JP5618028B2 - 駆動装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話等に搭載可能な撮像装置に好適に用いられる駆動装置およびこれを用いた撮像装置に関する。
従来から、例えば携帯電話等に搭載可能な撮像装置に好適に用いられる駆動装置として、SIDM(Smooth Impact Drive Mechanism、「SIDM」は登録商標)と称される駆動装置が知られている。このSIDMの駆動装置は、電気機械変換素子である圧電素子と、前記圧電素子の一方端に接合された駆動軸と、前記駆動軸の外周に摩擦係合した移動体とを備える。そして、このようなSIDMの駆動装置では、前記圧電素子の伸縮が駆動軸に伝えられ、その駆動軸に所定の摩擦力で係合した移動体が、前記圧電素子の伸張時と縮小時との速度差を利用することで駆動する。より詳しくは、このような駆動装置では、例えば駆動軸をゆっくりと伸張させることによって、その駆動軸に摩擦係合している移動体も駆動して移動する一方、前記所定の摩擦力を超える程、駆動軸を瞬時に縮小させると、前記移動体が伸張位置に取り残される。このような駆動軸の伸長と収縮とを繰返し行うことで、駆動装置は、前記移動体を前記駆動軸の軸方向に駆動させることができる。
このような駆動装置では、例えばこの駆動装置が装備された携帯電話に落下による衝撃力がかかると、それに伴って駆動軸と摩擦係合した移動体にも外力がかかる。そして、その外力がそのまま駆動軸に伝達されると、駆動軸が傾き、あるいは、位置ズレを起こすおそれがある。
また、このような駆動装置において、例えば特許文献1には、圧電素子が固定枠に支持部材を介して保持されるとともに、駆動軸の軸方向における圧電素子に連結された基端側、および、圧電素子とは反対側である先端側のそれぞれが、固定枠と一体となった仕切り部によって支持されている駆動装置が開示されている。このようにして、駆動軸の軸方向の両端側が仕切り部によって支持されている場合、駆動軸に外力がかかっても駆動軸が傾き或いは位置ズレを起こすおそれが少なくできる。
しかしながら、上記特許文献1のように、駆動軸の軸方向の基端側および先端側のそれぞれが仕切り部によって支持された構成では、駆動軸は、基端側および先端側のそれぞれに、仕切り部に支持される部分が必要となる。その結果、駆動軸の軸方向の長さが長くなってしまう。しかも、駆動軸の先端側を支持する仕切り部が駆動軸の先端側に配設されることになる。そのため、駆動軸の軸方向の長さ方向に対応する駆動装置全体の高さが高くなって、低背化し難くなっている。
特開2007−274777号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、移動体に外力がかかった場合でも、その外力が移動体から駆動軸に伝達され難い駆動装置およびこの駆動装置を用いた撮像装置を提供することである。
本発明にかかる駆動装置は、電気機械変換素子による機械エネルギーを伝達する駆動軸に所定の摩擦力で係合された移動体が摺動するものであり、前記電気機械変換素子を保持する装置本体を備える。そして、前記移動体は、被駆動体が取り付けられる移動体本体部と、前記駆動軸を摺動する第1および第2摺動面と、前記第1および第2摺動面に前記駆動軸を押し付ける押圧部材とを備え、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記移動体本体部に対して移動可能に構成される。そして、本発明にかかる撮像装置は、この駆動装置を用いる。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴および利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
実施形態における駆動装置の斜視図である。 図1に示す駆動装置の分解斜視図である。 図1に示す駆動装置に用いられる駆動本体部の斜視図である。 図1に示す駆動装置に用いられる保持部材の斜視図である。 図1に示す駆動装置に用いられる移動体本体部の斜視図である。 図5に示す移動体本体部の平面図である。 図1に示す駆動装置に用いられるガイドスプリングの斜視図である。 図7に示すガイドスプリングの平面図である。 図1に示す駆動装置のカバーを外した状態の平面図である。 図1に示す駆動装置における電極端子と圧電素子との接続部の説明図である。 図1に示す駆動装置における前記移動体本体部と前記ガイドスプリングとの連結状態の斜視図である。 図1に示す駆動装置における前記移動体本体部とガイドスプリングとを治具を用いて連結する際の説明図である。 図1に示す駆動装置を有する撮像装置のカバーを省略した断面図である。 図1に示す駆動装置における移動体が第4隅角部から第2隅角部に向かう方向の力を受けた状態の説明図である。 図1に示す駆動装置において、他の態様の移動体を説明するための図である。 図1に示す駆動装置において、さらに他の態様の移動体を説明するための図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。なお、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。なお、以下の説明において、図1ないし図5、図7および図10ないし図13に示すX方向が上側とされ、そのY方向が下側とされる。
図1ないし図14において、本実施形態の駆動装置1は、例えば携帯電話等に搭載可能な撮像装置に好適に用いられる。この実施形態の駆動装置1は、図1および図2に示すように、装置本体2、8と、前記装置本体に保持された駆動本体部3と、移動体4とを備える。
前記装置本体は、保持部材2と、カバー8とを備える。保持部材2は、駆動本体部3を保持して支持するベース部材であり、LCP(液晶ポリマー)等の樹脂材料から形成され、図4に示すように、後述の電極端子22、23の一部をインサートした形で射出成形によって形成される。この実施形態の保持部材2は、矩形状の外周を有し、中心部に光路となる円形状の貫通孔20gを有する筒状体からなる。
この保持部材2は、第1隅角部2a(図4の左下側)に、前記筒状体の上面(一方面)2eからX方向に沿って立設する第1支持柱20aを備える。また、保持部材2は、第1隅角部2aにおける第1支持柱20aの内側に、駆動本体部3を保持する駆動本体保持部21を備える。
この駆動本体保持部21は、保持部材2の上面2eから所定の深さで円柱状に窪むように形成される。
保持部材2は、第1隅角部2aにおける駆動本体保持部21を挟んでその両側に、第1電極端子22の先端22aと第2電極端子23の先端23aとが各側面を互いに向かい合わせて保持部材2の上方側に突出するように配設される。
これら第1および第2電極端子22、23は、それぞれ、その中間部が保持部材2に埋設され、第1および第2電極端子22、23の各基端は、それぞれ、保持部材2の外側面から突設され、外部接続端子22b、23bと成っている。そして、この駆動装置1が搭載される図示しない携帯電話の回路基板やコネクタと、この外部接続端子22b、23bとが互いに接続される。
この実施形態では、図10に示すように第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23bは、それぞれ、互いの外部接続端子22b、23bの下面同士が面一になるように、段部を介して折り曲げ成形される。この構成によって、第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23bは、それぞれ、例えば携帯電話の回路基板に置かれることにより回路基板に通電可能に接続できる。
保持部材2は、図4に示すように、右前方側の第2隅角部2b、右後方側の第3隅角部2cおよび左後方側の第4隅角部2dのそれぞれに、前記筒状体の上面(一方面)2eからX方向に沿って立設するように、第2支持柱(移動制限部の一例)20b、第3支持柱20c、第4支持柱20dを備える。第3支持柱20cには、後述の移動体4の回転規制部61aを上下方向に移動可能に受容する規制部受容溝29が形成されている。なお、これら第1ないし第4隅角部2a〜2dは、本実施形態では、前記筒状体と一体に形成される。
次に、カバー8について、図1および図2に基づいて説明する。本実施形態のカバー8は、例えば、0.1mm〜0.2mmのステンレス製の薄板を絞り加工またはプレス加工によって、一方面(下面)を開口した箱形状に形成され、上壁81に光路となる貫通孔82を備えている。この貫通孔82は、レンズバレル7における光路の形状に応じた形状であり、例えば円形状である。
カバー8は、4つの側壁83それぞれに、保持部材2の側面に設けられた係止用突起20fに係止する係止用孔84を備える。なお、この実施形態では、係止用突起20fは、2個であり、対向する2つの係止用孔84と係止するようになっている。
カバー8は、保持部材2における第1支持柱20a、第3支持柱20cおよび第4支持柱20dそれぞれの上面に設けられた載置台20e、および、第2支持柱20bの各上面に、カバー8の上壁81の内面が当接した状態で、係止用孔84と係止用突起20fとが係止している。
この係止状態で、載置台20e、および、第2支持柱20bの各上面と、カバー8の上壁81の内面とが接着剤により接着されて結合される。
駆動本体部3は、図3に示すように、軸方向に伸縮する電気機械変換素子の一例である圧電素子31と、圧電素子31の一方端に連結された駆動軸32と、圧電素子31の他端に連結された錘33とを備える。
錘33は、圧電素子31の伸縮による変位を主に駆動軸32側に、好ましくは駆動軸32側のみに、発生させるための部材である。この実施形態では、錘33は、タングステンやタングステン合金等比重の高い材料から形成される。
錘33は、外径が圧電素子31の外周から全周に渡って外周方向に突出するように形成された円柱状である。
なお、この錘33は、圧電素子31の他端が保持部材2に直接的に取付けられること等によって、錘33の機能と同様の機能を発揮することができる場合には、省略されてもよい。
圧電素子31は、電気機械変換素子の一例である。この電気機械変換素子は、入力の電気エネルギーを、伸縮する機械エネルギー、すなわち、機械的な運動に変換する素子であり、例えば、入力の電気エネルギーを圧電効果によって機械的な伸縮運動に変換する圧電素子等である。本実施形態では、上述のように、電気機械変換素子として圧電素子31が用いられ、この圧電素子31は、例えば、積層体と、一対の外部電極とを備えている。
積層体は、圧電材料から成る薄膜状(層状)の圧電層と導電性を有する薄膜状(層状)の内部電極層とを交互に複数積層して成るものである。積層体は、本実施形態では、四角柱形状となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、多角柱状や円柱形状等であってよい。
複数の内部電極層は、これら複数の内部電極層のうちの複数の陽極層が積層体における外周側面の一方側に、そして、これら複数の陰極層が積層体における外周側面の他方側に、達するまでそれぞれ延設されることによって、それら各層の先端が互いに対向する一対の外周側面で外部に臨むように、それぞれ構成される。一対の外部電極31a、31aは、前記電気エネルギーを積層体に供給するものであり、積層体における前記一対の外周側面上に積層方向に沿って例えば銀等のスパッタ法によって形成され、各圧電層間の前記複数の内部電極を並列に接続するように、前記複数の内部電極と順次交互に接続される。
圧電材料は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(いわゆるPZT)、水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸タンタル酸カリウム(K(Ta,Nb)O)、チタン酸バリウム(BaTiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)およびチタン酸ストロンチウム(SrTiO)等の無機圧電材料である。
そして、この圧電素子31は、下端面が錘33の上端面に、エポキシ接着剤等の接着剤によって接着される。本実施形態では、エポキシ接着剤には、錘との短絡防止および接着層厚を安定化させるため、直径5μm程度の樹脂性のビーズが混入される。
駆動軸32は、軸方向にカーボン繊維を配列し、樹脂によって円柱状に成形した炭素繊維強化プラスチック(CFRP、carbon−fiber−reinforced plastic)から形成される。本実施形態の駆動軸32は、外径が圧電素子31の外周から全周に渡って外周方向に突出するように形成される。
そして、駆動軸32は、その下端面が圧電素子31の上端面に、接着剤により接着される。この接着剤は、圧電素子31と錘33とを接着した接着剤と同じものである。
駆動軸32と圧電素子31との接合面からはみ出た接着剤(フィレット)は、圧電素子31側に形成される。これによって、駆動軸32の全領域(外周面における軸方向の全域)が移動体4との摺動に使うことができ、短い駆動軸32で大きなストロークが実現できる。
このように構成された駆動本体部3は、図13に示すように保持部材2の駆動本体保持部21に錘33側から嵌挿され、接着剤(図示せず)によって駆動本体保持部21の底面と錘33とが接着され、駆動本体部3は、駆動本体保持部21内に固定される。この構成によって、この実施形態では、圧電素子31の下端面(他方端)が錘33を介して間接的に保持部材2に取付けられている。
駆動本体保持部21に錘33が嵌挿されると、駆動軸32の外周が保持部材2の第1支持柱20aの内面に当接し、その状態で、錘33が保持部材2に固定される。
その際、駆動軸32は、外径が圧電素子31の外周から全周に渡って外周方向に突出するように形成されているため、第1支持柱20aの内面は、平坦な形状に形成できる。この構成によって、第1支持柱20aの内面に、圧電素子31が当たることなく駆動軸32が当接できる。例えば、圧電素子31の外周が駆動軸32の外周から突出している場合には、駆動軸32の外周を当接させるために、保持部材2の第1支持柱20aの内面をその圧電素子31が突出している分だけ窪ませて段差を設ける必要があり、保持部材2の成形が複雑化して生産性が低下する。しかし、この実施形態のように、第1支持柱20aの内面を平坦に形成することで、保持部材2を容易に形成でき、生産性を向上できる。
この状態で、駆動軸32の軸方向と、保持部材2の軸方向とが一致した状態になっている。
また、このように保持部材2の駆動本体保持部21に保持された駆動本体部3において、2つの第1電極連結バネ24aおよび第2電極連結バネ24bを介して圧電素子31における一対の外部電極31aそれぞれと、第1電極端子22の先端22aおよび第2電極端子23の先端23aのそれぞれが、通電可能に接続される。
より詳しくは、図10に示すように第1電極連結バネ24aと第2電極連結バネ24bとは、同じ構成であり、それぞれ、金や白金等でメッキされ、線材を巻き回したコイル部25aと、コイル部25aから径方向外側に突設された第1足部25bおよび第2足部25cとを備えたねじりコイルバネから構成されている。
第1電極連結バネ24aでは、コイル部25aに第1電極端子22の先端22aが押し入れられ、第1足部25bが圧電素子31の一方の外部電極31aに当接し、そして、第2足部25cが保持部材2に設けられたバネ係止部26(図9参照)に係止される。この状態で、コイル部25aにねじり力が蓄積し、そのねじり力によって第1足部25bが圧電素子31の外部電極31aを押圧した状態になっている。
第2電極連結バネ24bでは、コイル部25aに第2電極端子23の先端23aが押し入れられ、第1足部25bが圧電素子31の他方の外部電極31aに当接し、そして、第2足部25cが保持部材2に設けられたバネ係止部26(図9参照)に係止される。この状態で、コイル部25aにねじり力が蓄積し、そのねじり力によって第1足部25bが圧電素子31の外部電極31aを押圧した状態になっている。
本実施形態では、第1電極連結バネ24aおよび第2電極連結バネ24bそれぞれの第1足部25bと圧電素子31の外部電極31aとの当接部からコイル部25aにかけて、導電性接着剤27が介在するように配設される。これによって、第1電極連結バネ24aおよび第2電極連結バネ24bに加えて、導電性接着剤27が圧電素子31の外部電極31aと第1電極端子22および第2電極端子23とを通電可能に接続し、両者をより確実に接続している。
また、この実施形態では、導電性接着剤27は、その表面に、補強接着剤28によって被覆され、導電性接着剤27の接着強度が補強される。
次に、移動体4について説明する。移動体4は、駆動軸32に所定の摩擦力で係合され、駆動軸32の軸方向に沿って摺動する。本実施形態の移動体4は、図2に示すように金属製の円筒状の移動体本体部5と、移動体本体部5とは別体のガイドスプリング(金属製板体)6とを備える。移動体本体部5は、本実施形態では、例えば、ステンレス製で、0.05mm〜0.3mmの厚さで、絞り加工によって形成される。ステンレス材は、金属材料の中でも、安価で成形性がよく、耐久性もよく、駆動性能も良好な材料である。
移動体本体部5は、図5、図6に示すように内周側にレンズ保持部54を備え、このレンズ保持部54は、1または複数のレンズ群71を有する被移動体としてのレンズバレル7(図13参照)を保持する。レンズバレル7の側面には接着溝72が設けられ、接着溝72に接着剤73を充填してレンズ保持部54にレンズバレル7が接着される(図13参照)。
移動体本体部5は、外周面の一部に、駆動軸32を摺動する第1摺動面51を備える。この第1摺動面51は、本実施形態では、移動体本体部5の成形加工に際し、移動体本体部5の一部を、周方向に所定の幅で軸方向の全体に亘って平板状にすることによって平面に形成される。このため、移動体本体部5が駆動軸32を摺動する際に、移動体本体部5が駆動軸32に対して傾くことなく一定の姿勢を保持しながら摺動できる。
移動体本体部5は、下端に、径方向内側に突出するように形成された第1フランジ52を備えるとともに、上端に、径方向外側に突出するように形成された第2フランジ53を備えており、これらによって移動体本体部5の強度が高められている。
第1フランジ52は、その上面がレンズバレル載置部52aをなしており、図13に示すようにレンズ保持部54にレンズバレル7を保持させる際に、このレンズバレル載置部52aにレンズバレル7を載置することにより、移動体本体部5の軸心とレンズバレル7のレンズ群71の光軸とが互いに傾くことなく揃うようになっている。
このように、移動体本体部5が金属製の筒であるため強度や摩耗に対する耐久性が高く、また薄肉の金属筒のため内部に保持されるレンズ71の大口径化を図ることが可能となる。駆動軸33が移動体本体部5に直接当接して駆動するため、駆動本体部3と摩擦係合する部位を、レンズ群71を保持する部位と別に、設ける構成に比べ、移動体本体部5の内部に保持されるレンズ群71の大口径化を図ることができる。
ガイドスプリング6は、本実施形態では、例えば、ステンレス製で、0.1mm〜0.3mmの厚さで形成される。このガイドスプリング6は、図7、図8に示すように円弧部61と、円弧部61の一端側に形成されたガイド部62と、円弧部61の他端側に形成された押圧片63とを備える。
円弧部61は、ガイド部62から周方向に略180°隔てた位置に、回転規制部61aを備える。この回転規制部61aは、駆動軸32に対する移動体4の軸心回りの回転を規制するためのもので、規制枠部61bと、規制枠部61bに形成された半球状の突起61cとを備える。
規制枠部61bは、円弧部61の一部を径方向外側に矩形状に突出させるようにして形成される。
突起61cは、規制枠部61bの両外側面のそれぞれから外方に突出するように形成される。また、突起61c同士の外幅V1(図9参照)は、保持部材2の規制部受容溝29の内幅V2(図9参照)よりも若干狭く設定される。なお、図9では、作図の都合上、突起61c同士の外幅V1と規制部受容溝29の内幅V2とは、同じ幅で表されている。
本実施形態では、円弧部61は、一端(ガイド部62)と回転規制部61aとの間に、他の部分よりも幅が狭い幅狭部61dを備える。
ガイド部62は、円弧部61の一端側の一部を円弧部61の径方向外側に折り曲げ成形することにより形成され、その一方面に、駆動軸32を摺動する第2摺動面62aを備える。
押圧片63は、円弧部61の他端から段部を介して直線状に延設するように形成されており、その先端部に、駆動軸32を押圧する押圧部63aを備える。本実施形態の押圧部63aは、第1摺動面51および第2摺動面62aよりも幅狭に形成されている。
そして、これらガイドスプリング6と移動体本体部5とは、溶接によって固定的に連結される。
より詳しくは、これらガイドスプリング6と移動体本体部5とは、図11に示すように、移動体本体部5の第1摺動面51とガイドスプリング6の第2摺動面62aとが隣接するように、そして、移動体本体部5の外周にガイドスプリング6を巻き付けるように、配設される。
そして、この状態で、両者は、複数箇所、例えば、図7に×印で示すように、ガイドスプリング6の円弧部61におけるガイド部62から周方向に所定距離だけ隔てた第1固定部64aと、回転規制部61aの両側の第2固定部64bおよび第3固定部64cと、押圧片63との境界部の近傍の第4固定部64dとの互いに離間した4箇所で、抵抗溶接(スポット溶接)およびレーザ溶接等の溶接によって、固定される。
この固定によって、ガイドスプリング6の円弧部61におけるガイド部62と第1固定部64aとの間に、ガイドスプリング6の径方向に弾性変形し得る弾性部65が形成される。
本実施形態では、弾性部65は、移動体本体部5に固定される前の状態で、内周面の曲率半径が移動体本体部5の外周面の曲率半径よりも小さく形成されている。そして、ガイドスプリング6が移動体本体部5の外周に巻き付けられて第1固定部64aが移動体本体部5に溶接で固定された状態で、弾性部65の内周が弾性に抗して移動体本体部5の外周に押し広げられて曲率半径が固定される前の状態よりも大きくなっている。
したがって、弾性部65は、上記押し広げられた分の弾性力でガイド部62(第2摺動面62a)を移動体本体部5の径方向内側(図11に示すZ方向)に付勢した状態になっている。
本実施形態では、上記溶接に際し、図12に示すように回転規制部61aを把持した位置決め治具11およびガイド部62を把持した第2摺動面姿勢調整治具12を用いることによって、移動体本体部5とガイドスプリング6との互いの位置、および、第2摺動面の姿勢を決めた上で溶接が行われる。その際、例えば第2摺動面の姿勢を設定する場合に、円弧部61の幅狭部61dによって第2摺動面の姿勢を設定し易くなっている。
この溶接によって固定された状態で、第1摺動面51と第2摺動面62aとが略直角になって、第1および第2摺動面51、62aは、両者でL字状を成している。
このように移動体本体部5とガイドスプリング6とをステンレス等の金属から形成し、溶接によって結合することによって、移動体本体部5とガイドスプリング6とは、強固に固定でき、接着等と異なり瞬時に固定できるので、製造上のタクトタイムは、大幅に短縮できる。
移動体本体部5とガイドスプリング6とが連結された移動体4は、図9に示すように、回転規制部61aを保持部材2の規制部受容溝29に入れるように、そして、駆動軸32を第1摺動面51と第2摺動面62aと押圧部63aとで囲むように、配置される。
これによって、押圧片63の弾性力によって第1摺動面51が駆動軸32の外周に押し付けられるとともに、第2摺動面62aが駆動軸32の外周における上記第1摺動面51と当接した箇所から周方向に所定距離隔てた位置に押し付けられることによって、移動体4は、駆動軸32と摩擦係合する。
この状態で、押圧片63は、保持部材2の第2隅角部2bから第1隅角部2aに延された状態になっている。第1摺動面51は、駆動軸32の軸方向の上側(一方側)から見て、保持部材2の中心O1と駆動軸32の軸心O2とを結ぶ線Pと垂直になっている。また、第2摺動面62aは、第4隅角部2dと駆動軸32との間に、上記線Pと平行になって第2隅角部2b側を向いた状態で駆動軸32に当接している。
以上のように構成された駆動装置1は、例えば図13に示すように移動体4のレンズ保持部54にレンズバレル(撮像光学系)7が保持され、保持部材2の下面側に、IRカットフィルタ102および撮像素子103を有するセンサ基板103aが付設される。これによって撮像装置100が形成される。
撮像素子103は、全体を図示していない撮像光学系によって結像された物体(被写体)の光学像における光量に応じてR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分の画像信号に光電変換して所定の画像処理回路(不図示)へ出力する素子である。撮像素子103は、例えば、CCD型のイメージセンサや、CMOS型のイメージセンサ等である。
前記撮像光学系は、レンズ群71を含む、1または複数のレンズ群(光学素子)を備え、物体の光学像を撮像素子103の受光面上に結像する。レンズ群71は、このような撮像光学系における前記1または複数の光学素子のうちの光軸に沿って移動する光学素子である。レンズ群71は、1枚のレンズであってよく、また複数のレンズを備えるものであってもよい。レンズ群71は、例えば、フォーカシング(合焦)を行うために光軸に沿って移動する光学系であってよく、また例えば、ズーミング(変倍)を行うために光軸に沿って移動する光学系であってよい。このようなレンズ群71を備える撮像光学系によって物体の光学像が、撮像光学系によりその光軸に沿って撮像素子103の受光面まで導かれ、撮像素子103によって前記物体の光学像が撮像される。
そして、例えば携帯電話機の回路基板に、第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23b(図1等参照)が配置され、携帯電話機の筐体内に設置される。
図略の駆動回路から第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23bに電力(駆動信号)が供給されると、駆動装置3の圧電素子31が軸方向に伸縮してその伸縮によって駆動軸32が往復移動し、その往復移動によって移動体4が駆動軸32の軸方向(光軸方向)に移動する。
より詳しくは、駆動信号として所定のデューティ比の矩形波が圧電素子31に付与されることによって、圧電素子31の変位が三角波状となり、その矩形波のデューティ比を変えることによって上昇時(伸張時)と下降時(収縮時)とで傾きの異なる三角波状の伸縮運動が発生する。駆動本体部3の駆動メカニズムは、これを利用するものである。
例えば、駆動軸32をゆっくりと伸張させることで、その駆動軸32に摩擦係合している移動体4もその伸張に応じて移動し、摩擦係合した摩擦力を超える程の瞬時に、駆動軸32を収縮させると、移動体4がその移動先の位置でそのまま取り残される。このような駆動軸32の軸方向の伸縮を繰返し行うことで、移動体4が駆動軸32の軸方向に摺動する。
この移動体4が駆動軸32を摺動する際に、第1摺動面51と第2摺動面62aとは、駆動軸32に押し付けられた状態で摺動するため、移動体4は、その姿勢を変えることなく移動できる。
押圧部63aが第1摺動面51および第2摺動面62aよりも幅狭に形成されているため、例えば押圧片63がねじれを生じている場合でも、確実に駆動軸32を第1摺動面51および第2摺動面62aに線接触させることができ、より一層確実に、移動体4は、その姿勢を変えることなく移動できる。
移動体4が駆動軸32の軸心回りに回転しようとすると、回転規制部61aの何れか一方の突起61cが規制部受容溝29の内壁に当接し、このため、移動体4の回転が規制される。突起61cが規制部受容溝29の内壁に当接した状態から、移動体4が駆動軸32を摺動する場合、突起61cが半球状に形成されて規制部受容溝29の内壁に点接触するため、その接触による抵抗を殆ど受けることなく移動体4は、駆動軸32を摺動できる。
例えばこの駆動装置1が装備された携帯電話に落下による衝撃力がかかり、この衝撃力に伴って、図9に示すように、駆動軸32と摩擦係合した移動体4に、第4隅角部2dから第2隅角部2bに向かう第2方向(W2方向)の力がかかった場合、この駆動装置1は、以下のように動作する。
駆動軸32に当接した第2摺動面62aは、駆動軸32から反力を受け、その反力が第2摺動面62aにかけられた弾性部65の付勢力よりも大きくなると、図14に示すように弾性部65が弾性変形して第2摺動面62aが移動体本体部5の径方向外側に移動する。
一方、移動体本体部5は、第2方向に移動し、第2支持柱20bに当接するとともに、移動体本体部5の回転規制部61aは、第3支持柱20cの規制部受容溝29の内壁に当接し、この結果、第2方向への移動が止められる。したがって、移動体4にかかる第2方向の力は、駆動軸32と第2支持柱20bと第3支持柱20bで分散して受けることができ、駆動軸32は、弾性部65の付勢力よりも大きい力を第2摺動面62aから受けることがない。
よって、本実施形態の駆動装置1では、駆動軸32が、傾いたり、或いは、保持部材2に対して位置ずれしたりするようなことが防止できる。
一方、図9に示すように移動体4に、第2方向と反対向きの第2隅角部2bから第4隅角部2dに向かう第1方向(W1方向)の力がかかった場合に、押圧片63(図示省略)が変形し、第2摺動面62aは、移動体本体部5と共に第1方向に移動する。その移動の際に、第2摺動面62aは、駆動軸32から離れるように移動し、第2摺動面62aから駆動軸32に力が伝達されることがない。
なお、移動体本体部5は、第1方向に移動し、第4支持柱20dに当接するとともに、回転規制部61aが第3支持柱20cの規制部受容溝29の内壁に当接し、第1方向への移動が止められる。
移動体4に、第2方向と直交する方向である、第1隅角部2aから第3隅角部2cに向かう方向の力がかかった場合に、第2摺動面62aおよび第1摺動面51から駆動軸32に力が伝達されることがない。この場合、移動体本体部5は、第1隅角部2aから第3隅角部2cに向かう方向に移動し、回転規制部61aは、第3支持柱20cの規制部受容溝29の内壁に当接し、この結果、同方向への移動が止められる。
逆に、移動体4に、第2方向と直交する方向である、第3隅角部2cから第1隅角部2aに向かう方向の力がかかった場合に、第1摺動面51から駆動軸32に力が伝達される。しかし、この実施形態では、駆動軸32が第1摺動面51と反対側から保持部材2の第1支持柱20aに受けられているため、第1摺動面51からの力は、駆動軸32から第1支持柱20aにかかる。これによって、駆動軸32が傾いたり、或いは、保持部材2に対して位置ずれしたりするようなことが防止できる。この場合、第1摺動面51が移動体本体部5の一部から構成されているため、駆動軸32を介して第1支持柱20aによって移動が止められる。
このように本実施形態では、第1および第2摺動面51、62aの少なくとも一方が移動体本体部5に対して移動可能に構成されている結果、例えば落下による衝撃力がかかった場合、前記移動制限部(本実施形態では第2支持柱20b)の有無にかかわらず、移動体本体部5の加速度を低下させ、駆動軸32に伝達される衝撃力を緩和できる。
図15は、図1に示す駆動装置において、他の態様の移動体を説明するための図である。図15Aは、他の実施形態の移動体を組み込んだ駆動装置のカバーを省略した平面図であり、図15Bは、図15Aの移動体が第4隅角部から第2隅角部に向かう方向の力を受けた際の平面図である。図15では、押圧片63の図示が省略されている。なお、上記実施形態では、移動体4は、第2摺動面62aのみが移動体本体部5に対して移動するように構成されたが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。例えば、図15に示すように、移動体104は、第1摺動面161と第2摺動面162との両方が移動体本体部105に対して移動するように構成されてもよい。
より詳しくは、この移動体104は、移動体本体部105と、移動体本体部105と別体の摺動部160と、摺動部160を支持した弾性部164とを備えている。
摺動部160は、先端側に、くの字状に凹まされるように形成された凹部を備え、その凹部に第1摺動面161と第2摺動面162とが形成されている。
摺動部160は、その側面に、移動体本体部105を摺動する本体摺動部160aを備える。
弾性部164は、板状の弾性を有するものから形成され、その基端側が移動体本体部105に連結され、その先端側が摺動部160に連結されて摺動部160を支持している。
そして、移動体104が上記第2方向(W2方向)の力を受けると、駆動軸32に当接した第1摺動面161および第2摺動面162は、駆動軸32から反力を受け、図15Bに示すように弾性部164が弾性変形して本体摺動部160bは、移動体本体部5の周方向に移動する。
したがって、この場合も、移動体104にかかる第2方向の力は、駆動軸32と第2支持柱20bと第3支持柱20cとで分散して受けることができ、駆動軸32は、弾性部164が弾性変形する力よりも大きい力を摺動部160から受けることがない。
よって、この場合も、駆動軸32が傾いたり、或いは、保持部材2に対して位置ずれしたりするようなことが防止できる。
図16は、図1に示す駆動装置において、さらに他の態様の移動体を説明するための図である。図16では、押圧片63の図示が省略されている。上記実施形態では、弾性部は、板状のものから形成されたが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。例えば、図16に示すように、弾性部は、コイルバネ264から構成されてもよい。
より詳しくは、移動体204は、移動体本体部205と、摺動片260と、摺動片260を付勢した弾性部としてのコイルバネ264とを備えている。
移動体本体部205は、合成樹脂から形成され、その外周に、金属製板体261aが固定的に付設されている。そして、その金属製板体261aの外面が第1摺動面261を成している。
移動体本体部205は、摺動片260およびコイルバネ264を収納した収納凹部252を備えている。収納凹部252は、開口部252aと、開口部252aに形成された摺動片受け部252bとを備える。
摺動片260は、軸部260aと、軸部260aの先端側に形成された頭部260bとを備える。頭部260bは、軸部260aよりも径大に形成され、その先端面に第2摺動面262を備え、その基端面にコイルバネ当接部260cを備える。そして、摺動片260は、収納凹部252に移動可能に収納されている。
コイルバネ264は、収納凹部252内において、その一方端が収納凹部252の奥端面252cに当接し、その他方端が摺動片260における頭部260bのコイルバネ当接部260cに当接している。
これによって、摺動片260は、コイルバネ264の付勢力によって保持部材2の第4隅角部2dから第2隅角部2bに向かう第2方向(W2方向)に付勢され、頭部260bの先端面は、収納凹部252の摺動片受け部252bに押し当てられた状態になっている。
したがって、摺動片260の第2摺動面262は、コイルバネ264の付勢力で付勢された状態に維持される。
そして、移動体204が上記第2方向の力を受け、駆動軸32に当接した第2摺動面162が駆動軸32からコイルバネ264の付勢力よりも大きい反力がかかると、コイルバネ264が縮む。
したがって、この場合も、移動体204にかかる第2方向の力は、駆動軸32と第2支持柱20bと第3支持柱20cとで分散して受けることができ、駆動軸32は、コイルバネ264の付勢力よりも大きい力を第2摺動面162から受けることがない。
よって、この場合も、駆動軸32が傾いたり、或いは、保持部材2に対して位置ずれしたりするようなことが防止できる。
なお、上記実施形態では、移動体本体部5は、第1または第2方向への移動の際に、回転規制部61aが第3支持柱20cの規制部受容溝29の内壁に当接するが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。例えば、移動体本体部5は、回転規制部61aを有しないものとし、移動体本体部5の第2方向への移動の際に、第2支持柱20bで受け、また、第1方向への移動の際に、第4支持柱20dで受けるように構成されてもよい。
上記実施形態では、移動制限部は、装置本体の保持部材2に設けられているが、この形態のものに限らず、例えば、移動制限部は、装置本体2のカバー8に設けられてもよく、適宜に変更できる。また、圧電素子31は、錘33を介して保持部材2に固定されているが、圧電素子31の側面が保持部材2に固定されていてもよい。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる駆動装置は、電気エネルギーを、伸縮する機械エネルギーに変換する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子における伸縮方向の一方端側に固定され、前記機械エネルギーが伝達される駆動軸と、前記駆動軸に所定の摩擦力で係合され、前記駆動軸の軸方向に沿って摺動可能な移動体と、前記電気機械変換素子を直接または間接的に保持した装置本体と、を備える。前記移動体は、被駆動体が取り付けられる移動体本体部と、前記駆動軸を摺動する第1および第2摺動面と、前記第1摺動面および前記第2摺動面に前記駆動軸を押し付ける押圧部材とを備え、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記移動体本体部に対して移動可能に構成される。
このような駆動装置では、第1および第2摺動面の少なくとも一方が移動体本体部に対して移動可能に構成されているため、外力により移動体本体部が移動しても第1および第2摺動面の少なくとも一方は、移動体本体部と共に移動しないものにできる。これによって、例えば、この駆動装置が装備された携帯電話機に落下による衝撃力がかかりそれに伴って駆動軸と摩擦係合した移動体に外力がかかった場合でも、第1および第2摺動面の少なくとも一方に対して移動体本体部が移動し、移動体本体部の加速度を低下させ、駆動軸に伝わる衝撃力を緩和できる。
他の一態様では、上述の駆動装置において、前記移動体本体部は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方との相対移動に伴って、前記駆動軸の径方向に移動可能とされ、前記装置本体は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と前記移動体本体部との相対移動に伴って生じる前記装置本体に対する前記移動体本体部の移動を制限する移動制限部を備える。好ましくは、前記移動制限部は、前記装置本体における前記移動体本体部の径方向外側に、前記径方向への移動体本体部の移動に際して移動体本体部を当て止め可能に配設された支持柱を備える。
このような駆動装置では、移動体本体部は、前記移動制限部によって駆動軸の径方向への移動を制限できる。したがって、例えばこの駆動装置が装備された携帯電話機が地面に落とされて携帯電話機にかかる衝撃力が移動体本体部の駆動軸の径方向にかかる場合に、上記衝撃力が移動制限部へ分散するので、駆動軸および電気機械変換素子に加わる力を軽減でき、その移動体本体部にかかる力が駆動軸に伝達されることを抑えることができる。
他の一態様では、これら上述の駆動装置において、前記移動体は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と、前記移動体本体部とを連結した連結部材を、さらに備え、前記連結部材は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と前記移動体本体部との間に弾性部を備える。
このような駆動装置では、第1および第2摺動面の少なくとも一方に外力がかかると弾性部がその外力を蓄積し、その外力が除去されると、弾性部によって元の状態に復元できる。したがって、第1および第2摺動面の少なくとも一方と移動体本体部とを容易に移動可能に形成できるとともに、全体が大型化することを抑えることができる。
他の一態様では、上述の駆動装置において、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記弾性部によって付勢力がかけられた付勢状態とされ、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方に前記付勢力よりも大きい力を受けると前記移動体本体部に対して移動し得るように構成されている。好ましくは、前記連結部材は、弾性を有する板状片から構成され、その先端側を前記移動体本体部の外周に径方向外側から所定の付勢力で押し付けるように、その基端側が前記移動体本体部に連結され、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記連結部材の先端側に保持されている。
このような駆動装置では、第1および第2摺動面の少なくとも一方は、弾性部によってかけられた付勢力以上の力を受けないかぎり移動体本体部に対して移動することがないものにできる。これによって、第1および第2摺動面は、駆動軸を常時一定の姿勢を保持して安定した状態で摺動できる。
他の一態様では、これら上述の駆動装置において、前記移動体本体部は、金属製筒状のものからなり、前記第1摺動面は、前記移動体本体部の外周面の一部に形成され、前記第2摺動面は、前記連結部材の一方端に配設され、前記連結部材の他方端は、前記移動体本体部に溶接によって連結されている。
このような駆動装置では、第1摺動面を移動体本体部と別途に形成せずに済み、容易に製造できる。移動体本体部は、金属製の筒状のものからなるため、樹脂製のものに較べて強度が大きく、径方向の厚さを樹脂製のものに比して薄くできる。これにより、例えば内周側に大口径のレンズ群を保持する場合も、外径を抑えることができ、一方、内周側に小口径のレンズ群を保持する場合は、外径を小さくできる。したがって、移動体本体部、ひいては駆動装置全体を小型化できる。また、移動体本体部を薄肉化して軽量化でき、例えば落下による衝撃力を受けた場合の負荷を軽減できる。
また、連結部材の他方端を移動体本体部に溶接によって連結することにより、第2摺動面を形成でき、第2摺動面を製作容易なものにできる。
他の一態様では、これら上述の駆動装置において、前記装置本体は、前記電気機械変換素子を保持した保持部材と、前記保持部材を被覆するカバーとを備え、前記保持部材は、前記駆動軸の軸方向の一方側から見て略矩形状を呈しており、前記駆動軸は、前記保持部材における第1隅角部に配置され、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記保持部材における前記第1隅角部に隣接した第2隅角部から、前記第2隅角部の対角となる第4隅角部に向かう第1方向の力を受けた場合にその力を前記駆動軸にかけることがない一方、前記第4隅角部から前記第2隅角部に向かう第2方向の力を受けた場合にその力の一部を前記駆動軸にかけるとともに、前記移動体本体部に対して移動するように配置され、前記移動制限部は、前記保持部材における前記第2隅角部に配置されている。
このような駆動装置では、例えば携帯電話機が受けた衝撃力によって移動体本体部に第1方向の力がかかった場合には、第1および第2摺動面の少なくとも一方から駆動軸に第1方向の力がほとんどかかることがない。その一方、第1方向と反対方向の第2方向の力が第1および第2摺動面の少なくとも一方にかかった場合に、第1および第2摺動面の少なくとも一方は、移動体本体部に対して移動することができる。これによって、第1および第2摺動面の少なくとも一方から駆動軸にかかる第2方向の力が軽減される。また、移動体本体部は、第2方向の力によって保持部材に対して移動するが、保持部材における第2隅角部に移動制限部が配置されているため、移動体本体部を当て止めでき、移動体本体部の移動を制限できる。
したがって、移動制限部は、保持部材における第2隅角部にのみ配置されればよく、これにより、携帯電話機が受けた衝撃力によって駆動軸にかかる力を軽減できる。
また、他の一態様にかかる撮像装置は、これら上述の駆動装置のいずれかの駆動装置と、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、1または複数の光学素子を備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、前記撮像光学系における前記1または複数の光学素子のうちの光軸方向に沿って移動する光学素子は、前記駆動装置の前記移動体に取り付けられている。
このような撮像装置は、これら上述の駆動装置のいずれかの駆動装置を備えるので、外力により移動体本体部が移動しても第1および第2摺動面の少なくとも一方は、移動体本体部と共に移動しないものにできる。これによって、例えば、この駆動装置が装備された携帯電話機に落下による衝撃力がかかりそれに伴って駆動軸と摩擦係合した移動体に外力がかかった場合でも、第1および第2摺動面の少なくとも一方に対して移動体本体部が移動し、移動体本体部の加速度を低下させ、駆動軸に伝わる衝撃力を緩和できる。
この出願は、2012年10月19日に出願された日本国特許出願特願2012−231654を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、例えば携帯電話等に搭載可能な撮像装置に好適に用いられる駆動装置およびこれを用いた撮像装置を提供することができる。

Claims (7)

  1. 電気エネルギーを、伸縮する機械エネルギーに変換する電気機械変換素子と、
    前記電気機械変換素子における伸縮方向の一方端側に固定され、前記機械エネルギーが伝達される駆動軸と、
    前記駆動軸に所定の摩擦力で係合され、前記駆動軸の軸方向に沿って摺動可能な移動体と、
    前記電気機械変換素子を直接または間接的に保持した装置本体と、を備え、
    前記移動体は、被駆動体が取り付けられる移動体本体部と、前記駆動軸を摺動する第1および第2摺動面と、前記第1摺動面および前記第2摺動面に前記駆動軸を押し付ける押圧部材とを備え、
    前記押圧部材は、前記駆動軸を押圧する押圧部を備え、
    前記第1及び第2摺動面は、前記駆動軸における前記押圧部の押圧位置と周方向に距離を隔てた位置に当接し、
    前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記移動体本体部に対して移動可能に構成される、
    駆動装置。
  2. 前記移動体本体部は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方との相対移動に伴って、前記駆動軸の径方向に移動可能とされ、
    前記装置本体は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と前記移動体本体部との相対移動に伴って生じる前記装置本体に対する前記移動体本体部の移動を制限する移動制限部を備える、
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記移動体は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と、前記移動体本体部とを連結した連結部材を、さらに備え、
    前記連結部材は、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方と前記移動体本体部との間に弾性部を備える、
    請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記弾性部によって付勢力がかけられた付勢状態とされ、前記第1および第2摺動面の少なくとも一方に前記付勢力よりも大きい力を受けると前記移動体本体部に対して移動し得るように構成されている、
    請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記移動体本体部は、金属製筒状のものからなり、
    前記第1摺動面は、前記移動体本体部の外周面の一部に形成され、
    前記第2摺動面は、前記連結部材の一方端に配設され、
    前記連結部材の他方端は、前記移動体本体部に溶接によって連結されている、
    請求項3または請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記装置本体は、前記電気機械変換素子を保持した保持部材と、前記保持部材を被覆するカバーとを備え、
    前記保持部材は、前記駆動軸の軸方向の一方側から見て略矩形状を呈しており、
    前記駆動軸は、前記保持部材における第1隅角部に配置され、
    前記第1および第2摺動面の少なくとも一方は、前記保持部材における前記第1隅角部に隣接した第2隅角部から、前記第2隅角部の対角となる第4隅角部に向かう第1方向の力を受けた場合に前記第1方向の力を前記駆動軸にかけることがない一方、前記第4隅角部から前記第2隅角部に向かう第2方向の力を受けた場合に前記第2方向の力の一部を前記駆動軸にかけるとともに、前記移動体本体部に対して移動するように配置され、
    前記移動制限部は、前記保持部材における前記第2隅角部に配置されている、
    請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の駆動装置と、
    光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
    1または複数の光学素子を備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、
    前記撮像光学系における前記1または複数の光学素子のうちの光軸方向に沿って移動する光学素子は、前記駆動装置の前記移動体本体部に取り付けられている、
    撮像装置。
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