JP5626119B2 - 車両シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両シート装置に関するものである。
従来、車両シート装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両シート装置は、シートの車両前後方向の可動を規制するロック機構と、操作スイッチの操作に基づいてロック機構の規制を解除するための駆動源(アクチュエータ)とを備える。この駆動源(アクチュエータ)は、操作スイッチの操作に基づきコントローラから電流が供給されるとロック機構に連結されたワイヤーを引っ張ってロック機構の規制を解除するように設けられ、コントローラから電流が供給されなくなるとばねの付勢力によりロック機構の規制が行われるように構成されている。
特許第4016107号公報
しかしながら、上記のような車両シート装置では、駆動源に電流が供給されなくなるとばねの付勢力によりロック機構の規制が行われることから、ロック機構の規制を解除している間は駆動源に電流を流し続ける必要がある。よって、消費電力が大きくなるという問題がある。特にモータでワイヤーを終端まで引っ張っている状態では、モータに大電流であるロック電流が流れ続けてしまうことになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で低消費電力化を図ることができる車両シート装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、シートの可動を規制するロック機構と、操作スイッチの操作に基づいて前記ロック機構の規制を解除するための駆動源とを備えた車両シート装置であって、前記駆動源は、非通電状態でその出力部が可動しない自縛力を有し、通電方向に応じてその出力部を、前記規制を解除する側である正方向と規制する側である逆方向の2方向に駆動可能なものであり、前記ロック機構による規制と解除が切り換わる出力部の規制/解除位置よりも正方向の第1切換位置で切り換わる第1のスイッチ素子と、前記規制/解除位置よりも逆方向の第2切換位置で切り換わる第2のスイッチ素子とを有し、前記第1のスイッチ素子は、前記操作スイッチが前記規制を解除する操作が行われている状態では、自身が切り換わるまで前記出力部を正方向に回転させる通電を行うとともに自身が切り換わると前記駆動源への通電を停止するように設けられ、前記第2のスイッチ素子は、前記操作スイッチの前記規制を解除する操作が停止されると、自身が切り換わるまで前記出力部を逆方向に回転させる通電を行うとともに自身が切り換わると前記駆動源への通電を停止するように設けられ、前記出力部は、前記ロック機構による規制を解除可能に連結される解除部材に対し、前記第2切換位置で前記第2のスイッチ素子を介して係合し、前記第2切換位置より更に逆方向の位置で非係合状態となるように設けられたことを要旨とする。
同構成によれば、ロック機構による規制と解除が切り換わる位置と対応した出力部の規制/解除位置よりも正方向の第1切換位置で切り換わる第1のスイッチ素子を有する。そして、操作スイッチが規制を解除する操作が行われている状態では、第1のスイッチ素子が切り換わるまで出力部を正方向に回転させる通電が行われるとともに第1のスイッチ素子が切り換わると駆動源への通電は停止される。そして、駆動源は、非通電状態でその出力部が可動しない自縛力を有するため、操作スイッチが規制を解除する操作が行われ続けてもロック機構による規制が解除された状態が保たれつつ電流の流れが遮断される。
又、前記切換位置と対応した出力部の位置よりも逆方向の第2切換位置で切り換わる第2のスイッチ素子を有する。そして、操作スイッチの前記規制を解除する操作が停止されると、第2のスイッチ素子が切り換わるまで出力部を逆方向に回転させる通電が行われるとともに第2のスイッチ素子が切り換わると駆動源への通電は停止される。よって、ロック機構による規制が行われた後に電流の流れが遮断される。上記のように第1及び第2のスイッチ素子を設けて駆動源への通電を制御することで、駆動源に電流が流れ続けることを回避することができ、特にマイクロコンピューター等を用いることなく簡単な構成で低消費電力化を図ることができる。
更に、出力部は、ロック機構による規制を解除可能に連結される解除部材に対し、前記第2切換位置で第2のスイッチ素子を介して係合し、前記第2切換位置より更に逆方向の位置で非係合状態となるように設けられるため、解除部材への動力伝達が行われている状態では確実に第2のスイッチ素子が切り換わった状態とすることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の車両シート装置において、前記ロック機構による規制が解除された状態を報知する報知手段を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、ロック機構による規制が解除された状態を報知する報知手段を備えるため、搭乗者等はロック機構による規制が解除された状態を容易に知ることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の車両シート装置において、前記報知手段は、前記出力部が前記第2切換位置よりも正方向にある状態で報知状態となるように前記第2のスイッチ素子にて報知状態と非報知状態が切り換えられることを要旨とする。
同構成によれば、報知手段は、前記出力部が前記第2切換位置よりも正方向にある状態で報知状態となるように前記第2のスイッチ素子にて報知状態と非報知状態が切り換えられるため、駆動源への通電を停止させる機能を有する前記第2のスイッチ素子を共用として報知手段を作動させることができる。
本発明によれば、簡単な構成で低消費電力化を図ることができる車両シート装置を提供することができる。
本実施の形態の車両シート装置の機械的構成を説明するための斜視図。 本実施の形態の車両シート装置の機械的動作を説明するための側面図。 本実施の形態の車両シート装置の機械的動作を説明するための側面図。 本実施の形態の車両シート装置の機械的動作を説明するための側面図。 本実施の形態の車両シート装置の機械的動作を説明するための側面図。 本実施の形態における車両シート装置の電気回路図。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1には、ロック機構2の規制を解除するための駆動源としてのモータ3が設けられている。本実施の形態のシート1は、車両フロアに固定された車両前後方向に延びる図示しないロアレールに沿って移動可能に設けられ、ロック機構2はその可動を規制するためのものである。このロック機構2は、公知のものであって、具体的には、シート1側に設けられたロック用爪をロアレールに多数形成されたロック用孔のいずれかに挿入することでシート1の可動を規制するものである。
モータ3は、金属板材よりなるブラケット4を介してシート1のフレームに対して固定され、その通電方向に応じて出力部としての出力部材5を正逆方向に回動可能とされている。この出力部材5は、金属板材よりなるとともにブラケット4に対して回転可能に支持され、その一部に略扇形状のセクタギヤ部5aが形成され、該セクタギヤ部5aのセクタギヤ(歯)がモータ3の出力回転軸に噛合されることでモータ3にて回動可能とされている。又、出力部材5には、出力片5bが延出して形成され、その出力片5bは、図2に示すように、水平より僅かに(約5°)下方に傾いた状態から、図5に示すように、水平より(約20°)上方に傾いた状態となるまで回動するように設けられている。又、モータ3は、非通電状態では出力部材5が可動(回動)してしまわない自縛力を有している。
又、シート1には、ロック機構2による規制と解除が切り換わる出力部材5の規制/解除位置(図4参照)よりも正方向の第1切換位置(図5参照)で切り換わる第1のスイッチ素子としての第1のリミットスイッチ11が設けられている。又、シート1には、前記規制/解除位置(図4参照)よりも逆方向の第2切換位置(図3参照)で切り換わる第2のスイッチ素子としての第2のリミットスイッチ21,22が設けられている。尚、第1及び第2のリミットスイッチ11,21,22は、スイッチ本体部11a,21a,22aから延びたレバー11b,21b,22bが押し込まれた状態とされることでオン状態とされるものである。
詳述すると、まずロック機構2には、その規制を解除可能な解除部材としての解除レバー31がロック機構接続部32を介して連結されている。解除レバー31は、図1〜図3に示すように、略水平状態ではロック機構2による規制を解除せず、図4及び図5に示すように前記ロック機構接続部32と共に持ち上げられた状態ではロック機構2による規制を解除するように(ロック用爪をロック用孔から抜くように)ロック機構2に連結されている。尚、解除レバー31は、図1〜図3に示すように、機械的に前記略水平状態よりも下方には動けない(下方に傾いた状態にならない)ように設定されている。
そして、出力部材5(出力片5b)は、前記解除レバー31に対し、図3に示すように前記第2切換位置(出力片5bが略水平の状態)で第2のリミットスイッチ21,22を介して係合し、図2に示すように前記第2切換位置より更に逆方向の位置で非係合状態となるように設けられている。この第2のリミットスイッチ21,22は、図3〜図5に示す範囲で、そのレバー21b,22bが出力片5bと共に解除レバー31を上方に持ち上げる(解除レバー31に押圧接触される)ように配設され、そのように動力伝達が行われている状態では確実にレバー21b,22bが押し込まれた状態(オン状態)となるように配設されている。又、本実施の形態では、第2のリミットスイッチ21,22は、同時に切り換わるように、詳しくは同時にレバー21b,22bが押し込まれた状態(オン状態)となるように一対が並設されている。
又、第1のリミットスイッチ11は、ブラケット4において、前記セクタギヤ部5aと対応した位置であって、そのレバー11bが、図5に示すように前記第1切換位置(出力片5bが水平より約20°上方に傾いた状態)でセクタギヤ部5aに押し込まれた状態(オン状態)となるように配設されている。
次に、本実施の形態における車両シート装置の電気回路を図6に従って説明する。
図6に示すように、モータ3の一対の電源端子は正回転用リレー41と逆回転用リレー42の各c(共通)接点に接続されている。これら正回転用リレー41及び逆回転用リレー42の各a接点は、それぞれ直流電源(バッテリ)Bに接続され、各b接点はグランドに接続されている。
又、例えばシート1におけるシートクッションの側面等には、操作スイッチ43が設けられている。操作スイッチ43は、自動復帰型の押しボタンスイッチであって、押されてロック機構2による規制を解除する操作が行われる状態では、そのa接点とb接点とが接続されるものである。
操作スイッチ43のa端子は直流電源Bに接続されている。又、操作スイッチ43のb端子は、チャタリング防止回路44を介してリレー45のコイルの一端に接続され、該コイルの他端はグランドに接続されている。
リレー45のc(共通)接点は、直流電源Bに接続され、リレー45のa接点は前記正回転用リレー41のコイルの一端に接続され、該コイルの他端は前記第1のリミットスイッチ11を介してグランドに接続されている。前記第1のリミットスイッチ11は、レバー11bが押し込まれたオン状態でそのa接点とb接点とを非接続状態とするものであって、オフ状態でa接点とb接点とを接続状態とするものである。
又、リレー45のb接点は前記逆回転用リレー42のコイルの一端に接続され、該コイルの他端は、前記第2のリミットスイッチ21,22を介してグランドに接続されている。前記第2のリミットスイッチ21,22は、レバー11bが押し込まれたオン状態でそのc(共通)接点とa接点とを接続状態とするものであって、オフ状態でc接点とb接点とを接続状態とするものである。そして、前記逆回転用リレー42のコイルの他端は、前記第2のリミットスイッチ21のa接点に接続され、第2のリミットスイッチ21のc接点はもう一つの第2のリミットスイッチ22のc接点に接続され、その第2のリミットスイッチ22のa接点はグランドに接続されている。
又、本実施の形態の車両シート装置は、ロック機構2による規制が解除された状態を報知するための報知手段としてのインジケータ51及びブザー52を備えている。尚、本実施の形態のインジケータ51は、種々の表示を行うメータ53の一部に設けられた警告ランプとされている。インジケータ51及びブザー52は、ダイオード54を介して前記第2のリミットスイッチ22のb接点に接続されている。又、第2のリミットスイッチ21のb接点はグランドに接続されている。そして、インジケータ51及びブザー52は、グランドに接続されている状態では不活性化され、電気的にオープン状態となると活性化されて視覚的且つ聴覚的に搭乗者に報知を行うものとされている。
又、前記正回転用リレー41のコイルの両端、逆回転用リレー42のコイルの両端、及びリレー45のコイルの両端には、それぞれフライホイール用のダイオード55〜57が並列に接続されている。
次に、上記のように構成された車両シート装置の作用について説明する。
搭乗者が操作スイッチ43を押してロック機構2による規制を解除する操作が行われている状態とされると、電流が操作スイッチ43、チャタリング防止回路44を介してリレー45のコイルに流れ、リレー45がオン状態(c接点がa接点に接続状態)とされる。すると、リレー45を介して電流が正回転用リレー41のコイルに流れ、正回転用リレー41がオン状態(c接点がa接点に接続状態)とされる。すると、正回転用リレー41を介してモータ3に正方向(図6中、下方向)に駆動電流が供給されて(出力部材5を正方向に回転させる通電がなされて)出力部材5が正方向に回動駆動される。
そして、出力部材5が解除レバー31との非係合状態(図2参照)から図3に示すように前記第2切換位置まで正方向に回動し解除レバー31と係合すると、第2のリミットスイッチ21,22がオン状態となり、それによりインジケータ51及びブザー52が電気的にオープン状態となって活性化されて視覚的且つ聴覚的に搭乗者に報知が行われる。
又、出力部材5が更に図4に示す前記規制/解除位置まで正方向に回動すると、解除レバー31がロック機構接続部32と共に持ち上げられた状態となりロック機構2による規制が解除される。
又、出力部材5が更に図5に示す前記第1切換位置まで正方向に回動すると、第1のリミットスイッチ11がオン状態(a接点とb接点とが非接続状態)となり、正回転用リレー41のコイルに電流が流れなくなり、正回転用リレー41がオフ状態(c接点がb接点に接続状態)とされる。すると、モータ3への駆動電流の供給(通電)が停止される。即ち、第1のリミットスイッチ11は、操作スイッチ43が押されている状態では、自身が(オン状態に)切り換わるまで出力部材5を正方向に回転させる通電を行うとともに自身が(オン状態に)切り換わるとモータ3への通電を停止するように機能する。
その後であって、例えば搭乗者がシート1の車両前後方向の位置を調節した後、操作スイッチ43から手を離しロック機構2による規制を解除する操作を終えると、リレー45のコイルに電流が流れなくなり、リレー45がオフ状態(c接点がb接点に接続状態)とされる。すると、リレー45を介して電流が逆回転用リレー42のコイルに流れ、逆回転用リレー42がオン状態(c接点がa接点に接続状態)とされる。すると、逆回転用リレー42を介してモータ3に逆方向(図6中、上方向)に駆動電流が供給されて(出力部材5を逆方向に回転させる通電がなされて)出力部材5が逆方向に回動駆動される。
そして、出力部材5が図4に示す前記規制/解除位置よりも逆方向に回動すると、ロック機構2による規制が行われる。そして、出力部材5が更に図3に示す第2切換位置よりも逆方向に回動すると、第2のリミットスイッチ21,22がオフ状態(c接点がb接点に接続状態)となり、逆回転用リレー42のコイルに電流が流れなくなり、逆回転用リレー42がオフ状態(c接点がb接点に接続状態)とされる。即ち、第2のリミットスイッチ21,22は、操作スイッチ43が押された状態が停止されると、自身が(オフ状態に)切り換わるまで出力部材5を逆方向に回転させる通電を行うとともに自身が(オフ状態に)切り換わるとモータ3への通電を停止するように機能する。又、このとき、インジケータ51及びブザー52がグランドに接続された状態となって不活性化され報知が停止される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作スイッチ43が規制を解除する操作が行われている状態では、第1のリミットスイッチ12が切り換わるまで出力部材5を正方向に回転させる通電が行われるとともに第1のリミットスイッチ12が切り換わるとモータ3への通電は停止される。そして、モータ3は、非通電状態でその出力部材5が可動しない自縛力を有するため、操作スイッチ43が規制を解除する操作が行われ続けても(押され続けても)ロック機構2による規制が解除された状態が保たれつつ電流の流れが遮断される。
又、操作スイッチ43の規制を解除する操作が停止されると、第2のリミットスイッチ21,22が切り換わるまで出力部材5を逆方向に回転させる通電が行われるとともに第2のリミットスイッチ21,22が切り換わるとモータ3への通電は停止される。よって、ロック機構2による規制が行われた後に電流の流れが遮断される。上記のように第1及び第2のリミットスイッチ11,21,22を設けてモータ3への通電を制御することで、モータ3に電流が流れ続けることを回避することができ、特にマイクロコンピューター等を用いることなく簡単な構成で低消費電力化を図ることができる。
(2)出力部材5は、ロック機構2による規制を解除可能に連結される解除レバー31に対し、前記第2切換位置で第2のリミットスイッチ21,22を介して係合し、前記第2切換位置より更に逆方向の位置で非係合状態となるように設けられる。よって、解除レバー31への動力伝達が行われている状態では確実に第2のリミットスイッチ21,22が切り換わった状態(オン状態)とすることができる。
(3)ロック機構2による規制が解除された状態を報知する報知手段(インジケータ51及びブザー52)を備えるため、搭乗者等はロック機構による規制が解除された状態を(視覚的且つ聴覚的)に容易に知ることができる。
(4)報知手段(インジケータ51及びブザー52)は、出力部材5が第2切換位置よりも正方向にある状態で報知状態となるように第2のリミットスイッチ21,22にて報知状態と非報知状態が切り換えられるため、モータ3への通電を停止させる機能を有する第2のリミットスイッチ21,22を共用として報知手段を作動させることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、出力部材5は、ロック機構2による規制を解除可能に連結される解除レバー31に対し、第2切換位置で第2のリミットスイッチ21,22を介して係合するように設けられるとしたが、これに限定されず、他の構成に変更してもよい。例えば、第2のリミットスイッチ21,22を、第1のリミットスイッチ11と同様に、ブラケット4に固定して出力部材5にてレバー21b,22bが押し込まれるようにしてもよい。又、このようにした場合、特に解除レバー31を設けない構成としてもよく、例えば、出力部材5を直接ロック機構2に連結したり、ワイヤーを介して連結してもよい。
・上記実施の形態では、ロック機構2による規制が解除された状態を報知する報知手段(インジケータ51及びブザー52)を備えるとしたが、これに限定されず、報知手段を備えていない構成としてもよい。又、報知手段は、インジケータ51及びブザー52のいずれか1つとしてもよいし、他の報知手段に変更してもよい。
・上記実施の形態では、報知手段(インジケータ51及びブザー52)は、第2のリミットスイッチ21,22にて報知状態と非報知状態が切り換えられるとしたが、これに限定されず、他のスイッチ素子等にて報知状態と非報知状態が切り換えられるようにしてもよい。又、上記したように報知手段を備えない構成とした場合や、他のスイッチ素子等で作動させる場合、第2のリミットスイッチ21,22を1つとしてもよい。
・上記実施の形態の第1及び第2のリミットスイッチ11,21,22は、同様の機能を有すれば、他の第1及び第2のスイッチ素子に変更してもよい。又、上記した回路は、マイクロコンピューターを用いることなく同様に機能すれば変更してもよく、例えば各素子(正回転用リレー41や逆回転用リレー42やリレー45)を同様の機能を有する他の素子に変更してもよい。
・上記実施の形態では、ロック機構2はシート1の車両前後方向の移動を規制するものとしたが、これに限定されず、シート1の他の可動を規制するものとしてもよい。例えば、ロック機構1は、シート1の座面を形成するシートクッションに対して傾動可能とされたシートバック(背もたれ)の傾動を規制するものとしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項又はに記載の車両シート装置において、前記報知手段は、インジケータを含むことを特徴とする車両シート装置。このようにすると、搭乗者等はロック機構による規制が解除された状態を視覚的に容易に知ることができる。
(ロ)請求項及び上記(イ)のいずれか1つに記載の車両シート装置において、前記報知手段は、ブザーを含むことを特徴とする車両シート装置。このようにすると、搭乗者等はロック機構による規制が解除された状態を聴覚的に容易に知ることができる。
1…シート、2…ロック機構、3…モータ(駆動源)、5…出力部材(出力部)、11…第1のリミットスイッチ(第1のスイッチ素子)、21,22…第2のリミットスイッチ(第2のスイッチ素子)、31…解除レバー(解除部材)、43…操作スイッチ、51…インジケータ(報知手段)、52…ブザー(報知手段)。

Claims (3)

  1. シートの可動を規制するロック機構と、操作スイッチの操作に基づいて前記ロック機構の規制を解除するための駆動源とを備えた車両シート装置であって、
    前記駆動源は、非通電状態でその出力部が可動しない自縛力を有し、通電方向に応じてその出力部を、前記規制を解除する側である正方向と規制する側である逆方向の2方向に駆動可能なものであり、
    前記ロック機構による規制と解除が切り換わる出力部の規制/解除位置よりも正方向の第1切換位置で切り換わる第1のスイッチ素子と、前記規制/解除位置よりも逆方向の第2切換位置で切り換わる第2のスイッチ素子とを有し、
    前記第1のスイッチ素子は、前記操作スイッチが前記規制を解除する操作が行われている状態では、自身が切り換わるまで前記出力部を正方向に回転させる通電を行うとともに自身が切り換わると前記駆動源への通電を停止するように設けられ、
    前記第2のスイッチ素子は、前記操作スイッチの前記規制を解除する操作が停止されると、自身が切り換わるまで前記出力部を逆方向に回転させる通電を行うとともに自身が切り換わると前記駆動源への通電を停止するように設けられ
    前記出力部は、前記ロック機構による規制を解除可能に連結される解除部材に対し、前記第2切換位置で前記第2のスイッチ素子を介して係合し、前記第2切換位置より更に逆方向の位置で非係合状態となるように設けられたことを特徴とする車両シート装置
  2. 請求項1に記載の車両シート装置において、
    前記ロック機構による規制が解除された状態を報知する報知手段を備えたことを特徴とする車両シート装置。
  3. 請求項に記載の車両シート装置において、
    前記報知手段は、前記出力部が前記第2切換位置よりも正方向にある状態で報知状態となるように前記第2のスイッチ素子にて報知状態と非報知状態が切り換えられることを特徴とする車両シート装置。
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