JP5629623B2 - 複合二元冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施態様は、1つの筐体内に複数の二元冷凍サイクル装置を搭載する複合二元冷凍サイクル装置に関する。
高温側冷凍回路および低温側冷凍回路が、1つのカスケード熱交換器(中間熱交換器)を共用し、高温側冷凍回路に循環する冷媒と、低温側冷凍回路に循環する冷媒とを、カスケード熱交換器で熱交換させて高圧縮比を得る二元冷凍サイクル装置がある。
この種の二元冷凍サイクル装置において、高温側冷凍回路を構成する凝縮器として、たとえば冷媒と熱媒体である水を熱交換する水熱交換器を備え、ここに温水配管を介して水もしくは温水を導く。水熱交換器に導かれた水または温水は冷媒の凝縮熱を吸熱して高温の温水に変り、温水配管先の利用側へ供給される。したがって、寒冷地においても効率の良い給湯運転が可能である。
特開2000−320914号公報
ところで、給湯の需要先によっては、単位時間当りに、より多量の高温水を求めることと、より高温の高温水を求める要望が大である。これに対して、二元冷凍サイクル装置を複数台備え、これらを温水配管に対して直列もしくは並列に接続すれば、要望を満たすことは可能であるが、当然ながら、コストとランニングコストの増大を招いてしまう。
このような事情から、より多量で、より高温の温水を得られる複合二元冷凍サイクル装置を、より低コストで提供でき、ランニングコストの低減化を得ることが望まれている。
本実施形態は、高温側圧縮機、高温側凝縮器、高温側膨張装置、カスケード熱交換器を冷媒配管を介して連通する高温側冷凍回路と、第1の低温側圧縮機、前記カスケード熱交換器、第1の低温側膨張装置、第1の蒸発器を冷媒配管を介して連通する第1の低温側冷凍回路と、第2の低温側圧縮機、前記カスケード熱交換器、第2の低温側膨張装置、第2の蒸発器を冷媒配管を介して連通する第2の低温側冷凍回路とを、同一筐体内に搭載した複合二元冷凍サイクル装置であり、前記カスケード熱交換器は、高温側冷凍回路に連通する高温冷媒流路と、第1の低温側冷凍回路に連通する第1の低温冷媒流路と、第2の低温側冷凍回路に連通する第2の低温冷媒流路を備えるとともに、前記高温冷媒流路の両面側に、互いに異なる低温冷媒流路を配置したプレート式熱交換器であり、前記カスケード熱交換器は、高温側冷凍回路に連通する高温冷媒流路と、第1の低温側冷凍回路に連通する第1の低温冷媒流路と、第2の低温側冷凍回路に連通する第2の低温冷媒流路を備えるとともに、前記高温冷媒流路の両面側に、互いに異なる低温冷媒流路を配置したプレート式熱交換器である。
そして、全ての前記高温側圧縮機および低温側圧縮機は、インバータ駆動により運転周波数が可変であるとともに、全ての前記低温側冷凍回路に四方切換え弁を備えて、冷凍サイクルの切換えを可能とし、前記低温側冷凍回路における蒸発器に対する除霜運転時に、その複合二元冷凍サイクル装置を構成する一方の低温側冷凍回路における一方の蒸発器に対する除霜運転をなすよう制御し、この除霜終了後に、他方の蒸発器の除霜運転をなし、これらの除霜運転中は、一方の低温側冷凍回路において前記カスケード熱交換器から吸熱する熱量よりも、他方の低温側冷凍回路がカスケード熱交換器へ放熱する熱量が大になるよう、低温側圧縮機の運転周波数を切換え制御し、かつ、これらの除霜運転中に、前記高温側圧縮機の運転周波数を低下させるように制御する制御手段を備えた。
第1の実施形態に係る、複合二元冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図。 同実施形態で用いられるカスケード熱交換器の、第1の流路構成図。 同実施形態で用いられるカスケード熱交換器の、第2の流路構成図。 同実施形態で用いられるカスケード熱交換器が第1の流路を採用した場合の、一方の低温側冷凍回路が停止した場合と、他方の低温側冷凍回路が停止した場合の流路構成図。 同実施形態で用いられるカスケード熱交換器が第2の流路を採用した場合の、一方の低温側冷凍回路が停止した場合と、他方の低温側冷凍回路が停止した場合の流路構成図。 第2の実施形態に係る、複合二元冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図。 第3の実施形態に係る、複合二元冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図。 同実施形態で用いられる水熱交換器の、第1の流路構成図。 同実施形態で用いられる水熱交換器の、第2の流路構成図。
以下、本実施形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、第1の実施の形態における、給湯システムとして用いられる複合二元冷凍サイクル装置Rの冷凍サイクル構成図である。
複合二元冷凍サイクル装置Rは、同一の筐体K内に搭載される高温側冷凍回路R1と、熱媒体である水を流通させる熱媒体配管である温水配管Hと、第1の低温側冷凍回路R2aと、第2の低温側冷凍回路R2bおよび、制御部(制御手段)Sとから構成される。
高温側冷凍回路R1において、高温側圧縮機1の吐出部aから、高温側凝縮器である水熱交換器2の1次側流路2a、高温側レシーバ3、高温側膨張装置4、カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5a、高温側圧縮機1の吸込み部bに冷媒配管Pを介して順次、接続される。
なお、熱媒体は本実施態様では水として説明するが、水以外のものでも良い。また、高温側凝縮器は空気を加熱する空気熱交換器であってもよい。
ここで用いられる高温側圧縮機1は、インバータ装置を介して商用交流電源に電気的に接続され、運転周波数が可変のインバータ制御によって駆動される圧縮機であって、運転周波数が電源周波数に依存する一定速圧縮機とは相違する。
第1の低温側冷凍回路R2aにおいて、第1の低温側圧縮機7の吐出部aは四方切換え弁8の第1のポートd1に冷媒配管Pを介して接続される。四方切換え弁8の第2のポートd2はカスケード熱交換器5の第1の低温冷媒流路5bに、第3のポートd3は第1の蒸発器である第1の空気熱交換器9に、それぞれ冷媒配管Pを介して接続される。
四方切換え弁8の第4のポートd4は、アキュームレータ10と第1の低温側圧縮機7の吸込み部bに冷媒配管Pを介して直列に接続される。一方、前記カスケード熱交換器5の第1の低温冷媒流路5bは、第1の低温側レシーバ11と第1の低温側膨張装置12を直列に備えた冷媒配管Pを介して前記空気熱交換器9に接続される。
前記空気熱交換器9に対向して送風ファンFが配置される。前記第1の低温側圧縮機7は、インバータ装置を介して商用交流電源に電気的に接続される。したがって、第1の低温側圧縮機7は運転周波数が可変のインバータ制御によって駆動される圧縮機であって、運転周波数が電源周波数に依存する一定速圧縮機とは相違する。
第2の低温側冷凍回路R2bにおいて、第2の低温側圧縮機13の吐出部aは四方切換え弁14の第1のポートd1に冷媒配管Pを介して接続される。四方切換え弁14の第2のポートd2はカスケード熱交換器5の第2の低温冷媒流路5cに、第3のポートd3は第2の蒸発器である第2の空気熱交換器15に、それぞれ冷媒配管Pを介して接続される。なお、第1および第2の蒸発器は、空気熱交換器に限定されるものではない。
四方切換え弁14の第4のポートd4は、アキュームレータ16と第2の低温側圧縮機13の吸込み部bに冷媒配管Pを介して直列に接続される。一方、前記カスケード熱交換器5の第2の低温冷媒流路5cは、第2の低温側レシーバ17と第2の低温側膨張装置18を直列に備えた冷媒配管Pを介して前記空気熱交換器15に接続される。
前記空気熱交換器15に対向して送風ファンFが配置される。前記第2の低温側圧縮機13は、インバータ装置を介して商用交流電源に電気的に接続される。したがって、第2の低温側圧縮機13は運転周波数が可変のインバータ制御によって駆動される圧縮機であって、運転周波数が電源周波数に依存する一定速圧縮機とは相違する。
前記温水配管Hは、一端部が給水源、貯湯タンクまたは復水側(戻り側)バッファタンクの吸込み部に接続され、他端部が貯湯タンク、給湯栓または往水側(利用側)バッファタンク(以上、いずれも図示しない)に接続される。
温水配管Hの水熱交換器2の上流側に、インバータ装置を介して商用交流電源に電気的に接続する水搬送用の循環ポンプ20が設けられる。温水配管Hは、前記水熱交換器2内に設けられる2次側流路2bに接続していて、温水配管Hに導かれる水もしくは温水は2次側流路2bにおいて1次側流路2aに導かれる冷媒と熱交換できる。
前記制御部Sは、高温側圧縮機1および第1、第2の低温側圧縮機7,13の吐出部a側に設けられる温度センサおよび圧力センサと、高、低温側それぞれの圧縮機1,7,13の吸込み部b側に設けられる温度センサおよび圧力センサからの検知信号を所定時間毎に受ける。
さらに、温水配管Hにおける水熱交換器2の2次側流路2b入口側に設けられる水温センサと、出口側に設けられる水温センサおよび流量センサからの検知信号を所定時間毎に受ける。カスケード熱交換器5に設けられる温度センサと、第1、第2の空気熱交換器9,15に設けられる温度センサ(いずれも図示しない)からも検知信号を受ける。
制御部Sは、リモートコントローラ(リモコン)からの指示信号と、各センサ類からの検知信号を受け、記憶する基準値と比較する。そして、高温側圧縮機1と、第1、第2の低温側圧縮機7,13の運転周波数を制御し、高温側膨張装置4と第1、第2の低温側膨張装置12,18の開閉と絞り量を制御し、循環ポンプ20の運転周波数を制御する。
このようにして構成される複合二元冷凍サイクル装置Rであり、冷凍サイクル運転(加熱運転モード)開始の指示を受けた制御部Sは後述するように制御し、高温側冷凍回路R1と、第1の低温側冷凍回路R2aおよび第2の低温側冷凍回路R2bに冷媒を導き循環させる。
高温側冷凍回路R1では冷媒を、高温側圧縮機1−水熱交換器2の1次側流路2a−高温側レシーバ3−高温側膨張装置4−カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5a−高温側圧縮機1− の順に導き循環させる。水熱交換器2の1次側流路2aが凝縮器として作用し、カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5aが蒸発器として作用する。
第1の低温側冷凍回路R2aでは、第1の低温側圧縮機7から吐出される冷媒を、 −四方切換え弁8−カスケード熱交換器5における第1の低温冷媒流路5b−第1の低温側レシーバ11−第1の低温側膨張装置12−第1の空気熱交換器9−四方切換え弁8−アキュームレータ10−第1の低温側圧縮機7− の順に導き循環させる。
第2の低温側冷凍回路R2bでは、第2の低温側圧縮機13から吐出される冷媒を、 −四方切換え弁14−カスケード熱交換器5における第2の低温冷媒流路5c−第2の低温側レシーバ17−第2の低温側膨張装置18−第2の空気熱交換器15−四方切換え弁14−アキュームレータ16−低温側圧縮機13− の順に導き循環させる。
カスケード熱交換器5における第1の低温冷媒流路5bと第2の低温冷媒流路5cが凝縮器として作用し、空気熱交換器9,15が蒸発器として作用する。すなわち、第1、第2の低温冷媒流路5b,5cで冷媒が凝縮して凝縮熱を放出し、その凝縮熱を高温冷媒流路5aにおいて冷媒が吸熱しながら蒸発する。
各空気熱交換器9,15での冷媒蒸発温度と、水熱交換器2での冷媒凝縮温度との差が極めて大となり、高圧縮比を得る。温水配管Hに導かれる水は水熱交換器2の2次側流路2bにおいて、高温側冷凍回路Raで凝縮作用をなす水熱交換器2の1次側流路3aから高温の凝縮熱を吸熱し、高温度(55〜95℃)に上昇する。
水熱交換器2の2次側流路2bにおいて高温化した温水は、水熱交換器2から貯湯タンクまたは往水側のバッファタンクに導かれ、再び水熱交換器2に導かれ加熱されて貯湯タンクまたは往水側のバッファタンクに循環する。もしくは、水熱交換器2から給湯栓に直接給湯される。
なお、通常の二元冷凍サイクル装置は、カスケード熱交換器を共用する1組ずつの高温側冷凍回路および低温側冷凍回路を備えるとともに、高温側冷凍回路に設けた水熱交換器において、高温側冷凍回路から導かれる冷媒と、温水配管から導かれる水または温水とを熱交換するようになっている。
より多量で、より高温化した温水を給湯するには、このような二元冷凍サイクル装置を複数備える必要がある。さらに、それぞれの二元冷凍サイクル装置に対して水熱交換器を備え、これら水熱交換器を用途に応じて直列もしくは並列に接続する配管構成が必要となる。
しかしながら、複数の二元冷凍サイクル装置をもって複合二元冷凍サイクル装置を構成すれば、複数の水熱交換器と、複数の高温側冷凍回路および同数の低温側冷凍回路を備えなければならず、配管系統が複雑化して、コストの増大と設置スペースの増大化を招いてしまう。
本実施形態では、1組の高温側冷凍回路R1に対して2組の低温側冷凍回路R2a,R2bと1台の水熱交換器2を備え、多量で高温化した温水を得る。2組の二元冷凍サイクル装置を備えたものと比較して、高温側冷凍回路と水熱交換器を1組分不要とし、配管系統が簡素化して、コストと設置スペースの低減化を図れる。
なお、ここで用いられる前記カスケード熱交換器5は、高温冷媒流路5aと、第1の低温冷媒流路5bおよび第2の低温冷媒流路5cの、3つの流路5a〜5cが、複数の仕切り(プレート)で仕切られた空間部で形成されるプレート式熱交換器である。そして、3つの流路5a〜5cの流路構成は以下に述べるようになっている。
図2は、カスケード熱交換器5における、第1の流路構成図である。
カスケード熱交換器5を構成する器体30の一側面に、高温冷媒導入口31aと高温冷媒導出口31bが互いに離間した端部に設けられる。高温冷媒導入口31aには高温側膨張装置4に連通する冷媒配管Pが接続され、高温冷媒導出口31bには高温側圧縮機1の吸込み部bに連通する冷媒配管Pが接続される。
器体30内に、高温冷媒流路5a(実線で示す)が構成される。高温冷媒流路5aは、高温冷媒導入口31aと高温冷媒導出口31bに接続し、互いに平行で端部が閉塞される主流路32aと、これら主流路32a間に亘って連通され、互いに所定間隔を存して平行な複数の高温冷媒分岐流路32bとからなる。
器体30の他側面には、第1の低温冷媒導入口33aと、第2の低温冷媒導入口34aとが、互いに隣接した位置に設けられる。さらに、器体30の同じ側面で離間した位置に第1の低温冷媒導出口33bと、第2の低温冷媒導出口34bとが、互いに隣接した位置に設けられる。
第1の低温冷媒導入口33aには、第1の低温側冷凍回路R2aにおける四方切換え弁8の第2のポートd2と連通する冷媒配管Pが接続される。第1の低温冷媒導出口33bには、同冷凍回路R2aにおける第1の低温側レシーバ11と連通する冷媒配管Pが接続される。
第2の低温冷媒導入口34aには、第2の低温側冷凍回路R2bにおける四方切換え弁14の第2のポートd2と連通する冷媒配管Pが接続される。第2の低温冷媒導出口34bには、同冷凍回路R2bにおける第2の低温側レシーバ17と連通する冷媒配管Pが接続される。
器体30内において、第1の低温冷媒導入口33aと第1の低温冷媒導出口33bに連通する、第1の低温冷媒流路5b(一点鎖線で示す)が構成される。さらに、第2の低温冷媒導入口34aと第2の低温冷媒導出口34bに連通する、第2の低温冷媒流路5c(破線で示す)が構成される。
第1の低温冷媒流路5bは、第1の低温冷媒導入口33aと第1の低温冷媒導出口33bに接続して互いに平行で端部が閉塞される主流路35aと、これら主流路35a間に亘って連通され、互いに所定間隔を存して平行な複数の第1の低温冷媒分岐流路35bとからなる。
第2の低温冷媒流路5cは、第2の低温冷媒導入口34aと第2の低温冷媒導出口34bに接続して互いに平行で端部が閉塞される主流路36aと、これら主流路36a間に亘って連通され、互いに所定間隔を存して平行な複数の第2の低温冷媒分岐流路36bとからなる。
結局、器体30内において、高温冷媒流路5aを構成する高温冷媒分岐流路32bと、第1の低温冷媒流路5bを構成する第1の低温冷媒分岐流路35bおよび第2の低温冷媒流路5cを構成する第2の低温冷媒分岐流路36bは、互いに所定間隔を存して平行に設けられる。
換言すれば、高温冷媒分岐流路32bを挟んで、一面側に第1の低温冷媒分岐流路35bが、他面側に第2の低温冷媒分岐流路36bが設けられ、第1、第2の低温冷媒分岐流路35b、36bが高温冷媒分岐流路32bに対して交互に位置する。そして、器体30の左右両側面に近接する部位には、高温冷媒分岐流路32bが位置する。
このようにして構成されるカスケード熱交換器5であり、高温側冷凍回路R1において、高温冷媒導入口31aから高温冷媒流路5aに導かれた高温冷媒は、一方の主流路32aから複数の高温冷媒分岐流路32bに分流され、再び他方の主流路32aに集流されて高温冷媒導出口31bから導出される。
第1の低温側冷凍回路R2aでは、第1の低温冷媒導入口33aから第1の低温冷媒流路5bに導かれた低温冷媒は、一方の主流路35aから複数の第1の低温冷媒分岐流路35bに分流され、再び他方の主流路35aに集流されて第1の低温冷媒導出口33bから導出される。
第2の低温側冷凍回路R2bにおいて、第2の低温冷媒導入口34aから第2の低温冷媒流路5cに導かれた低温冷媒は、一方の主流路36aから複数の第2の低温冷媒分岐流路36bに分流され、再び他方の主流路36aに集流されて第2の低温冷媒導出口34bから導出される。
すなわち、カスケード熱交換器5において、平行な複数の高温冷媒分岐流路32bに対して、第1の低温冷媒分岐流路35bと第2の低温冷媒分岐流路36bが交互に、かつ互いに仕切りを挟んで設けられることになる。
カスケード熱交換器5を構成する器体30と、各流路5a〜5cを仕切る仕切りの素材は、熱伝導性に優れたものが用いられている。カスケード熱交換器5の以上説明した流路構成と、構成素材の選択により、高温冷媒と第1の低温冷媒および第2の低温冷媒は効率良く熱交換し、熱交換効率の向上を得られる。
なお、高温冷媒導入口31a、高温冷媒導出口31b、第1の低温冷媒導入口33a、第2の低温冷媒導入口34a、第1の低温冷媒導出口33bおよび第2の低温冷媒導出口34bを器体30の同一の側面に設けても良い。
図3は、カスケード熱交換器5における、第2の流路構成図である。
カスケード熱交換器5を構成する器体30の一側面に、高温冷媒導入口31aと高温冷媒導出口31bが設けられ、それぞれに高温側冷凍回路R1の冷媒配管Pが接続される。器体30内において、高温冷媒導入口31aと高温冷媒導出口31bとに連通する高温冷媒流路5aが設けられる。
器体30の他側面には、第1の低温冷媒導入口33aと第2の低温冷媒導入口34aが設けられ、器体30の同じ側面で離間した位置に第1の低温冷媒導出口33bと第2の低温冷媒導出口34bとが設けられる。
器体30内において、第1の低温冷媒導入口33aと第1の低温冷媒導出口33bに連通する第1の低温冷媒流路5bが設けられる。そして、第2の低温冷媒導入口34aと第2の低温冷媒導出口34bとに連通する第2の低温冷媒流路5cが設けられる。流路構成自体は、全て、先に図2で説明したものと全く同一であるので詳細な説明を省略する。
器体30内において、高温冷媒分岐流路32bと、第1の低温冷媒分岐流路35bおよび第2の低温冷媒分岐流路36bが、互いに所定間隔を存して平行であるとともに、高温冷媒分岐流路32bを挟んで、この一面側に第1の低温冷媒分岐流路35bが設けられ、他面側に第2の低温冷媒分岐流路36bが設けられることも同様である。
ここでは器体30の一方の側面(右側面)に近接する部位に、第1の低温冷媒分岐流路35bが位置し、他方の側面(左側面)に近接する部位に、第2の低温冷媒分流流路35bが位置することが、図2のものと相違する。作用的には、先に説明したものとほとんど変りがない。
なお、図2および図3に示したカスケード熱交換器5において、高温冷媒導入口31aと高温冷媒導出口31b、第1の低温冷媒導入口33aと第1の低温冷媒導出口33b、第2の低温冷媒導入口34aと第2の低温冷媒導出口34bは、器体30のいずれの側面に設けても良く、また、これら全てを器体30の同一の側面に設けても良い。
ところで、複合二元冷凍サイクル装置Rにおいては、1組の高温側冷凍回路R1に対して2組の低温側冷凍回路R2a,R2bを備えている。故障もしくはメンテナンス等の、何らかの事情で、一方の低温側冷凍回路R2aもしくはR2bの作用を停止せざるを得ない場合がある。
しかしながら、このような状況下でも、高温側冷凍回路R1における水熱交換器2の1次側流路2aでは冷媒の凝縮作用を継続し、温水配管Hに導かれる水に対する加熱作用を継続して、給湯運転の停止は避けなければならない。
先に図2で説明した、カスケード熱交換器5における第1の流路構成において、第1の低温側冷凍回路R2aの運転を継続し、第2の低温側冷凍回路R2bを停止した場合を図4(A)に示す。また、第1の低温側冷凍回路R2aを停止し、第2の低温側冷凍回路R2bの運転を継続した場合を図4(B)に示している。
図4(A)から説明すると、カスケード熱交換器5において、高温側冷凍回路R1の運転を継続しているので高温冷媒流路5aに高温冷媒が流通する。第1の低温側冷凍回路R2aの運転を継続しているので、第1の低温冷媒流路5bに低温冷媒が流通するが、第2の低温冷媒流路5cには冷媒の流通が無いので、図示していない。
構成上、器体30の右側面に近接する高温冷媒分岐流路32bに対して、隣接する第2の低温冷媒分岐流路36bに低温冷媒の流通が無いので、ここでは高温冷媒と低温冷媒との熱交換が無い。しかしながら、他の高温冷媒分岐流路32bの片面に第1の低温冷媒流路5bが隣接し低温冷媒が流通しているので、これら相互の熱交換作用が継続する。
すなわち、第2の低温側冷凍回路R2bが停止しても、第1の低温側冷凍回路R2aが継続して作用していれば、カスケード熱交換器5において最小限の熱交換作用が維持され、給湯運転の継続を図れる。
図4(B)は、カスケード熱交換器5において、高温冷媒流路5aに高温冷媒が流通し、第2の低温冷媒流路5cに低温冷媒が流通する状態を示している。第1の低温冷媒流路5bには冷媒の流通が無いので、図示していない。
構成上、器体30の左側面に近接する高温冷媒分岐流路32bに対して、隣接する第1の低温冷媒分岐流路35bに低温冷媒の流通が無いので、ここでは高温冷媒と低温冷媒との熱交換が無い。しかしながら、他の高温冷媒分岐流路32bの片面に第2の低温冷媒流路36bが隣接し低温冷媒が流通しているので、これら相互の熱交換作用が継続する。
すなわち、第1の低温側冷凍回路R2aが停止しても、第2の低温側冷凍回路R2bが継続して作用していれば、カスケード熱交換器5において最小限の熱交換作用が維持され、給湯運転の継続を図れる。
図5(A)では、カスケード熱交換器5において、高温冷媒流路5aに高温冷媒が流通し、第1の低温冷媒流路5bに低温冷媒が流通する状態を示している。第2の低温冷媒流路5cには冷媒の流通が無いので、図示していない。
この場合は、構成上、全ての高温冷媒分岐流路32bの片面に第1の低温冷媒分岐流路35bが隣接し低温冷媒が流通しているので、これら相互の熱交換作用が継続する。
したがって、第2の低温側冷凍回路R2bが停止しても、第1の低温側冷凍回路R2aが継続して作用していれば、カスケード熱交換器5において最小限の熱交換作用が維持され、給湯運転の継続を図れる。
図5(B)では、カスケード熱交換器5において、高温冷媒流路5aに高温冷媒が流通し、第2の低温冷媒流路5cに低温冷媒が流通する状態を示している。第1の低温冷媒流路5bには冷媒の流通が無いので、図示していない。
この場合も、構成上、全ての高温冷媒分岐流路32bの片面に第2の低温冷媒分岐流路36bが隣接し低温冷媒が流通しているので、これら相互の熱交換作用が継続する。
したがって、第1の低温側冷凍回路R2aが停止しても、第2の低温側冷凍回路R2bが継続して作用していれば、カスケード熱交換器5において最小限の熱交換作用が維持され、給湯運転の継続を図れる。
図6は、第2の実施形態における複合二元冷凍サイクル装置RAの冷凍サイクル構成図である。先に図1で説明した第1の実施形態における複合二元冷凍サイクル装置Rと同一構成部品については、同番号を付して新たな説明を省略する。
第1の実施形態では、2組の低温側冷凍回路R2a,R2bにおいて、2台の低温側圧縮機7,13を備えているにも係らず、高温側冷凍回路R1は1組であり、1台の高温側圧縮機1を備えて対応する構成とした。そのためには、高温側圧縮機1は極めて大型のものにならざるを得ない。
このような大型の圧縮機を入手できない場合は、図6に示すように、複数の高温側圧縮機1,1を並列に連結した高温側冷凍回路R1を構成してもよい。実質的に大型の高温側圧縮機を備えたことと同様となり、以上説明した作用を円滑になし、必要で充分な効果を得られる。なお、この場合は、複数の高温側圧縮機1,1間の潤滑油量を均等にする冷媒回路および制御を考慮する必要がある。
以上説明した実施形態では、各低温側冷凍回路R2a,R2bで空気熱交換器9,15が冷媒の蒸発作用をなす。そのため、外気温が低温の状況下で冷凍サイクル運転を継続すると、各空気熱交換器9,15で生成される凝縮水が凍結して霜となり付着する。時間の経過とともに霜が厚くなり、空気熱交換器9,15の熱交換効率が低下してしまう。
制御部Sは、それぞれの空気熱交換器9,15に取付けた温度センサからの検知信号を受けるとともに、その他のセンサ類からの検知信号を受けて、空気熱交換器9,15に対する除霜運転の必要を判断する。その結果で除霜運転モードを選択するのだが、このとき制御部Sは以下に述べる制御をなす。
制御部Sは、先に、一方の低温側冷凍回路、たとえば第1の低温側冷凍回路R2aにおける四方切換え弁8を、逆冷凍サイクルに切換え制御をなす。第1の低温側圧縮機7から吐出される高温高圧のガス冷媒は四方切換え弁8を介して直接、第1の空気熱交換器9に導かれ、ここで高熱を放出する。
第1の空気熱交換器9に付着していた霜が徐々に溶融し、ドレン水となって滴下し、時間の経過とともに霜の厚みが減少する。すなわち、第1の空気熱交換器9に対する除霜作用がなされる。
制御部Sは、第1の空気熱交換器9に取付けた温度センサと、他の温度センサからの検知信号で、第1の空気熱交換器9に対する除霜が完全に終了したことを確認する。そこで、第1の低温側冷凍回路R2aを元の加熱運転モードに戻すよう、四方切換え弁8を切換え制御する。
そのうえで、今度は、他方である第2の低温側冷凍回路R2bにおける四方切換え弁14を逆冷凍サイクルに切換え制御をなす。第2の低温側圧縮機13から吐出される高温高圧のガス冷媒は四方切換え弁14を介して直接、第2の空気熱交換器15に導かれ、高熱を放出する。
第2の空気熱交換器15に付着していた霜が徐々に溶融し、ドレン水となって滴下し、時間の経過とともに霜の厚みが減少する。したがって、第2の空気熱交換器15に対する除霜作用がなされる。
第2の空気熱交換器15に取付けた温度センサと、他の温度センサからの検知信号で、第2の空気熱交換器15に対する除霜が完全に終了したことを制御部Sは確認する。そして、第2の低温側冷凍回路R2bを元の加熱運転モードに戻すよう、四方切換え弁14を切換え制御する。
このようにして制御部Sは、第1、第2の空気熱交換器9,15に対する除霜運転を開始するのに、第1、第2の低温側冷凍回路R2a,R2bを同時に除霜運転モードに切換えない。
上述したように、たとえば第1の低温側冷凍回路R2aを先に除霜運転モードに切換え、第1の空気熱交換器9の除霜が完了したことを確認する。そして、第1の低温側冷凍回路R2aを加熱運転モードに切換えてから、第2の低温側冷凍回路R2bを除霜運転モードに切換える。
この除霜運転モードへの切換え順序は、各冷凍回路R2a,R2bにおいて逆であっても支障は無い。以上の制御をなすことで、少なくとも、一方の低温側冷凍回路R2aもしくはR2bでは加熱運転モードを継続しているので、カスケード熱交換器5における熱交換効率の低下幅を小さく抑えられる。
さらに制御部Sは、複合二元冷凍サイクル装置R、RAに備えられる全ての圧縮機1,7,13を以下のようにインバータ駆動制御をなす。
除霜運転モードに切換えた側の冷凍回路を、たとえば第1の低温側冷凍回路R2aとし、冷凍サイクル運転(加熱運転モード)を継続する側の冷凍回路を、第2の低温側冷凍回路R2bとする。
第1の低温側冷凍回路R2aがカスケード熱交換器5から吸熱する熱量よりも、第2の低温側冷凍回路R2bがカスケード熱交換器5へ放熱する熱量が大になるよう、第1の低温側圧縮機7と第2の低温側圧縮機13の運転周波数を制御する。
このとき、高温側冷凍回路R1がカスケード熱交換器5から吸熱できる熱量が低減し、カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5aでの蒸発温度が低下する。このままでは、第2の低温側冷凍回路R2bの凝縮温度も低下し、第2の低温側圧縮機13が低圧縮比運転となって、十分な潤滑ができず、信頼性が低下するおそれがある。
そのため、制御部Sは高温側冷凍回路R1に備えた高温側圧縮機1の運転周波数を低下する制御をなす。これにより、カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5aでの蒸発温度および第2の低温側冷凍回路R2bの凝縮温度が上昇し、第2の低温側冷凍回路R2bにおける第2の低温側圧縮機13の運転周波数を、信頼性上問題のない所定の範囲内に収めることができる。
さらに制御部Sは、水熱交換器2の上流側に備えた水搬送用の循環ポンプ20をインバータ制御する。
すなわち、制御部Sは、温水の設定温度と出口水温センサで検出される出口水温との差から判断し、循環ポンプ20の運転周波数を低下させる。これにより、給湯先への給湯量の低減は認められるが、給湯温度を設定温度に維持することが可能となる。
このようにして、各空気熱交換器9,15に対する除霜運転のために、第1、第2の低温側冷凍回路R2a,R2bに四方切換え弁8,14は必要であるが、高温側冷凍回路R1においては四方切換え弁を備える必要が無く、アキュームレータも不要にでき、配管系統と制御系統が簡素化して、コストの低減と、装置のコンパクト化を図れる。
さらに、上述したように給湯運転を継続しているが、たとえば夜間から早朝にかけて給湯側の需要量が低下する場合がある。または、水を循環しながら加温して利用する場合、利用側の負荷が低下して、復水側(戻り側)バッファタンクから水熱交換器2への戻り水温(入口水温)が高くなり、水熱交換器2での必要加熱熱量が小さくなる場合がある。
詳しくは、前記水熱交換器2における負荷が低下して、要求能力が低下する。このとき制御部Sは、以下に述べる制御をなす。
制御部Sは、高温側冷凍回路R1における高温側圧縮機1と、第1の低温側冷凍回路R2aにおける第1の低温側圧縮機7と、第2の低温側冷凍回路R2bにおける第2の低温側圧縮機13の運転周波数を低下する制御をなす。したがって、水熱交換器2の1次側流路2aと2次側流路2bとの熱交換量が低下し、要求に見合う状態となる。
条件によっては、さらに水熱交換器2における負荷が低下し、要求能力がさらに低下する場合がある。このとき制御部Sは、いずれか一方の低温側圧縮機7もしくは13の運転を停止する。
したがって、高温側冷凍回路R1におけるカスケード熱交換器5での蒸発温度が低下し、水熱交換器2における熱交換量がさらに低下して、要求に見合う極めて広い要求範囲で制御が可能であり、ランニングコストの低減や、負荷追従性、出口水温の制御性(出口水温を一定化および出口水温の大幅な変動防止)に役立つ。
図7は、第3の実施形態における複合二元冷凍サイクル装置RBの冷凍サイクル構成図である。
ここでは、後述する水熱交換器2Aを共用して、先に図2で説明した第2の実施形態における複合二元冷凍サイクル装置RAを、同一の筐体K内に2組搭載している。
なお説明すると、水熱交換器2Aに接続される温水配管Hを境にして、図の下部側に第1の複合二元冷凍サイクル装置100が備えられ、図の上部側に第2の複合二元冷凍サイクル装置200が備えられる。
第1の複合二元冷凍サイクル装置100は、第1の高温側冷凍回路R1と、第1の低温側冷凍回路R2aおよび第2の低温側冷凍回路R2bとから構成されている。全て、図2で説明した構成部品と同じ構成部品で構成されているので、同番号を付して新たな説明を省略する。
第2の複合二元冷凍サイクル装置200は、第2の高温側冷凍回路R20と、第3の低温側冷凍回路R30aおよび第4の低温側冷凍回路R30bとから構成される。それぞれの冷凍回路を構成する構成部品は、実際には、図2で説明した構成部品と同一のものであり、説明の便宜上、同じ構成部品の符号に、「A」を付して新たな説明を省略する。
この複合二元冷凍サイクル装置RBにおいて、冷凍サイクル運転(加熱運転モード)開始の指示を受けた制御部Sは、第1の複合二元冷凍サイクル装置100における第1の高温側冷凍回路R1と、第1の低温側冷凍回路R2aおよび第2の低温側冷凍回路R2bに対して上述したように制御し、冷媒を循環させる。
さらに制御部Sは、第2の複合二元冷凍サイクル装置200における第2の高温側冷凍回路R20と、第3の低温側冷凍回路R30aおよび第4の低温側冷凍回路R30bに対し、第1の複合二元冷凍サイクル装置100と同様に制御し、冷媒を循環させる。
水熱交換器2Aに接続される温水配管Hに水が導かれ、ここに形成される水流路2Aaを流通する。水熱交換器2Aには、第1の高温側冷凍回路R1に連通する第1の冷媒流路2Abと、第2の高温側冷凍回路R20に連通する第2の冷媒流路2Acが備えられ、それぞれに高温冷媒が流通する。
温水配管Hに導かれる水は、水熱交換器2Aの水流路2Aaにおいて、第1の冷媒流路2Abと第2の冷媒流路2Acから高温の凝縮熱を吸熱し、高温度に上昇する。ここで高温化した温水は、先に説明したように循環し、もしくは給湯される。
第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明した複合二元冷凍サイクル装置R,RAよりも、さらに高温の温水が得られるとともに、さらに多量の温水を給湯でき、給湯能力の増大化を図れる。
しかも、複数の低温側冷凍回路に対して、その半数の高温側冷凍回路と、1台の水熱交換器2Aを備えればよい。全て、同数の高温側冷凍回路と、低温側冷凍回路および水熱交換器を備えた複合二元冷凍サイクル装置と比較して、構成部品の低減と、配管系統および圧縮機相互の均油構造が簡素化し、コストとランニングコストの低減化を図れる。
前記水熱交換器2Aは、図8もしくは図9に示すように構成される。
図8の水熱交換器2Aは、先に図2で説明したカスケード熱交換器5と同様の構造である。カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5aが、水熱交換器2Aの水流路2Aa(実線)に相当する。第1の低温冷媒流路5bが、第1の冷媒流路2Ab(一点鎖線)に相当し、第2の低温冷媒流路5cが、第2の冷媒流路2Ac(破線)に相当する。
図9に示す水熱交換器2Aも、先に図3で説明したカスケード熱交換器5と同様の構造となっている。カスケード熱交換器5の高温冷媒流路5aが、水熱交換器2Aの水流路2Aa(実線)に相当する。第1の低温冷媒流路5bが、第1の冷媒流路2Ab(一点鎖線)に相当し、第2の低温冷媒流路5cが、第2の冷媒流路2Ac(破線)に相当する。
図8の水熱交換器2Aは、器体40の左右側面に近接して水流路2Aaの分岐流路が位置する。図9の水熱交換器2Aは、器体40の一方の側面に近接して第1の冷媒流路2Abの分岐流路が位置し、他方の側面に近接して第2の冷媒流路2Acの分岐流路が位置することが相違する。
いずれの水熱交換器2Aも、水流路2Aaの分岐流路を挟んで、一面側に第1の冷媒流路2Abの分岐流路が位置し、他面側に第2の冷媒流路2Acの分岐流路が位置する。したがって、第1、第2の冷媒流路2Ab、2Acそれぞれの分岐流路が水流路2Aaの分岐流路に対して交互に位置することは、変りがない。
このように水熱交換器2Aを構成する器体40と、各水流路2Aa〜2Acの分岐流路を仕切る仕切りの素材は、熱伝導性に優れたものが用いられている。水熱交換器2Aの流路構成と素材の選択により、温水配管Hに導かれる水もしくは温水と、各高温側冷凍回路R1,R20を循環する高温冷媒は効率良く熱交換し、熱交換効率の向上を得られる。
また、図8に示す水熱交換器2Aの左右両側の水流路2Aaは例外として、水流路2Aaの分岐流路は、左右いずれか一方の面に第1の冷媒流路2Abもしくは第2の冷媒流路2Acそれぞれの分岐流路が仕切りを介して接する。
なお、各水流路2Aa〜2Acの導入口および導出口は、器体40のいずれの側面に設けても良い。
したがって、種々の事情により一方の複合二元冷凍サイクル装置100もしくは200の運転が停止せざるを得ない状況下において、他方の複合二元冷凍サイクル装置200もしくは100の運転を継続している限り、水熱交換器2Aにおいて能力が半減した状態ではあるが給湯運転を継続できる。
つぎに、複合二元冷凍サイクル装置RBに係る除霜運転について説明する。
第1、第2の複合二元冷凍サイクル装置100、200における高温側圧縮機1,1A、第1の低温側圧縮機7,7A、第2の低温側圧縮機13,13Aの全ては、インバータ駆動により運転周波数が制御される。低温側冷凍回路R2a.R2b,R30a,R30bに四方切換え弁8,14,8A,14Aを備え冷凍サイクルの切換えが可能である。
以上の前提要件を備えた複合二元冷凍サイクル装置RBであり、第1の複合二元冷凍サイクル装置100における空気熱交換器9,15と、第2の複合二元冷凍サイクル装置200における空気熱交換器9A,15Aに霜が付着して除霜が必要になった場合は、制御部Sは以下に述べるように制御する。
いずれか一方、たとえば第1の複合二元冷凍サイクル装置100における第1の低温側冷凍回路R2aの四方切換え弁8を逆冷凍サイクルに切換えて、空気熱交換器9の除霜運転をなすよう制御する。この間、第2の低温側冷凍回路R2bは冷凍サイクル運転を継続し、高温側冷凍回路R1との熱交換作用を最小限継続する。
そして、第2の複合二元冷凍サイクル装置200においても、そのまま冷凍サイクル運転を継続し、水熱交換器2Aに導かれる水もしくは温水に対する加熱作用を継続する。
第1の低温側冷凍回路R2aにおける空気熱交換器9の除霜が終了したら、元の冷凍サイクルに戻したうえで、第2の低温側冷凍回路R2bの四方切換え弁14を逆冷凍サイクルに切換え、この空気熱交換器15に対する除霜運転をなす。
この間においても第2の複合二元冷凍サイクル装置200での冷凍サイクル運転を継続する。第1の複合二元冷凍サイクル装置100の空気熱交換器9に対する除霜が終了した分、水熱交換器2Aに導かれる水もしくは温水に対する加熱効率が向上する。
第1の複合二元冷凍サイクル装置100の空気熱交換器15に対する除霜が終了したら四方切換え弁14を再び冷凍サイクルに戻し、第2の複合二元冷凍サイクル装置200における一方の空気熱交換器、たとえば9Aの除霜運転をなす。このとき、他方の低温側冷凍回路R30bでは冷凍サイクル運転を継続する。
空気熱交換器9Aの除霜が終了したら、低温側冷凍回路R30aを冷凍サイクル運転に戻し、他方の空気熱交換器15Aの除霜運転をなす。その間に、他方の低温側冷凍回路で冷凍サイクル運転を継続することは変りがない。このようにして、4組の低温側冷凍回路あるうちの、1組ずつの低温側冷凍回路を順次、逆冷凍サイクルに切換えて除霜をなす。
さらに制御部Sは、たとえば第1の複合二元冷凍サイクル装置100における第1の低温側冷凍回路R2aを逆冷凍サイクルにして空気熱交換器9に対する除霜を行っている間に、以下の制御を同時に行う。
すなわち、第1の低温側冷凍回路R2aがカスケード熱交換器5から吸熱する熱量よりも、第2の低温側冷凍回路R2bがカスケード熱交換器5へ放熱する熱量の方が大きくなるように、第1の低温側圧縮機7と第2の低温側圧縮機13の運転周波数を切換え制御する。
同様に、第2の複合二元冷凍サイクル装置200における第3の低温側冷凍回路R30aを逆冷凍サイクルにして、空気熱交換器9Aに対する除霜を行う際は、第3の低温側冷凍回路R30aがカスケード熱交換器5Aから吸熱する熱量よりも、第4の低温側冷凍回路R30bがカスケード熱交換器5Aへ放熱する熱量の方が大きくなるように、第1の低温側圧縮機7Aと第2の低温側圧縮機13Aの運転周波数を切換え制御をなす。
さらに制御部Sは、これら空気熱交換器たとえば9,15に対する除霜運転中に、同じ複合二元冷凍サイクル装置100における高温側圧縮機1の運転周波数を低下させるよう制御する。
これにより、同じ複合二元冷凍サイクル装置100におけるカスケード熱交換器5における蒸発温度および凝縮温度を、高温側圧縮機1と低温側圧縮機7が信頼性を損なうことなしに運転可能な運転範囲(圧縮比や圧力制限、温度制限)内に収めることができる。それぞれの圧縮機1.7の吐出圧が極端に上昇することはなく、異常停止を防止できる。
その結果、第1の複合二元冷凍サイクル装置100の水熱交換器2Aに対する加熱能力が低下するので、制御部Sは、第2の複合二元冷凍サイクル装置200の高温側圧縮機1Aと第1、第2の低温側圧縮機7A,13Aの運転周波数を増段する制御をなす。
複合二元冷凍サイクル装置RB全体としての給湯温度の低下を最小限に抑制しつつ、給湯運転の継続を得る。特に高温側冷凍回路R1,R20を逆冷凍サイクルに切換える必要はなく、四方切換え弁およびアキュームレータが不要で、部品費を抑制でき、配管系統と制御が簡素化する。
なお、温水配管Hにおける水熱交換器2Aの上流側に設けられる循環ポンプは、インバータ駆動されるものである。そこで制御部Sは、各空気熱交換器9,15,9A,15Aに対する除霜運転中に、水熱交換器2Aの出口温度の低下に応じて循環ポンプ20の運転周波数を低下させるように制御する。
すなわち、除霜運転にともなう給湯温度の低下は避けられないが、水熱交換器2Aに導かれる水または温水の供給量を絞ることで、水熱交換器2Aから給湯先に導かれる温水の温度を設定温度に維持することが可能となる。
さらに、上述したように給湯運転を継続した状態で、たとえば夜間から早朝にかけて給湯側の需要量が低下する場合がある。または、水を循環しながら加温して利用する場合、利用側の負荷が低下して、復水側(戻り側)バッファタンクから水熱交換器2への戻り水温(入口水温)が高くなり、水熱交換器2での必要加熱熱量が小さくなる場合がある。
詳しくは、前記水熱交換器2Aにおける負荷が低下して、要求能力が低下するので、このとき制御部Sは以下に述べる制御をなす。
すなわち、制御部Sは、第1、第2の複式冷凍サイクル装置100、200における全ての高温側圧縮機1,1Aと、全ての低温側圧縮機7,13、7A、13Aの運転周波数を低下する制御をなす。したがって、水熱交換器2Aの水流路2Aaと2次側流路2Abとの熱交換量が低下し、要求に見合う状態となる。
条件によっては、さらに水熱交換器2Aにおける負荷が低下し、給湯要求能力がさらに低下する場合がある。このとき制御部Sは、いずれか一方、たとえば第1の複式冷凍サイクル装置100の、いずれか一方の低温側圧縮機7もしくは13の運転を停止制御する。したがって、水熱交換器2Aにおける熱交換量がさらに低下して、要求に見合う。
条件によっては、さらに水熱交換器2Aにおける負荷が低下し、給湯要求能力がさらに低下する場合がある。そこで制御部Sは、同じ複合二元冷凍サイクル装置100における他方の低温側圧縮機7もしくは13および高温側圧縮機1の運転を停止制御する。したがって、水熱交換器2Aにおける熱交換量がさらに低下して、要求に見合う。
条件によっては、さらに水熱交換器2Aにおける負荷が低下し、給湯要求能力がさらに低下する場合がある。制御部Sは、第2の複式冷凍サイクル装置200における第1の低温側圧縮機7Aと第2の低温側圧縮機13Aのいずれか一方の運転を停止するとともに、高温側圧縮機1Aを停止制御する。
このように、極めて広い要求範囲での制御が可能であり、ランニングコストの低減に役立つ。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…高温側圧縮機、2…水熱交換器(高温側凝縮器)、4…高温側膨張装置、5…カスケード熱交換器、P…冷媒配管、R1…高温側冷凍回路、7…第1の低温側圧縮機、13…第2の低温側圧縮機、12…第1の低温側膨張装置、9…第1の空気熱交換器(第1の蒸発器)、R2a…第1の低温側冷凍回路、13…第2の低温側圧縮機、18…第2の低温側膨張装置、15…第2の空気熱交換器(第2の蒸発器)、R2b…第2の低温側冷凍回路、K…筐体、R…複合二元冷凍サイクル装置、H…温水配管、5a…高温冷媒流路、5b…第1の低温冷媒流路、5c…第2の低温冷媒流路、S…制御部(制御手段)、20…循環ポンプ。

Claims (4)

  1. 高温側圧縮機、高温側凝縮器、高温側膨張装置、カスケード熱交換器を冷媒配管を介して連通する高温側冷凍回路と、第1の低温側圧縮機、前記カスケード熱交換器、第1の低温側膨張装置、第1の蒸発器を冷媒配管を介して連通する第1の低温側冷凍回路と、第2の低温側圧縮機、前記カスケード熱交換器、第2の低温側膨張装置、第2の蒸発器を冷媒配管を介して連通する第2の低温側冷凍回路とを、同一筐体内に搭載した複合二元冷凍サイクル装置であり、
    前記カスケード熱交換器は、高温側冷凍回路に連通する高温冷媒流路と、第1の低温側冷凍回路に連通する第1の低温冷媒流路と、第2の低温側冷凍回路に連通する第2の低温冷媒流路を備えるとともに、前記高温冷媒流路の両面側に、互いに異なる低温冷媒流路を配置したプレート式熱交換器であり、
    全ての前記高温側圧縮機および低温側圧縮機は、インバータ駆動により運転周波数が可変であるとともに、全ての前記低温側冷凍回路に四方切換え弁を備えて、冷凍サイクルの切換えを可能とし、
    前記低温側冷凍回路における蒸発器に対する除霜運転時に、
    その複合二元冷凍サイクル装置を構成する一方の低温側冷凍回路における一方の蒸発器に対する除霜運転をなすよう制御し、この除霜終了後に、他方の蒸発器の除霜運転をなし、
    これらの除霜運転中は、一方の低温側冷凍回路において前記カスケード熱交換器から吸熱する熱量よりも、他方の低温側冷凍回路がカスケード熱交換器へ放熱する熱量が大になるよう、低温側圧縮機の運転周波数を切換え制御し、
    かつ、これらの除霜運転中に、前記高温側圧縮機の運転周波数を低下させるように制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする複合二元冷凍サイクル装置。
  2. 前記高温側凝縮器を共用して、前記請求項1記載の複合二元冷凍サイクル装置を2組備えた複合二元冷凍サイクル装置であり、
    前記高温側凝縮器は、
    熱媒体配管に接続され熱媒体を導く熱媒体流路と、第1の複合二元冷凍サイクル装置を構成する高温側冷凍回路に連通する第1の冷媒流路と、第2の複合二元冷凍サイクル装置を構成する高温側冷凍回路に連通する第2の冷媒流路とを備えるとともに、前記熱媒体流路の両面側に、互いに異なる冷媒流路を配置したプレート式熱交換器である
    ことを特徴とする請求項1記載の複合二元冷凍サイクル装置。
  3. 前記高温側圧縮機と第1の低温側圧縮機および第2の低温側圧縮機は、インバータ駆動により運転周波数が可変であり、
    前記高温側凝縮器における負荷が低下し要求能力が低下したときに、高温側圧縮機と、第1の低温側圧縮機および第2の低温側圧縮機の運転周波数を低下する制御をなし、
    さらに負荷が低下し要求能力がさらに低下したときに、いずれか一方の低温側圧縮機の運転を停止するよう制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の複合二元冷凍サイクル装置。
  4. 全ての前記高温側圧縮機および低温側圧縮機は、インバータ駆動により運転周波数が可変であり、
    前記高温側凝縮器における負荷が低下し要求能力が低下したときに、第1の複合二元冷凍サイクル装置および第2の複合二元冷凍サイクル装置における高温側圧縮機と、第1の低温側圧縮機および第2の低温側圧縮機の運転周波数を低下する制御をなし、
    さらに負荷が低下して要求能力がさらに低下したときに、いずれか一方の複合二元冷凍サイクル装置における第1の低温側圧縮機と、第2の低温側圧縮機のいずれか一方の運転を停止し、
    さらに負荷が低下して要求能力がさらに低下したときに、その複合二元冷凍サイクル装置における他方の低温側圧縮機の運転を停止するとともに高温側圧縮機の運転を停止し、
    さらに負荷が低下して要求能力がさらに低下したときに、他方の複式冷凍サイクル装置における第1の低温側圧縮機と、第2の低温側圧縮機のいずれか一方の運転を停止するとともに高温側圧縮機を停止するよう制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の複合二元冷凍サイクル装置。
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