JP5631226B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源からの光を調色することができる照明装置に関する。
住宅の室内用の照明装置としては、従来、白熱電球、蛍光灯などの光源を備えるものが用いられている。一方で、近年、発光ダイオード(LED)の高輝度化に伴い、白熱電球又は蛍光灯などの光源に代えて、低消費電力、長寿命等の特性を有するLEDが照明装置の光源として用いられるようになりつつある。
また、照明装置を使用する時間帯、周囲の環境などに応じて光色を調整することができる調色機能を備える照明装置の要望も高まっている。
例えば、調色機能を備えた照明装置として、基板上に白色のLEDを実装し、LEDの上部に赤色蛍光体の色変換体を配置し、色変換体をLEDの直上に存在させることにより暖色系の色を出光し、色変換体をLEDの直上に存在させないことにより寒色系の色を出光することができる照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2010−21006号公報
しかし、特許文献1の照明装置は、LEDの上部に設けた色変換体をシャッターのように開閉するものであるので、色変換体としてのシャッターを開いた場合、LEDから発せられる光の一部は色変換体を透過せずに出光するものの、残りの光は色変換体を透過して出光するため、LED自身が発する光色を得ることができないという問題がある。このため、調色機能を備えるとともに、調色を施さない光源自身の光色も得たいという要望に応えることができなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、調色機能を備えつつ、光源自身の光色を得ることができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源を備える照明装置において、前記光源の光を透過させて調色することが可能な調色部と、該調色部で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で前記調色部を移動させる移動制御部とを備え、前記調色部は、蛍光体を有し前記光源の光を透過する透光板を備え、前記移動制御部は、前記調色位置と非調色位置との間で前記透光板を回転移動又は平行移動させるようにしてあり、さらに、前記光源の光軸を基板面と略平行にして該光源を実装した基板と、前記透光板の端側に前記基板面と平行に該透光板を回転させるための軸とを備え、前記移動制御部は、前記透光板が前記基板面に対して垂直方向になる調色位置と前記基板面に対して平行方向になる非調色位置との間で前記透光板を前記軸回りに回転移動させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源の光を透過させて調色することが可能な調色部と、調色部で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で調色部を移動させる移動制御部とを備える。光源の光を調色する場合には、調色部を調色位置に移動させ、光源自身の光色を得たい場合には、調色部を非調色位置に移動させることができるので、調色機能を備えつつ、光源自身の光色を得ることができる。
本発明にあっては、調色部は、蛍光体を有し光源の光を透過する透光板を備え、移動制御部は、調色位置と非調色位置との間で透光板を回転移動又は平行移動させる。光源は、例えば、白色LED(青色LEDチップを黄色蛍光体で覆ったもの、又は青色LEDチップを緑色蛍光体及び赤色蛍光体で覆ったもの)である。また、透光板は、例えば、赤色蛍光体及び黄色蛍光体を適宜の割合で含有する蛍光体フィルタである。光源の光を調色する場合には、透光板を回転移動又は平行移動させて光源からの光を透過させる。光源自身の光色を得たい場合には、透光板を回転移動又は平行移動させて光源からの光の通過領域から退避させ、光源からの光が透光板を透過しないようにする。これにより、透光板による調色機能を備えつつ、光源自身の光色(例えば、白色、昼白色など)を得ることができる。
本発明にあっては、光源を実装する基板を備え、光源の光軸を基板面と略平行にしてある。透光板の端側に基板面と平行に透光板を回転させるための軸を備え、移動制御部は、透光板が基板面に対して垂直方向になる調色位置と基板面に対して平行方向になる非調色位置との間で、透光板を軸回りに回転移動させる。光源の光を調色する場合には、透光板を基板面に対して垂直に配置(すなわち、透光板を光軸に対して垂直に配置)し、光源からの光が透光板を透過するようにする。光源自身の光色を得たい場合には、非調色位置として透光板を基板面に平行に配置(すなわち、透光板を光軸に平行に配置)し、光源からの光が透光板を透過しないようにする。これにより、透光板による調色機能を備えつつ、光源自身の光色を得ることができる。
本発明に係る照明装置は、前記基板に前記透光板を収容するための収容部を備え、前記移動制御部は、前記透光板が前記基板面に対して平行方向になる非調色位置に回転移動させた状態で前記収容部に収容するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、基板に透光板を収容するための収容部を備える。移動制御部は、透光板が基板面に対して平行方向になる非調色位置に回転移動させた状態で収容部に収容する。非調色位置として、透光板を基板に設けた収容部に収容するので、光源からの光が透光板を透過することを一層防止することができ、光源自身の光色が一層得易くなる。
本発明に係る照明装置は、前記透光板の回転と連動して前記軸回りに回転する反射板を備え、該反射板は、前記透光板が前記調色位置に回転移動した場合、該透光板を透過した光を反射するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、透光板の回転と連動して軸回りに回転する反射板を備える。反射板は、透光板が調色位置に回転移動した場合、透光板を透過した光を反射する。透光板を非調色位置から調色位置へ回転移動させた場合、非調色位置にあった透光板が回転移動して存在しなくなった箇所に透光板の回転と連動する反射板が存在するようにすることにより、透光板を透光した光を所要の方向へ反射させ、光の取り出し効率が低下することを抑制することができる。
本発明に係る照明装置は、光源を備える照明装置において、前記光源の光を透過させて調色することが可能な調色部と、該調色部で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で前記調色部を移動させる移動制御部とを備え、前記調色部は、蛍光体を有し前記光源の光を透過する透光板を備え、さらに、前記光源の光軸を基板面と略平行にして該光源を実装した基板と、該基板に前記透光板を挿通させるための挿通孔を備え、前記移動制御部は、前記透光板が前記基板面から突出した調色位置と前記挿通孔に挿通された非調色位置との間で前記透光板を平行移動させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源を実装する基板を備え、光源の光軸を基板面と略平行にしてある。基板に透光板を挿通させるための挿通孔を備え、移動制御部は、透光板が基板面から突出した調色位置と挿通孔に挿通された非調色位置との間で透光板を平行移動させる。光源の光を調色する場合には、透光板が基板面から突出するように配置(すなわち、透光板を光軸に対して垂直に配置)し、光源からの光が透光板を透過するようにする。光源自身の光色を得たい場合には、非調色位置として透光板を基板の挿通孔に挿通させ(すなわち、透光板を平行移動させて挿通孔に挿通させ)、光源からの光が透光板を透過しないようにする。これにより、透光板による調色機能を備えつつ、光源自身の光色を得ることができる。
本発明に係る照明装置は、前記光源の光を反射するため表面にドットパターンを付した反射部材を前記基板の表面に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光源の光を反射するため表面にドットパターンを付した反射部材を基板の表面に備える。反射部材は、基板表面に設けた反射板若しくは反射膜、または基板表面を鏡面処理したものなどである。ドットパターンは、例えば、反射部材の表面に凸部を形成してもよく、あるいは表面に反射性塗料を印刷してもよい。光源の光軸を基板面と略平行にしてあるので、光源からの光は基板の表面に沿って進行する。ドットパターンを付した反射部材を備えることにより、光源からの光はドットパターンで基板面に対して略垂直方向に反射するので、光源から横方向に進行した光を略直角に曲げることができ、灯具の発光面をほぼ均一な輝度で発光させることができる。
本発明に係る照明装置は、複数の前記光源及び該光源をそれぞれ調色する複数の調色部と、複数の調色部の中から調色位置に移動させる調色部と非調色位置に移動させる調色部とを選択する選択部とを備え、該選択部で調色部を選択して前記光源の発光色と前記調色部で調色した光色との間で調色するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の光源及び光源をそれぞれ調色する複数の調色部と、複数の調色部の中から調色位置に移動させる調色部と非調色位置に移動させる調色部とを選択する選択部とを備え、選択部で調色部を選択して光源の発光色と調色部で調色した光色との間で調色する。複数の調色部の中から調色位置に移動させる調色部と非調色位置に移動させる調色部とを選択することにより、光源自身の光色を含む所望の光色を得ることができる。
本発明によれば、調色機能を備えつつ、光源自身の光色を得ることができる。
実施の形態1の照明装置の設置例を示す模式図である。 LEDを実装した基板の一例を示す要部平面図である。 LEDを実装した基板の一例を示す要部側面図である。 実施の形態1の照明装置の調色機構の要部の一例を示す説明図である。 実施の形態2の照明装置の調色機構の要部の一例を示す説明図である。 実施の形態3の照明装置の調色機構の要部の一例を示す説明図である。 実施の形態1〜3の照明装置の調色機構による一部調色の一例を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の照明装置100の設置例を示す模式図である。本実施の形態の照明装置100は、例えば、天井等の取付面に着脱可能に取り付けることができるシーリングライトであるが、照明装置100は、シーリングライトに限定されるものではない。
図1に示すように、照明装置100は、金属製(例えば、アルミニウム製)であって円板状のシャーシ1を天井等に取り付け、シャーシ1には、円板状であって光拡散性を有し、灯具の発光面をなす透光カバー2を取り付けてある。シャーシ1と透光カバー2との間には、支持部材21により基板3を配置してある。なお、シャーシ1及び透光カバー2の形状は、円形状に限定されるものではなく、矩形状であってもよい。
基板3の表面には、光源としての複数のLED4を適宜の間隔を設けて二次元配置してある。なお、LED4の光軸は、後述するように、基板3の表面に略平行である。基板3の裏面側には、LED4に所要の電力を供給するための電源部20をシャーシ1に固定してある。基板3の表面は、例えば、反射板若しくは反射膜を設けてあり、LED4から発せられた光を透光カバー2の方へ反射させることができる。
図2はLED4を実装した基板3の一例を示す要部平面図である。上述のとおり、基板3には、複数のLED4を適長離隔して二次元配置してある。図2の例は、透光カバー2を外した状態で基板3の表面側の一部を見た状態を示す。図2の例では、6個のLED4(4a〜4f)を配置した部分を示す。
各LED4(4a〜4f)は、光軸が基板3の表面と略平行をなし、図2に示すように矩形状のLED4の4辺のうち1辺側(発光端45側)から光(図2の破線で示す矢印)が発せられる。そして、LED4a〜4fのうち、LED4a、4c、4eには、調色部(透光板)としての蛍光体フィルタ5を調色位置である発光端45側に配置してある。また、LED4b、4d、4fについては、蛍光体フィルタ5を発光端45側から離隔させた非調色位置へ退避させてある。なお、各蛍光体フィルタ5は、後述のように、調色位置と非調色位置との間で移動させることができる。
基板3の表面には、LED4の光を反射するため表面にドットパターンを付した反射部材31を設けてある。反射部材31は、反射板、反射シート、反射膜などである。ドットパターンは、例えば、反射部材31の表面に凸部を形成してもよく、あるいは表面に反射性塗料を印刷してもよい。反射部材31は、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂製であり、表面に反射性塗装(例えば、白色塗装)などの反射処理を施してある。
ドットパターンの形状は、円形状でもよく、あるいは三角形状、四角形状、五角形状等の多角形状、楕円形状などであってもよい。また、ドットパターンの配置は格子状でもよく、同心円状でもよい。
図3はLED4を実装した基板3の一例を示す要部側面図である。図3に示すように、LED4の光軸を基板面と略平行にしてあるので、LED4からの光は基板3の表面に沿って進行する。ドットパターンを付した反射部材31を備えることにより、LED4からの光はドットパターンで基板面に対して略垂直方向に反射するので、LED4から横方向に進行した光を略直角に曲げることができ、透光カバー2(灯具の発光面)をほぼ均一な輝度で発光させることができる。
図4は実施の形態1の照明装置100の調色機構の要部の一例を示す説明図である。図4の例では、簡略化のため2つのLED4を例示する。図4に示すように、LED4は、パッケージ41、パッケージ41の装着部に装着されたLEDチップ42、パッケージ41の装着部にLEDチップ42を覆うようにして充填された蛍光体43を含有したシリコーン樹脂などを備える。LEDチップ42で発せられた光は、蛍光体43で色変換され、発光端45から基板3の表面に略平行(横向き)に放射される。LED4の高さ方向の寸法(発光端45の寸法)は、例えば、2mm程度である。
LEDチップ42は、例えば、青色LEDチップであり、蛍光体43は、黄色蛍光体、あるいは緑色蛍光体と赤色蛍光体とを混合した蛍光体である。これにより、LED4は、白色又は昼白色の光を発することができる。
実施の形態1の調色機構(調色部)は、蛍光体フィルタ5、基板面に平行に設けられ、蛍光体フィルタ5を調色位置と非調色位置との間で回転移動させるための軸7などを備える。また、蛍光体フィルタ5の回転と連動して軸7回りに回転する反射板6などを備える。蛍光体フィルタ5と反射板6とは、軸7を中心として略直角をなして固定されている。
また、上述の蛍光体フィルタ5(調色部)を調色位置と非調色位置との間で回転移動させる。移動制御部は、反射板6に設けられたフェライトラバー61、蛍光体フィルタ5及び反射板6を回転移動させるための駆動力源としての強磁性体8などを備える。
また、いずれの蛍光体フィルタ5(調色部)を調色位置又は非調色位置に移動させるかを選択する選択部としてのマイクロコンピュータ9を備える。
蛍光体フィルタ5は、フィルタ自体に強度を持たせたもの、すなわち強度のある透光性樹脂に蛍光体を混合したものでもよく、あるいは強度を持たせたフレーム(枠部材)に強度が弱いフィルタを固定したものでもよい。
パッケージ41の装着部を形成する側壁の厚みは、LEDチップ42からの光がパッケージ41を透過してもよい程度に薄くすることができる。また、パッケージ41の外形は、他のLED4からの光が透光カバー2の方へ反射するように傾斜面を形成することもできる。
図4において、左方のLED4では、蛍光体フィルタ5を調色位置に移動した状態となっている。この状態では、マイクロコンピュータ9は、強磁性体8とフェライトラバー61とがお互いに反発し合う電磁界が発生するように強磁性体8を駆動する。また、右方のLED4では、蛍光体フィルタ5を非調色位置に移動した状態となっている。この状態では、マイクロコンピュータ9は、強磁性体8とフェライトラバー61とがお互いに引き合う電磁界が発生するように強磁性体8を駆動する。
LED4の光を調色することが可能な蛍光体フィルタ5(調色部)と、蛍光体フィルタ5で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で蛍光体フィルタ5を回転移動させる。例えば、LED4の光を調色する場合には、図4の左方のLED4のように、蛍光体フィルタ5をLED4の発光端45に近づけた調色位置に移動させる。また、LED4自身の光色を得たい場合には、図4の右方のLED4のように、蛍光体フィルタ5をLED4の発光端45から退避させた非調色位置に移動させることができるので、調色機能を備えつつ、光源(LED4)自身の光色を得ることができる。
また、透光フィルタ5は、例えば、赤色蛍光体及び黄色蛍光体を適宜の割合で含有する蛍光体フィルタである。LED4の光を調色する場合には、透光体フィルタ5を回転移動させて透光フィルタ5をLED4に対向させた調色位置に移動させ、LED4からの光を透光体フィルタ5に透過させる。LED4自身の光色を得たい場合には、上記調色位置から透光フィルタ5を回転移動させてLED4からの光の通過領域から退避させ非調色位置に移動し、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過しないようにする。これにより、蛍光体フィルタ5による調色機能を備えつつ、蛍光体フィルタ5で調色した光色、例えば、電球色と、LED4自身の光色(例えば、白色、昼白色など)とを得ることができる。
また、蛍光体フィルタ5を回転させるための軸7を基板3の表面と平行に設け、マイクロコンピュータ9は、強磁性体8を駆動して、蛍光体フィルタ5が基板面に対して垂直方向に配された調色位置と基板面に対して平行方向に配された非調色位置との間で、蛍光体フィルタ5を軸7回りに回転移動させる。LED4の光を調色する場合には、蛍光体フィルタ5を基板面に対して垂直に配置(すなわち、蛍光体フィルタ5を発光端45に近づけて(又は接触させて)光軸に対して垂直に配置)し、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過するようにする。一方、LED4自身の光色を得たい場合には、非調色位置として蛍光体フィルタ5を基板面に平行に配置(すなわち、蛍光体フィルタ5を発光端45から離隔させて光軸に平行に配置)し、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過しないようにする。これにより、蛍光体フィルタ5による調色機能を備えつつ、LED4自身の光色を得ることができる。また、調色機能を得るために2種類のLEDを設ける必要がなく、また調色状態に応じて、いずれか一方の種類のLEDを発光させずに未使用の状態にする必要もないので、使用状態に応じて無駄となるLEDを装着することを防ぐことができる。
また、図4に示すように、基板3に蛍光体フィルタ5を収容するための収容部32を設ける。収容部32は、例えば、基板3に形成され、蛍光体フィルタ5よりも若干寸法の大きい溝、穴、孔などである。マイクロコンピュータ9は、強磁性体8を制御して、蛍光体フィルタ5が基板面に対して平行方向になる非調色位置に回転移動させた状態で収容部32に収容する。また、調色位置として蛍光体フィルタ5を基板面に対して垂直に配した場合には、反射板6が基板3の表面とほぼ平行になるように収容部32に配される。非調色位置として、蛍光体フィルタ5を基板3に設けた収容部32に収容するので、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過することを一層防止することができ、LED4自身の光色が一層得易くなる。
また、蛍光体フィルタ5の回転と連動して軸7回りに回転する反射板6を備える。反射板6は、蛍光体フィルタ5が調色位置に回転移動した場合、蛍光体フィルタ5を透過した光を反射する。蛍光体フィルタ5を非調色位置から調色位置へ回転移動させた場合、非調色位置にあった蛍光体フィルタ5が回転移動して存在しなくなった箇所(収容部32)に反射板6が存在するようにすることにより、蛍光体フィルム5から基板3の裏面側に漏れ出る光をなくし、蛍光体フィルタ5を透過した光を所要の方向(透光カバー2の方向)へ反射させ、光の取り出し効率が低下することを抑制することができる。
上述の実施の形態では、蛍光体フィルタ5を回転移動させるため電磁力を利用する構成であったが、これに限定されるものではなく、蛍光体フィルタ5を回転移動させることができる構成であれば、どのような構造のものを用いてもよく、例えば、回転角を調整することができるギアなどを用いた回転駆動機構を採用することができる。
(実施の形態2)
図5は実施の形態2の照明装置100の調色機構の要部の一例を示す説明図である。実施の形態1では、蛍光体フィルタ5の回転と連動して回転する反射板6を備える構成であったが、実施の形態2では、反射板6に代えて、基板3に固定された反射板35を備える構成である。また、強磁性体8に代えて、蛍光体フィルタ5を軸7回りに回転移動させるためのギアなどを有する回転制御機構10を備える。
図5に示すように、基板3に設けられ、蛍光体フィルタ5を収容するための収容部34に、収容部34を基板3の裏面から覆うように蛍光体フィルタ5と略同寸法の反射板35を設ける。これにより、蛍光板フィルタ5の位置が調色位置であるか非調色位置であるかに関わらず、収容部34を通過して基板3の裏側へ漏れる光による光損失を低減することができる。なお、反射板35は、基板3と一体成型したものでもよく、別個の部材でもよい。
(実施の形態3)
図6は実施の形態3の照明装置100の調色機構の要部の一例を示す説明図である。実施の形態1、2では、蛍光体フィルタ5を回転移動させる構成であったが、蛍光体フィルタ5を平行移動させることにより、調色位置と非調色位置との間を移動させることもできる。
図6に示すように、基板3に蛍光体フィルタ5を挿通させるための挿通孔36を設け、蛍光体フィルタ5を平行移動することができるサーボ機構11により、蛍光体フィルタ5が基板3の表面から突出し基板面に対して垂直方向に配された調色位置と、蛍光体フィルタ5を挿通孔36に挿通した非調色位置との間で蛍光体フィルタ5を平行移動させる。
サーボ機構11は、蛍光体フィルタ5を、LED4の発光端45を覆う調色位置から、挿通孔36に挿通され発光端45を遮らない非調色位置との間の距離(例えば、2mm程度)を平行移動させることができるものであれば、どのような構造のものでもよい。例えば、サーボモータを用いるものに限定されず、ソレノイドプランジャーのような機構のものでもよい。
LED4の光を調色する場合には、蛍光体フィルタ5を基板面に対して垂直に配置(すなわち、蛍光体フィルタ5をLED4の光軸に対して垂直に配置)し、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過するようにする。一方、LED4自身の光色を得たい場合には、非調色位置として蛍光体フィルタ5の全部を基板3の挿通孔36に挿通させ(すなわち、蛍光体フィルタ5を平行移動させて挿通孔36に挿通させ)、LED4からの光が蛍光体フィルタ5を透過しないようにする。これにより、蛍光体フィルタ5による調色機能を備えつつ、LED4自身の光色を得ることができる。
上述の実施の形態では、蛍光体フィルタ5でLED4の発光端45を完全に覆うか、あるいは発光端45を遮らずLED4から退避させる両方の位置の間を回転移動又は平行移動させる構成であったが、蛍光体フィルタ5でLED4の発光端45の一部を遮る(覆う)ことにより調色度合を変化させることもできる。
図7は実施の形態1〜3の照明装置100の調色機構による一部調色の一例を示す説明図である。図7Aは蛍光体フィルタ5を回転移動させる場合を示し、図7Bは蛍光体フィルタ5を平行移動させる場合を示す。図7Aに示すように、蛍光体フィルタ5をLED4の発光端45に対して角度θだけ傾斜させた位置を調色位置として設ける。複数のLED4それぞれに対して、異なる角度θで蛍光体フィルタ5を傾斜させてもよく、同じ角度θで傾斜させてもよい。
図7Bに示すように、蛍光体フィルタ5をLED4の発光端45の距離Lの部分だけ遮らないように基板3の挿通孔36に挿通させ、発光端45の一部だけを蛍光体フィルタ5で覆う。なお、複数のLED4それぞれに対して、異なる距離Lで蛍光体フィルタ5を配してもよく、同じ距離Lで配してもよい。
照明装置100として調色する場合には、例えば、照明装置100を昼白色(白色)で点灯させる場合には、基板3に実装したLED4のすべてに対して蛍光体フィルタ5を非調色位置にし、蛍光体フィルタ5なしの状態で全LED4を点灯させる。また、照明装置100を電球色で点灯させる場合には、基板3に実装したLED4のすべてに対して蛍光体フィルタ5を調色位置にし、蛍光体フィルタ5ありの状態で全LED4を点灯させる。
また、照明装置100を昼白色と電球色との間の中間色で点灯させる場合には、図2に示すように基板3に実装したLED4の一部に対して蛍光体フィルタ5を非調色位置にして蛍光体フィルタなしの状態でLED4を点灯させ、残りのLED4に対して蛍光体フィルタ5を調色位置にして蛍光体フィルタ5ありの状態でLED4を点灯させる。蛍光体フィルタ5ありのLED4と蛍光体フィルタ5なしのLED4との数を変更することにより、昼白色と電球色との間の中間色での調色が可能となる。
また、調色方法は、蛍光体フィルタ5が有る(調色位置)LED4と、蛍光体フィルタ5が無い(非調色位置)LED4との比率で調色する方法に限定されるものではなく、図7に示したように、それぞれのLED4に対する蛍光体フィルタ5のカバー領域(角度θ、距離L)を変更することによっても可能である。
図2の例では、LED4をマトリクス状に二次元配置した例を示したが、LED4の配置は、図2の例に限定されるものではない。例えば、基板3の中央部(透光カバー2の中央に対応する位置)から基板3の外周部(透光カバー2の周縁部)へ向かって放射状に配置し、LED4からの光を周辺に向かって発するようにしてもよく、逆に透光カバー2の周辺部に対応する位置にLED4を周設し、中央部に向かって光を発するように配置してもよい。
上述の実施の形態では、蛍光体フィルタ5をLED4の光が透過しない非調色位置に退避させることができるので、調色機能を備えつつ、LED4自身の光色で発光させることができる。すなわち、調色可能な色度の範囲を広くすることが可能となる。
また、LED4からの光を基板3の表面で透光カバー2の方へ反射させて透光カバー2から外部へ放射させることができるので、LED4の実装箇所だけではなくLED4の実装面全体から反射光が放射され、拡散率が高く光透過率の低い拡散板を使用する必要がない。このため、非常に透過率の高い拡散板(透光カバー)を使用することができ、光の取り出し効率を向上させることができる。また、配光を広げることができるが光の取り出し効率が低減するレンズ又は導光板などが不要となる。
さらにまた、上記実施の形態1〜3では、非調色位置における蛍光体フィルタ5が基板3に形成された収容部に収容されてあるので、蛍光体フィルタ5を調色位置と非調色位置との間で移動させるフェライトラバーや強磁性体、サーボ機構等の種々の移動制御部を基板3の裏面側に設けることが可能となる。すなわち、当該移動制御部が基板3の表面側に実装されたLED4からの光を遮蔽することがない。
一方、従来技術のごとくLEDの照射方向側であるLED上部に設けた色変換体を、該LED上部側で移動させて調色を行う照明装置では、蛍光体フィルタを移動させるための移動制御部がLEDの照射方向側に位置するためLEDからの光を遮蔽する虞がある。従って、本発明によれば移動制御部によりLEDからの光が遮蔽されることがないので、上記従来の照明装置に比較して光取り出し効率を向上させることが可能である。
また、LED4の実装面全体から反射光が放射させることができるので、灯具を一様に光らせるために従来のように拡散板(透光カバー)をLED4(基板表面)から相当程度離して取り付ける必要がなくなり、シャーシと透光カバーとの離隔距離を短くして薄型の照明装置を実現することができる。
また、従来であれば、調色を行うためには、2種類の発光色を有するLEDを実装する必要があり、またどちらか一方の発光色で使用する場合には、他方のLEDを全く使用しない無駄な状態が発生していたが、本実施の形態では、1種類のLEDだけを実装すればよく、また無駄な使用状態が発生することもない。
上述の実施の形態では、シーリングライトとしての照明装置について説明したが、照明装置は、シーリングライトに限定されるものでなく、他の照明装置であってよい。また、光源としてLEDモジュールを備える照明装置について説明したが、光源はLEDモジュールに限定されるものではなく、EL(Electro-Luminescence)など他の光源でもよい。
上述の実施の形態では、LED4の光軸を基板3の表面と略平行になるようにLED4を実装する構成であったが、光軸が基板3の表面と略垂直になるようにLED4を実装してもよい。
1 シャーシ
2 透光カバー
3 基板
4 LED(光源)
42 LEDチップ
45 発光端
5 蛍光体フィルタ(調色部、透光板)
31 反射部材
6 反射板
61 フェライトラバー(移動制御部)
7 軸(調色部)
8 強磁性体(移動制御部)
9 マイクロコンピュータ(移動制御部、選択部)
10 回転制御機構(移動制御部)
11 サーボ機構(移動制御部)
32、34 収容部
36 挿通孔

Claims (6)

  1. 光源を備える照明装置において、
    前記光源の光を透過させて調色することが可能な調色部と、
    該調色部で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で前記調色部を移動させる移動制御部と
    を備え
    前記調色部は、
    蛍光体を有し前記光源の光を透過する透光板を備え、
    前記移動制御部は、
    前記調色位置と非調色位置との間で前記透光板を回転移動又は平行移動させるようにしてあり、
    さらに、
    前記光源の光軸を基板面と略平行にして該光源を実装した基板と、
    前記透光板の端側に前記基板面と平行に該透光板を回転させるための軸と
    を備え、
    前記移動制御部は、
    前記透光板が前記基板面に対して垂直方向になる調色位置と前記基板面に対して平行方向になる非調色位置との間で前記透光板を前記軸回りに回転移動させるように構成してあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記基板に前記透光板を収容するための収容部を備え、
    前記移動制御部は、
    前記透光板が前記基板面に対して平行方向になる非調色位置に回転移動させた状態で前記収容部に収容するように構成してあることを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  3. 前記透光板の回転と連動して前記軸回りに回転する反射板を備え、
    該反射板は、
    前記透光板が前記調色位置に回転移動した場合、該透光板を透過した光を反射するように構成してあることを特徴とする請求項又は請求項に記載の照明装置。
  4. 光源を備える照明装置において、
    前記光源の光を透過させて調色することが可能な調色部と、
    該調色部で調色する調色位置と調色しない非調色位置との間で前記調色部を移動させる移動制御部と
    を備え、
    前記調色部は、
    蛍光体を有し前記光源の光を透過する透光板を備え、
    さらに、
    前記光源の光軸を基板面と略平行にして該光源を実装した基板と、
    基板に前記透光板を挿通させるための挿通孔
    を備え、
    前記移動制御部は、
    前記透光板が前記基板面から突出した調色位置と前記挿通孔に挿通された非調色位置との間で前記透光板を平行移動させるように構成してあることを特徴とする照明装置。
  5. 前記光源の光を反射するため表面にドットパターンを付した反射部材を前記基板の表面に備えることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 複数の前記光源及び該光源をそれぞれ調色する複数の調色部と、
    複数の調色部の中から調色位置に移動させる調色部と非調色位置に移動させる調色部とを選択する選択部と
    を備え、
    該選択部で調色部を選択して前記光源の発光色と前記調色部で調色した光色との間で調色するように構成してあることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の照明装置。
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