JP5626154B2 - 燃料電池用改質システムおよび硫黄検出器 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態1について図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、燃料電池システムは、発電モジュール18と、発電モジュール18の上流に設けられた脱硫装置200とを有する。発電モジュール18は、炭化水素系の原料ガスを改質させてアノードガス(水素含有ガスまたは水素ガス)を生成させる改質部3と、アノードガスが供給されるアノードおよびカソードガス通路70からカソードガス(空気などの酸素含有ガス)が供給されるカソードを有する固体酸化物形(SOFC)の燃料電池1と、改質部3および燃料電池1を包囲してこれらを高温状態(例えば300〜900℃の範囲内)に維持する断熱材料で形成された断熱壁19とを有する。
本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、図1〜図3を準用する。第2脱硫部202の第2脱硫剤は、高露点の原料ガスに対して第1脱硫部201の第1脱硫剤よりも高い脱硫能力を有する。高露点の原料ガスに対して高い脱硫能力をもつ第2脱硫剤は、ゼオライト、活性炭等の多孔性物質に遷移金属等の金属を含むことができる。上記した金属としては、銀、銅、金、ロジウム、パラジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム、ニッケル、鉄、クロム、モリブデンのうちの少なくとも1種が例示され、更に、これらを2種以上含む合金が例示される。
図4は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1,2と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。第1脱硫部201B、硫黄検出器205、第2脱硫部202Bはこの順で単数のハウジング204に収容され、単数の脱硫装置200を構成している。ハウジング204は、第1脱硫部201B、硫黄検出器205、第2脱硫部202Bを一体的に収容する共通ハウジングとして機能する。第2脱硫部202の第2脱硫剤は、第1脱硫部201の第1脱硫剤と同一または同系でも良い。あるいは、第2脱硫部202の第2脱硫剤は、高露点の原料ガスに対して第1脱硫部201の第1脱硫剤よりも高い脱硫能力を有するものでも良い。更に、硫黄検出器205のセンシング部206は第1脱硫部201と第2脱硫部202とでは挟まれているため、寒冷地や冬期等のように外気が低温であっても、過剰低温化が抑制され、センシング部206と硫黄成分と腐食反応の進行を促進でき、硫黄成分を検出する応答速度を速めることができる。
図5は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1〜3と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、図1〜図4を準用できる。硫黄検出器205Bは、原料ガス通路6において第1脱硫部201と第2脱硫部202との間に介在している。硫黄検出器205Bは、硫黄系付臭剤を含む原料ガスとの接触に基づいて腐食し断線するセンシング部206と、センシング部206の断線を検出する検出部209とを有する。検出部209は公知の断線検出回路で形成できる。センシング部206は線材で形成されており、硫黄系付臭剤を含む原料ガスと接触する。
図6は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1〜4と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有するため、図1〜図4を準用できる。硫黄検出器205Cは、原料ガス通路において第1脱硫部201と第2脱硫部202との間に介在している。硫黄検出器205Cは、硫黄系付臭剤を含む原料ガスとの接触に基づいて腐食劣化し断線するセンシング部206と、センシング部206の断線を検出する検出部209とを有する。センシング部206は、金属で形成された線材で形成されており、硫黄系付臭剤を含む原料ガスと接触する。センシング部206は、断線し易いように外径が小さな細線部206cと、細線部206cの断線を促進させるように細線部206cに引張力Fを与える付勢力を発揮させる引張バネで形成された付勢部206eとを有する。引張バネは細線部206cよりも太線か、硫黄成分に対して腐食抑制しにくい材料(例えばステンレス鋼等の合金鋼)で形成されているか、腐食抑制しにくいメッキ等の被膜が被覆されていることが好ましい。センシング部206の細線部206cは、硫黄成分により腐食し易いようにメッキ等の被膜を施されてはおらず、原料ガスとの接触に基づいて腐食劣化し、腐食劣化の進行により断線することが好ましい。細線部206cは付勢部206eにスポット溶接部等の溶接部206x(結合部)で結合できる。検出部209はセンシング部206の細線部206cの断線を検出する。これにより硫黄系付臭剤を含む原料ガスの存在を簡便に検出できる。
図7は適用形態の概念を示す。図5に示すように、燃料電池システムは、燃料電池1と、液相状の水を蒸発させて水蒸気を生成させる蒸発部2と、蒸発部2で生成された水蒸気を用いて燃料を改質させてアノードガスを形成する改質部3と、蒸発部2に供給される液相状の水を溜めるタンク4と、これらを収容する筐体5とを有する。燃料電池1は、イオン伝導体を挟むアノード10とカソード11とをもち、例えば、SOFCとも呼ばれる固体酸化物形燃料電池(運転温度:例えば400℃以上)とされている。改質部3は、セラミックス等の担体に改質触媒を担持させて形成されており、蒸発部2に隣設されている。改質部3および蒸発部2は改質部2Aを構成しており、燃料電池1と共に断熱壁19で包囲され、発電モジュール18を形成している。発電モジュール18内には、改質部3,蒸発部2を加熱する燃焼部105が設けられている。アノード10側から排出されたアノード排ガスは、流路103を介して燃焼部105に供給される。カソード11側から排出されたカソード排ガスは、流路104を介して燃焼部105に供給される。起動時には、燃焼部105は、アノード10から供給された改質前の原料ガスを、カソード11から供給されたカソードガスで燃焼させ、蒸発部2および改質部3を加熱させる。
(1)…CH4+2H2O→4H2+CO2
CH4+H2O→3H2+CO
生成されたアノードガスはアノードガス通路73を介して燃料電池1のアノード10に供給される。更にカソードガス(酸素含有ガス、筐体5内の空気)がカソードガス通路70を介して燃料電池1のカソード11に供給される。これにより燃料電池1が発電する。燃料電池1で排出された高温の排ガスは、排ガス通路75を介して筐体5の外方に排出される。
本発明は上記し且つ図面に示した各実施形態および適用形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。ポンプ60は脱硫装置200の下流に限らず、上流に配置されていても良い。燃料電池は、固体酸化物形燃料電池に限定されず、場合によっては、固体高分子電解質形燃料電池でも良いし、リン酸形燃料電池でも良く、溶融炭酸塩形燃料電池でも良い。要するに、原料ガスを脱硫させる第1脱硫部および第2脱硫部を直列に有する燃料電池システムであれば良い。原料ガスも特に制限されず、硫黄化合物を含むガスであれば良く、都市ガス、プロパンガス、バイオガス、LPGガス、CNGガス等を例示できる。
Claims (3)
- 原料ガスを改質させて改質ガスを生成させる改質部と、
硫黄系付臭剤を含む原料ガスを前記改質部に流す原料ガス通路と、
前記原料ガス通路に設けられ原料ガスに含まれる硫黄成分を除去する第1脱硫部と、
前記原料ガス通路のうち前記第1脱硫部よりも下流に設けられ原料ガスに含まれる硫黄成分を除去する第2脱硫部と、
前記原料ガス通路に設けられ原料ガスに含まれる硫黄成分との接触に基づいて断線するセンシング部と、該センシング部の断線を検出する検出部と、からなる硫黄検出器とを具備しており、
前記原料ガス通路において前記第1脱硫部、前記硫黄検出器の前記センシング部、前記第2脱硫部がこの順に設けられている燃料電池用改質システム。 - 請求項1において、前記第2脱硫部は、高露点の原料ガスに対して前記第1脱硫部よりも高い脱硫能力を有する燃料電池用改質システム。
- 請求項1または2において、前記センシング部は外径が大きい太線部と断線し易い外径が小さい細線部とからなる燃料電池用改質システム。
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