JP5633862B2 - 自動水栓 - Google Patents

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本発明は、手などの物体を検知するセンサの検知状況に基づいて吐水及び止水を自動的に行う自動水栓において、特に連続吐水機能を備えている自動水栓に関する発明である。
吐水口の下方に差し出された手等の物体をセンサが検知すると自動で吐水を開始して、センサが物体を検知しなくなると自動で止水する自動水栓が従来から知られている。
この類の自動水栓は、センサが物体を検知している期間だけ吐水をするので、手洗い行為においては、わざわざ吐水レバーや吐水スイッチを操作する必要がなく、使い勝手がよいとされてきた。
しかしながら、この類の自動水栓では、食器洗い行為や洗顔行為においては、逆に使い勝手が悪くなることもあった。
より具体的には、食器洗い行為については、手や食器が頻繁にセンサの検知領域を出入りするので吐水と止水を頻繁に繰り返してしまっていた。
洗顔行為についても、水を手ですくって顔をすすいでいるときなどは、手が頻繁にセンサの検知領域を出入りするので吐水と止水を頻繁に繰り返してしまっていた。
使用者によっては、これらの行為中は連続的に吐水していた方がむしろ使い勝手がよいとされることがあった。
そこで、この課題を解決する技術として特許文献1と特許文献2が公知となっている。
特許文献1記載の自動水栓では、連続吐水スイッチを備えていて、連続吐水スイッチがオンされるとセンサを利用した自動吐水をキャンセルして一定時間連続吐水することを特徴としている。
また、特許文献2記載の自動水栓では、吐水開始からの継続吐水時間が設定した限度時間を満了したときに吐水停止する自動水栓において、限度時間の満了により吐水停止させるためのタイマ手段をリセットするリセット操作部を設けていることを特徴としている。
こうすることで、連続吐水が可能な自動水栓を提供することができるとしていた。
特開平4−211778号 特開2004−251019号
しかしながら、これらの特許文献に記載の自動水栓には以下のような課題があった。
特許文献1記載の自動水栓では、連続吐水が一定の時間で終了するため、使用者によっては連続吐水時間が短すぎるといった使い勝手の悪さが残っていた。
また、特許文献2記載の自動水栓では、タイマ手段をリセットさせるためにリセット操作部を操作する必要があり、使用者にとっては手間がかかっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、使用者に余分な操作をさせずに最適時間での連続吐水ができる自動水栓を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、給水された水を吐出する吐水口と、前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した期間に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする
これにより、連続吐水モード中に物体を検知したということは、吐水口近傍で使用者が何かしらの行為をしている最中ということであり、その場合は、連続吐水時間を延長することで、その行為中に連続吐水が終了してしまうのを防止することができる。
また、使用者は連続吐水時間を延長させるためにスイッチ操作などの余分な動作を必要とせず、通常通りに使用している中で、自動で吐水時間が延長されることとなる。
このようにして、使用者に余分な操作をさせずに最適時間での連続吐水ができる。
さらに、検知期間に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
また、請求項記載の発明によれば、給水された水を吐出する吐水口と、前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した回数に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする。
これにより、検知回数に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
また、請求項記載の発明によれば、給水された水を吐出する吐水口と、前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した時刻に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする。
これにより、検知時刻に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
また、請求項記載の発明によれば、給水された水を吐出する吐水口と、前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した間隔時間に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする。
これにより、検知間隔時間に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
また、請求項記載の発明によれば、前記延長手段は、前記延長時間の期間中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を更に延長することを特徴とする。
これにより、1度の連続吐水時間の延長では時間が足りないような使用時間が長い行為においては、連続吐水の再延長を可能とすることで、使用中に連続吐水が終了してしまうことがない。
また、請求項記載の発明によれば、前記自動水栓は、前記吐水口からの吐止水を手動で制御する手動吐止水操作部を更に備えていることを特徴とする。
これにより、自動吐水モード中においては不用意な吐水を防止することができ、連続吐水モード中においては使用者の一連行為の中で吐水が不要なタイミングでは一時的に止水することができるので無駄水を防止できる。
また、請求項記載の発明によれば、前記物体検知センサが有する検知領域は、前記自動吐水モード中よりも前記連続吐水モード中のときの方が広いことを特徴とする。
これにより、連続吐水モード時における使用者の行為をより広範囲に検知することができるので、より確実に連続吐水時間の延長をすることが可能となる。
また、請求項記載の発明によれば、前記自動水栓は、前記物体検知センサを複数備えており、前記延長手段は、前記連続吐水モード中における少なくとも1つ以上の前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする。
これにより、連続吐水モード時における使用者の行為をより広範囲に検知することができるので、より確実に連続吐水時間の延長をすることが可能となる。
本発明によれば、使用者に余分な操作をさせずに最適時間での連続吐水ができる自動水栓を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる自動水栓を例示する模式図である。 第1の実施形態にかかる自動水栓を例示するブロック図である。 第1の実施形態にかかる操作パネルを例示する模式図である。 第1の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第3の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第4の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第5の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第6の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。 第6の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。 第7の実施形態にかかる操作パネルを例示する模式図である。 第7の実施形態にかかる自動水栓を例示するブロック図である。 第8の実施形態にかかる物体検知センサの検知領域を例示する模式図である。 第9の実施形態にかかる自動水栓を例示する模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
まずは、図1、図2、図3を参照しつつ、第1の実施形態による自動水栓の基本構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる自動水栓を例示する模式図である。
図2は、第1の実施形態にかかる自動水栓を例示するブロック図である。
図3は、第1の実施形態にかかる操作パネルを例示する模式図である。
図1に示すように、洗面台1に本発明の実施形態である自動水栓2が設置されている。自動水栓2には、水栓本体4の横に物体検知センサ8が配置されており、この物体検知センサ8により手などの物体を検知して、水栓本体4からの水(水としては適温に加熱された湯水も含む)の吐水、止水を切り替えるように構成されている。
なお、本実施形態の自動水栓2は、洗面台1以外にも、例えばキッチンといった、吐水が必要な場所に設置することができる。
図2に示すように、自動水栓2は、給水源28と、水栓本体4と、物体検知センサ8と、電磁弁26と、物体検知センサ8からの検知信号に基づいて電磁弁26を駆動する制御部24とを有している。更には、自動水栓2の吐水モードを切り替えるためのモード切替操作部として、モード切替スイッチ51を有している。制御部24は、モード切替スイッチ51によって切り替えられた吐水モードに基づいても電磁弁26を駆動する。給水源28からは水又は湯水が供給されており、給水ホース52と給水ホース53に接続された電磁弁26を経由して水栓本体4の吐水口30から水又は湯水が吐水される。
物体検知センサ8は、吐水口30近傍に差し出される使用者の手などの物体の有無を検知するように、検知領域12を持っている。
なお、物体検知センサ8は、例えば赤外線の投光素子20と受光素子22とを有した反射式積分型センサなどと呼ばれるセンサである。但し、センサの種類はこれに限られるわけではなく、マイクロ波方式センサや超音波式センサや測距式光電センサなどに適宜変更してもよい。
物体検知センサ8の投光素子20から投光された光は、例えばボウル部43や使用者の手などによって反射され、この反射光を受光素子22が受光する。物体検知センサ8は、受光素子22が受光した反射レベルを、予め設定されたしきい値と比較して、しきい値以上であれば物体有りと判断し、しきい値未満であれば物体無しと判断して、その検知結果を電気信号として配線56を通して制御部24に出力する。
なお、物体検知センサ8の投光素子20は、所定の投光軸線方向に赤外線を投光するように構成されており、赤外線の強度は、この投光軸から外れるに従って低下する。本実施形態においては、投光軸線上の赤外線の強度が、半分に低下する、投光軸線を中心軸とする略円錐形状に広がる領域が、物体検知センサ8の検知領域12として機能している。また、検知領域12は、投光素子20の指向性や、受光素子22が受光した反射光を人体等の検知と判定するしきい値などによって変更することができる。
制御部24は、洗面台1の下部に設けられており、物体検知センサ8と、電磁弁26と、モード切替スイッチ51とは電気信号を伝送するそれぞれの配線56と、配線55と、配線54とによって接続されている。制御部24は、物体検知センサ8から入力された検知信号、又はモード切替スイッチ51の入力信号に基づいて、電磁弁26を開閉駆動する。また、制御部24は、連続吐水時間を延長するための延長手段57を内蔵している。
なお、制御部24は、マイクロプロセッサ、メモリ、及びこれらを作動させるプログラム等(以上図示せず)により構成することができる。
図3に示すように、モード切替スイッチ51は操作パネル50に設けられている。なお、本実施形態では、モード切替操作部として押ボタン式のモード切替スイッチ51を例示しているが、これに限られるわけではなく、スライド式スイッチ、ダイヤル式スイッチ、静電容量センサ方式スイッチなどに適宜変更してもよい。
モード切替スイッチ51を押す毎に、吐水モードが自動吐水モードと連続吐水モードに交互に切り替わる。
自動吐水モードとは物体検知センサ8の検知状況に基づいて吐水口30から吐止水可能な吐水モードのことであり、連続吐水モードとは物体検知センサ8の検知状況に関係なく吐水口30から吐止水可能な吐水モードのことである。より具体的には、自動吐水モードは、物体検知センサ8が物体を検知すると電磁弁26を開駆動して吐水し、非検知になると電磁弁26を閉駆動して止水する。連続吐水モードは、モードに入ると電磁弁26を開駆動して吐水し、モードを抜けると電磁弁26を閉駆動して止水する。
以下、本実施形態の具体例について図面を参照しつつ説明する。
図4は、第1の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、物体検知センサ8の検出処理と、モード切替スイッチ51による吐水モードの切り替え処理が遅滞なく制御できるように、周期的に繰り返し実行される。
まず、最初にモード切替スイッチ51の操作によって吐水モードの切替操作をされたか否かをチェックする(S100)。切替操作をされていなかった場合(S100のNO)、ステップS102へ進み、切替操作をされていた場合(S100のYES)、吐水モードを切り替えて(S101)、ステップS102へ進む。具体的には、モード切替スイッチ51を操作する直前が自動吐水モードであったときは連続吐水モードに切り替え、反対に連続吐水モードであったときは自動吐水モードに切り替える。
ステップS102では、現在の吐水モードの判定を行い、自動吐水モードであれば、物体検知センサ8を駆動させる(S103)。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S104のYES)、現在吐水中か否かを判定する(S105)。止水状態である場合(S105のNO)、電磁弁26を開駆動して吐水開始してからスタートへ戻る(S106)。既に吐水状態となっていた場合(S105のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS104で、物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S104のNO)、現在吐水中か否かを判定する(S107)。吐水状態である場合(S107のYES)、電磁弁26を閉駆動して止水してからスタートへ戻る(S108)。既に止水状態となっていた場合(S107のNO)、そのままスタートへ戻る。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S109)。止水状態である場合(S109のNO)、延長フラグを0にクリアして、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S110)、ステップS111へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S109のYES)、そのままステップS111へと進む。
なお、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマである。
ステップS111では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S112のYES)、延長フラグを1にセットして(S113)、ステップS114へと進む。検知しなかった場合(S112のNO)、そのままステップS114へと進む。
ステップS114では、吐水タイマが10分を経過したか否かをチェックし、10分を経過していれば(S114のYES)、延長フラグのチェックをする(S115)。延長フラグが1にセットされていれば(S115のYES)、次は吐水タイマが15分を経過したか否かをチェックする(S116)。15分を経過していて(S116のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していなかった場合(S117のNO)、延長フラグの0クリアと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S118)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S117のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS114で、吐水タイマが10分を経過していなかった場合(S114のNO)、そのままスタートへ戻る。
ステップS115で、延長フラグが1にセットされていなかった場合(S115のNO)、ステップS117へ進む。
ステップS116で、吐水タイマが15分を経過していなかった場合(S116のNO)、そのままスタートへ戻る。
図4のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知すると、連続吐水時間を15分に延長している点である。
図5は、第1の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T10)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T11から時刻T12)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T13)、延長時間として5分が追加され、連続吐水時間を延長する。そして、時刻T10からの連続吐水時間が15分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T14)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分、連続吐水時間の延長時間を5分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
このように、自動吐水モード時だけでなく、連続吐水モード時においても物体検知センサ8を駆動させて物体の検知状況を把握することで、連続吐水モード中の使用者の動きを把握することができる。
食器洗い行為や洗顔行為を連続吐水モードで行った場合、食器や手などの物体が吐水口30近傍に頻繁に出入りすることになり、本実施例では図5のタイムチャートの時刻T11から時刻T12の期間に、これらの行為中に食器や手などを検知したことを意味している。
つまり、連続吐水モード中に物体を検知したということは、吐水口30近傍で使用者が何かしらの行為をしている最中ということであり、その場合は、連続吐水時間を延長することで、その行為中に連続吐水が終了してしまうのを防止することができる。
また、使用者は連続吐水時間を延長させるためにスイッチ操作などの余分な動作を必要とせず、通常通りに使用している中で、自動で吐水時間が延長されることとなる。
より具体的には、食器洗い行為中においては、吐水口30近傍に出し入れされる食器や手を検知することで連続吐水時間を延長するので、食器洗い行為中に連続吐水が終了することがなくなる。
洗顔行為中においては、顔をすすいでいるときに吐水口30近傍に出し入れされる手を検知することで連続吐水時間を延長するので、洗顔行為中に連続吐水が終了することがなくなる。
このようにして、使用者に余分な操作をさせずに最適時間での連続吐水ができる。
(第2の実施形態)
ここからは、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図6は、第2の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、図4で説明したフローチャートの処理内容を一部変更したものであり、図4のステップS100からステップS108までの処理は本実施形態でも同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態では、ステップS102の吐水モード判定で、連続吐水モードと判定した以降の処理が図4とは異なるため、図6ではその部分のフローチャートを示している。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S200)。止水状態である場合(S200のNO)、検知タイマをストップして計測停止し、延長時間を0リセットし、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S201)、ステップS202へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S200のYES)、そのままステップS202へと進む。
なお、検知タイマは物体検知センサ8が物体を検知していた時間を計測するタイマであり、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマであり、延長時間は吐水時間を延長する長さを設定する時間である。
ステップS202では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S203のYES)、検知タイマが計測中か否かをチェックする(S204)。計測中でなければ(S204のNO)、検知タイマを0から計測開始して(S205)、ステップS209へと進む。計測中であれば(S204のYES)、そのままステップS209へと進む。
ステップS203で、物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S203のNO)、検知タイマが計測中か否かをチェックする(S206)。計測中であれば(S206のYES)、検知タイマをストップして計測停止して(ステップS207)、現在設定されている延長時間と現在の検知タイマ値を加算した時間を新たな延長時間として設定して(S208)、ステップS209へと進む。検知タイマを計測中でなければ(S206のNO)、そのままステップS209へと進む。
ステップS209では、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S209のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S210)、物体を検知していなかった場合(S210のNO)、延長時間の0リセットと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S211)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S210のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS209で、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過していなかった場合(S209のNO)、そのままスタートへ戻る。
図6のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知した期間に基づいて、連続吐水時間を延長している点である。
図7は、第2の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T20)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T21から時刻T22)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T23)、延長時間とし3分が追加され、連続吐水時間を延長する。延長時間は、物体検知センサ8が物体を検知していた期間に基づいて設定されており、本実施形態では、物体を検知していた期間(時刻T21から時刻T22)をそのまま延長時間として設定している。
そして、時刻T20からの連続吐水時間が13分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T24)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
更に、本実施形態では、延長時間の設定について、物体を検知していた期間をそのまま延長時間に設定しているが、設定方法はこれに限られることなく、検知期間に対して演算処理を行って、適宜変更してもよい。例えば、検知期間を2倍した値を延長時間にしたり、検知期間を半分にした値を延長時間としてもよい。
このように、物体の検知期間に基づいて連続吐水時間の延長時間を設定していることから、検知期間が長ければ現在の行為が終了するまでの時間も長くなることが予想できるので延長時間も長くして、検知期間が短ければ現在の行為が終了するまでの時間も短くなることが予想できるので延長時間を短くすることができる。
つまり、検知期間に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
(第3の実施形態)
ここからは、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図8は、第3の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図4で説明したフローチャートの処理内容を一部変更したものであり、図4のステップS100からステップS108までの処理は本実施形態でも同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態では、ステップS102の吐水モード判定で、連続吐水モードと判定した以降の処理が図4とは異なるため、図8ではその部分のフローチャートを示している。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S300)。止水状態である場合(S300のNO)、検知継続フラグを0クリアし、検知回数を0リセットし、延長時間を0リセットし、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S301)、ステップS302へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S300のYES)、そのままステップS302へと進む。
なお、検知回数は物体検知センサ8が物体を検知した回数であり、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマであり、延長時間は吐水時間を延長する長さを設定する時間である。
ステップS302では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S303のYES)、検知継続フラグが1にセットされているか否かをチェックする(S304)。1にセットされていなければ(S304のNO)、検知継続フラグを1にセットして(S305)、検知回数を1回加算して(S306)、検知回数の値を新たな延長時間として分単位で設定して(S307)、ステップS309へと進む。検知継続フラグが1にセットされていた場合(S304のYES)、そのままステップS309へと進む。
ステップS303で、物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S303のNO)、検知継続フラグを0クリアして(S308)、ステップS309へと進む。
ステップS309では、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S309のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S310)、物体を検知していなかった場合(S310のNO)、検知継続フラグの0クリアと、検知回数の0リセットと、延長時間の0リセットと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S311)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S310のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS309で、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過していなかった場合(S309のNO)、そのままスタートへ戻る。
図8のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知した回数に基づいて、連続吐水時間を延長している点である。
図9は、第3の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T30)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T31から時刻T32)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T33)、延長時間として3分が追加され、連続吐水時間を延長する。延長時間は、物体検知センサ8が物体を検知した回数に基づいて設定されており、本実施形態では、時刻T31から時刻T32の期間に検知した回数である3回をそのまま延長時間として分単位で設定している。
そして、時刻T30からの連続吐水時間が13分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T34)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
更に、本実施形態では、延長時間の設定について、物体を検知した回数をそのまま延長時間として分単位で設定しているが、設定方法はこれに限られることなく、検知回数に対して演算処理を行って、適宜変更してもよい。例えば、検知回数を2倍した値を延長時間として分単位で設定したり、検知回数を半分にした値を延長時間として分単位で設定してもよい。
このように、物体の検知回数に基づいて連続吐水時間の延長時間を設定していることから、検知回数が多ければ現在の行為が終了するまでの時間が長くなることが予想できるので延長時間も長くして、検知回数が少なければ現在の行為が終了するまでの時間が短くなることが予想できるので延長時間を短くすることができる。
つまり、検知回数に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
(第4の実施形態)
ここからは、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図10は、第4の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図10のフローチャートは、図4で説明したフローチャートの処理内容を一部変更したものであり、図4のステップS100からステップS108までの処理は本実施形態でも同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態では、ステップS102の吐水モード判定で、連続吐水モードと判定した以降の処理が図4とは異なるため、図10ではその部分のフローチャートを示している。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S400)。止水状態である場合(S400のNO)、延長時間を0リセットし、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S401)、ステップS402へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S400のYES)、そのままステップS402へと進む。
なお、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマであり、延長時間は吐水時間を延長する長さを設定する時間である。
ステップS402では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S403のYES)、現在の吐水タイマ値を新たな延長時間として設定して(S404)、ステップS405へと進む。物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S403のNO)、そのままステップS405へと進む。
ステップS405では、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S405のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S406)、物体を検知していなかった場合(S406のNO)、延長時間の0リセットと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S407)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S406のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS405で、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過していなかった場合(S405のNO)、そのままスタートへ戻る。
図10のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知した時刻に基づいて、連続吐水時間を延長している点である。
図11は、第4の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T40)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T41から時刻T42)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T43)、延長時間として5分が追加され、連続吐水時間を延長する。延長時間は、物体検知センサ8が物体を検知した時刻に基づいて設定されており、本実施形態では、吐水開始(時刻T40)を起点として物体を検知していた最後の時刻(時刻T42)をそのまま延長時間として設定している。
そして、時刻T40からの連続吐水時間が15分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T44)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
更に、本実施形態では、延長時間の設定について、最後に物体を検知した時刻をそのまま延長時間として設定しているが、設定方法はこれに限られることなく、検知時刻に対して演算処理を行って、適宜変更してもよい。例えば、検知時刻を2倍した値を延長時間にしたり、検知時刻を半分にした値を延長時間としてもよい。また、最後に物体を検知した時刻(時刻T42)ではなく、最初に物体を検知した時刻(時刻T41)を基準にして設定してもよい。
このように、物体の検知時刻に基づいて連続吐水時間の延長時間を設定していることから、検知時刻が遅ければ現在の行為が終了するまでの時間が長くなることが予想できるので延長時間も長くして、検知時刻が早ければ現在の行為が終了するまでの時間が短くなることが予想できるので延長時間を短くすることができる。
つまり、検知時刻に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
(第5の実施形態)
ここからは、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図12は、第5の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、図4で説明したフローチャートの処理内容を一部変更したものであり、図4のステップS100からステップS108までの処理は本実施形態でも同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態では、ステップS102の吐水モード判定で、連続吐水モードと判定した以降の処理が図4とは異なるため、図12ではその部分のフローチャートを示している。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S500)。止水状態である場合(S500のNO)、検知間隔タイマをストップして計測停止し、現在の検知間隔タイマの値を0リセットし、検知継続フラグを0クリアし、延長時間を0リセットし、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S501)、ステップS502へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S500のYES)、そのままステップS502へと進む。
なお、検知間隔タイマは前回の検知時刻と今回の検知時刻の期間を計測するタイマであり、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマであり、延長時間は吐水時間を延長する長さを設定する時間である。
ステップS502では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S503のYES)、検知継続フラグが1にセットされているか否かをチェックする(S504)。1にセットされていなければ(S504のNO)、検知継続フラグを1にセットして(S505)、現在の検知間隔タイマの値を新たな延長時間として設定して(S506)、検知間隔タイマを0から計測開始して(S507)、ステップS509へと進む。検知継続フラグが1にセットされていた場合(S504のYES)、そのままステップS509へと進む。
ステップS503で、物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S503のNO)、検知継続フラグを0クリアして(S508)、ステップS509へと進む。
ステップS509では、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S509のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S510)、物体を検知していなかった場合(S510のNO)、検知間隔タイマのストップと、検知間隔タイマ値の0リセットと、検知継続フラグの0クリアと、延長時間の0リセットと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S511)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S510のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS509で、吐水タイマが10分と延長時間を合計した時間を経過していなかった場合(S509のNO)、そのままスタートへ戻る。
図12のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知した間隔時間に基づいて、連続吐水時間を延長している点である。
図13は、第5の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T50)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T51から時刻T54)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T55)、延長時間として5分が追加され、連続吐水時間を延長する。延長時間は、物体検知センサ8が物体を検知した前回の時刻と今回の時刻である検知の間隔時間に基づいて設定されており、本実施形態では、前回物体を検知開始した時刻(時刻T51)から今回物体を検知開始した時刻(時刻T53)までの時間をそのまま延長時間として設定している。
そして、時刻T50からの連続吐水時間が15分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T56)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
更に、本実施形態では、延長時間の設定について、前回物体を検知開始した時刻(時刻T51)から今回物体を検知開始した時刻(時刻T53)までの間隔時間をそのまま延長時間として設定しているが、設定方法はこれに限られることなく、間隔時間に対して演算処理を行って、適宜変更してもよい。例えば、間隔時間を2倍した値を延長時間にしたり、間隔時間を半分にした値を延長時間としてもよい。また、物体を検知開始した時刻(時刻T51と時刻T53)ではなく、物体を検知終了した時刻(時刻T52と時刻T54)の間隔時間に基づいて設定してもよい。
このように、物体の検知間隔時間に基づいて連続吐水時間の延長時間を設定していることから、検知間隔時間が長ければ現在の行為が終了するまでの時間も長くなることが予想できるので延長時間も長くして、検知間隔時間が短ければ現在の行為が終了するまでの時間も短くなることが予想できるので延長時間を短くすることができる。
つまり、検知間隔時間に基づいて使用者の使用状況がより詳細に把握できるので、より最適な延長時間が設定できる。
(第6の実施形態)
ここからは、第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図14は、第6の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すフローチャートである。図14のフローチャートは、図4で説明したフローチャートの処理内容を一部変更したものであり、図4のステップS100からステップS108までの処理は本実施形態でも同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態では、ステップS102の吐水モード判定で、連続吐水モードと判定した以降の処理が図4とは異なるため、図14ではその部分のフローチャートを示している。
ステップS102で、現在の吐水モードが連続吐水モードであれば、現在吐水中か否かを判定する(S600)。止水状態である場合(S600のNO)、延長フラグを0クリアし、再延長フラグを0クリアし、電磁弁26を開駆動して吐水開始し、吐水タイマを0から計測開始してから(S601)、ステップS602へと進む。既に吐水状態となっていた場合(S600のYES)、そのままステップS602へと進む。
なお、吐水タイマは連続吐水モード中における吐水時間を計測するタイマである。
ステップS602では、物体検知センサ8を駆動させる。そして、物体検知センサ8が物体を検知した場合(S603のYES)、延長フラグを1にセットして(S604)、ステップS605へと進む。物体検知センサ8が物体を検知しなかった場合(S603のNO)、そのままステップS605へと進む。
ステップS605では、吐水タイマが10分を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S605のYES)、延長フラグが1にセットされているか否かをチェックする(S606)。延長フラグが1にセットされていれば(S606のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S607)、物体を検知していた場合(S607のYES)、再延長フラグを1にセットして(S608)、ステップS609へと進む。物体検知センサ8が物体を検知していなかった場合(S607のNO)、そのままステップS609へと進む。
ステップS605で、吐水タイマが10分を経過していなければ(S605のNO)、そのままスタートへ戻る。
ステップS606で、延長フラグが1にセットされていなければ(S606のNO)、ステップS612へと進む。
ステップS609では、吐水タイマが15分を経過したか否かをチェックし、その時間を経過していれば(S609のYES)、再延長フラグが1にセットされているか否かをチェックする(S610)。再延長フラグが1にセットされていれば(S610のYES)、吐水タイマが20分を経過したか否かをチェックする(S611)。20分を経過していれば(S611のYES)、物体検知センサ8が物体を検知していたか否かをチェックし(S612)、物体を検知していなかった場合(S612のNO)、延長フラグの0クリアと、再延長フラグの0クリアと、電磁弁26の閉駆動による止水と、吐水タイマをストップして吐水時間の計測停止と、吐水モードを自動吐水モードに切り替える処理を行って、スタートへ戻る(S613)。物体検知センサ8が物体を検知していた場合(S612のYES)、そのままスタートへ戻る。
ステップS609で、吐水タイマが15分を経過していなかった場合(S609のNO)、そのままスタートへ戻る。
ステップS610で、再延長フラグが1にセットされていなかった場合(S610のNO)、ステップS612へと進む。
ステップS611で、吐水タイマが20分を経過していなかった場合(S611のNO)、そのままスタートへ戻る。
図14のフローチャートでのポイントは、連続吐水モードにおける10分間の連続吐水中に物体検知センサ8が物体を検知すると、連続吐水時間を15分に延長し、更にその延長期間中に物体検知センサ8が物体を検知すると、更に連続吐水時間を20分に再延長している点である。
図15は、第6の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートであり、特に、連続吐水時間を再延長する場合の動作を示している。
モード切替スイッチ51の操作によって、吐水モードが連続吐水モードに切り替えられると、電磁弁26を開駆動して連続吐水を開始する(時刻T60)。この連続吐水は所定時間である10分を経過すると止水するが、この10分の間に物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T61から時刻T62)、連続吐水は10分を経過しても終了せずに(時刻T63)、延長時間として5分が追加され、連続吐水時間を延長する。
吐水時間を延長している期間中に、再び物体検知センサ8が物体を検知すると(時刻T64から時刻T65)、連続吐水は延長時間である15分を経過しても終了せずに(時刻T66)、再延長時間として更に5分が追加され、連続吐水時間を再延長する。
そして、時刻T60からの連続吐水時間が20分を経過すると、電磁弁26を閉駆動して止水し、吐水モードを自動吐水モードに切り替える(時刻T67)。
なお、本実施形態では、連続吐水時間の所定時間を10分、連続吐水時間の延長時間を5分、連続吐水時間の再延長時間を5分としているが、設定する時間の長さはこれに限られることなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
このように、連続吐水の延長期間中に再度物体を検知した場合は延長期間経過後も使用者の一連行為が続くことが予想できるので、その場合は連続吐水時間を再延長する。
つまり、1度の連続吐水時間の延長では時間が足りないような使用時間が長い行為においては、連続吐水の再延長を可能とすることで、使用中に連続吐水が終了してしまうことがない。
(第7の実施形態)
ここからは、第7の実施形態について説明する。
図16は、第7の実施形態にかかる操作パネルを例示する模式図である。
図17は、第7の実施形態にかかる自動水栓を例示するブロック図である。
第7の実施形態にかかる自動水栓2は、吐止水を手動で制御する手動吐止水操作部として吐止水レバー60と連続吐水スイッチ61が追加されている点で第1の実施形態と異なる。その他の構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態の自動水栓2には、手動吐止水操作部として操作パネル50上に吐止水レバー60と連続吐水スイッチ61とが追加されている。
連続吐水スイッチ61は、連続吐水モード中における吐止水動作ができ、手動でスイッチを押す毎に、吐水口30からの吐水と止水が繰り返される。より具体的には、スイッチを押す毎に、電磁弁26の開閉駆動を繰り返す。
吐止水レバー60も、手動操作によって吐止水動作ができるものであるが、こちらは、自動吐水モード中でも連続吐水モード中でも動作可能となっている。
つまり、自動吐水モードで吐水中の場合、吐止水レバー60を開けていれば吐水口30からの吐水状態を継続し、吐止水レバー60を閉めると強制的に止水状態にできる。自動吐水モードで止水中の場合、吐止水レバー60を開けていても閉めていても止水状態を継続する。
また、連続吐水モードの場合、吐止水レバー60を開けていれば吐水口30からの吐水状態を継続し、吐止水レバー60を閉めると強制的に止水状態にできる。
図17に示すように、連続吐水スイッチ61は配線64によって制御部24と接続されており、吐止水レバー60は給水ホース52の経路に設けられている。なお、吐止水レバー60は給水ホース53の経路に設けられていてもよい。
このように、物体検知センサ8の検知状況に関係なく使用者が吐止水を手動で制御できるようになることから、自動吐水モード中においては、物体検知センサ8の検知領域12である吐水口30近傍に何かしらの物を一時的に置いておきたいときは、吐止水レバー60を閉めておけば、吐水口30から勝手に吐水してしまうことがなくなる。
連続吐水モード中においては、食器洗い行為の中で食器をスポンジで洗っているときや、洗顔行為の中で洗顔料を顔につけているときは、吐止水レバー60を閉めておくか連続吐水スイッチ61を操作することで、一時的に止水することができる。
つまり、自動吐水モード中においては不用意な吐水を防止することができ、連続吐水モード中においては使用者の一連行為の中で吐水が不要なタイミングでは一時的に止水することができるので無駄水を防止できる。
(第8の実施形態)
ここからは、第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図18は、第8の実施形態にかかる物体検知センサの検知領域を例示する模式図である。
図18(a)は、自動吐水モード時における、物体検知センサ8の検知領域12を示しており、図18(b)は、連続吐水モード時における、物体検知センサ8の検知領域62を示している。連続吐水モード時における検知領域62は、自動吐水モード時における検知領域12よりも広くなっている。
検知領域を広くする方法としては、例えば、投光素子20の投光パワーを上げたり、受光素子22の感度を上げたり、物体有りと判断するためのしきい値を小さくすれば、制御部24のプログラムを変更するだけで実現可能である。つまり、自動吐水モード時と、連続吐水モード時とで制御部24の実行プログラムを分岐しておけば、1つの自動水栓2で検知領域を2パターン設けることが可能となる。
このように、連続吐水モード時における検知領域を広くすることで、より広範囲に使用者の動きを検知できるようになり、食器洗い行為中に吐水を必要としない位置で食器をスポンジで洗っていたり、洗顔行為中に吐水を必要としない位置で洗顔料を泡立てていたりしていても、その行為を検出することができる。
つまり、連続吐水モード時における使用者の行為をより広範囲に検知することができるので、より確実に連続吐水時間の延長をすることが可能となる。
(第9の実施形態)
ここからは、第9の実施形態について説明する。
図19は、第9の実施形態にかかる自動水栓を例示する模式図である。
第9の実施形態にかかる自動水栓2は、もう1つの物体検知センサ6が追加されている点で第1の実施形態と異なる。その他の構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
図19に示すように、本実施形態の自動水栓2には、2つの物体検知センサが備わっている。
2つの物体検知センサは、水栓本体4を両側から挟み込むようにして所定間隔をおいて配置されている。1つの物体検知センサ8は第1の実施形態で説明したように検知領域12を有しており、もう1つの物体検知センサ6も同様に検知領域10を有している。これら2つの検知領域は、吐水口30の吐水方向において重なり合い、重複検知領域14を構成している。
重複検知領域14は、2つの検知領域が重なり合う領域であって、三次元的に広がっている。図19には、2つの検知領域が、2つの物体検知センサを含み左右方向に広がる一定の断面で切断した図の領域として、概念的に示されている。
また、重複検知領域14の水平方向外側には、2つの検知領域が重複せず、物体検知センサ6のみが物体を検知する第1単独検知領域15aと、物体検知センサ8のみが人体を検知する第2単独検知領域15bとが形成されている。
自動吐水モード中における吐水制御に関しては、2つの物体検知センサのいずれか一方でも物体を検知したときに吐水を開始するようにしてもよいし、2つとも物体を検知したときだけ吐水を開始するようにしてもよい。前者の場合はより広範囲に渡って吐水可能となり、後者の場合はより狭範囲に絞って吐水可能となる。どちらを選択するかは、洗面台1の形状やセンサの配置などによって決定してよい。
そして、連続吐水モード中においては、2つの物体検知センサのいずれか一方でも物体を検知したときに連続吐水時間の延長を実行する。つまり、1つの物体検知センサの場合に比べて、連続吐水時間延長のための検知領域をより広範囲に渡って持つことになる。
なお、本実施形態では、物体検知センサの数を2つとしているが、数は2つに限らず、それ以上の数であってもよい。
このように、複数の物体検知センサが存在する場合は、1つでも検知すれば連続吐水時間を延長するので、より広範囲に使用者の動きを検知できるようになり、食器洗い行為中に吐水を必要としない位置で食器をスポンジで洗っていたり、洗顔行為中に吐水を必要としない位置で洗顔料を泡立てていたりしていても、その行為を検出することができる。
つまり、連続吐水モード時における使用者の行為をより広範囲に検知することができるので、より確実に連続吐水時間の延長をすることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、自動水栓2などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや各物体検知センサ、各スイッチの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、第2の実施形態と第7の実施形態を組み合わせた制御も本発明の特徴から容易に発明可能である。
1…洗面台
2…自動水栓
4…水栓本体
6…物体検知センサ
8…物体検知センサ
10…検知領域
12…検知領域
14…重複検知領域
15a…単独検知領域
15b…単独検知領域
20…投光素子
22…受光素子
24…制御部
26…電磁弁
28…給水源
30…吐水口
43…ボウル部
50…操作パネル
51…モード切替スイッチ(モード切替操作部)
52…給水ホース
53…給水ホース
54…配線
55…配線
56…配線
57…延長手段
60…吐止水レバー(手動吐止水操作部)
61…連続吐水スイッチ(手動吐止水操作部)
62…検知領域
64…配線

Claims (8)

  1. 給水された水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、
    前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、
    前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、
    前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、
    前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した期間に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする自動水栓。
  2. 給水された水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、
    前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、
    前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、
    前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、
    前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した回数に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする自動水栓。
  3. 給水された水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、
    前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、
    前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、
    前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、
    前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した時刻に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする自動水栓。
  4. 給水された水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口近傍の物体の有無を検知する物体検知センサと、
    前記物体検知センサによる検知状況に基づいて前記吐水口から吐止水可能な自動吐水モードと、前記物体検知センサの検知状況に関係なく前記吐水口から吐止水可能な連続吐水モードと、を切り替え可能なモード切替操作部と、
    前記モード切替操作部によって設定された吐水モードと前記物体検知センサの検知状況とに基づいて、前記吐水口からの吐止水動作を制御する制御部と、を備えた自動水栓において、
    前記制御部は、前記モード切替操作部によって前記自動吐水モードから前記連続吐水モードに切り替えられた時点から所定時間を経過すると前記自動吐水モードに復帰させると共に、前記連続吐水モード中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を延長する延長手段を備えており、
    前記延長手段は、前記物体検知センサが前記連続吐水モード中に前記物体を検知した間隔時間に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする自動水栓。
  5. 前記延長手段は、前記延長時間の期間中における前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間を更に延長することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の自動水栓。
  6. 前記自動水栓は、前記吐水口からの吐止水を手動で制御する手動吐止水操作部を更に備えていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の自動水栓。
  7. 前記物体検知センサが有する検知領域は、前記自動吐水モード中よりも前記連続吐水モード中のときの方が広いことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の自動水栓。
  8. 前記自動水栓は、前記物体検知センサを複数備えており、前記延長手段は、前記連続吐水モード中における少なくとも1つ以上の前記物体検知センサの検知状況に基づいて前記所定時間の延長時間を設定することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の自動水栓。
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