JP5620567B1 - 熱機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温熱源を動力源として有効に活用できる熱機関を提供する。【解決手段】熱機関は、作動媒体が循環する密閉サイクルを構成する。ピストン12は、ケーシング11の内壁に接しながら摺動してケーシング11内の密閉空間を複数の部分密閉空間15、16に仕切る。部分密閉空間15、16は、ピストン12の動きに伴って膨張と収縮を交互に繰り返す。ピストン12の動きに伴って膨張する部分密閉空間内に気体状態の作動媒体が供給されて、膨張する密閉空間内の圧力が高められて気体状態の作動媒体がピストン12を駆動する。ピストン12の動きに伴って収縮する部分密閉空間内に過冷却液状態の作動媒体が供給されることにより収縮する密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進され、収縮する部分密閉空間内の作動媒体の圧力が低下することによって、ピストン12の動きを促進する。【選択図】図1

Description

この発明は熱機関に係り、特に、低温熱源を動力源として有効に活用できる熱機関に関する。
地球温暖化に対応し、また、地球規模でのエネルギの節約を実現するために、低温の熱源を動力源として有効に活用する技術が注目されている。
例えば、特許文献1には、媒体として炭酸ガスを利用する循環式内圧機関が開示されている。
また、特許文献2には、気体の作動流体の膨張仕事を圧縮仕事に変換するとともに発電出力を取得することができる往復動型膨張圧縮機が開示されている。
さらに、特許文献3には、熱エネルギを回転駆動エネルギに変換する機関として、バンケル型ロータリーエンジンが開示されている。
特開2008−38746号公報 特開2011−127879号公報 特開2010−53860号公報
上記特許文献1−3に開示された技術では、高圧気体状態の作動媒体がケーシング(シリンダ)内に導入され、それによって、ケーシング内のピストンに往復動または回転の駆動力が与えられ、ケーシング内で膨張した作動媒体は低圧になって排出される。ケーシング外に排出された作動媒体は、その後、熱交換器により冷却される構造になっている。
この場合、作動媒体の熱は熱交換器の伝熱壁を経て外部に放出されるので、作動媒体の冷却が十分に急速に行われない場合があり、熱効率の向上が困難であった。
この発明は、上記課題を解決するためのものであって、特に低温熱源を動力源として有効に活用できる熱機関を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る熱機関は、密閉空間を形成するケーシングと、前記ケーシングの内壁に接しながら摺動し、前記ケーシング内の密閉空間を複数の部分密閉空間に仕切るピストンと、前記ケーシングに接続されて、気体状態の作動媒体を前記ケーシング内に供給可能な第1および第2の気体供給配管と、前記ケーシングに接続されて、飽和温度よりも低い温度の過冷却の液体状態の作動媒体を前記ケーシング内に供給可能な第1および第2の過冷却液供給配管と、前記ケーシングに接続されて、前記ケーシング内に生成された液体状態の作動媒体を排出可能な第1および第2の液体排出配管と、前記第1および第2の気体供給配管それぞれに取り付けられた第1および第2の気体供給弁と、前記第1および第2の過冷却液供給配管それぞれに取り付けられた第1および第2の過冷却液供給弁と、前記第1および第2の液体排出配管それぞれに取り付けられた第1および第2の液体排出弁と、前記第1および第2の液体排出配管から排出された液体状態の作動媒体の一部を加熱して前記第1および第2の気体供給配管に供給するための前記気体状態の作動媒体を生成する加熱器と、前記第1および第2の液体排出配管から排出された液体状態の作動媒体の一部を冷却して前記第1および第2の過冷却液供給配管に供給するための前記過冷却の液体状態の作動媒体を生成する冷却器と、を備え、前記作動媒体が循環する密閉サイクルを構成する熱機関であって、前記複数の部分密閉空間は、前記ピストンの動きに伴って膨張と収縮を交互に繰り返すように構成されており、前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って膨張する部分密閉空間内に前記第1および第2の気体供給配管の一方を通じて前記気体状態の前記作動媒体が供給されて、当該膨張する密閉空間内の圧力が高められて当該気体状態の前記作動媒体が前記ピストンを駆動し、前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って収縮する部分密閉空間内に前記第1および第2の過冷却液供給配管の一方を通じて前記過冷却の液体状態の作動媒体が供給されることにより当該ピストンの動きに伴って収縮する密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進されて、当該収縮する部分密閉空間内の作動媒体の圧力が低下することによって、前記ピストンの動きを促進し、前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って収縮する部分密閉空間から前記第1および第2の液体排出配管の一方を通じて前記液体状態の作動媒体が排出される、ように構成されていること、を特徴とする。
この発明によれば、低温熱源であっても動力源として有効に活用することができる。
本発明に係る熱機関の第1の実施形態の構成を模式的に示す系統図である。 第1の実施形態の動作を示す模式的断面図であって、往復ピストンの動きとケーシングにおける媒体の流れを示す。(a)から(d)の順に進み、その後に(a)に戻る。 本発明に係る熱機関の第2の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成およびその動作を模式的に示す断面図であって、(a)から(d)の順に進む。 本発明に係る熱機関の第2の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成およびその動作を模式的に示す断面図であって、図3の(d)の次にこの図4の(a)につづき、その後、図4の(b)から図4の(d)の順に進む。 本発明に係る熱機関の第2の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成およびその動作を模式的に示す断面図であって、図4の(d)の次にこの図5の(a)につづき、その後、図5の(b)から図5の(d)の順に進み、その後に図3の(a)に戻る。 本発明に係る熱機関の第3の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成を模式的に示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る熱機関の実施形態について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
(第1の実施形態の構成)
初めに、図1を参照して、この実施形態の熱機関の構成を説明する。図1は、本発明に係る熱機関の第1の実施形態の構成を模式的に示す系統図である。
シリンダ状のケーシング11内を往復ピストン12が摺動しながら往復できるようになっている。ケーシング11は、第1の端部13と第2の端部14で閉じていて密閉空間が形成されている。ケーシング11内の密閉空間は、往復ピストン12によって、第1の部分密閉空間15と第2の部分密閉空間16に、気密に仕切られている。
往復ピストン12にはピストンロッド17が取り付けられ、ピストンロッド17は、第2の端部14を貫通して延びている。ピストンロッド17が第2の端部14を貫通する部分で第2の部分密閉空間16の気密が保たれるように構成されている。
ピストンロッド17は、ケーシング11の外側で接続ロッド18の一端に接続され、接続ロッド18の他端はクランク軸19に接続されている。ピストンロッド17、接続ロッド18およびクランク軸19はリンク機構を構成し、往復ピストン12の往復運動をクランク軸19の回転運動に変換できるように構成されている。クランク軸19には、例えば発電機(図示せず)が接続されている。
ケーシング11の第1の部分密閉空間15に、第1の気体供給配管20a、第1の過冷却液供給配管21a、第1の液体排出配管22aが接続されている。ケーシング11の第2の部分密閉空間16に、第2の気体供給配管20b、第2の過冷却液供給配管21b、第2の液体排出配管22bが接続されている。第1の気体供給配管20a、第1の過冷却液供給配管21a、第1の液体排出配管22aにはそれぞれ、第1の気体供給弁23a、第1の過冷却液供給弁24a、第1の液体排出弁25aが接続されている。第2の気体供給配管20b、第2の過冷却液供給配管21b、第2の液体排出配管22bにはそれぞれ、第2の気体供給弁23b、第2の過冷却液供給弁24b、第2の液体排出弁25bが接続されている。
第1の液体排出配管22aおよび第2の液体排出配管22bの下流側に、作動媒体を貯留するタンク30が配置されている。また、タンク30内の作動媒体を加熱する加熱器31および、タンク30内の作動媒体を冷却する冷却器32が配置されている。さらに、タンク30内の作動媒体を加熱器31に送る加熱器用ポンプ33と、タンク30内の作動媒体を冷却器32に送る冷却器用ポンプ34が配置されている。
加熱器31の下流側は、第1の気体供給配管20aおよび第2の気体供給配管20bに接続されている。冷却器32の下流側は、第1の過冷却液供給配管21aおよび第2の過冷却液供給配管21bに接続されている。
第1の気体供給弁23a、第2の気体供給弁23b、第1の過冷却液供給弁24a、第2の過冷却液供給弁24b、第1の液体排出弁25a、および、第2の液体排出弁25bの開閉を制御するための制御装置40が設けられている。
ケーシング11は、鋼等の金属製の構造材料部11aと、構造材料部11aの内面の一部または全部を覆うように構造材料部11aに沿って配置された内表面部11bとからなる。内表面部11bは、ガラスやプラスチック、セラミック等の、金属よりも熱伝導率の低い材料からなる。
冷却器32の冷熱源としては、たとえば氷雪を用いることができる。
第1の過冷却液供給配管21aおよび第2の過冷却液供給配管21bが、それぞれ、第1の部分密閉空間15および第2の部分密閉空間16に接続される位置には、好ましくは、過冷却液が第1の部分密閉空間15および第2の部分密閉空間16に霧状に噴射されるような噴霧ノズル(図示せず)が取り付けられている。さらに、噴霧ノズルは、第1の部分密閉空間15および第2の部分密閉空間16の上部に配置されるのが望ましい。
作動媒体は、たとえばブタンである。ブタンの沸点は大気圧では−0.5℃であるが、圧力を大気圧よりも若干高くすれば沸点が高くなるので、氷雪によって容易に液化させることができる。
(第1の実施形態の動作)
次に、この実施形態の動作を説明する。図2は、第1の実施形態の動作を示す模式的断面図であって、往復ピストンの動きとケーシングにおける媒体の流れを示す。(a)から(d)の順に進み、その後に(a)に戻る。
図2(a)に示す状態では、第2の気体供給弁23b(図1)が開き、第2の気体供給配管20bを通じて第2の部分密閉空間16内に高温・高圧の気体状態の作動媒体が供給される。それによって第2の部分密閉空間16内の圧力が上昇し、この圧力によって、往復ピストン12は第1の端部13に向かって押される。このとき、第1の過冷却液供給弁24a(図1)が開き、第1の過冷却液供給配管21aを通じて第1の部分密閉空間15内に過冷却液が供給される。これにより、第1の部分密閉空間15内にあった気体状態の作動媒体が凝縮する。この凝縮によって第1の部分密閉空間15内の圧力は急激に低下する。
往復ピストン12は、第1の部分密閉空間15と第2の部分密閉空間16の圧力の差によって駆動されるので、この第1の部分密閉空間15内の圧力低下により、往復ピストン12が第1の端部13に向けて駆動される力が大きくなる。
つぎに、図2(b)に示す状態では、往復ピストン12が第1の端部13に向けてさらに移動し、第1の過冷却液供給弁24a(図1)が閉じられて、第1の部分密閉空間15内への過冷却液が供給は停止する。さらに、第1の液体排出弁25a(図1)が開かれ、第1の部分密閉空間15内の凝縮液が第1の液体排出配管22aを通じて排出される。
つぎに、図2(c)に示す状態では、第1の気体供給弁23a(図1)が開き、第1の気体供給配管20aを通じて第1の部分密閉空間15内に高温・高圧の気体状態の作動媒体が供給されている。それによって第1の部分密閉空間15内の圧力が上昇し、この圧力によって、往復ピストン12は第2の端部14に向かって押される。このとき、第2の過冷却液供給弁24b(図1)が開き、第2の過冷却液供給配管21bを通じて第2の部分密閉空間16内に過冷却液が供給される。これにより、第2の部分密閉空間16内にあった気体状態の作動媒体が凝縮する。この凝縮によって第2の部分密閉空間16内の圧力は急激に低下する。
往復ピストン12は、この第2の部分密閉空間16内の圧力低下により、往復ピストン12が第2の端部14に向けて駆動される力が大きくなる。
つぎに、図2(d)に示す状態では、往復ピストン12が第2の端部14に向けてさらに移動し、第2の過冷却液供給弁24b(図1)が閉じられて、第2の部分密閉空間16内への過冷却液が供給は停止する。さらに、第2の液体排出弁25b(図1)が開かれ、第2の部分密閉空間16内の凝縮液が第2の液体排出配管22bを通じて排出される。
つぎに、図2(a)に示す状態に戻り、以下、同様の動作が繰り返される。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態では、収縮過程にある部分密閉空間側に過冷却液を供給してその部分密閉空間内の凝縮を促進することにより、その収縮過程にある部分密閉空間の圧力を低下させることができる。これにより、往復ピストンの両側の圧力差を大きくして、往復ピストンの駆動力を高めることができる。
また、ケーシング11の内面を覆う内表面部11bが、ガラスやプラスチック、セラミック等の、金属よりも熱伝導率の低い材料からなることから、高温の気体状態の作動媒体または低温の過冷却液がケーシング11内に導入されたときに、ケーシング11の壁を構成する材料全体の温度が上昇または下降することによる熱損失を抑制でき、熱効率を高めることができる。
冷却器32の冷熱源として氷雪を用いることにより、冷熱源にかけるコストを下げることができる。
第1の過冷却液供給配管21aおよび第2の過冷却液供給配管21bが第1の部分密閉空間15および第2の部分密閉空間16に接続される位置に噴霧ノズルを取り付けることにより、各部分密閉空間内にある高温の気体状態の作動媒体と過冷却液との混合が促進され、急速な凝縮を起こすことができ、熱効率を高めることができる。
また、過冷却液を上方から噴霧することにより、気体状態の作動媒体と過冷却液との混合が促進される。
[第2の実施形態]
(第2の実施形態の構成)
初めに、図3の(a)を参照して、この実施形態の熱機関の構成を説明する。図3の(a)は本発明に係る熱機関の第2の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成およびその動作を模式的に示す断面図である。
この実施形態では、第1の実施形態のシリンダ状のケーシング11と往復ピストン12に代えて、ペリトロコイド(peritrochoid)曲線形状(繭形状)のケーシング50と回転ピストン51とを用いる。その他の部分は第1の実施形態とほぼ同様である。
ケーシング50と回転ピストン51の構造は、たとえば、従来の回転ピストンエンジン(バンケルエンジン)の構造(特許文献3参照)と同様である。
ケーシング50の中央に外歯歯車55が固定され、外歯歯車55と噛み合う内歯歯車56が回転ピストン51に形成されている。回転ピストン51は、その内歯歯車56で外歯歯車55と噛み合いながら外歯歯車55の周りを偏心回転する。
回転ピストン51は横断面の形状がほぼ正三角形であって、第1、第2、第3の辺57、58、59を有している。回転ピストン51の3個の角部はケーシング50の内壁に接して摺動し、第1、第2、第3の辺57、58、59それぞれとケーシング50内壁との間に、それぞれ密閉された第1、第2、第3の部分密閉空間60、61、62が形成されている。
回転ピストン51は、自転しながら、外歯歯車55の軸心63の周りを公転する。ただし、回転ピストン51は、1回自転するごとに1回公転する。軸心63の周りの回転ピストン51の公転は、図示しないクランク軸により、回転動力として取り出される。この実施形態では、第1の実施形態におけるピストンロッド17、接続ロッド18、およびクランク軸19(図1)に相当するものは存在しない。
ケーシング50の側部に、第1の気体供給配管20a、第2の気体供給配管20b、第1の過冷却液供給配管21a、第2の過冷却液供給配管21b、第1の液体排出配管22a、第2の液体排出配管22bが接続されている。第1の気体供給配管20aと第2の気体供給配管20bは、軸心63をはさんで互いに反対側に配置されている。第1の過冷却液供給配管21aと第2の過冷却液供給配管21bは、軸心63をはさんで互いに反対側に配置されている。第1の液体排出配管22aと第2の液体排出配管22bは、軸心63をはさんで互いに反対側に配置されている。
第1の実施形態と同様に、第1の気体供給配管20a、第2の気体供給配管20b、第1の過冷却液供給配管21a、第2の過冷却液供給配管21b、第1の液体排出配管22a、第2の液体排出配管22bにそれぞれ、第1の気体供給弁23a、第2の気体供給弁23b、第1の過冷却液供給弁24a、第2の過冷却液供給弁24b、第1の液体排出弁25a、第2の液体排出弁25bが取り付けられている(図1参照)。タンク30、加熱器32、冷却器33、加熱器用ポンプ33、冷却器用ポンプ34、制御装置50などの配置や構成は第1の実施形態と同様である。
(第2の実施形態の動作)
次に、この実施形態の動作を説明する。この実施形態では、回転ピストン51の回転に伴って、第1、第2、第3の部分密閉空間60、61、62が膨張と収縮を繰り返す。回転ピストン51の1回転につき第1、第2、第3の部分密閉空間60、61、62それぞれが膨張と収縮を各1回経験する。そして、第1、第2、第3の部分密閉空間60、61、62それぞれが膨張しているときに、その膨張する部分密閉空間内に気体状態の作動媒体が供給されて、その膨張する密閉空間内の圧力が高められてその気体状態の作動媒体が回転ピストン51を駆動する。
また、回転ピストン51の動きに伴って収縮する部分密閉空間内に過冷却液状態の作動媒体が供給されて、その収縮する密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進されて、その収縮する部分密閉空間内の作動媒体の圧力が低下することによって、回転ピストン51の動きが促進される。また、回転ピストン51の動きに伴って収縮する部分密閉空間から液体状態の作動媒体が排出される。
次に、図3〜図5等を参照しながら、より具体的に、動作を説明する。図3〜図5は、本発明に係る熱機関の第2の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成およびその動作を、回転ピストンの30度回転ごとに、模式的に示す断面図である。図3の(a)から(d)の順に進み、次に図4の(a)から(d)の順に進み、次に図5の(a)から(d)の順に進んで、その後に図3の(a)に戻る。
図3(a)の状態では、第2の気体供給弁23b(図1)が開き、第2の気体供給配管20bを通じて第1の部分密閉空間60内に高温・高圧の気体状態の作動媒体が供給される。それによって第1の部分密閉空間60内の圧力が上昇し、この圧力によって、回転ピストン51は、時計方向に回る方向に押される。このとき、第1の過冷却液供給弁24a(図1)が開き、第1の過冷却液供給配管21aを通じて第2の部分密閉空間61内に過冷却液が供給される。これにより、第2の部分密閉空間61内にあった作動媒体が凝縮する。この凝縮によって第2の部分密閉空間61内の圧力は急激に低下する。
回転ピストン51は、第1の部分密閉空間60と第2の部分密閉空間61の圧力の差によって時計方向に回る方向に駆動されるので、この第2の部分密閉空間61内の圧力低下により、回転ピストン51が回転駆動される力が大きくなる。
次に、図3(b)の状態では、第1の部分密閉空間60はさらに膨張し、第1の液体排出弁25a(図1)が開いて、第1の液体排出配管22aを通じて第2の部分密閉空間61内の凝縮液が排出されるとともに第2の部分密閉空間61はさらに収縮する。このとき、第2の過冷却液供給弁24b(図1)が開いて、第2の過冷却液供給配管21bを通じて第3の部分密閉空間62内に過冷却液が供給される。これにより、第3の部分密閉空間62内の気体が凝縮して第3の部分密閉空間62内の圧力が低下する。このとき第3の部分密閉空間62内の体積は収縮しつつあり、回転ピストン51の時計方向回転が促進される。
次に、図3(c)の状態では、第1の部分密閉空間60の体積は最大となる。そして、このとき、第1の気体供給弁23a(図1)が開き、第1の気体供給配管20aを通じて第2の部分密閉空間61内に高温・高圧の気体状態の作動媒体が供給される。それによって第2の部分密閉空間61内の圧力が上昇し、この圧力によって、回転ピストン51は、時計方向に回る方向に押される。このとき、第2の過冷却液供給弁24b(図1)が開き、第2の過冷却液供給配管21bを通じて第3の部分密閉空間62内に過冷却液が供給される。これにより、第3の部分密閉空間62内にあった作動媒体が凝縮する。この凝縮によって第3の部分密閉空間62内の圧力は急激に低下する。
回転ピストン51は、第2の部分密閉空間61と第3の部分密閉空間62の圧力の差によって時計方向に回る方向に駆動されるので、この第3の部分密閉空間62内の圧力低下により、回転ピストン51が回転駆動される力が大きくなる。
次に、図3(d)の状態では、第2の部分密閉空間61はさらに膨張し、第2の液体排出弁25b(図1)が開いて、第2の液体排出配管22bを通じて第3の部分密閉空間62内の凝縮液が排出されるとともに第3の部分密閉空間62はさらに収縮する。このとき、第1の過冷却液供給弁24a(図1)が開いて、第1の過冷却液供給配管21aを通じて第1の部分密閉空間60内に過冷却液が供給される。これにより、第1の部分密閉空間60内の気体が凝縮して第1の部分密閉空間60内の圧力が低下する。このとき第1の部分密閉空間60内の体積は収縮しつつあり、回転ピストン51の時計方向回転が促進される。
以下、同様に、図4の(a)から(d)の順に進み、さらに、図5の(a)から(d)の順に進んで、その後に図3の(a)に戻る。
このように回転ピストン51が回転駆動されるので、この回転力を外部に取り出して、動力として利用することができる。
以上説明した第2の実施形態によれば、往復ピストンの動作を用いずに回転ピストンの回転力を得ることができるので高い効率の動力を得ることができる。また、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図6を参照して、第3の実施形態の熱機関の構成を説明する。図6は、本発明に係る熱機関の第3の実施形態のケーシングおよびその周辺の構成を模式的に示す断面図である。
この実施形態は第1の実施形態の変形であって、第1の実施形態の往復ピストン12の代わりにフリーピストン70がケーシング11内に配置されている。第1の実施形態のピストンロッド17、接続ロッド18、クランク軸19に相当するものはない。
フリーピストン70は、ケーシング11内で往復摺動する。ケーシング11内の密閉空間は、フリーピストン70によって、第1の部分密閉空間15と第2の部分密閉空間16に、気密に仕切られている。フリーピストン70には、永久磁石が取り付けられている。またはフリーピストン70全体が永久磁石でできていてもよい。
ケーシング11は第1の実施形態と同様にシリンダ状である。この実施形態では、ケーシング11の側面外側にコイル71が巻き付けられている。コイル71は図示しない電気回路に接続され、フリーピストン70の移動によってコイル71に発生する起電力により、発電して外部に電力供給できるように構成されている。
その他の部分は第1の実施形態とほぼ同様である。
この実施形態によれば、第1の実施形態と同様の原理によってフリーピストン70が往復駆動される。このとき、フリーピストン70によって生じる磁場が変動するため、コイル71に起電力が発生する。この起電力を外部に取り出すことにより、この熱機関により発電を行うことができる。この実施形態では、往復運動を回転運動に変換するためのリンク機構が不要である。
[他の実施形態]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上述の第1の実施形態で、第1の気体供給配管20a、第1の過冷却液供給配管21aおよび第1の液体排出配管22aがそれぞれ別の位置でケーシング11の第1の部分密閉空間15に接続されるものとしたが、これらの配管の一部または全部を共通の接続部でケーシング11の第1の部分密閉空間15に取り付けて、ケーシング11の外側で分岐するようにしてもよい。第2の気体供給配管20b、第2の過冷却液供給配管21bおよび第2の液体排出配管22bについても同様である。
また、上述の実施形態では、加熱器用ポンプ33と冷却器用ポンプ34とを別個に設けるものとしたが、これらのポンプを一つのポンプで兼用し、ポンプの下流側で分岐して加熱器31と冷却器32に作動媒体を送ることもできる。
また、上述の実施形態では、弁の開閉の制御を制御装置50で行うものとしたが、カム機構などにより、たとえばクランク軸19などの回転動作に合わせて弁が開閉するような構成とすることもできる。
また、上述の実施形態では、作動媒体はたとえばブタンであるとしたが、たとえば、プロパン、または、ブタンとプロパンの混合物を用いることもできる。プロパンはブタンよりも沸点が低いが、冷却器32の冷熱源として、寒冷地での冬季の氷雪や海水等を用いることにより氷点下の熱源を利用することもできる。また、ブタンとプロパンの混合比を適当に選択することにより、適当な性能の作動媒体を得ることができる。
11:ケーシング、 11a:構造材料部、 11b:内表面部、 12:往復ピストン(ピストン)、 13:第1の端部、 14:第2の端部、 15:第1の部分密閉空間(部分密閉空間)、 16:第2の部分密閉空間(部分密閉空間)、 17:ピストンロッド、 18:接続ロッド、 19:クランク軸、 20a:第1の気体供給配管、 20b:第2の気体供給配管、 21a:第1の過冷却液供給配管、 21b:第2の過冷却液供給配管、 22a:第1の液体排出配管、 22b:第2の液体排出配管、 23a:第1の気体供給弁、 23b:第2の気体供給弁、 24a:第1の過冷却液供給弁、 24b:第2の過冷却液供給弁、 25a:第1の液体排出弁、 25b:第2の液体排出弁、 30:タンク、 31:加熱器、 32:冷却器、 33:加熱器用ポンプ(ポンプ)、 34:冷却器用ポンプ(ポンプ)、 40:制御装置、 50:ケーシング、 51:回転ピストン(ピストン)、 55:外歯歯車、 56:内歯歯車、 57:第1の辺、 58:第2の辺、 59:第3の辺、 60:第1の部分密閉空間、 61:第2の部分密閉空間、 62:第3の部分密閉空間、 63:軸心、 70:フリーピストン(往復ピストン) 71:コイル

Claims (11)

  1. 密閉空間を形成するケーシングと、
    前記ケーシングの内壁に接しながら摺動し、前記ケーシング内の密閉空間を複数の部分密閉空間に仕切るピストンと、
    前記ケーシングに接続されて、気体状態の作動媒体を前記ケーシング内に供給可能な第1および第2の気体供給配管と、
    前記ケーシングに接続されて、飽和温度よりも低い温度の過冷却の液体状態の作動媒体を前記ケーシング内に供給可能な第1および第2の過冷却液供給配管と、
    前記ケーシングに接続されて、前記ケーシング内に生成された液体状態の作動媒体を排出可能な第1および第2の液体排出配管と、
    前記第1および第2の気体供給配管それぞれに取り付けられた第1および第2の気体供給弁と、
    前記第1および第2の過冷却液供給配管それぞれに取り付けられた第1および第2の過冷却液供給弁と、
    前記第1および第2の液体排出配管それぞれに取り付けられた第1および第2の液体排出弁と、
    前記第1および第2の液体排出配管から排出された液体状態の作動媒体の一部を加熱して前記第1および第2の気体供給配管に供給するための前記気体状態の作動媒体を生成する加熱器と、
    前記第1および第2の液体排出配管から排出された液体状態の作動媒体の一部を冷却して前記第1および第2の過冷却液供給配管に供給するための前記過冷却の液体状態の作動媒体を生成する冷却器と、
    を備え、前記作動媒体が循環する密閉サイクルを構成する熱機関であって、
    前記複数の部分密閉空間は、前記ピストンの動きに伴って膨張と収縮を交互に繰り返すように構成されており、
    前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って膨張する部分密閉空間内に前記第1および第2の気体供給配管の一方を通じて前記気体状態の前記作動媒体が供給されて、当該膨張する密閉空間内の圧力が高められて当該気体状態の前記作動媒体が前記ピストンを駆動し、
    前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って収縮する部分密閉空間内に前記第1および第2の過冷却液供給配管の一方を通じて前記過冷却の液体状態の作動媒体が供給されることにより当該ピストンの動きに伴って収縮する密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進されて、当該収縮する部分密閉空間内の作動媒体の圧力が低下することによって、前記ピストンの動きを促進し、
    前記複数の部分密閉空間のうち前記ピストンの動きに伴って収縮する部分密閉空間から前記第1および第2の液体排出配管の一方を通じて前記液体状態の作動媒体が排出される、
    ように構成されていること、を特徴とする熱機関。
  2. 前記ケーシングは第1の端部および閉塞された第2の端部を備えたシリンダ状であり、
    前記ピストンは、前記ケーシング内で前記第1の端部と前記第2の端部との間を往復摺動可能であって、前記ケーシング内の空間を、前記第1の端部に接する第1の部分密閉空間と前記第2の端部に接する第2の部分密閉空間とに仕切る往復ピストンであり、
    前記第1および第2の気体供給配管は前記第1の部分密閉空間内および前記第2の部分密閉空間それぞれに接続され、
    前記第1および第2の過冷却液供給配管は前記第1の部分密閉空間内および前記第2の部分密閉空間それぞれに接続され、
    前記第1および第2の液体排出配管は前記第1の部分密閉空間内および前記第2の部分密閉空間それぞれに接続され、
    前記第1の過冷却液供給弁および前記第2の気体供給弁が閉じている時に第1の気体供給弁が開いて前記気体状態の作動媒体が前記第1の部分密閉空間内に供給されることによって前記気体状態の作動媒体が前記往復ピストンを前記第2の端部に向けて押すとともに、前記第2の過冷却液供給弁が開いて前記過冷却の液体状態の作動媒体が前記第2の部分密閉空間内に供給されて、前記第2の部分密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進され、
    前記第2の過冷却液供給弁および前記第1の気体供給弁が閉じている時に第2の気体供給弁が開いて前記気体状態の作動媒体が前記第2の部分密閉空間内に供給されることによって前記気体状態の作動媒体が前記往復ピストンを前記第1の端部に向けて押すとともに、前記第1の過冷却液供給弁が開いて前記過冷却の液体状態の作動媒体が前記第1の部分密閉空間内に供給され、前記第1の部分密閉空間内の作動媒体の凝縮が促進される、
    ように構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の熱機関。
  3. 前記往復ピストンの往復運動を回転運動に変換するリンク機構をさらに備えたこと、を特徴とする請求項2に記載の熱機関。
  4. 前記ケーシングの外側面に沿って巻回されたコイルをさらに備え、
    前記往復ピストンは永久磁石を含み、
    前記往復ピストンの往復運動によって生じる磁場の変化により前記コイルに起電力を生じさせて発電するように構成されていること、を特徴とする請求項2に記載の熱機関。
  5. 前記ケーシングは、軸に垂直な断面の内側の形状がペリトロコイド曲線であり、
    前記ピストンは、軸に垂直な断面の形状が、3個の互いに等しい長さの辺部と、それぞれが前記3個の辺部のうちの2個にはさまれた3個の角部と、を備えたほぼ正三角形であって、前記3個の角部が前記ケーシングの内壁に接しながら摺動し、前記ケーシングの内壁と前記3個の辺部それぞれとによって囲まれた3個の密閉空間を形成しながら前記ケーシング内で偏心軸の周りを回転する回転ピストンであり、
    前記回転ピストンの回転によって回転駆動される回転軸をさらに備え、
    前記第1および第2の気体供給配管は、前記回転軸をはさんで互いに対向する位置で前記ケーシングに接続され、
    前記第1および第2の過冷却液供給配管は、前記回転軸をはさんで互いに対向する位置で前記ケーシングに接続され、
    前記第1および第2の液体排出配管は、前記回転軸をはさんで互いに対向する位置で前記ケーシングに接続されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の熱機関。
  6. 前記第1および第2の過冷却液供給配管から前記ケーシング内に供給されるときの前記過冷却の液体状態の作動媒体が霧状に噴霧されるように構成されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の熱機関。
  7. 前記第1および第2の液体排出弁の下流側で前記第1および第2の液体排出配管に接続され、前記加熱器および前記冷却器の上流側に接続されて前記作動媒体を貯留するタンクをさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の熱機関。
  8. 前記タンク内に貯留された前記作動体を前記加熱器および前記冷却器に供給する少なくとも一つのポンプをさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の熱機関。
  9. 前記ケーシングは金属製の構造材料部と、前記構造材料部の内面に沿って配置された前記金属製の構造材料部よりも熱伝導率が低い材料からなる内表面部とを有すること、を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の熱機関。
  10. 前記冷却器は氷雪を冷熱源として用いるものであること、を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の熱機関。
  11. 前記作動媒体は、ブタンもしくはプロパン、またはブタンおよびプロパンの混合物であること、を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の熱機関。
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