JP5620489B2 - 骨折した骨盤の応急固定 - Google Patents

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Description

本発明は、骨折した骨盤の応急処置に関連する。本発明は、特に、骨盤の骨折非観血整復において使用されると共に更なる処置の継続中において骨折した骨盤を固定する器具とその方法を提供する。
骨折した骨盤に起因する内出血は、結果的に容易に死に至らしめることがある。骨折した骨盤を緊急に整復することは、実質的に死亡率を下げるが、緊急な状況下において骨折を整復し骨折した骨盤を固定して、患者が病院や他の施術機関に搬送されるようにするための器具は知られている。骨折が起こった後の最初の1時間以内に骨盤を固定することが決定的であり、患者の生死を分けることがよくある。
Krieg他の米国特許第6554784号と第7008389号は、負傷者の腰周りに巻回して、骨折した人間の骨盤環の部分を通常の関係に戻して骨折箇所における内出血を少なくするために適度の量の周方向の締め付けテンションを提供するために用いられる器具を開示している。Krieg他によって開示された器具は、骨折した骨盤の非観血的整復のため、かつ、骨折した骨盤を外科的に回復することが可能な病院や他の施術機関に搬送される間患者の骨盤を固定するために提供されるものである。Krieg他の器具は、特に、例えば、自動車事故、スキーの事故、山登りの事故又は業務上の災害の現場のような緊急な状況下における使用に適している。
Krieg他の器具のうち商業的に入手可能なものにおいては、幅広のベルト状の本体が患者の腰部領域を部分的に巻回し、ストラップが調節可能にその器具の本体の対向端部を互いに接続する。特別なバックルが器具本体の一端に取り付けられており、そのバックルと、ストラップ取付部材の適正な配置が訓練を受けていない人間にとっては直感的に明らかではないが、怪我をした人間に対して器具を用いるときに選択されねばならない部位において本体の他端に対して締め付けられるべきストラップ取付部材との間にストラップが延びている。そして、バックルを介して伸びているストラップは、周方向の締め付けテンションを提供して骨盤を支持するためには、引っ張られねばならない。この特別なバックルは、それがストラップと係合している場合の、適正な量のテンションを感じて、締め付け過ぎを防止する。しかしながら、特定の部位においてはストラップ取付部材との関連で器具の周囲における割合小さな範囲の調節可能性が利用できる。結果として、ストラップ取付部材は、十分なテンションが得られてバックルによって保持される以前に、本体上で再配置されねばならない。
発明が解決しようする課題
器具の独立した、取り外し可能な部材としてストラップとその取付部材を用意したので、この器具の利用にはいくつかのステップがあり、適切な訓練と器具への精通がその有効利用にとって決定的であることがある。また、ストラップの着脱は、一度負傷者に対して使用された後で、よく訓練を受けた人が再利用のために器具の部材を適正に再配置することを必要とする。
そのような器具本体のどこにストラップ取付部材を取り付けるかを決めるのに必要な時間の浪費を避けるために、そして、有効利用を簡潔にするために、器具の本体へのストラップ取付部材のそのような配置が必要でなく、十分な調節可能性が直ちに利用できる、改良された骨盤固定器具が必要とされる。
発明の開示
ここに開示するものの一部を形成する特許請求の範囲に記載されたように、本発明は、骨折した骨盤を巻回して、非観血整復をし、適正な量の巻回テンションを提供して骨盤を固定する単純な器具への上記の必要性に対する回答を提供するものである。
ここに開示されている器具の第1の様相として、骨折した骨盤を固定するための器具のベルト状の本体が、一対の対向する端部を有し、その一方がバックルを設けており、その他方がそこに取り付けられたストラップ部材の内側の端部を有する。ストラップ部材は、バックルを介して延びて、戻り二重になり、その内側の端部が取り付けられる本体の端部に向かって伸びている。締着材が、器具本体の端部とそこを通してストラップが延びるバックルの間のストラップ接続の有効長の広範囲の調節を提供する箇所に存在する。
ここに開示された器具の一つの実施の形態においては、Velcro(商標)ファスナーのようなフック支持締着材である、締着材がストラップの外側の端部に設けられ、更に、Velcro(商標)ファスナーのようなフック支持締着材がストラップの中間部に沿って設けられている。
この器具の一つの実施の形態においては、そこからストラップが延びる端部において器具本体の表面が、ストラップの外側の端部に配置されたVelcro(商標)ファスナーのようなフック支持締着材にしかりと締着される。
ここに開示された器具の一つの実施の形態においては、器具本体の端部の外面の多くの材料が、Velcro(商標)ファスナーのようなフック支持締着材に結合可能であり、Velcro(商標)タイプのフック支持締着材の領域が、ストラップが器具に対してバックルを介して相当引っ張られてそれ自体に沿って戻り二重となり、必要な程度のテンションで比較的に痩せている負傷者の骨盤領域の周りに適合する時に、ストラップの中間部分上のループ支持締着材を係合して締め付けることができるところに配置されている。
本発明の上記の特徴及び他の特徴は、添付の図面に関連して、以下の発明の詳細な説明を考慮すると、より簡単に理解される。
図1は、本発明の一様相の実施の態様例である骨盤固定器具の等角図である。 図2は、図1に示された骨盤固定器具の一部切断正面図であり、人間の腰部周りに延びた器具を示すと共に、使用時の器具の適正な位置を図示するために、人間の骨格の一部を示している。 図3は、図1及び図2に示された、テンションの掛かった状態の骨盤固定器具の平面図であり、器具の使用にとって最小限のサイズの人間の周りを器具が締めているときにストラップが固定されてテンションを維持してバックルとの係合を維持し続けている状態を示している。 図4は、図1乃至図3に示された骨盤固定器具の本体の端部の等角正面図であり、痩せた人に適合するかのように、小円周状にテンションの掛かった状態で締め付けられた器具を図示している。 図5は、図1乃至図4に示された骨盤固定器具の一部として利用されるバックルの等角図である。 図6は、図5に示されたバックルの6−6線断面図であり、バックルは弛緩状態にある。 図7は、図6と同様の図であるが、所定のテンションが掛かってバックルを図1乃至図4に示された骨盤固定器具の一部であるストラップに係合する時のバックルの状態を示している。 図8は、図4と同様の図であるが、バックルがストラップに係合して、太った人に対して適正な位置に配置されているかのように、図4に示されたよりも大きな円周状にあるテンションの掛かった状態の骨盤固定支持器具を示している。 図9は、図8と同様の図であるが、更に太った人に対して適正な位置に適切に締め付けられているかのように、図8に示されたよりも一層大きな円周状でストラップがベルトに係合してテンションの掛かった状態の骨盤固定支持器具を示している。 図10は、図9と同様の図であるが、更に一層太った人に対して適正な位置に適切に締め付けられているかのように、器具のサイズの最大に近い、更に一層大きな円周状でストラップがバックルに係合してテンションの掛かった状態の骨盤固定支持器具を示している。
まず、ここに開示の一部を形成している図面のうち図1乃至4に関連して、骨折した骨盤を固定するための骨盤支持固定器具12(以後たびたび骨盤締め帯とも言う)が、人間に用いられて人間の腰部周りを巻回することによって骨折した骨盤環に対して固定支持を提供するように準備された状態で図1に示されている。本体部14は、強度のある可撓性材料でできており、幅広のベルトの一般的な形状を有している。バックル16は、例えば、織った帯ひものような、小さなループ状の強度のある布製のストラップ20によって本体14の第1の端部18に取り付けられており、しっかりと該第1の端部に縫いつけられることによって、第1の端部18に永久的に取り付けられている。ここで用いられている用語「永久的に取り付けられている」は、取り除いたり再取り付けが利用者によって簡単にできるのではなく、当初の製造者にとって必要な器具のような器具を使うことができなければそれらのことが容易に行うことができないことを意味する。布製のストラップ20は、また、大きなループ22を構成して第1の端部18に取り付けられ、負傷者に対して骨盤締め帯12を用いる人間によるハンドルとして使用されることも可能であるが、そのことは以下により詳述される。
本体14の中央部は、骨盤締め帯12が用いられる人間の後側に触れるであろう、低摩擦可撓性プラスティック材料製のシート24であって、背骨矯正板又はその他の支持材上でのその人間の動きを容易にするものによって、その外面が被覆されてもよい。
第1の端部18に対向する第2の端部26において、細長い可撓性ストラップ30の内側の端部28が本体14に永久的に取り付けられており、本体14の第2の端部26にしっかりと縫いつけ、リベット留め、又は熱溶融又は超音波溶融により、取り付けられている。ストラップ30は、大体本体14の長手方向の軸32に整列して第2の端部26から長手方向に延在している。ストラップ30の外側の端部34は、ストラップ30の中間部38に取り付けられたナイロン製の帯ひものような強度のある布製のループ36を含んでもよいが、それはより重く、従って、可撓性を維持しつつも若干曲がりにくい帯ひもであってもよい。ループ36はしっかりと縫いつけられるか、さもなければ、ストラップ30の中間部38に永久的に取り付けられる。このように、ループ36は、バックル16からストラップ30を引き離すためのハンドルとしての利用に供されるが、そのことは以下により詳述される。
各対の孔40がストラップ30の中間部38に画定されていてもよい。それぞれの対の孔40が、例えば、約2インチであるストラップ30とループ36の幅42を横切って互いに整列されている。
隣接する対の孔40は、骨盤締め帯12の有効な円を充分小さく漸増する調整をして人間の腰部周りを巻回している骨盤締め帯12に所望のテンションを提供して骨折した骨盤を固定することを可能にするように、ストラップ30の長手方向に、例えば、0.625インチであるピッチ44を有して均等に離間している。
本体部14は、ラミネートされた布製であってもよいし、人間に対して配置されるべく予定されている本体14の側で、ナイロントリコット材料のような心地よく柔らかで且つ強度のある布の内層46と、例えば、商標Velcroとして周知のもののようなフック支持可撓性締着材によって結合されて係合されうるループ支持締着材として機能できる繊維状のループ状のけばを生み出すべくブラシがけされた、ナイロン又は他の合成材料のトリコット材のような強度のある布製の外層48との間に(図示しない)パッド材料製の中間層を含んでいてもよい。ここで用いられた用語「ループ支持締着材」と「フック支持締着材」は、ループパイル(loop−pile)布と「シストルクロス(thistle−cloth)のVelcro(商標)組み合わせと同様の機能をして取り外し自在に互いに貼り付ける締着材として言及する。
縁取り49が本体14の外縁の周囲に提供され、接着剤が用いられて内層46と外層48を中央層と一緒にまとめることもできる。
ストラップ30の中間部38の外側50は、例えば、帯ひもに縫いつけることによってストラップ30にしっかりと取り付けられたループ支持可撓性締着材52の層により被覆されてもよい。このようなループ支持締着材52は、理想的には、外層48の露出面と一般的に同じ方向に露出されているストラップ30の外側全体、すなわち、ストラップ30の面50に沿って外側の端部34に接する箇所から本体14の第2の端部26にまで提供され、そして、ストラップ30の内側の端部28にも提供されてもよい。
一枚のフック支持締着材54は、ループ36を形成するように帯ひも材料に縫いつけることによってストラップ30の外側の端部34の外側50にしっかりと取り付けられてもよい。このようにして、フック支持締着材54の領域は、ストラップ30の中間部38の外側50上のループ支持締着材52に接触されることができる。
フック支持締着材の少なくとも1つの領域58は、本体14の第2の端部に配置される。好適には、各領域58は、ストラップ30の幅42よりも小さな幅60を有すると共に本体部14の長手方向の軸32とほぼ並行に延在する長さ62を有する、幅狭で細長い一枚のフック支持締着材であってもよい。このような細長い各領域58は、距離64を有して互いに側方向に分離されるようにしてもよい。例えば、ストラップ30の幅42は2インチであり、各領域58の幅60は約0.75インチでもよい。各領域間の距離64は約1インチでもよい。長さ62は、第2の端部26において適応することができる程度に長くすることができ、例えば、骨盤締め帯12の大きさに応じて約5インチから約7.3インチの範囲内に設定されることが可能である。以下の説明に照らして理解されるように、前記の大きさは決定的なものではないが、幅60及び距離64とストラップ30の幅42の関係は、相当な機能的利点を提供することができる。
図2に示すことができるように、骨盤締め帯12が負傷者の適正な箇所に装着されたときには、それは本体部14が人の背後に巻かれた状態で大腿骨の上部突起部66と恥骨結合のレベルで人の腰回りと臀部を巻回する。第1と第2の端部は人体の周囲に延び、且つ、前方に延びて腹部の前側において互いに向かい合い、ストラップ30がバックル16を通って延びて戻り骨盤締め帯12の外側に沿って本体部14の第2の端部26に向かって二重となる。ここでは、骨盤締め帯12が終始一貫して1つの方向に向いているように示されてはいるが、それが中央の長手方向の軸32に対して対照的な形状であってもよいと解されるべきであり、骨盤締め帯12はバックル16とストラップ30が人に対して反対向きの状態で人に装着されてもさしつかえない。
骨盤締め帯12が適正な箇所に装着されたときには、それが負傷者に巻回されるので所定量のテンションが本体部14内に維持され、骨盤環の骨折面が整復される。すなわち、骨盤締め帯12内のテンションにより骨折した骨部分が一緒に保持されて固定される。このテンションは、バックル16のストラップ30との係合により維持される。ストラップ30によりバックル16に掛かる所望の量のテンションは、一対の孔40の孔を通って延びるピン72を露出させてバックル16の一部を動かすこととなる。図2及び図3並びに図4に示すように、ストラップ30の中間部38の外側部分80又は引っ張られた部分は、器具12がほぼ最小の円周に調整されたときには、本体14の第2の端部26に沿って外層48の外面に平行に延びる。ストラップ30の外側50上のループ支持締着材52は、図2に示すように、フック支持締着材の領域58のうちの1つと整列されて結合接触され、そのフック支持締着材58はストラップ30のループ支持締着材52と結合されて係合される。締着材52と58の結合係合は、内側の端部28とバックル16の間のストラップ30の一部74においてテンションを維持して、ピン72を孔40に係合された状態に保持し、ストラップ30をバックル16と係合した状態に保持するのに十分である。
バックル16は、米国特許第7008389号に記載されたバックルとほぼ同じであってもよい。従って、図5及び図6並びに図7に示すように、バックル16は2つの主要部材である、剛性フレーム82と摺動ブロック84を有する。そのフレーム82の一方の側がストラップ20の布製の小さなループにより本体部14の第1の端部18に固着されている。摺動ブロック84は、矢示86の方向においてバックルフレーム82に関して移動自在である。ストラップ30は、フレーム82によって画定される開口部を通って延び、ストラップ30が引っ張られて骨盤締め帯12を人の骨盤の周りにしっかりと締め付けたときに摺動ブロック84の曲面87の接触面に沿って滑る。一対の孔88が摺動ブロック84に画定され、ピンがその孔88内に延び、その端は、好適には、バックル16にテンションが掛かっていないときに曲面87と同一面となる。そして、ストラップ30内の一対の孔40が移動して摺動ブロック84の孔88と整列すると、摺動ブロック84は左側に図6に示す位置に移動され、ピン72が孔88から突出しそして孔40を通って延び、ピン72と孔40の間の大きさの差は別として、それがバックル16に関して動くことを阻止する。
図6と図7は、ピン72のうちの一方の周りに配設されたバネ90を示している。同じバネ90が他のピン72について使用されてもよい。図5に示すように、摺動ブロック84が完全に延びた位置にあるときにバネ90はかなり圧縮され、摺動ブロック84がバックルフレーム82に対して動き始める前にはストラップ20と30におけるテンションにより十分な力がバックル16に加えられていなければならない。ストラップ30に十分なテンションが存在するときには、摺動ブロック84が図6に示された位置に向かって左側に移動するので、内部バネ90は更に圧縮される。図5及び図6に示すような完全に延びきった位置に摺動ブロック84があるときにバックルフレーム82のフランジ92は摺動ブロック84のリップ94に係合され、バネ90の圧縮力に耐える。
摺動ブロック84が図6に示された位置から図2に示す位置に向かって左側に移動すると、リップ94は上がってフランジ92の下のランプ部96の頂部を越え、その結果、摺動ブロック84がピン72に沿って動き、ピンが孔40内に延びるので、摺動ブロック84の移動がクリック音を発生することができ、それが利用者に対してバックル16がストラップ30と係合されていることを示す。その後、摺動ブロック84の側部の内側に向けた弾性力がリップ94をランプ部96に対して押圧して、ピン72を孔40に係合保持するのに役立ち、図2と図4に示すようにピン72が一度孔40に係合状態になったときには、摺動ブロックを左方向に押し下げられた位置に保持するのにはピン72とループ36の間のストラップの部分80における若干少ない量のテンションで十分である。
外側の端部34が引っ張られてバックル16から離れたとき、ストラップ30が摺動ブロックの曲面87を越えて通過するので、ストラップ30によって所定のテンションがバックル16に加えられたときには摺動ブロック84が移動して、更にバネ90を圧縮すると共に、ピン72が孔88から延びることと孔40を通過し続けることを可能にし、また、摺動ブロック84周りのストラップ30の動きを阻止する。ストラップ30の孔40は、ピン72の横方向の最大寸法よりも若干大きな寸法を有してもよく、ピン72の孔40への係合がストラップ30における所望のテンションで容易且つ円滑に行われる。このように、上記米国特許第7008389号に記載されたように、負傷者に巻回された骨盤締め帯12の一部において適切な量のテンションに達したときには、バックル16がストラップ30と係合し、そして、バックル16を越えて延びるストラップ30の引っ張られた部分80におけるテンションが相当減少しない限り、ピン72は孔40と係合したままである。バックル16がたった1つのピン72を有するか又は2個以上のピンを有するように構成されうることは理解され、更に、ストラップ30が互換性のあるように配置された孔40を備えることも理解されうる。
ピン72が一度孔40と係合すると、ストラップ30の外側又は引っ張られた部分80においてテンションが実質的に維持されるべきであり、引っ張られた部分80は骨盤締め帯が用いられている人に向かって移動されるべきであると共に、本体14の外側の端部26に対して押圧され2種類の締着材を互いに結合して係合し所望の箇所にストラップを保持し続けるべきである。
バックル16に代わって、そのバックルが所定量のテンションを感知しそれに応じてストラップ30と係合するものである限り、(図示しない)他のバックルを使用することも可能である。
フック支持締着材54と58の各領域とストラップ30の外面50上のループ支持締着材52の配置と大きさの結果として、バックル16の外側に延びて負傷者に骨盤締め帯12を装着する人間によって引っ張られるストラップの部分80は、バックル16のピン72がストラップ30に沿って一対の孔40と係合する骨盤固定骨盤締め帯12のいずれかの有効な円周においてフック支持締着材とループ支持締着材の組み合わせによって固着されうる。よって、図2と図3と図4に示されているように、最小又はそれに近い有効円周の骨盤締め帯12に関し、本体の第2の端部26に沿って中央に整列されたフック支持締着材の領域58がストラップ30の外側50上のループ支持締着材52の対向する部分と係合される。よって、フック及びループ締着材係合の利用領域は、図1に示す3片のうちの1つのフック支持締着材の領域58と同じであり、そして、結合された締着材はストラップ30の外側又は引っ張られた部分80を充分固着して、ストラップ30のその部分80におけるテンションを充分維持しバックルのピン72が摺動ブロック84を越えて出てストラップ30の孔40と係合されたままにすることができる。
図8において、大きな胴回りを有する人に対して適正に装着されたときにテンションの掛かった骨盤固定骨盤締め帯12が図示されているが、そこではストラップ30の中間部38のループ支持締着材52がフック支持締着材の領域58と整列されていない。その代わりに、図8に示すように、外側の端部34のループ36に取り付けられたフック支持締着材54がフック支持締着材58の中央に配置された領域の両側において本体14の外側の端部26の外層48のループ支持布と係合される。前記のように、外層48の布はループ支持締着材として機能する。従って、フック支持締着材54の領域と布48の係合がストラップ30の外側又は引っ張られた部分80における十分なテンションを保持し、バックル16のピン72がストラップ30の一対の孔40に係合することを維持し、人間の骨折した骨盤を支持及び固定するために骨盤締め帯12における適切な量のテンションを維持する。ループ36が点線で図示されているように、バックルに対してストラップ30の同じ位置とは若干異なる位置に配置されうることは明白である。よって、フック支持締着材54は、フック支持締着材の2つの領域58の間において外層48の布と大部分係合できるが、単独の領域を跨ぐよりもむしろ領域58のそれぞれに多少重なり合うことによって係合できる。
図9に示すように、図8に示されたよりも多少太った人に適切なテンションを加えて適正な箇所に装着された骨盤固定骨盤締め帯12に関し、ストラップ30の外側の端部34のループ36のフック支持締着材54は、本体14の第2の端部26に取り付けられた、ストラップ30の内側の端部28のループ支持締着材52と係合されると共に、フック支持締着材54の領域がストラップ30の内側の端部28を越えて延びる程度に、外側の端部26の外層48の布の繊維ループとも係合される。
図10に示すことができるように、更に太った人の骨折した骨盤を支持固定するために適切な量のテンションを加えられた骨盤固定骨盤締め帯12に関し、ストラップ30の外側の端部のループ36のフック支持締着材54は、本体14の第2の端部26とバックル16の間のストラップ30の部分74上のループ支持締着材52としかりと結合できる。結合したフック支持締着材54とループ支持締着材52は、ストラップ30がバックルと係合されてピン72がストラップ30の一対の孔40に係合されていることを維持するので、ストラップ30において十分なテンションをしっかり維持する。
このように、図4と図8と図9と図10に言及して、器具12が装着されている人の胴回りにかかわらず、異なる胴回りの相当広範囲内で、この器具12の適用は非常に簡単であることは明らかである。本体14の第2の端部26とストラップ30とループ36に配された2つの種類の結合可撓性締着材料の領域の利用と配置の結果として、バックル16を越えて延びるストラップ30の外側又は引っ張られる端部80が、ストラップ30内のテンションをしっかり充分維持して摺動ブロック84に対向して作動するように締められ、そして、本体14の第2の端部26を越えて延びるストラップ30の一部に沿った各対の孔40のいずれかにおけるバックル16とピン72との係合を維持する。
ストラップ30の内側の端部28が本体14の第2の端部26に永久的に取り付けられているので、負傷者の骨盤へ必要な圧縮量を提供するための骨盤締め帯12の調整は、第1に器具の部品を組み立てる必要なく、バックルを介してストラップを引っ張ることによって達成される。骨盤締め帯12は、負傷者の腰回りの下に本体部14をずらすことにより、骨折した骨盤を有すると思われる負傷者の腰回りに配置される。人が仰向けに横になっている状態では、本体14の外側、図1に示された側は、下向きにされるべきである。このことは、低摩擦プラスティックシート24が人が横になっている背骨矯正板又は他の面に沿って容易に摺動することを可能にすると共に、骨盤締め帯12の必要な部分が締着できるようにその部分を表に出す。
このように、負傷者への骨盤締め帯12の適切な装着は、単純且つ迅速に行われる。まず、締め帯は大腿骨の上部突起部66と恥骨結合のレベルにおかれるべきであり、そして、ループ36とストラップ30がバックル16のフレーム82内の空間を通過して摺動ブロック84の曲面87の回りを通過されねばならない。骨盤締め帯は、ストラップ30とバックル16をそれぞれ反対方向に引っ張ることで、人の体周りでしっかり締め付けられることができる。すなわち、ハンドルとして大きなループ22を用いて、図2の矢示76のように患者の左に向かってそれを引っ張ると共に、ハンドルとして大きなループ36を用いて、ストラップ30がバックル16を通って延びて負傷者の右側に向かって戻り二重になっているときに図2の矢示78のように反対方向にストラップ30の外側端部34を引っ張ることで、しっかり締め付けられる。ストラップ30は、そのように、十分なテンションが達成されて摺動ブロック84を動かすと共にピン72がストラップ30の一対の孔40に係合することを可能にするまでバックル16を介して引っ張られる。バックル16に対してストラップ30の外側部分80におけるテンションを維持している間、可撓性締着材は上記のいくつかの整列状態のうちの1つにおいて係合され、バックル16に対するストラップ30のテンションを保持し、ピン72が一対の孔40に係合されることができる骨盤締め帯12の有効な円周においてストラップ30の孔40とのピン72の係合を保持することができる。
ストラップ30のループ支持締着材52の第2の端部の領域58のフック支持材との係合は、骨盤締め帯12の第1の範囲の利用可能な最小有効円周を提供する。本体14の第2の端部の外層48の布の係合は、骨盤締め帯12の第2の範囲の利用可能な多少大きな有効円周を提供する。最後に、ストラップの外側端部34のフック支持締着材の領域54のストラップ30の中間部38の(コピー)ループ支持締着材52との係合は、第3の範囲の利用可能な有効円周を提供するが、各範囲の隣接する部分は互いに重なり合っている。
骨盤締め帯12は、最小数の部材からなり、好適には、バネ90を除いて、放射線透過材料製であり、製造時において利用可能である。
骨盤締め帯12は、各種のサイズで提供されることも可能である。通常のサイズの骨盤締め帯12はその本体の本体長98の長さを有し、例えば、24インチの本体を有し、それより大きなサイズも小さなサイズも非常に痩せている人又は非常に太っている人に関しての利用に供されるようにすることも可能である。通常のサイズの骨盤締め帯12について、ループ36の範囲を組み合わせたストラップ30の長さは本体長98と同じかそれよりも若干短くてもよい。
上記はフック支持締着材とループ支持締着材の使用を記載しているが、ストラップ30と本体14の第2の端部の2種類の締着結合領域と同様の配置により、他の2構成要素の可撓性締着システムも利用可能である。
上記明細書で用いられた用語や表現は、記載目的で使用されたものであり、制限的なものではなく、そのような用語や表現の利用においては、図示され記載された特徴又はその一部の均等物を排除する意図は存在しないが、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲に定義され制限されているものと解される。

Claims (11)

  1. 骨折した骨盤を固定する器具であって、
    (a)対向する第1と第2の端部を有する、細長い本体部と、
    (b)該本体部の前記第1の端部に固着されたバックルと、
    (c)前記本体部の前記第2の端部に永久に取り付けられた内側の端部を有する、延在する可撓性ストラップであって、該ストラップが前記本体部から延在しており、前記内側の端部と反対側に外側の端部を有し、前記ストラップが前記バックルを通過する長さであり、前記バックルが前記ストラップと係合して前記本体部の第1と第2の端部を互いに相互連結するように調整され、更に、前記ストラップの外側の端部と前記本体部の第2の端部の間に位置するストラップの中間部がストラップの第1の側に配された第1の種類の可撓性締着材の領域を有するものと、
    (d)前記ストラップの外側の端部に配された第2の種類の可撓性締着材の領域であって、前記第1の種類の可撓性締着材と協働して結合されるものと、
    (e)前記本体部の前記第2の端部に配された前記第1の種類の可撓性締着材の領域であって、前記器具が所定の第1の範囲の円周内の円周になるように調節されたときに、前記ストラップの外側の端部が、前記第1と第2の種類の可撓性締着材のそれぞれの領域の協働結合によって、前記本体部の前記第2の端部に締着されるものと、
    (f)前記第1の種類の可撓性締着材の領域に隣接する前記本体部の前記第2の端部に配された前記第2の種類の可撓性締着材の領域であって、前記器具が前記第1の範囲の円周よりも小さな範囲の円周内の円周になるように調節されたときに、前記ストラップの中間部が、前記ストラップの中間部に配された前記第1の種類の可撓性締着材と前記本体部の前記第2の端部に配された前記第2の種類の可撓性締着材の協働結合によって、前記本体部の前記第2の端部に締着されるものと、
    からなる骨折した骨盤を固定する器具。
  2. 前記ストラップの中間部の前記第1の種類の可撓性締着材の領域が前記ストラップの外側の端部から前記本体部の前記第2の端部に延びていることを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  3. 前記ストラップが前記バックルを通過して延びてそれ自体に沿って前記本体部の前記第2の端部に向かって戻り二重になったときに、前記第1と第2の種類の可撓性締着材の領域の結合によって、前記ストラップの外側の端部が前記ストラップの中間部か前記本体部の前記第2の端部のいずれかのうち選択されたものに締着されて、第3の範囲の有効な円周の前記器具の円周に前記ストラップを保持することを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  4. 前記第1の種類の可撓性締着材がループ支持締着材であり、前記第2の種類の可撓性締着材がフック支持締着材であることを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  5. 前記ストラップが幅を有し、更に、前記本体部の前記第2の端部が、少なくとも2つの細長い形状の前記第2の種類の可撓性締着材の領域であって、互いに並行に延在しており、前記ストラップの幅よりも小さい距離によって互いに分けられているものを配していることを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  6. 前記第2の端部に配された前記第2の種類の可撓性締着材の領域のそれぞれが、前記ストラップの幅よりも小さい幅を有することを特徴とする前記請求項5に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  7. 前記ストラップが少なくとも1つの孔を画定しており、前記バックルが基部と摺動部を含むと共に該基部から突出する少なくとも1つのピンを有し、該摺動部が接触面を有すると共に前記少なくとも1つのピンを覆うように取り付けられ前記基部に対して移動自在であり、また、前記摺動部がスプリングにより前記少なくとも1つのピンが前記摺動部の接触面を越えて突出していない非係合位置に偏倚されており、それによって、ストラップのテンションが十分な力を前記摺動部に加えて前記少なくとも1つのピンが前記摺動部の接触面を越えて突出して前記ストラップの前記少なくとも1つの孔に係合し、それによって、予め選択されたテンションレベルで前記バックルに対するストラップの位置を確立するのに充分なくらいに該摺動部を基部に向けて動かすまで前記ストラップが前記接触面上で自由に摺動するために自由であることを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  8. 前記少なくとも1つの孔が、前記ストラップの前記外側の端部と内側の端部の間の前記ストラップのそれぞれ空間的に離れた位置に複数の孔を含んでいることを特徴とする前記請求項7に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  9. 前記本体部の前記第2の端部が、ループ支持締着材として作用でき、対向するフック支持締着材の領域としっかりと結合することが可能な繊維のけば状のループを有する可撓性の外側の布層を有することを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  10. 前記ストラップの外側の端部に配された第2の種類の可撓性の締着材の領域が前記ストラップの前記第1の側に配され、前記ストラップがバックルと係合してそれに沿って戻って二重になったとき、前記ストラップの中間部の前記第1の種類の可撓性の締着材の領域と対向することを特徴とする前記請求項1に記載の骨折した骨盤を固定する器具。
  11. 骨折した骨盤を固定する装置であって、
    (a)少なくとも1つの孔を画定したストラップを含むベルトと、
    (b)基部を含むと共に該基部から突出する少なくとも1つのピンを有するバックルであって、該少なくとも1つのピンが前記ストラップの少なくとも1つの孔に嵌るような寸法を有しており、前記バックルが摺動部を有し、該摺動部が接触面を有すると共に前記少なくとも1つのピンを覆うように取り付けられ前記基部に対して移動自在であり、また、前記摺動部がスプリングにより前記少なくとも1つのピンが前記摺動部の接触面を越えて突出していないバックルの非係合状態に偏倚され、前記ストラップが接触面上で摺動され、前記ストラップのテンションが十分な力を前記摺動部に加えて前記少なくとも1つのピンが前記摺動部の接触面を越えて突出して前記ストラップの前記少なくとも1つの孔に係合し、それによって、予め選択されたテンションレベルで前記バックルに対するストラップの位置を確立するのに充分なくらいに該摺動部を基部に向けて動かす時に、前記摺動部がバックルの係合状態にまで移動され、そして、前記ベルトが第1の端部とそれに対向する第2の端部を有する本体を有し、前記バックルが前記本体の第1の端部に取り付けられ、前記ストラップが前記本体の第2の端部から延びているバックルと、
    (c)前記本体の前記第2の端部に取り付けられた前記ストラップの内側の端部と該内側の端部に取り付けられた前記ストラップの外側の端部であって前記第2の端部から離間しているものであり、前記ストラップが外面を有し、該ストラップの外側の端部の外面上にフック支持締着材の領域を含み、前記ストラップの内側部分の外面がループ支持締着材の領域を含んでいるものと、
    (d)前記本体の前記第2の端部に配されたループ支持締着材の領域と隣接するフック支持締着材の領域であって、前記ベルトの第1の範囲内の円周で前記ストラップが前記バックルと係合したときに前記ストラップの外側の端部に配されたフック支持締着材が前記ストラップの内側部分のループ支持締着材と選択的に結合して係合されるか、又は、前記本体の第2の端部のループ支持締着材と選択的に結合して係合され、そして、それにより、前記器具が調節されてより小さな第2の円周範囲内の円周になるときには前記ストラップの内側部分のループ支持締着材が前記本体の第2の端部のフック支持締着材と係合されるものと、
    からなる骨折した骨盤を固定する装置。
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