JP5565540B1 - アクチュエータユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

本発明のアクチュエータユニットおよび撮像装置は、電気機械変換素子の機械エネルギーが伝達される駆動摩擦部材に所定の摩擦力で係合する移動体を有するアクチュエータと、前記アクチュエータが固定されるユニット本体とを備え、前記ユニット本体は、前記駆動摩擦部材と接触するように配置される、または、前記駆動摩擦部材と前記アクチュエータの傾き変位を規制する所定の間隔を隔てて配置される、支柱部を有する。

Description

本発明は、例えば携帯電話の撮像装置等に好適に用いられ、撮像レンズ等の被駆動体を駆動するアクチュエータユニットおよびこれを用いた撮像装置に関する。
従来、特許文献1に、撮像レンズを駆動するアクチュエータユニットが開示されている。
このアクチュエータユニット200は、図12に示すように、アクチュエータ201と、筐体202とを備え、当該ユニットの背面側(図12における紙面右側)に配置される撮像素子203に対して被駆動体(撮像レンズ)204を光軸Oに沿って移動させる。
アクチュエータ201は、アクチュエータ本体205と移動体230とを備え、このアクチュエータ本体205は、駆動摩擦部材(駆動軸)210と電気機械変換素子(圧電素子)211とを備える。駆動摩擦部材210は、光軸方向(図12における紙面左右方向)に延びる円柱状の軸部材である。電気機械変換素子211は、所定の波形の電力が供給されることにより、光軸方向に伸縮を繰り返す(すなわち、光軸方向に振動する)。この電気機械変換素子211の光軸方向の一端(図12における左端)213に、その中心軸と光軸方向とが一致するように駆動摩擦部材210が接続されている。
筐体202は、アクチュエータ本体205を収納する内部空間を有する。この筐体202は、電気機械変換素子211が伸縮した場合にその他端(駆動摩擦部材210と接続される一方端部と反対側の端部:図12における紙面右端部)214における筐体202内での位置が変わらないように電気機械変換素子211をその内部で保持する。また、筐体202は、アクチュエータ本体205の先端部(駆動摩擦部材210の先端部)215を光軸方向に往復動可能に支持している。より詳しくは、筐体202の前壁220に設けられた穴221に駆動摩擦部材210の先端215が光軸方向に往復動できるように挿入されている。これにより、駆動摩擦部材210の先端215側に対して径方向(光軸方向と直交する方向)に力が加わっても、穴221を規定する内周面によって駆動摩擦部材210が支持される。
移動体230は、被駆動部材(撮像レンズ)204を保持する移動体本体231と、移動体本体231から光軸方向と直交する方向に延びる係合部232と、を有する。この移動体230は、係合部232が筐体202に設けられた開口222からその内部に差し込まれ、筐体202に対して光軸方向に相対移動する。係合部232は、アクチュエータ本体205の一部(駆動摩擦部材210)を所定の力で挟み込む。これにより、移動体230は、駆動摩擦部材210と所定の摩擦力によって係合する(すなわち、移動体230とアクチュエータ本体205とが摩擦係合する)。
このようなアクチュエータユニット200では、所定の波形の電力が供給されることで電気機械変換素子211が光軸方向に振動する(伸縮を繰り返す)と、この電気機械変換素子211に接続された駆動摩擦部材210が光軸方向に振動(往復動)する。この場合において、移動体230の係合部232が駆動摩擦部材210と所定の摩擦力で係合していることによって移動体230が光軸方向に移動する。これにより、移動体230に保持された被駆動部材(撮像レンズ)204が光軸方向に移動する。
近年、移動体の移動方向におけるアクチュエータユニットの長さ寸法の小型化、すなわち、アクチュエータユニット低背化(短小化)が求められている。
そこで、上記アクチュエータユニット200において、筐体202における駆動摩擦部材210の先端部215を支持する構成をなくし、この駆動摩擦部材210の前記支持されていた部位の長さ分だけアクチュエータ201の長さ寸法を短くし、これにより、アクチュエータユニット200の低背化(短小化)を図ることが考えられる。しかしながら、この場合、アクチュエータユニット200に対し、移動体230から駆動摩擦部材210に向かう方向の衝撃が外部から加わると、移動体230と、この移動体230に保持された被駆動部材205との両方の重さに基づく大きな衝撃加速度(荷重)が駆動摩擦部材210に加わるため、アクチュエータ201が損傷し易くなる。
特開2007―274777号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、耐衝撃性を維持しつつ低背化を図ることが可能なアクチュエータユニットおよびこれを用いた撮像装置を提供することである。
本発明にかかるアクチュエータユニットおよび撮像装置は、電気機械変換素子の機械エネルギーが伝達される駆動摩擦部材に所定の摩擦力で係合する移動体を有するアクチュエータと、前記アクチュエータが固定されるユニット本体とを備え、前記ユニット本体は、前記駆動摩擦部材と接触するように配置される、または、前記駆動摩擦部材と前記アクチュエータの傾き変位を規制する所定の間隔を隔てて配置される、支柱部を有する。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴および利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
本実施形態に係るアクチュエータユニットの斜視図である。 前記アクチュエータユニットの分解斜視図である。 前記アクチュエータユニットのユニット本体の斜視図である。 アクチュエータ本体を配置した状態の前記ユニット本体の平面図である。 アクチュエータを配置した状態の前記ユニット本体の平面図である。 前記アクチュエータ本体と移動体本体とを配置した状態のユニット本体における第1の角隅部の拡大斜視図である。 前記アクチュエータ本体の拡大斜視図である。 移動体の斜視図である。 前記移動体の分解斜視図である。 レンズバレルが保持された状態の前記アクチュエータユニットを説明するための模式図である。 第1の支柱部と駆動軸との接着位置を説明するための図である。 従来のアクチュエータユニットの断面図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。図1は、本実施形態にかかるアクチュエータユニットの斜視図であり、図2は、前記アクチュエータユニットの分解斜視図である。図3は、前記アクチュエータのユニット本体の斜視図であり、図4は、アクチュエータ本体を配置した状態のユニット本体の平面図であり、図5は、アクチュエータを配置した状態のユニット本体の平面図である。図6は、このユニット本体における第1の角隅部の拡大斜視図であり、そして、図7は、アクチュエータ本体の拡大斜視図である。
なお、以下の説明において、図1、図2、図6〜図10におけるX方向を上側とし、Y方向を下側として説明する。本実施形態のアクチュエータユニットは、撮像装置に用いられており、この場合、上側は、物体側であり、下側は、像側になる。
本実施形態にかかるアクチュエータユニットは、例えば携帯電話などに搭載可能なカメラモジュール(撮像装置)に用いられ、撮像素子に対して、例えば合焦や変倍等のために用いられる撮像レンズ(被駆動部材)を移動させる(駆動する)ものである。図1および図2に示すように、このアクチュエータユニット1は、ユニット本体2と、アクチュエータ3と、カバー8とを備える。このアクチュエータユニット1では、ユニット本体2とカバー8とによって筐体10が形成されている。すなわち、ユニット本体2にカバー8を被せて係止することにより、筐体10が構築される。
ユニット本体2は、アクチュエータ3を保持して支持するベース部材であり、例えば、基部20と、複数(本実施形態の例では4つ)の支柱部(第1〜第4の支柱部120a、120b、120c、120d)とを有する。このユニット本体2は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の樹脂材料によって形成されている。本実施形態のユニット本体2は、電極端子(第1電極端子22および第2電極端子23)をインサートした形で射出成形によって形成されている。
基部20は、図3〜図5に示すように、平面視において矩形状の輪郭を有すると共に、中心部に上下方向に貫通する円形状の貫通孔21を有する。この貫通孔21は、光路となり、以下の説明では、貫通孔21の中心を上下に貫通する軸が中心軸(光軸)Cとされる。
この基部20は、4つの角隅部(第1〜第4の角隅部20a、20b、20c、20d)を有する。本実施形態では、特定の角隅部(図3における左下の角隅部)を第1の角隅部(第1角隅部)20aとし、図3において反時計回りに第2の角隅部20b、第3の角隅部(第2角隅部)20c、第4の角隅部20dとする。
基部20の第1〜第4の角隅部20a、20b、20c、20dには、第1〜第4の支柱部120a、120b、120c、120dが設けられている。具体的には、第1の角隅部20aから上方に向かって第1の支柱部120aが延び、第2の角隅部20bから上方に向かって第2の支柱部120bが延び、第3の角隅部20cから上方に向かって第3の支柱部120cが延び、第4の角隅部20dから上方に向かって第4の支柱部120dが延びている。第1の支柱部120a、第3の支柱部120cおよび第4の支柱部120dの各上端には、カバー8の天壁81の内側面(裏面)と当接する載置台120eが突設されている。第2の支柱部120bは、上端面全体がカバー8の天壁81の内側面と当接するように構成されている。これら各支柱部120a、120b、120c、120dと、カバー8の対応する各角部内側面とがそれぞれ接することにより、ユニット本体2とカバー8とで構成される筐体における剛性(強度)が向上する。
第1の支柱部120aは、アクチュエータ3と接している。この第1の支柱部120aは、その表面に外側面121aと内側面(対向面)122aとを含む。平面視において、外側面121aは、基部20の第1の角隅部20aの外側面と面一であり、内側面122aは、アクチュエータ本体30(詳しくは駆動軸33)の外周面に沿って同方向で湾曲し、当該アクチュエータ本体30(詳しくは駆動軸33)と接触する。
外側面121aは、図6に示すように、上下に延びる浅溝123aを有する。この浅溝123aは、第1の支柱部120aの外側面121aと、この外側面121aに対向する周壁83(側壁83a)との間に製造誤差等によって隙間が生じた場合に、接着剤が塗布されて前記隙間を埋めるときに用いられる。
内側面122aは、アクチュエータ本体30(駆動軸33)と複数個所(本実施形態の例では2ヶ所)で接する。すなわち、本実施形態の内側面122aは、第1の柱側摺動面125aと、第2の柱側摺動面126aとを含む。このように、周方向に間隔を空けて複数箇所で内側面122aが駆動軸33の外周面と軸方向に沿って線状に接触することによって、往復動(振動)したときの駆動軸33と内側面122aとの間の摩擦を抑えつつ、駆動軸33に加わった力やアクチュエータ3(アクチュエータ本体30)に生じた応力の一部を効果的に受け止めることができる。すなわち、駆動軸33と対向する内側面122a全体が駆動軸33と接触する場合に比べ、周方向に間隔を空けて複数箇所で内側面122aと駆動軸33とが接触する場合の方が、駆動軸33が往復動(振動)したときの摩擦が抑えられる。また、周方向に間隔を空けて複数箇所で内側面122aと駆動軸33の外周面とが接触することで、前記周方向の色々な方向から駆動軸33に加わる力に対する耐衝撃性等が向上する。
なお、本実施形態では、内側面122aの曲率と駆動軸33の外周面の曲率とを異ならせることによって、周方向に間隔を空けて2箇所で内側面122aが駆動軸33の外周面と接触しているが、この構成に限定されない。アクチュエータユニットは、例えば、内側面122aに中心軸C方向に延びる突条を前記周方向に間隔を空けて複数設け、各突条の突出方向先端部が駆動軸33の外周面に接する構成等であってもよい。
第1の柱側摺動面125aは、駆動軸33を挟んで(駆動軸33を介して)移動体4の第1の移動体側摺動面55と略対向する位置に設けられている。また、第2の柱側摺動面126aは、駆動軸33を挟んで(駆動軸33を介して)移動体4の第2の移動体側摺動面62aと略対向する位置に設けられている。このように、各柱側摺動面125a、126aが、移動体4と駆動軸33との接触部位と駆動軸33を挟んで略対向する位置に設けられることにより、駆動軸33が前記接触部位を通じて移動体4から力が加わったときに、駆動軸33の略反対側の柱側摺動面125a、126aが前記加わった力を効果的に受け止めることができるため耐衝撃性が向上する。
本実施形態の第1の柱側摺動面125aは、例えば、基部20における第1の支柱部120aと第4の支柱部120dとが設けられた側の側面(図4における紙面左側の側面)に沿った面である。また、第2の柱側摺動面126aは、例えば、基部20における第1の支柱部120aと第2の支柱部120bとが設けられた側の側面(図4における下側の側面)に沿った面である。このため、本実施形態のアクチュエータユニット1では、第2の支柱部120bから第1の支柱部120aに向かう方向の荷重や第4の支柱部120dから第1の支柱部120aに向かう方向の荷重が駆動軸33に加わっても、この荷重を第1の支柱部120aの第1の柱側摺動面125aや第2の柱側摺動面126aによって効果的に受け止めることができる。
また、第1の支柱部120aは、ガイドスプリング6(詳しくは、押圧片63)との干渉を避けるために、第2の角隅部20b側の上部が切欠かれている(図6参照)。このため、第1の柱側摺動面125aは、駆動軸33と高さ方向において駆動軸33の上端付近まで接触しているのに対し、第2の柱側摺動面126aは駆動軸33の下部のみと接触している。
第2の支柱部120bは、基部20の第2の角隅部20bの外側面よりも内側に設けられている。具体的には、第2の支柱120bは、移動体4の移動体本体5とガイドスプリング6との間に設けられている。
第3の支柱部120cは、移動体4の一部(具体的には、回転規制部61a)が上下動可能に嵌め込まれる規制部用溝29が形成されている。この規制部用溝29は、第3の支柱部120cの内側面(中心軸C側面)122cに設けられ、上下方向に延びている。また、第3の支柱部120cの外側面121cは、平面視において、基部20の第3の角隅部20cの外側面と面一となっている。
第4の支柱部120dは、平面視において、外側面121dが基部20の第4の角隅部20dの外側面と面一となり、内側面122dが移動体4に沿って湾曲するように構成されている。
基部20の側面は、基部20(ユニット本体2)にカバー8を係止するための係止用突起20fを有する。本実施形態の係止用突起20fは、基部20における一対の対向する側面にそれぞれ設けられている。
基部20は、第1の角隅部20aにおける第1の支柱部120aの内側(中心軸C側)に、アクチュエータ3(アクチュエータ本体30)を保持するアクチュエータ保持部25を備える。このアクチュエータ保持部25は、基部20の上面20eから所定の深さとなるように円柱状に窪んでいる。
また、基部20は、第1の角隅部20aに、上述の第1電極端子22と第2電極端子23とを有する。これら第1電極端子22および第2電極端子23は、それぞれ、その中間部が基部20(ユニット本体2)に埋設されている。そして、第1電極端子22および第2電極端子23の先端22a、23aが上面20eのアクチュエータ保持部25を挟んでその両側から各側面を互いに向かい合わせて突出(露出)し、基端側が基部20の外側面から突出(露出)して外部接続端子22b、23bを構成している。これら外部接続端子22b、23bは、当該アクチュエータユニット1が例えば携帯電話(図示省略)に搭載されたときに、この携帯電話の回路基板やコネクタ等と接続される。本実施形態の外部接続端子22b、23bは、各外部接続端子22b、22bの下面同士が同一平面上に位置するように、段部を介して折り曲げ成形されている。
アクチュエータ3は、アクチュエータ本体30と、移動体4とを備える。このアクチュエータ本体30は、図7に示すように、下方から順に、錘31と、中心軸C方向に伸縮(振動)可能な圧電素子(電気機械変換素子)32と、圧電素子32の伸縮(振動)によって中心軸C方向に往復動(振動)する駆動軸(駆動摩擦部材)33と、を備える。このアクチュエータ本体30は、その一部(駆動軸33)が移動体4と第1の支柱部120aとに接触するようにユニット本体2に固定される(図5の101、102と図4の103、104とを参照)。
錘31は、圧電素子32の一端側(本実施形態では下端側)の慣性質量を大きくすることによって、圧電素子32の伸縮による変位を他端側(本実施形態では上端側)に優位に、好ましくは他端側にのみに、発生させる。本実施形態の錘31は、例えば、タングステン、タングステン合金等の比重の高い材料によって形成されている。この錘31は、圧電素子32の外周から全周に亘って径方向外側に突出する円板形状または円柱形状を有している。なお、錘31は、圧電素子32の他端(下端)が錘31の機能と同様の機能を発揮するもの(例えば、ユニット本体2(基部20)等)に取り付けられる場合には、省略されてもよい。
圧電素子32は、電気機械変換素子の一例であり、所定の波形の電力が供給されることによって、中心軸C方向に伸縮を繰り返す(振動する)。本実施形態の圧電素子32は、圧電材料を薄く伸ばした矩形状の層が層間に内部電極を挟むようにして中心軸C方向に積層された四角柱状の積層型圧電素子によって構成されている。圧電材料は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(いわゆるPZT)、水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸タンタル酸カリウム(K(Ta,Nb)O)、チタン酸バリウム(BaTiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)およびチタン酸ストロンチウム(SrTiO)等の無機圧電材料である。
複数の内部電極は、これら複数の内部電極のうちの複数の陽極層が積層型圧電素子における外周側面の一方側に、そして、これら複数の陰極層が積層型圧電素子における外周側面の他方側に、達するまでそれぞれ延設されることによって、それら各層の先端が互いに対向する一対の外周側面で外部に臨むように、それぞれ構成される。一対の外部電極32a、32aは、前記電気エネルギーを積層体に供給するものであり、積層型圧電素子における前記一対の外周側面上に積層方向に沿って例えば銀等のスパッタ法によって形成され、各圧電層間の前記複数の内部電極を並列に接続するように、前記複数の内部電極と順次交互に接続される。
この圧電素子32の下端面が錘31の上端面とエポキシ接着剤等の接着剤によって接着されている。本実施形態のエポキシ接着剤では、錘31との短絡防止および接着層厚の安定化のために、直径5um程度の樹脂性のビーズが混入されている。
駆動軸33は、中心軸C方向に延びる円柱状の部材である。この駆動軸33は、その外周面の一部が移動体4と第1の支柱部120aとに接触するよう配置される(図5の101、102と図4の103、104とを参照)。すなわち、駆動軸33の外周面は、移動体4との接触面(接触部位)と第1の支柱部120aとの接触面(接触部位)とを含む。本実施形態の駆動軸33は、例えば、中心軸C方向にカーボン繊維が配列するように円柱状に成形された炭素繊維強化プラスチック(CFRP、carbon−fiber−reinforced plastic)によって構成されている。このようにカーボン繊維が配列することにより、駆動軸33が移動体4や第1の支柱部120aと摺接状態で中心軸C方向に往復動(振動)したときに、滑らかに摺動すると共に駆動軸33表面(摺接部位)におけるカーボン繊維の毛羽立ち等を抑えることができる。
この駆動軸33は、圧電素子32の外周から全周に亘って径方向外側に突出するように形成されている。すなわち、中心軸C方向視において、駆動軸33の輪郭で囲まれた領域の内部に圧電素子32の輪郭が含まれた状態となっている。
駆動軸33の下端面が圧電素子32の上端面と接着剤によって接着されている。この接着剤は、錘31と圧電素子32とを接着した接着剤と同じである。
この駆動軸33と圧電素子32とを接着した場合にこれら駆動軸33と圧電素子32と接合面からはみ出た接着剤によって形成されるフィレット35(図7参照)は、駆動軸33が圧電素子32の外周から全周に亘って径方向外側に突出する形状を有しているため、圧電素子32側に形成される。すなわち、フィレット35は、駆動軸33の外周面には形成されない。これにより、駆動軸33の外周面の中心軸C方向全域を移動体4との摺動に使うことが可能となり、短い駆動軸33によって大きなストローク(移動体4の中心軸C方向の移動範囲)を実現できる。
以上のように構成されるアクチュエータ本体30は、ユニット本体2(基部20)のアクチュエータ保持部25に錘31側から嵌挿される。そして、アクチュエータ保持部25の底面と錘31とが接着剤によって接着され、これにより、アクチュエータ本体30がユニット本体2に固定される。このとき、アクチュエータ本体30の駆動軸33の中心軸と、ユニット本体2の中心軸Cとが平行になっている。
アクチュエータ本体30は、第1電極連結バネ26aと第2電極連結バネ26bとによって、第1電極端子22および第2電極端子23に通電可能に接続されている。より具体的には、圧電素子32の一方の外部電極32aと第1電極端子22の先端22aとが第1電極連結バネ26aを介して通電可能に接続され、圧電素子32の他方の外部電極32aと第2電極端子23の先端23aとが第2電極連結バネ26bを介して通電可能に接続されている。これら第1電極連結バネ26aと第2電極連結バネ26bとは、金や白金などでメッキが施されたねじりコイルバネである。
次に、移動体4について、図8〜図10も参照しつつ説明する。図8は、移動体の斜視図であり、図9は、移動体の分解斜視図である。図10は、レンズバレルが保持された状態のアクチュエータユニットを説明するための模式図である。
移動体4は、レンズバレル(被駆動部材)7(図10参照)を保持可能で且つユニット本体2に対して中心軸C方向に相対移動可能である。より具体的に、移動体4は、金属製の円筒状の移動体本体(保持部)5と、ガイドスプリング6とを備える。
移動体本体5は、内周側にレンズ保持部54を備え、このレンズ保持部54によってレンズバレル7を保持する。このレンズバレル7は、当該アクチュエータユニット1の被駆動部材であり、1または複数のレンズ(撮像レンズ)群71を保持する。
移動体本体5は、筒状部51と、第1フランジ52と、第2フランジ53と、を備える。本実施形態の移動体本体5は、例えば、0.05mm〜0.3mmの厚さのステンレス材によって形成されている。ステンレス材は、金属材料の中でも、安価で成形性がよく、また耐久性もよく、駆動性能も良好な材料である。この移動体本体5は、例えば、絞り加工によって形成されている。
このように、筒状の移動体本体5が金属製であるため強度や摩耗に対する耐久性が高く、これにより、筒状の移動体本体5の薄肉化を図って当該移動体本体5に保持される(詳しくは、レンズバレル7を介して保持される)レンズ群71の大口径化を図ることが可能となる。さらに、駆動軸33がレンズ群71を保持する移動体本体5を直接駆動するため、アクチュエータ3と摩擦係合する部位を、レンズ群71を保持する部位と別に設ける構成に比べ、レンズ群71の大口径化を図ることができる。
筒状部51では、外周面の一部が駆動軸33と摺接する第1の移動体側摺動面55を構成する。すなわち、筒状部51(移動体本体5)は、その外周面に第1の移動体側摺動面55を含んでいる。本実施形態の第1の移動体側摺動面55は、移動体本体5の成形加工に際し、移動体本体5の一部を(より詳しくは、周方向に所定の幅で且つ中心軸C方向の全体に亘って)平板状にすることによって形成される平面である。
第1フランジ52は、筒状部51の下端から径方向内側に突出している。この第1フランジ52の上面は、レンズバレル載置部52aを構成する。このレンズバレル載置部52aは、レンズ保持部54にレンズバレル7を保持させる際にレンズバレル7が載置される(図10参照)。これにより、移動体本体5の中心軸とレンズバレル7のレンズ群71の光軸とが互いに傾くことなく揃うようになっている。また、第2フランジ53は、筒状部51の上端から径方向外側に突出している。これら第1フランジ52および第2フランジ53によって移動体本体5の強度が確保される。
ガイドスプリング6は、円弧部61と、円弧部61の一端側に形成されたガイド部62と、円弧部61の他端側に形成された押圧片63とを備える。本実施形態のガイドスプリング6は、例えば、0.1mm〜0.3mmの厚さのステンレス材によって形成されている。
円弧部61は、ガイド部62から周方向に略180°隔てた位置に、回転規制部61aを備える。この回転規制部61aは、駆動軸33を回転中心にした移動体4の回転を規制するための部位である。この回転規制部61aは、規制枠部61bと、規制枠部61bに形成された半球状の突起61cとを備える。
規制枠部61bは、円弧部61の一部を径方向外側に矩形状に突出させることにより形成されている。また、突起61cは、規制枠部61bの両外側面のそれぞれから外側に向かって突出するように形成されている。これら突起61c同士の外幅W1(図5参照)は、規制枠部61bが第3の支柱部120cに設けられた規制部用溝29内に嵌るように、規制部用溝29の内幅W2(図5参照)よりも若干狭く設定されている。
ガイド部62は、円弧部61の一端から径方向外側に延びている。ガイド部62の一方面(第2摺動面)62aは、ガイドスプリング6が移動体本体5に取り付けられた状態で移動体本体5の第1の移動体側摺動面55に対して略90°となっている。
押圧片63は、円弧部61の他端から直線状に延設されている。この押圧片63は、アクチュエータユニット1に組み込まれた状態で第2の支柱部120bから第1の支柱部120aに向かって直線状に延びている。押圧片63は、その先端部に、駆動軸33を押圧する押圧部63aを備える。
以上のように構成されるガイドスプリング6と移動体本体5とは、溶接によって連結されている。より具体的には、移動体本体5の第1の移動体側摺動面55とガイドスプリング6の第2の移動体側摺動面62aとが隣接するように、ガイドスプリング6が移動体本体5の外周に沿って配設される。この状態で、複数個所が溶接(例えば、抵抗溶接(スポット溶接)、レーザ溶接等)されることにより、ガイドスプリング6と移動体本体5とが連結される。
このようにして移動体本体5とガイドスプリング6とを金属によって構成し、溶接によって結合することにより、互いを強固に固定することができると共に、接着などと異なって瞬時に固定できるために製造上のタクトタイムを大幅に短縮することができる。
そして、移動体本体5とガイドスプリング6とが連結された移動体4は、回転規制部61aをユニット本体2(第3の支柱部120c)の規制部用溝29内に嵌め込むと共に、第1の移動体側摺動面55と第2の移動体側摺動面62aと押圧部63aとによって駆動軸33を囲むように配置される。この状態で、押圧片63は、ユニット本体2の第2の支柱部120bの外側を通って第1の角隅部20aの第1の支柱部120aまで延びた状態になっている。このとき、押圧片63の押圧部63aは、初期位置(第1の移動体側摺動面55と第2の移動体側摺動面62aと押圧部63aとによって駆動軸33を囲んでいない状態での位置)に対して移動体本体5の外周面から離れる方向に弾性変形しているため、その弾性復帰力(弾性力)によって駆動軸33が第1の移動体側摺動面55および第2の移動体側摺動面62aに押し付けられた状態となっている。すなわち、押圧片63の弾性力によって駆動軸33が第1の移動体側摺動面55と第2の移動体側摺動面62aとに押し付けられて移動体4と駆動軸33とが摩擦係合している。
また、駆動軸33と移動体4の第1の移動体側摺動面55および第2の移動体側摺動面62aとの接触部分、並びに、移動体4の回転規制部61aと規制部用溝29との接触部分には、オイルやグリース、テフロン(登録商標)フレークを混入させたオイル等の潤滑剤が塗布される。これにより、摺動部の耐久性向上や放置時の固着に対する信頼性を確保することができる。
次に、図1および図2に戻ってカバー8について説明する。
カバー8は、ユニット本体2と共同して移動体4を囲む部材である。このカバー8は、天壁81と、天壁81の周縁から垂下する周壁83とを備える。
天壁81は、平面視において、基部20と対応する略矩形状の輪郭を有すると共に、その中央部に中心軸C方向に貫通する貫通孔82を有する。この貫通孔82は、光路となる。本実施形態のカバー8は、例えば、0.1mm〜0.2mmのステンレス製の薄板を絞り加工、プレス加工等によって形成されている。
周壁83は、天壁81の各片に対応する4つの側壁83aによって構成されている。この周壁83は、天壁81の内側面が第1、第3、および、第4の支柱部120a、120c、120dの各載置台120eと第2の支柱120bの先端面とに当接した状態で、平面視略矩形状のユニット本体2の各側面に沿って当該ユニット本体2を囲う。各側壁83aは、ユニット本体2(基部20)の側面に設けられた係止用突起20fに係止される係止用孔84を備えている。なお、本実施形態の係止用突起20fは、2個であり、対向する側壁83aの各係止用孔84に係止されるようになっている。
ユニット本体2の第1の支柱部120a、第3の支柱部120cおよび第4の支柱部120dの上端に設けられた載置台120e、並びに、第2の支柱部120bの上端面と、カバー8の天壁81の内側面とが当接した状態で、係止用孔84が係止用突起20fに係止されることにより、ユニット本体2にカバー8が係止される。このとき、各載置台120eおよび第2の支柱部120bの上端面と、カバー8の天壁81の内側面とが接着剤によって接着(結合)されている。
以上のように構成されたアクチュエータユニット1は、カメラモジュール(撮像装置)に用いられてよい。このようなカメラモジュールは、上述のアクチュエータユニット1と、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子(撮像センサ)と、1または複数の撮像レンズを備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、前記撮像光学系における前記1または複数の撮像レンズのうちの光軸方向に沿って移動する撮像レンズは、アクチュエータユニット1の移動体4に取り付けられる。例えば、図10に示すように、移動体4のレンズ保持部54によってレンズバレル7を保持すると共に、ユニット本体2の下面側に、IRカットフィルタ102および撮像センサ(撮像素子)103を有するセンサ基板104が配置される。より具体的には、レンズバレル7に設けられた接着溝72に充填された接着剤73によってレンズバレル7がレンズ保持部54に接着固定される。これにより、カメラモジュール(撮像装置)が構成される。
そして、例えば、携帯電話機の回路基板に、第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23b(図1等参照)が置かれるようにして、前記カメラモジュールが携帯電話機の筐体内に設置される。
そして、駆動回路から第1電極端子22の外部接続端子22bおよび第2電極端子23の外部接続端子23bに所定の波形の電力が供給されると、アクチュエータ本体30の圧電素子32が中心軸C方向に振動する(伸縮を繰り返す)。この圧電素子32の振動によって駆動軸33が往復動し、その往復動によって移動体4が駆動軸33の軸方向(中心軸C方向)に移動する。より詳しくは、以下の通りである。
圧電素子32に所定のデューティ比の矩形波が付与されることによって圧電素子32の変位が三角波状となり、その矩形波のデューティ比を変えることによって振幅の上昇時と下降時とで傾き(速さ)の異なる三角波が発生する。アクチュエータ3の駆動メカニズムは、これを利用するものである。
より具体的には、移動体4が、近距離撮影位置から無限撮影位置に向かう場合について説明する。ここで、無限撮影位置とは、移動体4の中心軸C方向の移動範囲において基部20(撮像センサ103)から最も近い位置(像側端位置)であり、近距離撮影位置とは、前記移動範囲において基部20(撮像センサ103)から最も遠い位置(物体側端位置)である。
まず、圧電素子32の収縮によって駆動軸33をゆっくりと下方に移動させると、この駆動軸33に摩擦係合している移動体4も駆動軸33の下方への移動に伴って同方向(下方)に移動する。そして、摩擦係合した摩擦力を超える程の瞬時の圧電素子32の伸長によって駆動軸33を上方に移動させると、移動体4がその位置(前記の下方への移動後の位置)に取り残される。このような駆動軸33の中心軸C方向の往復動を繰返すことにより、移動体4が下方に移動する。
このとき、駆動軸33の外周が、圧電素子32の外周から全周に亘って径方向外側に突出しているため、移動体4が近距離撮影位置から無限撮影位置に向けて移動したときに、移動体4の第1の移動体側摺動面55および第2の移動体側摺動面62aの下部(筒状の移動体4の下部)が駆動軸33よりユニット本体2側に突出しても圧電素子32と接触しない。すなわち、圧電素子32が移動体4の中心軸C方向の移動を邪魔しない。
次に、移動体4が、無限撮影位置から近距離撮影位置に向かう場合について説明する。この場合、上記の移動体4が下方に移動する動作と逆の動作が行なわれる。
より具体的には、圧電素子32の伸長によって駆動軸33をゆっくりと上方に移動させ、これにより駆動軸33に摩擦係合している移動体4を上方へ移動させる。そして、摩擦係合した摩擦力を超える程の瞬時の圧電素子32の収縮によって駆動軸33を下方に移動させ、移動体4がその位置(前記の上方への移動後の位置)に取り残されるようにする。このような駆動軸33の中心軸C方向の往復動を繰返すことで、移動体4が上方に移動する。
以上のアクチュエータユニット1によれば、駆動軸33を挟んで移動体4と対向する位置に第1の支柱部120aが設けられることで、ユニット本体2にアクチュエータ3の一端だけを取り付ける構成にしても外部からアクチュエータユニット1に衝撃が加わったときにアクチュエータ3が損傷し難くいため、耐衝撃性を維持しつつ低背化(短小化)を図ることが可能となる。
具体的には、アクチュエータ3の一端(圧電素子32側の端部:本実施形態では錘31)が基部20(ユニット本体2)に取り付けられる構成とすることで、アクチュエータの両端をユニット本体等が支持する構成に比べ、アクチュエータ3の短尺化やアクチュエータ3の他端側を支持する構成等の削減が可能となるため、アクチュエータユニット1の低背化(短小化)を図ることができる。このとき、駆動軸33を挟んで移動体4と対向する位置に第1の支柱部120aを設けることで、外部から当該アクチュエータユニット1に衝撃が加わったときに、この第1の支柱部120aが移動体4から駆動軸33に加わる荷重(移動体4と、この移動体4に保持されたレンズバレル(被駆動部材)7との両方の重さに基づく衝撃加速度等)を受け止めると共に、前記荷重による駆動軸33の第1の支柱部120a側への傾き変位を規制して前記変位に起因する応力等の発生を抑える。その結果、アクチュエータ3の一端のみが支持される構成としたことによる耐衝撃性の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、駆動軸33と第1の支柱部120a(詳しくは内周面122a)とが接触しているが、この構成に限定されない。例えば、駆動軸33と第1の支柱部120aとが、所定の間隔を隔てて配置されていてもよい。この所定の間隔とは、アクチュエータ3の傾き変位を規制するような間隔であり、衝撃が加わることによって駆動軸33が第1の支柱部120aに接触(当接)するまでアクチュエータ3(アクチュエータ本体30)が傾き変位したときに当該アクチュエータ3において前記傾き変位に起因する損傷(例えば、応力等による損傷)が生じないような間隔である。また、この所定の間隔は、アクチュエータ3のサイズや形状等によって適宜設定されるが、本実施形態では、例えば、50μm以下である。
また、本実施形態のアクチュエータユニット1では、駆動軸33と第1の支柱部120aの内側面122aとが駆動軸33の周方向において複数箇所(本実施形態の例では2箇所)で接触している。これにより、駆動軸33と第1の支柱部120aとの接触面積を抑えて駆動軸33が往復動する際の駆動軸33と第1の支柱部120a(内側面122a)との間の摩擦を抑えつつ、移動体4によって駆動軸33に加えられる各方向からの力を第1の支柱部120a(内側面122a)によって効果的に受けることができる。
また、本実施形態のアクチュエータユニット1では、ユニット本体2と、このユニット本体2に対応する形状のカバー8とによって筐体10が構築されているため、第1の支柱部120aが受けた荷重(外部からの衝撃によって駆動軸33に加わった移動体4等からの荷重)をカバー8や筐体10全体の剛性で受けることができ、これにより、十分な耐衝撃性が得られる。
また、本実施形態のアクチュエータ3は、平面視において、駆動軸33の輪郭で囲まれた領域の内部に圧電素子32の輪郭が含まれるように構成されている(すなわち、アクチュエータ先端側(上方側)の駆動軸が、基端側(下方側)にある圧電素子よりも第1の支柱部側に突出している)。これにより、第1の支柱部120aの内側面122aを駆動軸33に接触させるために、先端側の内側面122aを基端側の内側面122aより駆動軸33側に突出させる形状(先端側が太く基端側が細い形状)にしなくてもよい。このため、ユニット本体2の射出成形等が容易になる。
なお、本発明のアクチュエータユニットは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態のアクチュエータユニット1は、駆動対象物としてレンズ群71を保持したレンズバレル7を駆動するが、他の光学素子等を駆動してもよい。すなわち、アクチュエータユニット1が駆動する被駆動部材は、限定されない。
上記実施形態では、第1の支柱部120aと駆動軸33とは接続されていないが、例えば、図11に示すように、第1の支柱部120aと駆動軸33とが接着剤70等によって接続(接着)されてもよい。この場合、駆動軸33が第1の支柱部120aに沿って往復動できるように接続する。より具体的には、駆動軸33において所定の駆動性能を得られる条件で、接着剤の量や接着剤の弾性率等が設定される。なお、上記実施形態の駆動軸33は、振幅がミクロン単位の振動(往復動)を行なうため、駆動軸33が接着剤によって第1の支柱部120aに接続されても、前記接着剤が所定の弾性率を有していれば、往復動できる。例えば、図11に示す例では、シリコン系弾性接着剤等が用いられる。また、第1の支柱部120aと駆動軸33との狭い隙間に接着剤を流し込むと、接着面積が大きくなって振動方向の剛性が高くなる。このため、第1の支柱部120aの内側面122aと駆動軸33の外周面とを接着するのではなく、例えば、第1の支柱部120aの上端と駆動軸33の外周面とを接着剤によって繋ぐ。これにより、第1の支柱部120aと駆動軸33との間(詳しくは、第1の支柱部120aの内側面122aと駆動軸33の外周面との間)に製造誤差等による隙間が生じていても、第1の支柱部120aと駆動軸33とを前記のように接着剤で繋ぐことによって、駆動軸33の往復動を許容しつつ外部からの衝撃による第1の支柱部120a側への駆動軸33の傾き変位を抑えることができる。
また、上記実施形態のアクチュエータユニット1では、ユニット本体2に4つの支柱部(第1〜第4の支柱部120a〜120d)が設けられ、カバー8の各角隅部の内側面に対応する支柱部が当接および/または接着されているが、この構成に限定されない。なお、Aおよび/またはBは、AおよびBのうちの少なくとも一方を意味する。
ユニット本体2に、少なくとも第1の支柱部120aが設けられ、この第1の支柱部120aがカバー8と接する形状若しくは前記カバー部材に近接する形状(前記カバー部材と狭い所定間隔の隙間を空けて配置される形状)を有していればよい。この構成でも、第1の支柱部120aが駆動軸33から受けた荷重をカバー8や筐体10全体の剛性で受けることができる。
ただし、第1の支柱部と移動体を挟んで対向する位置(基部20の第3の角隅部20c)に第3の支柱部120cが設けられ、この第3の支柱部120cがカバー8と接する若しくは近接する形状を有していれば、筐体10の剛性がより向上する。さらに、第1および第3の支柱部120a、120cに加え、基部20の第2の角隅部20bと第4の角隅部20dとの少なくとも一方に支柱部(第2の支柱部120bおよび/または第4の支柱部120d)が設けられ、この支柱部がカバー8と接する若しくは近接する形状を有していれば、筐体10の剛性がさらに向上する。
また、カバー8と接する若しくは近接するユニット本体2の支柱部120a、120b、・・・の数が増えるほど、外部からの衝撃によるカバー8の変形もより抑えられる。
上記実施形態のアクチュエータユニット1では、レンズ群71を保持するレンズバレル7を、アクチュエータ本体30によって駆動される移動体4が保持する構成であるが、この構成に限定されない。例えば、アクチュエータユニット1は、移動体自体が1または複数の撮像レンズを保持し、この撮像レンズを直接保持する移動体をアクチュエータ本体30が駆動する構成でもよい。
上記実施形態のアクチュエータユニット1では、ガイドスプリング6の押圧片63の弾性復帰力(弾性力)によって駆動軸33を第1の移動体側摺動面55および第2の移動体側摺動面62aに押し付けることにより、移動体4と駆動軸33とを摩擦係合させているが、この構成に限定されない。例えば、駆動軸が磁石によって構成され、移動体(具体的には第1摺動面55および第2摺動面62a)が金属によって構成されていてもよい。すなわち、所定の摩擦力が生じるように駆動軸の外周面を第1摺動面55および第2摺動面62aに押し付ける力は、弾性力等の付勢力に限定されず、磁力等であってもよい。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかるアクチュエータユニットは、伸縮する機械エネルギーに電気エネルギーを変換する電気機械変換素子、前記電気機械変換素子における伸縮方向の一方端に固定されて前記機械エネルギーが伝達される駆動摩擦部材、および、前記駆動摩擦部材に所定の摩擦力で係合される移動体を有するアクチュエータと、前記アクチュエータが固定されるユニット本体と、を備える。そして、前記移動体は、前記ユニット本体に対して相対移動し、前記ユニット本体は、前記アクチュエータの電気機械変換素子側の端部が取り付けられる基部と、前記移動体と前記駆動摩擦部材を挟んで対向するように(前記駆動摩擦部材を介して前記移動体に対向するように)前記基部から前記移動体側に延びる第1支柱部と、を有し、前記駆動摩擦部材と前記第1支柱部とは、接触するように配置され、または、前記アクチュエータの傾き変位を規制する所定の間隔を隔てて配置される。
このようなアクチュエータユニットでは、駆動摩擦部材を挟んで移動体と対向する位置に第1支柱部が設けられることで、ユニット本体にアクチュエータの一端だけを取り付ける構成にしても外部からアクチュエータユニットに衝撃が加わった場合に、アクチュエータが損傷し難いため、耐衝撃性を維持しつつ低背化(短小化)を図ることが可能となる。
より具体的には、例えば、アクチュエータの一端(電気機械変換素子側の端部)が基部(ユニット本体)に取り付けられる構成とすることで、アクチュエータの両端をユニット本体等が支持する構成に比べ、アクチュエータの短尺化やアクチュエータの他端側を支持する構成等の削減が、可能となるため、アクチュエータユニットの低背化を図ることができる。この際に、駆動摩擦部材を挟んで移動体と対向する位置に第1支柱部を設けることで、外部から当該アクチュエータユニットに衝撃が加わった場合に、この第1支柱部が移動体から駆動摩擦部材に加わる荷重(移動体と、この移動体に保持された被駆動部材との両方の重さに基づく衝撃加速度等)を受け止めると共に、前記荷重による駆動摩擦部材の第1支柱側への傾き変位を規制して前記傾き変位に起因する応力等の発生を抑える。その結果、アクチュエータの一端のみが支持される構成としたことによる耐衝撃性の低下を防ぐことができる。
他の一態様では、上述のアクチュエータユニットにおいて、好ましくは、前記駆動摩擦部材は、前記基部から前記移動体側に向かう方向を軸心とする円柱形状を有し、前記第1支柱部は、前記駆動摩擦部材の外周面と対向し、且つ前記外周面に沿って湾曲する対向面を有し、前記対向面は、前記駆動摩擦部材の周方向において複数箇所で前記駆動摩擦部材と接触する。
このようなアクチュエータユニットでは、駆動摩擦部材と第1支柱部との接触面積を抑えて駆動摩擦部材が往復動する際の駆動摩擦部材と第1支柱部との間の摩擦を抑えつつ、移動体によって駆動摩擦部材に加えられる各方向からの力を第1支柱部(対向面)によって効果的に受けることができる。
また、当該アクチュエータユニットにおいて駆動摩擦部材と第1支柱部とが所定の間隔を隔てて配置される場合、例えば、前記所定の間隔が50μm以下であれば、外部からアクチュエータユニットに衝撃が加わったときに、第1支柱部が移動体から駆動摩擦部材に加わる荷重による駆動摩擦部材の第1支柱側への変位に起因するアクチュエータの損傷を好適に防ぐことができる。
他の一態様では、これら上述のアクチュエータユニットにおいて、好ましくは、前記ユニット本体と共同して前記アクチュエータを収容する筐体を構築するカバー部材を備え、前記第1支柱部は、前記駆動摩擦部材との接触部位を除いた表面の少なくとも一部が前記カバー部材と接する形状若しくは前記カバー部材に近接する形状(前記カバー部材と所定間隔の隙間を空けて配置される形状)を有する。
このようなアクチュエータユニットでは、第1支柱部が駆動摩擦部材から受けた荷重をカバー部材や筐体(カバー部材およびユニット本体)全体の剛性で受けることができ、これにより、耐衝撃性が向上する。
この場合、一態様では、前記第1支柱部と前記カバー部材とが接着剤により接着されることで、ユニット本体(支柱部)とカバー部材との結合がより強くなって筐体の剛性がより向上する。しかも、製造誤差等によって第1支柱部とカバー部材との間に隙間が生じても、接着剤がこの隙間を埋めるため筐体の剛性が維持される。
他の一態様では、これら上述のアクチュエータユニットにおいて、好ましくは、前記ユニット本体は、前記基部から前記第1支柱部と同方向若しくは略同方向に延びる第2支柱部を備え、前記基部は、第1支柱部が延びる方向から見て略矩形状の輪郭を有し、前記第1支柱部は、前記基部の特定の角隅部である第1角隅部に設けられ、前記第2支柱部は、前記基部において前記第1支柱部と前記移動体を挟んで対向する第2角隅部に設けられ、且つ前記カバー部材と接する形状若しくは前記カバー部材に近接する形状(前記カバー部材と所定間隔の隙間を空けて配置される形状)を有する。
このようなアクチュエータユニットでは、第1支柱部の延びる方向から見て略矩形状の筐体において、対角線上の角隅部(第1角隅部および第2角隅部)に支柱部が設けられることで、筐体の剛性がより向上する。
他の一態様では、上述のアクチュエータユニットにおいて、好ましくは、前記ユニット本体は、前記基部から前記第1支柱部と同方向若しくは略同方向に延びる第3支柱部を備え、前記第3支柱部は、前記基部において前記第1角隅部および前記第2角隅部を除いた2つの角隅部の少なくとも一方に設けられ、且つ前記カバー部材と接する形状若しくは前記カバー部材に近接する形状(前記カバー部材と所定間隔の隙間を空けて配置される形状)を有する。
このようなアクチュエータユニットでは、第1支柱部の延びる方向から見て略矩形状の筐体において、3隅または4隅に支柱部が設けられることで、筐体の剛性がより向上し、外部からの衝撃によるカバー部材の変形も好適に抑えることができる。
他の一態様では、上述のアクチュエータユニットにおいて、前記駆動摩擦部材は、前記機械エネルギーの伝達による往復動を可能に前記第1支柱部に接着剤により接着されてもよい。
このようなアクチュエータユニットでは、第1支柱部と駆動摩擦部材との間に製造誤差等による隙間が生じていても、第1支柱部と駆動摩擦部材とを接着剤で繋ぐことによって、駆動摩擦部材の往復動(機械エネルギーの伝達による往復動)を許容しつつ外部からの衝撃による第1支柱側への駆動摩擦部材の変位を抑えることができる。この場合、例えば、前記第1支柱部の先端部と前記駆動摩擦部材とが接着される。
他の一態様では、これら上述のアクチュエータユニットにおいて、好ましくは、前記アクチュエータは、前記第1支柱部が延びる方向から見て、前記駆動摩擦部材の輪郭で囲まれた領域の内部に前記電気機械変換素子の輪郭が含まれるように構成される。
このようなアクチュエータユニットでは、駆動摩擦部材の往復動によって移動体が移動する際に、第1支柱部が延びる方向から見て電気機械変換素子が駆動摩擦部材の外周(輪郭)より外側に突出していないため、駆動摩擦部材の往復動による移動体の移動の邪魔にならない。
また、第1支柱部の先端側にある駆動摩擦部材が、第1支柱部の基端側(基部側)にある電気機械変換素子よりも第1支柱部側に突出しているため、この駆動摩擦部材に接触する第1支柱部の先端側を基端(基部側の端部)側よりも細くでき、これにより、射出成形等が容易になる。
また、他の一態様にかかる撮像装置は、これら上述のいずれかのアクチュエータユニットと、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、1または複数の撮像レンズを備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、前記撮像光学系における前記1または複数の撮像レンズのうちの光軸方向に沿って移動する撮像レンズは、前記アクチュエータユニットの前記移動体に取り付けられている。
このような撮像装置では、これら上述のいずれかのアクチュエータユニットを備えるので、耐衝撃性を維持しつつ低背化(短小化)を図ることが可能となる。
この出願は、2012年9月28日に出願された日本国特許出願特願2012−215680を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、アクチュエータユニットおよびこれを用いた撮像装置を提供することができる。

Claims (11)

  1. 電気エネルギーを、伸縮する機械エネルギーに変換する電気機械変換素子、前記電気機械変換素子における伸縮方向の一方端に固定されて前記機械エネルギーが伝達される駆動摩擦部材、および前記駆動摩擦部材に所定の摩擦力で係合される移動体を有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータが固定されるユニット本体と、を備え、
    前記移動体は、前記ユニット本体に対して相対移動し、
    前記ユニット本体は、前記アクチュエータの電気機械変換素子側の端部が取り付けられる基部と、前記移動体と前記駆動摩擦部材を挟んで対向するように前記基部から前記移動体側に延びる第1支柱部と、を有し、
    前記駆動摩擦部材と前記第1支柱部とは、接触するように配置され、または、前記アクチュエータの傾き変位を規制する所定の間隔を隔てて配置される、
    アクチュエータユニット。
  2. 前記駆動摩擦部材は、前記基部から前記移動体側に向かう方向を軸心とする円柱形状を有し、
    前記第1支柱部は、前記駆動摩擦部材の外周面と対向し、且つ前記外周面に沿って湾曲する対向面を有し、
    前記対向面は、前記駆動摩擦部材の周方向において複数箇所で前記駆動摩擦部材と接触する、
    請求項1に記載のアクチュエータユニット。
  3. 前記所定の間隔は、50μm以下である、
    請求項1に記載のアクチュエータユニット。
  4. 前記ユニット本体と共同して前記アクチュエータを収容する筐体を構築するカバー部材を備え、
    前記第1支柱部は、前記駆動摩擦部材との接触部位を除いた表面の少なくとも一部が前記カバー部材と接する若しくは近接する形状を有する、
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のアクチュエータユニット。
  5. 前記第1支柱部と前記カバー部材とが接着剤により接着されている、
    請求項4に記載のアクチュエータユニット。
  6. 前記ユニット本体は、前記基部から前記第1支柱部と同方向若しくは略同方向に延びる第2支柱部を備え、
    前記基部は、第1支柱部が延びる方向から見て略矩形状の輪郭を有し、
    前記第1支柱部は、前記基部の特定の角隅部である第1角隅部に設けられ、
    前記第2支柱部は、前記基部において前記第1支柱部と前記移動体を挟んで対向する第2角隅部に設けられ、且つ前記カバー部材と接する若しくは近接する形状を有する、
    請求項4または請求項5に記載のアクチュエータユニット。
  7. 前記ユニット本体は、前記基部から前記第1支柱部と同方向若しくは略同方向に延びる第3支柱部を備え、
    前記第3支柱部は、前記基部において前記第1角隅部および前記第2角隅部を除いた2つの角隅部の少なくとも一方に設けられ、且つ前記カバー部材と接する若しくは近接する形状を有する、
    請求項6に記載のアクチュエータユニット。
  8. 前記駆動摩擦部材は、前記機械エネルギーの伝達による往復動を可能に前記第1支柱部に接着剤により接着されている、
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のアクチュエータユニット。
  9. 前記第1支柱部の先端部と前記駆動摩擦部材とが接着されている、
    請求項8に記載のアクチュエータユニット。
  10. 前記アクチュエータは、前記第1支柱部が延びる方向から見て、前記駆動摩擦部材の輪郭で囲まれた領域の内部に前記電気機械変換素子の輪郭が含まれるように構成される、
    請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のアクチュエータユニット。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のアクチュエータユニットと、
    光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
    1または複数の撮像レンズを備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、
    前記撮像光学系における前記1または複数の撮像レンズのうちの光軸方向に沿って移動する撮像レンズは、前記アクチュエータユニットの前記移動体に取り付けられている、
    撮像装置。
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