JP2011232039A - Gps信号再生方法、gps信号再生システム、gps信号再生情報転送装置、およびgps信号再生装置 - Google Patents

Gps信号再生方法、gps信号再生システム、gps信号再生情報転送装置、およびgps信号再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位置情報に対応するGPS信号を屋内に配信し、屋内でのGPS位置情報利用を可能とする。
【解決手段】他装置との通信可能な情報処理部、GPS信号の発振部、およびGPS信号の屋内送信アンテナとを少なくとも備えたGPS信号再生装置5が、ネットワーク3で結ばれた所定装置9より、当該所定装置9が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GPS信号再生方法、GPS信号再生システム、GPS信号再生情報転送装置、およびGPS信号再生装置に関するものであり、具体的には、位置情報に対応するGPS信号を屋内に配信し、屋内でGPS位置情報を利用することが可能となる技術に関する。
位置情報の取得に、GPS(Global Positioning System)が利用されることが多い。GPSは、GPS衛星を使った測位システムの一つであり、米国で開発されたシステムである。このGPSにおいて、GPS信号受信モジュールは、地上約2万キロメートルの軌道を周回するGPS衛星から、時刻情報が含まれる測位信号を受信する。そして前記GPS信号受信モジュールは、GPS衛星より受信した測位信号について所定のアルゴリズムで計算を行うことによって、地球上における自局の位置(緯度、経度、高さ)を知ることができる。
また、GPS衛星を利用した測位システムを、一般にGNSS(Global Navigation Satelite System、「全地球測位システム」)という。GNSSとしては、現在運用中であるGPS以外にも、ロシア連邦のグローナス(GLONASS)、欧州連合のガリレオ(Galileo)、日本の準天頂GPS衛星システムといった測位システムの運用が予定されている。以下、こうしたGPS衛星測位システムを総称してひとまずGPSと称する。
GPSによる測位に際しては、GPS衛星から送信される時刻情報を受信することが必要である。したがって、GPS信号受信モジュールが、時刻情報を含む信号を必要な強度で受信することができないトンネル、地下、屋内等の環境(以下、屋内とする)に位置する場合には、当該GPS信号受信モジュールは、必要な精度の位置情報を取得することができない。
そこで、例えば、GPS衛星の測位信号を受信することができない屋内において、位置情報を提供する方法(特許文献1参照)などが提案されている。この特許文献1の技術では、GPSの航法メッセージに準拠した信号を送信する屋内の装置(以下、GPS信号再生装置とする)が、GPS信号を受信できる装置(以下、GPS信号受信モジュールとする)に位置情報を送信する。そして、前記GPS信号受信モジュールは、前記GPS信号再生装置の位置情報を取得することによって自局の位置を特定する。
また、GPS衛星からの電波を受信する複数の固定受信局と、施設内を移動する移動受信局とを有する位置検出システム(特許文献2参照)なども提案されている。このシステムにおいて、前記固定受信局は、受信した衛星からのデータを施設内へ送信すると共に自局の位置情報を施設内へ送信するものである。また、前記移動受信局は、各固定受信局から送信された衛星のデータを受信して固定受信局を経た衛星との距離を算出すると共に、受信した前記位置情報及び衛星の位置に基づいて衛星と固定受信局との距離を算出し、これらの結果から各固定受信局との距離を算出して、各固定受信局との距離から自局の位置を求めるものとなる。
例えば、特許文献1が示す技術によれば、屋内において位置情報を提供することはできるが、そのGPS衛星を補足する時間が問題となる。一般的に、GPS信号受信モジュールは、測位開始にあたって、その時点において受信装置に到達しているGPS衛星からの信号を補足することから処理を開始する。一般的なGPS信号受信モジュールは、GPS信号の搬送波である1.57542GHzの電波について、各GPS衛星の識別番号として使用されているPRN番号に割りつけられた1024ビットからなる疑似乱数符号を用いて、周波数拡散を行う。また、GPS信号受信モジュールは、同一の搬送波で送付されてくるGPS信号を、当該疑似乱数符号を用いて拡散信号の逆変換を行うことで、目的のGPSのメッセージを受信する。
GPS信号受信モジュールは、どのPRN番号に即した信号が送付されているかを調べる為に、全てのPRN番号に対応した疑似乱数符号を用いて、メッセージの復号を試みなければならない。このことがGPS測位において問題となる制御であり、これがためにGPS信号受信モジュールが最初のGPS衛星を補足する為に十数秒から数分の時間を要するということもある。
他方、こうした問題を解決する為、GPS信号受信モジュールの存する時刻、位置において、補足できるGPS衛星に関する情報を、別の通信手段を用いてサーバ等からGPS信号受信モジュールに通知する技術(特許文献3参照)がある。この手法は「アシストGPS」という名称で知られている。当該アシストGPSでは、GPS信号受信モジュールが、全てのPRN番号に割りつけられた疑似乱数符号を用いて逆変換をする必要はなくなり、GPS衛星の初期補足時間を短縮し、処理の高速化に貢献する技術と言える。
また、GPSリピータに関する技術(非特許文献1参照)も提案されている。この技術によれば、通常のGPS電波と同一の電波の再送信を行うので、屋外で利用可能な通常のGPS受信機に改修を施すことなく利用することができる。また、アンテナからケーブル引き回して屋内にGPS信号を転送するだけの単純な仕組みであり、再配信が可能となる。
特開2007−278756号公報 特許平10−48317号公報 特開2002−195846号公報 GPSリピータ(http://www.its21.co.jp/GPR_page_01.html)
特許文献1の技術を採用する場合、装置を構成する部品点数が多く、デジタル処理ブロックとアナログ処理ブロックとが分離しており、さらに複数のクロックが必要とされる等、構成が複雑となりがちで、装置サイズも大きくならざるを得ない。また、装置の実現に当たっては非常に精度の高い部品を使用しなければならず、実装に際して高価な部品を採用する必要が生じて全体として製造コストが高くなる。また、装置の消費電力量が大きくなるという問題もある。さらに、1の装置で1の送信装置しか実現しえず、設置やメンテナンスにかかるコストも高くなりがちである。これらの問題は、屋内における測位サービスの導入・発展を阻害する要因になり得る。
また、特許文献2の技術を採用する場合、複数の装置(固定受信局など)が必要となり、設置規模が大規模なものになる。また、屋外で観測されるGPS衛星の情報を屋内に引き込む必要が生じ、その設置コストは無視し得ないものである。また送信装置側においては高度な情報連携が必要となり、またGPS信号受信モジュール側においては送信装置の送信に対応した改造が必要になるなど等、その実現に際して多くの困難が想定される。また、当該方式においては、汎用のGPS信号受信モジュールで位置情報を取得することができないので、屋内専用のGPS信号受信モジュールを別途開発する必要がある。この屋内専用のGPS信号受信モジュールは屋内のみで使用でき、屋外と屋内の両方では使用できないという問題もある。
また、非特許文献1の技術を採用する場合、屋内へのケーブル引き込みが容易でないという問題がある。例えば、ケーブルの引き込み先が地下街であれば地盤等を掘り抜き、ビルであれば屋上から各階へケーブルの引き回し処理を行う必要がある。また、屋内に提供される位置情報が、屋外のアンテナ設置位置と同じとなるので、高度を含めた正確な位置情報の把握が屋内ではできないという問題がある。また複数の屋内エリアに位置情報を提供するのに、同数のアンテナとケーブルを敷設する必要も生じる。
そこで、本発明の目的は、位置情報に対応するGPS信号を屋内に配信し、屋内でGPS位置情報を利用することが可能となる技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のGPS信号再生方法は、他装置と通信可能な情報処理部、GPS信号の発振部、およびGPS信号の屋内送信アンテナとを少なくとも備えたGPS信号再生装置が、ネットワークで結ばれた所定装置より、当該所定装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する、ものとなる。
また、本発明のGPS信号再生システムは、GPS信号再生情報転送装置とGPS信号再生装置とで構成されるものである。すなわち、前記GPS信号再生情報転送装置は、他装置と通信可能な情報処理部、GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュール、およびGPS信号の屋外受信アンテナを少なくとも備え、前記情報処理部が、前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送するものである。
また、前記GPS信号再生装置は、他装置との通信可能な情報処理部、GPS信号の発振部、およびGPS信号の屋内送信アンテナとを少なくとも備え、前記情報処理部が、ネットワークで結ばれたGPS信号再生情報転送装置より、当該GPS信号再生情報転送装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信するものとなる。
また、本発明のGPS信号再生情報転送装置は、他装置との通信を行う通信部と、GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュールと、GPS信号の屋外受信アンテナと、前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送する情報処理部と、を備える。
また、本発明のGPS信号再生装置は、他装置との通信を行う通信部と、GPS信号の発振部と、GPS信号の屋内送信アンテナと、ネットワークで結ばれたGPS信号再生情報転送装置より、当該GPS信号再生情報転送装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する情報処理部と、を備える。
本発明によれば、高精度の位置情報に対応するGPS信号を、簡便かつ低コストで屋内に配信し、屋内でGPS位置情報を利用することが可能となる。
本実施形態における、GPS信号再生情報転送装置とGPS信号再生装置とを含む位置情報システムの構成例を示す図である。 本実施形態におけるGPS信号再生情報転送装置のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態におけるGPS信号再生装置管理テーブルの内容を示す図である。 本実施形態におけるGPS信号再生情報転送装置のメモリに含まれるソフトウェア構成を示す図である。 GPS衛星とGPS信号再生情報転送装置、GPS信号再生装置の各間の距離を示す概念図である。 GPS衛星が送出するGPS信号のメッセージ(航法メッセージ)を示す図である。 GPS信号再生情報転送装置のメッセージ送受信部が作成するメッセージの例を示すものである。 本実施形態におけるGPS信号再生装置のハードウェア構成を示す図である。 BPSK変調とGPS信号転送遅延時間生成の概念図である。 GPS信号を生成する情報を記録したメモリの概念図である。 GPS信号読込アドレスポインタの補正のイメージを示す図である GPS信号再生装置におけるマイコンのメモリに格納されるソフトウェア構成図である。 本実施形態のGPS信号再生方法の処理手順を、GPS信号再生情報転送装置およびGPS信号再生装置の各動作に沿って示したフローチャート図である。 他の実施形態におけるGPS信号再生装置のハードウェア構成を示す図である。 他の実施形態における、GPS信号の合成波の生成概念を示す図である。 他の実施形態における、(1)GPS信号の加算結果、(2)GPS信号の加算結果から再生されるGPS信号の合成波の概念を示す図である。
以下、本発明を実施する形態について説明する。
−−−(1)第一の実施例−−−
図1は、本実施形態における、GPS信号再生情報転送装置とGPS信号再生装置とを含む位置情報システムの構成例を示す図である。図に示すように、上空の軌道を周回するGPS衛星7からGPS信号が送信されてきており、これをGPS信号再生情報転送装置9がそのGPS受信アンテナ9−9(屋外受信アンテナ)で受信している状況を想定する。当然ながら前記GPS受信アンテナ9−9は屋外に設置されている。
また、このGPS信号再生情報転送装置9は、ネットワーク3を介してGPS信号再生装置5と通信可能に接続されている。一方、GPS信号再生装置5は、前記GPS信号再生情報転送装置9からネットワーク3を介してGPS信号の特徴量のデータを得てGPS信号を再構築し、送信アンテナ5−7(屋内送信アンテナ)で屋内環境に送信する。 屋内環境のユーザが所持する一般的なGPS受信機1(屋外でGPS信号を受信して位置特定をするもの)は、前記GPS信号再生装置5から送信されてくるGPS信号を受信し、通常通りに自機位置を特定することになる。
これらGPS信号再生情報転送装置9とGPS信号再生装置5とを含めてGPS信号再生システム100となる。また、このGPS信号再生システム100にGPS衛星7およびGPS信号受信機1を含めて、位置情報システムとなる。なお、前記ネットワーク3としては、広域ネットワーク、ローカルネットワーク、有線、無線等、その態様は問わない。また、GPS信号再生情報転送装置9が、各GPS信号再生装置5に対して 個別に通信ができることが可能であれば、例えば、UDPプロトコルなど各種の通信プロトコロルを採用してよく、制約もない。
続いて、GPS信号再生情報転送装置9について説明する。図2は、本実施形態におけるGPS信号再生情報転送装置9のハードウェア構成を示す図である。このGPS信号再生情報転送装置9は、GPS衛星7から送信されているGPS信号を受信し、その到着時刻や、GPS信号に含まれるメッセージの内容を解読し、それら情報を適宜加工した後、GPS信号再生装置5に転送する装置となる。
こうしたGPS信号再生情報転送装置9は、GPS受信アンテナ9−9、相関部9−10、GPS信号特徴抽出部9−11、GPS信号選択部9−12、およびマイコン9−5を備えている。GPS受信アンテナ9−9は、GPS衛星7からのGPS信号を受信するアンテナであり、屋外に設置されている。GPS信号再生情報転送装置9は、このGPS受信アンテナ9−9でGPS衛星7のGPS信号を受けとると、各GPS信号をダウンコンバーティングした後、相関部9−10の各相関器9−10aに並列に入力する。相関器9−10aは、各GPS衛星7の番号(便宜的にPRN番号と言うこともある)に対応して相関部9−10に備わるものである。図2に例示した相関部9−10には、一例として、"#1"から"#32"まで、つまり32個の相関器9−10aが備わっている。
ここで一般的なGPS信号の受信処理について概略説明しておく。前記GPS受信アンテナ9−9にて最初にGPS衛星7からのGPS信号を受信した段階=例えば装置起動時においては、前記相関部9−10の各相関器9−10aにおいて受信信号との相関は取れていない為、各PRN番号=各GPS衛星に対応した相関器9−10aが相関値を最大にするタイミングを探し出す。
各相関器9−10aが探し出した相関値の最大値は、GPS信号特徴抽出部9−11のデータセレクタ9−11aに送られる。データセレクタ9−11aは、GPS衛星7がGPS信号を送出した時刻とGPS受信アンテナ9−9でGPS信号を受信した時刻との差分時間(以下、GPS信号転送遅延時間という)を算出する。
また、データセレクタ9−11aは、航行メッセージのサブフレームの内容をメモリ等に記録すると同時に各種の係数を取り出し、これら各種データをGPS信号選択部9−12に渡す。前記係数とは、各GPS衛星7の状態、クロック補正係数、GPS衛星7の座標を算出する軌道6要素(昇交点赤経Ω、軌道傾斜角i、近地点ω、軌道半径a、離心率e、真近点角θ)、電離層遅延補正係数、UTC、全衛星の全体的な情報であるアルマナック情報である(以後、GPS信号再生情報という)。これらの情報については非特許文献「GPSのための実用プログラミング」(坂井杖泰著、東京電気大学出版局、ISBN978−4−501−33250−3)に詳しい。
さらに、GPS信号選択部9−12は、GPS受信アンテナ9−9にてGPS信号が受信されたGPS衛星7のうち、例えば4機分のGPS信号再生情報を選択する。ここで4機としたのは、GPS信号受信機1が位置情報を得る為には、最低4機のGPS衛星7からのGPS信号を必要とすることに起因する。これに応じて本実施形態のGPS信号再生装置5には、GPS衛星4機分のGPS信号再生機能を有している。なお、選択するGPS信号再生情報は4機分以上であれば幾つであっても問題はなく、GPS信号受信機1で得られる位置精度を上げる為には多い程良い。
このGPS衛星4機分のGPS信号再生情報の選択方法としては、GPS信号を受信できたGPS衛星7のうち仰角の高い方から4衛星を選択、または、GPS信号を受信できたGPS衛星7のうちからDOPの良い4衛星の組み合わせを選択、などの手法が考えられるが、これらに限定されるものではない。なお「DOP」とは、GPS測位精度を表現する単位であり,上空に満遍なくGPS衛星7が分布するときはその値が小さくなるものである。なお、前記相関部9−10、GPS信号特徴抽出部9−11、およびGPS信号選択部9−12は、本実施例の受信モジュールに該当する。
一方、GPS信号再生情報転送装置9におけるマイコン9−5は、バスなどの内部通信線9−21を介して、ネットワークインターフェイスカード9−22、メモリ9−24、CPU9−25、ハードディスクコントローラ9−27、ハードディスクドライブ9−28、外部インターフェース群9−29から構成される情報処理部である。CPU9−25がメモリ9−24に保持しているプログラムを読み出して実行することで、前記GPS信号選択部9−12から得た4機分のGPS信号再生情報を適宜加工し、ネットワークインターフェイスカード9−22でGPS信号再生装置5に送信することになる。
前記ネットワークインターフェイスカード9−22は、GPS信号再生装置5と通信する為のインターフェースであり、例えば、イーサネットのNIC等が該当する。メモリ9−24は、CPU9−25によって演算に用いられる、各種プログラムまたはデータ(これらは後述)を格納している。外部インターフェース群9−29は、いわゆるディスプレイ、キーボード、マウス等を接続するインターフェースであるが、図2においては、これらのデバイスの記載は省略している。また、ハードディスクドライブ9−28は、GPS信号再生装置5の位置情報、ネットワークアドレス等を格納しており、ハードディスクコントローラ9−27で制御されている。
続いて、前記ハードディスクドライブ9−28で格納している情報について説明しておく。図3は、本実施形態におけるGPS信号再生装置管理テーブル9−280の内容を示す図である。このGPS信号再生装置管理テーブル9−280に格納されている情報は、GPS信号再生情報転送装置9の管理下にあるGPS信号再生装置5のものとなる。
このGPS信号再生装置管理テーブル9−280は、GPS信号再生装置5の名称を示す名称9−281をキーとして、GPS信号再生装置5のIPアドレスなどネットワークアドレス9−282、および位置情報9−283が対応付けされたレコードの集合体となっている。前記位置情報9−283としては、GPS信号再生装置5が提供する位置情報(例えば、緯度、経度、高度)が設定されている。
次に、GPS信号再生情報転送装置9の前記メモリ9−24に備わるプログラムについて説明する。図4は、本実施形態におけるGPS信号再生情報転送装置9のメモリ9−24が保持するソフトウェア構成を示す図である。GPS信号再生情報転送装置9は、このメモリ9−24が保持するプログラムを実行することで必要な機能を実装する。メモリ9−24が保持するプログラムとしては、GPS信号受信部9−241、GPS信号再生装置情報管理部9−243、GPS信号加工部9−244、メッセージ送受信部9−245があげられる。
前記GPS信号受信部9−241は、アンテナ9−9を介してGPS衛星7からのGPS信号を受信する動作全般を管理するプログラムであり、また、前記GPS信号再生装置情報管理部9−243は、前記GPS信号再生装置管理テーブル9−280の管理を行うプログラムである。
また、前記GPS信号加工部9−244は、前述したGPS信号特徴抽出部9−11やGPS信号選択部9−12が提供する情報と、GPS信号再生装置管理テーブル9−280の内容から、(A)GPS衛星時間(GPS衛星自身で計時している時刻情報)から所定時間を経過した時間(例えば10秒後)におけるGPS衛星7の位置を推測し、(B)その推測位置とGPS信号再生装置5との距離を算出し、GPS衛星時間から所定時間を経過した時間(例えば10秒後)におけるGPS信号転送遅延時間を算出するプログラムである。
なお、本実施例では、理解のしやすさを助ける為に便宜上「10秒」という時間を例に挙げて用いることがあるが、この「10秒」はあくまで例であり特別な意味はない。従って、上述したGPS衛星時間から経過する所定時間として、10秒ではなく「1秒」でも「1時間」でもよい。この時間が本発明の目的、効果、作用に影響を与えない。
上記(A)の処理に際して前記GPS信号加工部9−244は、GPS衛星7の座標を算出する軌道6要素(昇交点赤経Ω、軌道傾斜角i、近地点ω、軌道半径a、離心率e、真近点角θ)から構成される所定の方程式(既存)に、時刻(例えば10秒後の時刻)を入力し、GPS衛星7の位置を算出する。
また(B)の処理に関して前記GPS信号加工部9−244は、上記(A)で得たGPS衛星7の推測位置を用いて、いわゆるハミング距離によってGPS信号転送遅延時間を算出可能である。図5は、GPS衛星7とGPS信号再生情報転送装置9、GPS信号再生装置5の各間の距離を示す概念図である。各GPS衛星7とGPS受信アンテナ9−9との各間の距離L1,L2,L3,L4と、各GPS衛星7と屋内のGPS信号受信モジュール5−9との各間の距離l1,l2,l3,l4の差分から、GPS信号再生情報転送装置9が受信予定のGPS信号の遅延時間に対する補正量が算出できる。
前記GPS信号加工部9−244は、上記の(A)、(B)の計算を、管理対象の全GPS信号再生装置5について行う。また、メッセージ送受信部9−245は、上記(A)、(B)によって計算したGPS信号転送遅延時間と航行データを含むメッセージを作成し、管理対象のGPS信号再生装置5に送信する。
次に、前記メッセージとGPS信号について説明する。図6は、GPS衛星7が送出するGPS信号のメッセージ(航法メッセージ)を示す図である。航法メッセージのデータ速度は50bpsで、航法メッセージの1サイクルはフレームという単位で呼ばれている。1フレームは5つのサブフレームからなり、1500ビットとなる。1サブフレーム長は300ビットであるので、転送時間は0.6秒である。また図7は、GPS信号再生情報転送装置9のメッセージ送受信部9−245が作成するメッセージの例を示す図である。このメッセージは、サブフレームに、PRN番号と、例えば10秒後における、前記PRN番号に対応するGPS衛星7がGPS信号を送出する予定時刻と、当該GPS信号をGPS信号再生装置5が受信する予定時刻、サブフレームの内容を付与したものとなる。
この理解を助ける為に、以下に簡易な事例を用いて説明する。現在の時刻が、「09:59:50」であり、GPS衛星7のPRN番号が「#1」であり、未来のGPS信号送出予定時刻の一つがが、「10:00:00.000000000」であり、GPS信号再生装置5が受信する予定時刻が、「10:00:00.068123541」の場合を想定する。すなわち、10秒後における、GPS衛星7からGPS信号再生装置5までの転送時間が70ミリ秒となる場合、メッセージ内容9−2450の PRN番号9−2452、GPS信号送出予定時刻9−2454、GPS信号到着予定時刻9−2456に、上記のそれぞれの値が入力される。なお、GPS信号再生情報転送装置9とGPS信号再生装置5で整合が取れていれば、このメッセージへのデータ入力の形式については問わない。
なお、10秒後のサブフレームの内容については、GPS信号再生情報転送装置9が所持する最新のものを使っても特に問題はない。エフェリメス、アルマナック、その他の値の更新時間は10秒より十分に長く、その更新前後で計算結果に大きな変動を与えるものではないからである。但し10秒以上の十分に長い時間を使う場合、例えば1時間程度の未来を想定する場合は、サブフレームの内容変更にも考慮する必要が生じる。
なお、航法メッセージの転送速度は、前述した通り50bps程度であり、ローカルエリアネットワークは勿論、広域ネットワーク(例えばインターネット等)と比較して、十分に低速である。スケーラビリティの観点からも、GPS信号再生情報転送装置9からGPS信号再生装置5への平均転送レートを100kbpsの低速と見積っても、一台のGPS信号再生情報転送装置9は、同時に2000台程度のGPS信号再生装置5に航法メッセージの提供が可能である。
続いて、GPS信号再生装置5について説明する。図8は、本実施形態におけるGPS信号再生装置5のハードウェア構成を示す図である。GPS信号再生装置5は、水晶発振器5−1と、水晶発振器5−1が出力するクロックを用いて、第1の搬送波と第1の搬送波とは逆相の第2の搬送波を出力する搬送波生成器たるPLL周波数シンセサイザ5−3と、水晶発振器5−1が出力するクロックで駆動され、擬似乱数符号であるC/Aコードに基づいて制御信号を出力するマイコン5−2と、マイコン5−2からの制御信号に基づいて第1の搬送波と第2の搬送波とを切り換えて変調波を生成するスイッチ5−4と、信号を合成させる合成器5−11とを少なくとも備えている。また、GPS信号再生装置5は、相互に時刻を同期させる複数の通信モジュール5−15や、スイッチ5−4で生成した変調波を無線送信するアンテナ5−7、およびネットワークインターフェイスカード5−22も有する。
こうしたGPS信号再生装置5は、例えば、GPS衛星4機分のGPS信号を再構成することを目的とするが、4機分以上のGPS信号を再構成するものであっても勿論構わない。なお、前記水晶発振器5−1、PLL周波数シンセサイザ5−12、PLL周波数シンセサイザ5−3、および送信モジュール5−8は本実施例の発振部に該当する(或いは送信モジュール5−8のみで発振部と考えても良い)。水晶発振器5−1は、16.368MHzの水晶発振器であり、マイコン5−2は水晶発振器の同期信号を使用して動作するが、この周波数に限定するものではない。
PLL周波数シンセサイザ5−3は、GPS信号の搬送波である1.57542GHzの正弦波とその逆相の正弦波を生成する。また、このPLL周波数シンセサイザ5−3は、16.368MHzの水晶発振器5−1から得た信号を、1/32で分周化して先ず511.5kHzの信号を生成した後、PLLのフィードバックの分周値を1/3080とすることで、3080倍にして目的の搬送波とその逆相の搬送波を同時に生成する。
また送信モジュール5−8は、マイコン5−2から送信されるビット信号をシリアルインターフェースを介して受けて、スイッチ5−4の切り替えを行うことで、BPSK変調とGPS信号転送遅延時間の両方を実現する。これを実施するシリアルインターフェースとしては、SPI(Serial Peripheral Interface)を用いる方法があるが、これに限定するものではない。
本実施形態では、搬送波の位相を反転するタイミングである1.023MHzの速度でスイッチ5−4を切り替えることでBPSK変調を実現し、加えてその100倍の速度である102.3MHzで航法メッセージの送出タイミングを制御する。ここに1.023MHzとは、水晶発振器5−1の16.368MHzの1/16倍の速度であり、SPIが水晶発振器5−1と同期して動くことを利用しているものである。1.023MHzの100倍の発信は、同じく水晶発振器5−1のPLL周波数シンセサイザ5−12によって逓倍してマイコン5−2に入力するが、当該周波数の生成は本方式に限定する必要はなく、100MHz程度の水晶発振器を用いても良い。
図9に、BPSK変調とGPS信号転送遅延時間生成の概念図を示す。BPSK変調は、約1μ秒のスイッチングで実現可能であるが、GPS信号転送遅延時間は、さらにこの100倍程度のスイッチングで実現する。例えば、102.3MHzの速度でスイッチ5−4をコントロールすることで、1チップを100分割して、必要な時間の遅延を発生させ得る。なお、1チップの100分の1の時間は、約10ナノ秒であり、光が3メートル程度進む時間である。
ある条件下におけるシミュレーションにおいて、GPS衛星7からの遅延誤差が、1/100チップ分の場合、測位のずれは、南北2.499メートル、東西1.174メートル、高度1.369メートルとなった。一方、1/10チップ分の場合は、14.99メートル、7.043メートル、8.215メートル、1チップ分では、149.943メートル、70.438メートル、82.144メートルとなった。
これらのシミュレーションの結果より、概ねGPS衛星7からの距離に対応した誤差が発生し、また、屋内に位置情報を提供するレベルに至る為には、1チップの100分の1の遅延精度が必要であることが分かる。
なお、本実施例においては遅延誤差を1/100チップとしているが、これは汎用的な水晶発振器とマイコンを前提としている為であり、もっと発信周波数が高い水晶発振器や、高性能の計算機、高速のスイッチを用いれば、精度を向上させ得る。
ここにGPS信号再生情報転送装置9からGPS信号再生装置5に送付されてきたメッセージ内容9−2450の値に、該当GPS衛星7のPRN番号「#1」、GPS信号の送出予定時刻「10:00:00.000000000」、ある一つのGPS信号再生装置5の受信予定時刻「10:00:00.068123541」が記載されていたとする。
この場合、GPS信号再生装置5の送信モジュール5−8の一つは、自己の有する時計が「10:00:00.0000」になった時から、「10:00:00.068120000」なる時まで10ナノ秒でカウントを開始し始め、「68.12ミリ秒」待機する。すなわち前記送信モジュール5−8は、10ナノ秒のカウンターにおいて、「6812」カウント待機した後、航法メッセージの送出を開始する。他の3つの送信モジュールも同様の処理を行うことで、GPS信号再生装置5に、4つのGPS衛星7からGPS信号が直接届いているのと実質的同一のGPS信号を再生成することとなる。
図10は、GPS信号を生成する情報を記録したメモリの概念図である。ここで、前記送信モジュール5−8が所定カウントだけ待機して航法メッセージの送出を開始するために用いる、カウント用のメモリについて述べる。このメモリは送信モジュール5−8がアクセス可能であれば、GPS信号再生装置5のいずれの箇所に備わっていてもよい。
図10に示すシリンダ型のメモリは、情報書き込み、または読み出しのポインタがメモリの最後に到達した時、メモリの先頭から連続して書き込み、または読み出すメモリを示すものである。例えば、メモリの最後のアドレスにポインタが到達した時、メモリの先頭のアドレスにポインタを移動させる構成とすれば、こうしたシリンダ型のメモリは実現できるが、この方法に限定されるものではない。
このメモリにおける4列のバイナリ列には、例えば、BPSKの変調タイミングと、GPS信号の送出タイミングの両方をスイッチの制御タイミングとして記載しておく。このことで、4機のGPS衛星7のGPS信号を同期させつつ4つの送信モジュール5−8からの送出時刻を制御する。
このシリンダ型メモリのサイズは、10秒後のGPS信号を生成する場合であれば、最低10秒分のスイッチ制御を行えるメモリ容量があれば足り、これらのバイナリ列は、航法メッセージ再生プログラム5−212(後述)で読み出されながら、バイナリ列生成プログラム5−208(後述)で書き込まれていく。上記のバイバリ列によって、4機のGPS衛星7の信号が同時に再生されることになる。
これらの信号は、抵抗5を用いて出力を減衰させ、さらにフィルタ5−6でノイズ成分を除去した後に、合成器5−11に入力され、GPS電波としてアンテナ5−7から送出されることになる。
GPS信号受信モジュール5−9は、GPS信号再生装置5が生成し屋内環境に送り出したGPS信号を受信するモジュールであり、複数の相関器を備えてGPS信号の到着時間と航行データの内容を取り出す処理を行う。こうした機能は、図2にて説明したGPS信号再生情報転送装置9の相関部9−10、GPS信号特徴抽出部9−11、GPS信号選択部9−12の機能と基本的には同じであるが、これに限定されるものではない。
なお、このGPS信号受信モジュール5−9の目的は、アンテナ5−7から送信されたGPS信号を受信し、このGPS信号から位置情報を算出することにある。ここで算出した位置情報は、マイコン5−2のメモリ領域にある、GPS信号再生装置構成管理プログラム5−211に記載されている、アンテナ5−7の絶対位置情報(経度、緯度、高度)と比較される。比較の結果、前記絶対位置からの誤差が所定の値を越える場合、後述する時刻補正制御プログラム5−210の補正機能によって、前記シリンダ型メモリにおけるGPS信号の読込アドレスポインタの位置が補正される。位置情報に誤差が発生する理由は、GPS衛星7のGPS信号と一致する正確な時刻に、再生成された航法メッセージが再生されていないからである。
図11はこのGPS信号読込アドレスポインタの補正のイメージを示す図である。GPS信号再生予定時刻を10ナノ秒単位で補正(10ナノ秒は、光が3メートル程度進む時間であるから、シリンダ型メモリにおけるアドレスポインタを1マス前後させると3メートル程度位置が前後する)することで、GPS信号再生のタイミング制御を行う。補正方法としては、すでに送出し終えた航法メッセージで再検証する手段もありえるが、0.6秒後に使う次の航法メッセージで検証しても良い。この補正方法には各種の手段が取りえるが、修正するパラメータはアドレスポインタの位置だけであり前記誤差を最小にするアドレスポインタ位置を求めるのであるから、最急降下法(=ある適当な初期値(初期パラメータ)からはじめて、その値を繰り返し更新する(修正する)ことにより、最適なパラメータの値を求める方法)などの簡易な方法でも良い。
図12はGPS信号再生装置5におけるマイコン5−2のメモリに格納されるソフトウェアの構成を示す図である。前記マイコン5−2のメモリに格納されるソフトウェアとしては、メッセージ送受信部5−202、C/Aコード格納プログラム5−206、バイナリ列生成プログラム5−208、時刻補正制御プログラム5−210、GPS信号再生装置構成管理プログラム5−211、および航法メッセージ再生プログラム5−212があげられる。
前記メッセージ送受信部5−202は、メッセージ受信バッファと、メッセージ送信バッファを有し、GPS信号再生情報転送装置9から転送されてきたメッセージから、PRN番号、GPS信号送出予定時刻、GPS信号到着予定時刻と、サブフレームを取り出す。また、前記C/Aコード格納プログラム5−206は、PRN番号に割りつけられた1024ビットからなる固有の疑似乱数符号をマイコン5−2のRAMに格納する。
また、前記バイナリ列生成プログラム5−208は、PRN番号から疑似乱数符号を取り出し、GPS信号送出予定時刻、GPS信号到着予定時刻、サブフレームの内容から、図10に例示したバイナリ列を作成し、前記シリンダ型メモリの所定の場所に書き込む。また、前記航法メッセージ再生プログラム5−212は、図10に例示したバイナリ列の0(ゼロ)、1をリアルタイムでスイッチ5−4に転送する。
また、前記時刻補正制御プログラム5−210は、GPS信号受信モジュール5−9から得られた位置情報を用いて、その位置情報の誤差に応じて時刻補正を行い、図11で例示したように、図10に示したバイナリ列における送出タイミングの補正を行う。
マイコン5−2が使用している水晶発振器の精度は、前記GPS信号再生装置5などGPSシステムに用いられる発振器の精度である10のマイナス12乗と比較すると、非常に悪いので、上記時刻補正は頻繁に発生する場合がありえるが、1サブフレームの送出単位である0.6秒毎に行う限りにおいては、1チップ内での時刻補正で収まる場合が多く、この程度の補正はGPS信号受信モジュール5−9の性能で担保され得る。また、GPS信号再生装置構成管理プログラム5−211は、アンテナ5−7の絶対位置情報(経度、緯度、高度)を保持・管理する。
続いて、本実施形態におけるGPS信号再生方法の処理手順について説明する。図13は、本実施形態のGPS信号再生方法の処理手順を、GPS信号再生情報転送装置9およびGPS信号再生装置5の各動作に沿って示したフローチャート図である。ここでは、上記で既に述べた事項も含めて説明することとする。
まず、GPS信号再生情報転送装置9は、GPS衛星7からGPS信号を受信し、GPS信号再生装置5に提供するのに適したGPS衛星7の選択と、当該GPS衛星7のGPS信号の遅延時間の取得と、当該GPS信号に含まれるサブフレーム情報の取得を行う(Step.9−1)。
次に、GPS信号再生情報転送装置9は、前記Step.9−1での取得情報から、所定時間後(例えば10秒後)のGPS衛星7の位置算出と、GPS信号遅延時間の算出を行い、使用するサブフレームを選択する(Step.9−2)。また、GPS信号再生情報転送装置9は、前記Step.9−2で得た情報を格納したメッセージを作成し、ネットワーク3を介してGPS信号再生装置5に送信する(Step.9−3)。
一方、GPS信号再生装置5は、前述のメッセージをGPS信号再生情報転送装置9から受信し(Step.9−1−1)、所定時間後(例えば10秒後)のGPS衛星7のGP信号到着遅延時間を考慮して、前記シリンダ型メモリに航法メッセージ再生用のバイナリ列を書き込む(Step.9−1−2)。
また、GPS信号再生装置5は、上記Step.9−1−2の処理と独立した処理として、図10に示すシリンダ型メモリのGPS信号読込アドレスポインタから、バイナリ情報を読み出す(Step.9−2−1)。GPS信号再生装置5は、当該バイナリ情報から、スイッチ5−4をON/OFFして、GPS衛星4機分の航法メッセージを作成する(Step.9−2−2)。
またGPS信号再生装置5は、GPS信号受信モジュール5−9で、当該GPS信号再生装置5が屋内環境に送信したGPS信号を受信し(Step.9−2−4)、航法メッセージが算出した位置情報と、実際の位置情報との誤差を抽出し、補正時間を推定する(Step.9−2−5)。GPS信号再生装置5は、ここで推定した補正時間から、前記シリンダ型メモリの読み出し位置を変更する(Step.9−2−6)。GPS信号再生装置5の送信モジュール5−8の一つは、所定時刻より前記読み出し位置までカウントを行って待機した後、航法メッセージの送出を開始するのである。
−−−(2)第二の実施例−−−
本実施例においては、いわゆる現状のリピータ方式が同軸ケーブルを用いて実施している手段を、ネットワーク3を介して実施する方法について説明する。上記第一の実施例においては、GPS信号再生情報転送装置9は、各GPS信号再生装置5ごとに未来(のGPS衛星7の位置に応じた遅延時間)を推定したGPS信号の情報の生成と送付を行い、GPS信号再生装置5は、前記情報を用いてGPS信号を再生成し、更に位置精度をGPS信号受信モジュール5−9で得られた位置情報と絶対位置との差分から検証し、時刻補正を行うことで、精密な屋内位置情報をユーザに提供している。
一方、この第二の実施例において、前記GPS信号再生情報転送装置9は、各GPS信号再生装置5ごとにGPS信号の情報の生成と送付のみ行い、GPS信号再生装置5は、当該情報を用いてGPS信号を再生成する。この場合、リピータ方式が1のアンテナに1の同軸ケーブルを用いて、1箇所にしか位置情報を提供できなかったことに対して、1のGPS信号再生情報転送装置9に対して、複数の各GPS信号再生装置5によって位置情報を提供できることになる。また、上記第一の実施例と比較して、GPS信号再生情報転送装置9や各GPS信号再生装置5の構成態様は簡易なものとなる。
以下、上記第一の実施例との差分のみを記載する。図3に例示したGPS信号再生装置管理テーブル9−280の位置情報9−283のフィールドは不要である。GPS信号再生情報転送装置9は、GPS衛星7とGPS信号再生装置5との間の距離計算を行わないからからである。また同様に、図8に例示したGPS信号受信モジュール5−9は不要となる。GPS信号再生装置5の時刻補正に該当する、シリンダメモリ位置の読取位置の変更は行わないからである。
また、図7(1)のGPS信号送出予定時刻9−2454とGPS信号到着予定時刻9−2456のフィールドは、図7(2)の、GPS信号送出時刻9−2457とGPS信号到着時刻9−2458に変更する。未来のGPS信号の態様を予測せずに、受信したGPS信号の特徴量だけを送信するだけであるからである。
また、図10のGPS信号送出予定時刻は考慮せず、図7のメッセージの到着順にバイナリ列への書き込みを行うものとする。図10の「送出予定時刻」は、「送出時刻」と読み替える。過去のGPS信号の受信態様を記録しておき、GPS信号再生装置5はその通りのGPS信号を再生する為である。
本実施例によれば、屋内の厳密な位置情報を提供することはできず、また、時刻情報もネットワーク遅延時間に依存して遅延するが、簡単な手段で、現存のリピータ方式によって提供する位置情報提供のスケーラビリティを上げることが可能となる。
−−−(3)第三の実施例−−−
本実施例は上記第二の実施例に若干の改良を加えることで実現するもので、ネットワーク遅延の考慮はしないものとなる。この場合、GPS信号再生情報転送装置9において得られたGPS信号転送遅延時間の情報に、GPS信号再生装置管理テーブル9−280の位置情報9−283から得られたハミング距離分だけ、GPS信号転送遅延時間を補正する。また、図7(2)のGPS信号到着時刻を前記補正後の情報に変更する。
本実施例によれば、時刻情報もネットワーク遅延時間に依存して遅延して誤差が生じる点は第二の実施例と同じであるが、第二の実施例より精度の良い位置情報を屋内環境に提供できる。また、第一の実施例よりは簡単な構成・手段で、現存のリピータ方式によって提供する位置情報提供のスケーラビリティを上げることが可能となる。
−−−(4)第四の実施例−−−
上記第一の実施例において示したGPS信号再生システムでは、GPS衛星4機分GPS信号を再生する機能を有することとしていたが、この実施例では図14に示すように、1つのGPS信号再生機能=送信モジュール5−8が1つのみにて実現する。この方式について、まずは図10のシリンダ型メモリの概念図を援用して説明する。図10の例では、PRN#1,PRN#5,PRN#7,PRN#11に対応した各スイッチ5−4の制御信号を、シリンダ型メモリの所定の場所に書き込むとしている。
一方、図14に示す第四の実施例におけるGPS信号再生装置5によれば、PRN#1,PRN#5,PRN#7,PRN#11の前記制御信号(マイコン5−2が出力)の全てが「1」の場合、PLL周波数シンセサイザ5−3は「1/2π」の位相の信号を生成し、一方、全ての前記制御信号が「−1」の場合、PLL周波数シンセサイザ5−3は「―1/2π」の位相の制御信号を生成し、それ以外の場合は、スイッチ5−4をグランドに落した制御信号とする。前記スイッチ5−4では、前記マイコン5−2からの制御信号に基づいて「1/2π」、「−1/2π」らの搬送波を切り換えて擬似的なGPS信号の合成波を再生する。
または、PRN#1,PRN#5,PRN#7,PRN#11の前記制御信号の1/2πの位相の信号の制御命令を「+1」とし、―1/2πの位相の信号の制御命令を「−1」として、これらの信号を加算し、0より大きければ1/2πの位相の信号、0より小さければ−1/2πの位相の信号、0であればグランド信号としても良い。
または、PRN#1,PRN#5,PRN#7,PRN#11の前記制御信号を巡回して順番に採用するという方法もありえる。この方法では、統計的には、あるPRNコードとの相関率は1/4に留まるが、残り3/4は1/2の確率で一致することになるので、統計的には相関率は5/8になる。 PRNによる拡散率は1023であるので、感度の低下を甘受すれば、GPS受信機による測位は可能である。
図15にGPS信号の合成波の生成概念を示す。この場合、増幅器5−14が、前記PLL周波数シンセサイザ5−3から得た、PRN#1,PRN#5,PRN#7,PRN#11の前記制御信号の1/2πの位相の信号の制御命令を+1とし、−1/2π逆相の信号の制御命令を−1としてこれらの信号を加算する。そして前記信号の加算結果に応じて、前記マイコン5−2に制御されたスイッチ5−4が―4倍から4倍までの振幅の生じるGPS信号の合成波を生成する(この合成波の生成に関しては、上述してきた通り、スイッチ5−4がBPSK変調により変調波を生成するのと同様である)。図16(1)に、この信号の加算結果を、同図(2)にその加算結果から再生されるGPS信号の合成波の概念図を示している。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態によれば、屋外でGPS衛星から受信したGPS信号を、イーサネットによるLAN、あるいはインターネットなどのWANといった既存回線を介して、屋内環境に転送する=リピータを行なうことが可能である。つまり、一般的なネットワーク回線を活用してGPS信号のリピータを行うことが可能となり、従来技術よりも配線のコストや手間を大幅に低減可能である。しかも、こうした構成で屋内に送信されるGPS信号は、現存のGPSリピータ技術では不可能であった屋内における絶対位置情報を得られるものであり、既存のGPS受信機で受信して精度良く自機位置を特定できるものとなっている。従って、屋内環境でGPS信号を受信する場合であっても特別のGPS受信機を用意する必要もなく、ユーザに負担を強いることも無い。
したがって、高精度の位置情報に対応するGPS信号を簡便かつ低コストで屋内に配信し、屋内でのGPS位置情報利用を可能とする。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、GPS信号再生方法において、前記GPS信号再生装置が、所定装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持している前記所定装置でのGPS信号受信位置の情報と、当該GPS信号再生装置の位置情報と、前記特徴量より得られる前記GPS信号の発信源であるGPS衛星の位置情報とに基づいて、前記GPS衛星と当該GPS信号再生装置との間の距離を算定し、この距離により前記特徴量を補正し、補正した特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する、としてもよい。
また、前記GPS信号再生方法において、前記GPS信号再生装置が、所定装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持している前記所定装置でのGPS信号受信位置の情報と、当該GPS信号再生装置の位置情報と、前記所定装置より取得した所定時間後の特徴量より得られる前記GPS衛星の位置情報とに基づいて、所定時間後の前記GPS衛星と当該GPS信号再生装置との間の距離を算定し、この距離により前記特徴量を補正し、補正した特徴量に応じて 前記再構成したGPS信号の前記屋内送信アンテナからの送信時刻を制御する、としてもよい。
また、前記GPS信号再生方法において、他装置と通信可能な情報処理部、GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュール、およびGPS信号の屋外受信アンテナを少なくとも備えたGPS信号再生情報転送装置が、前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送する、としてもよい。
また、前記GPS信号再生方法において、前記GPS信号再生情報転送装置が、前記パラメータからGPS衛星の位置情報を算定し、このGPS衛星の位置情報と、GPS信号再生装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持しているGPS信号再生装置の位置情報とに基づいて、GPS信号再生装置の位置における屋外GPS信号の転送遅延時間を算定して前記特徴量を補正し、ここで補正した特徴量をGPS信号再生装置に転送する、としてもよい。
1 GPS信号受信機
7 GPS衛星
5 GPS信号再生装置
5−1 水晶発振器
5−2 マイコン(情報処理部)
5−3 PLL周波数シンセサイザ
5−4 スイッチ
5−5 抵抗
5−6 フィルタ
5−7 送信アンテナ(屋内送信アンテナ)
5−9 GPS信号受信モジュール(受信アンテナ含む)
5−10 相関部
5−11 合成器
5−12 PLL周波数シンセサイザ
5−14 増幅器
5−22 ネットワークインターフェイスカード(通信部)
5−202 メッセージ送受信部
5−208 バイナリ列生成プログラム
5−206 C/Aコード格納プログラム
5−210 時刻補正制御プログラム
5−211 GPS信号再生装置構成管理プログラム
5−212 航法メッセージ再生プログラム
9 GPS信号再生情報転送装置
9−5 マイコン(情報処理部)
9―9 GPS受信アンテナ(屋外受信アンテナ)
9―11 GPS信号特徴抽出部
9−12 GPS信号選択部
9−22 ネットワークインターフェイスカード(通信部)
9−24 メモリ(記憶装置)
9−245 メッセージ送受信部
9−244 GPS信号加工部
9−243 GPS信号再生装置情報管理部
9−241 GPS信号受信部
9−25 CPU
9−27 ハードディスクコントローラ
9−28 ハードディスク(記憶装置)
9−29 外部インターフェース群
9−280管理テーブル
100 GPS信号再生システム

Claims (8)

  1. 他装置と通信可能な情報処理部、GPS信号の発振部、およびGPS信号の屋内送信アンテナとを少なくとも備えたGPS信号再生装置が、ネットワークで結ばれた所定装置より、当該所定装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する、GPS信号再生方法。
  2. 前記GPS信号再生装置が、
    所定装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持している前記所定装置でのGPS信号受信位置の情報と、当該GPS信号再生装置の位置情報と、前記特徴量より得られる前記GPS信号の発信源であるGPS衛星の位置情報とに基づいて、前記GPS衛星と当該GPS信号再生装置との間の距離を算定し、この距離により前記特徴量を補正し、補正した特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する、請求項1に記載のGPS信号再生方法。
  3. 前記GPS信号再生装置が、
    所定装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持している前記所定装置でのGPS信号受信位置の情報と、当該GPS信号再生装置の位置情報と、前記所定装置より取得した所定時間後の特徴量より得られる前記GPS衛星の位置情報とに基づいて、所定時間後の前記GPS衛星と当該GPS信号再生装置との間の距離を算定し、この距離により前記特徴量を補正し、補正した特徴量に応じて 前記再構成したGPS信号の前記屋内送信アンテナからの送信時刻を制御する、請求項1または2に記載のGPS信号再生方法。
  4. 他装置と通信可能な情報処理部、GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュール、およびGPS信号の屋外受信アンテナを少なくとも備えたGPS信号再生情報転送装置が、
    前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送する、請求項1から3のいずれか1つに記載のGPS信号再生方法。
  5. 前記GPS信号再生情報転送装置が、
    前記パラメータからGPS衛星の位置情報を算定し、このGPS衛星の位置情報と、GPS信号再生装置より取得したか或いは所定の記憶装置にて予め保持しているGPS信号再生装置の位置情報とに基づいて、GPS信号再生装置の位置における屋外GPS信号の転送遅延時間を算定して前記特徴量を補正し、ここで補正した特徴量をGPS信号再生装置に転送する、請求項1から4のいずれか1つに記載のGPS信号再生方法。
  6. 他装置と通信可能な情報処理部、GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュール、およびGPS信号の屋外受信アンテナを少なくとも備え、前記情報処理部が、前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送する、GPS信号再生情報転送装置と、
    他装置との通信可能な情報処理部、GPS信号の発振部、およびGPS信号の屋内送信アンテナとを少なくとも備え、前記情報処理部が、ネットワークで結ばれたGPS信号再生情報転送装置より、当該GPS信号再生情報転送装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する、GPS信号再生装置と、
    を含むGPS信号再生システム。
  7. 他装置との通信を行う通信部と、
    GPS衛星からGPS信号を受信する受信モジュールと、
    GPS信号の屋外受信アンテナと、
    前記屋外受信アンテナを介して前記受信モジュールが受信した屋外GPS信号に基づいて、屋外GPS信号の転送遅延時間、または屋外GPS信号のメッセージに含まれるパラメータを特徴量として抽出し、ネットワークを介して通信可能に結ばれ屋内に設置されたGPS信号再生装置に転送する情報処理部と、
    を備えるGPS信号再生情報転送装置。
  8. 他装置との通信を行う通信部と、
    GPS信号の発振部と、
    GPS信号の屋内送信アンテナと、
    ネットワークで結ばれたGPS信号再生情報転送装置より、当該GPS信号再生情報転送装置が屋外で受信したGPS信号の特徴量の情報を取得し、当該特徴量に応じて前記発振部を制御してGPS信号を再構成し、再構成したGPS信号を前記屋内送信アンテナにより屋内に送信する情報処理部と、
    を備えるGPS信号再生装置。
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