JP5631757B2 - 電子内視鏡システム - Google Patents

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本発明は、電子内視鏡によって被検体内を撮影する電子内視鏡システムに関する。
医療分野では、電子内視鏡を用いた診断や治療が普及している。電子内視鏡によって被検体内を撮影する電子内視鏡システムでは、被検体内に白色光(以下、通常光という)を照射して撮影する態様が知られている。しかし、通常光を照射して撮影した画像では、組織性状等を把握し難い場合がある。このため、近年では、特定の狭い波長帯の光(以下、特殊光という)を照射しながら撮影することにより、特定の組織性状を把握し易くした画像を撮影する電子内視鏡が知られている。例えば、特殊光を照射して観察する特殊光観察では、特殊光を良く吸収する特定の組織とその他の組織とのコントラストが明瞭になるので、通常光を照射して観察する通常光観察よりも特殊光を良く吸収する特定の組織が強調して表示される。
また、特殊光観察時に、撮影した画像の色調を調節することによって、特定の組織性状のコントラストをより向上させる技術が知られている。例えば、撮像素子から出力される青色の撮像信号(以下、B信号という)を画像データの青色画素(以下、B画素という)及び緑色画素(以下、G画素という)に割り当て、緑色の撮像信号(以下、G信号という)を赤色の画素(以下、R画素という)に割り当てることにより、特定の組織性状が観察しやすくなることが知られている。また、単色の画像をモノクロの撮像素子で順次撮像するいわゆる順次式の電子内視鏡システムにおいても、青色の狭帯域光で撮像して得られる青色画像の画素をB画素及びG画素に、緑色の狭帯域光で撮像して得られる緑色画像をR画素に割り当てて生成した画像を観察画像とすることにより、上述と同様、特定の組織性状を観察しやすくする例が知られている。
このように撮影した画像をそのまま観察するのではなく、観察しやすい色調の画像に変換する例としては、さらに、観察する器官に応じて撮影した画像の色調を自動切換する電子内視鏡システムも知られている(特許文献1)。
特開2005−348902号公報
特殊光観察時に画像の色調を調節する電子内視鏡システムは、観察する被検体内に異物や粘液等の分泌がない、クリアな状態での観察を前提とした色調の調節を行う。しかし、観察している範囲内に粘液等が広範囲に分泌されていると、波長毎に反射強度のバランスが変化するので、撮影した画像の色調が、予期しない色調になってしまうことがある。特に、粘液等が、血液を連想させる赤色に変色されて表示されると、広範囲に出血しているようにも見える偽出血画像が表示されてしまうという問題がある。
例えば、B信号をB画素及びG画素に割り当て、G信号をR画素に割り当てて画像データを生成するシステムにおいては、もともと黄褐色の胆汁や便汁がモニタに表示される画像では赤色(あるいはマゼンタ色)に写し出される。このため、このシステムでは胆汁や便汁を出血と見間違う可能性がある。
特許文献1の電子内視鏡システムは、観察する器官に応じて、各々異なる色調で画像を表示するとは言っても、クリアな状態のでの観察及び色調調節を前提としたものであることは同様であり、粘液等がある場合には偽出血画像が表示されてしまう問題については同様であり、これについては何ら対策されていない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、粘液等と血液を判別し、粘液等が赤色にならないように、表示する画像の色調を調節することができる電子内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の電子内視鏡システムは、体腔内の生体組織に複数色を含む照明光を照射する照明光照射手段と、前記照明光のもとで前記生体組織を撮像するとともに、複数色のカラーフィルタが画素毎に割り当てられ、撮像信号として各色の色信号を出力する撮像手段と、前記色信号のうち、2色の前記色信号の比を算出する信号比算出手段と、前記色信号のうち青色の色信号を青色画素及び緑色画素に、緑色の色信号を赤色画素に使用した表示画像を生成する表示画像生成手段であり、前記信号比算出手段が算出した前記比の値に基づいて粘液と血液を判別し、前記表示画像に粘液が写し出されているときに、前記青色画素及び前記緑色画素の画素値を維持しながら、前記赤色画素の画素値を増減させることによって前記粘液が所定色になるように色調を調節した前記表示画像を生成する表示画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
前記信号比算出手段は、緑色の色信号と赤色の色信号の比を算出することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記比が所定閾値以下の場合に前記粘液が写し出されていると判別することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、白色光下で観察される前記血液の色と異なる色になるように、色調を調節した前記表示画像を生成することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、白色光下で観察される前記粘液の色と同系色となるように、色調を調節した前記表示画像を生成することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、粘膜の色と同系色になるように、色調を調節した前記表示画像を生成することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記粘液が写し出されている部分について色調を調節することが好ましい。
前記表示画像生成手段は、前記表示画像全体の色調を調節することが好ましい。
前記粘液は、ビリルビンを色素として有することが好ましい。
前記粘液は、胆汁または便汁であることが好ましい。
本発明の電子内視鏡システムは、単色の照明光を順次切り替えながら体腔内の生体組織に照射する照明光照射手段と、各色の前記照明光のもとで前記生体組織を撮像するモノクロの撮像手段と、各色の前記照明光のもとで撮像することにより前記撮像手段が出力する各色の色信号のうち、2つの前記色信号の比を算出する信号比算出手段と、前記色信号のうち青色の色信号を青色画素及び緑色画素に、緑色の色信号を赤色画素に使用した表示画像を生成する表示画像生成手段であり、前記信号比算出手段が算出した前記比の値に基づいて粘液と血液を判別し、前記表示画像に粘液が写し出されているときに、前記青色画素及び前記緑色画素の画素値を維持しながら、前記赤色画素の画素値を増減させることによって前記粘液が所定色になるように色調を調節した前記表示画像を生成する表示画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、粘液等と血液を判別し、粘液等が赤色にならないように、表示する画像の色調を調節することができる。
電子内視鏡システムの構成を示す外観図である。 電子内視鏡システムの電気的構成を示すブロック図である。 各色の撮像信号と画像データの各色の画素の対応関係を示す説明図である。 ビリルビンとヘモグロビンの光学濃度を示す図である。 順次式電子内視鏡システムの構成を示す外観図である。 順次式電子内視鏡システムの電気的構成を示すブロック図である。 順次式電子内視鏡システムで画像データを生成する態様を示す説明図である。 比R/Gを血液発生確率との関係を示すグラフである。
[第1実施形態]
図1に示すように、電子内視鏡システム11は、電子内視鏡12、プロセッサ装置13、及び光源装置14を備える。電子内視鏡12は、被検者の体内に挿入される可撓性の挿入部16と、挿入部16の基端部分に連接された操作部17と、プロセッサ装置13及び光源装置14に接続されるコネクタ18と、操作部17‐コネクタ18間を繋ぐユニバーサルコード19とを有する。挿入部16の先端(以下、先端部という)20には、体腔内の生体組織(以下、被検体内という)を撮影するためのCCD型イメージセンサ(図2参照。以下、CCDという)21が設けられている。
操作部17には、先端部20を上下左右に湾曲させるためのアングルノブや挿入部16の先端からエアーや水を噴出させるための送気/送水ボタン、観察画像を静止画像記録するためのレリーズボタン、モニタ22に表示された観察画像の拡大/縮小を指示するズームボタン、通常光観察と特殊光観察の切り替えを行う切り替えボタンといった操作部材が設けられている。
プロセッサ装置13は、光源装置14と電気的に接続され、電子内視鏡システム11の動作を統括的に制御する。プロセッサ装置13は、ユニバーサルコード19や挿入部16内に挿通された伝送ケーブルを介して電子内視鏡12に給電を行い、CCD21の駆動を制御する。また、プロセッサ装置13は、伝送ケーブルを介してCCD21から出力された撮像信号を取得し、各種画像処理を施して画像データを生成する。プロセッサ装置13で生成された画像データは、プロセッサ装置13にケーブル接続されたモニタ22に観察画像として表示される。
図2に示すように、先端部20には、対物光学系31、CCD21、投光ユニット41等が設けられている。また、タイミングジェネレータ(以下、TGという)32、アナログ信号処理回路(以下、AFEという)33、CPU34は、操作部17やコネクタ18等に設けられている。
対物光学系31は、レンズやプリズム等からなり、観察窓36を介して入射する被検体内からの光をCCD21に結像させる。
CCD21は、対物光学系31によって撮像面に結像された被検体内の像を画素毎に光電変換し、入射光量に応じた信号電荷を蓄積する。CCD21は、各画素で蓄積した信号電荷を撮像信号として出力する。また、CCD21は、各画素に複数の色セグメントからなるカラーフィルタが形成されている。CCD21のカラーフィルタは、例えばベイヤー配列の原色(RGB)のカラーフィルタである。
TG32は、CCD21にクロック信号を入力する。CCD21は、TG32から入力されるクロック信号に基づいて、信号電荷を蓄積する蓄積動作や信号電荷の読み出しを行う読み出し動作を所定のタイミングで行う。TG32から出力されるクロック信号はCPU34によって制御される。
AFE33は、相関二重サンプリング(CDS)回路、自動ゲイン調節(AGC)回路、A/D変換回路からなり、CCD21からアナログの撮像信号をノイズを除去しながら取得し、ゲイン補正処理を施した後にデジタル信号に変換してDSP52に入力する。CDS回路は、相関二重サンプリング処理により、CCD21が駆動することによって生じるノイズを除去しながら撮像信号を取得する。AGC回路は、CDS回路から入力される撮像信号を増幅する。A/D変換回路は、AGC回路から入力される撮像信号を所定のビット数のデジタルな撮像信号に変換し、DSP52に入力する。AFE33の駆動は、CPU34によって制御される。例えば、CPU34は、プロセッサ装置13のCPU51から入力される信号に基づいてAGC回路による撮像信号の増幅率(ゲイン)を調節する。
投光ユニット41は、被検体内に照明光を照射するユニットである。通常光及び特殊光は、照明光として、どちらも投光ユニット41から照射される。なお、後述するように投光ユニット41は、通常光と特殊光を同時に被検体内に照射する。
投光ユニット41は蛍光体43を備えるとともに、光ファイバからなるライトガイド42によって光源装置14から青色レーザー光や青紫色レーザー光が導光される。蛍光体43は、青色レーザー光や青紫色レーザー光の一部を吸収して緑色〜黄色に励起発光する蛍光体であり、例えばYAG系蛍光体、BAM(BaMgAl1017)系蛍光体等からなる。投光ユニット41に導光された青色レーザー光や青紫色レーザー光は、蛍光体43に一部吸収されることにより、蛍光体43から緑色〜黄色の蛍光を発光させるとともに、一部は蛍光体43を透過する。したがって、投光ユニット41は、蛍光体43が発する緑色〜黄色の蛍光と、蛍光体43を透過した青色光とが合わさった擬似白色光(通常光)を照明光として被検体内に照射する。同時に、蛍光体43を透過した青色光,青紫光は、粘膜表層の血管等を強調して撮影するための照明光(特殊光)としても作用する。
なお、蛍光体43が励起発光効率は、青色レーザー光と青紫色レーザー光で異なり、同じ入射光量であれば青色レーザー光は青色レーザー光よりも多くの蛍光を発生させる。また、蛍光体43を透過する青色レーザー光は、蛍光体43によって拡散されるため、投光ユニット41から照射される通常光は電子内視鏡12の視野内で均一である。
プロセッサ装置13は、CPU51、デジタル信号処理回路(DSP)52、デジタル画像処理回路(DIP)53、表示制御回路54、操作部56等を有する。
CPU51は、図示しないデータバスやアドレスバス、制御線を介して各部と接続されており、プロセッサ装置13の全体を統括的に制御する。ROM57にはプロセッサ装置13の動作を制御するための各種プログラム(OS,アプリケーションプログラム等)やグラフィックデータ等の各種データが記憶されている。CPU51は、ROM57から必要なプログラムやデータを読み出して、作業メモリであるRAM58に展開し、読み出したプログラムを逐次処理する。また、CPU51は、検査日時、被検体や術者の情報等の文字情報といった検査毎に変わる情報を、操作部56やLAN等のネットワークより取得し、RAM58に記憶する。
DSP52は、AFE33を介してCCD21から入力される撮像信号に対して色分離、色補間、ゲイン補正、ホワイトバランス調節、ガンマ補正等の各種信号処理を施して画像データを生成する。なお、通常光観察時に生成する通常光画像データと、特殊光観察時に生成する特殊光画像データは、後述するように色調が異なり、通常光画像データは通常光の照明下で自然に観察される色調の画像データであり、特殊光画像データは、表層血管等、特定の組織が強調される色調の画像データである。
また、DSP52は、R/G算出部60を備える。R/G算出部60は、画像データの生成に先立って動作し、CCD21から入力されるBGR3色の色信号のうち、G信号に対するR信号の比R/Gを算出し、所定の第1閾値Th1及び第2閾値Th2と比較する。但し、第2閾値Th2は第1閾値Th1よりも大きいとする。DSP52は、特殊光画像データを生成する場合、R/G算出部60で算出した比R/Gと、閾値Th1,Th2との大小関係に基づいて、色調を調節した特殊光画像データを生成する。
DSP52で生成された画像データは、DIP53の作業メモリに入力される。また、DSP52は、例えば生成した画像データの各画素の輝度を平均した平均輝度値等、照明光量の自動制御(ALC制御)に必要なALC制御用データを生成し、CPU51に入力する。
DIP53は、DSP52で生成された画像データに対して、電子変倍や強調処理等の各種画像処理を施す回路である。DIP53で各種画像処理が施された画像データは、観察画像としてVRAM59に一時的に記憶された後、表示制御回路54に入力される。
DIP53で施される各種画像処理のうち強調処理は、具体的には周波数強調処理であり、設定により必要に応じて施される。DIP53は、表層血管を強調する場合、中深層血管を強調する場合等、強調する対象の組織性状に応じて、予め定められた周波数帯の像の画素値を増大させることにより、強調対象の像のコントラストを向上させる。
表示制御回路54は、VRAM59から観察画像を取得するとともに、CPU51からROM57及びRAM58に記憶されたグラフィックデータ等を受け取る。グラフィックデータ等には、観察画像のうち被写体が写された有効画素領域のみを表示させる表示マスク、被検体及び術者の氏名等の情報や検査日時等の文字情報、GUIといったものがある。表示制御回路54は、観察画像に対してグラフィックデータ等の重畳処理を行うとともに、モニタ22の表示形式に応じたビデオ信号(コンポーネント信号、コンポジット信号等)に変換してモニタ22に出力する。これにより、モニタ22に観察画像が表示される。
操作部56は、プロセッサ装置13の筐体に設けられる操作パネル、マウスやキーボード等の周知の入力デバイスである。CPU51は、操作部56や電子内視鏡12の操作部17から入力される操作信号に応じて電子内視鏡システム11の各部を動作させる。
プロセッサ装置13には、上記の他にも、画像データに所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮処理を施す圧縮処理回路や、レリーズボタンの操作に連動して圧縮された画像をリムーバブルメディアに記録するメディアI/F、LAN等のネットワークとの間で各種データの伝送を行うネットワークI/F等が設けられている。これらは、データバス等を介してCPU51と接続されている。
光源装置14は、光源として青色LD66と青紫色LD67の2つのレーザーダイオードを有する。
青色LD66は、中心波長445nmの青色レーザー光を発光する。青色LD66が発する青色レーザー光は、コネクタ18やライトガイド42を介して投光ユニット41に導光され、蛍光体43に入射することによって擬似白色の通常光となって被検体内に照射される。また、青色レーザー光は、蛍光体43を透過するときに拡散され、青色光となって被検体内に照射される。この青色光は、蛍光体43が励起発光する蛍光よりも強く、表層血管に血液に良く吸収される特殊光としても作用する。
青紫色LD67は、中心波長405nmの青紫色レーザー光を発光する。青紫色LD67が発する青紫レーザー光は、カプラ69によって青色レーザー光と合波され、青色レーザー光と同様にコネクタ18やライトガイド42を通じて投光ユニット41に導光される。青紫色レーザー光は、蛍光体43に入射することによって擬似白色の通常光となって被検体内に照射されるが、その光量は青色レーザー光によるものよりも概ね小さい。また、青紫色レーザー光が蛍光体43によって拡散して透過する青紫色光は、青色光と同様に、特殊光として作用する。
青色LD66及び青紫色LD67の発光タイミングや発光量は、CPU68によって制御される。例えば、CPU68は、通常光観察を行う場合には青色LD66のみを点灯させ、特殊光観察を行う場合には青色LD66及び青紫色LD67をともに点灯させる。また、CPU68は、プロセッサ装置13のCPU51から入力されるALC制御用データに基づいて、観察に適切な光量となるように、青色LD66及び青紫色LD67の発光量をリアルタイムに自動制御する。
上述のように構成される電子内視鏡システム11は、以下のように動作する。
図3(A)に示すように、通常光観察を行う場合、DSP52は、CCD21から入力されるBGR各色の色信号を、そのまま同色の画素に割り当てた通常光画像データを生成する。具体的には、CCD21から入力されたB信号をB画素に、G信号をG画素に、赤色の画素から出力される赤色の撮像信号(以下、R信号という)を赤色の画素(以下、R画素という)に割り当てた画像データ通常光画像データである。通常光画像データは、通常光のもとで撮影された被検体内の像が、通常光の照明下で自然に観察されるとおりに写し出される。したがって、青色の組織は青色に、緑色の組織は緑色に、赤色の組織は赤色に写し出される。
一方、図3(B)に示すように、特殊光観察を行う場合、DSP52は、B信号をB画素及びG画素に、G信号をR画素に割り当てた特殊光画像データを生成する。特殊光(青色光及び青紫光)を良く吸収する表層血管等の特定の組織は、B信号のコントラストとして現れるので、上述のようにBGR各色の色信号を組み替えて生成される特殊光画像データでは、表層血管等の特定の組織がコントラスト良く写し出される。
しかし、こうした色信号の組み換えが行われる場合には、血液や粘液等が被検体内に広範囲に存在すると、特殊光画像データの色調が不都合な色調になってしまうことがある。
例えば、図4に示すように、胆汁や便汁はビリルビンの色が支配的であり、概ね黄褐色〜緑色であり、撮影すると主としてG信号のコントラストとして現れる。しかし、上述のようにG信号をR画素に用いて生成される特殊光画像データでは胆汁や便汁は赤色になり、血液のように見えてしまう。なお、光学濃度Dは反射率rを用いてD=log10(1/r)で表される。
また、血液は、赤血球に含まれるヘモグロビンの吸収によってもともと暗赤色〜赤色であり、撮影すると主としてR信号のコントラストとして現れる。しかし、上述のようにR信号を使用しない特殊光画像データでは、変色して写し出されるため、出血と他の粘液等との区別が難しくなる。
このため、DSP52は、R/G算出部60によってCCD21から入力されるG信号とR信号の比R/Gを算出し、その値に基づいて特殊光画像データの色調を調節する。図4から分かるとおり、被検体内に血液が分布している場合、R信号が大きく、G信号は小さくなり、被検体内に胆汁等が分布している場合には、R信号は小さく、G信号が大きくなる。
したがって、DSP52は、比R/Gが第1閾値Th1以下の値である場合には、被検体内に粘液等が分泌されているものと判断する。そして、BGR各画素の画素値を調節することによって、粘液等が血液と見間違われるような赤色に着色してしまわないように色調を調節した特殊光画像データを生成する。このように色調を調節する場合も、B信号をB画素及びG画素に、G信号をR画素に使用して特殊光画像データが生成される。また、前述のように、胆汁によって画像データが赤く着色してしまう場合、例えば、B画素及びG画素の画素値を維持したまま、R画素の画素値を低減させることにより、色調を調節して胆汁の赤色を低減させる。
一方、DSP52は、比R/Gが第2閾値Th2以上の値である場合、被検体内で出血が起きているものと判断する。そして、BGR各画素の画素値を調節することによって、血液が血液らしく赤色、あるいは赤色系の色で表示されるように色調を調節した特殊光画像データを生成する。この場合も、B信号がB画素及びG画素に、G信号がR画素に使用されることは同様であり、例えば、B画素及びG画素の画素値を維持したまま、R画素の画素値を増大させることにより、色調を調節して血液を赤色化する。
なお、比R/Gが第1閾値Th1よりも大きく、第2閾値Th2よりも小さい場合、比R/Gからは血液と粘液等の区別が難しいグレーゾーンである。このため、DSP52は、画素値の調節による色調の調節を行わず、B信号の信号値をB画素及びG画素の画素値に、G信号の信号値をG画素の画素値にした特殊光画像データを生成する。
上述のように、電子内視鏡システム11は、特殊光観察時に、CCD21から入力されるR信号とG信号の比R/Gに基づいて、被検体内で出血しているか、粘液(胆汁)等が分泌されているかを判断するとともに、粘液等が分泌されている場合には粘液等が赤色に着色しないように、色調を調節した特殊光画像データを生成し、表示する。このため、表層血管等を強調表示するためにCCD21の各色信号と画像データの各色の画素の対応を組み替える特殊光観察時においても、粘液等を血液と誤認してしまうことを防止することができる。
また、比R/Gに基づいて、出血していると判断された場合には、血液が血液らしい赤色系の色で表示されるように、色調を調節した特殊光画像データを生成し、表示する。このため、出血を粘液の分泌と誤認してしまうことを防止することができる。
[第2実施形態]
なお、上述の第1実施形態では、カラーの画像を撮影する、いわゆる同時式の電子内視鏡システムを例に説明したが、これに限らない。例えば、モノクロの撮像素子を用い、複数の色毎に順次撮像し、得られた色毎の画像を合成してカラーの撮影画像を得る、いわゆる順次式の電子内視鏡システムも知られているが、順次式の電子内視鏡システムにおいても上述の第1実施形態と同様に特殊光画像データの色調を調節することができる。以下、面順次式の電子内視鏡の例を説明するが、第1実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、電子内視鏡システム101は、電子内視鏡12に撮像素子としてCCD102を備える。CCD102は、カラーフィルタが設けられていないモノクロの撮像素子であり、被検体内に照射される照明光の色を切り替えることによって、色毎に順次撮影を行う。
DSP52は、CCD102から複数枚分の撮像信号に基づいて、1枚の画像データを生成する。DSP52は、設定に応じて、RGB各色を全て組み合わせることによって通常光画像データを生成したり、例えば、青色の照明光下で撮影された青色画像と緑色の照明光下で撮影した緑色画像を組み合わせて特殊光画像データに対応する画像データ(後述)を生成する。
光源装置104は、白色光源105と回転フィルタ106を備える。白色光源105は、白色LDやLED、キセノンランプ等、広帯域の白色光を出射する光源であり、CPU68によって発光のタイミングや発光量が調節される。
回転フィルタ106は、白色光源105の前面に配置され、白色光源105から出射される白色光を所定波長の狭帯域光に制限して電子内視鏡12に入射させるフィルタである。回転フィルタ106は、後述するように複数に区画され、各区画毎に電子内視鏡12に入射させる狭帯域光の波長が異なる。また、回転フィルタ106は、白色光源105の前面に回転自在に配置され、CPU68の制御によって所定のタイミングで回転される。これにより、被検体内に照明光として照射される狭帯域光の波長が順次切り替えられる。
回転フィルタ106を透過することによって狭帯域光となった照明光は、図示しないレンズ等を介してライトガイド42に導光され、電子内視鏡12の先端部20に設けられたレンズや照明窓等を介して被検体内に照射される。
図6に示すように、回転フィルタ106は、極狭い波長帯の光(以下、狭帯域光という)を透過する2種類のフィルタと、ある程度波長帯の幅を持った光(以下、広帯域光という)を透過する1種類のフィルタを備える。青色狭帯域フィルタ111は青色の狭帯域光を、緑色狭帯域フィルタ112は緑色の狭帯域光を、赤色広帯域フィルタ113は赤色の広帯域光をそれぞれ透過する。例えば、青色狭帯域光は波長415nm、緑色狭帯域光は波長540nm、赤色広帯域光は波長550nm〜700nmである。ここで簡単のために、青色狭帯域フィルタ111、緑色狭帯域フィルタ112、赤色広帯域光フィルタ113で回転フィルタ106を3分割しているが、他の色を透過する狭帯域フィルタや広帯域フィルタ、全色の光を透過/遮蔽するフィルタ等を備えていても良い。また、各フィルタが占める角度は、各色に必要な照射時間を確保するために任意に定めて良い。
図7に示すように、電子内視鏡システム101は、特殊光観察を行う場合、DSP52によって青色狭帯域フィルタ111を透過した青色狭帯域光の照明下で撮像された青色撮像信号に基づいて青色画像データ114を生成する。また、緑色狭帯域フィルタ112を透過した緑色狭帯域光の照明下で撮像された緑色撮像信号に基づいて、緑色画像データ115を生成する。そして、DSP52は、青色画像データ114をB画素及びG画素に、緑色画像データ115をR画素にそれぞれ割り当てた特殊光画像データを生成する。
このとき、R/G算出部60は、緑色画像データ115に対する赤色広帯域光の照明下で撮影された赤色撮像信号から生成される赤色画像データの比を画像全体で平均した値(以下、比R/Gという)を算出する。そして、DSP52は、比R/Gを第1閾値Th1及び第2閾値Th2と比較し、比R/Gが第1閾値Th1以下の値である場合には、粘液等が写し出されていると判断する。そして、粘液等が赤色に着色しないように、色調を調節した特殊光画像データを生成する。また、比R/Gが第2閾値Th2以上の場合、DSP52は、被検体内で出血が起きているものと判断する。そして、血液が血液らしく赤色、あるいは赤色系の色で表示されるように色調を調節した特殊光画像データを生成する。
なお、上述の第1,第2実施形態では、粘液等が写し出されているときに、粘液等が赤色に着色しないように色調を調節するとともに、血液が写し出されているときに、血液が赤色系の色になるように、特殊光画像データの色調を調節する例を説明したが、これに限らない。少なくとも、粘液等が赤色に着色しないように特殊光画像データの色調を調節すれば良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、粘液等または血液があることによって特殊光画像データの色調を調節する場合にも、B信号をB画素及びG画素に、G信号をR画素に使用して特殊光画像データが生成される例を説明したが、これに限らず、CCD21が出力する各色信号と特殊光画像データの各画素の対応関係を変えることにより、特殊光画像データの色調を調節しても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態ではCCD21が出力するB信号をB信号及びG信号に割り当て、G信号をR画素に割り当てて画像データを生成する例を説明したが、CCD21が出力する撮像信号と生成する画像データの画素との対応関係はこの例に限らず任意である。第2実施形態のように、順次式電子内視鏡システムの場合にも同様である。
なお、上述の第1,第2実施形態では、粘液等または血液があると判断された場合に、B画素及びG画素の画素値を維持しながら、R画素の画素値を増減することにより、特殊光画像データの色調を調節する例を説明したが、これに限らず、BGR各画素の画素値を調節しても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、粘液等または血液があると判断された場合に特殊光画像データの色調を調節することを説明したが、色調の調節は特殊光画像データの全体で均一に行っても良いし、粘液等または血液がある部分について部分的に行っても良い。特殊光画像データを部分的に色調を調節する場合には、色調を調節する部分を、画素毎に算出した比R/Gに基づいて、比R/Gが第1閾値以下の領域を粘液等のある部分、比R/Gが第2閾値以上の領域を血液がある部分として特定すれば良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、比R/Gを算出する例を説明したが、これに限らない。粘液等と血液を峻別することができれば、他色の信号値(画素値)の比を用いても良い。また、観察する器官及びその器官で分泌される粘液の色に応じて、比を算出する色の組み合わせを変更しても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、R/G算出部60で比R/Gを算出する例を説明したが、R信号とG信号の比が算出できれば、具体的な算出態様は任意である。例えば、比R/Gとして、CCDで隣接する赤色画素のR信号と緑色画素のG信号の比を算出することができる。この場合、比R/Gの算出は画像データ全体のうち一部の画素で行えば良い。また、こうして画素毎に算出した比R/Gを画像全体で平均したものを上述の第1,第2実施形態で言う比R/Gとして用いても良い。R信号の画像データ全体で足し合わせた積算値とG信号の積算値の比を、比R/Gとしても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、比R/Gの値に基づいて血液と粘液等を峻別する例を説明したが、これに限らない。図8に模式的に示すように、比R/Gと、撮影した画像に血液が写し出されている確率を示す血液発生確率との間には一定の関係がある。このため、比R/Gを血液発生確率に変換する変換テーブルを予め備えておき、比R/Gの値を直接用いるのではなく、比R/Gを血液発生確率に変換することにより、血液発生確率に基づいて色調を調節するようにしても良い。
また、上述の第1,第2実施形態では、粘液等が一定の色であることを前提に説明したが、粘液等の色は被検体によって、あるいは被検体の体調や病状等によって異なることがある。このため、閾値Th1,Th2の値を、被検体に応じて容易に設定変更することができるようにしておくことが好ましい。閾値Th1,Th2の設定変更は、通常光観察により観察される画像を確認しながら、特殊光観察を行う前に行うことが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態では、比R/Gが第1閾値Th1よりも大きく、第2閾値Th2よりも小さいグレーゾーンについては、色調の調節を行わない特殊光画像データを生成する例を説明したが、これに限らない。例えば、比R/Gがグレーゾーンの値の場合には、通常光画像データと同様に、BGR各色の色信号を、BGR各色の画素値に用いた画像データを生成、表示しても良い。また、上述の第1実施形態のように、色信号と画像データの各色の画素の対応関係を組み替えた特殊光画像データを生成、表示する場合には、モニタ22にメッセージを表示する等して、通常光観察をして出血の有無を確認することを促すことが好ましい。
また、上述の第1,第2実施形態では、粘液等がある場合に、粘液等が赤色に着色しないように、特殊光画像データの色調を調節する例を説明したが、調節後の色調は、粘液等が血液と見間違われるような赤色でなければ任意で良い。粘液等が粘膜と同系色に着色するように、特殊光画像データの色調を調節しても良く、調節した後の色調が、粘液等が本来の色(通常光観察で観察される色)とほぼ同様の色となるように色調を調節することが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態では、比R/Gを第1閾値Th1及び第2閾値Th2と比較し、比R/Gが第1閾値Th1以下の場合に粘液等が写し出されていると判断し、比R/Gが第2閾値Th2以上の場合に血液が写し出されていると判断する例を説明したが、使用する閾値の個数は2種類でなくても良く、閾値を1個だけ用いるようにしても良い。この場合、例えば、比R/Gが閾値以下の場合には粘液等が、比R/Gが閾値より大きい場合に血液が写し出されていると判断する。
なお、上述の第1,第2実施形態では、粘液等として、胆汁や便汁を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、胃液は淡黄色であため、上述の実施形態と同様に比R/Gに基づいて、胃液か血液かを峻別することができる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、血液や粘液等がある場合に、DSP52で信号処理による色調の調節を行う例を説明したが、これに限らず、DSP52で生成された画像データに対して、DIP53で画像処理によって色調を補正するようにしても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、撮像素子としてCCDを用いる例を説明したが、CMOS等、他の態様の撮像素子を用いても良い。また、使用する撮像素子の個数や配置等は任意である。
11,101 電子内視鏡システム
12 電子内視鏡
13 プロセッサ装置
14,104 光源装置
16 挿入部
17 操作部
18 コネクタ
19 ユニバーサルコード
20 先端部
21,102 CCD
22 モニタ
31 対物光学系
32 TG
33 AFE
34,51,68 CPU
36 観察窓
41 投光ユニット
42 ライトガイド
43 蛍光体
52 DSP
53 DIP
54 表示制御回路
56 操作部
57 ROM
58 RAM
60 R/G算出部
59 VRAM
66 青色LD
67 青紫色LD
69 カプラ
105 白色光源
106 回転フィルタ
111 青色狭帯域フィルタ
112 緑色狭帯域フィルタ
113 赤色広帯域フィルタ
114 青色画像データ
115 緑色画像データ

Claims (11)

  1. 体腔内の生体組織に複数色を含む照明光を照射する照明光照射手段と、
    前記照明光のもとで前記生体組織を撮像するとともに、複数色のカラーフィルタが画素毎に割り当てられ、撮像信号として各色の色信号を出力する撮像手段と、
    前記色信号のうち、2色の前記色信号の比を算出する信号比算出手段と、
    前記色信号のうち青色の色信号を青色画素及び緑色画素に、緑色の色信号を赤色画素に使用した表示画像を生成する表示画像生成手段であり、前記信号比算出手段が算出した前記比の値に基づいて粘液と血液を判別し、前記表示画像に粘液が写し出されているときに、前記青色画素及び前記緑色画素の画素値を維持しながら、前記赤色画素の画素値を増減させることによって前記粘液が所定色になるように色調を調節した前記表示画像を生成する表示画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする電子内視鏡システム。
  2. 前記信号比算出手段は、緑色の色信号と赤色の色信号の比を算出することを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡システム。
  3. 前記表示画像生成手段は、前記比が所定閾値以下の場合に前記粘液が写し出されていると判別することを特徴とする請求項2記載の電子内視鏡システム。
  4. 前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、白色光下で観察される前記血液の色と異なる色になるように、色調を調節した前記表示画像を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子内視鏡システム。
  5. 前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、白色光下で観察される前記粘液の色と同系色となるように、色調を調節した前記表示画像を生成することを特徴とする請求項4記載の電子内視鏡システム。
  6. 前記表示画像生成手段は、前記粘液の色が、粘膜の色と同系色になるように、色調を調節した前記表示画像を生成することを特徴とする請求項4記載の電子内視鏡システム。
  7. 前記表示画像生成手段は、前記粘液が写し出されている部分について色調を調節することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子内視鏡システム。
  8. 前記表示画像生成手段は、前記表示画像全体の色調を調節することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子内視鏡システム。
  9. 前記粘液は、ビリルビンを色素として有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子内視鏡システム。
  10. 前記粘液は、胆汁または便汁であることを特徴とする請求項記載の電子内視鏡システム。
  11. 単色の照明光を順次切り替えながら体腔内の生体組織に照射する照明光照射手段と、
    各色の前記照明光のもとで前記生体組織を撮像するモノクロの撮像手段と、
    各色の前記照明光のもとで撮像することにより前記撮像手段が出力する各色の色信号のうち、2つの前記色信号の比を算出する信号比算出手段と、
    前記色信号のうち青色の色信号を青色画素及び緑色画素に、緑色の色信号を赤色画素に使用した表示画像を生成する表示画像生成手段であり、前記信号比算出手段が算出した前記比の値に基づいて粘液と血液を判別し、前記表示画像に粘液が写し出されているときに、前記青色画素及び前記緑色画素の画素値を維持しながら、前記赤色画素の画素値を増減させることによって前記粘液が所定色になるように色調を調節した前記表示画像を生成する表示画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする電子内視鏡システム。
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