JP5618519B2 - Gps信号受信機及びgps信号送信機 - Google Patents

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Description

本発明は、GPS信号受信機及びGPS信号送信機に関し、特にGPS衛星からの電波を受信することができない場所に設置されるGPS信号受信機及びGPS信号送信機に関する。
従来の測位システムとしてGPS(Global Positioning System)が知られている。その一例として、特許文献1にはGPSの航法メッセージに準拠した信号によって位置情報を提供するシステム、装置及び屋内送信機が開示されている。具体的には、GPSの航法メッセージに準拠した信号を送信する屋内に設置された送信機が、信号を受信することができるGPS信号受信機に位置情報を送信する技術が開示されている。GPS信号受信機は、GPS信号送信機の信号を取得することによって自局の位置を特定する。
特開2007−278756号公報
GPS衛星から送信されるGPS信号を受信出来るGPS信号受信機においては、GPS信号を受信してからGPS衛星の捕捉を行い、GPS信号受信機の位置情報を取得するまでに、約30秒の時間がかかる。屋外ではGPS信号受信機は一旦GPS衛星の捕捉を行うと一定時間同じGPS衛星から送信されるGPS信号を受信するため測位に用いるGPS信号送信機を切り替える頻度は低い。
特許文献1に記載の技術は、屋外で使用されているGPS衛星の機能をそのまま屋内のGPS信号送信機に適用させたものである。
屋内にGPS信号送信機を設置する場合は、GPS信号受信機がGPS信号送信機の捕捉を行うことが頻繁に起こる。何故なら、GPS信号送信機のGPS信号送信エリアの直径は10メートル程度であり、GPS信号受信機は10メートル程度移動する毎に新たなGPS信号送信機の捕捉を行う必要があるからである。GPS信号受信機を持ったユーザが、通常の速度で移動するとGPS信号送信エリアの滞在時間は10秒程度であるので、GPS信号受信機がGPS信号送信機を捕捉する前に、他のGPS信号送信機のエリアに移動している場合がある。従って、GPS信号送信機の切り替えが多く、送信機を捕捉する前に別のエリアに移動してしまう恐れがあるため正確な位置測位が出来ない場合がある。
また、GPS信号受信機がGPS信号送信機を捕捉してからも位置情報を取得するまでに一定の時間がかかるため、高速で正確な位置情報の測位が出来ない場合もある。
そこで本発明では、GPS信号送信機の捕捉と位置情報の取得の高速化を計り、正確な位置測位を行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備える。即ち、GPS信号を用いて位置を測位するGPS信号受信機において、複数のGPS信号送信機から送信されるGPS信号を受信する受信部と、GPS信号のPRN番号を特定するPRN番号特定部と、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置を特定する先頭位置特定部と、PRN番号に対応する位置情報を取得する位置情報取得部とを有する。先頭位置特定部は、特定された先頭位置を用いて他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置を特定し、PRN番号特定部は、先頭位置特定部によって特定された他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置を用いて他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号のPRN番号を特定する。
また、GPS信号を送信するGPS信号送信機において、他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号を受信する受信部と、GPS信号に対応するPRN番号を特定するPRN番号特定部と、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置を特定する先頭位置特定部と、先頭位置特定部で特定された先頭位置と、自機が送信するGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置とタイミングを合わせて自機のGPS信号を送信する送信部とを備える。
本発明に因れば、GPS衛星から送信されるGPS信号が届かない場所においてGPS信号送信機の捕捉時間と位置情報の取得時間の高速化を計ることが可能となる。
本実施形態における位置情報システムを示す図である。 GPS信号送信機におけるハードウェア構成の一例を示す図である。 GPS信号送信機におけるハードウェア構成の一例を示す図である。 GPSにおけるBPSK変調を説明する図である。 本発明の実施形態におけるGPS信号送信機のマイコンに格納されるソフトウェア構成を示す図である。 GPSにおけるBPSK変調を行う為に必要な演算を示す概念図である。 GPSのGPS衛星番号であるPRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から生成するデータ列を示す図である。 一の装置から異なる複数の屋内GPS信号を作成するハードウェアを示す図である。 QPSK変調を実現する為に変更した図8のハードウェア構成の一部を示す図である。 GPS信号受信機1が、GPS信号送信機5からのメッセージを取り出す為のハードウェアの構成を示す図である。 GPS信号の送信タイミングが1チップ以内に収まったGPS送信信号を示す図である。 GPS信号を用いたGPS信号送信機間のタイミング同期方法の態様を示す図である。 GPS信号送信機がGPS信号を送信するために必要なハードウェアの構成を示す図である。 簡略化した位置情報変換テーブルの図である。 本実施形態のGPS信号送信機とGPS信号受信機を列車におけるトンネルの利用に適用した事例を示す図である。 PRN番号を複数組合せた送信方法を示す図である。 PRN番号を経過時間単位で変化させた送信方法を示す図である。 GPS信号の周波数を偏位させた信号をスペクトラム分布で表示した図である。 GPS信号の送信遅延を表示した図である。 GPS信号受信機1が、GPS信号送信機5からのメッセージを取り出す為のフローチャートである。 PRN番号に対応する信号の波形とGPS信号の波形を表した図である。
以下、本発明を実施する形態について説明する。
まず図1から図9までを用いて、GPS信号受信機とGPS信号送信機の構成を概説する。その後、図10から図21を用いて本実施形態の特徴であるGPS信号受信機とGPS信号送信機における位置測位の高速化の詳細を説明する。
1.GPS信号受信機とGPS信号送信機の構成
図1は、本実施形態のGPS信号送信機を利用した位置情報システムを示す図である。位置情報を送信する1台以上のGPS信号送信機5と、当該情報を受信するGPS信号受信機1(例えば、GPS対応携帯端末等)とから成る。なお、GPS信号受信機1は、通常のGPS衛星7からのGPS信号も受けることができるものとする。
図2は、本実施形態の比較例であり、従来のGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。
水晶発振器4―1は、FPGA4−2とPLL周波数シンセサイザ4―3に対して、基準クロック(10MHz)を与える。
FPGA4−2は、水晶発振器4―1から得られたクロックを用いて、FPGA4−4を駆動する同期信号を生成する。FPGAとは「Field Programmable Gate Array」の略であり、ユーザーが入出力を定義することによって、デジタル論理回路を作成することができる、書き換え可能なデバイスをいう。
FPGA4−4は、マイコン4−5から制御命令を受けて、航法メッセージ、およびC/Aコード(疑似乱数符号(pseudo randon noise code))を生成する。
ここに航法メッセージとは、GPS信号受信機1が測位計算を行う為に知らなければならないGPS衛星7の情報を含むメッセージをいう。一方、C/Aコードとは、擬似雑音符合とよばれる0と1が、一見不規則に交替するデジタル符号列であり、GPS衛星7ごとに割り付けられている識別用のデータとして用いられているコードであり、GPS衛星を識別する手段としても使用されている。この番号によって、GPS信号受信機1内部では所定の擬似雑音符号を発生して受信波形と比較して、所望のGPS衛星を捕捉・受信する。なお、これらの内容については、「GPS―理論と応用 87−88頁(Bernhard Hofmann‐Wellenhof, James Collins, Herbert Lichtenegger著 ISBN: 4431711589)に詳しい。
PLL周波数シンセサイザ4―3は、プログラムカウンタ等の制御機能を有するマイコン4−6と連携して、GPS信号の搬送波である1.57542GHzの正弦波を生成する。
信号変調器4―7は、FPGA4−4から時系列で送付されてくるビット情報をアナログ変調し、直交変調器4―8を介してGPS信号の変調方式である二位相偏移変調(Binary Phase Shift Keying、以下BPSK変調という)を行う。
直交変調器4―8から出力された信号は、ノイズ成分を除去するフィルタ4―9を経過し、最後にアッテネータ4―10にて送信出力を、地球上で受信されるGPS信号と同程度に減衰させた後、アンテナ4―11から送出されることになる。
計算機6は、マイコン4―5に対して、マイコン4―5が生成するC/Aコードや送信するメッセージを設定する。
図2に記載の装置では、装置を構成する部品が多く、デジタル処理ブロックとアナログ処理ブロックが分離しており、さらに複数のクロックが必要とされる等、構成が複雑であり、その為装置のサイズも大きくならざるを得ない。また、全体として非常に精度の高い部品を使用しなければ装置を動作されることが出来ない。このため、個々の部品も高価なものが多く全体として製造コストが高くなり、消費される電力量が大きくなるという問題がある。さらに、一装置で一のGPS信号送信機しか実現しえず、設置やメンテナンスコストも高くなる。
図2に対して、図3は、本実施形態に係わるGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。
水晶発振器5―1は、16.368MHzの水晶発振器であり、マイコン5―2は水晶発振器の同期信号を使用して動作する。本実施形態のGPS信号送信機において16.368MHzを使っている理由は、GPS向けでは、16.367MHz、および32.736MHzの発振器は汎用性が高く、精度の高い小型の発振器が低価格で入手できることに因ることと、32.736MHzでは、マイコンによってはオーバスペックで、動作しないことがあることに因る。
PLL周波数シンセサイザ5―3は、図2と同様にGPS信号の搬送波である1.57542GHzの正弦波とその逆相の正弦波を生成する。PLL周波数シンセサイザ5―3は、16.368MHzの水晶発振器から、1/32で分周化して先ず511.5kHzを生成した後、PLLのフィードバックの分周値を1/3080とすることで、3080倍にして目的の搬送波とその逆相の搬送波を同時に生成する。
スイッチ5―4は、マイコン5―2から送信されるビット信号をからシリアルインターフェースを介して受けて、スイッチを切り替えることで、BPSK変調を実現する。
これを実施するシリアルインターフェースとしては、SPI(Serial Peripheral Interface)を用いる方法がある。SPIはシリアルインターフェースの一種であり、バス接続にして使用することが可能である。SPIバスとはSCK(シリアル・クロック)と単方向のSDI、SDOの3本の信号線(GNDは含まず)で通信する同期式のシリアル通信である。バスには複数のスレーブを接続が可能であるが、それらを特定するためにマスタはSS(スレーブ・セレクト)信号でスレーブを選択しなければならない。データのフォーマットや原理が単純なため高速で通信できるというメリットを有する。
本実施形態では搬送波の位相を反転するタイミングである1.023MHzの速度でスイッチを切り替えることで、BPSK変調を実現する。ここに1.023MHzとは、水晶発振器の16.368MHzの1/16倍の速度であり、SPIが水晶発振器と同期して動くことを利用しているものである。
さらに、抵抗5―5を用いて出力を減衰させ、さらにフィルタ5―6でノイズ成分を除去した後に、GPS信号としてアンテナ5―7から送出されることになる。
アンテナ5−7からは、GPS信号送信機が設置された場所またはアンテナが設置された場所を示す信号が送信される。ここで送信される信号は従来規格で定められたフォーマットで送信される。このGPS信号送信機から送信された信号を受信したGPS信号受信機は、受信した信号からGPS信号送信機またはアンテナの位置を示す情報を抽出する装置構成を備えている。
抵抗5―5については、それをT型やπ型のアッテネータとして構成してもよい。また、電圧値で制御することができる可変抵抗を、マイコン5―2のD/A変換端末を介したアナログ電圧で制御することで、抵抗値を変えるような可変アッテネッターとすることで。マイコン5―2によって空中線電力を調整するようにしても良い。
フィルタ5―6は、表面弾性波フィルタ(Surface Acoustic Wave Filter、以下、SAWフィルタという)は、大量に生産されていて、安くて供給が安定しているという点で有効である。また、極めて帯域の狭いフィルタが実現できる点も有効である。本実施形態の方式に因れば、スイッチ5−4で位相の異なる搬送波を切り替えることにより、急激な位相差が発生し、搬送波は不連続になる。この為、帯域が広がり、帯域以外にノイズが生じ、エネルギーを分散させてしまうという問題がある。この為、帯域外で急激な減衰が得られるSAWフィルタを用いることによって、帯域外への放射が減らす。但し、上記の同様の目的を達成し得るのであればフィルタの種類は問わない。
なお、計算機6の働きは、図2の内容に同じである。
構成によって、2つのFPGA,CPU,信号変調器、直交変調器が不要になっており、低コスト化、小型化、省電力化に資することになる。特に、一の水晶発振器で、アナログの搬送波を生成すると同時に、デジタル処理によってBPSK変調を実現しており、設置部品の点数を減らすことが可能となる。具体的には、サイズにして約1/20、重さにして約1/12、消費電力にして約1/30を達成することが出来た。
このGPSにおけるBPSK変調を図4を用いて説明する。1.57542GHzの搬送波を、1540波単位(約1μ秒)で、C/Aコードの0または1の内容に応じてこの位相を反転させる(図4(1))。この位相反転は、図3のスイッチ5―4にて行なう。
これによってビット情報が表現されることになる(図4(2))。この情報がスイッチ5―4から出力された後、抵抗5―5にて所定の電力まで低減され、ノイズ成分を除去するフィルタ5―6を経過し、アンテナ5―7から送出されることになる。なお、図4(2)の搬送波が連続して20回連続して、GPS信号受信機1において受信されることによって、1ビット分の電文情報となる(図4(3))。
図5は、本実施形態のGPS信号送信機5のマイコン5―2に格納されるソフトウェア構成を示す図である。GPS情報計算プログラム5204は、後述する実施例においてGPSの軌道情報等を算出するプログラムであり、設置情報等管理プログラム5207は、本実施形態のGPS信号送信機またはそのアンテナ、またはGPS信号送信機またはアンテナによって提供される場所の位置情報を記憶し管理するプログラムである。
計算機用シリアル通信プログラム5202は、外部の計算機と接続して、航法メッセージやC/Aコードを取得し、航法メッセージ格納プログラム5203は、上記の通信プログラムを介して獲得した航法メッセージをマイコン5―2のRAMに格納し、C/Aコード格納プログラム5206は、PRN番号に割りつけられた102ビットからなる疑似乱数符号をRAMに格納する。スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記のRAMに格納された情報の論理積を演算し、演算結果をリアルタイムでスイッチ5―4に転送する。
図6は、この演算の様子を示す概念図である。
図6(1)は、航法メッセージの情報のシーケンスを示す図である。例えば、航行メッセージで使用される”5”という数値は、ビット列とすると”101”と表記できる。この情報は、1→0→1→という順番で20ミリ秒単位でGPS信号受信機1にて認識される。
図6(2)は、C/Aコードの情報のシーケンスを示す図である。C/Aコードは、102ビットの1と0とからなる情報列であり、これは1ミリ秒毎に繰り返して出現する。従って20ミリ秒の間には、同じC/Aコードが20回繰り返されることになる(図4(3)と同じ)。
スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記(1)(2)の排他的論理和(以下XORという)を計算し、この結果を、スイッチ5―4に転送する。
スイッチは上記の1、0の情報に応じて、位相が反転した2つの搬送波を切り替えて、目的の電波を作る。
ところが、上記の方式に因れば、1.023MHzのタイミングでビットシフト又は、XORの演算を実施する必要が発生し、マイコン5―2のCPUに過負荷を与える可能性がある。これらの過負荷は、制御信号たるビット情報のビット落ちを招き、航行メッセージを破壊することになる。そこで、スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記の1、0のビット情報を休みなく出力し続けられるように、GPS特有の信号の性質を利用した以下の処理を行う。
図7は、GPSのGPS衛星番号であるPRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から生成するデータ列を示す図である。
マイコン5―2は、水晶発振器5―1から16.368MHzのクロックを供給されており、またSPIバスから1.023MHzの速度でスイッチを切り替えることでPSK変調を実現する。従って、マイコン5―2は、16クロックサイクル毎にビット情報を休みなく出力し続けることが必要である。
ここで、マイコン5―2のUARTが8ビット(=1バイト)単位である場合、128クロックサイクル毎に1バイトを用意する必要がある。UARTとは、シリアル転送方式のデータとパラレル転送方式のデータを相互に変換するためのデバイスのことである。
マイコン5―2がスイッチ5―4に転送する制御命令は、1023ビットの擬似ランダム符号を繰り返すものであり、20周期毎に、そのまま1023ビットを送信する(0)か、反転した1023ビットを送信する(1)か、を決定する。前述したように、この反転の有無によって1ビットの情報0/1が表わされることになる。
ここで、CPU負荷を低減する為に、以下の処理を行なう。
まず、図7に示すように、PRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から、以下のデータ列を生成し、予めマイコン5―2の記憶領域に格納しておく。
(1)前半4周期が 0 、後半4周期が 0 であるデータ列(A)
(2)前半4周期が 0 、後半4周期が 1 であるデータ列(B)
(3)前半4周期が 1 、後半4周期が 0 であるデータ列(C)
(4)前半4周期が 1 、後半4周期が 1 であるデータ列(D)
上記のデータ列は、4×1023ビット+4×1023ビット=1023バイトになる。
上記データ列を、順番にUARTに渡すことによって、本実施形態のGPS信号送信機は所定の信号を生成する。例えば、0を20周期、1を20周期送信する場合は、AABDDをUARTに転送すれば足る。
その処理を行うことによって、ビットシフトやXORの処理などを行うことなく、単に、A、B、C、D のデータ列のどれを送信するかをUARTに一定時間毎に(1023×128クロックサイクル毎に)指示するだけで足り、クロック単位でのCPUの動作は不要となり、CPUの負荷が劇的に低減され、ビット落ちなどによる航法メッセージの内容が破壊されることを回避する。
上記のデータ列でなく、送信するメッセージ分の全データ列を予め準備しておくという方法もありえる。 現在A〜Dのデータ列の情報量は、1023x8x4 ビットであり、約4キロバイト程度である。GPSの電文データ1ビットに必要となる制御ビット情報は、1023x20 ビット(約2560バイト)である。航行メッセージは1フレームが5サブフレームから構成され、1サブフレームは1500ビットであるので、電文として必要なビット数は1500x5 ビットであり、これを、必要となるデータ列に換算すると、1500 x 5 x 1023 x 20 ビット、約19メガバイトとなり、単にリソースの無駄に留まらず、マイコンに格納できる容量を越えるものとなる。従って、送信するメッセージ分の全データ列を予め準備しておくという方法は、現実的ではない。
また上記の方法は、マイコン本来の計算能力を有効に使わないという点から有効なリソース活用ではなく、仮に外付けのメモリを使用したとしても、I/O処理によってビット落ちが発生する恐れがある。
図8は、マイコン5―2が有するシリアルインターフェースを介してビット制御信号を受けるスイッチを複数準備して、一の装置から異なる複数の屋内GPS信号を作成するハードウェアを示す図である。
本図においては、図3のハードウェア構成図と比較して、4つのスイッチ5ー4、抵抗5ー5、フィルタ5ー6、およびアンテナ5ー7からなる電波を生成する部分が追加されている。PLL周波数シンセサイザ5ー3は、2種類の位相の異なる搬送波を提供する点においては同一であるが、マイコン5ー2はそれぞれのスイッチ5ー4に対して異なるビット制御信号を提供する点で異なる。
制御信号の内容は、図8の4つのアンテナによって提供される位置を生成する信号を生成するものとなり、具体的には異なるPRN番号、緯度、経度、高度情報等の内容を含む信号となる。緯度、経度、高度情報については、アンテナ5ー7が設置される位置情報を予め調べておき、これらの内容を、計算機6を介して、設置情報等管理プログラム5206に転送する。
ソフトウェア構成は、図5に示す内容に同じである。但し、航法メッセージ格納プログラム5204、C/Aコード格納プログラム5206は、図8に示す複数のスイッチを制御する情報を有し、また、スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、これらの複数のスイッチを並列に実施しうるように制御される。
本実施例においても、図3と同様にSPIを用いる方法を例として説明する。
マイコン5―2が、SPIのマスタとなり、スイッチ5―4がSPIのスレーブとなる。マイコン5―2は通信する4つのスイッチ5−4の一つを選択し、3本の信号線からなるSPIバスを通じて、所定のスイッチの制御を行う。このような制御によって、一組のGPSの搬送波から、複数の屋内GPS送信信号を生成することが可能となる。
なお、図8には電波を生成する部分は4つしか記載されていないが、この数に限定する必要はない。
アンテナ5ー7は、現実にはアンテナケーブルにて延長されて、所定の位置に設置される。一例としては、本実施形態のGPS信号送信機をあるフロアの天井の中心部に配置して、そこから複数のアンテナケーブルを引き回して、所定の場所にアンテナを設置するようにしても良い。
図9は、QPSK変調を実現する為に変更した図8のハードウェア構成の一部を示す図である。PLL周波数シンセサイザ5―3の出力部に、1/2π位相変換装置5−8を設けて、1/2πの位相差のある4の搬送波を生成し、4の搬送波を、スイッチ5―4で切り替えることで容易に実現可能である。8PSK変調方式を含む、全PSK変調方式においても同様の方法を取りえる。また、搬送波と1/2πの位相変換した搬送波の2波のみから、各種のPSK変換を行う方式を生成しても良い。
一のGPS信号送信機によって二以上のGPS信号を生成することが可能となる為、装置コスト、省電力、省スペースに資することになる。
2.GPS信号送受信機の捕捉時間の短縮
以下、位置測位の高速化に資するためにGPS信号受信機がGPS信号送信機を捕捉する捕捉時間とGPS信号受信機が位置情報を取得する位置情報取得時間の2つの時間についての時間短縮のための原理を記述する。初めに、捕捉時間の短縮のための原理を記す。
2.1 GPS信号受信機
以下、捕捉時間の短縮のためのGPS信号受信機における原理を説明する。
図10は、GPS信号受信機1が、GPS信号送信機5からのメッセージを取り出す為のハードウェアの構成を示す図である。受信部1−9は、GPS信号送信機5から送信されるGPS信号を受信する。GPS信号には、PRN番号に対応する波形が含まれており、このPRN番号に対応する波形が連続的に現れる信号となっている。(図21で後述する)。相関部1−2は、複数の相関器を保持している。複数の相関器は、個々のGPS信号送信機に対応するPRN番号(#173〜#182)を保持しており、1つの相関器に対して1つのPRN番号を保持する。データ抽出部1−3は、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置(詳細は図21で後述する。)を特定する先頭位置特定部である。相関器コントローラ1−6は、先頭位置特定部で特定されたGPS信号の中に含まれるPRN番号の先頭位置の情報を相関部1−2に転送する。位置情報推定部1−4は、PRN番号に対応する位置情報(緯度経度等)の対応関係を示す位置情報変換テーブル1−4−1(図14)を用いて位置情報を取得する。
以下、詳細を説明する。
GPS信号受信機のアンテナ1―1でGPS信号送信機5の信号を受けとると、各各信号は、相関部1−2においてダウンコンバーティングされる。
そして、相関部1―2のそれぞれのPRN番号(#173〜#182)に対応した相関器に並列に入力される。
GPS信号受信機1が、最初にGPS信号送信機5からのGPS信号を受信した段階においては、受信されたGPS信号のタイミングは取れていない為、各PRN番号に対応した相関器が相関値を最大にするタイミングを探しだす。ここでタイミングとは、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置が出現するときである。詳細は図20と図21において後述する。
各相関器の最大値は、データ抽出部1―3のデータセレクタに送られる。データセレクタは、位置情報推定部1―4に、PRN番号、ドップラー偏差、SNR、捕捉、追尾状態、チェックサム、または位置情報等のGPS信号送信機5の送付するメッセージを、位置情報推定部1―4に転送する。この位置情報推定部1―4の機能については後述する。
データ抽出部1―3は、これらのデータの他に、各データセレクタが獲得したGPS信号送信機5のタイミング信号を、相関器コントローラ1―6に転送する。相関器コントローラ1―6は、相関器コントローラ制御用のタイミング信号を生成する。
相関器コントローラ制御用のタイミング信号は、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置が出現する時刻、またはその近似する時刻を相関器に提供する信号である。この信号の生成に関しては、特定のデータセレクタが獲得したタイミングをそのまま採用しても良いし、複数のデータセレクタから得られたタイミングの平均値を採用しても良い。または最もSNR値が大きいGPS信号送信機のGPS信号による相関器のデータセレクタのタイミングとしても良い。
このタイミング信号を受信した相関器コントローラ1―6は、相関部1―2の各相関器に対して、タイミングに対して1チップ以内で相関を調べる相関器を最も早く処理するような制御を行う。具体的な処理は図21において後述する。
図20は、GPS信号受信機1が、GPS信号送信機5からのメッセージを取り出す為のフローチャートである。また図21は、PRN番号に対応する信号の波形とGPS信号の波形を表した図である。173、174、175は、それぞれPRN番号173、174、175に対応する信号の波形である。201、202は、それぞれ第1エリアの第1のGPS信号受信機が受信する第1のGPS信号、第2エリアの第2のGPS信号受信機が受信する第2のGPS信号の波形である。
図20と図21を用いてGPS信号受信機1が、GPS信号送信機5からのメッセージを取り出す為の処理手順を説明する。
GPS信号受信機1が第1エリアに移動する(ステップ102)。受信部1−9が第1エリアに設置されている第1のGPS信号送信機から第1のGPS信号201を受信する(ステップ104)。
相関部1−2において、受信された第1のGPS信号の波形201のPRN番号を特定するために、相関部1−2が予め保持しているPRN番号に対応する信号173の先頭位置10を、第1のGPS信号の波形201の10−1に合わせたときに一致するか調べる。図21の例では波形が一致しないので、次に、10−2の位置に合わせる。しかし10−2でも一致せず、同様に、10−3、10−4、10−5、10−6、10−7でも一致しない。一つのPRN番号173に対応する信号において、全ての位置10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、10−6、10−7について調べた結果、一致する箇所が無いため場合、次のPRN番号174に対応する信号について検討する。図21の例では、第1のGPS信号の波形201の10−1とPRN番号174に対応する信号の先頭位置10を合わせたときに一致する。従って、第1のGPS信号のPRN番号は174だと特定される(説明では簡単のため、図21では10−1から10−7までの7箇所の位置を検討したが、実際のGPS信号受信機では1023箇所について検討する。)(ステップ106)。
また、先頭位置特定部1−3で、第1のGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置は10−1、10−8、10−9であることを特定する(ステップ108)。なお、第1のGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の波形と相関部1−2が保持しているPRN番号に対応する信号の波形を合わせることを、タイミングを合わせるという。
位置情報特定部1−4で位置情報変換テーブル1−4−1から特定されたPRN番号174に対応する位置情報、即ち第1エリアの位置情報を取得する(ステップ110)。
先頭位置10−1(10−8又は10−9でも可)を相関部1−2に提供する(ステップ112)。尚、GPS信号には、PRN番号に対応する波形が含まれており、PRN番号に対応する波形が連続的に現れる信号となっているため、先頭位置10−1は、周期的に生じるものである。従って10−8又は10−9も先頭位置である。先頭位置とはGPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置が出現するタイミングである。
次にGPS信号受信機1が第1エリアから第2エリアに移動したとする(ステップ114)。受信部が第2エリアに設置されている第2のGPS信号送信機から第2のGPS信号202を受信する(ステップ116)。
相関部1−2において、受信された第2のGPS信号の波形202のPRN番号を特定するために、相関部1−2が予め保持しているPRN番号に対応する信号173の先頭位置10を、第2のGPS信号の波形202の10−1に合わせたときに一致するか調べる。第1のGPS信号の波形とPRN番号に対応する信号の波形の相関を検討したときは、PRN番号に対応する信号の先頭位置10を10−1から10−7までの位置に合わせて一致するか検討したが、先頭位置特定部1−3で第2のGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置10−1(10−8又は10−9でも可)が特定されているので、各PRN番号に対応する信号の先頭位置10を10−1に合わせて一致するか検討するだけで良い。先頭位置とはGPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置が出現するタイミングである。
まずPRN番号173に対応する信号の先頭位置10を第2のGPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の波形の先頭位置10−1に当てはめて一致する波形か検討する。図21の例では、波形が一致しない。同様にPRN番号174に対応する信号も一致しない。次にPRN番号175に対応する信号の先頭位置10を10−1に当てはめてると、一致するため、第2のGPS信号のPRN番号は175と特定される(説明では簡単のため、図21では10−1から10−7までの7箇所について一致するか調べる必要がなく、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置10−1のみを検討した。実際のGPS信号受信機では1023箇所について一致するか調べる必要がなく、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する信号の先頭位置の箇所だけ調べれば良いことになる。)(ステップ118)。
位置情報特定部1−4で位置情報変換テーブル1−4−1からPRN番号に対応する位置情報、即ち第2エリアの位置情報を取得する(ステップ120)。
上記処理を行うことで、通常であれば1023の全パターンを調べなければならないところ、信号の先頭の出現する時点が判っているので、上記のパターンマッチングは不要となり、悪くとも前後に1〜2チップ程度(4パターン程度)を探せば見付かるので、相関器は事実上捕捉時間1チップ以内、すなわち約1μ秒以内でGPS信号送信機5の信号捕捉を完了することができる。
つまり1つのPRN番号の相関器は、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置とPRN番号に対応する波形の先頭位置を一致させ、波形が一致しているか調べる相関器と、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置から前後に1チップずれる位置とPRN番号に対応する波形の先頭位置を一致させ、波形が一致しているか調べる相関器と、さらにGPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置から前後に2チップずれる位置とPRN番号に対応する波形の先頭位置を一致させ、波形が一致しているか調べる相関器を備える。その後の位置情報の読み出しは、通常のGPSの方式と同様の手段を採用し得る。例えば、3ワードの位置情報であれば、0.6秒の3倍の時間の、最短1.8秒を要する。最悪の場合でも、その倍の3.6秒以内に測位が完了すると考え得るが、いずれにしても捕捉時間は、これらの時間(1.8から3.6秒)と比較した場合、無視し得るほどに小さいものである。
また、特筆すべき事項としては、GPS信号受信機の改造を行ったとしても、改造を行っていないGPS信号受信機の性能には影響を与えないことである。なぜなら、本実施例のGPS信号受信機1は、通常のGPS信号受信機に相関器の優先制御を追加する制御を実現しているものであるからである。
2.2 GPS信号送信機
2.1で説明したように、あるGPS信号送信機から送信されたGPS信号に含まれるPRN番号に対応する波形の先頭位置を取得し、他のGPS信号送信機のエリアに移動した後に、当該先頭位置を用いて捕捉することで高速測位を可能としている。従って、それぞれのGPS信号送信機が同じタイミングでGPS信号を送信することが必要である。
以下、それぞれのGPS信号送信機が同じタイミングでGPS信号を送信するための原理を説明する。
図11は、GPS信号の送信タイミングが1チップ以内に収まったGPS送信信号を示す図である。
最初のGPS信号送信機からのGPS信号を受信した時の処理を繰り返し行うことになり、再度、捕捉を行わなければならないという問題を回避する為には、GPS信号送信機どうしが、1チップ以内の時間(約1μ秒)で同期していれば良い。
しかし、1チップ単位の同期を実現するのは通常の技術では困難である。例えばインターネットの時刻同期方式NTPでは、同一セグメント上のイーサネット上においても数m秒の誤差を生じ、1μ秒の精度の実現には程遠い。
一方、GPS信号受信機は、そもそもGPS衛星からの距離を厳密に計測する為に、自分自身も時刻同期調整を行っている。本実施例のGPS信号送信機は、自己に厳密な時刻を所持する機能はないが、前述した、GPS信号受信機の機能をGPS信号送信機にも具備することで、GPS信号送信機間の1チップ内の同期を行い得る。図12、図13にその実現方法を記載する。
図12には、GPS信号を用いたGPS信号送信機間のタイミング同期方法の態様を示す。
GPS信号送信機5−1(a)は、あるPRN番号と対応したC/Aコードで変調したGPS信号を送信する。例えば、このPRN番号を173番であるとする。GPS信号送信機5−1(b)は受信アンテナ5―9で、GPS信号を受信し続ける。このGPS信号は、GPS信号送信機5−1(b)内部に具備されたGPS信号受信機の相関器1―2で、相関が取られ続け、モジュールからはタイミング用の信号が、タイミング補正機能に与えられ、タイミングが常に補正される。この補正機能については後述する。
図13は、GPS信号送信機がGPS信号を送信するために必要なハードウェアの構成を示す図である。
GPS信号送信機5−1(b)の受信部5−9は、GPS信号送信機5−1(a)から送信されるGPS信号を受信する。相関部5−10は、複数の相関器を保持している。複数の相関器は、個々のGPS信号送信機に対応するPRN番号(#173〜#182)を保持しており、1つの相関器に対して1つのPRN番号を保持する。データ抽出部5−11は、GPS信号に含まれるPRN番号に対応する先頭位置を特定する先頭位置特定部5−11である。同期信号推定部5−12は、先頭位置特定部1−3で特定された先頭位置と自機であるGPS信号送信機5−1(b)が送信するGPS信号に含まれるPRN番号に対応する先頭位置とのタイミングを合わせて送信する信号を生成し、マイコン5−2に転送する。マイコン5−2は、自機であるGPS信号送信機5−1(b)が生成しているタイミング信号を同期信号推定部5−12が生成するタイミング信号に合うタイミングで送信するように、スイッチ5−4の制御をおこなう。
尚、5−1から5−7は図3と同様であるため、説明を省略する。
受信したGPS信号に対応するPRN番号を探す処理については、図20の処理手順と同じである。
GPS信号受信機のアンテナ5―9でGPS信号送信機5―1(a)の信号を受けとると、信号は、相関部5−10でダウンコンバーティングされた後、相関部5―10のそれぞれのPRN番号に対応した相関器に並列に入力される。
GPS信号送信機5―1(b)が、最初にGPS信号送信機5−1(a)からのGPS信号を受信した段階においては、受信信号との相関は取れていない為、各PRN番号に対応した相関器が相関値を最大にするタイミングを探し出す。尚、受信したGPS信号は他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号である。
タイミングの探し方は、図20のステップ106と同様である。
各相関器の最大値は、データ抽出部5―11のデータセレクタに送られる。データセレクタは、同期信号推定部5―12に、GPS信号送信機5―1(a)以外のGPS信号送信機からのタイミングを転送する。図20のステップにおいては、タイミングを相関器コントローラ1―6に転送しているが、ここでは、同期信号推定部5―12に転送している点で異なる。同期信号推定部5―12は、各データセレクタが獲得したタイミングから、GPS信号送信機5自身が採用する同期信号を生成する。この信号の生成に関しては、特定のデータセレクタが獲得したタイミングをそのまま採用用いても良いし、複数のデータセレクタから得られたタイミングの平均値を採用しても良い。
同期信号推定部5―12は、生成した信号を、マイコン5―2に転送する。
マイコン5―2は、自機が生成しているタイミング信号が、同期信号推定部5―12との間に誤差がある場合は、各スイッチ5―4に対する制御信号のタイミングを変更することで、他のGPS信号送信機とのGPS信号の同期を実現する。この実現方法の一つとして、誤差時間に該当するマイコンのクロック数分の処理を遅らせる、または進ませるという方法が取り得る。
なお、GPS信号送信機5は、自機が送信しているPRN番号のGPS信号は受信しないようにすることが望ましい。自機の送信したGPS信号を自機で取り込む可能性が高くなるだけであるからである。
これを回避する方法としては、屋内GPS信号送信用のPRN番号の1つを時刻同期用として共用するという手段が取り得る。
その方法を用いることで、GPS信号送信機間において特別な通信手段を用いることなく、1チップのタイミング同期を行い、複数のGPS信号送信機間においても、1チップ以内の初期捕捉時間を実現できるようになる。この場合、一つのPRN番号を、同期信号専用に使い、他の目的では使わないようにする。
さて、ここに図8、図9に示すGPS信号送信機の複数のアンテナから送信される複数の信号は、マイコン5―2が作成するものであり、その信号の生成タイミングはマイコン5―2からの制御命令を受けたスイッチ5―4が制御する。
ここでマイコン5―2からスイッチ1乃至4の各スイッチ5―4までは、有線で伝搬されるので、概ね光速と同視しうる程度の速度で伝搬すると考えて良く、マイコン5―2とスイッチ5―4までの間で信号の遅延は考慮する必要はない。一方フィルタ5―6からアンテナ5―7までは、実際には同軸ケーブル等で接続されるので、同軸ケーブルの長さ分だけ遅延が発生する。
なお、タイミング用信号は現実世界の時刻とは関係なく、単にGPS信号送信機5―1(a)のタイミングに合わされる。なお、このタイミング用信号を、そのまま別のGPS信号送信機5−1(b)または(c)として用いることも可能である。一方、GPS信号送信機5−1(a)の送信信号が、障害物等の影響で一時的に途絶えるというケースは十分考えられ、タイミングを失った場合でも、タイミングを行い続けられるようにクロックを具備している。
また図12に記載しているように、GPS信号送信機5―1(a)にのみ、GPS衛星7のGPS信号から時刻情報を生成するタイムサーバを具備させることによって、GPS信号送信機5―1(a)の時刻情報から正確なタイミングを提供させることにしても良い。このGPS信号送信機から送付されるGPS信号は、さらに別のGPS信号送信機で受信されることで、複数のGPS信号送信機が、1チップの精度のタイミングを容易に維持できることとなる。
また図11では、100メートルのケーブルにおいて、GPS信号送信機の信号は約0.3μ秒程度遅延することを示している。これは、300メートルの同軸ケーブルで接続した場合においても、そのズレは必ず1チップ内に収まることになる。ここに1チップとは、相関器において相関を行う単位である。
一つのGPS信号送信機から送信される送信は、アンテナケーブルを300メートル以内に収めることを条件とすれば、1チップ内で同期していることになる。
GPS衛星から送信されGPS信号受信機により受信される信号は、PRN番号と対応付けられたC/Aコードの拡散コードを用いてスペクトル拡散されている。コードはいずれも多数のチップから構成されており、C/Aコードは1023個のチップから構成されている。従って、あるGPS衛星を捕捉しようとするときには、1023個のチップについて即ち1023通りのコード位相について、相関値の検出を行い、どのチップにおいて即ちどのコード位相において相関ピークが現れるのかを、調べる必要がある。
さて、現存のGPSにおける位置測位は、各GPS衛星から送信される信号の到着時間の遅延を計るものである。一方、屋内に設置されるGPS信号送信機は、上記のような到着時間という概念がなく、GPSのメッセージで直接、緯度、経度、高度等の位置情報を転送するものである。従って、GPS衛星間または、GPS衛星とGPS信号受信機との間における時刻同期という制御を要しない。
本実施例の一のGPS信号送信機5から送信される送信は、マイコン5―2において各スイッチ5―4に対して同期した制御命令を行なうことで、アンテナケーブルを300メートル以内に収めることを条件とすれば、1チップ内で同期させることが可能となる。
つまり、一度、屋内に設置されるGPS信号送信機のアンテナから送信される信号との相関を得られれば、別のアンテナから送信される信号との同期タイミングは既知となっているので、屋内に設置されるGPS信号送信機は、GPS信号を捕捉するという制御は事実上不要となる。なぜなら、メッセージの開始場所が、1チップ内の誤差で事前に判明しているからである。
3.GPS信号受信機の位置情報取得時間の短縮
3.1 位置情報取得時間の短縮
本実施形態のGPS信号受信機は位置測位取得の高速化に資するために、位置情報変換テーブルを備えている。位置情報変換テーブルによって、PRN番号と位置情報が対応付けられるので、PRN番号取得後、すぐに位置情報を取得できるようになる。
2.で説明した実施形態によれば、捕捉時間に関する改善は図れるものの、位置情報の取得時間の短縮は図れない。何故なら、GPSのメッセージ転送速度が50bpsという低速で、通常は3.6秒程度かかるからである。 図14に簡略化した位置情報変換テーブル1―4―1の態様を示す。GPS信号受信機は、図14に示すようなPRN番号から位置情報変換テーブル1―4―1を予め所持しておくか、または、ダウンロードしておきPRN番号が判明した時点で、GPS信号受信機が位置情報に変換する。これによって位置情報取得の高速化が図れる。
また、位置情報変換テーブル1−4−1を利用してPRN番号から位置情報を取得する方法のメリットは非常に大きい。何故ならば、PRN番号に対応したC/Aコードの捕捉時刻は1チップ以内であり、同期ずれを考慮しても、数チップ(数m秒)を越えることはなく、時速300km程度で走行する移動体が十数cm動く距離に過ぎないが、現状のGPS信号送信機の提供する範囲を半径10メートル程度とした場合、新幹線のような高速移動体にGPS信号送信機によって位置情報を取得することが可能となる。
3.2 位置情報を取得出来る場所の拡大
3.1の手法により位置情報取得の高速化が図れるものの、屋内GPSシステムで使用できるPRN番号が#173〜#182の10個であり(規格で決まっている)、1つのGPS信号送信機につき1つのPRN番号を使用すると10箇所の場所にしかGPS信号送信機を配置できない。ここでGPS信号送信機間の距離を10メートル程度とすると全体で90メートル程度の場所でしか位置測位が出来ないことになるため、十分ではない。
以下図15〜図18では10個のPRN番号という制約がある中で、取得可能な位置情報を実質的に10箇所以上に増やす原理を説明する。
先ず、GPS信号受信機は、以下のPRN番号とそれに付与する情報の組み合わせに関する情報リストを事前に取得しているか、あるいは必要に応じて取得することができるものとする。PRN番号そのものを情報源とする方式がある。
図15は、本方式を列車におけるトンネルの利用に適用した事例を示す図である。
GPS信号送信機の使用順番が保証されているトンネル内で、自由軌道はありえないので、GPS信号送信機から位置情報自体が送信される必要はなく、PRN番号をIDとして利用する情報で足りる。この方式は、図10に示すGPS信号受信機1と、図13に示すGPS信号送信機5によって実現され得る。但し、この方法ではPRN番号173から182しか使えないので、1拠点10ポイントが上限である。
図16は、これに対して、PRN番号を複数組合わせたGPS信号送信機を用いるという方式によって、実質上PRN番号の増加を可能とする方法がある。例えば、3つのPRN番号を組み合わせることで、10C3=120通りの組み合わせを作り得る。この場合位置情報変換テーブルは、各々組み合わせパターンに対応した120通りの位置情報をもつ。但し、組み合わせパターンは慎重に選ぶ必要がある。例えば、GPS信号送信機が接近している場合、ある位置で173、175を使用した場合その付近では、173、175のいずれも使用しないことが望ましいからである。
なお、図15、図16では、列車を記載しているが、一次元的な移動に限定されるものではない。この方式も、図10に示すGPS信号受信機1と、図13に示すGPS信号送信機5によって実現され得る。
さらに、図17に示すように、PRN番号を経過時間単位で変更させる方法も考え得る。初期捕捉時間が確定すると、その後の捕捉は事実上不要であるため、PRN番号を1m秒で変更することも可能である。10個のPRN番号の組み合わせの列を20とした場合でも、1つのPRN番号のC/Aコードを2チップ単位で送付したとしても50m秒未満でIDを送信しうることになる。
この場合、PRN番号の一つ(例えば、173番)を、先頭を認識する識別子として使用することで、PRN番号の列の組み合わせの先頭を容易に探し得る。この方式も、図10に示すGPS信号受信機1と、図13に示すGPS信号送信機5によって実現される。
図18は、GPS信号送信機のGPS信号の周波数を偏位させた信号をスペクトラム分布で表示した図である。GPS信号の周波数の偏差をPRN番号に付帯する情報とするという方法では、意図的に、GPS信号受信機の受信可能な範囲で、GPS信号送信機の中心周波数を偏らせた周波数を複数パターン用意し、周波数を用いて送信を行う。
GPS信号受信機において、この周波数の偏差量を検知し、このずれをパターンとしてPRN番号と組み合わせることによって、実質的なPRN番号の増加を計るものである。
この方式も、図10に示すGPS信号受信機1と、図13に示すGPS信号送信機5によって実現され得、本方式のメリットは、周波数のずれを検知しないGPS信号受信機においても、影響を与えず、標準の仕様から逸脱しないことである。
図19は、GPS信号の送信遅延時間を情報源とする方式に使う信号の態様である。
具体的には、それぞれのGPS信号送信機のコード送信タイミングをずらしておいて、そのタイミングのズレ時間をPRN番号と併わせて、テーブルのインデックスとした上で、座標にする方式である。
但し、ズレ量を把握続ける為に、複数のGPS信号送信機間で常に同期が必要であり、また受信側はGPS信号送信機の信号を途切れずに受信し続ける必要ある。
この方式も、図10に示すGPS信号受信機1と、図13に示すGPS信号送信機5によって実現され得、本方式もまた、標準の仕様から逸脱しない。
さらに上記の方式を組み合わせることにより、実質的なPRN番号の増加を計ることができる。
1 GPS信号受信機
1−2 相関部
1−3 データ抽出部
1−4 位置情報推定部
1−4−1 位置情報変換テーブル
1−6 相関器コントローラ
1−9 受信部
5 GPS信号送信機(本実施形態)
5―1 水晶発振器
5―2 マイコン
5―3 PLL周波数シンセサイザ
5―4 スイッチ
5―5 抵抗
5―6 フィルタ
5―7 送信アンテナ
5―9 受信アンテナ
5―10 相関部
5―11 データ抽出部
5―12 同期信号推定部
5―8 1/2π位相変換装置
173 PRN番号173に対応する信号
174 PRN番号174に対応する信号
175 PRN番号175に対応する信号
201 第1のGPS信号の波形
202 第2のGPS信号の波形
5202 計算機シリアル通信プログラム
5203 航法メッセージ格納プログラム
5206 C/Aコード格納プログラム
5204 GPS情報計算プログラム
5207 設置情報等管理プログラム
5208 スイッチ制御プログラム兼通信プログラム

Claims (10)

  1. GPS信号受信機において、
    同期する複数のGPS信号を受信する受信部と、
    受信した前記GPS信号に対応付けられたPRN番号を特定するPRN番号特定部と、
    前記PRN番号に対応付けられた信号波形の先頭位置を特定する先頭位置特定部と、
    前記先頭位置特定部によって特定された前記先頭位置を用いて、他のGPS信号に対応付けられた前記PRN番号に対応付けられた信号波形の先頭位置を特定するタイミング信号を生成するタイミング生成部と、を有し
    前記PRN番号特定部は、生成された前記タイミング信号を用いて、前記受信部が受信した同期する他のGPS信号に対応付けられた他のPRN番号を特定する
    ことを特徴とするGPS信号受信機。
  2. 請求項1に記載のGPS信号受信機において、
    各々のPRN番号に対応付けられた位置情報を記憶し、
    特定された前記PRN番号に対応付けられた前記位置情報を出力する位置情報推定部を備える
    ことを特徴とするGPS信号受信機。
  3. 請求項1または2に記載のGPS信号受信機において、
    前記PRN番号特定部は、複数の前記PRN番号に対応付けられた信号波形を保持し、
    受信した前記GPS信号の波形と複数の前記PRN番号に対応付けられた信号波形の各々との相関値に基づき、前記GPS信号に対応付けられたPRN番号を特定する
    ことを特徴とするGPS信号受信機。
  4. 請求項1から3の何れか一に記載のGPS信号受信機において、
    前記先頭位置特定部が特定する前記先頭位置は、特定された複数のPRN番号のうちのいずれか1つに対応付けられた信号波形の先頭位置である
    ことを特徴とするGPS信号受信機。
  5. 請求項1から3の何れか一に記載のGPS信号受信機において、
    前記先頭位置特定部が特定する前記先頭位置は、最もSNR値が大きいGPS信号に対応付けられた信号波形の先頭位置である
    ことを特徴とするGPS信号受信機。
  6. GPS信号を送信するGPS信号送信機において、
    他のGPS信号送信機から送信されたGPS信号を受信する受信部と、
    受信した前記GPS信号に対応付けられたPRN番号を特定するPRN番号特定部と、
    前記PRN番号に対応付けられた信号波形の先頭位置を特定する先頭位置特定部と、
    自機が送信するGPS信号に対応付けられた前記PRN番号に対応付けられた信号波形の先頭位置を、前記先頭位置特定部で特定された前記先頭位置に合わせるためのタイミング信号を生成する同期信号推定部と、
    前記タイミング信号に同期するタイミングで、前記自機の前記GPS信号を送信する送信部と、を備える
    ことを特徴とするGPS信号送信機。
  7. 請求項6に記載のGPS信号送信機において、
    前記PRN番号特定部は、複数の前記PRN番号に対応付けられた信号波形を保持し、
    受信した前記GPS信号の波形と複数の前記PRN番号に対応付けられた信号波形の各々との相関値に基づき、前記GPS信号に対応付けられたPRN番号を特定する
    ことを特徴とするGPS信号送信機。
  8. 請求項6又は7に記載のGPS信号送信機において、
    アンテナを複数備え、
    前記送信部は、複数の異なるPRN番号に対応付けられた複数のGPS信号を各々、前記複数のアンテナから送信する
    ことを特徴とするGPS信号送信機。
  9. 請求項6又は7に記載のGPS信号送信機において、
    前記送信部は、複数の異なるPRN番号に対応付けられた複数のGPS信号を、前記タイミング信号に同期し、所定時間単位異なるタイミングで送信する
    ことを特徴とするGPS信号送信機。
  10. 請求項6又は7に記載のGPS信号送信機において、
    前記送信部は、他のGPS信号送信機が送信するGPS信号とは中心周波数が異なり対応付けられたPRN番号が同じGPS信号を送信する
    ことを特徴とするGPS信号送信機。
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