JP5628480B2 - 医薬成分を含有するコーティングカプセル - Google Patents

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Description

(関連出願)
本特許出願は、2006年3月9日に出願の米国仮特許出願第60/780306号、2006年8月25日に出願の第60/840012号、2006年10月13日に出願の第60/851294号、2006年11月6日に出願の第60/856832号、2007年1月16日に出願の第60/880441号、2006年7月18日に出願の米国特許出願第11/488181号、及び2006年7月28日に出願の第11/494799号の優先権を主張する。各特許出願の全開示内容を本願明細書に援用する。
(技術分野)
本発明は広義には、薬理学的に許容できる担体の少なくとも1つの第1の活性製薬成分を含有している硬質若しくは軟質カプセル剤を含んでなるユニットドーズ形態の医薬組成物に関する。詳細には、当該カプセルは、少なくとも1つの第2の活性医薬成分を有する少なくとも1つのコーティングを塗布され、当該ユニットドーズ形態は医薬グレードの完結した剤形である。並びに本発明は、その調製方法にも関する。
カプセル(例えば軟質又は硬質ゼラチンカプセル)への薬の製剤化により、タブレット化と関連する多くの課題が解決されることが報告されている。特に有名なのが、ゼラチンカプセルを用いることにより、酸化及び加水分解に非常に影響されやすい活性医薬成分(API)の安定性を改良したという事例である。例えば、空気及び光に対して比較的不安定であるUSPビタミンAが挙げられるが、カプセル封入された内容物では、所定の温湿度条件下で格納され、パッケージされたときであっても、少なくとも3年間、顕著な力価の低下を示さなかった。更に、ゼラチンカプセルに製剤化したとき、疎水性のAPIの生物学的利用能が著しく増加した。
一定用量のAPIの組合せにより、幾つかの効果が得られる。これらの調製の効果としては、特に簡便性、同じ日に多くのAPIを摂取する場合の潜在的な誤りの忌避、可能な相乗効果及び低価格が挙げられる。しかしながら、場合によっては、カプセル製剤において二種以上のAPIの混合により、結果的に化学的適合性が損なわれるおそれがあり、それは、酸化還元、酸塩基、加水分解、エステル転移又は組合せ反応の結果であると考えられる。また若干の他のケースでは、製剤中の1つ以上の成分の生物学的利用能に影響を及ぼすことも考えられる。
軟質カプセル上にAPIをコーティングすることはこれまで商業的に不可能であった。その理由は、軟質カプセル上へのコーティングの場合には、カプセルシェルの表面の粗さが低く、及びシェル成分の固有の水への溶解性を有するために、内容物の均一性を得ることが特に困難であることが主な原因であり、長方形のカプセルの場合には、実際には、カプセルの端又はアキシアル領域(エクアトリアルとは逆の領域)への均一なコーティングを得るのが困難であることが主な原因である。例えば、非特許文献1(本発明に援用する)を参照のこと。
特許文献1から3は広義には、ついでながら、固体の医薬組成物を含んでなるカプセルに、APIを含んでなるコーティングを塗布できる実施形態を開示している。
特許文献4は、疎水性の内部層及び少なくとも1つの親水性の外層を有するカプセルを開示しており、詳細には、当該疎水性の内部層は親水性成分(例えば完全に又は部分的にカプセル封入されてもよく、又は吸着錯体の一部であってもよいAPI)を含有する。
特許文献5は、ソフトゼラチンカプセルにカプセル化された鎮痛薬を開示しており、詳細には、キサンチン誘導体(例えばカフェイン)がカプセルシェル自体に埋め込まれている。
特許文献6は、内部カプセルが外部カプセルの内部に存在し、各内外のカプセルが1つ以上のAPIを含んでなる、二重カプセルを開示している。
幾つかの参考文献では、ω−3脂肪酸を含んでなる腸溶カプセル剤を開示している。特許文献7には、ω−3脂肪酸の内容物と、ゼラチンベースのコーティング層との間に、酸又は酸性塩を含有する水溶性ゲルのバッファ層を有する腸溶カプセル剤が開示されている。特許文献8及び9は、キシロースでコーティングされた、ω−3脂肪酸を含んでなるゼラチンカプセルが、胃液に対する抵抗性を示し、安定性が増加することを開示している。非特許文献2及び3は各々、遅延輸送の際に用いる、腸溶性魚油カプセル(PUREPA(登録商標)Tillotts−Pharma)を開示している。
特許文献10には、1つ以上の活性薬剤を含んでなる膨張可能なコア、及び1つ以上の活性薬剤を含んでなる外部コーティングを有する、2−パルス胃腸輸送システムが広範囲に開示されている。詳細には、当該外部コーティングが、水不溶性の親水性の粉体が水不溶性担体に埋め込まれた内部コーティングによってコアとは隔離されており、それにより、当該コアと内部コーティングの外面とをつなぐ水性の液体の存在下でコアが膨張して内部コーティングを破壊するまで、内部コーティングにおいて、当該粉体がチャネルを形成する。一方、特許文献11では、抗原、薬剤又は医薬組成物、並びに10%の溶剤を含んでなる融解コーティング材を用いた、流動床法によりコーティングされた基材に関して広範囲に開示している。
特許文献12では、製薬用基材に活性型のコーティングを塗布する方法を開示しており、詳細には、当該活性型のコーティングは好ましくは静電気的にコーティングされる。特許文献12はまた、従来のスプレーコーティング技術(例えば転落コーティング法)が、「各コアへのコーティング量はほとんど制御不可能であるため、コアにコーティングされる活性物質の量の精度が問題となる場合には、その使用は適当でない」と記載している。
特許文献13には、制御されたコアを有し、ゼラチンカプセルコーティングを即時放出する、活性薬剤を含有する経口製剤が開示されている。
特許文献14には、医薬的効果を有する粉体でコーティングされた、医薬的効果を有する食用油を内包するカプセルが開示されている。
米国特許第4670287号 米国特許第6572885号 国際公開第95/14460号 米国特許出願公開第2006/0222701号 米国特許第5641512号 米国特許第6350468号 米国特許第6531150号 欧州特許出願公開第1529524号 独国特許出願公開第19930030号 米国特許第6632451号 米国特許出願公開第2004/0043070号 米国特許第7153538号 米国特許出願公開第2004/0224020号 特開昭59−157018号 Reich(2004),"Chapter 11 :Formulation and physical properties of soft capsules,"Pharmaceutical Capsules,2d Ed.,Pharmaceutical Press,201−212 Belluziら、N.Engl.J.Med.(1996)334(24):1557−60 Belluziら、Gastroenterology(1992)102(4)pt.2:A542
以上より、当該技術分野においては、第1のAPIを含有し、少なくとも1つのコーティング物質でコーティングされ、1つ以上の当該コートティング材が少なくとも1つの第2のAPIを含有し、特に軟質カプセル及び/又は長方形カプセルである医薬グレードのカプセル型の製剤、並びに、その調製方法に対するニーズが未だに存在する。
本発明の実施形態は、ユニットドーズ形態の医薬組成物の提供に関し、当該組成物は詳細には、少なくとも1つの第1の活性医薬成分(API)を、薬理学的に許容できる担体及び任意に可溶化剤を含んでなる硬質若しくは軟質カプセルと、当該カプセル上の1つ以上のコーティングを含んでなり、少なくとも1つのコーティングが少なくとも1つの第2のAPIを含有し、当該ユニットドーズの形態が、医薬グレードの製剤である。
幾つかの実施形態では、カプセル上への更なるコーティング(例えば即時の放出コーティング、保護コーティング、腸管内若しくは遅延放出コーティング)、持効性コーティング、バリアコーティング、並びにそれらの組み合わせを、当該カプセルと、少なくとも1つの第2のAPIを含有する少なくとも1つのコーティングとの間に配置させてもよい。幾つかの実施形態では、当該カプセルは、少なくとも1つの第2のAPIを含有する少なくとも1つのコーティング上に、少なくとも1つのトップコーティングが塗布されてもよく、かかるコーティングとしては、即時放出コーティング、保護コーティング、腸内若しくは遅延放出コーティング、持効性コーティング、バリアコーティング及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
一定用量の複合製剤において、化学的適合性の低下又は生物学的利用能の望ましくない変化が生じる場合には、カプセルにAPIの1つをコーティングすることにより、固定用量の複合製剤による輸送効果と、APIの間に生じる非適合性の除去とを組み合わせることが可能となる。
本発明に係る1つ以上のAPIを、可溶化剤、酸化防止剤、キレート剤、バッファ、乳化剤、増粘剤、分散剤及び保存料など(これらに限定されない)の1つ以上の不活性成分と組合せて製剤化してもよい。
本発明の実施形態は、薬理学的に許容できる担体中の少なくとも1つの第1のAPI、及びカプセル上の1つ以上のコーティングを含む硬質若しくは軟質カプセルを含んでなる、ユニットドーズ形態の医薬組成物の提供に関し、詳細には、少なくとも1つの当該コーティングは、少なくとも1つの第2のAPIを含有し、当該ユニットドーズ形態は、医薬グレードの製剤である。
上記硬質若しくは軟質カプセル剤の製造は、当業者にとり公知である。例えば、軟質カプセルは、平板法、回転プロセス、往復運動プロセス及び連続プロセスなどの様々な方法で調製することができる。例えば、Ebert(1978),”Soft Elastic Gelatin Capsules:A Unique Dosage Form,”Pharmaceutical Technology 1(5);Reich(2004),”Chapter 11:Formulation and physical properties of soft capsules,”Pharmaceutical Capsules,2d Ed.,Pharmaceutical Press,201−212を参照されたい(全開示内容を本願明細書に援用する)。また、米国特許第5478508号及び米国特許第5882680号(全開示内容を本願明細書に参照によって援用する)では、継ぎ目のないカプセルの製造方法を開示しており、これらも参照されたい。当該カプセルの材料の例としては、天然若しくは合成のゼラチン、ペクチン、カゼイン、コラーゲン、タンパク質、化工デンプン、ポリビニルピロリドン、アクリルポリマー、セルロース誘導体(例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))及びそれらの組み合わせ、任意に1つ以上の可塑剤及び/又は水、が挙げられるが、これらに限定されない。カプセルの材料中に、1つ以上の保存料、着色剤及び乳白剤、風味剤及び甘味料、砂糖、胃耐性物質又はそれらの組み合わせを含有させてもよい。
カプセルの形状及びサイズは、本発明の態様に従って適宜変化させてもよい。カプセルの形状は、限定されないが、円形、楕円形、チューブ状、長方形、ねじれ形又は不定形(例えば魚、木、星、心臓又はクマ)であってもよく、好ましくは長方形である。使用するカプセルのサイズは、そこに含有させようとする充填組成物の量に応じて適宜変動する。
例えば、本発明の若干の実施形態では、硬質若しくは軟質ゼラチンカプセルは、標準的なカプセル形状を有する、単一のボディユニットとして、従来法に従って製造されてもよい。単一のソフトゼラチンカプセルは典型的には、例えば、3〜22minim(1minimは0.0616mlに相当)のサイズであり、長円形、長方形又は他の形状で提供してもよい。ゼラチンカプセルは例えば、従来法に従って、ツーピースの硬質ゼラチンカプセル(密封型若しくは非密封型)として、標準的な形状及び様々な標準的なサイズで製造してもよく、一般的には(000)、(00)、(0)、(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)のサイズが知られている。最大の数は、最も小さいサイズに対応する。非標準的な形状を採用してもよい。幾つかの実施形態では、薬理学的に許容できる担体の代わりに、又はそれに加えて、硬質若しくは軟質ゼラチンカプセルは、粉末、ビーズ又はマイクロタブレット(例えば米国特許第5681588号(全開示内容を本発明に援用する)に記載の同様のシステム)を含有してもよい。
用語「第1のAPI」及び「第2のAPI」は、1つ又は複数(すなわち二種以上)のAPIであってもよい。例えば、第2のAPIは、1つ以上のコーティング層に、1つ以上のAPIを含む態様でコーティングされてもよい。第1のAPI及び第2のAPIは、同じでもよく、異なってもよい。カプセル上への任意の追加コーティングは、カプセルシェルと第2のAPIを含有するコーティングとの間に、及び/又は当該第2のAPIのコーティング上及び/又はそれらの間に施してもよい。
幾つかの実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(同じ又は異なる)は各々独立に選択されるAPIであってもよく、例えば以下のものが例示されるが、これらに限定されない:鎮痛剤、抗炎症薬、抗寄生虫剤、抗不整脈剤、抗喘息剤、抗バクテリア剤、抗ウイルス剤、抗凝血剤、抗痴呆剤、抗うつ剤、抗糖尿病剤、抗てんかん剤、抗かび剤、抗痛風剤、降圧剤、抗マラリア剤、抗片頭痛剤、抗ムスカリン剤、抗腫瘍剤、免疫抑制剤、抗原生動物剤、抗甲状腺剤、鎮咳剤、抗不安剤、鎮静剤、催眠剤、神経弛緩剤、神経保護剤、β−ブロッカー、癌変性剤、細胞接着阻害剤、コルチコステロイド、サイトカイン受容体活性変調剤、利尿剤、抗パーキンソン剤、胃腸剤、ヒスタミンH−受容体アンタゴニスト、角質溶解剤、脂質調整剤、筋弛緩剤、硝酸塩及び他の抗狭心症剤、非ステロイド系抗喘息剤、栄養剤、オピオイド鎮痛剤、性ホルモン刺激剤及び勃起不全治療剤などが挙げられる。
若干の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPIは、限定されないが、脂肪酸(例えばω−3脂肪酸、ステロール又はスタノール脂肪酸エステル)、スタチン化合物、スクアレン合成阻害剤などの脂質調節剤、アゼチジノンベースのコレステロール吸収阻害剤、LDL(低密度リポ蛋白質)異化作用促進剤、ペルオキシゾーム増殖因子活性レセプタ(PPAR)アゴニスト及び/又はアンタゴニスト、ナイアシン及びニコチン酸アミドなどの誘導体、胆汁酸捕捉剤、MTP阻害剤、LXRアゴニスト及び/又はアンタゴニスト、並びにそれらの組み合わせなどを含有する。
好ましい実施形態では、第1のAPI自体が薬理学的に許容できる担体の形として用いられ、すなわち、当該薬理学的に許容できる担体が医薬としての特性を有し、全体的にあるいは部分的に、硬質若しくは軟質カプセルのフィリングとして用いられる。特に本実施形態における好ましい第1のAPIは、ω−3、ω−5、ω−6、ω−7、ω−9脂肪酸又はステロール又はスタノール脂肪酸エステルから選択される。そのような場合、薬理学的に許容できる担体は典型的には油脂の形態であり(但し必須でない)、更なる成分を薬理学的に許容できる担体として添加する必要はない。しかしながら、かかる更なる成分は当然ながら、かかる実施形態において、第1のAPIと共に含有させることもできる。すなわち、本願明細書において用いる用語「薬理学的に許容できる担体中の少なくとも1つの第1の活性医薬成分」とは、第1のAPI自体が薬理学的に許容できる担体の形で存在するとき、第1のAPIのみを含有する成分のことを指す。
ステロール脂肪酸エステルは、1つ以上のシトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、アベナステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール及びラノステロールを含んでもよく、またスタノール脂肪酸エステルは、1つ以上のコレスタノール、シトスタノール、カンペスタノール、スチグマスタノール、アベナスタノール、ブラシカスタノール、エルゴステロール及びラノスタノールを含んでもよい。当該脂肪酸エステルは、メチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル及びtert−ブチルエステルから選択される。好ましい実施形態では、当該脂肪酸エステルはエチルエステルである。当該エステルは、直鎖状若しくは分枝状でもよく、飽和若しくは不飽和でもよく、不飽和炭素を多く含んでもよく、ハロ、エステル、エーテル、ケト、アミノ、ニトリル、カルボキシ、イミノ、チオ、オキソ、シアノ、チオシアノ及びニトロ基を含んでなる官能基で修飾されてもよい。アルコールは、第1級、第2級若しくは第3級アルコールであってもよい。
本発明の用語「ω−3脂肪酸」には、天然若しくは合成のω−3脂肪酸、又はその薬理学的に許容できるエステル、誘導体、コンジュゲート(例えばZalogaら、米国特許出願公開第2004/0254357号、及びHorrobinら、米国特許第6245811号、本願明細書に援用する)、前駆体若しくは塩、並びにそれらの混合物が包含される。ω−3脂肪酸の油脂の例としては、限定されないが、ω−3高度不飽和長鎖脂肪酸(例えばエイコサペンタノン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)及びα−リノレン酸)、グリセロールとω−3脂肪酸とのエステル(例えばモノ−、ジ−及びトリグリセリド)、並びにω−3脂肪酸と第1級、第2級又は第3級アルコールのエステル(例えば脂肪酸メチルエステル及び脂肪酸エチルエステル)が挙げられる。好ましいω−3脂肪酸油は、EPA又はDHAなどの長鎖脂肪酸、そのトリグリセリド、そのエチルエステル及びその混合物である。ω−3脂肪酸又はそのエステル、誘導体、コンジュゲート、前駆体、塩、並びにそれらの混合物を、それらの純粋形態において、又は油脂(例えば魚油、好ましくは精製された魚油濃縮物)の成分として用いてもよい。本発明の使用に適している市販のω−3脂肪酸の例としては、Incromega F2250、F2628、E2251、F2573、TG2162、TG2779、TG2928、TG3525及びE5015(Croda International社、ヨークシャー、イングランド)及びEPAX6000FA、EPAX5000TG、EPAX4510TG、EPAX2050TG、K85TG、K85EE、K80EE及びEPAX7010EE(Pronova Biocare a.s.,1327 Lysaker、ノルウェー)などが挙げられる。
幾つかの実施形態では、カプセル中のω−3脂肪酸の含有量は、少なくとも40重量%、好ましくは少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも80重量%又は少なくとも90重量%の濃度である。好ましくは、当該ω−3脂肪酸は、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも80%(例えば約84重量%)のEPA及びDHAを含有する。当該ω−3脂肪酸は約5〜約100重量%のEPAを含有してもよく、好ましくは25〜約75重量%、より好ましくは40〜約55重量%、最も好ましくは46重量%含有する。当該ω−3脂肪酸は約5〜約100重量%のDHAを含有してもよく、好ましくは25〜約75重量%、より好ましくは30〜約60重量%、最も好ましくは38重量%含有する。特に明記しない限り、上記のすべてのパーセンテージは、カプセルの全脂肪酸含量に対する、重量%である。重量%は遊離型の酸又はエステルに対する数値であってもよいが、但し、他の方法を本発明で利用する場合であっても、ω−3脂肪酸のエチルエステル形に基づいて算出するのが好ましい。好ましくは、EPA及びDHAの重量比率は、EPA:DHAが99:1〜1:99、好ましくは1:4〜4:1、好ましくは1:3〜3:1、最も好ましくは1:2〜2:1である。当該ω−3脂肪酸は、純粋なEPA又は純粋なDHAを含んでもよい。
全開示内容を本願明細書に援用する、米国特許第5502077号、第5656667号及び第5698594号にて説明されるように、ω−3脂肪酸の最も多くの好ましい形態はOMACOR(登録商標)ω−3脂肪酸であり、好ましくは以下の特性(製剤あたり)を有する(K85EE,Pronova Biocare A.S.,Lysaker,Norway)。
Figure 0005628480
当該ω−3脂肪酸組成は任意に、酸化防止剤(αトコフェロールなど)、油脂(例えば大豆油及び部分的に水素添加された植物油など)、潤滑剤(ヤシ油、レシチン及びそれらの混合物など)を含有してもよい。
本発明の好ましい実施形態では、第1のAPIはω−3脂肪酸を含有する。
スタチン化合物は、ヒドロキシメチルグルタリルCoA(HMG−CoA)レダクターゼを阻害することによって、血液コレステロールレベルを低下させる薬剤である。好ましいスタチン化合物の例としては、ピタバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フラバスタチン及びその塩が挙げられ、好ましくはシンバスタチンである。
スクアレン合成阻害剤は、スクアレンの合成を阻害することによって、血液コレステロールレベルを低下させる薬剤である。好ましいスクアレン合成阻害剤の例としては、(S)−α−ビ(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メトキシ−ホスフィニル−3−フェノキシベンゼンブタンスルホン酸モノカリウム塩(BMS−188494)が挙げられる。
アゼチジノンベースの化合物は、コレステロール吸収の阻害剤として使用できる。アゼチジノンベースのコレステロール吸収阻害剤の例としては、エゼチミブ(ezetimibe)又はその立体異性体の混合物、そのジアステレオ的にリッチな、ジアステレオ的に純粋な、鏡像異性的にリッチな、若しくは鏡像異性的に純粋な異性体、又はかかる化合物のプロドラッグ、混合物若しくはその異性体、又はかかる化合物の薬理学的に許容できる塩のプロドラッグ、混合物若しくはその異性体などが挙げられる。他の好ましいアゼチジノンベースのコレステロール吸収阻害剤としては、エゼチミブのフェノール性グルクロニド又はその立体異性体の混合物、そのジアステレオ的にリッチな、ジアステレオ的に純粋な、鏡像異性的にリッチな、若しくは鏡像異性的に純粋な異性体、又はかかる化合物のプロドラッグ、混合物若しくはその異性体、又はかかる化合物の薬理学的に許容できる塩のプロドラッグ、混合物若しくはその異性体などが挙げられる。本発明に用いられる他の2つのエゼチミブ系のアナログ及びコレステロール吸収阻害剤は、例えば以下のもの(文献と併せて)が挙げられる:1)SCH58053又は(+)−7−(4−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−3R−(4−ヒドロキシフェニル)−2−アザスピロ[3,5]ノナン−1−オン)(J.Lipid Res.43:1864−1873(2002))、及び2)SCH48461又は(3R)−3−フェニルプロピル)−1,(4S)−ビス(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(J.Med.Chem.,41:973−980(1998))。
LDL異化作用促進剤は、LDL(低密度リポタンパク質)レセプタの数を増加させることによって、血液コレステロールレベルを低下させる薬剤である。LDL異化作用促進剤の例としては、特願平7−316144号(全開示内容を本願明細書に参照によって援用する)に記載されている、以下の式で示す化合物が挙げられるが、これに限定されない:
Figure 0005628480
式中、R、R、R及びRは同じであるか若しくは異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基であり、rは0から2であり、sは2から4であり、pは1から2である。又は、その塩、特にN−[2−[4−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−1−ピペラジニル]エチル]−7,7−ジフェニル−2,4,6−−ヘプタトリエン酸アミドなどであってもよい。
PPARアゴニスト及び/又はアンタゴニストとしては、例えばPPAR−α、PPAR−γ、PPAR−δ、PPAR−β及びこれらのタイプの二種類以上の組合せなどが挙げられるが、これらに限定されない。若干のPPARアゴニスト及び/又はアンタゴニストは、1つ以上の機構によって作用すると考えられるため、二個以上又は全てのタイプとして分類されうる(例えば、PPAR−αγアゴニスト及び/又はアンタゴニスト、PPAR−γδアゴニスト及び/又はアンタゴニスト、及びパンアゴニスト(すなわち全ての種類のレセプタに対して活性を有するPPARアゴニスト及び/又はアンタゴニスト))。
PPAR−αアゴニストにはフィブラート化合物が包含され、肝臓のトリグリセリドの合成及び分泌を阻害することによって、血液コレステロールレベルを低下させる薬剤であって、またリポ蛋白質リパーゼを活性化させる。好ましいフィブラート化合物の例としては、ベザフィブラート、ベクロブラート、ビニフィブラート、シプロフィブラート、クリノフィブラート、クロフィブラート、クロフィブリン酸、エトフィブラート、フェノフィブラート、フェノフィブリン酸、ゲムフィブロジル、ニコフィブラート、ピリフィブラート、ロニフィブラート、シンフィブラート、テオフィブラート及びそれらの組み合わせが挙げられ、好ましくはフェノフィブラートである。
PPAR−γアゴニスト及び/又はアンタゴニストとしては、例えばチアゾリジンジオン(例えばトログリタゾン(例えばREZULIN(登録商標))、ピオグリタゾン(例えばACTOS(登録商標))及びロシグリタゾン(例えばAVANDIA(登録商標))が挙げられる。他のPPAR−γアゴニストとしては、例えばFK−614(アステラス)、リボグリタゾン(三共)、AMG131(アムジェン)、R483(ロシュ)、T131(Tularik社)、及び部分的なPPAR−γアゴニスト及び/又はアンタゴニスト(メタグリダセン及びMBX−2044(Metabolex)など)が挙げられる。
PPAR−α/γアゴニスト及び/又はアンタゴニストの例としては、ノン−チアゾリジンジオン(テサグリタザール(例えばGALI DA(登録商標))、ナビグリチザール及びムラグリタザール(例えばPARGLUVA(登録商標))、TAK−564(タケダ)、AVE0847、AVE0897及びAVE5376(Sanofi−Abentis)、AZD6610(アストラゼネカ)、E−3030(エーザイ)、R1439(ロシュ)及びJTT−501及びJTP−20604(日本たばこ産業)などが挙げられる。
全ての種類のレセプタに対して活性を示すPPARアゴニスト及び/又はアンタゴニスト(すなわちパンアゴニスト)としては、例えば677954(グラクソスミスクライン)、ネトグリタゾン(Perlegen Sciences)及びPLX204(Wyeth/Plexxikon)などが挙げられる。
他の本発明の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(好ましくは第2のAPI)は、抗不整脈剤を含有し、好ましくは以下のいずれかを含有する:
クラスIa抗不整脈剤:例えばキニジン(例えばQUINIDEX(登録商標))、プロカインアミド(例えばPRONESTYL(登録商標))及びジソピラミド(例えばNORPACE(登録商標));
クラスIb抗不整脈剤:例えばリドカイン(例えばXYLOCAINE(登録商標))、メキシレチン(例えばMEXITIL(登録商標))、トカイニド(例えばTONOCARD(登録商標))及びフェニトイン;
クラスIc抗不整脈剤:例えばエンカイニド(例えばENKAID(登録商標))、フレカイニド(例えばTABOCOR(登録商標))、モリシジン及びプロパフェノン(例えばRHYTHMOL(登録商標));
クラスII抗不整脈剤:エスモロール(例えばBREVIBLOC(登録商標))、プロプラノロール(例えばINDERAL(登録商標))、アセブトロール(例えばSECTRAL(登録商標))、ソタロール(例えばBETAPACE(登録商標))及びメトプロロール(TOPROL−XL(登録商標)又はLOPRESSOR(登録商標));
クラスIII抗不整脈剤:例えばアミオダロン(例えばCORDARONE(登録商標))、アジミリド、ブレチリウム、クロフィリウム、ドフェチライド、テジサミル、イブチリド、セマチリド、ドロナデロン、RSD−1235及びソタロール(例えばBETAPACE(登録商標));
クラスIV抗不整脈剤:例えばベラパミル(例えばCALAN(登録商標)又はISOPTIN(登録商標))、ミベフラジル(例えばPOSICOR(登録商標))及びジルチアゼム(例えばCARDIZEM(登録商標));
並びにクラスV抗不整脈剤:例えばアデノシン(例えばADENOCARD(登録商標))及びジゴキシン(例えばLANOXIN(登録商標))。
本発明に従う他の使用可能な抗不整脈剤としては、GYKI−16638、CPU−86017、EGIS−7229、KCB−328、L−768673、RWJ−28810、NIP−151、NS−1643、KB−R7943、ATI−2001、AL−275、カルジオステム、KMUP−880708、SLV−316、TY−10835、A2D−1305、CLN−93、PQ−1006、SAR−114646、S−2646、XEN−501、CVT−3619、TRC−30X、AVE−1231、DL−017、PJ−875、ピルメノール、モラシジン、ピルジカイニド、ニフェカラント、デキソタロール、ランジオロール、ニフェジピン、ATI−2042、AVE−0118、ニベンタン、ストバジン、YM−758、SSR−149744、ロチガプチド、テジサミル及びテカデノソンなどが挙げられる。好ましい実施形態では、当該抗不整脈剤はクラスIc(好ましくはプロパフェノン及び/又はフレカイニド)、及び/又はクラスIII抗不整脈剤(好ましくはアミオダロン、アジリミリド、ドロナデロン、RSD−1235、ソタロール、イブチリド、ドフェチライド)、及び/又は他の抗不整脈剤(例えばATI−2042、AVE−0118、ニベンタン、ストバジン、YM−758、SSR−149744、ロチガプチド、テジサミル)、及び/又はテカデノソンを含んでなる。
他の本発明の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(好ましくは第2のAPI)は、少なくとも1つの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を含有する。より好ましい実施形態では、当該NSAIDは以下のいずれかを含んでなる:イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、オキサプロジン、ジクロフェナク、インドメタシン、スリンダク、ピロキシカム、メクロフェナメート、メファナミン酸、ナブメトン、エトルドラク、ケトロラク、コリンマグネシウムトリサリチル酸、アスピリン、ジフルニサル、サルサレート、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、ピルプロフェン、チアプロフェン酸、ロキソプロフェン、インドプロフェン、フェンブフェン、カルプロフェン、スプロフェン、セレコキシブ、バルデコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、デラコキシブ、ルミラコキシブ、エトリコキシブ又はメロキシカム。
更に他の本発明の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(好ましくは第2のAPI)は、例えば以下のうちの少なくとも1つのジヒドロピリジンカルシウムチャネルブロッカーを含有する:ドタリジン、BayK8644、アムロジピン(例えばNorvasc(登録商標))、フェロジピン(例えばPlendil(登録商標))、ラシジピン(例えばLacipil(登録商標))、レルカニジピン(例えばZanidip(登録商標))、ニカルジピン(例えばCardene(登録商標))、ニフェジピン(例えばAdalat(登録商標)、Procardia(登録商標))、ニモジピン(例えばNimotop(登録商標))、ニソルジピン(例えばSular(登録商標))、ニトレンジピン及びイスラジピン(例えばDynaCirc(登録商標))。好ましくは、ジヒドロピリジンカルシウムチャネルブロッカーは、イスラジピンを含有する。
更に他の本発明の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(好ましくは第2のAPI)は、例えば以下のうちの少なくとも1つの抗てんかん剤を含有する:例えばフェノバルビタール、フェニトイン、エトスクシミド、カルバマゼピン、バルプロン酸、ジバルプロン酸、フェルベメート、ガバペンチン、ラモトリジン、トピラメート、チアガビン、レベチラセタム、オキスカルバゼピン、ゾニサミド、プレガバリン、ビガバトリン、プリミドン、並びにベンゾダイアゼピン;クロナゼパム、トラゼパム、ジアゼパム、クロバザム、アルプラゾラム、オキサゼパム、テマゼパム、トリアゾラム、クロルジアゼポキシド、フルラゼパム、ニトラゼパム、エスタゾラム、フルニトラゼパム、ハラゼパム、ケタゾラム、ロプラゾラム、ロルメタゼパム、メダゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、フェナゼパム、ピナゼパム、プラゼパム、クアゼパム及びテトラゼパム。
本発明の他の好ましい実施形態では、第1のAPI及び/又は第2のAPI(好ましくは第2のAPI)は、例えば以下のうちの少なくとも1つの抗−パーキンソン剤を含有する:カルビドパ、レボドパ、エンタカポン、ブロモクリプチン、ペルゴリド、プラミペキソール、ロピニロール、アポモルフィン、トリヘキシフェニジル、ベンズトロピン、ビペリデン、エトプロパジン、セレジリン、ラサジリン、トルカポン、アマンタジン、ジフェンヒドラミン及びプロシクリジン。
本発明の若干の実施形態では、第1のAPI及び第2のAPIは約1:1000〜1000:1の範囲の重量比で存在してもよく、好ましくは約1:200〜200:1で存在する。幾つかの実施形態では、第1のAPIは約1mg〜約3000mgの量で存在してもよく、好ましくは約10mg〜約2000mgの量である。幾つかの実施形態では、第2のAPIは約1mg〜約100mgの量で存在してもよく、好ましくは約5mg〜約500mg、より好ましくは約5mg〜約1000mgの量である。
若干の好ましい実施形態では、第1のAPIは、約500mg〜約2000mgのω−3脂肪酸(好ましくは約1000mgのω−3脂肪酸)を含有する。
若干の好ましい実施形態では、第2のAPIは、約1mg〜約150mgのスタチン化合物を含有し、好ましくは5mg〜約100mgのスタチン化合物を含有する。
若干の好ましい実施形態では、第2のAPIは、約1mg〜約300mgのフィブラート化合物を含有し、好ましくは約10〜約100mgのフィブラート化合物を含有する。
本明細書で用いる「薬理学的に許容できる担体」という用語は、以下のいずれかを意味する:溶液(第1のAPI及び任意の他の成分を可溶化剤(例えば薬理学的に許容できる溶剤又は溶剤の混合物)に完全に溶解させたもの。当該溶液は室温で透明な液体として存在する。);懸濁液;油脂;又は半固体(第1のAPI及び任意に他の成分が完全に若しくは部分的に可溶化剤に溶解している(例えばエマルジョン、クリームなど))。
本明細書で用いられる「医薬グレードの製剤」とは、例えばヒト又は動物のへの投与に適する形態を有し、製薬上の基準に照らして許容できる程度の、成分の均一性を有するユニットドーズとして解釈できる。例えば、成分均一性に関するUSP基準では、医薬グレードの製剤は、所望の投与量の85%〜115%の範囲のAPI、及び6.0%以下のRSDの量であることが要求される。医薬グレードの製剤は、薬理学的に許容できる期間にわたり安定(すなわち「貯蔵寿命」)でなければならず、例えば室温(23℃〜27℃、好ましくは25℃)及び60%の相対湿度で貯蔵したとき、好ましくは少なくとも6ヵ月、好ましくは少なくとも1年、最も好ましくは少なくとも2年安定である。典型的には、上記の安定性は成分の外観及び/又は化学変化の有無で測定され、その方法は製薬技術の分野において公知である。
本発明の実施形態は、当該API同士に適合性がない一定用量の製剤に適用することもできる。例えば、当該非適合性は、物理的な非適合性であるか、又は化学的な非適合性であってもよい。物理的非適合性はしばしば薬剤学的非適合性と呼ばれ、それにより、APIを適切に混合することができなくなる。化学的適合性の低下は通常、APIを混合した際に化学反応を起こし、それにより成分組成が変化するときに生じる。非互換性の特徴としては、1つの薬剤の他の薬剤又は担体への低い溶解性(物理的)、二種以上の液体の不混和性(物理的)、溶媒への溶解度の変化による析出(「塩析」)(物理的)、乾燥状態で添加された固体の液状化(物理的)、液体混合物による不溶性成分のセメント合着(物理的)、色相変化(化学的)、酸化還元反応(化学的)、化学的反応による析出(化学的)、又は不活性化若しくは分解(化学的)などが挙げられる。物理的非適合性は目視検査(例えばバックグラウンドに対する変化の有無)により測定でき、一方化学的非適合性は、例えばHPLC分析による安定性分析、ガスクロマトグラフィ/質量分析(GC/MS)、又は従来技術で公知の他の手段を用いて測定することができる。
第1のAPIはカプセル中に含まれる。ある特定の実施形態では、第1のAPIは可溶化剤と混合される。可溶化剤としては、界面活性剤、親水性若しくは疎水性の溶媒、油脂又はそれらの組み合わせが挙げられる。
使用できる1種類の可溶化剤は、ビタミンEである。この種類の可溶化剤には、α−、β−、γ−、δ−、ζ1−、ζ2−及びη−トコフェロール)からなる群の物質、それらのdl体、d体、l体、並びにそれらの構造異性体(例えばトコトリエノール)、対応する誘導体(例えばエステル(有機酸を用いて調製)、並びにそれらの混合物が包含される。好ましいビタミンE系の可溶化剤としては、トコフェロール、トコトリエノール及び有機酸(例えば酢酸、プロピオン酸、胆汁酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、ポリエチレングリコールスクシネート及びサリチル酸)によるトコフェロール誘導体などが挙げられる。特に好ましいビタミンE系の可溶化剤としては、α−トコフェロール、α−トコフェリル酢酸、α−トコフェリル酸スクシネート、α−トコフェリルポリエチレングリコール1000スクシネート及びそれらの混合物が挙げられる。
他のグループの可溶化剤は、有機酸の一価アルコールエステルである。一価アルコールは例えば、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、脂肪アルコール、フェノール、クレゾール、ベンジルアルコール又はシクロアルキルアルコールであってもよい。当該有機酸は例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、6〜22の炭素原子数の脂肪酸、胆汁酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸及びサリチル酸などであってもよい。このグループの好ましい可溶化剤としては、クエン酸トリアルキルエステル、低級アルコール脂肪酸エステル及びラクトンが挙げられる。好ましいクエン酸トリアルキルエステルとしては、トリエチルシトレート、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル及びそれらの混合物が挙げられ、特に好適にはトリエチルシトレートである。特に好ましい低級アルコール脂肪酸エステルとしては、オレイン酸エチル、エチルリノール酸、カプリル酸エチル、カプリン酸エチル、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート及びそれらの混合物などが挙げられる。ラクトンは、可溶化剤としても使用できる。その例としては、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、β−ブチロラクトン及びその異性体、並びにそれらの混合物が挙げられる。
可溶化剤は、窒素含有溶媒であってもよい。好ましい窒素含有溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−アルキルピロリドン、N−ヒドロキシであるアルキルピロリドン、N−アルキルピペリドン、N−アルキルカプロラクタム、及びそれらの混合物などが挙げられ、当該アルキル基は、C1−12分岐状若しくは直鎖状のアルキル基である。特に好ましい窒素含有溶媒としては、N−メチル2−ピロリドン、N−エチル2−ピロリドン又はその混合物などが挙げられる。あるいは、当該窒素含有溶媒は、ポリマー(例えばポリビニルピロリドン)の形であってもよい。
他のグループの可溶化剤としてはリン脂質が挙げられる。好ましいリン脂質としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、レシチン、リゾレシチン、リゾホスファチジルコリン、ポリエチレングリコシル化されたリン脂質/リゾホスホリピド、レシチン/リゾレシチン、及びそれらの混合物などが挙げられる。
他のグループの可溶化剤としては、グリセロールアセテート及びアセチル化グリセロール脂肪酸エステルが挙げられる。好ましいグリセリンアセテートとしては、アセチン、グリセリンジアセタート、トリアセチン及びそれらの混合物などが挙げられ、特に好適にはトリアセチンである。好ましいアセチル化グリセロール脂肪酸エステルとしては、アセチル化モノグリセリド、アセチル化ジグリセリド及びそれらの混合物が挙げられる。
更に、当該可溶化剤はグリセロール脂肪酸エステルである。当該脂肪酸成分は、約6〜22の炭素原子数である。当該グリセロール脂肪酸エステルは、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド又はそれらの混合物であってもよい。好ましいグリセロール脂肪酸エステルとしては、約6〜12の炭素原子数の脂肪酸とのモノグリセリド、ジグリセリド及び中鎖トリグリセリド、並びにそれらの混合物などが挙げられる。特に好ましいグリセロール脂肪酸エステルは、約6〜12の炭素数の脂肪酸を有する中鎖モノグリセリド、約6〜12の炭素数の脂肪酸を有する中鎖ジグリセリド、及びその混合物などが挙げられる。
当該可溶化剤は、プロピレングリコールエステルである。好ましいプロピレングリコールエステルとしては、炭酸プロピレン、プロピレンモノ酢酸グリコール、プロピレン二酢酸エチレングリコール、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アセチル化プロピレングリコール脂肪酸エステル、及びそれらの混合物などが挙げられる。あるいは、当該プロピレングリコール脂肪酸エステルは、プロピレングリコール脂肪酸モノエステル、プロピレングリコール脂肪酸ジエステル又はその混合物であってもよい。当該脂肪酸は、約6〜22の炭素原子数である。特に好適なプロピレングリコールエステルは、プロピレングリコールモノカプリル酸エステルである。他の好ましいプロピレングリコールエステルとしては、プロピレングリコールジカプリル酸エステル、プロピレングリコールジカプリル酸エステル、プロピレングリコールジカプリル酸エステル/ジカプラート、及びそれらの混合物などが挙げられる。
他のグループの可溶化剤は、エチレングリコールエステルである。エチレングリコールエステルとしては、モノエチレングリコールモノアセタート、ジエチレングリコールエステル、ポリエチレングリコールエステル、及びそれらの混合物などが挙げられる。更なる例としては、エチレングリコールモノアセテート、二酢酸エチレングリコール、エチレングリコール脂肪酸モノエステル、エチレングリコール脂肪酸ジエステル、及びそれらの混合物などが挙げられる。あるいは、エチレングリコールエステルは、ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステル、ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステル又はそれらの混合物であってもよい。また、当該脂肪酸成分は約6〜22の炭素原子数である。特に好ましいエチレングリコールエステルは、LABRAFIL(登録商標)及びLABRASOL(登録商標)として市販されている。
使用できる親水性溶媒としては、アルコール(例えば水混和性のアルコール、例えば無水エタノール又はグリセロール)が挙げられる。他のアルコールとしては、グリコール(例えばエチレンオキシドなどのオキシドから調製できるグリコール(例えば1,2−プロピレングリコール))が挙げられる。他の例としては、ポリオール(例えばポリアルキレングリコール、例えばポリ(C−C)アルキレングリコール)が挙げられる。典型例はポリエチレングリコールである。あるいは、親水性成分は好ましくは、N−アルキルピロリドン(例えばN−(C1−4アルキル)ピロリドン、例えばN−メチルピロリドン)、クエン酸トリ(C1−4アルキル)エステル(例えばクエン酸トリエチル)、ジメチルイソソルビド、(C−C13)アルカノン酸(例えばカプリル酸)又は炭酸プロピレンを含有してもよい。
上記親水性溶媒は、主要な若しくは唯一の成分として、アルコール(例えばC1−4−アルコール(例えばエタノール)を含有してもよく、あるいは、共存成分として、部分的な低級エーテル若しくは低級アルカノールから選択されるアルコールを含有してもよい。好ましい部分的なエーテルとしては、例えばTRANSCUTOL(登録商標)(式C−[O−(CH−OH)、GLYCOFUROL(登録商標)(別名テトラヒドロフルフリルアルコールポリエチレングリコールエーテル)、又は低級アルカノール(例えばエタノール)などが挙げられる。
カプセル上への1つ以上のコーティングは、パンコーティング、流動床コーティング又はスプレーコーティングなど(これらに限定されない)のあらゆる従来技術によって施すことができる。当該コーティングは、例えば溶液、懸濁液、スプレー、ダスト又はパウダーとして施すことができる。
本発明の実施形態では、カプセルの外側に施される少なくとも1つのコーティングが、第2のAPIを含有する態様も提供される。幾つかの実施形態では、この層厚は、薬理学的に許容できる期間にわたり、第2のAPIの酸化分解反応を防止するのに十分な層圧である。若干の実施形態において、この層厚は5〜400ミクロンであり、好ましくは10〜200ミクロン、好ましくは20〜100ミクロン、最も好ましくは40〜80ミクロンである。幾つかの実施形態では、この層は、第2のAPIを少なくとも1回コーティングする前にカプセルに提供されている全ての層を含めたカプセルの総重量に対する、重量増加(%)として表される。この層は0.05〜20%の重量増加となるように施してもよく、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは0.1〜5%、最も好ましくは0.25〜1%となるように施される。
本発明の若干の実施形態では、第2のAPIを含有する少なくとも1つのコーティングは、薬理学的に許容できる期間の間、少なくとも1つの第2の活性医薬成分が酸化分解反応から保護するのに十分な量の、少なくとも1つの化合物を含有する。幾つかの実施形態では、当該少なくとも1つの化合物は少なくとも1つのポリマーである。当該ポリマー量:第2のAPIの量は、重量ベースで、好ましくは約1:20〜20:1、より好ましくは1:5〜10:1である。第2のAPIの量が約15mg未満である実施形態では、当該ポリマーの量は、好ましくは約1:2〜約5:1であり、より好ましくは約1:1〜4:1である。第2のAPIの量が約20mg以上である実施形態では、当該ポリマーの量は、好ましくは約1:4〜約4:1であり、より好ましくは約1:3〜約2:1である。当該ポリマーは、当業者に公知のあらゆる薬理学的に許容できるポリマーであってもよい。好適なポリマーとしては、セルロース誘導体(例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、エチルセルロースの水分散液及びそれらの組み合わせ(好ましくはヒドロキシプロピルセルロール、エチルセルロース及びそれらの混合物)などが挙げられるが、これらに限定されない。好ましいポリマーはまた、本発明の全体にわたって開示されるポリマー又はそれらの1つ以上の混合物を含有してもよい。
本発明の若干の実施形態では、第2のAPIは、コーティング溶液又は懸濁液の状態で調製され、カプセルに塗布される。他の好ましい実施形態では、第2のAPIは、薬理学的に許容できる溶媒(好ましくは水性若しくは有機溶媒)中において、均一なコーティング溶液又は不均一な懸濁液として提供される。薬理学的に許容できる有機溶媒を用いる効果としては、製造の間、それらを蒸発若しくは昇華させることができるということ、カプセルを変形、溶解又はさもなければ構造を変化させない(例えばソフトゼラチンカプセル中のゼラチン)こと、及び通常コーティングされたカプセルの凝集が生じないことが挙げられる。他の好ましい実施形態では、薬理学的に許容できる有機溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、アセトン又はそれらの混合物から選択される。
使用できる更なる薬理学的に許容できる有機溶媒としては、限定されないが、以下のものが挙げられる:
ポリプロピレングリコール類:ポリエチレングリコール(例えばポリエチレングリコール600、ポリエチレングリコール900、ポリエチレングリコール540、ポリエチレングリコール1450、ポリエチレングリコール6000、ポリエチレングリコール8000(ユニオン・カーバイド社製)など);
室温で液体である薬理学的に許容できるアルコール:例えばプロピレングリコール、エタノール、2−(2−エトキシエトオキシ)エタノール(TRAN SCUTOL、Gattefosse、ウェストウッド、NJ.07675)、ベンジルアルコール、グリセロール、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400など;
ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体:例えばポリオキシエチレングリセロールトリリシノール酸エステル又はポリオキシル35ヒマシ油(CREMOPHOR(商標)EL、BASF社)、ポリオキシエチレングリセロールオキシステアリン酸エステル(CREMOPHOR(商標)RH40(ポリエチレングリコール40水素添加ヒマシ油)又はCREMOPHOR(商標)RH60(ポリエチレングリコール60水素添加ヒマシ油)(BASF社)など);
飽和ポリグリコール化グリセリド:例えばGELUCIRE(商標)35/10、GELUCIRE(商標)44/14、GELUCIRE(商標)46/07、GELUCIRE(商標)50/13又はGELUCIRE(商標)53/10など、Gattefosse、ウェストウッド、N.J.社製;
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:例えばセトマクロゴール1000など;
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル:例えばPEG−6ステアリン酸エステル、PEG−8ステアリン酸エステル、ポリオキシル40ステアリン酸エステル NF、ポリオキシエチル50ステアリン酸エステル NF、PEG−12ステアリン酸エステル、PEG−20ステアリン酸エステル、PEG−100ステアリン酸エステル、PEG−12ジステアラート、PEG−32ジステアラート、PEG−150ジステアラートなど;
オレイン酸エチル、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステートなど;
ジメチルイソソルビド、N−メチルピロリジノン、パラフィン、コレステロール、レシチン、基剤、薬理学的に許容できるワックス(例えばカルナウバ蝋、黄蝋、白蝋、ミクロクリスタリンワックス、乳化蝋など)、薬理学的に許容できるシリコン流体、ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンラウリン酸エステル、ソルビタンオレイン酸エステル、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレートなど)、薬理学的に許容できる飽和脂肪又は薬理学的に許容できる飽和油(例えば硬化ヒマシ油(グリセリル−トリス−12−ヒドロキシステアリン酸エステル)、セチルエステルワックス(主に43〜47℃の融解温度範囲を有する、C14−C18飽和脂肪酸のC14−C18飽和エステル混合物)、モノステアリン酸グリセリンなど)、並びにこれらと同等の物質。
上記コーティングは、コーティング材(例えば塗膜形成材及び/又はバインダ)、及び任意に他の従来公知の添加剤(例えば潤滑剤、充填材及び抗付着剤)を含有してもよい。好ましいコーティング材は、酸化防止剤、バッファ、可溶化剤、色素、キレート剤、崩壊剤及び/又は吸収促進剤を含有してもよい。界面活性剤は、可溶化剤及び吸収促進剤として機能することができる。当該コーティングは、公知技術の方法に従い製剤化され、それにより第2のAPIを即時放出、遅延若しくは腸内放出又は持続性放出することが可能となる。従来公知のコーティング技術は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.(1990)に記載されており、その開示内容を本発明に援用する。
本発明に従って使用される更なるコーティングとしては、例えば1つ以上の即時放出コーティング、保護コーティング、腸内若しくは遅延放出コーティング、持効性コーティング、バリアコーティング及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
即時放出コーティングは、吸湿の防止及び異臭味のマスキングの他に、製品エレガンスの改善のために共通して用いられる。胃中膜におけるフィルムの急速な分解が重要であり、それにより有効な崩壊及び溶解が可能となる。Eudragit RD100(レーム社)はかかるコーティングの一例である。それは水不溶性カチオンのメタクリル酸エステルコポリマー及び水溶性セルロースエーテルの組合せである。粉末形態では、それは容易に懸濁させることによりスプレー可能な懸濁液を調製でき、それを乾燥させることにより滑らかなフィルムが形成される。かかるフィルムは、φ及び膜厚とは独立な速度で、水性溶媒中で急速に崩壊する。
必要に応じて、保護コーティング層(すなわちシールコート)を、従来の塗布技術(例えばポリマーの水又は適切な有機溶媒中の溶液、又はポリマーの水分散液を使用した、パンコーティング又は流動床コーティング)によって施すことが可能である。好適な保護層を調製するための材料としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、エチルセルロース水分散液などセルロース誘導体が挙げられる。保護コーティング層は、酸化防止剤、キレート剤、着色剤又は色素を含有してもよい。
遅延放出又は腸溶性のコーティングは、従来のコーティング技術(例えば、水又は適切な有機溶媒のポリマーの溶液、又はポリマーの水分散液を使用したパンコーティング又は流動床コーティング)を用いて、シールコーティングの有無にかかわらず、カプセル自体の上へ施してもよく、又はカプセル上の他のコーティング上へ施してもよい。すべての市販のpH感受性ポリマーが使用可能である。APIは、pH4.5(この数値に限定されない)以下の酸性の胃環境中では放出されないようにする。pH感受性層が高いpHで溶解するとき、一定時間遅延した後、又はユニットが胃を通過した後で、薬剤活性が発揮される必要がある。その場合、好ましい遅延時間は2〜6時間の範囲である。
遅延放出又は腸内放出型のポリマーとしては、酢酸フタル酸セルロース、セルロースアセタートトリメリット酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタラート、酢酸ビニル樹脂フタラート、カルボキシメチルエチルセルロース、共重合メタクリル酸/メタクリル酸メチルエステルなどが挙げられ、例えば、EUDRAGIT L12.5、L100、又はEUDRAGIT S12.5、S100として市販されているポリマー、又は腸溶コーティングの調製に用いられる同様の化合物などが挙げられる。また、コロイド状の水分散液又は再分散液としては、例えばEUDRAGIT L 30D−55、EUDRAGIT L100−55、EUDRAGIT S100、EUDRAGIT調製4110D(Rohm Pharma)、AQUATERIC、AQUACOAT CPD 30(FMC)、KOLLICOAT MAE 3OD及び30DP(BASF)、EASTACRYL 3OD(Eastman Chemical)などが挙げられる。
持効性フィルムコートとしては、限定されないが、ワックス又は蝋などの水不溶性材料、脂肪アルコール、セラック、ゼイン、水素添加された植物油、水不溶性セルロール、アクリル及び/又はメタクリル酸ポリマー、並びに公知の他のいかなる遅延消化性若しくは分散可能な固形物などが挙げられる。疎水性コーティングに用いる溶媒は、有機溶媒であってもよく、水でもよい。好ましくは、疎水性ポリマーは、(i)水不溶性セルロースのポリマー(例えばアルキルセルロース、好ましくはエチルセルロース)、(ii)アクリルポリマー、又は(iii)それらの混合物から選択される。本発明の他の好ましい実施形態では、制御放出コーティングを含んでなる疎水性材料は、アクリルポリマーである。薬理学的に許容できるいかなるアクリルポリマーも、本発明に使用できる。アクリル系ポリマーはカチオン性、アニオン性又は非イオン性ポリマーであってもよく、アクリレート、メタクリレート(メタクリル酸又はメタクリル酸エステルで形成される)であってもよい。適切なアクリルポリマーの例としては、限定されないが、アクリル酸及びメタクリル酸コポリマー、メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、エトキシエチルメタクリル酸エステル、シアノエチルメタクリル酸エステル、メタクリル酸メチル、コポリマー、メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸コポリマー、アミノアルキルメタクリル酸エステルコポリマー、メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、メタクリル酸アルキルアミンコポリマー、ポリ(メタクリル酸メチル)、ポリ(メタクリル酸)(無水物)、メタクリル酸メチル、ポリメタクリレート、メタクリル酸メチルコポリマー、ポリ(メタクリル酸メチル)、ポリ(メタクリル酸メチル)コポリマー、ポリアクリルアミド、アミノアルキルメタクリル酸エステルコポリマー、ポリ(メタクリル酸無水物)及びメタクリル酸グリシジルコポリマーなどが挙げられる。
バリアコートを、カプセルと外部コーティングとの間、外部コーティングの間、又は最も外側のコーティングとして施してもよい。バリアコートは腸内若しくは遅延放出型のコーティング(上記)又はバリヤー(不活性)層から構成されてもよく、シェル(例えばグリセロール又は水)から外側のAPI成分まで、又はその逆の方向への浸出を妨げるための保護膜及び/又はスカベンジャーとして機能する。例えば、若干の実施形態では、当該バリアコートを用いて、第2のAPIへの、シェル内部のグリセロール及び/又は水の浸出を防止することができる。
本発明の実施形態はまた、1つ以上の隔離剤(例えばクエン酸、クエン酸一水和物、リン酸水素ナトリウム、リン酸、クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム二水和物など)、及び/又は当業者に周知の1つ以上のスカベンジャー(例えば好ましくはエステル及び/又はカルボン酸基を有する塩又はポリマー)を含んでなる、カプセル上への1つ以上のコーティングを含んでなってもよい。
本発明の若干の実施形態では、単一のAPIが第1及び第2のAPIに分割され、1つ以上のコーティングにおいて、1つの部分についてはカプセル内に配置され、第2の部分についてはカプセル上に配置される。他の実施態様では、1つ以上のコーティングにおいて、第1のAPIがカプセル内に配置され、第2のAPI(第1のAPIと異なる)がカプセル上に配置される。
幾つかの実施形態では、例えば遅延放出型又は腸溶コーティングをバリヤー層として施すことによって、第1部分の投与及び第2部分の投与との間のタイムラグを生じさせる剤形とすることができる。他の実施形態では、APIの第1部分の即時放出が行われ、続いてAPIの第2部分(及び/又は更なる部分)の遅延若しくは持続型の放出が行われる。更なる実施形態では、第1部分の遅延放出が行われ、更に第2の(及び/又は更なる)部分のボーラス放出が行われる。
本発明の若干の好ましい実施形態では、少なくとも1つの更なるコーティングが、カプセルと、少なくとも1つの第2のAPIを含有する少なくとも1つのコーティングとの間に存在し、それは、即時放出コーティング、保護コーティング、腸内若しくは遅延放出コーティング、持効性コーティング、バリアコーティング及びそれらの組み合わせからなるグループから選択される。
若干の好ましい実施形態では、少なくとも1つの第2のAPIを含有するコーティング上に、少なくとも1つのトップコーティングを有し、それは、即時放出コーティング、保護コーティング、腸内若しくは遅延放出コーティング、持効性コーティング、バリアコーティング及びそれらの組み合わせからなるグループから選択される。
若干の実施形態では、第1のAPIを含んでなる硬質若しくは軟質カプセルに、少なくとも1つのバリアコーティング及び/又は腸内若しくは遅延放出コーティングを任意に施し、更に第2のAPIを含んでなる少なくとも1つのコーティング(第1のAPIと同じ又は異なる)を施し、更に腸内若しくは遅延放出コーティング及び/又は封止コーティングである少なくとも1つのトップコーティングを任意に施す。
コーティング技術が医薬産業において広範囲に用いられるが(例えば1つの剤形に対する機能性若しくは非機能性コーティングの塗布、及び砂糖ビーズ上へのAPIの堆積)、ソフトゼラチンカプセルへのコーティングの場合には、幾つかの問題点が存在する。これらの課題は、ゼラチン及び剤形の特性に起因していることが多い。軟質カプセル(例えばソフトゼラチンカプセル)は一般に、油脂又は親水性の液体(充填液)中に、薬剤が溶解又は分散されている。軟質カプセルの固有の柔軟性は、可塑剤の存在及びカプセルシェル中に残留する湿気に起因する。すなわち、軟質カプセルは、普通のタブレット又は硬質カプセル剤よりも動的なシステムである。例えば空気中の水分又は酸素はカプセルシェル又は充填液に浸透する。また薬剤又は充填液はカプセルシェルに移動し、一方、可塑剤又は残留するゼラチン水は充填液に移動する傾向にある。軟質カプセル中の揮発性成分は大気中に拡散されることもある。しかしながら本発明により、これらの望ましくない事態を回避できる。
上記のように、ポリマーコーティングは通常、水ベースの溶液、有機ベースの溶液又は分散液として施されるが、ポリマー含有液は、空気又は不活性ガスによって霧状にされ、基材に噴霧される。加熱した空気又は不活性ガスを塗布装置に添加し、溶媒の蒸発及び塗膜形成を促進してもよい。ソフトゼラチンカプセルの場合、溶射速度及びベッド温度などの処理パラメータを制御する必要がある。ゼラチンは水に溶解するため、高い速度で水ベースのポリマー物質を吹き付けることにより、ゼラチンの可溶化及びカプセルの凝集が生じることもある。高いベッド温度により、結果としてカプセルシェルから残留水分が蒸発し、カプセルが脆くなる。ゆえに、本発明の実施形態では、このような結果をもたらさない、軟質ゼラチンカプセルへのコーティングの方法が提供される。
更に、高い精度で軟質カプセルの表面上へ第2のAPIを堆積させる場合、幾つかの因子の影響を受けることが考えられる。堆積の精度はコーティングの均一性を評価することにより示される必要があり、例えばコーティングされたカプセルの重量の相違や、コーティングされた第2のAPIの含量の相違などにより示す。
一般に、「投与単位の均一性」とは、投与単位(すなわちカプセル)中の薬剤の量の均一度として定義される。投与単位の均一性は例えば、適当に、成分の均一性又は重量変化を測定することにより示すことができる。例えば、成分の均一性の測定は、多くの個々の投与単位中の個々の薬剤含量を分析することにより、当該個々の成分が所定の許容範囲内であるか否かを決定することに基づく。USP30<905>「投与単位の均一性」、p378−382(全開示内容を本願明細書に援用する)を参照。本発明の実施形態では、有効成分の成分均一性(第1のAPI及び第2のAPIの一方又は両方、好ましくは少なくとも第2のAPI)が、所定の投与量の約15%以下、好ましくは所定の投与量の約10%以下、より好ましくは所定の投与量の約6%以下である。有効成分の成分均一性は、カプセル間で約15%以下、好ましくは約10%以下、より好ましくはカプセル間で約6%以下に制御される。
本発明の実施形態では、第2のAPIを含有する少なくとも1つのコーティングによって、第1のAPIを含有する硬質若しくは軟質カプセルをコーティングする方法が提供される。当該方法は、ソフトゼラチンカプセル上へのコーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御することにより、物理的及び化学的に安定な、被覆ソフトゼラチンカプセルを調製することを含んでなる。この方法によっても、所定の用量の約15%以下での、好ましくは所定の用量の6%以下での第2のAPIの成分均一性が可能となる。本発明の実施形態に係るコーティングはまた、タブレット又は他の公知の製薬基材上へ施してもよい。
本発明の他の実施形態では、1つ以上のAPIが使用できる疾患又は症状の治療に適する薬剤の製造への、本発明に係る硬質若しくは軟質カプセルの使用が提供される。例えば、第一のAPI及び/又は第2のAPIが脂質調節剤を含有するときは、上記使用は、以下からなる群から選択される少なくとも1つの症状又は疾患の治療に適する薬物の製造を含んである:高リグリセリド血症、高コレステロール血症、異脂肪血症、虚血性心疾患(CHD)、血管疾患、アテローム硬化型疾患及び関連症状など。本発明による硬質若しくは軟質カプセルを使用した治療方法も、本発明の一部を構成する。
実施例1:オメガ−3脂肪酸及びシンバスタチン
1000mgのK85EE(OMACOR(登録商標))(エチルエステル形のω−3脂肪酸を含んでなる油)を、ソフトゼラチンカプセル中に含ませた。バリアコーティング、コーティング材と混合した20mgのシンバスタチンを含んでなる薬剤コーティング、及びトップコーティングを、ソフトゼラチンカプセル上に吹き付け、コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたソフトゼラチンカプセルを調製した。
ソフトゼラチンカプセルに、1つ以上のポリマー(例えばヒドロキシプロピルセルロース及び/又はエチルセルロース)溶液、及び任意に有機溶媒(例えば無水アルコールUSP 200 Proof)中のタルクを用いてバリアコーティングを施した。
カプセルを、40℃±5℃で少なくとも18時間、オーブン中で減圧下で乾燥させた。乾燥させたカプセルに、シンバスタチン及び他のコーティング成分(例えばフィルム形成成分(例えばポリマー及び/又はバインダ)及び有機溶媒)を含有する薬剤コーティング溶液を施し、更に40℃±5℃で少なくとも18時間、真空下で乾燥させた。
乾燥させた薬剤コーティングカプセルを、有機溶媒(例えば無水アルコールUSP 200プルーフ)中にヒドロキシプロピルセルロース、タルク、BHA及びBHTを含んでなる溶液でトップコーティングし、40℃±5℃で少なくとも18時間、オーブン中で減圧下で乾燥させた。
幾つかの実施形態では、乾燥させたシンバスタチンコートOMACOR(登録商標)ソフトゼラチンカプセルを、乾燥剤(例えば2gの4A分子篩乾燥剤パケット)が入っている200ccの白色の丸い広口高密度ポリエチレン(HDPE)のボトルで包み、38MMの白いCRCキャップで封止した。
実施例2:20mg/1000mgのシンバスタチンでコーティングした、OMACOR(登録商標)ソフトゼラチンカプセルの安定性及び分解性
シンバスタチンコートしたOMACOR(登録商標)ソフトゼラチンカプセルを、タルクを含有しないバリアコーティングとして実施例1のように調製した。表1及び図1は、40℃及び75%のRHにおけるシンバスタチンの溶解率を示す。表2〜4は、異なる温度及び相対湿度下での、6ヵ月にわたる安定性を示す。
表1:40℃/75%のRHのシンバスタチンの溶解
Figure 0005628480
表2:40℃/75%のRHの安定性
Figure 0005628480
表3:30℃/65%のRHの安定性
Figure 0005628480
表4:25℃/60%のRHの安定性
Figure 0005628480
実施例3:ω−3脂肪酸及びフェノフィブラート
1000mgのK85EE(エチルエステル形のω−3脂肪酸を含んでなる油脂)を、ソフトゼラチンカプセルに含ませた。5〜100mgのフェノフィブラートをコーティング材(例えばフィルム形成成分及び/又はバインダ)と混合し、得られた組成物をソフトゼラチンカプセル上に吹き付け、コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたソフトゼラチンカプセルを調製した。任意に、1つ以上の腸溶性コートをフェノフィブラートコーティング層とソフトゼラチンカプセルの間に施し、ω−3脂肪酸エチルエステルの遅延放出を可能にした。
実施例4:フェノフィブラート及びプラバスチン
5〜200mgのフェノフィブラートを、薬理学的に許容できる担体中のソフトゼラチンカプセルに含ませた。2〜80mgのプラバスタチンをコーティング材(例えばフィルム形成成分及び/又はバインダ)と混合し、得られる組成物をパンコーティングによってソフトゼラチンカプセル上へ塗布した。コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたソフトゼラチンカプセルを調製した。トップコーティングを、任意に施した。
実施例5:オメガ−9脂肪酸及びプロプラノロール
ω−9脂肪酸を含んでなる、500〜1500mgの油脂を、ソフトゼラチンカプセルに含有させた。10〜160mgのプロプラノロールをコーティング材(例えばフィルム形成成分及び/又はバインダ)と混合し、得られる組成物は流動床コーティングによって、ソフトゼラチンカプセル上へ塗布した。コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたソフトゼラチンカプセルを調製した。任意に、1つ以上の腸溶性コートを、プロプラノロールコーティング層とソフトゼラチンカプセルの間に施し、ω−9脂肪酸の遅延放出を可能にした。
実施例6:オメガ−3脂肪酸エチルエステル及びエナラプリル
35%の濃度のω−3脂肪酸を含んでなる500〜1500mg油脂を、ソフトゼラチンカプセルに含ませた。2.5〜20mgのエナラプリルをコーティング材(例えばフィルム形成成分及び/又はバインダ)と混合し、得られる組成物をスプレーコーティングによって、ソフトゼラチンカプセル上に吹き付けた。コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたソフトゼラチンカプセルを調製した。トップコーティングを、任意に施した。
実施例7:オメガ−3脂肪酸エチルエステル及びピオグリタゾン
1000mgのK85EE(OMACOR(登録商標))(エチルエステル形のω−3脂肪酸を含んでなる油脂)を、ハードカプセル剤に含ませた。10〜200mgのピオグリタゾンをコーティング材(例えばフィルム形成成分及び/又はバインダ)と混合し、組成物を流動床コーティングによってハードカプセル剤上へ塗布した。コーティングの堆積速度を制御し、コーティングプロセスの間の温度を制御し、物理的及び化学的に安定なコーティングされたハードゼラチンカプセルを調製した。機能性を有さないバリアコートを薬剤コーティング層と硬質ゼラチンカプセルとの間に施し、それにより第1のAPIの第2のAPIへの浸出、又はその逆が防止され、及び/又は第1のAPI及び/又は第2のAPIへのカプセルの材料(例えばグリセロール)の浸出が防止された。
本願明細書の全体にわたって、様々な特許文献及び刊行物を引用した。これらの特許文献及び刊行物の開示は、本発明が関係する技術水準をより完全に示すために、全開示内容を本願明細書に援用する。
本発明は、形態及び機能において、多くの修飾、変更及び同等の内容を実施することができ、それはこの開示を参考にすることにより、関連技術における当業者が容易に想到できるものである。
本発明の好ましい実施態様と考えられるものを記載したが、本発明はその態様に限定されるものではない。むしろ、本発明には様々な修飾態様が包含され、上記の詳細な説明において、同等の構成が示されている。すなわち、添付した特許請求の範囲は、かかる全ての修飾態様を含むものとして、最も広く解釈されるべきである。
40℃/75%のRHで、幾つかの貯蔵期間経過後の、実施例2のω−3脂肪酸を含有するシンバスタチンコーティングされたソフトゼラチンカプセルの溶解プロフィルの比較データを示す。

Claims (16)

  1. ユニットドーズ形態の医薬組成物であって、
    (a)少なくとも1つの第1の活性医薬成分を薬理学的に許容できる担体中に含んでなる硬質若しくは軟質カプセルと、
    (b)前記硬質若しくは軟質カプセル上の1つ以上コーティングを含んでなり、
    少なくとも1つのコーティングが少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含んでなり、
    前記少なくとも1つの第1の活性医薬成分が、ω−3脂肪酸からなり、前記第2の活性医薬成分が、スタチン化合物からなり
    前記ユニットドーズ形態が、内服に適する医薬グレードの投与形態である、前記医薬組成物。
  2. 前記カプセルと、少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティングとの間に、少なくとも1つの更なるコーティングを含んでなる、請求項1記載の医薬組成物。
  3. 前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティング上への、少なくとも1つのトップコーティングを更に含んでなる、請求項1記載の医薬組成物。
  4. 前記少なくとも1つの更なるコーティング又はトップコーティングが、即時放出コーティング、保護コーティング、腸内若しくは遅延放出コーティング、持効性コーティング、バリアコーティング及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項2又は3記載の医薬組成物。
  5. 更に、カプセルと、少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティングとの間の少なくとも1つのバリアコーティングと、腸内若しくは遅延放出コーティング、保護コーティング又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティング上の少なくとも1つのトップコーティングとを、含んでなる、請求項1記載の医薬組成物。
  6. 前記カプセルがソフトゼラチンカプセルである、請求項1記載の医薬組成物。
  7. 前記カプセルが長方形の形状を有する、請求項1記載の医薬組成物。
  8. 前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティングが、薬理学的に許容できる期間、前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分の酸化分解反応を防止するのに十分な量で、少なくとも1つの薬理学的に許容できるポリマーを含有する、請求項1記載の医薬組成物。
  9. 前記少なくとも1つの薬理学的に許容できるポリマーは、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、エチルセルロース及びこれらの組合せからなる群から選択される1以上のポリマーを含有する、請求項記載の医薬組成物。
  10. 前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含有する少なくとも1つのコーティングが、薬理学的に許容できる期間、前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分の酸化分解反応を防止するのに十分な厚み幅を有する、請求項1記載の医薬組成物。
  11. 過トリグリセリド血症、高コレステロール血症、異脂肪血症、虚血性心疾患(CHD)血管疾患、アテローム硬化型疾患及び関連症状からなる群から選択される疾患又は症状の治療に用いる請求項1記載の医薬組成物。
  12. 前記第2の活性医薬成分を含有する前記少なくとも1つのコーティングが、パンコーティング、流動床コーティング又はスプレーコーティングによって施される請求項1記載の医薬組成物。
  13. ユニットドーズ形態の医薬組成物であって、
    (a)少なくとも1つの第1の活性医薬成分を薬理学的に許容できる担体中に含んでなり、
    前記少なくとも1つの第1の活性医薬成分がω−3脂肪酸を含有する、ソフトゼラチンカプセルと、
    (b)前記カプセル上の1つ以上のコーティングとを含んでなり、
    少なくとも1つのコーティングが少なくとも1つの第2の活性医薬成分を含んでなり、
    前記少なくとも1つの第2の活性医薬成分がスタチン化合物を含有し、
    前記ユニットドーズ形態が、内服に適する医薬グレードの投与形態である、前記医薬組成物。
  14. 薬理学的に許容できる担体中の前記少なくとも1つの第1の活性医薬成分が、薬理学的に許容できる担体の形態である前記ω−3脂肪酸である請求項13記載の医薬組成物。
  15. 前記第2の活性医薬成分が、スタチン化合物であり、かつ、前記1つ以上のコーティング中の唯一の活性医薬成分である請求項14記載の医薬組成物。
  16. 前記第2の活性医薬成分を含有する前記少なくとも1つのコーティングが、パンコーティング、流動床コーティング又はスプレーコーティングによって施される請求項13から15いずれか記載の医薬組成物。
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