JP5633465B2 - 車両用計器の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のコンビネーションメータとは別に設けられる車両用計器の駆動装置に関し、特にディスプレイ装置を含む複数の後付けメータが通信可能に接続される車両用計器の駆動装置に関するものである。
従来の車両用の計器としては、速度計,回転計(タコメータ),温度計や燃料計がケース体に収納された既存のコンビネーションメータとは別に、ダッシュボードやインストルメントパネル(インパネ)等に取り付けられる後付けメータと称されるものが知られている。この後付けメータとしては、例えば、単一のアナログ式表示部をケース内に収納し、車両の単一の車両情報(例えば、エンジン回転数)を表示するアナログ式の車両用計器や、発光ディスプレイを有し、前記車両情報をデジタル表示するデジタル式の車両用計器などがある。このような車両用計器は、サーキットレース場等を走行する競技車両等や、スーパーチャージャあるいはターボ付き車両等に搭載されることが多い。かかる車両用計器の種類としては、エンジンの回転数を監視する回転計,エンジンの過給圧を監視する吸気圧計(ブースト計),排気ガスの排気温度を監視する排気温度計,エンジンオイルの温度を監視する油温計あるいはエンジンオイルの圧力を監視する油圧計あるいはこれら複数の車両情報を選択して表示可能なディスプレイ装置等がある。
また、本願出願人は、複数配置されることが想定される後付けメータの駆動装置として、特許文献1に開示される車両用計器の駆動装置を提案している。特許文献1にて提案される車両用計器の駆動装置は、車両情報データを求める単一のコントロールユニットを設け、このコントロールユニットと前記各車両用計器との間を前記コントロールユニットにより生成されるシリアルデータによって通信してなるもので、車両用計器を複数配設する場合であっても取付作業を簡素化し、かつダッシュボードやインパネ回りの美観を損ねることなく、前記各車両用計器を取り付けることが可能となるものである。
特開2010−250530号公報
前述の車両用計器の駆動装置は、前記コントロールユニットをマスターとし、前記各車両用計器をスレーブとして、前記コントロールユニットによって前記各車両用計器を制御するものである。かかる構成においては、マスターとスレーブとの間の通信方法を双方向通信とし、各スレーブからの情報を受信してスレーブを個々に判別することができ、接続されている各スレーブの個々に対しての指定、命令を行うことができマスターからの機能設定やスレーブの各種状態を加味したより多くの表現方法が可能としている。なお、スレーブの接続確認は、例えば電源投入直後に行う通常時の動作とは異なる演出動作時に行うことができる。
また、近年後付けメータは多機能化しており、通常の機能である車両情報の表示機能のほか、車両情報のピーク値(動作中の最大値あるいは最小値)を表示するピーク表示機能、一定時間内の車両情報を記憶、再生する記憶機能及び再生機能、車両情報が所定値に達したことや配線の断線あるいはショートまたは通信エラー等の報知、警告を行うワーニング機能などの各種機能を備える。ディスプレイ装置においては、その表示エリアとして各種機能の動作状態や各種機能に基づく情報などの複数の表示項目がユーザーの設定に関わらず自動的に切り換えて表示されるマルチエリアを設けている。
しかしながら、このようなディスプレイ装置を複数同時に制御する場合には、各ディスプレイ装置がマルチエリアを有するため、表示項目が切り換えられると各マルチエリアの全てに同じ表示項目が自動的に表示される。かかる表示方法は、表示項目に重複が生じディスプレイ装置を複数配置して多くの情報を同時に表示したいというユーザーの意図に反し、複数のディスプレイ装置を配置した状態での利便性を向上させるべく更なる改良の余地があった。
本発明は、前述の問題点に鑑み、ディスプレイ装置を含む複数の後付けメータが通信可能に接続される車両用計器の駆動装置を更に改善し、ディスプレイ装置が複数接続された状態での利便性を向上させることが可能な車両用計器の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するため、ドットマトリクス型の発光表示パネルにおいて表示項目を自動的に切り換え可能な表示エリアを有する複数のディスプレイ装置と双方向通信可能に設けられ、前記各ディスプレイ装置との通信結果によって前記各ディスプレイ装置が接続されているかを判断する接続確認機能を有する制御ユニットを備える車両用計器の駆動装置であって、前記ディスプレイ装置は、判別のための複数のスレーブ情報のいずれかが設定され、前記制御ユニットは、電源が投入されると接続確認を行い、複数のディスプレイ装置との接続が確認された場合に、これらディスプレイ装置のうちいずれか1つのディスプレイ装置に対応するスレーブ情報を特定スレーブとして示す特定スレーブ設定データと、任意の状態の発生に応じて表示項目を切り換えさせる表示項目切り換え要求データと、を前記ディスプレイ装置に送信し、前記ディスプレイ装置は、前記特定スレーブ設定データ及び前記表示項目切り換え要求データを受信すると、前記特定スレーブ設定データに基づいて自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブであるか否かを判断し、自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブである場合には前記表示項目切り換え要求データに基づいて前記表示エリアの前記表示項目を切り換え、自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブでない場合には前記表示エリアの前記表示項目の切り換えを実行しないことを特徴とする。
また、前記制御ユニットは、前記条件として前記ディスプレイ装置の任意の機能を実行させる操作あるいは状態に応じて前記表示項目切り換え要求データを送信することを特徴とする。
本発明は、ディスプレイ装置を含む複数の後付けメータが通信可能に接続される車両用計器の駆動装置を更に改善し、ディスプレイ装置が複数接続された状態での利便性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態の車両用計器の駆動装置の構成を示すブロック図。 同上車両用計器の駆動装置における計器の構成を示すブロック図。 同上車両計器の駆動装置におけるディスプレイ装置の表示例を示す図。 同上車両用計器の駆動装置における制御方法を示すフローチャート図。 同上車両用計器の駆動装置における制御方法を示すフローチャート図。 同上車両用計器の駆動装置における制御方法を示すフローチャート図。
以下、本発明を車両用の後付けメータの駆動装置に適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2を用いて車両用計器の駆動装置の全体構成を説明する。車両用計器の駆動装置は、図1に示すように、コントロールユニット(制御ユニット)1と、アナログ計器2と、第一のディスプレイ装置3と、第二のディスプレイ装置4と、操作スイッチ5と、から主に構成されている。
コントロールユニット1は、主にマイクロコンピュータからなり、車両情報を示す各状態信号を入力するA/D変換部と、所定の処理動作プログラムを実行するCPUと、前記処理動作プログラム等が記憶されたROMと、前記CPUにより処理されたデータ等を一時的に記憶するRAMと、パラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル・シリアル変換部(P/S変換部)と、各種の設定を不揮発的に記憶するEEPROMやバックアップRAM等からなる記憶部と、を備える。また、コントロールユニット1は、前記シリアルデータを所定の周期により送信する送信部と、アナログ計器2及び第一、第二のディスプレイ装置3、4からの後述する接続確認応答データを受信する受信部と、を有し、アナログ計器2及び第一、第二のディスプレイ装置3、4と双方向通信可能に設けられている。なお、コントロールユニット1とアナログ計器2及び第一、第二のディスプレイ装置3、4とはコントロールユニット1からのシリアルデータを転送する多重伝送通信線を含む配線部材6を介して接続されている。本実施形態においてコントロールユニット1からの前記シリアルデータは、配線部材6を介してアナログ計器2→第一のディスプレイ装置3→第二のディスプレイ装置4の順に伝達される。コントロールユニット1は、コントロールユニット1で駆動可能な各計器が接続されているか否かを判断する接続確認機能を有する。また、コントロールユニット1は、後述するスレーブ番号のうちいずれかをメインスレーブ(特定スレーブ)に設定するメインスレーブ設定機能を有する。
コントロールユニット1は、前記車両情報を示す前記各状態信号を入力すると、前記各状態信号に応じて所定の演算処理を行い前記車両情報の各計測データを算出する。また、コントロールユニット1は、通常動作モードにおいては、前記各計測データであるパラレルデータをシリアルデータに変換し、アナログ計器2の制御手段2a及び第一、第二のディスプレイ装置3、4の制御手段3a、4aに送信する。
アナログ計器2は、図1及び図2に示すように、制御手段2aと、指針及び表示盤を有するアナログ式の表示部2bと、発光素子2cと、をそれぞれケース体内に収納してなるアナログ式の計器である。
制御手段2aは、マイクロコンピュータからなり、コントロールユニット1によって送信される前記シリアルデータを受信し前記シリアルデータに基づいて表示部2bを制御するものである。なお、制御手段2aは、配線部材6を介して他の計器と接続可能な接続部を備え、複数の計器を互いに接続して前記シリアルデータで通信可能となっている。また、制御手段2aは、ディップスイッチ等によって計器の機種(種別)を識別するためのIDコード(認識番号)が設定されている。
発光素子2cは、例えばLEDからなり、点灯あるいは点滅することで車両情報が所定値に達したこと(所定値以上あるいは所定値以下である)ことや配線の断線あるいはショートまたは通信エラー等の警告情報を報知する発光表示部を構成するものである。
第一、第二のディスプレイ装置3、4は、制御手段3a、4aと、液晶表示パネルや有機ELパネル等のドットマトリクス型の発光表示パネルからなる発光表示部3b、4bと、をケース体内に収納してなるものである。第一、第二のディスプレイ装置3、4は、発光表示部3b、4bの表示画面を分割してなる複数の表示エリアを備え、各種車両情報を選択してそれぞれの表示エリアに表示可能なマルチディスプレイである。第一、第二のディスプレイ装置3、4は、通常の機能である車両情報の表示機能のほか、車両情報のピーク値(動作中の最大値あるいは最小値)を表示するピーク表示機能、一定時間内の車両情報を記憶、再生する記憶機能及び再生機能、車両情報が所定値に達したことや配線の断線あるいはショートまたは通信エラー等の報知、警告を行うワーニング機能などの各種機能を備える。図3は第一、第二のディスプレイ装置3、4の表示例を示している。図3において表示部3b、4bの表示画面は第一〜第四の表示エリアR1〜R4に分割されている。各表示エリアのうち、第一〜第三の表示エリアR1〜R3は、ユーザーが任意に設定する表示項目(車両情報)を表示する表示エリア(以下、固定エリアとも言う)である。第四の表示エリアR4は、通常時は固定エリアの1つとしてユーザーに任意に設定された表示項目を表示し、任意の状態の発生に応じて各種機能の動作状態や各種機能に基づく情報などの複数の表示項目をユーザーの設定に関わらず自動的に切り換えて表示する表示エリア(以下、マルチエリアとも言う)である。ここで、任意の状態の発生としては、ユーザーによる操作スイッチ5の前述のピーク表示機能、記憶機能及び再生機能の実行操作があったことや車両情報の計測値が所定値に達したことや配線の断線あるいはショートまたは通信エラーなどのワーニング機能を実行する状態の発生が上げられる。図3(a)は、第四の表示エリアR4が固定エリアとして設定された表示項目(図3(a)では排気温度)を表示している場合を示しており、図3(b)は、第四の表示エリアR4が任意の状態の発生として前記記憶機能の実行に応じて表示項目を車両情報の記憶を実行中であることを示す「REC」マークと記憶時間とに自動的に切り換えて表示している場合を示している。
制御手段3a、4aは、マイクロコンピュータからなり、コントロールユニット1によって送信される前記シリアルデータを受信し前記シリアルデータに基づいて発光表示部3b、4bを制御するものである。なお、制御手段3a、4aは、配線部材6を介して他の計器と接続可能な接続部を備え、複数の計器を互いに接続して前記シリアルデータで通信可能となっている。また、制御手段3a、4aは、後述するスレーブ接続確認応答処理によって計器を判別するためのスレーブ番号(スレーブ情報)を設定可能となっている。また、制御手段3a、4aは、後述するマルチエリア描画処理によって発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4の表示項目を自動的に切り換え可能となっている。
操作スイッチ5は、例えば複数の押しボタンスイッチやスライドスイッチ等を有し、各種操作に応じた操作信号をコントロールユニット1に出力し、コントロールユニット1に備えられる各種計器に関する機能の選択や実行等の操作を行うためのものである。
以上の各部によって車両用計器の駆動装置が構成されている。
次に、前述の接続確認機能について説明する。
コントロールユニット1は、電源が投入されると、前記接続確認機能の1つとして、前記IDコードに基づくアナログ式計器の接続確認を行う。かかる接続確認は、コントロールユニットが前記IDコードの1つを確認対象としてアンサーバックを要求する接続確認要求データを接続される各計器に送信し、各計器からアンサーバックとして確認対象とした前記IDコードの接続確認応答データを受信することで行う。そして、接続されていると判断された前記IDコードを有する計器に関する接続情報を「ON(接続あり)」に設定し、接続がされていないと判断された前記IDコードを有する計器に関する接続情報を「OFF(接続なし)」に設定する。
また、コントロールユニット1は、以下に説明するように、前記接続確認機能の1つとして、複数の車両情報を選択して表示可能なディスプレイ装置に関する接続確認を行う。本実施形態においては、コントロールユニット1は、複数(例えば7つ)のディスプレイ装置を同時に制御可能な構成としている。
コントロールユニット1は、電源が投入されると、図4に示すマスター接続確認要求処理を開始し、ステップS1において全スレーブ番号(本実施形態においてはスレーブ番号=1〜7)について接続確認が終了したと判断されるまで、ステップS2〜S7の処理を繰り返す。
コントロールユニット1は、ステップS2において、接続確認の対象とするスレーブ番号(以下、対象スレーブ番号という)を設定する。なお、対象スレーブ番号の設定値は初期値=1であり、その後設定が更新される毎に最大値まで1ずつ加算される。
コントロールユニット1は、ステップS3において、前記対象スレーブ番号が設定された計器に対してアンサーバックを求める接続確認要求データを送信する。前記接続確認要求データは配線部材6を介して実際にコントロールユニット1に接続される計器(本実施形態においてはアナログ計器2及び第一、第二のディスプレイ装置3、4)に送信される。前記対象スレーブ番号が設定された計器は、前記接続確認要求データを受信するとアンサーバックとして接続確認応答データを配線部材6を介してコントロールユニット1に送信する。なお、本実施形態において、アナログ計器2は前記スレーブ番号が設定されることはなく、第一、第二のディスプレイ装置3、4は初期時には前記スレーブ番号が未設定であり、後述するスレーブ接続応答処理によってコントロールユニット1に接続した後に自らに前記スレーブ番号を設定するものである。
コントロールユニット1は、ステップS4において、配線部材6を介して各計器2〜4から接続確認応答データが受信されたか否かを判断し、ステップS4で前記接続確認応答データが受信される場合は前記対象スレーブ番号が設定された計器が接続されていると判断してステップS5に移行し、前記対象スレーブ番号に関する接続情報を「ON(接続あり)」に設定する。
また、コントロールユニット1は、ステップS4で前記接続確認応答データが受信されない場合は前記対象スレーブ番号が設定された計器が接続されていないと判断してステップS6に移行し、さらに前記接続確認要求データを所定の第一の回数(本実施形態では5回)送信して前記接続確認応答データの受信確認を行ったか否かを判断する。
コントロールユニット1は、ステップS6で前記接続確認要求データを前記第一の回数送信していない場合はステップS3に移行して前記接続確認要求データの送信とステップS4の前記接続確認応答データの受信確認を再度行う。
また、コントロールユニット1は、ステップS6で前記接続確認要求データを前記第一の回数送信しても前記接続確認応答データが受信されない場合はステップS7に移行し、対象スレーブ番号に関する接続情報を「OFF(接続なし)」に設定する。
第一、第二のディスプレイ装置3、4の制御手段3a、4aは、電源が投入されると、図5に示す前記スレーブ接続確認応答処理を開始し、ステップS11において、コントロールユニット1からの前記接続確認要求データの受信待ち状態となり、前記接続確認要求データが受信されるとステップS12に移行する。
制御手段3a、4aは、ステップS12において、自らに前記スレーブ番号が設定されているか否かを判定し、自らに設定されたスレーブ番号(以下、設定スレーブ番号という)がない場合はステップS13に移行し、前記設定スレーブ番号がある場合はステップS19に移行する。
制御手段3a、4aは、ステップS13において、今回受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号が前回受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号と一致するか否かを判定する。制御手段3a、4aは、同じ対象スレーブ番号の前記接続確認要求データの受信回数をカウンタにて計数しており(以下、未接続カウンタという)、ステップS13で両者が一致しない場合はステップS14において、新たな対象スレーブ番号の前記接続確認要求データが送信されたと判断して前記未接続カウンタの値を0にクリアする。また、制御手段4aは、ステップS15で今回受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号が前回受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号と一致する場合は、前記未接続カウンタに1を加算する。
制御手段3a、4aは、ステップS16において、前記未接続カウンタが所定の第二の回数(本実施形態においては3回)以上であるか否か、すなわち対象スレーブ番号が同一である前記接続確認要求データを前記第二の回数以上受信したか否かを判定する。なお、前記第二の回数は前記第一の回数よりも少ない値とする。そして、制御手段3a、4aは、前記未接続カウンタが前記第二の回数未満である場合には、ステップS11に移行して新たな前記接続確認要求データの受信待ち状態となり、前記未接続カウンタが前記第二の回数以上である場合には、ステップS17に移行する。
制御手段3a、4aは、ステップS17において前記第二の回数以上受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号を自らのスレーブ番号として設定する。
そして、制御手段3a、4aは、ステップS18においてステップS17にて設定された設定スレーブ番号の接続確認応答データをコントロールユニット1に向けて送信する。
また、制御手段3a、4aは、ステップS12にて前記設定スレーブ番号がある場合には、ステップS19において、さらに受信した前記接続確認要求データの対象スレーブ番号と前記設定スレーブ番号が一致するか否かを判定し、両者が一致する場合にはステップS20に移行して前記設定スレーブ番号の接続確認応答データをコントロールユニット1に向けて送信する。また、制御手段4aは、ステップS19で前記対象スレーブ番号と前記設定スレーブ番号が一致しない場合は、ステップS11に移行して新たな前記接続確認要求データの受信待ち状態となる。
以上の処理を実行することによって、第一、第二のディスプレイ装置3、4がコントロールユニット1に接続された際には、接続後の初回の電源投入に際して、第一、第二のディスプレイ装置3、4に対して前記スレーブ番号の設定がなされるとともに第二のディスプレイ装置4に設定される前記スレーブ番号に関する接続情報を「ON(接続あり)」に設定することができる。なお、第一、第二のディスプレイ装置3、4について同時に前記スレーブ番号の設定をしようとすると上記の処理では同一の前記スレーブ番号が設定されてしまうため、第一、第二のディスプレイ装置3、4をコントロールユニット1に接続する場合は1個づつ前記スレーブ番号の設定を行うか、設定後にいずれかの前記スレーブ番号を所定の設定変更操作によって変更する必要がある。
また、コントロールユニット1は、各計器についての前記接続情報の設定を行うことによって、例えば以下に示す状態遷移の選択を行うことが可能である。
この状態遷移の選択の1つとして、コントロールユニット1は、回転計についての前記接続情報に応じて回転計に関する機能である気筒数設定機能の実行を許可するか否かを選択する。具体的には、コントロールユニット1は、回転計についての前記接続情報が「ON」に設定されている場合は、操作スイッチ5の所定操作に応じて前記気筒数設定機能を実行する気筒数設定モードへ移行する。この気筒数設定モードにおいて、コントロールユニット1は例えば回転計に選択される気筒数に応じた指示表示させ、操作スイッチ5の所定操作に応じて気筒数の設定を変更する。また、回転計についての前記接続情報が「OFF」に設定されている場合は、コントロールユニット1は操作スイッチ5によって前記気筒数設定モードへの移行を行うための操作の入力があっても前記気筒数設定モードへの移行を行わない。かかる処理によって、従来のように実際に回転計がコントロールユニット1に接続されていない場合に誤って前記気筒数設定モードへ移行することを防止することができ、利便性が向上する。また、コントロールユニット1は、第一、第二のディスプレイ装置3、4に設定された前記スレーブ番号の前記接続情報が「ON」に設定されている場合には、前記気筒数設定モードにおいて、選択される気筒数を回転計による指示表示に代えて第一、第二のディスプレイ装置3、4に表示させる。
また、状態遷移の選択の1つとして、コントロールユニット1は、車両情報が設定値以上(車両情報によっては設定値以下)である場合に報知部(本実施形態で示すものとしては発光素子2cあるいは発光表示部3b、4b)を点滅あるいは点灯させるワーニング機能において、吸気圧計であるターボ計及びインテークマニホールドプレッシャー計についての前記接続情報に応じて吸気圧の設定値の設定を行う。すなわち、コントロールユニット1は、ターボ計についての前記接続情報が「ON」に、インテークマニホールドプレッシャー計についての前記接続情報が「OFF」に設定されている場合は、前記設定値をターボ計に対応する第一の設定値(例えば初期値が100kPa)とする。また、コントロールユニット1は、ターボ計についての前記接続情報が「OFF」に、インテークマニホールドプレッシャー計についての前記接続情報が「ON」に設定されている場合は、前記設定値をインテークマニホールドプレッシャー計に対応する第二の設定値(例えば初期値が10kPa)とする。前記第二の設定値は、少なくともその初期値が前記第一の設定値の初期値よりも小さく設定されるものである。また、ターボ計についての前記接続情報とインテークマニホールドプレッシャー計についての前記接続情報とが両者とも「ON」に設定されている場合、あるいは両者とも「OFF」に設定されている場合、または第二のディスプレイ装置4に設定された前記スレーブ番号の前記接続情報が「ON」に設定されている場合は、コントロールユニット1は前記設定値を前記第一の設定値とする。なお、コントロールユニット1は、操作スイッチ5の所定操作に応じてワーニング設定モードに移行する。前記ワーニング設定モードにおいて、コントロールユニット1は計器に前記設定値を表示させるとともに操作スイッチ5の入力に応じて前記設定値を調整する。かかる処理によって、吸気圧計として実際に接続される計器の種別に対応した前記設定値を選択することができ、従来のように利用者が故障と間違うことがなく、また、前記設定値を適正な数値に調整する操作を長時間行う必要がないため、利便性を向上させることができる。
次に、図6に基づいて前記マルチエリア描画処理について説明する。
コントロールユニット1は、前記メインスレーブ設定機能によってユーザーの任意の操作によって前記スレーブ番号のうちいずれか1つをメインスレーブに設定し、メインスレーブに設定された前記スレーブ番号を示すメインスレーブ設定データ(特定スレーブ設定データ)を前記シリアルデータとして所定間隔で送信する。また、コントロールユニット1は、任意の状態の発生に応じて、表示部3b、4bにおける第四の表示エリアR4の表示項目を発生した状態に応じた表示項目に自動的に切り換えさせるマルチエリア描画要求データ(表示項目切り換え要求データ)を前記シリアルデータとして送信する。
第一、第二のディスプレイ装置3、4の制御手段3a、4aは、所定間隔で前記マルチエリア描画処理を実行し、まず、ステップS21において、コントロールユニット1からの前記メインスレーブ設定データに基づいて自らに設定された前記スレーブ番号が前記メインスレーブに設定されているか否かを判定し、自らの前記スレーブ番号が前記メインスレーブに設定されている場合はステップS22に移行し、自らの前記スレーブ番号が前記メインスレーブに設定されていない場合はステップS24に移行する。
制御手段3a、4aは、ステップS22において、コントロールユニット1から前記マルチエリア描画要求データが受信されたか否かを判定し、前記マルチエリア描画要求データが受信された場合はステップS23に移行し、前記マルチエリア描画要求データが受信されない場合はステップS25に移行する。
制御手段3a、4aは、ステップS23において、発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4に描画する表示項目を前記マルチエリア描画要求データによってマルチエリアとして表示が要求される表示項目に切り換えて表示させる(マルチエリア描画、図3(b)参照)。
制御手段3a、4aは、ステップS24において、前記マルチエリア描画要求データの受信の有無に関わらず、発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4に描画する表示項目を固定エリアとして設定された車両情報に維持する(固定エリア描画、図3(a)参照)。
制御手段3a、4aは、ステップS25において、発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4に描画する表示項目を固定エリアとして設定された車両情報に維持する(固定エリア描画、図3(a)参照)。
以上の処理を実行することによって、第一、第二のディスプレイ装置3、4がコントロールユニット1に接続された場合には、第一、第二のディスプレイ装置3、4のうち前記メインスレーブに設定されている方の発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4のみがマルチエリアとしての表示項目の自動切り換えが実行され、前記メインスレーブでない方の発光表示部3b、4bの第四の表示エリアR4はマルチエリアとしての表示項目の自動切り換えが実行されず、固定エリアとしての表示を維持することができる。
本実施形態の車両用計器の駆動装置は、コントロールユニット1に複数接続可能なディスプレイ装置3、4のうちいずれか1つを前記メインスレーブに設定するメインスレーブ設定機能を備え、ディスプレイ装置3、4に前記メインスレーブに設定した前記スレーブ番号を示す前記メインスレーブ設定データを送信し、ディスプレイ装置3、4の制御手段3a、4aは自らが前記メインスレーブに設定されている場合にのみ、表示エリアR4の表示項目をコントロールユニット1からの前記マルチエリア描画データに応じて自動的に切り換えることによって、複数接続された状態のディスプレイ装置3、4の表示エリアR1〜R4にそれぞれ同一の表示項目が自動的に表示されて表示可能な情報が過度に減少することがなく、同種のディスプレイ装置3、4が複数接続された状態での利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、マルチエリアである第四の表示エリアR4は、通常時は固定エリアとして設定された車両情報を表示するものであったが、本発明の表示エリアは通常には非表示であってもよい。かかる場合においても、同種のディスプレイ装置を複数接続した状態で同じ情報が複数のディスプレイ装置に同時に表示されることがなく、ユーザーの煩わしさを軽減して利便性を向上させることができる。また、自動的に表示項目が切り換えられる表示エリアはディスプレイ装置に複数設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、コントロールユニット1とアナログ計器2及び第一、第二のディスプレイ装置3、4は配線部材6によって有線接続されるものであったが、本発明は、制御ユニットと各計器とを無線接続する車両用計器の駆動装置であっても適用可能であり、本実施形態と同様に後付けメータシステムとしての利便性を向上させることが可能である。
本発明は、ディスプレイ装置を含む複数の後付けメータが通信可能に接続される車両用計器の駆動装置に好適である。
1 コントロールユニット(制御ユニット)
2 アナログ計器
2a 制御手段
2b 表示部
2c 発光素子
3 第一のディスプレイ装置
3a 制御手段
3b 発光表示部
4 第二のディスプレイ装置
4a 制御手段
4b 発光表示部
5 操作スイッチ
6 配線部材

Claims (2)

  1. ドットマトリクス型の発光表示パネルにおいて表示項目を自動的に切り換え可能な表示エリアを有する複数のディスプレイ装置と双方向通信可能に設けられ、前記各ディスプレイ装置との通信結果によって前記各ディスプレイ装置が接続されているかを判断する接続確認機能を有する制御ユニットを備える車両用計器の駆動装置であって、
    前記ディスプレイ装置は、判別のための複数のスレーブ情報のいずれかが設定され、
    前記制御ユニットは、電源が投入されると接続確認を行い、複数のディスプレイ装置との接続が確認された場合に、
    これらディスプレイ装置のうちいずれか1つのディスプレイ装置に対応するスレーブ情報を特定スレーブとして示す特定スレーブ設定データと、
    任意の状態の発生に応じて表示項目を切り換えさせる表示項目切り換え要求データと、を前記ディスプレイ装置に送信し、
    前記ディスプレイ装置は、前記特定スレーブ設定データ及び前記表示項目切り換え要求データを受信すると、前記特定スレーブ設定データに基づいて自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブであるか否かを判断し、自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブである場合には前記表示項目切り換え要求データに基づいて前記表示エリアの前記表示項目を切り換え、自らの前記スレーブ情報が前記特定スレーブでない場合には前記表示エリアの前記表示項目の切り換えを実行しないことを特徴とする車両用計器の駆動装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記状態として前記ディスプレイ装置の任意の機能を実行させる状態の発生に応じて前記表示項目切り換え要求データを送信することを特徴とする請求項1に記載の車両用計器の駆動装置。
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