JP5630337B2 - 鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 - Google Patents
鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5630337B2 JP5630337B2 JP2011052055A JP2011052055A JP5630337B2 JP 5630337 B2 JP5630337 B2 JP 5630337B2 JP 2011052055 A JP2011052055 A JP 2011052055A JP 2011052055 A JP2011052055 A JP 2011052055A JP 5630337 B2 JP5630337 B2 JP 5630337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation thermometer
- temperature
- quality control
- temperature information
- spot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims description 41
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims description 41
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 title claims description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 93
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 33
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 23
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims description 12
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- YBNMDCCMCLUHBL-UHFFFAOYSA-N (2,5-dioxopyrrolidin-1-yl) 4-pyren-1-ylbutanoate Chemical compound C=1C=C(C2=C34)C=CC3=CC=CC4=CC=C2C=1CCCC(=O)ON1C(=O)CCC1=O YBNMDCCMCLUHBL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000000275 quality assurance Methods 0.000 description 2
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 2
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
Description
この放射温度計において、測定素子を直線的にアレイ状に複数配置したり、検出器側に回転ミラーを設けて測定範囲を直線上に広げたりすることで、幅方向の温度測定を可能としている走査型放射温度計があり(例えば特許文献1ないし2参照)、鉄鋼業界では、鋼板の幅方向の温度測定に使用している(例えば特許文献3参照)。
つまり、それまで使用していたスポット型の放射温度計の測定素子に対し、新たに使用する走査型放射温度計の測定素子が異なる場合には、鋼板の真の放射率を設定しなければ測定箇所が同じであっても異なる温度値を示すことになり、また、鋼板の放射率は温度、表面材質等によって変化するため、鋼板の全材の全幅全長に対して放射率を予測することは困難である。そのため、そのままでは相互の温度情報の相関を取ることができない。したがって、新たに使用する走査型放射温度計のみでは、それまで積み上げてきた実績に基づく信頼性の高い温度情報を基礎とした品質管理との相関を取ることができなくなり、ひいては顧客に対する品質保証の低減につながるおそれもある。一方、顧客に対する品質保証の向上を目する上では、従来のスポット型放射温度計を用いた品質保証よりも、走査型放射温度計を用いて鋼板の幅方向に管理範囲を拡大した管理を行なうことが望ましい。
図1に示すように、この熱間圧延設備1は、上流側から順に、粗バーに加工された熱間スラブを所定板厚の鋼板Kに圧延する圧延機列2と、搬送される所定板厚の鋼板Kを冷却する冷却装置3と、冷却された鋼板Kを巻取るコイラー4とを備えている。
そして、圧延機列2の出側には、参照用のスポット型放射温度計5と、このスポット型放射温度計5と同じ特定点の温度を測定可能に設置された補正用のスポット型放射温度計6が設置されている。また、冷却装置3の出側には、鋼板の全幅に亘って管理温度情報を測定する走査型放射温度計7が設置されている。各放射温度計5,6,7は、測定対象物である鋼板Kからの放射光をシリコン等の素子を使用した検出器5a,6a,7aでそれぞれ受光し、その受光エネルギーに基づく検出器5a,6a,7aの出力と鋼板Kの温度との関係から得られた測定結果が、品質管理温度設定手段であるコンピュータ8に出力される。そして、コンピュータ8にて所定の処理(後述する)がなされた管理温度情報はデータサーバ9に保存される。なお、本発明に係る品質管理温度設定装置には、各放射温度計5,6,7および品質管理温度設定手段であるコンピュータ8並びにコンピュータ8にて実行される以下の管理温度情報補正処理のプログラムが対応する。
このコンピュータ8は、図2に示すように、所定の制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納している記憶装置42およびROM32と、この記憶装置42およびROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、各放射温度計5,6,7、入力装置40、記憶装置42、表示装置44等に対してデータの入出力を媒介するインターフェース38とを備えて構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。そして、CPU30、上記記憶装置42やROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って以下の管理温度情報補正処理を実行するようになっている。
コンピュータ8で管理温度情報補正処理が実行されると、図3に示すように、まずステップS1に移行して、上記参照用のスポット型放射温度計5からの温度情報を取得し、続くステップS2では、上記補正用のスポット型放射温度計6からの温度情報を取得してステップS3に移行する。ステップS3では、補正用のスポット型放射温度計と前記参照用のスポット型放射温度計との温度情報から測定温度差を求めてステップS4に移行する。続くステップS4では、上記走査型放射温度計7からの温度情報を取得してステップS5に移行し、ステップS5では、ステップS3での測定温度差に基づいて走査型放射温度計7の管理温度情報を補正して、ステップS6に移行する。本実施形態の例では、求めた測定温度差を、鋼板の全幅に亘って測定された温度(管理温度情報)から差し引くことによって、補正後の温度(管理温度情報)とした。ステップS6では、ステップS5で補正された後の管理温度情報をデータサーバ9に保存して処理をステップS1に戻す。
上記各放射温度計5,6,7および品質管理温度設定手段であるコンピュータ8並びにコンピュータ8にて実行される以下の管理温度情報補正処理のプログラムにより構成される品質管理温度設定装置によれば、熱間圧延設備1のラインにおいて、従来用いていた、参照用のスポット型放射温度計5により、搬送される鋼板K上の特定点において温度管理の基礎として参照される温度情報を継続して測定し(ステップS1)、この参照用のスポット型放射温度計5と、鋼板Kの全幅に亘って管理温度情報を測定する走査型放射温度計7との測定素子が相互に異なる場合に、相互の測定素子に起因する測定温度誤差を補正すべく、走査型放射温度計7と同じ測定素子を用いた補正用のスポット型放射温度計6を特定点に対して設置して、この補正用のスポット型放射温度計6によって補正用の温度情報を取得し(ステップS2)、この補正用のスポット型放射温度計6と参照用のスポット型放射温度計5との温度情報から測定温度差を求め(ステップS3)、この測定温度差に基づいて走査型放射温度計7の測定温度情報を補正するので(ステップS4〜S5)、鋼板Kの幅方向の温度に対しても測定素子に起因する測定温度誤差を解消することができる。
なお、本発明に係る品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
2 圧延機列
3 冷却装置
4 コイラー
5 参照用のスポット型放射温度計
6 補正用のスポット型放射温度計
7 走査型放射温度計
8 コンピュータ(品質管理温度設定手段)
9 データサーバ
Claims (2)
- 熱間圧延設備において搬送される鋼板の幅方向の温度をライン上に設置した複数の放射温度計で測定して品質管理温度を設定する品質管理温度設定装置であって、
第一の測定素子を有するとともに温度管理の基礎として参照される温度情報を搬送される鋼板上の特定点において測定する参照用のスポット型放射温度計と、
前記第一の測定素子とは異なる第二の測定素子を有するとともに搬送される鋼板の全幅に亘って管理温度情報を測定する走査型放射温度計と、
前記第二の測定素子と同一の測定素子を有するとともに前記特定点の温度情報を測定する補正用のスポット型放射温度計と、
当該補正用のスポット型放射温度計と前記参照用のスポット型放射温度計との温度情報から測定温度差を求め、この測定温度差に基づいて前記走査型放射温度計の管理温度情報を補正する品質管理温度設定手段とを有することを特徴とする鋼板の品質管理温度設定装置。 - 熱間圧延設備において搬送される鋼板の幅方向の温度をライン上に設置した複数の放射温度計で測定して品質管理温度を設定する方法であって、
第一の測定素子を有するとともに温度管理の基礎として参照される温度情報を搬送される鋼板上の特定点において測定する参照用のスポット型放射温度計と、
前記第一の測定素子とは異なる第二の測定素子を有するとともに搬送される鋼板の全幅に亘って管理温度情報を測定する走査型放射温度計と、
前記第二の測定素子と同一の測定素子を有するとともに前記特定点の温度情報を測定する補正用のスポット型放射温度計とを用い、
当該補正用のスポット型放射温度計と前記参照用のスポット型放射温度計との温度情報から測定温度差を求め、この測定温度差に基づいて前記走査型放射温度計の管理温度情報を補正することを特徴とする鋼板の品質管理温度設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011052055A JP5630337B2 (ja) | 2011-03-09 | 2011-03-09 | 鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011052055A JP5630337B2 (ja) | 2011-03-09 | 2011-03-09 | 鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012189394A JP2012189394A (ja) | 2012-10-04 |
JP5630337B2 true JP5630337B2 (ja) | 2014-11-26 |
Family
ID=47082743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011052055A Expired - Fee Related JP5630337B2 (ja) | 2011-03-09 | 2011-03-09 | 鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5630337B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5782726A (en) * | 1980-11-12 | 1982-05-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Measuring device for temperature distribution of glass |
JPS58168926A (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 移動材料の表面温度分布測定方法 |
JPH1183632A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-03-26 | Kawasou Denki Kogyo Kk | 高温帯状体の測温方法 |
JP5326611B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2013-10-30 | Jfeスチール株式会社 | 厚鋼板の材質保証設備 |
-
2011
- 2011-03-09 JP JP2011052055A patent/JP5630337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012189394A (ja) | 2012-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3617693B1 (en) | Scale composition determining system, scale composition determining method, and computer program | |
JP5391205B2 (ja) | 制御装置 | |
KR20170136988A (ko) | 온도 측정 장치 | |
JP2012183553A (ja) | 制御装置及び制御方法 | |
JP2011173162A (ja) | 熱間長尺材の長さ測定方法および装置 | |
JP6197676B2 (ja) | 温度分布予測装置 | |
JP5630337B2 (ja) | 鋼板の品質管理温度設定装置、およびこれを用いる品質管理温度設定方法 | |
TWI504872B (zh) | 紅外線溫度計的校正方法與應用此方法之生產控制系統 | |
JP5589260B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証システム | |
US9129368B2 (en) | Thermal image smoothing method, surface temperature-measuring method, and surface temperature-measuring device | |
JP6627609B2 (ja) | 冷却制御方法及び冷却装置 | |
JP5867498B2 (ja) | 形鋼の曲がり矯正方法 | |
KR20200079633A (ko) | 형강의 교정 장치 및 그 방법 | |
JP5326611B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
JP5310149B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
JP2005233790A (ja) | 鋼板の温度測定方法および装置 | |
JP6451331B2 (ja) | 熱伝達率の同定方法 | |
JP2010201466A (ja) | 常温時のキャンバー量予測方法及びこれを用いる操業方法 | |
JP5310146B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
JP5573726B2 (ja) | ランアウト冷却歪による形状不良の予測方法およびその方法に用いられる温度測定装置 | |
JP5310150B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
JP5310148B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
KR20120046823A (ko) | 역 열전달 해석을 이용한 슬라브 온도 분포 예측 장치 및 방법 | |
JP5310147B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 | |
JP5391758B2 (ja) | 厚鋼板の材質保証設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140909 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5630337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |