JP5629712B2 - 収納具 - Google Patents
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Description
この発明の請求項2にかかる収納具は、隅部を有する収納部を備え、前記収納部は、底面部と、前記底面部の一方向における一端からのびて形成される側面部とを含み、更に、前記底面部、前記側面部の直交方向における一端側に固着される表胴部、及び前記底面部、前記側面部の直交方向における他端側に固着される裏胴部を含み、前記底面部の前記一方向に直交する直交方向における中間に、稜線を構成する底面折曲部が形成され、前記側面部の前記直交方向における中間に、稜線を構成する側面折曲部が形成され、前記底面折曲部及び前記側面折曲部は、それぞれ、曲線状の曲線折曲部を介して隅部に接続され、前記底面折曲部は、前記底面の前記直交方向における中央で外側に突出した、稜線を有する底面谷折部、及び前記底面谷折部の両側で内側に突出する底面山折部を含み、前記側面折曲部は、前記側面の幅方向における中央で内側に突出する側面山折部、及び前記側面山折部の両側で外側に突出した、稜線を有する側面谷折部を含む、収納具である。
この発明の請求項3にかかる収納具は、収納部が、底面部,第1側面部及び第2側面部を有し、前記収納部を構成する底面部,第1側面部及び第2側面部のうち少なくともその一つの一端部と、前記一端部に隣接する底面部,第1側面部又は第2側面部の他端部であって、前記一端部に直交する方向にのびる他端部とを有する隅部を備えた収納部において、前記収納部の前記一端部の直線状の稜線と前記収納部の前記他端部の直線状の稜線とが、曲線状の稜線を介して斜めに接続され、曲線状の稜線が丸みを有し且ついわゆる面取りした隅部の構造を備える、請求項1又は請求項2に記載の収納具である。
この発明の請求項4にかかる収納具は、前記収納部の前記底面部、前記側面部は蛇腹状に形成され、前記収納部の内部に、前記収納部の内部を前記底面部の前記直交方向において仕切るための仕切部が形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の収納具である。
この発明の請求項5にかかる収納具は、前記側面谷折り部が、向こう側の側面谷折り部と手前側の側面谷折り部とを有し、前記向こう側の側面谷折部と前記手前側の側面谷折部との間において第1袋状部の収納空間が形成され、第1袋状部に隣り合う第2袋状部は、第1袋状部を構成する手前側の側面谷折部と、それに対向する向こう側の側面谷折部との間において、収納空間が形成された、請求項1又は請求項2に記載の収納具である。
この発明の請求項6にかかる収納具においては、袋状部を構成する底面部が、底面山折部と底面山折部との間及び第1傾斜折曲部及び第3傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する底面部は、底面谷折部において手前側の底面構成材と向こう側の底面構成材とに分割されている、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の収納具である。
この発明の請求項7にかかる収納具においては、袋状部を構成する側面部は、側面山折部の両側の側面谷折部と側面谷折部との間並びに傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する側面部は、側面山折部において手前側の側面構成材と向こう側の側面構成材とに分割され、袋状部を構成する隅部は、向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とを結ぶ線と傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する隅部は、側面山折部において手前側の隅部構成材と向こう側の隅部構成材とに分割されている、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の収納具である。
この発明の請求項8にかかる収納具においては、縁部材は、底面折曲部の底面谷折部を谷折りし、且つ、底面山折部を山折りして底面部を形成し、側面部を向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とにおいて折り曲げて、立ち上げて、傾斜折曲部を底面部と斜交し且つ側面部と斜交し、側面山折部及び側面谷折部を垂直に立ち上げる、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の収納具である。
請求項2の発明によれば、隅部を有する収納部を備え、前記収納部は、底面部と、前記底面部の一方向における一端からのびて形成される側面部とを含み、更に、前記底面部、前記側面部の直交方向における一端側に固着される表胴部、及び前記底面部、前記側面部の直交方向における他端側に固着される裏胴部を含み、前記底面部の前記一方向に直交する直交方向における中間に、稜線を構成する底面折曲部が形成され、前記側面部の前記直交方向における中間に、稜線を構成する側面折曲部が形成され、前記底面折曲部及び前記側面折曲部は、それぞれ、曲線状の曲線折曲部を介して隅部に接続され、前記底面折曲部は、前記底面の前記直交方向における中央で外側に突出した、稜線を有する底面谷折部、及び前記底面谷折部の両側で内側に突出する底面山折部を含み、前記側面折曲部は、前記側面の幅方向における中央で内側に突出する側面山折部、及び前記側面山折部の両側で外側に突出した、稜線を有する側面谷折部を含むので、角張っていない隅部を備える収納具を提供することができる。
請求項3の発明によれば、収納部は、底面部,第1側面部及び第2側面部を有し、前記収納部を構成する底面部,第1側面部及び第2側面部のうち少なくともその一つの一端部と、前記一端部に隣接する底面部,第1側面部又は第2側面部の他端部であって、前記一端部に直交する方向にのびる他端部とを有する隅部を備えた収納部において、前記収納部の前記一端部の直線状の稜線と前記収納部の前記他端部の直線状の稜線とが、曲線状の稜線を介して斜めに接続され、曲線状の稜線が丸みを有し且ついわゆる面取りした隅部の構造を備えているので、角張っていない隅部を備える収納具を提供することができる。
請求項4の発明によれば、前記収納部の前記底面部、前記側面部は蛇腹状に形成され、前記収納部の内部に、前記収納部の内部を前記底面部の前記直交方向において仕切るための仕切部が形成されているので、収納部をアコーディオン状に伸ばし、開口部を開くことができる。
請求項5の発明によれば、前記側面谷折り部は、向こう側の側面谷折り部と手前側の側面谷折り部とを有し、前記向こう側の側面谷折部と前記手前側の側面谷折部との間において第1袋状部の収納空間が形成され、第1袋状部に隣り合う第2袋状部は、第1袋状部を構成する手前側の側面谷折部と、それに対向する向こう側の側面谷折部との間において、収納空間が形成されているので、収納部を伸ばし、開口部を開くことができる。
請求項6の発明によれば、袋状部を構成する底面部は、底面山折部と底面山折部との間及び第1傾斜折曲部及び第3傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する底面部は、底面谷折部において手前側の底面構成材と向こう側の底面構成材とに分割されているので、収納部を伸ばし、開口部を開くことができる。
請求項7の発明によれば、袋状部を構成する側面部は、側面山折部の両側の側面谷折部と側面谷折部との間並びに傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する側面部は、側面山折部において手前側の側面構成材と向こう側の側面構成材とに分割され、袋状部を構成する隅部は、向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とを結ぶ線と傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、袋状部を構成する隅部は、側面山折部において手前側の隅部構成材と向こう側の隅部構成材とに分割されているので、隅部を面取りした構造とすることができる。
請求項8の発明によれば、縁部材は、底面折曲部の底面谷折部を谷折りし、且つ、底面山折部を山折りして底面部を形成し、側面部を向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とにおいて折り曲げて、立ち上げて、傾斜折曲部を底面部と斜交し且つ側面部と斜交し、側面山折部及び側面谷折部を垂直に立ち上げているので、隅部を面取りした構造とすることができる。
この収納具10は、複数の用紙、カード体等の被収納物Xを並列して合わせて収納するものであり、例えばノート、クレジットカード、名刺、小物等の収納に適している。
袋状部34は、比較的柔軟なプラスチックシート製であり、略方形の第1主面部42と底縁部52及び右側側縁部54並びに左側側縁部56を挟んで第1主面部42に対向する略方形の第2主面部44とを連結されて収納部30を形成する。
収納部30を構成する袋状部34は、各袋状部を構成する隣り合う第1袋状部34aと第2袋状部34bとの間に第1主面部42及び第2主面部44を設けられ、区画されている。
第1袋状部34aは、対向する第1主面部42と第2主面部44とによって囲まれた、収納空間を備え、第1袋状部34aと手前側において隣り合う第2袋状部34bは、前記第1袋状部34aを形成する第2主面部44と第2主面部44に対向する第1主面部42とによって囲まれた、収納空間を備える。更に、第2袋状部34bに手前側において隣り合う第1袋状部34aは、前記第2袋状部34bを形成する第1主面部42と第1主面部42に対向する第2主面部44とによって囲まれた、収納空間を備える。
右側側縁部54と左側側縁部56との間において、第1主面部42と第2主面部44とが離れるように構成された直線状の開口縁部58を形成されている。
右側側縁部54及び左側側縁部56は、垂直方向にのびており、水平方向にのびる開口縁部58及び底縁部52と直交ないしは交差する。
この実施の形態においては、開口縁部58と底縁部52とは平行で、開口縁部58及び底縁部52と右側側縁部54及び左側側縁部56とは、直交する。
右側側縁部54及び左側側縁部56は、底縁部52の左右端と開口縁部58の左右端との間において、形成されている。
収納部30が胴部20の表胴部22と裏胴部24との間に固定されることにより、胴部20の開閉に伴って収納部30の開口部32側が拡がる略扇子状又は底縁部52及び右側側縁部54及び左側側縁部56が均等に広がるアコーディオン状に伸縮する。
面取りされた隅部の構造は、収納部30を構成する一端部と、前記一端部以外の他端部であって前記一端部に直交する方向にのびる他端部とを有する隅部において、前記収納部30の前記一端部の直線状の稜線と前記収納部30の前記他端部の直線状の稜線とが、丸みを有する曲線状の稜線(曲線折曲部)を介して、斜めに傾斜折曲部によって接続されたことを特徴する。
第1側面部74と第2側面部76とは、対称に形成されている。
前記第1側面部74は、その前記直交方向(前後方向)における中間に、稜線を構成する第1側面折曲部90を形成されている。
前記第2側面部76は、その前記直交方向(前後方向)における中間に、稜線を構成する第2側面折曲部100を形成されている。
前記底面折曲部80及び前記第1側面折曲部90間に、稜線を構成する第1傾斜折曲部110が斜めに形成され、前記底面折曲部80及び前記第2側面折曲部100間に、稜線を構成する第2傾斜折曲部120が斜めに形成されている。
前記底面折曲部80及び前記第1側面折曲部90は、それぞれ、曲線状の向こう側の第1曲線折曲部130及び手前側の第1曲線折曲部132を介して前記第1傾斜折曲部110に接続されている。第1側面折曲部90と第1傾斜折曲部110とは、上方の向こう側の第1曲線折曲部130により斜交するように接続され、底面折曲部80と第1傾斜折曲部110とは、下方の手前側の第1曲線折曲部132により斜交するように接続されている。
更に、前記底面折曲部80及び前記第2側面折曲部100は、それぞれ、曲線状の向こう側の第2曲線折曲部140及び手前側の第2曲線折曲部142を介して前記第2傾斜折曲部120に接続されている。第2側面折曲部100と第2傾斜折曲部120とは、上方の向こう側の第2曲線折曲部140により斜交するように接続され、底面折曲部80と第2傾斜折曲部120とは、下方の手前側の第2曲線折曲部142により斜交するように接続されている。
縁部材70を展開した状態において、底面折曲部80の外側(右側端)と第1傾斜折曲部110の手前側端とは、手前側の第1曲線折曲部132を介して接続されており、且つ、第1側面折曲部90の内側(左側端)と第1傾斜折曲部110の向こう側端とは、向こう側の第1曲線折曲部130を介して接続されている。
底面折曲部80と第2側面折曲部100とは、平行で、空間をあけて並列されており、且つ、底面折曲部80の外側(左側端)と第2側面折曲部100の内側(右側端)とは、面取りされた第2隅部62を形成するための適宜な間隔をおいて向き合う。
縁部材70を展開した状態において、底面折曲部80の外側(左側端)と第2傾斜折曲部120の手前側端とは、手前側の第2曲線折曲部142を介して接続されており、且つ、第2側面折曲部100の内側(右側端)と第2傾斜折曲部120の向こう側端とは、向こう側の第2曲線折曲部140を介して接続されている。
前記第1側面折曲部90は、前記第1側面部74の前後方向(縁部材70を展開した状態における幅方向)における中央で内側に向けて突出する第1側面山折部92、及び前記第1側面山折部92の両側で外側に向けて突出した、稜線を有する第1側面谷折部94を含む。
前記第2側面折曲部100は、前記第2側面部76の前後方向(縁部材70を展開した状態における幅方向)における中央で内側に向けて突出する第2側面山折部102、及び前記第2側面山折部102の両側で外側に向けて突出した、稜線を有する第2側面谷折部104を含む。
縁部材70を展開した状態において、第1袋状部34aの向こう側の第2曲線折曲部140と、第1袋状部34aに隣接する第1袋状部34aと第2袋状部34bとの間の手前側の第2曲線折曲部142との間には、第4傾斜折曲部122が形成されている。そして、第4傾斜折曲部122は、向こう側の第2曲線折曲部140及び手前側の第2曲線折曲部142とは、接続されていない。
縁部材70を展開した状態において、第1傾斜折曲部110と第3傾斜折曲部112とは、約90度の角度を有しており、又、第2傾斜折曲部120と第4傾斜折曲部122とは、約90度の角度を有している。
縁部材70を展開した状態において、底面谷折部84の外側(右側端)と第1傾斜折曲部110の手前側端とは、丸みを有する隅部を形成するための手前側の第1曲線折曲部132を介して接続されており、且つ、第1側面谷折部94の内側(左側端)と第1傾斜折曲部110の向こう側端とは、丸みを有する隅部を形成するための向こう側の第1曲線折曲部130を介して接続されている。
縁部材70を展開した状態において、底面谷折部84の外側(左側端)と第2傾斜折曲部120の手前側端とは、丸みを有する隅部を形成するための手前側の第2曲線折曲部142を介して接続されており、且つ、第2側面谷折部104の内側(右側端)と第2傾斜折曲部120の向こう側端とは、丸みを有する隅部を形成するための向こう側の第2曲線折曲部140を介して接続されている。
縁部材70を展開した状態における手前側の第1曲線折曲部132は、底面谷折部84(を延長した線)と第1傾斜折曲部110(を延長した線分)とに内接する円の一部の円弧により構成されている。
縁部材70を展開した状態における向こう側の第2曲線折曲部140は、第2側面谷折部104(を延長した線)と第1傾斜折曲部110(を延長した線分)とに内接する円の一部の円弧により構成されている。
縁部材70を展開した状態における手前側の第2曲線折曲部142は、底面谷折部84(を延長した線)と第2傾斜折曲部120(を延長した線分)とに内接する円の一部の円弧により構成されている。
而して、向こう側の第1曲線折曲部130及び手前側の第1曲線折曲部132の領域は、折り曲げ易くしたために、わん曲した丸みを備える隅角部を形成される。
向こう側の第2曲線折曲部140及び手前側の第2曲線折曲部142の領域は、折り曲げ易くしたために、わん曲した丸みを備える隅角部を形成される。
底面谷折部84と第1側面山折部92とは、一直線状に並んでおり、第1側面山折部92の内側(左側端)は、底面谷折部84とは接することなく、手前側の第1曲線折曲部132の近くに至るが間隔をおいている。
第1側面山折部92の内側(左側端)の近くから、第1側面谷折部94の内側(左側端)及び向こう側の第1曲線折曲部130の近くに至る、直線状の第3傾斜折曲部112が形成されている。
第1傾斜折曲部110と第3傾斜折曲部112とは、略90度の角度を備えており、第1側面谷折部94の内側(左側端)から、底面山折部82を挟んで形成された向こう側の底面谷折部84と手前側の底面谷折部84とに向けてのびている。
第1側面山折部92の内側(左側端)と第3傾斜折曲部112の内側(左側端)とは適宜な間隔をあけて形成してもよく、又、図11A及び図11Bにおいて示すように連続されてもよい。
底面谷折部84と第2側面山折部102とは、一直線状に並んでおり、第2側面山折部102の内側(右側端)は、底面谷折部84とは接することなく、手前側の第2曲線折曲部142の近くに至るが間隔をおいている。
第2側面山折部102の内側(右側端)の近くから、第2側面谷折部104の内側(右側端)及び向こう側の第2曲線折曲部140の近くに至る、直線状の第4傾斜折曲部122が形成されている。
第2傾斜折曲部120と第4傾斜折曲部122とは、略90度の角度を備えており、第2側面谷折部104の内側(右側端)から、底面山折部82を挟んで形成された向こう側の底面谷折部84と手前側の底面谷折部84とに向けてのびている。
第2側面山折部102の内側(右側端)と第4傾斜折曲部122の内側(右側端)とは適宜な間隔をあけて形成してもよく、又、図11A及び図11Bにおいて示すように連続されてもよい。
第2側面山折部102と第2側面谷折部104との間隔及び向こう側の第2曲線折曲部140と手前側の第2曲線折曲部142との間隔は、第2隅部62の形状、傾斜角度を決定する。
すなわち、第1傾斜折曲部110は、縁部材70を展開した状態において、第1側面山折部92と第1側面谷折部94及び向こう側の第1曲線折曲部130と手前側の第1曲線折曲部132に囲まれた方形の対角線であることにより、第1隅部60の形状、傾斜角度を決定する。
第2傾斜折曲部120は、縁部材70を展開した状態において、第2側面山折部102と第2側面谷折部104及び向こう側の第2曲線折曲部140と手前側の第2曲線折曲部142に囲まれた方形の対角線であることにより、第2隅部62の形状、傾斜角度を決定する。
而して、底面谷折部84と第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112とは、それぞれ谷底が手前側の第1曲線折曲部132を介して連続し、且つ、第1側面谷折部94と1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112とは、それぞれ谷底が向こう側の第1曲線折曲部130を介して連続する(図3参照)。
また、底面谷折部84と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、それぞれ谷底が手前側の第2曲線折曲部142を介して連続し、且つ、第2側面谷折部104と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、それぞれ谷底が向こう側の第2曲線折曲部140を介して連続する(図3参照)。
ここにおいて、谷折りとは、平面視(開口部32から見たとき)谷折りであり、底面視(下から見たとき)は山折りとなる。すなわち、底面谷折部84と第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104と第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、谷折りされたとき、平面視(開口部32から見たとき)谷底が、底面視(下から見たとき)の稜線を構成する。
手前側の第1側面構成材74a及び向こう側の第1側面構成材74bと手前側の第2側面構成材76aと向こう側の第2側面構成材76bとは対称である。
手前側の隅部構成材60a及び向こう側の隅部構成材60bと手前側の隅部構成材62a及び向こう側の隅部構成材62bとは対称である。
仕切部を構成する第1主面部42及び第2主面部44は、同形、同大の仕切部材170により構成されている。
仕切部材170は、比較的柔軟なプラスチックシート製であり、その両端の接続部172及び接続部174を第1袋状部34aと第2袋状部34bとを形成するために、第1側面部74と第2側面部76に接着されて、第1側面部74と第2側面部76との間に架設される。
仕切部材170は、第1側面山折部92を挟んだ面側である向こう側の第1側面谷折部94及び手前側の第1側面谷折部94の向こう側の面に、接続部172を接し合わせて接着され、且つ、第2側面山折部102を挟んだ面側である向こう側の第2側面谷折部104及び手前側の第2側面谷折部104の向こう側の面に、接続部174を接し合わせて接着されている。
更に、仕切部材170は、底面山折部82の向こう側の面に、接続部176を接し合わせて接着されている。
向こう側の第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104と手前側の第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104との間において第1袋状部34aの収納空間が形成される。
また、第1袋状部34aに隣り合う第2袋状部34bは、第1袋状部34aを構成する手前側の第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104と、それに対向する向こう側の第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104との間において、収納空間が形成される。
底面部72の側部に形成される接続代86は、底面部72と同じ長さを備え、山折りもしくは谷折りして、最も端の領域が胴部20と接着される。
第1側面部74の接続代96及び第2側面部76の接続代106は、第1側面部74及び第2側面部76と同じ長さを備え、胴部20と接着される。
第2側面山折部102及び第2側面谷折部104の内側で向こう側の第2曲線折曲部140との境界の近くにおいて、第2側面山折部102と第2側面谷折部104に直交して第2拡張線部152が形成されている。
そして、第1拡張線部150と第1側面山折部92との交差部分は、袋状部34に多くの被収納物Xを収納したときに、外方に向けて第1側面山折部92の外側領域とともに拡張する。
前記底面部の前記一方向に直交する前後方向における中間に、稜線を構成する底面折曲部が形成されている。
縁部材70は、底面部72、第1側面部74及び第2側面部76によって一つの袋状部34を形成されるように構成されており、第1袋状部34aに続いて向こう側から順に、同一形状の第2袋状部34b、第1袋状部34a、第2袋状部34bと並列されている。
前記第2側面部76は、その前記前後方向における中間に、稜線を構成する第2側面折曲部100を形成されている。
前記底面折曲部80及び前記第1側面折曲部90間に、稜線を構成する第1傾斜折曲部110が斜めに形成されている。
前記底面折曲部80及び前記第2側面折曲部100間に、稜線を構成する第2傾斜折曲部120が斜めに形成されている。
前記第1側面折曲部90は、前記第1側面の前後方向(縁部材70を展開した状態における幅方向)における中央で内側に突出する第1側面山折部92、及び前記第1側面山折部92の両側で外側に突出した、稜線を有する第1側面谷折部94を含む。
前記第2側面折曲部100は、前記第2側面の前後方向(縁部材70を展開した状態における幅方向)における中央で内側に突出する第2側面山折部102、及び前記第2側面山折部102の両側で外側に突出した、稜線を有する第2側面谷折部104を含む。
各袋状部34を構成する底面部72は、底面谷折部84において手前側の底面構成材72aと向こう側の底面構成材72bとに分割されている。
各袋状部34を構成する第1側面部74は、第1側面山折部92において手前側の第1側面構成材74aと向こう側の第1側面構成材74bとに分割されている。
各袋状部34を構成する第2側面部76は、第1側面谷折部94と第1側面谷折部94との間及び第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122もしくは第2拡張線部152との間において形成されている。
各袋状部34を構成する第2側面部76は、第2側面山折部102において手前側の第2側面構成材76aと向こう側の第2側面構成材76bとに分割されている。
各袋状部34を構成する第1隅部60は、第1側面山折部92において手前側の隅部構成材60aと向こう側の隅部構成材60bとに分割されている。
各袋状部34を構成する第2隅部62は、向こう側の第2曲線折曲部140と手前側の第2曲線折曲部142とを結ぶ線もしくは第1拡張線部150と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122との間において形成されている。
各袋状部34を構成する第2隅部62は、第2側面山折部102において手前側の隅部構成材62aと向こう側の隅部構成材62bとに分割されている。
縁部材70は、第1側面部74を向こう側の第1曲線折曲部130と手前側の第1曲線折曲部132とにおいて折り曲げて底面部72より立ち上げ、第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112を底面部72と斜交させ且つ第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112を第1側面部74と斜交させて、第1側面山折部92及び第1側面谷折部94を垂直に立ち上げる(図3参照)。
縁部材70は、第2側面部76を向こう側の第2曲線折曲部140と手前側の第2曲線折曲部142とにおいて折り曲げて底面部72より立ち上げ、第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122を底面部72と斜交させ且つ第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122を第2側面部76と斜交させて、第2側面山折部102及び第2側面谷折部104を垂直に立ち上げる(図3参照)。
縁部材70は、第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112を谷折りして、第1隅部60を形成するとともに、第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122を谷折りして、第2隅部62を形成する。
縁部材70は、第2側面山折部102を内側に向けて山折りし、且つ、第2側面谷折部104を外側に向けて谷折りして第2側面部76を形成する。
手前側の底面構成材72aの内面と向こう側の底面構成材72bの内面とは、底面谷折部84を挟んで向き合う。
手前側の第1側面構成材74aの外面及び手前側の隅部構成材60aの外面と向こう側の第1側面構成材74bの外面及び向こう側の隅部構成材60bの外面とは、第1側面山折部92を挟んで向き合う。
通常、手前側の第1側面構成材74aと手前側の隅部構成材60aとは、面一(平面状)に連続し、且つ向こう側の第1側面構成材74bと向こう側の隅部構成材60bとは面一(平面状)に連続する。
手前側の底面構成材72aと手前側の第1側面構成材74a及び手前側の隅部構成材60aとは、第3傾斜折曲部112を介して、略々垂直に立ち上がる。
向こう側の底面構成材72bと向こう側の第1側面構成材74b及び向こう側の隅部構成材60bとは、第1傾斜折曲部110を介して、略々垂直に立ち上がる。
手前側の第2側面構成材76aの外面及び手前側の隅部構成材62aの外面と向こう側の第2側面構成材76bの外面及び向こう側の隅部構成材62bの外面とは、第2側面山折部102を挟んで向き合う。
通常、手前側の第2側面構成材76aと手前側の隅部構成材62aとは、面一(平面状)に連続し、且つ向こう側の第2側面構成材76bと向こう側の隅部構成材62bとは面一(平面状)に連続する。
手前側の底面構成材72aと手前側の第2側面構成材76a及び手前側の隅部構成材62aとは、第4傾斜折曲部122を介して、略々垂直に立ち上がる。
向こう側の底面構成材72bと向こう側の第2側面構成材76b及び向こう側の隅部構成材62bとは、第2傾斜折曲部120を介して、略々垂直に立ち上がる。
第1側面谷折部94と1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112とのなす角度は、正面視において鈍角である(図3参照)。
底面谷折部84と第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112とのなす角度は、正面視において鈍角である(図3参照)。
第2側面谷折部104と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とのなす角度は、正面視において鈍角である(図3参照)。
底面谷折部84と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とのなす角度は、正面視において鈍角である(図3参照)。
而して、縁部材70により、手前側から、第1袋状部34a、第2袋状部34b、第1袋状部34a、第2袋状部34bの順に並列された袋状部34を備えた、収納部30が形成される。
手前側の第2側面構成材76a及び向こう側の第2側面構成材76bと手前側の隅部構成材62a及び向こう側の隅部構成材62bと手前側の底面構成材72a及び向こう側の底面構成材72bとに囲繞された各袋状部34が形成される。
また、底面谷折部84と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、それぞれ谷底が手前側の第2曲線折曲部142を介して連続し、且つ、第2側面谷折部104と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、それぞれ谷底が向こう側の第2曲線折曲部140を介して連続する(図3参照)。
ここにおいて、谷折りとは、平面視(開口部32から見たとき)谷折りであり、底面視(下から見たとき)は山折りとなる。すなわち、底面谷折部84と第1側面谷折部94及び第2側面谷折部104と第1傾斜折曲部110及び第3傾斜折曲部112と第2傾斜折曲部120及び第4傾斜折曲部122とは、谷折りされたとき、平面視(開口部32から見たとき)谷底が、底面視(下から見たとき)の稜線を構成する。
手前側の第1側面構成材74a及び向こう側の第1側面構成材74bと手前側の第2側面構成材76aと向こう側の第2側面構成材76bとは対称である。
手前側の隅部構成材60a及び向こう側の隅部構成材60bと手前側の隅部構成材62a及び向こう側の隅部構成材62bとは対称である。
また、底面折曲部80の底面谷折部84や第1側面折曲部90の第1側面谷折部94も、図13に示すように、それぞれ、少なくとも一部分が途切れていてもよい。同様に、他の谷折部や山折部となる折曲部の少なくとも一部分が途切れていてもよい。
さらに、傾斜折曲部と谷折部や山折部となる折曲部とは、それぞれ、少なくとも一部分が途切れていてもよい。
20 胴部
22 表胴部
24 裏胴部
30 収納部
32 開口部
34 袋状部
34a 第1袋状部
34b 第2袋状部
42 第1主面部
44 第2主面部
52 底縁部
54 右側側縁部
56 左側側縁部
58 開口縁部
60 第1隅部
60a,62a 手前側の隅部構成材
60b,62b 向こう側の隅部構成材
62 第2隅部
70 縁部材
72 底面部
72a 手前側の底面構成材
72b 向こう側の底面構成材
74 第1側面部
74a 手前側の第1側面構成材
74b 向こう側の第1側面構成材
76 第2側面部
76a 手前側の第2側面構成材
76b 向こう側の第2側面構成材
78,86,96,106 接続代
80 底面折曲部
82 底面山折部
84 底面谷折部
90 第1側面折曲部
92 第1側面山折部
94 第1側面谷折部
100 第2側面折曲部
102 第2側面山折部
104 第2側面谷折部
110 第1傾斜折曲部
112 第3傾斜折曲部
120 第2傾斜折曲部
122 第4傾斜折曲部
130 向こう側の第1曲線折曲部
132 手前側の第1曲線折曲部
140 向こう側の第2曲線折曲部
142 手前側の第2曲線折曲部
150 第1拡張線部
152 第2拡張線部
170 仕切部材
172,174,176 接続部
X 被収納物
Claims (8)
- 隅部を有する収納部を備え、
前記収納部は、
底面部と、前記底面部の一方向における一端からのびて形成される側面部とを含み、
更に、前記底面部、前記側面部の直交方向における一端側に固着される表胴部、及び
前記底面部、前記側面部の直交方向における他端側に固着される裏胴部を含み、
前記底面部の前記一方向に直交する直交方向における中間に、稜線を構成する底面折曲部が形成され、
前記側面部の前記直交方向における中間に、稜線を構成する側面折曲部が形成され、
前記底面折曲部又は前記側面折曲部は、曲線状の曲線折曲部を介して隅部に接続され、
前記底面折曲部は、
前記底面の前記直交方向における中央で外側に突出した、稜線を有する底面谷折部、及び前記底面谷折部の両側で内側に突出する底面山折部を含み、
前記側面折曲部は、
前記側面の幅方向における中央で内側に突出する側面山折部、及び前記側面山折部の両側で外側に突出した、稜線を有する側面谷折部を含む、収納具。 - 隅部を有する収納部を備え、
前記収納部は、
底面部と、前記底面部の一方向における一端からのびて形成される側面部とを含み、
更に、前記底面部、前記側面部の直交方向における一端側に固着される表胴部、及び
前記底面部、前記側面部の直交方向における他端側に固着される裏胴部を含み、
前記底面部の前記一方向に直交する直交方向における中間に、稜線を構成する底面折曲部が形成され、
前記側面部の前記直交方向における中間に、稜線を構成する側面折曲部が形成され、
前記底面折曲部及び前記側面折曲部は、それぞれ、曲線状の曲線折曲部を介して隅部に接続され、
前記底面折曲部は、
前記底面の前記直交方向における中央で外側に突出した、稜線を有する底面谷折部、及び前記底面谷折部の両側で内側に突出する底面山折部を含み、
前記側面折曲部は、
前記側面の幅方向における中央で内側に突出する側面山折部、及び前記側面山折部の両側で外側に突出した、稜線を有する側面谷折部を含む、収納具。 - 収納部は、底面部,第1側面部及び第2側面部を有し、
前記収納部を構成する底面部,第1側面部及び第2側面部のうち少なくともその一つの一端部と、前記一端部に隣接する底面部,第1側面部又は第2側面部の他端部であって、前記一端部に直交する方向にのびる他端部とを有する隅部を備えた収納部において、
前記収納部の前記一端部の直線状の稜線と前記収納部の前記他端部の直線状の稜線とが、曲線状の稜線を介して斜めに接続され、曲線状の稜線が丸みを有し且ついわゆる面取りした隅部の構造を備える、請求項1又は請求項2に記載の収納具。 - 前記収納部の前記底面部、前記側面部は蛇腹状に形成され、
前記収納部の内部に、前記収納部の内部を前記底面部の前記直交方向において仕切るための仕切部が形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の収納具。 - 前記側面谷折り部は、向こう側の側面谷折り部と手前側の側面谷折り部とを有し、
前記向こう側の側面谷折部と前記手前側の側面谷折部との間において第1袋状部の収納空間が形成され、
第1袋状部に隣り合う第2袋状部は、第1袋状部を構成する手前側の側面谷折部と、それに対向する向こう側の側面谷折部との間において、収納空間が形成された、請求項1又は請求項2に記載の収納具。 - 袋状部を構成する底面部は、底面山折部と底面山折部との間及び第1傾斜折曲部及び第3傾斜折曲部との間において形成され、
袋状部を構成する底面部は、底面谷折部において手前側の底面構成材と向こう側の底面構成材とに分割されている、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の収納具。 - 袋状部を構成する側面部は、側面山折部の両側の側面谷折部と側面谷折部との間並びに傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、
袋状部を構成する側面部は、側面山折部において手前側の側面構成材と向こう側の側面構成材とに分割され、
袋状部を構成する隅部は、向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とを結ぶ線と傾斜折曲部及び向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部との間の傾斜折曲部との間において形成され、
袋状部を構成する隅部は、側面山折部において手前側の隅部構成材と向こう側の隅部構成材とに分割されている、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の収納具。 - 縁部材は、底面折曲部の底面谷折部を谷折りし、且つ、底面山折部を山折りして底面部を形成し、
側面部を向こう側の曲線折曲部と手前側の曲線折曲部とにおいて折り曲げて、立ち上げて、傾斜折曲部を底面部と斜交し且つ側面部と斜交し、側面山折部及び側面谷折部を垂直に立ち上げる、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の収納具。
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