以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報機器、情報処理方法および情報処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、情報機器としてのデジタルカメラに本発明を適用した例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ1の構成図である。デジタルカメラ1は、通信I/F部2、操作入力部3、表示部4、撮像部5、記憶部6および制御部10を備える。このデジタルカメラ1は、例えばUSB(Universal Serial Bus)によりパーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器100に接続され、この外部機器100との間で通信を行う。なお、外部機器100に対するデジタルカメラ1の接続は、一般的なマスストレージ方式による接続である。
通信I/F部2は、制御部10からの指令に従い、外部機器100との間の通信を制御する。
操作入力部3は、デジタルカメラ1に対するユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作に応じた操作情報を制御部10に送る。
表示部4は、制御部10による制御のもとで、文字を含む各種情報を表示する。
撮像部5は、CCDなどの撮像素子やA/D変換器などを有し、制御部10による制御のもとで、画像を撮像して画像データを記憶部6に格納する。
記憶部6は、撮像部5により撮像された画像データや、後述するautorun.infファイルを記憶する。また、この記憶部6は、制御部10により実行される情報処理プログラムや、この情報処理プログラムを実行する際に必要な各種データも記憶する。この記憶部6としては、例えば、デジタルカメラ1内部に実装された不揮発性メモリが使用される。
図2は、記憶部6のメモリ構造の一例を示す概念図である。記憶部6は、外部機器100がアクセスできないシステム領域61と、外部機器100がアクセス可能なファイル領域62とを有する。システム領域61には、デジタルカメラ1の動作制御に必要なファームウェアや設定値などの情報が格納される。このファームウェアの1つとして、上述した情報処理プログラムや各種データが、システム領域61に格納される。一方、ファイル領域62には、撮像部5により撮像された画像データが格納される。また、後述するautorun.infファイルもこのファイル領域62に格納される。このファイル領域62は、FAT(File Allocation Tables)により管理される。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ1が例えばSDカードなどの外部記憶装置を備えていない構成を想定しているが、デジタルカメラ1が外部記憶装置を備える場合は、記憶部6のファイル領域62が外部記憶装置に置き換わる。つまり、この場合には、外部記憶装置がFATにより管理され、外部機器100がアクセス可能なファイル領域62となる。そして、この外部記憶装置に、撮像部5により撮像された画像データや、autorun.infファイルなどが格納される。また、記憶部6の構成は上記以外にも様々な変形が可能であり、外部機器100がアクセス可能な領域にautorun.infファイルが格納される構成であればよい。
autorun.infファイルは、デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続したときに、外部機器100に表示される自動再生ダイアログの選択項目の1つを指定するためのファイルであり、ファイル領域62のルートディレクトリに格納されている。
図3は、autorun.infファイルの一例を示す図である。autorun.infファイルの最初の行の“open=”以降には、デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続したときに外部機器100が実行する動作として選択可能な動作を実現するための実行ファイルのファイル名が記述される。また、次の行の“icon=”以降は、“open=”以降に記述された実行ファイルにより実現される動作を表すアイコン(外部機器100の自動再生ダイアログに表示されるアイコン)のアイコン名が記述される。また、次の行の“action=”以降には、“open=”以降に記述された実行ファイルにより実現される動作を表す文字列(外部機器100の自動再生ダイアログに表示される文字列)が記述される。
図4は、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたときに外部機器100に表示される自動再生ダイアログの一例を示す図である。自動再生ダイアログの表示は、外部機器100が実装するOS(Operation System)の一機能として実現される。外部機器100は、このOSの機能により、当該外部機器100にマスストレージ接続されたデジタルカメラ1をストレージデバイスとして認識し、デジタルカメラ1の記憶部6のファイル領域62に格納されたautorun.infファイルを読み込む。そして、このautorun.infファイルの“icon=”以降に記述されたアイコンおよび“action=”以降に記述された文字列を、ストレージデバイスの種類に応じて予め定めた複数の動作を表すアイコンおよび文字列とともに、外部機器100が実行可能な動作の選択項目として表示する。これらautorun.infファイルにより指定される選択項目と、ストレージデバイスの種類に応じて予め定められた複数の選択項目とを表示する画面が、自動再生ダイアログである。
図4に示した自動再生ダイアログの例では、外部機器100が実行する動作の選択項目として4つの選択項目が表示されており、そのうち「デジタルカメラソフトウェアのインストーラを起動」という選択項目が、デジタルカメラ1の記憶部6に格納されているautorun.infファイルによって指定されている選択項目である。それ以外の「イメージのスライドショーを表示する」、「画像を印刷する」、「フォルダを開いてファイルを表示する」の選択項目は、ストレージデバイスの種類(ここでは画像データを保持するデバイス)に応じて予め定められた選択項目である。これら自動再生ダイアログの選択項目のうち、「デジタルカメラソフトウェアのインストーラを起動」という選択項目がユーザにより選択されると、外部機器100は、autorun.infファイルの“open=”以降に記述された実行ファイルをデジタルカメラ1から読み込んで、この実行ファイルを実行することになる。
制御部10は、デジタルカメラ1の全体の動作を制御するものであり、例えば、CPUやROM、RAM、I/Oポートなどを備えたマイクロコンピュータにより構成される。この制御部10は、デジタルカメラ1の電源がオンされると、記憶部6のシステム領域61に格納されているファームウェアや設定値をRAM上にロードして、デジタルカメラ1の全体の動作を制御する。また、この制御部10は、ファームウェアの1つのとしてRAM上にロードした情報処理プログラムを実行することによって、図1に示すように、言語設定手段11および変換手段12の各機能を実現する。
言語設定手段11は、操作入力部3を利用したユーザ操作に応じて、表示部4に表示する文字に使用される言語を設定する。図5は、言語設定手段11による処理の一例を示す概念図である。この図5の例は、表示部4に表示する文字に使用される言語を英語に設定する場合を示している。
デジタルカメラ1のユーザにより、操作入力部3のメニューボタンが押下されると、表示部4には、図5(a)に示すようなメニュー画面が表示される。このメニュー画面は、デジタルカメラ1の設定項目の一覧を選択可能に表示した画面である。このメニュー画面内で、ユーザが言語の項目を選択すると、言語設定手段11は、図5(b)に示すような言語選択画面を表示部4に表示させる。この言語選択画面は、デジタルカメラ1がサポートする言語の一覧を選択可能に表示した画面であり、図5(b)の例では、日本語、英語、ドイツ語の3つの言語をデジタルカメラ1がサポートしていることを示している。この言語選択画面内で、ユーザが例えば英語を選択すると、言語設定手段11は、表示部4に表示する文字に使用される言語を英語に設定する。その結果、図5(c)に示すように、表示部4に表示される文字が英語での表記に切り替わる。
変換手段12は、言語設定手段11によって表示部4に表示する文字に使用される言語が設定された場合に、autorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語設定手段11によって設定された言語で表現された文字列に変換する。例えば、記憶部6のファイル領域62に図3に示したautorun.infファイルが格納されている場合において、言語設定手段11によって表示部4に表示する文字に使用される言語が英語に設定されると、変換手段12は、“action=”以降に記述された「デジタルカメラソフトウェアのインストーラを起動」の文字列を、英語で表記した「Activate an installer of digital camera software」の文字列に変換する。その結果、図3に示したautorun.infファイルは、図6のように更新されて、記憶部6のファイル領域62に格納される。
変換手段12による文字列の変換処理は、例えば以下のように行われる。すなわち、変換手段12は、言語設定手段11によって表示部4に表示する文字に使用される言語が設定されると、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。そして、変換手段12は、autorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語設定手段11によって設定された言語で表現された文字列に変換する。この変換は、例えば、デジタルカメラ1がサポートする全ての言語で表現された上記文字列(autorun.infファイルの“action=”以降に記述され得る文字列)をデータテーブルとして、記憶部6のシステム領域61に予め格納しておき、その中から、言語設定手段11によって設定された言語で表現された文字列を抽出してautorun.infファイルの“action=”以降に記述すればよい。そして、変換手段12は、“action=”以降に記述された文字列を変換した新たなautorun.infファイルを記憶部6のファイル領域62に書き込み、古いautorun.infファイルを更新する。
図7は、図3に示したautorun.infファイルが図6のように更新された後に、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたときに外部機器100に表示される自動再生ダイアログを示す図である。autorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列が英語で表記した文字列に変換されたことにより、autorun.infファイルによって指定されている選択項目を表す文字列が、「Activate an installer of digital camera software」という英語表記になっていることが分かる。
図8は、上述したデジタルカメラ1の制御部10の変換手段12による一連の処理の流れを示すフローチャートである。
変換手段12は、まずステップS101において、言語設定手段11による言語の設定がなされたか否かを判定する。そして、変換手段12は、言語設定手段11による言語の設定がなされたと判定すると(ステップS101:Yes)、ステップS102において、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。なお、言語設定手段11による言語の設定がなされていない場合は(ステップS101:No)、ステップS101の判定が所定周期で繰り返される。
次に、変換手段12は、ステップS103において、例えば記憶部6のシステム領域61に格納された上述したデータテーブルを参照し、ステップS102で読み込んだautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語設定手段11によって設定された言語で表現された文字列に変換する。
次に、変換手段12は、ステップS104において、ステップS103で変換した文字列を含む新たなautorun.infファイルを、記憶部6のファイル領域62に書き込み、autorun.infファイルを更新する。
図9は、外部機器100の動作を示すフローチャートである。
外部機器100は、まずステップS201において、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたか否かを判定する。そして、外部機器100は、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたと判定すると(ステップS201:Yes)、ステップS202において、デジタルカメラ1の記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。なお、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されていない間は(ステップS201:No)、ステップS201の判定が所定周期で繰り返される。
次に、外部機器100は、ステップS203において、ステップS202で読み込んだautorun.infファイルの “action=”以降に記述された文字列を取り出すとともに、“icon=”以降に記述されたアイコン名のアイコンを、デジタルカメラ1から取得する。
次に、外部機器100は、ステップS204において、ステップS203で取り出した文字列および取得したアイコンを、ストレージデバイスの種類に応じて予め定めた複数の動作を表すアイコンおよび文字列とともに、自動再生ダイアログの選択項目として表示する。そして、この自動再生ダイアログの中で、autorun.infファイルにより指定される選択項目を選択するユーザ操作がなされると、外部機器100は、autorun.infファイルの“open=”以降に記述された実行ファイルをデジタルカメラ1から読み込んで、この実行ファイルを実行する。
以上のように、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、言語設定手段11により表示部4に表示する文字に使用する言語の設定がなされた場合に、変換手段12が、記憶部6のファイル領域62に格納されたautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語設定手段11により設定された言語で表現された文字列に変換するようにしている。したがって、当該デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続した際に、外部機器100に表示される自動再生ダイアログの選択項目の文字列を、デジタルカメラ1で設定されている言語と同一言語での表記とすることができ、ユーザが容易に理解できる文字列を外部機器100に表示させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、autorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、外部機器100に設定されている言語で表現された文字列に変換するようにしたものである。以下、第1の実施形態と共通の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図10は、本実施形態に係るデジタルカメラ1が備える制御部20の機能ブロック図である。本実施形態に係るデジタルカメラ1は、第1の実施形態で説明した制御部10に代えて、図10に示す制御部20を備える。なお、デジタルカメラ1のその他の構成は、第1の実施形態と同様(図1参照)である。
本実施形態の制御部20は、第1の実施形態の制御部10と同様に、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、記憶部6のシステム領域61からファームウェアの1つのとしてRAM上にロードした情報処理プログラムを実行することによって、図10に示すように、言語情報取得手段21および変換手段22の各機能を実現する。
言語情報取得手段21は、外部機器100から、外部機器100に設定されている言語を示す言語情報を取得する。言語情報取得手段21が外部機器100から言語情報を取得する方法としては、例えば、以下のような方法が考えられる。すなわち、マスストレージ接続時の動作を規定した一般的なコマンド以外の拡張コマンドとして、言語情報を要求するコマンドを予め定義しておく。また、この拡張コマンドを受信してその応答として言語情報を返す処理を実行させるためのプログラムを、デジタルカメラ1に格納しておく。そして、デジタルカメラ1を外部機器100に対して始めて接続したときに、上記プログラムをデジタルカメラ1から外部機器100にロードして外部機器100にインストールさせる。その後、デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続した際には、言語情報取得手段21が言語情報を要求する拡張コマンドを外部機器100に対して送信し、その応答として外部機器100から送信された言語情報を受信する。
なお、言語情報取得手段21が外部機器100から言語情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、例えば、外部機器100の拡張コマンドとして、デジタルカメラ1がマスストレージ接続された際に言語情報をデジタルカメラ1に送信するコマンドを定義しておくようにしてもよいし、その他の外部機器100に対する設定によって、外部機器100からデジタルカメラ1に対して言語情報を送るようにしてもよい。
変換手段22は、言語情報取得手段21によって外部機器100に設定されている言語を示す言語情報が取得されると、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語情報が示す言語、つまり外部機器100に設定されている言語で表現された文字列に変換する。変換手段22による文字列の変換処理の詳細は、上述した第1の実施形態の変換手段12と同様である。
図11は、本実施形態の制御部20の言語情報取得手段21および変換手段22による一連の処理の流れを示すフローチャートである。
言語情報取得手段21は、まずステップS301において、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたか否かを判定する。そして、言語情報取得手段21は、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたと判定すると(ステップS301:Yes)、ステップS302において、言語情報を要求する拡張コマンドを外部機器100に対して送信する。なお、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されていない場合は(ステップS301:No)、ステップS301の判定が所定周期で繰り返される。
次に、言語情報取得手段21は、ステップS303において、ステップS302で送信した拡張コマンドへの応答として、外部機器100から言語情報が送信されたか否かを判定する。そして、言語情報取得手段21は、外部機器100から言語情報が送信されたと判定すると(ステップS303:Yes)、ステップS304において、この外部機器100から送信された言語情報を受信する。なお、外部機器100から言語情報が送信されない場合は(ステップS303:No)、所定時間の間はステップS303の判定が繰り返され、所定時間が経過するとタイムアウトにより処理が終了する。
言語情報取得手段21が外部機器100から言語情報を受信すると、次に、変換手段22が、ステップS305において、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。そして、変換手段22は、ステップS306において、例えば記憶部6のシステム領域61に格納された上述したデータテーブルを参照し、ステップS305で読み込んだautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、言語情報取得手段21が取得した言語情報で示される言語、つまり外部機器100に設定されている言語で表現された文字列に変換する。
次に、変換手段22は、ステップS307において、ステップS306で変換した文字列を含む新たなautorun.infファイルを、記憶部6のファイル領域62に書き込み、autorun.infファイルを更新する。
図12は、外部機器100の動作を示すフローチャートである。
外部機器100は、まずステップS401において、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたか否かを判定する。そして、外部機器100は、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたと判定すると(ステップS401:Yes)、ステップS402において、デジタルカメラ1から送信される拡張コマンドを受信し、その応答として、外部機器100に設定されている言語を示す言語情報をデジタルカメラ1に対して送信する。なお、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されていない間は(ステップS401:No)、ステップS401の判定が所定周期で繰り返される。
次に、外部機器100は、ステップS403において、デジタルカメラ1でautorun.infファイルの更新が行われるのに要する所定時間待機し、所定時間が経過したら(ステップS403:Yes)、ステップS404において、デジタルカメラ1の記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。そして、外部機器100は、ステップS405において、ステップS404で読み込んだautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を取り出すとともに、“icon=”以降に記述されたアイコン名のアイコンを、デジタルカメラ1から取得する。
次に、外部機器100は、ステップS406において、ステップS405で取り出した文字列および取得したアイコンを、ストレージデバイスの種類に応じて予め定めた複数の動作を表すアイコンおよび文字列とともに、自動再生ダイアログの選択項目として表示する。そして、この自動再生ダイアログの中で、autorun.infファイルにより指定される選択項目を選択するユーザ操作がなされると、外部機器100は、autorun.infファイルの“open=”以降に記述された実行ファイルをデジタルカメラ1から読み込んで、この実行ファイルを実行する。
以上のように、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、言語情報取得手段21が外部機器100に設定されている言語を示す言語情報を取得し、変換手段12が、記憶部6のファイル領域62に格納されたautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を、外部機器100に設定されている言語で表現された文字列に変換するようにしている。したがって、当該デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続した際に、外部機器100に表示される自動再生ダイアログの選択項目の文字列を、外部機器100で設定されている言語と同一言語での表記とすることができ、ユーザが容易に理解できる文字列を外部機器100に表示させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態は、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作が行われた場合に、このユーザ操作に応じて、autorun.infファイルを変更する機能を制御部に付加したものである。以下、第1の実施形態と共通の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図13は、本実施形態に係るデジタルカメラ1が備える制御部30の機能ブロック図である。本実施形態の制御部30は、第1の実施形態で説明した制御部10の機能に対して、ファイル変更手段31の機能を付加したものである。なお、ここでは、第1の実施形態で説明した制御部10の機能にファイル変更手段31を付加した構成を説明するが、第2の実施形態で説明した制御部20の機能にファイル変更手段31を付加した構成としてもよい。
ファイル変更手段31は、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作に応じて、autorun.infファイルを変更する。図14は、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作の一例を示す概念図である。この図14の例は、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を、インストーラの起動から、お客様登録・変更のサイトのURLにアクセスする動作に切り換える場合を示している。
デジタルカメラ1のユーザにより、操作入力部3のメニューボタンが押下されると、表示部4には、図14(a)に示すようなメニュー画面が表示される。このメニュー画面は、デジタルカメラ1の設定項目の一覧を選択可能に表示した画面であり、「外部機器接続時動作」が設定項目の1つとして表示されている。このメニュー画面内で、ユーザが「外部機器接続時動作」の項目を選択すると、表示部4には、図14(b)に示すような「外部機器接続時動作」として選択可能な項目の一覧が表示される。この画面内で、ユーザが例えば「お客様登録・変更」を選択すると、「外部機器接続時動作」が「お客様登録・変更」に切り換えられ、表示部4には、図14(c)に示すように、「外部機器接続時動作」が「お客様登録・変更」に切り換えられたことを示す画面が表示される。
ファイル変更手段31は、上述したユーザ操作によってデジタルカメラ1の設定項目の「外部機器接続時動作」が切り換えられると、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。そして、ファイル変更手段31は、autorun.infファイルの“open=”以降の記述や、“icon=”以降の記述、“open=”以降の記述を、それぞれユーザ操作によって切り換えられた「外部機器接続時動作」に対応した記述に変更する。この記述の変更は、例えば、「外部機器接続時動作」として選択可能な動作ごとに、“open=”以降の記述や、“icon=”以降の記述、“open=”以降の記述をそれぞれデータテーブルとして、記憶部6のシステム領域61に予め格納しておき、その中から、ユーザ操作によって切り換えられた「外部機器接続時動作」に対応するものを抽出してautorun.infファイルに記述すればよい。そして、ファイル変更手段31は、記述を変更した新たなautorun.infファイルを記憶部6のファイル領域62に書き込み、古いautorun.infファイルを更新する。
図15は、ユーザ操作によってデジタルカメラ1の設定項目の「外部機器接続時動作」が「お客様登録・変更」に切り換えられた場合に、ファイル変更手段31により変更されたautorun.infファイルの一例を示す図である。この図15に示すautorun.infファイルでは、最初の行の“open=”以降に、お客様登録・変更のサイトのURLが記述されている。また、次の行の“icon=”以降は、“open=”以降に記述されたURLへのアクセス動作を表すアイコンのアイコン名が記述されている。また、次の行の“action=”以降には、“open=”以降に記述されたURLへのアクセス動作を表す文字列「お客様登録・変更」が記述されている。
図16は、本実施形態の制御部30のファイル変更手段31による一連の処理の流れを示すフローチャートである。
ファイル変更手段31は、まずステップS501において、デジタルカメラ1の設定項目の「外部機器接続時動作」を切り換えるユーザ操作がなされたか否かを判定する。そして、ファイル変更手段31は、「外部機器接続時動作」を切り換えるユーザ操作がなされたと判定すると(ステップS501:Yes)、ステップS502において、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。なお、「外部機器接続時動作」を切り換えるユーザ操作がなされていない場合は(ステップS501:No)、ステップS501の判定が所定周期で繰り返される。
次に、ファイル変更手段31は、ステップS503において、例えば記憶部6のシステム領域61に格納された上述したデータテーブルを参照し、ステップS502で読み込んだautorun.infファイルの記述を、ユーザ操作によって切り換えられた後の動作に対応した記述に変更する。
次に、ファイル変更手段31は、ステップS504において、ステップS503で記述を変更した新たなautorun.infファイルを、記憶部6のファイル領域62に書き込み、autorun.infファイルを更新する。
以上のように、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、制御部30が第1の実施形態の制御部10の機能に加えて、ファイル変更手段31としての機能を備えている。そして、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作が行われた場合に、ファイル変更手段31が、このユーザ操作に応じて、autorun.infファイルの記述を変更するようにしている。したがって、第1の実施形態の効果に加えて、デジタルカメラ1がマスストレージ接続された際の外部機器100の動作の選択項目を、ユーザごとにカスタマイズできるという効果が得られる。
なお、本実施形態では、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作が行われた場合に、このユーザ操作に応じてautorun.infファイルの記述を変更するようにしているが、予め複数のautorun.infファイルを記憶部6に格納しておき、このうち、有効とするautorun.infファイルをユーザ操作に応じて切り換えるようにしてもよい。
すなわち、デジタルカメラ1は、外部機器100の動作として選択可能な複数の動作に対応した複数のautorun.infファイルを予め作成し、記憶部6のファイル領域62に格納しておく。このうち、有効となるautorun.infファイル、つまり、外部機器100にマスストレージ接続されたときに外部機器100によって読み出されるautorun.infファイルを、フラグなどにより識別できるようにしておく。そして、autorun.infファイルによって指定する外部機器100の動作の選択項目を切り換えるユーザ操作が行われた場合に、このユーザ操作に応じて、有効となるautorun.infファイルを切り換えるようにする。この場合にも、autorun.infファイルの記述をユーザ操作に応じて変更するようにした場合と同様に、デジタルカメラ1がマスストレージ接続された際の外部機器100の動作の選択項目を、ユーザごとにカスタマイズできるという効果が得られる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態は、外部機器100からautorun.infファイルを受信して記憶部6のファイル領域62に格納する機能を制御部に付加したものである。以下、第1の実施形態と共通の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図17は、本実施形態に係るデジタルカメラ1が備える制御部40の機能ブロック図である。本実施形態の制御部40は、第1の実施形態で説明した制御部10の機能に対して、ファイル受信手段41の機能を付加したものである。なお、ここでは、第1の実施形態で説明した制御部10の機能にファイル受信手段41を付加した構成を説明するが、第2の実施形態で説明した制御部20の機能にファイル受信手段41を付加した構成としてもよい。
本実施形態では、外部機器100が、ユーザ操作に従ってautorun.infファイルを作成する機能を持つ。外部機器100は、このように作成したautorun.infファイルを不揮発性メモリなどに格納しておき、デジタルカメラ1がマスストレージ接続された際に、このautorun.infファイルをデジタルカメラ1に対して送信する。なお、このautorun.infファイルの“open=”以降に記述されているファイル名の実行ファイルや、“icon=”以降に記述されているアイコン名のアイコンなどをデジタルカメラ1が保持していない場合には、外部機器100は、autorun.infファイルとともに、これらの実行ファイルやアイコンなどもデジタルカメラ1に対して送信する。
ファイル受信手段41は、外部機器100から送信されたautorun.infファイルを受信する。そして、ファイル受信手段41は、外部機器100から受信したautorun.infファイルを記憶部6のファイル領域62に書き込み、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを更新する。
図18は、本実施形態の制御部40のファイル受信手段41による一連の処理の流れを示すフローチャートである。
ファイル受信手段41は、まずステップS601において、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたか否かを判定する。そして、ファイル受信手段41は、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されたと判定すると(ステップS601:Yes)、ステップS602において、外部機器100からautorun.infファイルが送信されたか否かを判定する。なお、デジタルカメラ1が外部機器100にマスストレージ接続されていない場合は(ステップS601:No)、ステップS601の判定が所定周期で繰り返される。また、外部機器100からautorun.infファイルが送信されない場合は(ステップS602:No)、所定時間の間はステップS602の判定が繰り返され、所定時間が経過するとタイムアウトにより処理が終了する。
一方、ファイル受信手段41は、外部機器100からautorun.infファイルが送信されたと判定すると(ステップS602:Yes)、ステップS603において、この外部機器100から送信されたautorun.infファイルを受信する。そして、ファイル受信手段41は、ステップS604において、ステップS603で受信したautorun.infファイルを、記憶部6のファイル領域62に書き込み、autorun.infファイルを更新する。
図19は、外部機器100の動作を示すフローチャートである。
外部機器100は、まずステップS701において、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたか否かを判定する。そして、外部機器100は、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されたと判定すると(ステップS701:Yes)、ステップS702において、予め作成して不揮発性メモリなどに格納してあるautorun.infファイルをデジタルカメラ1に対して送信する。なお、デジタルカメラ1がマスストレージ接続されていない間は(ステップS701:No)、ステップS701の判定が所定周期で繰り返される。
次に、外部機器100は、ステップS703において、デジタルカメラ1でautorun.infファイルの更新が行われるのに要する所定時間待機し、所定時間が経過したら(ステップS703:Yes)、ステップS704において、デジタルカメラ1の記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを読み込む。そして、外部機器100は、ステップS705において、ステップS704で読み込んだautorun.infファイルの“action=”以降に記述された文字列を取り出すとともに、“icon=”以降に記述されたアイコン名のアイコンを、デジタルカメラ1から取得する。
次に、外部機器100は、ステップS706において、ステップS705で取り出した文字列および取得したアイコンを、ストレージデバイスの種類に応じて予め定めた複数の動作を表すアイコンおよび文字列とともに、自動再生ダイアログの選択項目として表示する。そして、この自動再生ダイアログの中で、autorun.infファイルにより指定される選択項目を選択するユーザ操作がなされると、外部機器100は、autorun.infファイルの“open=”以降に記述された実行ファイルをデジタルカメラ1から読み込んで、この実行ファイルを実行する。
以上のように、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、制御部40が第1の実施形態の制御部10の機能に加えて、ファイル受信手段41としての機能を備えている。そして、autorun.infファイルが外部機器100から送信された場合に、ファイル受信手段41がこのautorun.infファイルを受信して、記憶部6のファイル領域62に格納するようにしている。したがって、第1の実施形態の効果に加えて、デジタルカメラ1がマスストレージ接続された際の外部機器100の動作の選択項目を、外部機器100での操作により、ユーザごとにカスタマイズできるという効果が得られる。
なお、本実施形態では、記憶部6のファイル領域62に格納されているautorun.infファイルを、外部機器100から受信したautorun.infファイルで更新するようにしているが、外部機器100から受信したautorun.infファイルを別のファイルとして記憶部6のファイル領域62に格納し、上述した手法と同様の手法により、複数のautorun.infファイルのうち、有効とするautorun.infファイルを切り換えるようにしてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。本実施形態は、デジタルカメラ1の電源がオンされたときなど、所定のタイミングで記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されているか否かを確認し、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されていない場合に、記憶部6のシステム領域61に格納されている情報に基づいてautorun.infファイルを生成し、記憶部6のファイル領域62に格納するようにしたものである。以下、第1の実施形態と共通の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
本実施形態は、記憶部6のファイル領域62としてSDカードなどの外部記憶装置が用いられる場合を想定している。記憶部6のファイル領域62として外部記憶装置を用いる場合、フォーマットされた外部記憶装置をデジタルカメラ1に装着した際には、autorun.infファイルが記憶部6のファイル領域62に格納されていない状態となる。このような場合を考慮して、記憶部6のシステム領域61にautorun.infファイルを生成するための情報を削除できないように格納しておき、ファイル領域62にautorun.infファイルが格納されていなければ、autorun.infファイルを新規に生成してファイル領域62に格納する。
図20は、本実施形態に係るデジタルカメラ1が備える制御部50の機能ブロック図である。本実施形態の制御部50は、第1の実施形態で説明した制御部10の機能に対して、ファイル生成手段51の機能を付加したものである。なお、ここでは、第1の実施形態で説明した制御部10の機能にファイル生成手段51を付加した構成を説明するが、第2の実施形態で説明した制御部20の機能にファイル生成手段51を付加した構成としてもよい。また、第3の実施形態で説明した制御部30、あるいは第4の実施形態で説明した制御部40の機能にファイル生成手段51を付加した構成としてもよい。
ファイル生成手段51は、デジタルカメラ1の電源がオンされたときなど、予め定められた所定のタイミングで、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されているか否かを確認する。そして、ファイル生成手段51は、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されていない場合に、記憶部6のシステム領域61に格納されているautorun.infファイルを生成するための情報を参照して、autorun.infファイルを新規に生成し、記憶部6のファイル領域62に格納する。なお、記憶部6のシステム領域61にコピー元のautorun.infファイルを格納しておき、このautorun.infファイルをファイル領域62にコピーするようにしてもよい。
図21は、本実施形態の制御部50のファイル生成手段51による一連の処理の流れを示すフローチャートである。この図21のフローチャートで示す処理は、デジタルカメラ1の電源がオンされたときなど、予め定められた所定のタイミングで実施される。
ファイル生成手段51は、まずステップS801において、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されているか否かを判定する。そして、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されていない場合には(ステップS801:No)、ファイル生成手段51は、ステップS802において、記憶部6のシステム領域61に格納されている情報に基づき、autorun.infファイルを新規生成する。そして、ファイル生成手段51は、ステップS803において、ステップS802で生成したautorun.infファイルを、記憶部6のファイル領域62に格納する。なお、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されている場合には(ステップS801:Yes)、そのまま処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、制御部50が第1の実施形態の制御部10の機能に加えて、ファイル生成手段51としての機能を備えている。そして、記憶部6のファイル領域62にautorun.infファイルが格納されていない場合に、ファイル生成手段51がautorun.infファイルを新規に生成して、記憶部6のファイル領域62に格納するようにしている。したがって、第1の実施形態の効果に加えて、フォーマットされた外部記憶装置をデジタルカメラ1に装着して記憶部6のファイル領域62として用いる場合であっても、デジタルカメラ1を外部機器100にマスストレージ接続した際に、デジタルカメラ1で指定した選択項目を含む自動再生ダイアログを外部機器100に表示させることができるという効果が得られる。
なお、上述した各実施形態に係るデジタルカメラ1の特徴的な処理は、例えば、記憶部6のシステム領域61に格納された情報処理プログラムが、制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行されることによって実現される。制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行される情報処理プログラムは、例えば、デジタルカメラ1の記憶部6のシステム領域61に予め組み込まれて提供される。また、制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行される情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行される情報処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でデジタルカメラ1にダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行される情報処理プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
制御部10,20,30,40,50のCPUにより実行される情報処理プログラムは、第1の実施形態で説明した言語設定手段11および変換手段12、または第2の実施形態で説明した言語情報取得手段21および変換手段22、または第3の実施形態で説明した言語設定手段11、変換手段12およびファイル変更手段31、または第4の実施形態で説明した言語設定手段11、変換手段12およびファイル受信手段41、または第5の実施形態で説明した言語設定手段11、変換手段12およびファイル生成手段51などの各処理機能を含むモジュール構成となっており、実際のハードウエアとしては、CPU(プロセッサ)が情報処理プログラムを実行することにより、上述した各処理機能が主記憶装置(RAM)上にロードされ、各処理機能が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明の具体的な実施形態として第1乃至第5の実施形態について詳しく説明したが、本発明は上述した各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形を加えて実施することができる。例えば、上述した各実施形態では、デジタルカメラ1が外部機器100に対してUSBにより接続されるものとして説明したが、デジタルカメラ1と外部機器100との間での通信の方式は、USBに限らず様々な方式が適用可能である。また、上述した各実施形態は、本発明をデジタルカメラ1に適用した例であるが、本発明は、autorun.infファイルのように外部機器100に表示される文字列を含むファイルを保持し、外部機器100への接続時に当該ファイルが読み出される構成の情報機器に対して広く適用することができる。