JP5622211B2 - ハイブリッド式荷役装置 - Google Patents

ハイブリッド式荷役装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5622211B2
JP5622211B2 JP2012192730A JP2012192730A JP5622211B2 JP 5622211 B2 JP5622211 B2 JP 5622211B2 JP 2012192730 A JP2012192730 A JP 2012192730A JP 2012192730 A JP2012192730 A JP 2012192730A JP 5622211 B2 JP5622211 B2 JP 5622211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
traveling
voltage
converter
cargo handling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012192730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014047056A (ja
Inventor
勝利 藤倉
勝利 藤倉
檜垣 正美
正美 檜垣
Original Assignee
国土交通省九州地方整備局長
ユニキャリア株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国土交通省九州地方整備局長, ユニキャリア株式会社 filed Critical 国土交通省九州地方整備局長
Priority to JP2012192730A priority Critical patent/JP5622211B2/ja
Publication of JP2014047056A publication Critical patent/JP2014047056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5622211B2 publication Critical patent/JP5622211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、たとえばコンテナの積み降ろしや運搬に使用されるハイブリッド式荷役装置、特にコンテナキャリアに関するものである。
従来のコンテナキャリアの一例が、特許文献1に開示されている。
この開示されているコンテナキャリアは、複数の車輪により支持されたフレーム(車両本体)と、このフレームの上部からワイヤを介して昇降自在に吊り下げられ、コンテナを連結するスプレッダ装置を備え、フレームに、ワイヤの巻き取りドラムとこのドラムを回転駆動する巻上げ用モータ(荷役用モータ)を設け、また左右の前記車輪をそれぞれ駆動する走行用モータを設け、これら走行用モータを正逆駆動することにより、コンテナキャリアを前進・後退し、また左右の各走行用モータの回転数を変えることにより、コンテナキャリアを左行・右行し、また巻上げ用モータを駆動することにより、スプレッダ装置を昇降している。またフレーム上に、エンジン室を設け、このエンジン室の内部に、エンジンとこのエンジンに連結された発電機を設け、発電機からこれら走行用モータと巻上げ用モータへ給電している。
しかし、従来のコンテナキャリアでは、作業のスピードアップのために、荷役速度(巻上げ用モータの駆動によるスプレッダ装置の昇降速度)を高め、さらに移動速度(走行用モータの駆動によるコンテナキャリアの走行速度)を高めていることにより、電力消費が高まり、エンジン(発電機)の燃料消費が多くなっている。
そこで、燃料消費を抑える(省エネルギー)ことを目的として、特許文献2にハイブリッド型クレーン装置(荷役装置の一例)が開示されている。
このクレーン装置は、走行用モータ(走行機)と巻上げ用モータ(巻上機)へ電力を供給する設備として、エンジン発電機およびバッテリ(蓄電装置)を備え、バッテリの充電電流、放電電流を制御できる昇降圧チョッパ回路付きDC/DCコンバータからなる充放電装置を備えている。この充放電装置を制御することにより、走行用モータまたは巻上げ用モータが電動動作によりエネルギーを必要とする場合には、発電機およびバッテリをハイブリッド制御してエネルギーを供給し、回生動作によりエネルギーが回生される場合には、回生動作によるエネルギーをバッテリへ充電させている。このように、電動動作によりエネルギーが必要なとき、バッテリからエネルギーを供給することにより、発電機からのエネルギーの供給量を抑え、エンジンの燃料消費を抑えている。またクレーン装置に制動抵抗器を備え、走行用モータの減速時または巻上げ用モータの巻下時の回生エネルギーを、バッテリに充電し、バッテリに充電できないときにこの制動抵抗器にて消費するようにしている。
特開2003−306297号公報 WO2008/050552号公報
しかし、従来のハイブリッド式荷役装置では、バッテリの充放電を行うために、充放電装置により電流の向きを変え、さらに昇降圧制御する必要があるために、昇降圧チョッパ回路付きのDC/DCコンバータからなる充放電装置が必要となり、装置の回路構成が複雑となり、装置が高価にならざるを得ないという問題があった。
また大きな負荷電力が必要なとき、すなわち走行用モータの加速または巻上げ用モータの巻上げのとき、加速または巻上げに必要なエネルギーを、主に、例えば80%を発電機より供給するように制御しているために(バッテリは補助的に使用している)、ハイブリッド制御しているといってもエンジンに加速または巻上げに伴う急激な負荷がかかり、燃費を悪くしているという問題があった。
そこで、本発明は、充放電装置を必要とせずに簡単な回路構成でバッテリの充放電を制御でき、結果としてコストを低減でき、さらに省エネルギーを実現できるハイブリッド式荷役装置を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するため、本発明のうち請求項1に記載の発明は、エンジンにて駆動される発電機により発生される電力と蓄電装置に蓄電された電力によって、昇降装置を使用して吊り荷の巻上げ・巻下げを行い、走行装置を使用して走行して荷役作業を実行するハイブリッド式荷役装置であって、
前記蓄電装置と前記昇降装置と前記走行装置に接続された直流母線と、前記発電機により発生された交流電圧を任意の直流電圧に変換して前記直流母線へ出力するコンバータを備え、
前記昇降装置により吊り荷の巻上げを行うとき、または前記走行装置により走行の加速を行うとき、前記エンジンの回転数を待機回転数から連続して上昇させて前記発電機の出力電力を増加させるとともに、
前記コンバータにより、前記直流母線へ出力する直流電圧を前記蓄電装置の電圧に一致させて制御することにより、前記発電機よりコンバータを介して出力電力を増加させながら前記昇降装置または前記走行装置へ給電し、不足の電力を前記蓄電装置より給電するようにし、
前記昇降装置により吊り荷の巻下げを行うとき、または前記走行装置により減速を行うとき、前記コンバータにより、前記直流母線へ出力される直流電圧を前記蓄電装置の電圧より高く制御することにより、前記昇降装置および前記走行装置で得られる回生電力を前記蓄電装置に充電するようにしたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、コンバータにより、交流から直流に変換されて直流母線へ出力される直流電圧(直流の印加電圧)を、蓄電装置の電圧と比較しながら調整する。
すなわち、コンバータにより、直流母線へ出力される直流電圧を、蓄電装置の電圧より高く制御すると、蓄電装置から昇降装置と走行装置へ給電できなくなり(放電ができなくなり)、逆に蓄電装置は、発電機よりコンバータを介して充電される。このとき、発電機からのみ、昇降装置と前記走行装置へ給電される。
またコンバータにより、直流母線へ出力される直流電圧を、蓄電装置の電圧に合わせて制御すると、発電機よりコンバータを介して昇降装置と走行装置へ給電され、且つ蓄電装置より昇降装置と走行装置へ給電される(放電される)。
またコンバータによって、従来のような充放電装置が不要となり、さらにコンバータは、電流の向きを変える機能は不要であり、電圧の調整機能があればよく、回路構成が簡易となり、コストの低減を期待できる。
さらに、エンジンは、発電機により最小電力を発生可能な待機回転数で回転して待機しており、燃料の消費を抑制している。
そして、昇降装置により吊り荷の巻上げを行うとき、または走行装置により走行の加速を行うとき、エンジンは待機回転数より上昇される。発電機の電圧と出力電力は、エンジンの回転数が低いときは低く、エンジンの回転数が高くなると上昇する。そして、コンバータにより、直流母線へ出力される直流電圧を蓄電装置の電圧に合わせて制御されると、発電機出力が、増加しながら昇降装置または走行装置へ給電される。このように、必要なときのみエンジンの回転数が上昇される。
巻上げと加速に際して、発電機の出力電力では不足する電力は、蓄電装置より給電(放電)される。
また、吊り荷の巻下げまたは減速により発生する回生電力は、コンバータより直流母線へ出力される直流電圧より電圧が低い蓄電装置に給電され、蓄電装置が充電される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記走行装置による加速が終了して走行速度が一定となると、前記コンバータにより、前記直流母線へ出力される直流電圧を前記蓄電装置の電圧より高く制御して、前記蓄電装置より走行装置への給電を停止し、走行に必要な電力に合わせて、前記エンジンの回転数を保持して、前記発電機よりコンバータを介して前記走行装置へ給電することを特徴とするものである。
上記構成によれば、走行中に連続して、蓄電装置より電力を供給(放電)すると、蓄電装置の充電量が低下して使用できなくなる恐れがあるので、走行速度が一定となると、コンバータにより、前記直流母線へ出力される直流電圧を、前記蓄電装置の電圧より高く制御して、蓄電装置から昇降装置と走行装置へ給電できなくする(放電ができなくする)。
そして、走行に必要な電力に合わせて、エンジンの回転数を保持して、発電機よりコンバータを介して走行装置へ給電する。
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記昇降装置による吊り荷の巻上げ速度が一定となると、前記コンバータにより、必要な電力から一部の電力を除いた電力に合わせて、前記エンジンの回転数を保持して、前記発電機よりコンバータを介して前記昇降装置へ給電し、前記一部の電力を前記蓄電装置より昇降装置へ給電することを特徴とするものである。
上記構成によれば、吊り荷の巻上げ速度が一定となったときに必要な電力は、一部を除いて発電機よりコンバータを介して給電され、前記一部の電力が蓄電装置より給電(放電)される。このように、蓄電装置より放電することにより、吊り荷を降ろす際に発生する回生電力を、無駄なく蓄電装置へ充電することが可能となる。
また請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記直流母線に接続・離脱自在に制動抵抗器を設け、前記蓄電装置の充電量が所定充電量を超えると、前記制動抵抗器を前記直流母線に接続することを特徴とするものである。
上記構成によれば、蓄電装置の充電量が所定充電量を超えると、制動抵抗器を直流母線に接続して、回生電力を消費する。
本発明のハイブリッド式荷役装置は、コンバータにより交流から直流に変換され直流母線へ出力される直流電圧(直流の印加電圧)を、蓄電装置の電圧と比較しながら調整することにより、昇降装置と走行装置への、発電機と蓄電装置からの給電を制御でき、よって蓄電装置の充放電を制御でき、したがって従来のような充放電装置を必要とせずに簡単な回路構成で蓄電装置の充放電を制御でき、結果としてコストを低減でき、さらに省エネルギーを実現できる、という効果を有している。
本発明の実施の形態におけるハイブリッド式荷役装置の側面図である。 同ハイブリッド式荷役装置のスプレッダ装置の昇降機構の斜視図である。 同ハイブリッド式荷役装置の制御構成図である。 同ハイブリッド式荷役装置のコントローラのブロック図である。 同ハイブリッド式荷役装置のコントローラのブロック図である。 同ハイブリッド式荷役装置のコントローラの制御構成図である。 同ハイブリッド式荷役装置の発電機の特性図である。 同ハイブリッド式荷役装置の特性図であり、(a)は荷役時の出力電力の特性図、(b)は走行時の出力電力の特性図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるコンテナキャリア(ハイブリッド式荷役装置の一例)の側面図である。コンテナキャリア11は、コンテナ(吊り荷の一例)Cを吊り下げて運搬し、移載、あるいは段積するキャリアであり、主に埠頭などのコンテナヤードにおいて使用される。
[車体フレーム]
図1において、12はコンテナキャリア11の車体フレーム(車両本体)であり、車体フレーム12は、その中央部にコンテナCを収納しうる空間を形成するように、前進方向(矢視P方向)に向かって左側部と右側部に、前後に延びる左右一対の下部フレーム13を有し、左右一対の下部フレーム13の上面に、左右一対の前方縦フレーム14と左右一対の中央縦フレーム15、さらにそれらの縦フレーム14,15より短い左右一対の後方縦フレーム16が立設されている。
ここで、前方とは、コンテナキャリア11が前進方向(矢視P方向)に走行する場合、後述する運転室24がコンテナキャリア11の後方に位置している方向である。
また前方縦フレーム14と中央縦フレーム15との間には、左右一対の上方側部材17と下方側部材18、さらに、交差状に設けた左右一対の上方緊張材19と下方緊張材20などを連結している。
さらに、天井部には前方縦フレーム14の左右並びに、中央縦フレーム15の左右をそれぞれ連結する前方横渡部材21、中央横渡部材22を設けて門型構造としている。
また左右の後方縦フレーム16の上端部には平面視でほぼU字状の後方張出し部材23を連結し、その上面に運転室24を右側に偏心して固設し、後方張出し部材23の周囲には手摺り部材25を立設している。
なお、運転室昇降用梯子として、左側部の中央縦フレーム15に沿って垂直方向に第1梯子26を設け、その第1梯子26の上端部と手摺り部材25の前端部との間に手摺り付き第2梯子27を設けている。
[走行装置]
前記左右一対の下部フレーム13の下部にはそれぞれ、前方部に、第1車輪31と第2車輪32と第3車輪33が前方から順に配設され、後方部に、第3車輪33から後方に離れて第4車輪34が配設されている。なお、本実施の形態において第3車輪33が駆動輪で、その他の各車輪は被駆動輪である。また左右一対の下部フレーム13上にそれぞれ、これら第3車輪33をそれぞれ駆動するための走行用モータ35が設けられている。これら走行用モータ35が正逆駆動されることにより、コンテナキャリア11は前進・後退される。
また左右一対の下部フレーム13の下部で、第3車輪33の後方にそれぞれステアリングシリンダ36が配置され、運転室24に設けたハンドル(図示せず)の回転角度に応じてステアリングシリンダ36のロッドを出し入れし、ロッドに連結されたリンク機構により各車輪31〜34の車軸の向きを変えることによりコンテナキャリア11を換向(左行・右行)する構成とされている。ステアリング機構についての詳細な説明は省略する。
[昇降装置]
前記前方縦フレーム14の左右内側並びに、中央縦フレーム15の左右内側の空間には、4本のワイヤ(吊り荷を支持する索体)37(図2)に吊設されてコンテナCを昇降可能に吊り上げるスプレッダ装置38を配設している。なお、図1において、一点鎖線で示すコンテナCは、45フィートコンテナを地上に3段積み重ね、4段目のコンテナCをスプレッダ装置38によって吊り上げている状態を示している。
スプレッダ装置38は、図2に示すように、直方体状の本体38Aと、これに対して前後方向に伸縮移動可能に設けられて平面略T型を呈する前後の伸縮体38Bと、本体38Aに対して伸縮体38Bを伸縮移動させる伸縮シリンダ(図示せず)と、各伸縮体38Bに縦軸廻りに旋動可能に設けられてコンテナCの係合孔(図示せず)に係合し得る連結具39と、これを旋動させるツイストロックシリンダ(図示せず)とを備えて居り、コンテナCの大きさに合わせて伸縮体38Bを伸縮できるようになっている。
また、中央縦フレーム15には、その後方位置に水平な状態で、スプレッダ装置38の駆動機構を支持する支持枠40が配設されている。
またスプレッダ装置38の昇降機構として、スプレッダ装置の本体38Aの前後に前後軸廻りに回転可能に設けられた左右一対の二連シーブ(二つの動シーブ)41と、前後の前方縦フレーム14と中央縦フレーム15上にそれぞれ設けられ、横軸廻りに回転可能且つ前後軸廻りに搖動可能に設けられた左右一対の搖動シーブ42と、搖動シーブ42近傍前後に前後軸廻りに回転可能に設けられた左右一対の固定シーブ43と、前側の搖動シーブ42近傍に縦軸廻りに回転可能に設けられた左右一対の反転シーブ44とが設けられ、前記4本のワイヤ37の一端はそれぞれ前後のスプレッダ装置38上に配置した止め具(図示せず)に固定され、4本のワイヤ37の他端はそれぞれ、これら二連シーブ41、固定シーブ43、搖動シーブ42あるいは反転シーブ44を介して、支持枠40上に配設された4連のドラム45に接続されている。また支持枠40上に、荷役用モータ(電動の巻上げモータの一例)46が設けられ、荷役用モータ46の回転軸がブレーキ48および減速機47を介して、4連のドラム45に連結されている。この荷役用モータ46が駆動されることにより4本のワイヤ37はドラム45から引き出され、また巻き取られ、各シーブ41,42,43,44の作用によりスプレッダ装置38が昇降される。また荷役用モータ46のブレーキ48が駆動されることにより、ワイヤ37の移動はロックされ、スプレッダ装置38の昇降はロックされる。またドラム45とブレーキ48と荷役用モータ46と減速機47により、上記駆動機構が構成されている。
[運転機構]
前記運転室24に、ステアリング・ハンドルなど走行・荷役・コンテナCの連結に必要な操作装置29(図3)が配設され、乗員による操作装置29の操作により走行用モータ35が駆動されて走行が行われ、荷役用モータ46が駆動されてコンテナCの昇降が行われ、連結具によりコンテナCのスプレッダ装置38への連結・離脱が行われる。
[駆動源]
左側の下部フレーム13上には、下方側部材18の下方位置で、且つ後方位置にエンジン室(図示せず)が設けられ、このエンジン室の内部に、図3に示す、エンジン49とこのエンジンに連結された発電機50が設けられている。
また右側の下部フレーム13上には、下方側部材18の下方位置で、且つ前方位置に、ハイブリッド盤51が配設され、後方位置に、制御盤52が配設されている。
ハイブリッド盤51の内部に、図3に示す、リチウム電池ユニットからなるバッテリ53やコンバータ54等が収納され、また制御盤52の内部に、図3に示す、各走行用モータ35を駆動する2台の走行用インバータ56、荷役用モータ46を駆動する荷役用インバータ57、電磁スイッチからなる投入・遮断スイッチ58と制動抵抗器59から構成された制動ユニット60、コントローラ61等が収納されている。
また図3に示すように、上記走行用モータ35にはそれぞれ、コンテナキャリア11の走行速度を検出するためのパルスジェネレータ(PG)63が連結され、また荷役用モータ46にはスプレッダ装置38の昇降位置を検出するためのパルスジェネレータ64が連結されている。これらパルスジェネレータ63,64のパルス信号はそれぞれ、コントローラ61に入力されている。
[バッテリ]
バッテリ53は、図3に示すように、単電池であるリチウムイオンセル(リチウムイオン二次電池)を複数直列に接続して形成された単組電池、およびセルコントローラからなる複数の電池モジュール66と、各電池モジュール66を制御するバッテリコントローラ67とから構成されている。また複数の電池モジュール66は、直列に接続されている。
前記セルコントローラは、各リチウムイオンセルの電圧や温度などのセル状態を測定、監視する機能と、判断機能(過充電検出機能、過熱検出機能)と、バッテリコントローラ67との通信機能を有している。
またバッテリコントローラ67は、各セルコントローラから受信したセル状態により故障を確認するとともに、各電池モジュール66の電圧制御機能を有し、またバッテリ電圧、充電量を監視、解析し、コントローラ61へ出力している。
[制御構成]
発電機50とバッテリ53によりハイブリッドが構成されている。
図3に示すように、発電機50により発生した交流電圧は、コンバータ54により直流電圧に変換・昇圧され、この直流電圧が直流母線(直流電圧母線)70に印加される。この直流母線70に、荷役用インバータ57、2台の走行用インバータ56、制動ユニット60の投入・遮断スイッチ58、およびバッテリ53が接続されている。
またエンジン49に付属してエンジンコントローラ49Aが設けられ、このエンジンコントローラ49Aは、コントローラ61とコンバータ54へエンジン49の回転数を出力し、またコントローラ61よりエンジン49の回転数指令(後述する)および回転数保持指令(後述する)が入力される。エンジンコントローラ49Aはこの回転数指令および回転数保持指令に基づいて、エンジン49の回転数を制御している。
[コンバータ54]
前記コンバータ54は、上述したように、発電機50の出力電圧を直流電圧に変換・昇圧して直流母線70ヘ出力する機能を有しており、この機能を実現するため、3相全波整流回路、昇圧回路、およびこれら回路のコントローラ(コンバータ・コントローラ)から構成されている。
コンバータ・コントローラ54Aは、3相全波整流回路および昇圧回路を実際にスイッチング制御して、発電機電圧を昇圧して直流母線70ヘ出力する機能を有しており、また図3,図6に示すように、直流母線70へ出力する出力電流を監視してコントローラ61へ出力している。
そして、コンバータ・コントローラ54Aには、図3,図6に示すように、コントローラ61より発電機電圧の増幅率が入力され、コンバータ・コントローラ54Aは、このコントローラ61より入力される発電機電圧の増幅率により、バッテリ53とともにコンバータ54より電力を負荷(インバータ56,57)へ供給する協調給電モード(バッテリ53では放電モード)と、コンバータ54からのみ電力を負荷(インバータ56,57およびバッテリ53)へ供給する単独給電モード(バッテリ53では充電モード)に切り替えて、コンバータ54より直流母線70に出力する出力電圧を制御している。
すなわち(バッテリ)放電モード(協調給電モード)のときは、コンバータ54の出力電圧をバッテリ53の電圧に合わせて制御する。するとバッテリ53およびコンバータ54から電力が、負荷(インバータ56,57)の状態に応じて供給される。
また(バッテリ)充電モード(単独給電モード)のときは、コンバータ54の出力電圧をバッテリ電圧より高く制御する。すると電圧が高いコンバータ54(発電機50)からのみ電力が、負荷(インバータ56,57)とバッテリ53へ供給される。
[コントローラ61]
上記コントローラ61には、図3に示すように、次の信号・データが入力される。
・運転室24の操作装置29の荷役指令または走行指令の信号(走行用前進スイッチ、後進スイッチ、停止スイッチの操作信号、および荷役用巻上スイッチ、巻下スイッチ、ブレーキスイッチの操作信号)
・バッテリコントローラ67より出力されるバッテリ電圧、充電量、故障データ
・エンジンコントローラ49Aより出力されるエンジン回転数
・コンバータ・コントローラ54Aより出力されるコンバータ54の出力電流
・各走行用モータ35のパルスジェネレータ63のパルス信号
・荷役用モータ46のパルスジェネレータ64のパルス信号
またコントローラ61より、次の信号・データが出力される。
・荷役用インバータ57と2台の走行用インバータ56への指令信号
・エンジンコントローラ49Aへの回転数指令および回転数保持指令
・コンバータ・コントローラ54Aへの発電機電圧の増幅率
・投入・遮断スイッチ58への投入指令または遮断指令
・ブレーキ48のオン指令またはオフ指令
コントローラ61の動作を、図4〜図6に示す制御ブロックおよび制御構成図に基づいて説明する。
図4に示すように、2台の走行用モータ35のパルスジェネレータ63のパルス信号をそれぞれカウントすることにより、左右の第3車輪(駆動輪)33の走行速度をそれぞれ検出し、これら第3車輪33の速度の平均値をとることでコンテナキャリア11の走行速度を検出し、さらにコンテナキャリア11の走行速度を微分することによりコンテナキャリア11の加速度を検出し、このコンテナキャリア11の加速度が、プラスであることによりコンテナキャリア11が加速中であることを検出して加速検出信号を出力し、またコンテナキャリア11の加速度が、マイナスであることによりコンテナキャリア11が減速中であることを検出し、減速検出信号を出力している。
また荷役用モータ46のパルスジェネレータ64のパルス信号をカウントすることにより、スプレッダ装置38の巻上高さを検出し、このスプレッダ装置28の巻上高さが、スプレッダ装置38が上限にあることを検出して上限検出信号を出力し、またスプレッダ装置28の巻上高さが、スプレッダ装置38が下限にあることを検出して下限検出信号を出力している。
またバッテリコントローラ67より出力されるバッテリ53の充電量が、バッテリ53に充電可能な充電量(上限)以下であり(バッテリは充電可能であり)、且つバッテリ53が故障ではないことを条件に、充電許可信号を出力し、また充電量が、バッテリ53より放電可能な充電量(下限)以上であり(バッテリは放電可能であり)、且つバッテリ53が故障ではないことを条件に、放電許可信号を出力している。
また図5に示すように、操作装置29の走行用前進スイッチがオンのとき前進指令を形成し、また走行用後進スイッチがオンのとき後進指令を形成し、また走行用停止スイッチがオンのとき停止指令を形成し、走行用インバータ56へ出力している。また前進指令がオンまたは後進指令がオンのとき、走行指令を形成している。
また操作装置29の荷役用巻上スイッチがオンで、且つブレーキスイッチがオンではなく、且つスプレッダ装置38が上限ではないこと(上限検出信号がオンではないこと)を条件に、巻上指令を形成し、また操作装置29の荷役用巻下スイッチがオンで、且つブレーキスイッチがオンではなく、且つスプレッダ装置38が下限ではないこと(下限検出信号がオンではないこと)を条件に、巻下指令を形成し、荷役用インバータ57へ出力している。
また操作装置29のブレーキスイッチがオンのとき、ブレーキ48の駆動信号をオンとし、オフのとき、ブレーキ48の駆動信号をオフとしている。
また走行用に放電が必要な条件{前記前進指令または後進指令がオンで、且つコンテナキャリア11が減速中でないとき(減速検出信号がオンでないとき)}、または荷役用に放電が必要な条件(上記巻上指令がオン)が成立し、放電許可信号がオンのとき、「給電指令{(バッテリ)放電指令}」を形成し、同時に、定格回転数(1800rpm)指令をエンジンコントローラ49Aへ出力している。
また走行時の回生条件{前記走行用停止指令がオンで、且つコンテナキャリア11が加速中でないとき(加速検出信号がオンでないとき)}、または荷役時の回生条件(上記巻下指令がオン)が成立し、あるいは走行中で定速運転に移行し{前記前進指令また後進指令がオンで、且つコンテナキャリア11が減速中でなく(減速検出信号がオンでなく)、且つコンテナキャリア11が加速中でないとき(加速検出信号がオンでないとき)}、且つ充電許可信号がオンのとき、「(バッテリ)充電指令」を形成している。また上記走行時の回生条件または荷役時の回生条件が成立して、且つ充電許可信号がオンのとき、待機回転数(1000rpm)指令をエンジンコントローラ49Aへ出力している。
また前記走行時の回生条件または荷役時の回生条件が成立しているにもかかわらず、充電許可信号がオフのとき、投入・遮断スイッチ58へ投入指令を出力し、それ以外では遮断指令を出力している。
また図6に示すように、エンジンコントローラ49Aより入力したエンジン回転数により、図7に示す特性図に基づいて、発電機電圧を求め、バッテリコントローラ67より入力したバッテリ電圧を、求めた発電機電圧により除算することにより、発電機電圧の増幅率を求めており、上記充電指令{(バッテリ)充電モード}が形成されると、入力したバッテリ電圧にプラスのバイアスを与えてバッテリ電圧が高いように見せかけることで、増幅率を高めている。(これにより、コンバータ54の出力電圧をバッテリ電圧より高くする。)
また荷役用モータ46によるコンテナCの吊り上げ(巻き上げ)の際、巻上げ速度が定速となると、バッテリ53から一部の電流(電力)を供給するように、エンジン回転数を制御している。すなわち、すなわち、巻上げ速度が定速のとき(上記巻上げ指令が形成されているとき)に必要な電力の一部を除いた大部分、例えば95%を発電機出力で賄うとして、必要とする電流(定格電力を直流母線70の定格電圧で除算して求める電流)に95%を乗算した値が、コンバータ・コントローラ54A(スイッチング制御部)により検出されている出力電流を超えると、エンジンコントローラ49Aへ回転数保持指令を出力している。
また上記「走行指令」が形成されているとき、コンバータ・コントローラ54A(スイッチング制御部)により検出されている出力電流が、一定走行速度で走行するときに走行用モータ35に必要な電流を超えると、エンジンコントローラ49Aへ回転数保持指令を出力している。
上記構成による作用を説明する。コンテナCの昇降時の特性図を図8(a)に、コンテナキャリア11の走行時の特性図を図8(b)に示す。なお、エンジン49の起動時には、エンジン49は、発電機50により最小電力を発生可能な待機回転数(1000rpm)まで、定格回転数(1800rpm)より回転数を下げて待機される。
1.コンテナの巻上げ(スプレッダ装置38の上昇)・停止
作業者は、操作装置29の上昇スイッチをオンとする。すると、スプレッダ装置38が上限位置ではないことを条件に、巻上指令が荷役用インバータ57へ出力され、荷役用インバータ57は、4本のワイヤ37をドラム45へ巻き取る方向へ、ドラム45に連結された荷役用モータ46を駆動し、スプレッダ装置38を上昇させる。
このとき、荷役用モータ46に大きな電力を必要とすることにより、「給電指令{(バッテリ)放電指令}」がコンバータ・コントローラ54Aへ出力され、同時に、定格回転数(1800rpm)指令がエンジンコントローラ49Aへ出力される。
これにより、エンジン49の回転数は待機回転数(1000rpm)から定格回転数(1800rpm)へ向けて上昇される。図7に示すように、1000rpmでは、許容できる発電機出力は150kVA、発電機電圧は320Vであり、図8(a)に示すように、巻上げの加速に必要な発電機出力は250kWとすると、不足分は、バッテリ53より供給される。またコンテナCの巻上げ速度が一定となったとき(定速となったとき)、必要な電力の一部、数%(例えば、5%)をバッテリ53により供給し、充電量を減らして、次の回生電力を無駄なく充電できるようにしている。
すなわち、発電機50から供給する電力を、バッテリ53から供給する一部の電力を除いた電力とし、この電力に必要な電流の供給を確認すると、エンジン49の回転数の上昇を停止している(上記回転数保持指令を出力している)。このように、発電機50の出力電力を抑えることで、バッテリ53からの供給を促している。
また作業者は、コンテナCの持ち上げを確認すると、操作装置29のブレーキスイッチをオンとする。これにより、荷役用モータ46のブレーキ48が駆動され、ワイヤ37の移動はロックされ、スプレッダ装置38の上昇はロックされる。また上記巻上指令はオフとなり、荷役用インバータ57は荷役用モータ46の駆動を停止する。
2.コンテナの巻下げ(スプレッダ装置38の下降)・停止
作業者は、操作装置29の下降スイッチをオンとする。すると、スプレッダ装置38が下限位置ではないことを条件に、巻下指令が荷役用インバータ57へ出力され、荷役用インバータ57は、4本のワイヤ37をドラム45から引き出す方向へ、ドラム45に連結された荷役用モータ46を駆動し、スプレッダ装置38を下降させる。
このとき、「(バッテリ)充電指令」がコンバータ・コントローラ54Aへ出力され、同時に、待機回転数(1000rpm)指令がエンジンコントローラ49Aへ出力される。
これにより、コンバータ54の出力電圧は、バッテリ電圧より高くなり、荷役用モータ46により発生された回生電力は、電圧の低いバッテリ53へ流れてバッテリ53が充電され、またエンジン49の回転数は定格回転数(1800rpm)から待機回転数(1000rpm)へ向けて下降される。
なお、バッテリ53の充電量が、上限となっているときは充電を中止し、投入・遮断スイッチ58を投入して制動抵抗器59によって回生エネルギーを消費する。
そして、作業者は、コンテナCの降ろしを確認すると、操作装置29のブレーキスイッチをオンとする。これにより、荷役用モータ46のブレーキ48が駆動され、ワイヤ37の移動はロックされ、スプレッダ装置38の下降はロックされる。また上記巻下指令はオフとなり、荷役用インバータ57は荷役用モータ46の駆動を停止する。
3.コンテナキャリア11の加速・走行時
作業者は、走行方向に応じて、操作装置29の前進または後進スイッチをオンとする。すると、前進指令または後進指令が走行用インバータ56へ出力され、走行用インバータ56は、走行方向に応じて走行用モータ35を駆動し、走行用モータ35の回転数を上昇させることにより、コンテナキャリア11を加速させる。
このとき、走行用モータ35に大きな電力を必要とすることにより、「給電指令{(バッテリ)放電指令}」がコンバータ・コントローラ54Aへ出力され、同時に、定格回転数(1800rpm)指令がエンジンコントローラ49Aへ出力される。
これにより、エンジン49の回転数は待機回転数(1000rpm)から定格回転数(1800rpm)へ向けて上昇される。図7に示すように、1000rpmでは、許容できる発電機出力は150kVA、発電機電圧は320Vであり、図8(b)に示すように、加速に必要な発電機出力は250kWとすると、不足分は、バッテリ53より供給される。このとき、走行用モータ35は応答性がよいために、加速時に必要な電力の殆どが、バッテリ53より供給される。
次に、コンテナキャリア11が定速走行に移ると、「(バッテリ)充電指令」がコンバータ・コントローラ54Aへ出力される。これによりコンバータ54の出力電圧は、バッテリ電圧より高くなり、走行用モータ46へはコンバータ54からのみ給電され、電圧の低いバッテリ53からの給電(放電)は停止される。このとき発電機50から供給する電力を、定速走行に必要な電力とし、この電力に必要な電流の供給を確認すると、エンジン49の回転数の上昇を停止している(上記回転数保持指令を出力している)。
4.コンテナキャリア11の減速停止時
作業者は、コンテナキャリア11を停止するとき、操作装置29の走行用停止スイッチをオンとする。すると、停止指令が走行用インバータ56へ出力され、走行用インバータ56は、走行用モータ35の駆動を停止し、走行用モータ35の回転数を下降することにより、コンテナキャリア11を減速させる。
このとき、「(バッテリ)充電指令」がコンバータ・コントローラ54Aへ出力され、同時に、待機回転数(1000rpm)指令がエンジンコントローラ49Aへ出力される。
これにより、コンバータ54の出力電圧は、バッテリ電圧より高くなり、走行用モータ35により発生された回生電力は、電圧の低いバッテリ53へ流れてバッテリ53は充電され、またエンジン49の回転数は定格回転数(1800rpm)から待機回転数(1000rpm)へ向けて下降される。
なお、バッテリ53の充電量が、上限となっているときは充電を中止し、投入・遮断スイッチ58を投入して制動抵抗器59にて回生エネルギーを消費する。
以上のように、本実施の形態によれば、コンバータ54によって、コンバータ54より直流母線70へ出力される直流電圧を、バッテリ53の電圧と比較しながら調整することにより、走行用モータ35と荷役用モータ46への、発電機50とバッテリ53とからの給電を制御でき、よってバッテリ53の充放電を制御できる。したがって、従来のような充放電装置が不要となり、簡単な回路構成でバッテリ53の充放電を制御でき、結果としてコストを低減でき、さらに省エネルギーを実現できる。また前記コンバータ54は、電流の向きを変える機能は不要であり、電圧の調整機能があればよく、回路構成が簡易となり、装置のコストが下がることを期待できる。
また本実施の形態によれば、エンジン49は、発電機50により最小電力を発生可能な待機回転数で回転して待機しており、必要なときのみエンジン49の回転数が上昇されることにより、燃料の消費を抑制でき、COを削減でき、さらに黒煙の発生を削減できる。
また本実施の形態によれば、エンジン49の回転数により、発電機50よりコンバータ54を介して直流母線70へ出力される電流を制御することにより、バッテリ53と協調して電力を、走行用モータ35と荷役用モータ46へ給電でき、バッテリ53の充電量を制御することができる。
なお、本実施の形態では、ハイブリッド式車両として、コンテナキャリア11を説明しているが、コンテナキャリアに限ることはなく、吊り荷を持ち上げて搬送できる車両であればよく、例えば、トランスファークレーンであってもよい。
11 コンテナキャリア
29 操作装置
35 走行用モータ
38 スプレッダ装置
45 ドラム
46 荷役用モータ
48 プレーキ
49 エンジン
49A エンジンコントローラ
50 発電機
51 ハイブリッド盤
52 制御盤
53 バッテリ
54 コンバータ
54A コンバータ・コントローラ
56 走行用インバータ
57 荷役用インバータ
58 投入・遮断スイッチ
59 制動抵抗器
61 コントローラ
67 バッテリコントローラ

Claims (4)

  1. エンジンにて駆動される発電機により発生される電力と蓄電装置に蓄電された電力によって、昇降装置を使用して吊り荷の巻上げ・巻下げを行い、走行装置を使用して走行して荷役作業を実行するハイブリッド式荷役装置であって、
    前記蓄電装置と前記昇降装置と前記走行装置に接続された直流母線と、前記発電機により発生された交流電圧を任意の直流電圧に変換して前記直流母線へ出力するコンバータを備え、
    前記昇降装置により吊り荷の巻上げを行うとき、または前記走行装置により走行の加速を行うとき、前記エンジンの回転数を待機回転数から連続して上昇させて前記発電機の出力電力を増加させるとともに、
    前記コンバータにより、前記直流母線へ出力する直流電圧を前記蓄電装置の電圧に一致させて制御することにより、前記発電機よりコンバータを介して出力電力を増加させながら前記昇降装置または前記走行装置へ給電し、不足の電力を前記蓄電装置より給電するようにし、
    前記昇降装置により吊り荷の巻下げを行うとき、または前記走行装置により減速を行うとき、前記コンバータにより、前記直流母線へ出力される直流電圧を前記蓄電装置の電圧より高く制御することにより、前記昇降装置および前記走行装置で得られる回生電力を前記蓄電装置に充電するようにしたことを特徴とするハイブリッド式荷役装置。
  2. 前記走行装置による加速が終了して走行速度が一定となると、前記コンバータにより前記直流母線へ出力される直流電圧を前記蓄電装置の電圧より高く制御して、前記蓄電装置より走行装置への給電を停止し、
    走行に必要な電力に合わせて、前記エンジンの回転数を保持して、前記発電機よりコンバータを介して前記走行装置へ給電することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド式荷役装置。
  3. 前記昇降装置による吊り荷の巻上げ速度が一定となると、前記コンバータにより、必要な電力から一部の電力を除いた電力に合わせて、前記エンジンの回転数を保持して、前記発電機よりコンバータを介して前記昇降装置へ給電し、前記一部の電力を前記蓄電装置より昇降装置へ給電することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド式荷役装置。
  4. 前記直流母線に接続・離脱自在に制動抵抗器を設け、
    前記蓄電装置の充電量が所定充電量を超えると、前記制動抵抗器を前記直流母線に接続することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド式荷役装置。
JP2012192730A 2012-09-03 2012-09-03 ハイブリッド式荷役装置 Active JP5622211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192730A JP5622211B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ハイブリッド式荷役装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192730A JP5622211B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ハイブリッド式荷役装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014047056A JP2014047056A (ja) 2014-03-17
JP5622211B2 true JP5622211B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=50607104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012192730A Active JP5622211B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ハイブリッド式荷役装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5622211B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112678686B (zh) * 2020-12-30 2023-04-07 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊电量管理方法及系统
JP7545063B2 (ja) 2022-03-31 2024-09-04 ダイキン工業株式会社 水力発電システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11285165A (ja) * 1998-03-26 1999-10-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd クレーン用電源設備
CN101168426B (zh) * 2006-10-25 2010-10-06 株式会社安川电机 起重机装置及其控制方法
JP2011084374A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 荷役機械
JP2011135686A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd ハイブリッドシステムの制御装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014047056A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5800159B2 (ja) クレーン装置及びその制御方法
JP5414397B2 (ja) 給電式荷役装置
JP5725877B2 (ja) 電力供給装置、クレーン、及び電力供給方法。
WO2009123041A1 (ja) クレーン装置
JP4698644B2 (ja) クレーン装置
JP2011162287A (ja) 給電装置及びこれを備えたタイヤ式門型クレーン
JP2001163574A (ja) クレーン装置
JP5751764B2 (ja) クレーン制御装置、及びクレーン装置
JP2011136838A (ja) 巻上機
JP2011068499A (ja) クレーン装置
CN102730604A (zh) 串联式混合动力堆高机
JP5820215B2 (ja) クレーンおよび浚渫船
JP5622211B2 (ja) ハイブリッド式荷役装置
JP6189010B2 (ja) クレーン、及びクレーンの電力供給方法
JP2012071903A (ja) ハイブリッド式駆動装置、クレーン制御装置、及びクレーン装置
WO2011024881A1 (ja) 駐車装置
JP2014094802A (ja) 高所作業車
JP5277115B2 (ja) 駐車装置
WO2011065180A1 (ja) クレーン制御装置及びクレーン装置
JP2010241602A (ja) 荷役装置
JP4928718B2 (ja) エンジン発電機付きクレーンの制御方法およびエンジン発電機付きクレーン
JP2019115137A (ja) 電動車
JP5777959B2 (ja) ホイストクレーン用走行装置
JP6009339B2 (ja) ハイブリッド式建設機械の制御装置
JP5999941B2 (ja) コンテナキャリア

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5622211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250