JP5623749B2 - 3次元心内心エコー検査のためのカテーテル及びそれを有するシステム - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテル、より具体的に、心内心エコー検査(ICE(intracardiac echocardiography))カテーテル及び3次元ICE用システムに関する。
音波(特に、超音波を含む。)は、例えば、医学的診断、機械部品の非破壊制御、水中画像等、多数の科学的又は技術的分野において有用である。音波は、電磁波を通さない媒体の中を伝播することができるので、光学観測を補完する診断及び制御を可能にする。
例えば、心内心エコー検査(ICE)は、例えば、心内膜炎、心房中隔欠損症(ASD)、卵円孔開存症(PFO)、心室中隔欠損症(VSD)、左心耳閉塞、及び心房細動の治療等、多数の心臓異常の診断及び治療にとって重要なツールになりつつある。心内心エコー検査(ICE)は、無線周波数カテーテルアブレーション処置及び中隔穿刺を導くために使用されてきた。特に心房細動では、アブレーション等の治療処置の間、心臓の内部に関する適切な解剖学的情報を有することが極めて重要である。ICEをアブレーション処置と組み合わせることは、臨床家にとって極めて価値がある。
このために、多数のICEカテーテルが開発されてきた。
例えば、“Ultrasound catheter and method for imaging and hemodynamic monitoring”と題されている米国特許第5,713,363号(特許文献1)は、フロー測定及び画像化のためにカテーテルの遠位端の近くに取り付けられている線形位相配列超音波トランスデューサを有するカテーテルについて記載する。また、マルチプレーン位相配列超音波トランスデューサの使用も開示されている。
一方で、“Ultrasonic transducer assembly with extended flexible circuits”と題されている米国特許第5,795,299号(特許文献2)は、体腔内で使用可能な超音波トランスデューサとともに使用するための改善されたドライバ回路について記載する。
また、“Catheter-mounted, phased-array Ultrasound transducer with improved imaging”と題されている米国特許第5,846,205号(特許文献3)は、カテーテルの遠位端にある位相配列超音波トランスデューサであって、カテーテルの寸法をより小さくするよう、本質的に超音波に対して非集束である出口窓によってカバーされるトランスデューサについて記載する。
更に、“Volumetric image Ultrasound transducer underfluid catheter”と題されている米国特許第6,039,693号(特許文献4)は、3次元画像を生成するための容積測定超音波トランスデューサ流体下カテーテルについて記載する。それは、頻繁にカテーテルを回転し、曲げ、又は延ばすことなく、組織の流体下特徴の実時間3次元画像を可能にする。
更に、“Volumetric image Ultrasound transducer underfluid catheter sytems”と題されている米国特許第6,306,096号(特許文献5)は、特許文献4に記載されている装置による心臓血管流体下構造を見る方法について記載する。
要約すると、体内の実時間2次元及び3次元超音波画像化のための1次元(1D)及び2次元(2D)位相配列音響トランスデューサは、特許文献で記載されている。
1次元音響トランスデューサ配列を用いる設備では、音響トランスデューサ素子は、しばしば、単一平面内でフォーカシングを最適化するように配置される。これは、軸方向(すなわち、伝播方向)及び横方向(すなわち、1D配列沿い)の両方で送受信音圧波のフォーカシングを可能にする。
1次元音響トランスデューサ配列は、心臓の内部の2次元画像化を可能にする。この2次元情報は価値があるが、単なる2次元情報によりICEカテーテルを位置付ける能力は制限される。3次元ビューは、心臓内の正確な範囲にアブレーション装置を正確に導くことができるよう必要とされる。
2次元トランスデューサ配列は、上述されるように考えられてきたが、かかる装置は、これらの装置を高価なものとする、トランスデューサを駆動するための複雑なエレクトロニクスを欠点とする。更に、トランスデューサ配列の寸法、及びそれを駆動するために必要とされる配線の全ては、限られているカテーテルのスペースに適合することを困難にする。配線は、また、磁気共鳴画像化(MRI)に関する互換性の問題を生じさせうる。カテーテルは、通常、単一使用シナリオで用いられ、従って、カテーテル及び画像化アッセンブリの価格は、エンドユーザ及び製造者にとって極めて重要になる。
米国特許第5,713,363号 米国特許第5,795,299号 米国特許第5,846,205号 米国特許第6,039,693号 米国特許第6,306,096号
従って、高コストと、複雑なエレクトロニクスと、MRIに係る互換性の問題とを欠点とする2次元超音波トランスデューサ配列を用いることなく心臓の内部の3次元ビューを提供可能なICEカテーテルを提供することが望ましい。更に、複雑且つ高価な2次元超音波トランスデューサ配列を必要としないICEカテーテルを用いる心臓の内部の3次元ビューを得る方法を提供することが望ましい。
本発明の1つの側面で、カテーテル装置は、近位端及び遠位端を有する伸長体と、該伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサと、該音響トランスデューサへ結合される可変屈折音響レンズとを有し、該可変屈折音響レンズは、当該可変屈折音響レンズに印加される選択電圧に応答して当該可変屈折音響レンズの少なくとも1つの音響信号処理特性を調整するよう構成される。
本発明の他の側面で、カテーテル装置は、近位端及び遠位端を有する伸長体と、該伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサとを有し、更に、前記音響トランスデューサへ結合される音波に関連する方向を、当該可変屈折音響レンズに供給される1又はそれ以上の制御信号に応答して動的に調整するよう構成される可変屈折音響レンズを有する。
本発明の更なる他の側面で、システムは、カテーテル、音響信号プロセッサ、及び電圧発生器を有する。前記カテーテルは、近位端及び遠位端を有する伸長体と、該伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサと、該音響トランスデューサへ結合される可変屈折音響レンズであって、当該可変屈折音響レンズに印加される選択電圧に応答して当該可変屈折音響レンズの少なくとも1つの音響信号処理特性を調整するよう構成される可変屈折音響レンズとを有するカテーテルとを有する。前記音響信号プロセッサは、前記カテーテルの前記音響トランスデューサへ結合され、前記電圧源は、前記カテーテルの前記可変屈折音響レンズへ前記選択電圧を印加するよう構成される。
ICEカテーテルの一実施例を示す。 可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルの一実施例の垂直方向の断面図を示す。 可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルの一実施例の垂直方向の断面図を示す。 可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルの一実施例の軸方向の断面図を示す。 超音波ビームを偏向させ集束させるよう構成される可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルの一実施例の垂直方向の断面図を示す。 可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルを有するシステムの実施例のブロック図を示す。 可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルを動作させる方法の一実施例のフローチャートを示す。
以下、添付の図面を参照して、本発明についてより十分に記載する。図面には、本発明の好ましい実施形態が示されている。なお、本発明は様々な形で具現され、ここに挙げられている実施形態に限定されると解されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本発明の例を教示するよう与えられている。ここで用いられるように、用語「音響」は、特に、通常のヒトの可聴域を超える周波数での超音波を含む音波による又は該音波を有する動作を表す。後に続く議論では、可変屈折音響レンズを有するカテーテル、特にICEカテーテル、及び関連システムについて記載される。本願で用いられる用語「可変屈折音響レンズ」に関連して、語「レンズ」は、光以外の(場合によっては光を加えた)放射、特に音響放射、例えば超音波放射を方向付け又はその焦点を合わせるための装置を意味するよう幅広く定義される。可変屈折音響レンズは音波の焦点を合わせることができるが、これに関連して、このようなフォーカシングが語「レンズ」の使用によって暗示されるわけではない。一般に、ここで使用される可変屈折音響レンズは、音波を屈折させるよう構成され、音波を偏向させ及び/又はその焦点をあわせる。
可変焦点流体レンズ技術は、光が、特定の屈折率を有する、流体で満たされたキャビティの物理境界での変化により、焦点を合わせられることを可能にする明確な目的のためにもともと考案された解決法である(国際公開第2003/069380号参照。これは、その全文を参照により本願に援用される。)。エレクトロウェッテイングとして知られる工程は、キャビティ内の流体が導体電極間での電圧の印加によって移動する工程であって、流体の表面の移動を達成する。表面トポロジーにおけるかかる変化は、光が、移動経路を変更するように屈折することを可能にし、それによって光を集束させる。
一方、超音波は流体媒質内を伝播する。実際には、人体は、しばしば、圧縮波以外の高周波音波をサポートすることができない流体と言われる。この意味で、波は、バルク組織における伝播の音響速度の違いによってのみならず、インターフェースでの音の速度の急変による歪みに反応する。この特性は、国際公開第2005/122139号で利用されている。この文献は、その全文を参照により本願に援用される。国際公開第2005/122139号は、音響トランスデューサへ及びそれからの超音波を集束させるための、レンズに接するバルク組織とは異なる音響速度を有した可変焦点流体レンズの使用を開示する。しかし、国際公開第2005/122139号は、心内心エコー検査用のカテーテルにおける1次元音響トランスデューサへの可変焦点流体レンズ技術の適用を開示又は教示していない。
以下では、音波を可変に屈折させることが可能な音響インターフェースを有する可変屈折音響レンズ及び音響トランスデューサを有するICEカテーテルの1又はそれ以上の実施例が開示される。
図1は、細長いカテーテル本体110と、音響トランスデューサ130と、可変屈折音響レンズ140と、音響透過窓150と、導電体160とを有するICEカテーテル100を表す。ICEカテーテル100は、例えば、カテーテルを貫通する、治療用装置やガイドワイヤー等をサポートする1又はそれ以上のアクセスポートのような1又はそれ以上の他の要素を有してよい。
本体110は、近位端112及び遠位端114を有する。この場合に、ICEカテーテル100は、一般に、例えば最初に遠位端を、静脈に挿入される。本体110は管状構造体であり、可塑性又は剛性を有してよく、例えば、プラスティックから作られてよい。
有利に、音響トランスデューサ130は、音響トランスデューサ素子の1次元配列を有する。一実施例で、トランスデューサ素子は、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電性物質を有してよく、PZTによって発せられる超音波エネルギのほとんどを反射する裏板又は基板上に設けられる。PZTの活性表面は、音響整合層により覆われてよい。代替的に、音響トランスデューサ130は、単一の大開口トランスデューサを有してよい。
可変屈折音響レンズ140は、自身に印加される少なくとも1つの選択電圧に応答して、自身の少なくとも1つの音響信号処理特性を調整するよう構成される。例えば、有利に、可変屈折音響レンズ140は、以下でより詳細に記載されるように、伝播の軸に沿って(“集束”)及び/又はこの面に直交して(“偏向”)音波の仰角フォーカス(elevation focus)を変化させる能力を有する。可変屈折音響レンズ140の実施例に関する更なる詳細は、図2A、B乃至図4を参照して以下で記載される。
音響透過窓150は、可変屈折音響レンズ140と、ICEカテーテル100が配置される範囲、例えば、ヒトの心臓の内部との間を通る音波のアクセスポートを提供する。
導電体160は、(1)音響トランスデューサ130及び/又は可変屈折音響レンズ140と、(2)ICEカテーテル100の外部とへ及びそれらから種々の信号及び電圧を提供する1又は複数の別個の導電線を有してよい。
図1の実施例では、音響トランスデューサ130、可変屈折音響レンズ140、及び音響透過窓150は、カテーテル本体110の遠位端114の近くで本体110の側壁に沿って配置されているが、当然、他の構成が可能である。特に、幾つかの用途では、音響トランスデューサ130、可変屈折音響レンズ140及び音響透過窓150が所謂「前向き」ICEカテーテルを製造するよう遠位端114に配置されるところの実施例が用いられてよい。
図2A及びBは、可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテル2000の一実施例の垂直方向の断面図を示す。ICEカテーテル2000は、カテーテル本体2100と、音響トランスデューサ2300へ結合されている可変屈折音響レンズ2200とを有する。
有利に、可変屈折音響レンズ2200は、以下でより詳細に記載されるように、伝播の軸に沿って(“集束”)、更に、この面に直交して(“偏向”)音波の仰角フォーカス(elevation focus)を変化させる能力を有する。可変屈折音響レンズ2200は、筐体2210と、第1及び第2の流体媒質2241及び2242と、第1の電極2250と、第2の電極2260a及び2260bとを有する。
筐体2210は、上面2211及び底面2212と、第1及び第2の側壁2213及び2214と、第1及び第2の側壁2213及び2214の両端に設けられ、上面2211及び底面2212とともに筐体内2210のキャビティを定めるよう第1及び第2の側壁2213及び2214を両端で共に接続する第3及び第4の側壁(図2A及びBには図示せず。)とを有する。有利に、筐体2210の上面2211及び底面2212は、実質的に音響透過であり、音波は、筐体の第1及び第2の側壁2213及び2214を通り抜けない。音響トランスデューサ2300は、有利に1又はそれ以上の音響整合層(図示せず。)によって、筐体2210の底面2212へ結合されている。一実施例で、筐体2210の第1及び第2の側壁2213及び2214は、例えば、(低ヒステリシスを有するスイッチングのために)10マイクロメートルのパリレン−N(例えば、絶縁体)及びアモルファスフッ素重合体のトップコート(例えば、10nm)を有して、第2の電極2260a/2260bの対応する1つによって覆われることによって形成される。
従って、筐体2210は、第1及び第2の流体媒質2241及び2242を設けられる容積を有する密封キャビティを囲む。
有利に、第1の流体媒質2241及び2242における音の速度は、互いに相違する(すなわち、音波は、流体媒質2242で伝播するのとは異なる速度で流体媒質2241内を伝播する。)。また、第1及び第2の流体媒質2241及び2242は、互いに混和性でない。よって、それらは常に、キャビティ内で別個の流体層として残る。第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間の分離は、如何なる固体部品も用いずに第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間の境界又はインターフェースを定める接触面又はメニスカス(meniscus)である。また、有利に、2つの流体媒質2241及び2242のうち一方は導電性であり、他方の流体媒質は実質的に非導電性、すなわち絶縁性である。(第1及び第2の流体媒質は略等しい密度を有していてもよい。)
一実施例で、第1の流体媒質2241は、主として水から成る。例えば、それは、電気的に極性のある挙動を有するよう、すなわち、導電性であるよう、十分に高いイオン含有量を有する食塩水であってよい。その場合に、第1の流体媒質2241は、例えば、いずれも0.1mol.l−1を有するカリウムイオン及び塩化物イオンを有してよい。代替的に、それは、(例えば、0.1mol.l−1の濃度を有する)ナトリウム又はカリウムのようなイオンの存在により十分な導電性を有するエチルアルコール及び水の混合であってよい。第2の流体媒質2242は、例えば、電界を感じないシリコン油を有してよい。下記の表1は、第1又は第2の流体媒質2241又は2242として用いられてよい幾つかの流体の例を挙げる。
Figure 0005623749
有利に、第1の電極2250は、導電性である2つの流体媒質のうちの一方2241又は2242と接触するように筐体2210に設けられている。図2A及びBの例では、流体媒質2241が導電性の流体媒質であり、流体媒質2242が実質的に非導電性の流体媒質であるとする。なお、当然、流体媒質2241が実質的に非導電性の流体媒質であって、流体媒質2242が導電性の流体媒質であってよい。その場合に、第1の電極2250は、流体媒質2242と接するよう配置される。
一方、第2の電極2260a及び2260bは、夫々、筐体2210の側壁2213及び2214に設けられている。図2A及びBの実施例では、電極2260a及び2260bは、ICEカテーテル2000の外にある電圧発生器又は可変電圧源(図5参照)の2つの出力へ接続されており、電極2250は接地へ接続されている。例えば、電極225へ印加される電圧が接地でない場合に、当然、他の配置も可能である。これら及び他の電気接続は、カテーテル2000の本体2100内に配置されている導電体160(図1参照)によって提供され得る。
有利に、音響トランスデューサ2300は、音響トランスデューサ素子の1次元配列を有する。一実施例で、トランスデューサ素子は、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電性物質を有してよく、PZTによって発せられる超音波エネルギのほとんどを反射する裏板又は基板上に設けられる。PZTの活性表面は、音響整合層により覆われてよい。代替的に、音響トランスデューサ2300は、単一の大開口トランスデューサを有してよい。
一実施例で、ICEカテーテル2000は、音波を送信及び受信するよう構成される。その場合に、送信モードで、音響トランスデューサ2300は、自身に入力された電気信号を音波に変換して出力する。受信モードで、音響トランスデューサ2300は、受信した音波を電気信号に変換して出力する。
代替の実施例で、ICEカテーテル2000は、代わりに、受信専用モードで動作するよう構成されてよい。超音波エネルギは、或る外部装置から送信される。その場合に、送信トランスデューサは別個に設けられる。
動作上、可変屈折音響レンズ2200は、下記のように、音響トランスデューサ2300と協働する。レンズは、導電性流体2241と絶縁流体2242との間で、インターフェース又はメニスカスによって形成される。導電性流体2241の少なくとも一部に直接に力(例えば、電圧)を加えることによって、流体2241及び2242の間のインターフェースの少なくとも一部の変位が引き起こされ、結果として、メニスカスは、入力される音響ビームを1次元トランスデューサ配列2300を含む面の外へ偏向するように傾けられる。その全文を参照することにより本願に援用される国際公開第2004/051323号は、可変屈折流体レンズのメニスカスを傾けることに関して詳細な記載を与える。
具体的に、筐体2210の絶縁側壁2213及び2214に対するインターフェースの接触角度は、電極2250、2260a及び2260bに印加される電圧又は制御信号により調整されてよい。電極2260a及び2260bへ印加される電圧V1及びV2の或る組合せに関して、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間のインターフェース又はメニスカスは平らである。図2Aの実施例では、可変電圧源によって電極2260a及び2260bの間すなわちその両端に印加される電圧が第1の電圧ΔVA=V1−V2である場合に、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間のインターフェースは図2Aに示されるとおりである。一方、音波は第1及び第2の流体媒質2241及び2242で異なる伝播速度を有するので、第1及び第2の流体媒質2241及び2242で満たされた容積は、音波を屈折させ、それによって音波を第1の方向に、例えば、1次元トランスデューサ配列2300が並べられている方向(図3のx軸)に沿って且つ(図2Bに示されるz軸とともにx軸によって定義される)トランスデューサ配列2300が配置されている面に直交して1次元トランスデューサ配列2300を通って延在する面に対して角度−αで偏向させるよう働く。
電極2260a及び2260bの間に印加される電圧が変更される場合に、メニスカスの形状は、電極2260a及び2260bの間の電界により変化する。具体的に、可変電圧源によって電極2260a及び2260bの間すなわちその両端に印加される電圧が第1の電圧ΔVA=V3−V4である場合に、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間の接触面は図2Bに示されるとおりである。その場合に、第1及び第2の流体媒質2241及び2242は、音波を第2の方向に、例えば、1次元トランスデューサ配列2300が並べられている方向(図3のx軸)に沿って1次元トランスデューサ配列2300を通って延在する面に対して角度+αで偏向させるよう働く。留意すべきは、可変屈折音響レンズ2200の側壁2213及び2214が対称に設計される場合には、ΔVB=−ΔVAである点である。
ΔVAからΔVBの範囲にある異なる電圧が可変電圧供給源によって電極2260a及び2260bの間すなわちその両端に印加される場合に、音響ビームは、1次元トランスデューサ配列2300が並べられている方向に沿って且つトランスデューサ配列2300が配置されている面に実質的に直交して1次元トランスデューサ配列2300を通って延在する面に対して−αから+αの範囲にある対応する角度で偏向される。一実施例で、α=10度である。
図3は、可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するカテーテル3000の一実施例の軸方向の断面図を示す。ICEカテーテル3000は、カテーテル本体3100と、音響トランスデューサ3300へ結合されている可変屈折音響レンズ3200とを有する。カテーテル本体3100、可変屈折音響レンズ3200、及び音響トランスデューサ3300は、概して、図2A及びBのカテーテル2000における対応する要素と同じである。よって、これらの要素についての記載は繰り返されず、図3に示される付加的な特徴のみがここでは説明される。
図3に示されるように、可変屈折音響レンズ3200は、第3及び第4の側壁2215及び2216に配置されている第2の対の電極2270a及び2270bを有する。第3及び第4の側壁2215及び2216は、図2A及びBに関して上述されたように、筐体2210においてキャビティを定めるよう第1及び第2の側壁2213及び2214をともに接続する第3及び第4の側壁である。
電極2270a及び2270bは、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間のインターフェースを可変屈折音響レンズ3200の短辺で平らに保つために使用される。有利に、第3及び第4の側壁2215及び2216は、インターフェースを平らに保つために必要とされる電圧を減じるよう、図示されるように傾けられている。
有利に、可変屈折音響レンズ3200は、1次元配列が並べられているのと同じ方向(図3のx軸)に沿った長さを有する。この長さは、配列の長さに直交する方向(図2A及びBのz方向)にある幅よりも実質的に大きい。結果として、この特徴の結果、可変屈折音響レンズ3200は、トランスデューサ配列に直交する方向(z軸)で音響ビームを送信する及び/又は受信する方向を偏向することができ、一方、音響ビームの形状は、トランスデューサ配列に沿った方向(x方向)で翻訳的に不変なままである。この特徴により、可変屈折音響レンズ3200の幅は小さく作られてよく、結果として、高速で完全な3次元走査が得られる。
単なる一例として、一実施例で、可変屈折音響レンズ3200は、トランスデューサ配列に直交する方向(y方向)で3mmの寸法(幅)を有し、結果として10msのフルスイッチング時間が得られる。(〜5MHzで)50乃至100個の要素から成る1次元トランスデューサ配列3300について、2次元走査は約100μsで実行される。(しばしば、通常数センチメートル深さのフィールドが必要とされるICEのような用途における場合のように)カテーテル3000から近距離のところにある範囲のみが撮像される必要がある場合は、2次元走査は〜35μsの速さで記録され得る。トランスデューサ配列に直交する方向(y方向)での可変屈折音響レンズ3200のフルスイッチについて、超音波ビームは、1次元トランスデューサ配列3300が並べられている方向(x方向)に沿って1次元トランスデューサ配列3300を通って延在する面に対して−αから+αの範囲にわたって傾けられ得る。一実施例で、α=10度である。通常のマルチ素子トランスデューサ配列3300は、(−6dB点で)〜25度のx方向におけるフィールド・オブ・ビュー(FOV)を走査することができる。結果として、通常、25×20度の総FOVは、x方向に沿って1次元トランスデューサ配列3300を通って延在する様々な面で5乃至10の2次元走査が必要とされる場合に、約250msでカバーされ得る。これは、約4Hzのフレームレートによる3次元超音波画像化を可能にするが、このフレームレートは、可変屈折音響レンズ3200及びトランスデューサ配列3300のためのインテリジェントな駆動方式により更に増大しうる。
一実施例で、ICEカテーテルは、超音波アブレーションモードで動作する。アブレーションは、高い超音波強度を必要とするので、超音波は可能な限り小さいスポットで集束することが重要である。
図4は、超音波ビームを偏向させて集束するよう構成される可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するカテーテル4000の一実施例の垂直方向の断面図を示す。ICEカテーテル4000は、カテーテル本体4100と、音響トランスデューサ4300へ結合されている可変屈折音響レンズ4200とを有する。カテーテル本体4100、可変屈折音響レンズ4200、及び音響トランスデューサ4300は、概して、図2A及びBのカテーテル2000並びに図3のカテーテル3000における対応する要素と同じである。よって、これらの要素についての記載は繰り返されず、図4に示される付加的な特徴のみがここでは説明される。
具体的に、可変電圧源によって電極2260a及び2260bの間すなわちその両端に印加される電圧ΔV=V5−V6に応答して、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間のインターフェースは図4に示されるとおりである。明らかなように、電極2260a及び2260bの両端電圧は、第1及び第2の流体媒質2241及び2242の間のインターフェースが湾曲するように調整されている。有利に、流体媒質2241及び2242は、音波のフォーカシング及び屈折における柔軟性を最大限とするよう選択される音速を有する。従って、可変屈折音響レンズ4200は、音響ビームを偏向させるのみならず、音響ビームを集束させるよう構成される。これは、音響トランスデューサ4300によって生成される超音波が目下、アブレーションを可能にする高い強度のスポットに焦点を合わせられ得ることを意味する。有利に、x及びyの両方向での可変屈折音響レンズ4200のフォーカシング能力からの幾何学的利得は、1次元トランスデューサ配列を有する音響トランスデューサ4300のステアリング能力によって増補される。可変屈折音響レンズ4200のフォーカシング能力を用いることによって、焦点での強さは実質上増大しうることが実験的に実証されている。
図5は、可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルを有するシステム500の実施例のブロック図を示す。音響画像化システム500は、プロセッサ/コントローラ510と、送信信号源520と、送信/受信スイッチ530と、ICEカテーテル540と、フィルタ550と、ゲイン/減衰器段560と、音響信号処理段570と、仰角フォーカスコントローラ580と、可変電圧源590とを有する。一方、ICEカテーテル540は、音響トランスデューサ544へ結合されている可変屈折音響レンズ542を有する。ICEカテーテル540は、図1乃至4に関連して上述されたICEカテーテルのいずれかによって具現されてよい。
動作上、音響画像化装置500は、下記のように動作する。
仰角フォーカスコントローラ580は、可変電圧源590によって可変屈折音響レンズ542の電極へ印加される1又はそれ以上の電圧を制御する。先に説明されたように、これは、言い換えると、可変屈折音響レンズ542の屈折角度及び/又は焦点長さを制御する。
可変屈折音響レンズ542における2つの流体によって定まるメニスカスの表面が的確なトポロジーに達する場合に、プロセッサ/コントローラ510は、所望の音波を発生させるよう音響トランスデューサ544へ適用される所望の電気信号を発生させるように送信信号源520を制御する。
1つの場合で、送信信号源520は、パルス波ドップラー又は他の画像化技術のための他の関連する信号を可能にするように、Mモードで動作する短時間(ブロードバンド)信号、場合により短トーンバーストを発生させるよう制御されてよい。典型的な使用は、臨床上関心のある領域へと調整される一定の仰角フォーカスを有して面を撮像することであってよい。他の使用は、軸焦点の領域へと搬送されるエネルギを最大限とするよう仰角フォーカスを調整しながら複数の焦点を有して面を撮像することであってよい。音響信号は、正常エコー、Mモード若しくはPWドップラーのような時間領域分解信号、又はCWドップラーのような非時間領域分解信号であってよい。
更なる他の使用は、アブレーションを実行するよう高エネルギ超音波の焦点を合わせることである。
図5の実施例で、ICEカテーテル540は、送信モード及び受信モードの両方で動作するよう構成される。先に説明されたように、代替の実施例で、音響プローブ540は、代わりに、受信専用モード(又は送信専用モード)で動作するよう構成されてよい。その場合に、送信トランスデューサは別個に設けられ、送信/受信スイッチ530は省略されてよい。
図6は、可変屈折音響レンズとともに音響トランスデューサを有するICEカテーテルを動作させる方法の一実施例のフローチャートを示す。
第1のステップ605で、ICEカテーテル540は、例えば、心臓に入る静脈を介して、患者に導入される。
次いで、ステップ610で、仰角フォーカスコントローラ580は、音響ビームを目標の仰角へ向けるよう、可変電圧源590によって可変屈折音響レンズ542の電極へ印加される電圧を制御する。
次に、ステップ615で、プロセッサ/コントローラ510は、所望の電気信号を音響トランスデューサ544へ適用するよう送信信号源520及び送信/受信スイッチ530を制御する。可変屈折音響レンズ542は、音波を発生させて、その音波を目標の仰角を含む患者の目的の範囲で集束させるよう、音響トランスデューサ544と協働する。
続いて、ステップ620で、可変屈折音響レンズ542は、音響トランスデューサ544と協働して、患者の目的の範囲から返された音波を受け取る。この時、プロセッサ/コントローラ510は、送信/受信スイッチ530を制御して、音響トランスデューサ544をフィルタ550へ接続し、音響トランスデューサ544からフィルタ550へ電気信号を出力する。
次に、ステップ630で、フィルタ550、ゲイン/減衰器段560、及び音響信号処理段570は、共に、音響トランスデューサ544からの電気信号を調整して、その信号から受信音響データを生成するよう動作する。
次いで、ステップ640で、受信音響データは、音響画像化装置500の音響信号処理段570のメモリ(図示せず。)に記憶される。
次に、ステップ645で、プロセッサ/コントローラ510は、他の仰角面で焦点を合わせるべきか否かを決定する。そうである場合は、ステップ650で、新たな仰角面が選択され、処理はステップ610で繰り返す。そうでない場合は、ステップ655で、音響信号処理段570は、(ことによると、プロセッサ/コントローラ510とともに)受信音響データを処理して、画像を生成して出力する。
最後に、ステップ660で、音響画像化装置500は画像を出力する。
一般に、方法600は、音波が、正常エコー、Mモード若しくはPWドップラーのような時間領域分解信号、又はCWドップラーのような非時間領域分解信号である場合に測定を行うよう構成され得る。
好ましい実施形態がここに開示されるが、多数の変形例が可能であり、かかる変形例は本発明の主旨及び適用範囲の中にある。かかる変形例は、明細書、図面及び特許請求の範囲の検討後に当業者にとって明らかとなるであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神及び適用範囲の範囲内を除いて制限されるべきではない。

Claims (9)

  1. 近位端及び遠位端を有する伸長体;
    前記伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサ;及び
    前記音響トランスデューサへ結合される可変屈折音響レンズ;
    を有し、
    前記可変屈折音響レンズは、当該可変屈折音響レンズに印加される少なくとも1つの選択電圧に応答して当該可変屈折音響レンズの少なくとも1つの音響信号処理特性を調整するよう構成され、
    前記可変屈折音響レンズは:
    第1の側壁、第2の側壁、第3の側壁第4の側壁及び底面を有し、キャビティを定める筐体;
    前記筐体内に配置される第1及び第2の流体媒質;及び
    前記選択電圧が印加される電極;
    を有し、
    前記電極は:
    前記第1の側壁に配置される第1の電極;
    前記第2の側壁に配置される第2の電極;
    前記第3の側壁に配置される第3の電極;及び
    前記第4の側壁に配置される第4の電極;
    を有しており、
    前記第1の側壁および前記第2の側壁は前記伸長体に平行であり、前記音響トランスデューサは前記筐体の底面に一次元配列に配置される複数の音響トランスデューサ素子を有し、該複数の音響トランスデューサ素子の一次元配列の方向が前記第1の側壁および前記第2の側壁の長手方向に平行であり且つ前記伸張体の軸方向に平行であり、前記四つの側壁は前記筐体の底面から広がるように傾けられており
    前記第1の流体媒質での音波の音速は、前記第2の流体媒質での前記音波の対応する音速とは異なり、前記第1及び第2の流体媒質は、互いに対して不混和性であり、前記第1の流体媒質は、前記第2の流体媒質とは実質的に異なる導電率を有する、
    カテーテル装置。
  2. 記可変屈折音響レンズは、前記1次元配列が並べられるのと同じ方向に沿った長さを有し、該長さは、当該長さに直交する方向での幅よりも大きく、
    前記可変屈折音響レンズは、当該可変屈折音響レンズへ印加される音響信号を前記1次元配列が位置する面の外側方向に偏向させるよう構成される、請求項1記載のカテーテル装置。
  3. 記第1及び第2の流体媒質は等しい密度を有する、請求項1記載のカテーテル装置。
  4. 調整される前記可変屈折音響レンズの前記少なくとも1つの音響信号処理特性は、当該可変屈折音響レンズの焦点及び仰角のうち少なくとも1つを有する、請求項1記載のカテーテル装置。
  5. 近位端及び遠位端を有する伸長体と、前記伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサとを有するカテーテル装置であって、
    前記音響トランスデューサへ結合される音波に関連する方向を、当該可変屈折音響レンズに供給される1又はそれ以上の制御信号に応答して動的に調整するよう構成される可変屈折音響レンズを更に有し、
    前記可変屈折音響レンズは:
    第1の側壁、第2の側壁、第3の側壁第4の側壁及び底面を有し、キャビティを定める筐体;
    前記筐体内に配置される第1及び第2の流体媒質;及び
    前記選択電圧が印加される電極;
    を有し、
    前記電極は:
    前記第1の側壁に配置される第1の電極;
    前記第2の側壁に配置される第2の電極;
    前記第3の側壁に配置される第3の電極;及び
    前記第4の側壁に配置される第4の電極;
    を有しており、
    前記第1の側壁および前記第2の側壁は前記伸長体に平行であり、前記音響トランスデューサは前記筐体の底面に一次元配列に配置される複数の音響トランスデューサ素子を有し、該複数の音響トランスデューサ素子の一次元配列の方向が前記第1の側壁および前記第2の側壁の長手方向に平行に整列されており且つ前記伸張体の軸方向に平行であり、前記四つの側壁は前記筐体の底面から広がるように傾けられており
    前記第1の流体媒質での音波の音速は、前記第2の流体媒質での前記音波の対応する音速とは異なり、前記第1及び第2の流体媒質は、互いに対して不混和性であり、前記第1の流体媒質は、前記第2の流体媒質とは実質的に異なる導電率を有する、
    カテーテル装置。
  6. 記可変屈折音響レンズは、前記1次元配列が並べられるのと同じ方向に沿った長さを有し、該長さは、当該長さに直交する方向での幅よりも大きく、
    前記可変屈折音響レンズは、音波を、前記1次元配列を含む面の外側であって且つその表面に直交する方向に偏向させるよう構成される、請求項5記載のカテーテル装置。
  7. 記第1及び第2の流体媒質は等しい密度を有する、請求項5記載のカテーテル装置。
  8. 調整される前記可変屈折音響レンズの前記少なくとも1つの音響信号処理特性は、当該可変屈折音響レンズの焦点及び仰角のうち少なくとも1つを有する、請求項5記載のカテーテル装置。
  9. 近位端及び遠位端を有する伸長体と、該伸長体の前記遠位端の近くに配置される音響トランスデューサと、該音響トランスデューサへ結合される可変屈折音響レンズであって、当該可変屈折音響レンズに印加される選択電圧に応答して当該可変屈折音響レンズの少なくとも1つの音響信号処理特性を調整するよう構成される可変屈折音響レンズとを有するカテーテル;
    前記カテーテルの前記音響トランスデューサへ結合される音響信号プロセッサ;及び
    前記カテーテルの前記可変屈折音響レンズへ前記選択電圧を印加するよう構成される電圧源;
    を有し、
    前記可変屈折音響レンズは:
    第1の側壁、第2の側壁、第3の側壁第4の側壁及び底面を有し、キャビティを定める筐体;
    前記筐体内に配置される第1及び第2の流体媒質;及び
    前記選択電圧が印加される電極;
    を有し、
    前記電極は:
    前記第1の側壁に配置される第1の電極;
    前記第2の側壁に配置される第2の電極;
    前記第3の側壁に配置される第3の電極;及び
    前記第4の側壁に配置される第4の電極;
    を有しており、
    前記第1の側壁および前記第2の側壁は前記伸長体に平行であり、前記音響トランスデューサは前記筐体の底面に一次元配列に配置される複数の音響トランスデューサ素子を有し、該複数の音響トランスデューサ素子の一次元配列の方向が前記第1の側壁および前記第2の側壁の長手方向に平行に整列されており且つ前記伸張体の軸方向に平行であり、前記四つの側壁は前記筐体の底面から広がるように傾けられており
    前記第1の流体媒質での音波の音速は、前記第2の流体媒質での前記音波の対応する音速とは異なり、前記第1及び第2の流体媒質は、互いに対して不混和性であり、前記第1の流体媒質は、前記第2の流体媒質とは実質的に異なる導電率を有する、システム。
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