端末と、当該通信端末からアクセスされるサーバとを含むゲームシステムであって、
ユーザ間を関係付ける関係付け手段、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報が対応付けられている第2ユーザを特定する特定手段、
前記特定手段によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段、及び、
前記変更手段によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段、
の各手段を、前記通信端末又は前記サーバのいずれか一方が備えた、
ゲームシステム。 - ユーザ間を関係付ける関係付け手段と、
ユーザ間の関係付けを示すリンクに基づくネットワークにおいて、探索の目標となるユーザである目標ユーザを設定する設定手段と、
目標ユーザに所定の第1の数値情報を対応付ける第1対応付け手段と、
各ユーザが所定の条件を満たすか否か判定する判定手段と、
前記ネットワーク上で前記所定の条件を満たす第1ユーザから所定のリンク数の範囲内のユーザに対応付けられている数値情報のうち、前記第1の数値情報に最も近い数値情報を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された数値情報と、当該数値情報に対応付けられた第2ユーザと前記第1ユーザの間のリンク数とに基づいて、前記第1ユーザに数値情報を対応付ける第2対応付け手段と、
目標ユーザの探索を行う探索ユーザの入力情報に応じて、探索の基準となるユーザである基準ユーザを前記ネットワークのリンクに基づき順次変更する変更手段と、
前記変更手段によって基準ユーザを変更する度に、変更後の基準ユーザに数値情報が対応付けられている場合には、当該数値情報に基づく情報を探索ユーザに提示する提示手段
と、
を備えた、情報処理装置。
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