JP5627437B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、エアバッグ用のインフレータへの回路接続に使用されるコネクタに関する。
エアバッグ用のインフレータへの回路接続に使用されるコネクタは、通常、雌雄コネクタハウジングの嵌合接続時に静電気によってインフレータが誤作動することを防止するために、ショート端子や短絡解除部材を備えた構成になっている。ショート端子は、雌雄コネクタハウジングの嵌合接続が完了するまでは、インフレータに接続する2極間に電位差が生じないように、インフレータに接続する2極間を短絡接続する。また、短絡解除部材は、コネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに、前記ショート端子による短絡状態を解除する部材である。
図17及び図18は、上記インフレータへの回路接続に使用されるコネクタの従来例を示したものである。
このコネクタ100は、下記特許文献1に開示されたものである。
このコネクタ100は、互いに嵌合接続される雌雄一対のコネクタハウジング110,120と、一方のコネクタハウジング110内の接続端子111相互を短絡可能に一方のコネクタハウジング110に装備されるショート端子130と、図18に示すように一対のコネクタハウジング110,120相互の嵌合接続が完了するときにショート端子130による短絡状態を解除する短絡解除部材140と、を備える。
図示例のコネクタ100において、一方のコネクタハウジング110は、複数の雄型の接続端子111を収容した雄コネクタハウジングである。また、他方のコネクタハウジング120は、接続端子111に嵌合接続させる複数の雌型の接続端子121を端子収容筒部123に収容した雌コネクタハウジングである。
コネクタハウジング110は、図17に示すようにコネクタハウジング相互の嵌合方向(図17の矢印X1方向)に沿って移動自在のスライダ150を備えており、このスライダ150にショート端子130が固定装備されている。また、スライダ150は、不図示のスプリングにより、図17の矢印X2方向に付勢されている。
スライダ150には、ハウジング内部の位置決め壁113に係合するスライド規制突起151が設けられている。このスライド規制突起151が、図17に示すように、ハウジング内部の位置決め壁113に係合することで、スライダ150の位置が、不図示のスプリングの付勢力に抗して、ショート端子130が接続端子111に接触した状態(即ち、短絡状態)となる位置に保持される。
コネクタハウジング110には、他方のコネクタハウジング120の端子収容筒部123が嵌合するハウジング嵌合空間115が、前端側に開放して形成されている。また、コネクタハウジング110には、ハウジング嵌合空間115内に突出する突起116を有したロックアーム117が備えられている。
ロックアーム117は、図18に示すように、ハウジング嵌合空間115に嵌合完了した端子収容筒部123上の係止凹部125に突起116を係合させることにより、ハウジング相互の接続状態をロックする。
特許文献1のコネクタ100の場合、ショート端子130は、接続端子111に接触する複数の短絡用接触片131が、スライダ150の後端部から先端側にU字状に折り返した形状に形成されている。このU字状の短絡用接触片131は、位置決め壁113付近に位置する先端部131aが、端子収容筒部の隔壁118に形成された開口119から接続端子111に接触して、接続端子111相互を短絡させる。
特許文献1のコネクタ100の場合、短絡解除部材140は、コネクタハウジング120の端子収容筒部123の先端の上縁角部に一体形成された解除用テーパ面141である。この解除用テーパ面141は、図18に示すように、コネクタハウジング110とコネクタハウジング120の嵌合接続が完了したとき、スライド規制突起151に当接し、該スライド規制突起151を押し上げて位置決め壁113とスライド規制突起151との係合を解除する。
解除用テーパ面141によって位置決め壁113とスライド規制突起151との係合が解除されたスライダ150は、不図示のスプリングの付勢力によって、図18に示すように、コネクタハウジング110の後端側に移動させられる。このとき、スライダ150と一体に、ショート端子130がコネクタハウジング110の後端側に移動するため、ショート端子130による短絡が解除される。
特開2000−331745号公報
ところが、上記特許文献1のコネクタ100の場合、図17に示すように、ショート端子130と接続端子111との接触部は、ショート端子130のU字状に湾曲した後端部130aが邪魔になって、外部から視認できない。
そのため、コネクタハウジング110,120相互の嵌合接続時に、ショート端子130の動作状態(短絡状態及び短絡解除状態)を目視により簡単に確認することができないという不便があった。
また、上記特許文献1のコネクタ100の場合、ショート端子130は可動部品であるスライダ150に装備しているため、コネクタハウジング110に対するスライダ150の組み付け精度が低いと、ショート端子130と接続端子111との接触にばらつきが生じたり、外部からの振動でスライダ150がガタついて異音の発生原因となる。そのため、スライダ150やコネクタハウジング110への要求寸法精度を高くしなければならず、構成部品の高精度化のために、構成部品の製造コストが増加するという問題も生じた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、コネクタハウジング相互の嵌合接続時に、ショート端子の動作状態(短絡状態及び短絡解除状態)を目視により簡単に確認することができ、また、構成部品に対する要求寸法精度を緩和して、構成部品の製造コストを低減することができるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)互いに嵌合接続される雌雄一対のコネクタハウジングと、一方のコネクタハウジング内の接続端子相互を短絡可能に前記一方のコネクタハウジングに装備されるショート端子と、前記一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了するときに前記ショート端子による短絡状態を解除する短絡解除部材と、を備えるコネクタであって、
前記一方のコネクタハウジングは、該コネクタハウジング内の複数の端子収容孔に隣接するように配置されると共に、該コネクタハウジングの後端に開放する端子装着用開放部を有したショート端子収容空間と、前記複数の端子収容孔と前記ショート端子収容空間とを連通させて前記端子収容孔内の接続端子を前記ショート端子収容空間に臨ませる連通口と、を備え、
前記ショート端子は、前記端子装着用開放部から前記ショート端子収容空間内の前記連通口側から離れた領域に装着される端子本体と、該端子本体から前記連通口側に斜めに延出して前記連通口から各端子収容孔内に突出する短絡用接触片と、を備え、
前記短絡解除部材は、一方のコネクタハウジングの後端に嵌合装着されるハウジング嵌合部と、前記端子収容孔の延在方向に沿って前記ショート端子収容空間の前記端子収容孔寄りの位置に挿入可能に前記ハウジング嵌合部に一体形成された短絡解除片と、を備え、
前記ハウジング嵌合部は、前記一方のコネクタハウジングに対する係止位置が、前記短絡解除片の先端が前記短絡用接触片と前記接続端子との接触を妨げない仮係止位置と、前記短絡解除片の先端が前記短絡用接触片と前記接続端子との間に割り込むことで前記短絡用接触片を前記接続端子から離脱させる本係止位置とに切り替え可能に構成され、
前記短絡解除片は、前記ショート端子収容空間内の前記短絡用接触片の動作状態を前記端子装着用開放部から視認可能に装備されている
ことを特徴とするコネクタ。
(2)前記短絡解除部材のハウジング嵌合部は、雌雄一対のコネクタハウジング相互の接続をロックするために一方のコネクタハウジングに装備されているロックアームの係止部の後端に係合することで前記仮係止位置を維持する第1係合部と、前記ロックアームの係止部の前端に係合することで前記本係止位置を維持する第2係合部とを備え、
前記第1係合部による係合状態は、雌雄一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに解除されることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成によれば、一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに、一方のコネクタハウジング内のショート端子による短絡を解除する短絡解除部材は、一方のコネクタハウジングとは別体の部材で、一方のコネクタハウジングとは別に成形されるため、構造上の設計自由度が高い。
そして、一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに、一方のコネクタハウジング内のショート端子による短絡を解除する短絡解除部材の短絡解除片は、一方のコネクタハウジングの後端に開放するショート端子収容空間に挿入されて、その先端が短絡用接触片と接続端子との間に割り込むことで短絡用接触片を接続端子から離脱させるもので、ショート端子収容空間内の短絡用接触片が短絡状態にあるか、あるいは短絡解除状態にあるかといった短絡用接触片の動作状態を端子装着用開放部から視認可能に装備される。
そのため、コネクタハウジング相互の嵌合接続時に、ショート端子の動作状態(短絡状態及び短絡解除状態)を目視により簡単に確認することができる。
また、上記(1)の構成によれば、ショート端子は、一方のコネクタハウジング内に固定装備されていて、スライダによりショート端子を可動に装備していた従来のコネクタと比較すると、構成部品に対する要求寸法精度を緩和しても、接続端子に対して安定した接触性を確保することができ、構成部品に対する要求寸法精度を緩和して、構成部品の製造コストを低減することができる。
上記(2)の構成によれば、一方のコネクタハウジングに対する短絡解除部材の装着は、コネクタハウジング相互の結合状態をロックするために一方のコネクタハウジングに装備されるロックアームを利用して行われるため、短絡解除部材の装着のために一方のコネクタハウジングの構造が繁雑化することを防止することができる。
また、短絡解除片の先端が前記短絡用接触片と前記接続端子との接触を妨げない仮係止位置に短絡解除部材を維持する第1係合部は、雌雄一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに解除されるため、コネクタハウジング相互の嵌合が完了する前に短絡が解除されるという不都合を確実に防止することができ、インフレータ用コネクタとしての信頼性を向上させることができる。
本発明によるコネクタによれば、一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに、一方のコネクタハウジング内のショート端子による短絡を解除する短絡解除部材の短絡解除片は、一方のコネクタハウジングの後端に開放するショート端子収容空間に挿入されて、その先端が短絡用接触片と接続端子との間に割り込むことで短絡用接触片を接続端子から離脱させるもので、ショート端子収容空間内の短絡用接触片が短絡状態にあるか、あるいは短絡解除状態にあるかといった短絡用接触片の動作状態を端子装着用開放部から視認可能に装備される。
そのため、コネクタハウジング相互の嵌合接続時に、ショート端子の動作状態(短絡状態及び短絡解除状態)を目視により簡単に確認することができる。
また、本発明によるコネクタによれば、ショート端子は、一方のコネクタハウジング内に固定装備されていて、スライダによりショート端子を可動に装備していた従来のコネクタと比較すると、構成部品に対する要求寸法精度を緩和しても、接続端子に対して安定した接触性を確保することができ、構成部品に対する要求寸法精度を緩和して、構成部品の製造コストを低減することができる。
本発明に係るコネクタの一実施形態において、雌雄一対のコネクタハウジングの嵌合接続により短絡解除部材の仮係止状態が解除された状態の後面図である。 図1のA−A断面図である。 図1に示した雌コネクタハウジングの斜視図である。 図3に示した雌コネクタハウジングの後面図である。 図4のB−B断面図である。 図2に示したショート端子の斜視図である。 図2に示した短絡解除部材の斜視図である。 図7の短絡解除部材の縦断面図である。 一実施形態の雌コネクタハウジングにショート端子及び短絡解除部材が装着された状態の後面図である。 図9のC−C断面図である。 一実施形態の雌コネクタハウジングにショート端子及び短絡解除部材、及び雌型の接続端子が装着された状態の後面図である。 図11のD−D断面図である。 一実施形態の雄コネクタハウジングの斜視図である。 一実施形態の雄コネクタハウジングの縦断面図である。 一実施形態のコネクタにおいて、コネクタハウジング相互の嵌合接続が完了した後、短絡解除部材によって短絡が解除された状態の後面図である。 図15のE−E断面図である。 従来のコネクタにおけるコネクタハウジング相互の嵌合前の状態を示す縦断面図である。 従来のコネクタにおけるコネクタハウジング相互の嵌合が完了して短絡が解除された状態の縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図16は本発明に係るコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るコネクタの一実施形態において、雌雄一対のコネクタハウジングの嵌合接続により短絡解除部材の仮係止状態が解除された状態の後面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1に示した雌コネクタハウジングの斜視図,図4は図3に示した雌コネクタハウジングの後面図、図5は図4のB−B断面図、図6は図2に示したショート端子の斜視図、図7は図2に示した短絡解除部材の斜視図、図8は図7の短絡解除部材の縦断面図、図9は一実施形態の雌コネクタハウジングにショート端子及び短絡解除部材が装着された状態の後面図である。また、図10は図9のC−C断面図、図11は一実施形態の雌コネクタハウジングにショート端子及び短絡解除部材、及び雌型の接続端子が装着された状態の後面図、図12は図11のD−D断面図、図13は一実施形態の雄コネクタハウジングの斜視図、図14は一実施形態の雄コネクタハウジングの縦断面図、図15は一実施形態のコネクタにおいて、コネクタハウジング相互の嵌合接続が完了した後、短絡解除部材によって短絡が解除された状態の後面図、図16は図15のE−E断面図である。
この一実施形態のコネクタ1は、2極のコネクタで、図1及び図2に示すように、2つの雌型の接続端子3を収容した雌コネクタハウジング11と、2つの雄型の接続端子5を収容して雌コネクタハウジング11に嵌合接続される雄コネクタハウジング21と、これらの雌雄一対のコネクタハウジング11,21の内の一方のコネクタハウジングである雌コネクタハウジング11内の接続端子3相互を短絡可能に雌コネクタハウジング11に装備されるショート端子31と、一対のコネクタハウジング11,21相互の嵌合接続が完了するときにショート端子31による短絡状態を解除する短絡解除部材41と、を備える。
雌コネクタハウジング11は、図3〜図5に示すように、2つの雌型の接続端子3を収容する2つの端子収容孔12を有して雄コネクタハウジング21に嵌合させられるハウジング本体13と、このハウジング本体13の前端側外周から後端に向かって延出したロックアーム14とを備えている。
本実施形態のハウジング本体13は、図3〜図5に示すように、ショート端子収容空間15と、連通口16とを有している。
ショート端子収容空間15は、当該ハウジング本体13内の2つの端子収容孔12に隣接するように、端子収容孔12の上部に配置されている。このショート端子収容空間15は、ショート端子31を収容保持する空間で、ハウジング本体13の後端に開放する端子装着用開放部15aを有している。ショート端子収容空間15へのショート端子31の装着は、端子装着用開放部15aから行われる。
連通口16は、図5に示すように、2つの端子収容孔12とショート端子収容空間15とを連通させる開口で、各端子収容孔12内の接続端子3をショート端子収容空間15に臨ませる。
ロックアーム14は、図3及び図5に示すように、ハウジング本体13の前端側外周から後端に向かって延出した弾性アーム部14aと、該弾性アーム部14aの途中に形成された係止部14bと、弾性アーム部14aの後端に形成された操作部14cとを備えている。
係止部14bは、図2に示すように、雌コネクタハウジング11と雄コネクタハウジング21との嵌合接続の完了時に、雄コネクタハウジング21に装備された係止突起24と係合することで、ハウジング相互の接続状態をロックする。
操作部14cは、ハウジング相互の接続を解除する際に押下する部位である。この操作部14cを押下することで、弾性アーム部14aをハウジング本体13側に撓ませて係止突起24と係止部14bとの係合を解除することができる。
ショート端子31は、金属板のプレス成形により形成した端子で、図6に示すように、端子本体32と、該端子本体32の後端(図2では、右端)から延出する2つの短絡用接触片33と、を備えている。
端子本体32は、左右の側壁部32aと、これらの側壁部32a間を連結する連結壁部32bとを備えている。端子本体32は、図2に示すように、連結壁部32bがショート端子収容空間15の上壁面15b(図5参照)に接触するように、端子装着用開放部15bからショート端子収容空間15内の連通口16側から離れた領域(上壁面15b側の領域)に装着される。
短絡用接触片33は、図9〜図12に示すように、端子本体32の後端から、連通口16側に斜めに延出して、連通口16から各端子収容孔12内に突出する形状に成形されている。また、短絡用接触片33の端子収容孔12内に突出する部分は、雌型の接続端子3との接触が安定するように、雌型の接続端子3側に凸の湾曲形状33aに成形されている。
短絡解除部材41は、図2に示すように、雌コネクタハウジング11の後端に嵌合装着されるハウジング嵌合部42と、該ハウジング嵌合部42に一体形成された短絡解除片43とを備えている。
ハウジング嵌合部42は、図9〜図12に示すように、係止アーム45と、アーム規制部46と、指当部47とを備えている。
係止アーム45は、雌コネクタハウジング11に対する係止位置が、図12に示すように短絡解除片43の先端が短絡用接触片33と雌型の接続端子3との接触を妨げない仮係止位置と、図16に示すように短絡解除片43の先端が短絡用接触片33と雌型の接続端子3との間に割り込むことで短絡用接触片33を接続端子から離脱させる本係止位置とに切り替え可能に構成される。
本実施形態の係止アーム45は、雌コネクタハウジング11に対する係止位置を仮係止位置又は本係止位置に切り替え可能にするために、第1係合部45aと、第2係合部45bとを備える。
第1係合部45aは、図12に示すように、ロックアーム14の係止部14bの後端に係合することで、仮係止位置を維持する。第2係合部45bは、図16に示すように、ロックアーム14の係止部14bの前端に係合することで、本係止位置を維持する。
第1係合部45aは、係止アーム45の上面に突設された嵌合検知突起45cの前端に形成された段差である。また、第2係合部45bは、嵌合検知突起45cの後端に形成された段差である。
嵌合検知突起45cは、図12に示すように短絡解除部材41が仮係止位置で雌コネクタハウジング11に装着されている状態で、雌コネクタハウジング11が雄コネクタハウジング21に嵌合接続された場合に、図2に示したように、雄コネクタハウジング21の係止突起24により押下されて、第1係合部45aと係止部14bとの係合状態が解除される。即ち、第1係合部45aによる係合状態は、雌雄一対のコネクタハウジング11,21相互の嵌合接続が完了したときに解除される。
アーム規制部46は、図16に示すように、短絡解除部材41が本係止位置に移動した際に、雌コネクタハウジング11のロックアーム14の下側に入り込むことで、ロックアーム14の撓み変位を規制する。
指当部47は、短絡解除部材41を雌コネクタハウジング11に嵌合装着するときに、指を当てる把持部である。
短絡解除片43は、図8に示すように、端子収容孔12の延在方向に沿ってショート端子収容空間15の端子収容孔12寄りの位置に挿入可能に、ハウジング嵌合部42に一体形成されている。この短絡解除片43は、薄板状で、短絡解除部材41が仮係止位置から本係止位置に移動するとき、図16に示すように、雌型の接続端子3と短絡用接触片33との間に割り込むことで、短絡用接触片33を雌型の接続端子3から離脱させて短絡解除状態を形成する。
更に、本実施形態の場合、短絡解除片43は、ショート端子収容空間15内の短絡用接触片33の動作状態(短絡状態か、あるいは短絡解除状態か)を端子装着用開放部15aから視認可能に、ショート端子31の後方を塞がないように、装備されている。
また、本実施形態の場合、短絡解除片43の先端面は、図7及び図8に示すように、雌型の接続端子3と短絡用接触片33との間に割り込み易いように、傾斜面43aに形成されている。
雄コネクタハウジング21は、図13及び図14に示すように、雄型の接続端子5を収容保持する端子収容孔22を有したハウジング本体23と、該ハウジング本体23の前端側に突出形成されたフード部25とを備えている。
フード部25は、雌コネクタハウジング11のハウジング本体13が嵌合する空間を形成している。このフード部25の内壁面には、雌コネクタハウジング11と雄コネクタハウジング21との嵌合接続が完了したときに、図2に示すように、雌コネクタハウジング11の係止部14bに係合して、ハウジング相互の接続状態をロックする係止突起24が装備されている。
以上に説明した雌コネクタハウジング11は、予め、図10に示したように、雌コネクタハウジング11にショート端子31を組み付け、更に、短絡解除部材41を仮係止位置に組み付ける。更に、図12に示すように、雌型の接続端子3を組み付けた組立体とした後、雄コネクタハウジング21に嵌合接続する。
短絡解除部材41が仮係止位置にあるときは、ショート端子31により、雌コネクタハウジング11内の雌型の接続端子3相互が短絡接続されている。
短絡解除部材41が仮係止位置に装着された雌コネクタハウジング11と雄コネクタハウジング21との嵌合接続が完了すると、図2に示したように、係止部14bに係合した係止突起24が短絡解除部材41の嵌合検知突起45cを押下して、短絡解除部材41の仮係止状態が解除される。この状態で、短絡解除部材41を雌コネクタハウジング11内に押し込むと、図15及び図16に示すように、短絡解除片43が雌型の接続端子3と短絡用接触片33との間に割り込んで、短絡解除状態とすることができる。
以上に説明した一実施形態のコネクタ1では、一対のコネクタハウジング11,21相互の嵌合接続が完了したときに、一方のコネクタハウジング11内のショート端子31による短絡を解除する短絡解除部材41は、一方のコネクタハウジング11とは別体の部材で、一方のコネクタハウジング11とは別に成形されるため、構造上の設計自由度が高い。
そして、一対のコネクタハウジング11,21相互の嵌合接続が完了したときに、一方のコネクタハウジング11内のショート端子31による短絡を解除する短絡解除部材41の短絡解除片43は、一方のコネクタハウジング11の後端に開放するショート端子収容空間15に挿入されて、その先端が短絡用接触片33と接続端子との間に割り込むことで短絡用接触片33を接続端子から離脱させるもので、ショート端子収容空間15内の短絡用接触片33が短絡状態にあるか、あるいは短絡解除状態にあるかといった短絡用接触片33の動作状態を端子装着用開放部15aから視認可能に装備される。
そのため、コネクタハウジング相互の嵌合接続時に、ショート端子31の動作状態(短絡状態及び短絡解除状態)を目視により簡単に確認することができる。
また、以上に説明した一実施形態のコネクタ1では、ショート端子31は、一方のコネクタハウジング11内に固定装備されていて、スライダによりショート端子を可動に装備していた従来のコネクタと比較すると、構成部品に対する要求寸法精度を緩和しても、接続端子に対して安定した接触性を確保することができ、構成部品に対する要求寸法精度を緩和して、構成部品の製造コストを低減することができる。
また、以上に説明した一実施形態のコネクタ1では、一方のコネクタハウジング11に対する短絡解除部材41の装着は、コネクタハウジング相互の結合状態をロックするために一方のコネクタハウジング11に装備されるロックアーム14を利用して行われるため、短絡解除部材41の装着のために一方のコネクタハウジング11の構造が繁雑化することを防止することができる。
また、短絡解除片43の先端が短絡用接触片33と雌型の接続端子3との接触を妨げない仮係止位置に短絡解除部材41を維持する第1係合部45aは、雌雄一対のコネクタハウジング11,21相互の嵌合接続が完了したときに解除されるため、コネクタハウジング相互の嵌合が完了する前に短絡が解除されるという不都合を確実に防止することができ、インフレータ用コネクタとしての信頼性を向上させることができる。
なお、本発明のコネクタ1は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、各コネクタハウジングが収容する接続端子の数量は、上記実施形態に示した2極に限らない。また、上記の実施形態において例示した短絡解除部材における雌コネクタハウジングとの具体的な係合構造も、本発明の目的を達成できるものであれば、任意であり、前述した実施形態に限定されない。
1 コネクタ
3 雌型の接続端子
5 雄型の接続端子
11 雌コネクタハウジング(一方のコネクタハウジング)
12 端子収容孔
13 ハウジング本体
14 ロックアーム
14b 係止部
15 ショート端子収容空間
15a 端子装着用開放部
21 雄コネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)
24 係止突起
31 ショート端子
32 端子本体
33 短絡用接触片
41 短絡解除部材
43 短絡解除片
45 係止アーム
45a 第1係合部
45b 第2係合部
45c 嵌合検知突起
46 アーム規制部

Claims (2)

  1. 互いに嵌合接続される雌雄一対のコネクタハウジングと、一方のコネクタハウジング内の接続端子相互を短絡可能に前記一方のコネクタハウジングに装備されるショート端子と、前記一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了するときに前記ショート端子による短絡状態を解除する短絡解除部材と、を備えるコネクタであって、
    前記一方のコネクタハウジングは、該コネクタハウジング内の複数の端子収容孔に隣接するように配置されると共に、該コネクタハウジングの後端に開放する端子装着用開放部を有したショート端子収容空間と、前記複数の端子収容孔と前記ショート端子収容空間とを連通させて前記端子収容孔内の接続端子を前記ショート端子収容空間に臨ませる連通口と、を備え、
    前記ショート端子は、前記端子装着用開放部から前記ショート端子収容空間内の前記連通口側から離れた領域に装着される端子本体と、該端子本体から前記連通口側に斜めに延出して前記連通口から各端子収容孔内に突出する短絡用接触片と、を備え、
    前記短絡解除部材は、一方のコネクタハウジングの後端に嵌合装着されるハウジング嵌合部と、前記端子収容孔の延在方向に沿って前記ショート端子収容空間の前記端子収容孔寄りの位置に挿入可能に前記ハウジング嵌合部に一体形成された短絡解除片と、を備え、
    前記ハウジング嵌合部は、前記一方のコネクタハウジングに対する係止位置が、前記短絡解除片の先端が前記短絡用接触片と前記接続端子との接触を妨げない仮係止位置と、前記短絡解除片の先端が前記短絡用接触片と前記接続端子との間に割り込むことで前記短絡用接触片を前記接続端子から離脱させる本係止位置とに切り替え可能に構成され、
    前記短絡解除片は、前記ショート端子収容空間内の前記短絡用接触片の動作状態を前記端子装着用開放部から視認可能に装備されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記短絡解除部材のハウジング嵌合部は、雌雄一対のコネクタハウジング相互の接続をロックするために一方のコネクタハウジングに装備されているロックアームの係止部の後端に係合することで前記仮係止位置を維持する第1係合部と、前記ロックアームの係止部の前端に係合することで前記本係止位置を維持する第2係合部とを備え、
    前記第1係合部による係合状態は、雌雄一対のコネクタハウジング相互の嵌合接続が完了したときに解除されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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