JP5616206B2 - 排気ガス浄化装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、排気ガス浄化装置及びその制御方法に係り、特にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を備える排気ガス浄化装置及びその制御方法に関する。
ディーゼルエンジンの排気系統には、排気ガスに含まれる粒子状物質(パティキュレートマター:PM)を捕集するためにDPFが設けられる。DPFには捕集することによってPMが堆積するが、堆積したPMによってその捕集性能が低下することを防ぐために、DPFでは、堆積したPMを定期的に燃焼消失させるPM再生が行われる。
例えば、特許文献1には、2つの排気系統を有するディーゼルエンジンにおいて、2つの排気通路のそれぞれに設けられた捕集器(DPF)を備えた排気ガス浄化装置が記載されている。特許文献1の排気ガス浄化装置では、排気通路に燃料を噴射することによって排気ガス温度を高め、高温になった排気ガスの作用によって捕集器に堆積したPMを燃焼除去している。そして、この排気ガス浄化装置では、排気通路における捕集器の上流側と下流側との圧力差に基づき、PM再生の実施の是非が判定されており、少なくとも一方の捕集器での圧力差が閾値以上となると、両方の捕集器のPM再生が実施され、PM再生は所定時間行われる。
特開2005−226531号公報
しかしながら、特許文献1の排気ガス浄化装置では、設定されるPM再生の時間の長さによっては、未燃のPMが捕集器に残留したままPM再生が終了されることや、PMが十分に除去されているにもかかわらずPM再生が継続されるという問題がある。特に、PMの除去後にPM再生を継続することは、過度の加熱によって捕集器を耐熱劣化させ、過度の燃料噴射によってディーゼルエンジンを備える車両の燃費を悪化させるという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、DPF(粒子状物質捕集手段)におけるPM再生終了までの時間を低減することにより、DPFの耐久性の低下及び車両の燃費の悪化を低減する排気ガス浄化装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る排気ガス浄化装置は、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する粒子状物質捕集手段を複数備え、捕集した粒子状物質を除去することにより粒子状物質捕集手段を再生させることが可能な排気ガス浄化装置であって、粒子状物質捕集手段に捕集された粒子状物質の堆積量を算出する堆積量算出手段と、粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が第一基準量以下であることを判定する第一判定を行う第一堆積量判定手段と、粒子状物質捕集手段の再生の終了を判定する再生終了判定手段と、粒子状物質捕集手段の粒子状物質の堆積量が第一基準量より大きな第二基準量以上であることを判定する第二判定を行う第二堆積量判定手段とを備え、第二堆積量判定手段は、粒子状物質捕集手段に対して第二判定を判定したとき、第二判定が判定された粒子状物質捕集手段になされている第一判定を取り消すものであり、再生終了判定手段は、第一堆積量判定手段が再生される粒子状物質捕集手段のいずれかに対して第一判定を判定したとき、再生される粒子状物質捕集手段のいずれに対しても、第一判定が維持されている場合、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させる
生終了判定手段は、粒子状物質捕集手段の再生時、第一堆積量判定手段が再生される粒子状物質捕集手段に対して第一判定を判定すると、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、第一判定が判定された粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を低下させてもよい。
再生終了判定手段は、粒子状物質捕集手段の再生時、第一堆積量判定手段が再生される粒子状物質捕集手段に対して第一判定を判定すると、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、第一判定が判定された粒子状物質捕集手段の再生を仮に停止してもよい。
また、この発明に係る排気ガス浄化装置の制御方法は、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する複数の粒子状物質捕集手段から捕集された粒子状物質を除去するための粒子状物質捕集手段の再生を複数同時に実施する排気ガス浄化装置の制御方法であって、粒子状物質捕集手段の再生時、粒子状物質捕集手段に捕集された粒子状物質の堆積量を算出する堆積量算出ステップと、粒子状物質捕集手段の再生時、粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が第一基準量以下であることを判定する第一判定を行う第一堆積量判定ステップと、粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が第一基準量より大きな第二基準量以上であることを判定する第二判定を行う第二堆積量判定ステップと、第二堆積量判定ステップで粒子状物質捕集手段に対して第二判定を判定したとき、第二判定が判定された粒子状物質捕集手段になされている第一判定を取り消す第一判定取消ステップと、粒子状物質捕集手段の再終了を判定する再生終了判定ステップとを含み、再生終了判定ステップは、第一堆積量判定ステップで、再生される粒子状物質捕集手段のいずれかに対して第一判定を判定したとき、再生される粒子状物質捕集手段のいずれに対しても、第一判定が維持されている場合、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させる
記排気ガス浄化装置の制御方法は、第一堆積量判定ステップで粒子状物質捕集手段に対して第一判定を判定すると、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、第一判定が判定された粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を低下させる除去速度制御ステップをさらに含んでもよい。
或いは、第一堆積量判定ステップで粒子状物質捕集手段に対して第一判定を判定すると、再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、第一判定が判定された粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を仮に零とする除去速度制御ステップをさらに含んでもよい。
この発明に係る排気ガス浄化装置及びその制御方法によれば、粒子状物質捕集手段(DPF)におけるPM再生終了までの時間を低減することにより、粒子状物質捕集手段の耐久性の低下及び車両の燃費の悪化を低減することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置及びその周辺の構成を示す模式図である。 実施の形態1におけるPM再生制御のフローチャートを示す図である。 実施の形態1におけるPM再生時のPM残存堆積量の推移を示す図である。 実施の形態2におけるPM再生制御のフローチャートを示す図である。 実施の形態2におけるPM再生時のPM残存堆積量の推移を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101及びその周辺の構成を説明する。なお、以下の実施形態において、ディーゼルエンジンを搭載する車両に排気ガス浄化装置を使用した場合の例について説明する。
図1を参照すると、ディーゼルエンジン本体1は、いわゆるV型エンジン構造を有しており、2つに分けられた第一気筒群1a及び第二気筒群1bを有している。第一気筒群1a及び第二気筒群1bはそれぞれ、複数の気筒1aa及び1baを同じ数だけ含んでおり、気筒1aa及び1baはそれぞれ、一列に配置されている。
第一気筒群1aの気筒1aaには、それぞれの図示しない吸入ポートを介して第一吸気マニフォールド(インテークマニフォールド)2aが接続されており、第一吸気マニフォールド2aは吸入された吸入空気を各気筒1aaに分配するものである。さらに、気筒1aaには、それぞれの図示しない排気ポートを介して第一排気マニフォールド(エキゾーストマニフォールド)3aが接続されており、第一排気マニフォールド3aは、各気筒1aaの排気ポートから排出される排気ガスを1つに集約するものである。
また、第一気筒群1aと同様にして、第二気筒群1bの気筒1baには、それぞれの図示しない吸入ポートを介して第二吸気マニフォールド2bが接続されており、さらに、それぞれの図示しない排気ポートを介して第二排気マニフォールド3bが接続されている。
第一吸気マニフォールド2aには、第一吸気管4aが接続されている。第一吸気管4aの上流側端部には図示しないエアクリーナが取り付けられ、さらに、第一吸気管4aの途中には、第一吸気管4aを流通する吸入空気の流量(吸入空気量)を測定するエアフロメータ5aが設けられている。そして、エアフロメータ5aは、車両の制御装置であるECU50に電気的に接続されており、測定した第一吸気管4aを流通する吸入空気量を電気信号に変換してECU50に送る。
また、第二吸気マニフォールド2bには、第二吸気管4bが接続されている。第二吸気管4bの上流側端部には図示しないエアクリーナが取り付けられ、さらに、第二吸気管4bの途中には、第二吸気管4bを流通する吸入空気量を測定するエアフロメータ5bが設けられている。そして、エアフロメータ5bは、ECU50に電気的に接続されており、測定した第二吸気管4bを流通する吸入空気量を電気信号に変換してECU50に送る。
また、第一排気マニフォールド3aには、第一排気管6aが接続されている。第一排気管6aの下流側端部には第一消音器(マフラー)7aが接続されている。また、第一排気管6aは、第一排気マニフォールド3aから第一消音器7aに向かって順次並ぶ、第一管路部6a1、第二管路部6a2及び第三管路部6a3によって構成されている。
第一管路部6a1及び第二管路部6a2の間には、酸化触媒が担持された第一酸化触媒13aが設けられ、第二管路部6a2及び第三管路部6a3の間には、排気ガスに含まれる粒子状物質(パティキュレートマター:PM)を捕捉するための第一ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)14aが設けられている。これにより、第一管路部6a1によって第一排気マニフォールド3aが第一酸化触媒13aに連通し、第二管路部6a2によって第一酸化触媒13aが第一DPF14aに連通し、第三管路部6a3によって第一DPF14aが第一消音器7aに連通する。
ここで、第一DPF14aは、粒子状物質捕集手段を構成している。
また、第一管路部6a1における第一酸化触媒13aの上流側近傍には、燃料(軽油)を第一管路部6a1内に噴射可能な第一燃料噴射弁12aが設けられている。第一燃料噴射弁12aは、燃料管12a1を介して図示しない燃料供給ポンプと接続されており、開放されることによって燃料を噴射し、閉鎖されることによって燃料の噴射を停止することができる。第一燃料噴射弁12aは、ECU50と電気的に接続され、ECU50によってその開放及び閉鎖動作が制御される。
さらに、第二管路部6a2における第一DPF14aの上流側近傍には、第二管路部6a2の内部の温度を測定する第一上流温度センサ15aが設けられ、第三管路部6a3における第一DPF14aの下流側近傍には、第三管路部6a3の内部の温度を測定する第一下流温度センサ16aが設けられている。第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16aはそれぞれ、ECU50と電気的に接続され、測定した温度を電気信号に変換してECU50に送る。
また、第二排気マニフォールド3bには、第一排気マニフォールド3aと同様にして、上流側から下流側に向かって順次並ぶ第一管路部6b1、第二管路部6b2及び第三管路部6b3によって構成される第二排気管6bが接続されている。そして、第二排気管6bの下流側端部には第二消音器7bが接続されている。
さらに、第一管路部6b1及び第二管路部6b2の間には、酸化触媒が担持された第二酸化触媒13bが設けられ、第二管路部6b2及び第三管路部6b3の間には、第二ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)14bが設けられている。これにより、第一管路部6b1によって第二排気マニフォールド3bが第二酸化触媒13bに連通し、第二管路部6b2によって第二酸化触媒13bが第二DPF14bに連通し、第三管路部6b3によって第二DPF14bが第二消音器7bに連通する。
ここで、第二DPF14bは、粒子状物質捕集手段を構成している。
また、第一管路部6b1における第二酸化触媒13bの上流側近傍には、燃料を第一管路部6b1内に噴射可能な第二燃料噴射弁12bが設けられている。第二燃料噴射弁12bは、燃料管12b1を介して図示しない燃料供給ポンプと接続されると共に、ECU50と電気的に接続されており、ECU50によってその開放及び閉鎖動作が制御されて、燃料の噴射及び噴射の停止を行う。
さらに、第二管路部6b2における第二DPF14bの上流側近傍には、第二管路部6b2の内部の温度を測定する第二上流温度センサ15bが設けられ、第三管路部6b3における第二DPF14bの下流側近傍には、第三管路部6b3の内部の温度を測定する第二下流温度センサ16bが設けられている。第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16bはそれぞれ、ECU50と電気的に接続され、測定した温度を電気信号に変換してECU50に送る。
そして、排気ガス浄化装置101は、第一DPF14a、第二DPF14b、第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16a、第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16b、第一燃料噴射弁12a、第二燃料噴射弁12b、第一酸化触媒13a、第二酸化触媒13b並びにECU50によって構成されている。
次に、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101及びその周辺の動作を説明する。
図1を参照すると、ディーゼルエンジン本体1が稼動することによって、図示しないエアクリーナ、第一吸気管4a及び第一吸気マニフォールド2aを介して、第一気筒群1aの各気筒1aaに外気である吸入空気が吸入されると共に、図示しないエアクリーナ、第二吸気管4b及び第二吸気マニフォールド2bを介して、第二気筒群1bの各気筒1baに吸入空気が吸入される。そして、気筒1aaの内部及び気筒1baの内部の吸入空気は、同じく気筒1aaの内部及び気筒1baの内部に供給される燃料(軽油)と混合されて、自己着火により燃焼する。
気筒1aaで燃焼した吸入空気及び燃料は、排気ガスとして図示しない排気ポートから第一排気マニフォールド3aに排出され、さらに、第一排気マニフォールド3a内の流通過程で1つに集約されて、第一排気管6aに流入する。流入した排気ガスは、第一排気管6aを流通し、その流通過程で第一酸化触媒13a及び第一DPF14aを通過した後、第一消音器7aを経由して、車両の外部に排出される。そして、排気ガスは、第一DPF14aを通過する際、第一DPF14aによって排気ガスに含まれるPMが捕集される。
同様に、気筒1baで燃焼した吸入空気及び燃料は、排気ガスとして第二排気マニフォールド3bに排出された後、第二排気管6b及び第二消音器7bを経由して車両の外部に排出され、第二排気管6bの流通過程で第二酸化触媒13b及び第二DPF14bを通過する。そして、排気ガスは、第二DPF14bを通過する際、第二DPF14bによって排気ガスに含まれるPMが捕集される。
第一DPF14a及び第二DPF14bでは、排気ガス中からPMを捕集することによってPMが堆積されていくが、PMの堆積量が過剰に大きくなるとPMの捕集能力が低下するため、PMの堆積量が所定の基準量である再生開始基準量γに達すると、堆積したPMを燃焼(酸化)させて除去するPM再生が行われる。
また、ECU50は、ディーゼルエンジン本体1の運転状態、エンジン回転数、燃料噴射量、吸入空気量等の車両の運転状態から、第一気筒群1a及び第二気筒群1bにおけるPMの発生量を推定計算し、ディーゼルエンジン本体1の吸入空気量と第一DPF14a及び第二DPF14bの推定温度とからPMの酸化量を推定計算し、PMの発生量とPMの酸化量との差分をディーゼルエンジン本体1の運転時間で積分して、第一DPF14a及び第二DPF14bに捕集されているPMの堆積量を算出している。なお、第一DPF14aの推定温度は、第一上流温度センサ15a及び第一下流温度センサ16aより送られる温度情報から推定計算され、第二DPF14bの推定温度は、第二上流温度センサ15b及び第二下流温度センサ16bより送られる温度情報から推定計算される。
そして、ECU50は、第一DPF14a又は第二DPF14bのいずれかのPM堆積量が再生開始基準量γに達すると、第一DPF14a及び第二DPF14b両方のPM再生を同時に開始する。
PM再生を開始する際、ECU50は、ディーゼルエンジン本体1の稼働中に、図示しない燃料供給ポンプを作動させると共に第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bをそれぞれ開放し、第一排気管6aの第一管路部6a1及び第二排気管6bの第一管路部6b1のそれぞれの内部に燃料(軽油)を噴射させる。第一排気管6aの第一管路部6a1及び第二排気管6bの第一管路部6b1に噴射された燃料は、それぞれの内部を流通する排気ガスと共に、第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bにそれぞれ流入する。第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bでは、担持されている酸化触媒の作用と排気ガスの温度の作用とによって、燃料が燃焼し、それにより、排気ガスの温度が上昇する。そして、温度を上昇させた高温の排気ガスは、第一酸化触媒13a及び第二酸化触媒13bから第一DPF14a及び第二DPF14bにそれぞれ流入し、堆積しているPMを燃焼させる。
このとき、ECU50は、図2のフローチャートに示すPM再生制御に従って、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生の開始及び終了を決定する。
図2を参照すると、ステップS1において、ECU50は、上述に示すようにして算出している第一DPF14aにおけるPM再生前のPM堆積量(PM初期堆積量d1aと呼ぶ)及び第二DPF14bにおけるPM再生前のPM堆積量(PM初期堆積量d1bと呼ぶ)が再生開始基準量γ以上であるか否かを判定する。PM初期堆積量d1a及びPM初期堆積量d1bの少なくとも1つが再生開始基準量γ以上である場合(PM初期堆積量d1a≧γ or PM初期堆積量d1b≧γ)、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bにおいてPM再生が必要であると判定し、PM再生を行うためにステップS2に進む。一方、PM初期堆積量d1a及びPM初期堆積量d1bのいずれもが再生開始基準量γ未満である場合(PM初期堆積量d1a<γ and PM初期堆積量d1b<γ)、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bにおいてPM再生が不要であると判定し、PMの再生を行わずに、このPM再生制御に関するルーチンを終了する。
ステップS2では、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方に対してPM再生を開始し、ステップS3に進む。このとき、ECU50は、燃料供給ポンプを作動させると共に第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12b(図1参照)をそれぞれ開放し、それによって、第一DPF14a及び第二DPF14bに堆積したPMが燃焼し、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPMの堆積量が減少していく。
ステップS3において、ECU50は、PM再生中においても上述に示すようにして第一DPF14a及び第二DPF14bに捕集されているPMの堆積量を算出しており、PM再生中における第一DPF14aに残存するPMの堆積量(PM残存堆積量d2aと呼ぶ)及び第二DPF14bに残存するPMの堆積量(PM残存堆積量d2bと呼ぶ)が、第一基準量α以下であるか否かを判定する。なお、第一基準量αは、PM再生によるPM除去後の目的とするPM残存堆積量であり、予めECU50に記憶されている。
ECU50は、PM残存堆積量d2a及びPM残存堆積量d2bのいずれかが第一基準量α以下であると判定した場合(PM残存堆積量d2a≦α or PM残存堆積量d2b≦α)、第一DPF14a又は第二DPF14bにおけるPM再生が完了したと判定し、ステップS4に進む。なお、PM残存堆積量d2a及びPM残存堆積量d2bの両方が同時に第一基準量α以下となっても、ECU50は、PM残存堆積量d2a及びPM残存堆積量d2bの一方に対して第一基準量α以下であるとみなし、ステップS4に進む。
ここで、PM残存堆積量が第一基準量α以下であるとする判定は、第一判定を構成している。また、ECU50は、堆積量算出手段及び第一堆積量判定手段を構成している。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2a及びPM残存堆積量d2bの両方が第一基準量αより大きいと判定した場合(PM残存堆積量d2a>α and PM残存堆積量d2b>α)、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生は完了していないと判定する。そして、ECU50は、PM再生をそのまま継続し、再びステップS3に進んで第一DPF14a及び第二DPF14bに対してPM再生が完了しているか否かの判定を繰り返す。
ステップS3から進んだステップS4では、ECU50は、ステップS3においてPM残存堆積量が第一基準量α以下であると判定したDPF(DPF#1とする)において、PM再生が完了したと仮定する。例えば、ECU50は、ステップS3において第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが第一基準量α以下(PM残存堆積量d2a≦α)であると判定すると、第一DPF14aのPM再生完了を仮定する。さらに、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生をそのまま継続し、ステップS5に進む。なお、ステップS4以降では、ステップS3で第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが第一基準量α以下であると判定されて、ステップS4で第一DPF14aのPM再生完了が仮定されたとして、説明する。
ステップS5において、ECU50は、PM再生完了が仮定された第一DPF14a(DPF#1)と別のDPF(DPF#2とする)である第二DPF14bのPM残存堆積量d2bが、第一基準量α以下であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2bが第一基準量α以下である場合(PM残存堆積量d2b≦α)、第二DPF14bにおけるPM再生が完了したと判定し、ステップS6に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2bが第一基準量αより大きい場合(PM残存堆積量d2b>α)、第二DPF14bにおけるPM再生は完了していないと判定する。そして、ECU50は、PM再生をそのまま継続し、再びステップS5に進んで第二DPF14bに対してPM再生が完了しているか否かの判定を繰り返す。
ステップS5から進んだステップS6において、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)のPM再生完了を仮定し、ステップS7に進む。
ステップS7において、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)のPM再生完了の仮定及び第二DPF14b(DPF#2)のPM再生完了の仮定を確認し、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生を終了させる。このとき、ECU50は、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12b(図1参照)を閉鎖するように動作させると共に、これらに燃料を供給する燃料供給ポンプを停止する。そして、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生制御に関するルーチンを終了する。
ここで、ECU50は、再生終了判定手段を構成している。
また、ECU50は、ステップS1〜S7によって構成される上述のルーチンを定期的に繰り返し実施している。つまりECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bにおいてPM再生を実施すべきか否かを定期的に判定し、その結果に応じてPM再生を実施する。
上述のようにして、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのいずれかのDPFにおけるPM再生の完了を一旦確認すれば、その後、完了を確認できていないDPFにおけるPM再生の完了を確認した時点で、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生を終了させる。
また、図3を参照すると、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生時におけるPM残存堆積量の時間的推移の一例を表すグラフが示されている。図3のグラフは、PM再生時間及びPM残存堆積量を変数として、PM再生時間を横軸にとり、PM残存堆積量を縦軸にとる座標系を有している。また、図3のグラフでは、実線で示される第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが、一点鎖線で示される第二DPF14bのPM残存堆積量d2bより先に第一基準量αに到達する例が示されている。
第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生が開始された後、まず、第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが、時間ta1で第一基準量αに到達する。このとき、ECU50は、図2のステップS3及びS4による制御によって、第一DPF14aにおけるPM再生完了を仮定し、第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生をそのまま継続する。
第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生が継続されることによって、時間ta1より後の時間tb1において、第二DPF14bのPM残存堆積量d2bが第一基準量αに到達する。このとき、ECU50は、図2のステップS5及びS6による制御によって、さらに第二DPF14bにおけるPM再生が完了したと仮定し、さらに、ステップS7による制御によって、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生を終了させる。
なお、ディーゼルエンジン本体1の運転状態によっては、図示のように、第一DPF14aのPM残存堆積量d2aは、時間ta1以降時間tb1までの間で増加することがあり、時間tb1で第一基準量αより大きくなってしまう場合があるが、ECU50は、時間tb1で第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生を終了させる。
一方、第一DPF14aのPM残存堆積量d2a及び第二DPF14bのPM残存堆積量d2bの両方が第一基準量αに収束するまでPM再生を継続した場合、PM再生の終了時期は、時間tcまで延び、時間tb1より大幅に遅くなる。また、時間ta1以降もそれ以前と同様にPM再生が継続されている状況では、PM残存堆積量d2aは、時間ta1以降では増加方向への変動量が小さく、時間tb1において第一基準量αより大幅に増加することがない。このような状態で時間tb1以降もそれ以前と同様にPM再生を継続したとしても、少量のPM残存堆積量d2aに対してPM再生を継続することになり、効率的なPM再生が行われているとはいえない。
本実施の形態1の排気ガス浄化装置101のように、第一DPF14aのPM残存堆積量d2a及び第二DPF14bのPM残存堆積量d2bのそれぞれについて、第一基準量α以下であると少なくとも一回判定された時点で第一DPF14a及び第二DPF14bにおけるPM再生を終了させることによって、十分なPM除去量が確保されつつPM再生終了までのPM再生時間が低減される。
上述の説明から、この発明の実施の形態1に係る排気ガス浄化装置101は、排気ガスに含まれるPMを捕集するDPF14a,14bを備え、捕集したPMを除去することによりDPF14a,14bをPM再生させることが可能な排気ガス浄化装置である。排気ガス浄化装置101のECU50は、DPF14a,14bに捕集されたPMの堆積量であるPM残存堆積量d2a,d2bを算出する堆積量算出手段として作用し、DPF14a,14bにおけるPM残存堆積量d2a,d2bが第一基準量α以下であるかを判定する第一堆積量判定手段として作用する。さらに、ECU50は、DPF14a,14bのPM再生時、PM再生されるDPF14a,14bのすべてに対して、PM残存堆積量が第一基準量α以下であるとする第一判定を少なくとも一回判定すると、PM再生されるDPF14a,14bのすべてのPM再生を終了させる再生終了判定手段として作用する。
これによって、PM再生されているDPF14a,14bのすべてに対して上記第一判定が少なくとも一回された時点でPM再生されているすべてのDPF14a,14bのPM再生が終了される。このため、DPF14a又は14bのPM残存堆積量が第一基準量αに達した後、PM再生を実施する時間を短縮することができる。従って、排気ガス浄化装置101は、PM再生終了までのPM再生時間を低減することによって、DPF14a,14bの耐久性の低下及び車両の燃費の悪化を低減することが可能になる。さらに、PM再生終了までDPF14a,14bのPM再生を継続すると、第一判定が判定された後のDPFにおけるPM残存堆積量は、第一基準量αより大幅に増えずにこの近傍に維持される。このため、DPF14a,14bにおけるPM再生終了時のPM残存堆積量を第一基準量αの近傍に維持することができ、PM再生によるPM除去量を十分に確保することが可能になる。
また、排気ガス浄化装置101のECU50は、DPF14a及び14bにおけるPM再生を同時に開始し、再生されるDPF14a及び14bのすべての再生を同時に終了させる。これによって、DPF14a及び14bにおけるPM再生が同時に進行されるため、PM再生開始からPM再生終了までの時間をさらに短縮することができる。
また、実施の形態1において、ECU50は、PM再生中、第一DPF14a又は第二DPF14bに対してPM再生完了を仮定した場合、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生をPM再生完了の仮定前の状態でそのまま継続していたが、これに限定されるものでない。
例えば、第一DPF14aに対してPM再生完了を仮定した場合、ECU50は、第一DPF14aに対してPM再生完了を仮定している間、第二DPF14bのPM再生はそのまま継続させるが、第一燃料噴射弁12aを閉鎖して第一DPF14aのPM再生を停止してもよい。そして、ECU50は、第二DPF14bに対してPM再生完了を仮定すると、第二燃料噴射弁12bを閉鎖して第二DPF14bのPM再生を停止し、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生を終了するようにしてもよい。すなわち、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bに対して順次PM再生を停止させていき、すべてDPFでのPM再生が停止状態となると、PM再生を完全に終了させてもよい。これによって、PM再生中の燃料消費量をさらに低く抑えることを可能にする。
また、例えば、第一DPF14aに対してPM再生完了を仮定した場合、ECU50は、第一DPF14aに対してPM再生完了を仮定している間、第二DPF14bのPM再生はそのまま継続させるが、第一燃料噴射弁12aの開度を縮小して第一DPF14aのPM除去速度(つまり、時間当たりのPM燃焼除去量)を低下させてもよい。そして、ECU50は、第二DPF14bに対してPM再生完了を仮定すると、第一燃料噴射弁12a及び第二燃料噴射弁12bを閉鎖し、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生を終了するようにしてもよい。これによって、PM再生中の燃料消費量をさらに低く抑えることを可能にする。また、例えば、ステップS3においてPM残存堆積量d2a及びPM残存堆積量d2bの両方が同時に第一基準量α以下になった場合、ステップS4〜ステップS6を飛ばして、ステップS7に進んで、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生制御に関するルーチンを終了してもよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置は、実施の形態1の排気ガス浄化装置101におけるECU50によるPM再生制御を変更したものである。つまり、ECU50が、PM再生中において、PM再生完了を仮定したDPFのPM残存堆積量を監視するようにしたものである。
なお、以下の実施の形態において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
また、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置及びその周辺の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態2に係る排気ガス浄化装置では、ECU50は、図4のフローチャートに示すPM再生制御に従って、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生の開始及び終了を決定する。
図4を参照すると、ステップS1〜S3はそれぞれ、実施の形態1の排気ガス浄化装置101における図2のフローチャートに示されるステップS1〜S3と同様である。
このため、以下の説明では、実施の形態1と同様に、ECU50は、ステップS3において、第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aが第一基準量α以下(PM残存堆積量d2a≦α)であると判定するものとする。
ステップS3から進んだステップS4において、ECU50は、ステップS3でPM残存堆積量が第一基準量α以下であると判定した第一DPF14a(DPF#1)のPM再生完了を仮定する。このとき、ECU50は、PM再生完了を仮定していない第二DPF14b(DPF#2)に対して、第一DPF14aへのPM再生完了の仮定前と同様にPM再生をそのまま継続する。一方、ECU50は、PM再生完了を仮定した第一DPF14aに対しては、第一燃料噴射弁12a(図1参照)の開度を縮小して第一DPF14aのPM除去速度(時間当たりのPM燃焼除去量)を減少させる。そして、ECU50は、ステップS5に進む。
ステップS5において、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)のPM残存堆積量d2bが、第一基準量α以下であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2bが第一基準量α以下である場合(PM残存堆積量d2b≦α)、第二DPF14bにおけるPM再生が完了したと判定し、ステップS6に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2bが第一基準量αより大きい場合(PM残存堆積量d2b>α)、第二DPF14bにおけるPM再生は完了していないと判定し、PM再生をそのまま継続する。そして、ECU50は、PM除去速度が低下されている第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aを確認するために、ステップS51に進む。
ステップS51において、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aが、第二基準量β以上であるか否かを判定する。なお、第二基準量βは、第一基準量αより大きい値に設定され、予めECU50に記憶されている。また、PM残存堆積量の第二基準量βは、第一DPF14a及び第二DPF14bが、十分なPM捕集性能を確保できる量であることが好ましく、さらに、頻繁なPM再生の実施を抑えるために、所要のPM捕集性能を所要期間維持できるような量に設定されるのが好ましい。
ECU50は、PM残存堆積量d2aが第二基準量β以上である場合(PM残存堆積量d2a≧β)、第一DPF14aのPM再生は完了していない、すなわち第一DPF14aに対するPM再生完了の仮定を維持できないと判定して、ステップS52に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2aが第二基準量βより小さい場合(PM残存堆積量d2a<β)、第一DPF14aに対するPM再生完了の仮定を維持できると判定して、第一DPF14aのPM除去速度をそのまま維持した状態でPM再生を継続する。そして、ECU50は、再びステップS5に進んで、第二DPF14b(DPF#2)においてPM再生が完了しているか否かの判定を行う。
ここで、PM残存堆積量が第二基準量β以上であるとする判定は、第二判定を構成する。また、ECUは、第二堆積量判定手段を構成している。
ステップS51から進んだステップS52では、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)に対して仮定したPM再生完了を取り消し、第一DPF14aのPM再生を促進するために、第一燃料噴射弁12a(図1参照)の開度を拡大して、第一DPF14aのPM除去速度をPM再生完了の仮定前のPM除去速度に戻す。そして、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生が完了していないという判定のもと、これらのPM再生を継続する。さらにECU50は、ステップS3に進んで第一DPF14a及び第二DPF14bのPM残存堆積量を再び判定する。
また、ステップS5から進んだステップS6では、ECU50は、PM残存堆積量d2bが第一基準量α以下であると判定した第二DPF14b(DPF#2)に対して、PM再生完了を仮定する。さらに、ECU50は、先にPM再生完了が仮定されている第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aを確認するためにステップS61に進む。
ステップS61において、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aが、第二基準量β以上であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2aが第二基準量β以上である場合(PM残存堆積量d2a≧β)、第一DPF14aに対するPM再生完了の仮定を維持できないと判定し、ステップS62に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2aが第二基準量βより小さい場合(PM残存堆積量d2a<β)、第一DPF14aに対するPM再生完了の仮定を維持できると判定し、ステップS7に進む。
そして、ステップS7では、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)のPM再生完了の仮定及び第二DPF14b(DPF#2)のPM再生完了の仮定を確認し、第一DPF14aのPM再生及び第二DPF14bのPM再生を終了する。
また、ステップS61から進んだステップS62では、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)に対して仮定したPM再生完了を取り消し、第一DPF14aのPM再生を促進するために、第一燃料噴射弁12a(図1参照)の開度を拡大して、第一DPF14aのPM除去速度をPM再生完了の仮定前のPM除去速度に戻す。一方、ECU50は、PM再生完了を仮定している第二DPF14bに対しては、第二燃料噴射弁12b(図1参照)の開度を縮小して第二DPF14bのPM除去速度を低下させる。そして、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生を継続し、ステップS63に進む。
ステップS63において、ECU50は、PM再生完了が仮定されていない第一DPF14a(DPF#1)のPM残存堆積量d2aが、第一基準量α以下であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2aが第一基準量α以下である場合(PM残存堆積量d2a≦α)、第一DPF14aにおけるPM再生が完了したと判定し、ステップS64に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2aが第一基準量αより大きい場合(PM残存堆積量d2a>α)、第一DPF14aにおけるPM再生が完了していないと判定し、PM再生をそのまま継続する。そして、ECU50は、PM除去速度が低下されている第二DPF14b(DPF#2)のPM残存堆積量d2bを確認するためにステップS67に進む。
さらに、ステップS67において、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)のPM残存堆積量d2bが、第二基準量β以上であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2bが第二基準量βより小さい場合(PM残存堆積量d2b<β)、第二DPF14bに対するPM再生完了の仮定を維持できると判定して、第二DPF14bのPM除去速度をそのまま維持した状態でPM再生を継続する。そして、ECU50は、再びステップS63に進んで、第一DPF14a(DPF#1)においてPM再生が完了しているか否かの判定を行う。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2bが第二基準量β以上である場合(PM残存堆積量d2b≧β)、第二DPF14bに対するPM再生完了の仮定を維持できないと判定して、ステップS68に進む。
そして、ステップS68では、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)に対して仮定したPM再生完了を取り消し、第二DPF14bのPM再生を促進するために、第二燃料噴射弁12b(図1参照)の開度を拡大して、第二DPF14bのPM除去速度をPM再生完了の仮定前のPM除去速度に戻す。そして、ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生が完了していないという判定のもと、これらのPM再生を継続する。さらにECU50は、ステップS3に進んで第一DPF14a及び第二DPF14bのPM残存堆積量を再び判定する。
また、ステップS63から進んだステップS64において、ECU50は、PM残存堆積量d2aが第一基準量α以下であると判定した第一DPF14a(DPF#1)に対して、PM再生完了を仮定する。さらに、ECU50は、先にPM再生完了が仮定されている第二DPF14b(DPF#2)のPM残存堆積量d2bを確認するためにステップS65に進む。
ステップS65において、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)のPM残存堆積量d2bが、第二基準量β以上であるか否かを判定する。
ECU50は、PM残存堆積量d2bが第二基準量βより小さい場合(PM残存堆積量d2b<β)、第二DPF14bに対するPM再生完了の仮定を維持できると判定し、ステップS7に進む。
一方、ECU50は、PM残存堆積量d2bが第二基準量β以上である場合(PM残存堆積量d2b≧β)、第二DPF14bに対するPM再生完了の仮定を維持できないと判定し、ステップS66に進む。
ステップS66では、ECU50は、第二DPF14b(DPF#2)に対して仮定したPM再生完了を取り消し、第二DPF14bのPM再生を促進するために、第二燃料噴射弁12b(図1参照)の開度を拡大して、第二DPF14bのPM除去速度をPM再生完了の仮定前のPM除去速度に戻す。一方、ECU50は、PM再生完了を仮定している第一DPF14a(DPF#1)に対しては、第一燃料噴射弁12a(図1参照)の開度を縮小して第一DPF14aのPM除去速度を低下させる。そして、ECU50は、第一DPF14a(DPF#1)のPM再生完了が仮定され、第二DPF14bのPM再生は完了していないという判定のもと、これらのPM再生を継続する。さらにECU50は、ステップS5に進んで第二DPF14bのPM残存堆積量d2bを再び判定する。
上述に示すように、本実施の形態2におけるECU50によるPM再生制御では、第一DPF14a及び第二DPF14bのいずれか一方のDPFに対してPM再生完了が仮定されている場合に、PM再生完了が仮定されていない他方のDPFに対してPM再生完了が仮定される際、一方のDPFのPM残存堆積量が第二基準量β以上でない場合に、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生が終了される。さらに、一旦、PM再生完了が仮定されたDPFでは、いずれかのDPFでPM再生が継続されている間は、PM残存堆積量が第二基準量β以上となると、PM再生完了の仮定を取り消すように制御される。
また、図5を参照すると、第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生時におけるPM残存堆積量の時間的推移を表すグラフが示されている。図5のグラフは、PM再生時間及びPM残存堆積量を変数とし、PM再生時間を横軸にとり、PM残存堆積量を縦軸にとる座標系を有している。また、第一DPF14aにおけるPM残存堆積量d2aの推移は実線で示され、第二DPF14bにおけるPM残存堆積量d2bの推移は一点鎖線で示されている。
第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生が開始された後、まず、第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが、時間ta1で第一基準量αに到達する。このとき、ECU50は、図4のステップS3及びS4による制御によって、第一DPF14aにおけるPM再生完了を仮定する。さらに、ECU50は、第二DPF14bにおけるPM除去速度をそのまま維持するが、第一DPF14aにおけるPM除去速度を減少させてPM再生を継続する。
第一DPF14a及び第二DPF14bのPM再生が継続されることによって、時間tb1(tb1はta1より大きい)において、第二DPF14bのPM残存堆積量d2bが第一基準量αに到達する。このとき、ECU50は、図4のステップS5及びS6による制御によって、第二DPF14bにおけるPM再生完了を仮定する。
しかしながら、図示のように、時間ta1以降、PM除去速度が減少された第一DPF14aにおいてPM残存堆積量d2aが増加し、時間tb1でPM残存堆積量d2aが第二基準量β以上となっていると、ECU50は、図4のステップS61及びS62による制御によって、第一DPF14aに対するPM再生完了の仮定を取り消す。このとき、ECU50は、第二DPF14bにおけるPM除去速度を減少させるが、第一DPF14aにおけるPM除去速度をPM再生完了の仮定前のPM除去速度に増加させてPM再生を継続する。
そして、PM再生が継続されることによって、時間ta2(ta2はtb1より大きい)において、第一DPF14aのPM残存堆積量d2aが再び第一基準量αに到達する。このとき、ECU50は、図4のステップS63及びS64による制御によって、第一DPF14aのPM再生完了を仮定する。
また、時間ta2では、図示のように、第二DPF14bのPM残存堆積量d2bが第二基準量β未満となっているため、ECU50は、図4のステップS65及びS7による制御によって、第一DPF14a及び第二DPF14bの両方のPM再生を終了させる。
よって、本実施の形態2では、第一DPF14aのPM残存堆積量d2a及び第二DPF14bのPM残存堆積量d2bの両方が第一基準量αに収束するまでPM再生を継続した場合のPM再生終了の時間tcに比べ、時間ta2はPM再生終了までのPM再生時間を短縮し、さらに、PM再生終了時における第一DPF14a及び第二DPF14bのPM残存堆積量の変動幅を実施の形態1より抑制している。
また、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置及びその周辺のその他の動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上述の説明から、この実施の形態2における排気ガス浄化装置は、上記実施の形態1の排気ガス浄化装置と同様の効果を有する。
さらに、実施の形態2における排気ガス浄化装置のECU50は、DPF14a,14bのPM残存堆積量d2a,d2bが第二基準量β以上であるかを判定する第二堆積量判定手段として作用する。このとき、ECU50は、再生されるDPF14a,14bのすべてに対して、PM残存堆積量が第一基準量α以下であるとする第一判定を少なくとも一回判定したとき、再生されるDPF14a,14bのいずれに対してもPM残存堆積量が第二基準量β以上であるとする第二判定を判定しない場合、再生されるDPF14a,14bのすべてのPM再生を終了させる。
これによって、PM再生終了時、再生されたDPF14a,14bのすべてにおけるPM残存堆積量が第二基準量β以上となることがないため、PM再生後のDPF14a,14bにおけるPM残存堆積量を低く抑えることが可能になる。
また、ECU50は、DPF14a,14bに対してPM残存堆積量が第二基準量β以上であるとする第二判定を判定したとき、第二判定が判定されたDPFになされているPM残存堆積量が第一基準量α以下であるとする第一判定を取り消す。これによって、第一判定が取り消されたDPFは、PM残存堆積量が第一基準量α以下となるようにPM再生が制御され、PM残存堆積量の増加を抑制することができる。さらに、第一判定が取り消されたDPFに対して、PM再生を促進させるようにPM再生を制御することによって、PM再生終了までのPM再生時間を短縮することもできる。
また、ECU50は、DPF14a,14bの再生時、再生されるDPF14a,14bに対してPM残存堆積量が第一基準量α以下であるとする第一判定をすると、第一判定が判定されたDPFにおけるPM除去速度を低下させる。これによって、第一判定が判定されてPM残存堆積量が少ないDPFに対して過度なPM再生が行われないため、燃料噴射弁12a,12bからの燃料添加量を低減することができ、車両の燃費を向上させることが可能になる。
また、実施の形態2において、ECU50は、PM再生中、第一DPF14a又は第二DPF14bに対してPM再生完了を仮定した場合、PM再生完了が仮定されたDPFに対してこの仮定を継続している間、このDPFにおけるPM除去速度を低下させていたが、これに限定されるものでない。ECU50は、第一DPF14a及び第二DPF14bの再生時、第一DPF14a又は第二DPF14bに対してPM再生完了を仮定した場合、PM再生完了が仮定されたDPFの再生を停止してもよい。これによって、PM再生完了が仮定されてPM残存堆積量が少ないDPFに対して、燃料噴射弁12a又は12bから燃料が添加されないため、車両の燃費をさらに向上させることが可能になる。一方、ECU50は、実施の形態1のように、PM再生完了が仮定されたDPFに対して、PM再生完了の仮定後も仮定前の状態でPM再生を継続してもよい。これによって、第一DPF14a及び第二DPF14bでは、PM再生終了時のPM残存堆積量がさらに低く抑えられるため、PM除去の効率を向上させることが可能になる。
また、実施の形態2において、PM除去速度の制御は、燃料噴射弁12a,12bの開度を調節してDPF14a,14bに流入する排気ガスの温度を調節することによってして行っていたが、これに限定されるものではない。DPF14a,14b自体又はそれらの上流にバーナー、ヒータ等の加熱装置を設け、この加熱装置によってDPF14a,14b自体の温度又はDPF14a,14bに流入する排気ガスの温度を調節してもよい。
実施の形態1及び2において、排気ガス浄化装置は、2つの第一DPF14a及び第二DPF14bの間でPM再生の制御を行っていたが、これに限定されるものでなく、3つ以上のDPFの間でPM再生の制御を行ってもよい。
実施の形態1及び2において、PM除去速度は、エアフロメータ5a,5bによって測定された吸入空気量と、DPF14a,14bの推定温度とに基づき算出していたが、これに限定されるものでない。DPF14a,14bの上下流の圧力差からPMの堆積量を算出することができ、この圧力差の変動からPM除去速度を算出してもよい。
14a 第一DPF(粒子状物質捕集手段)、14b 第二DPF(粒子状物質捕集手段)、50 ECU(堆積量算出手段、第一堆積量判定手段、第二堆積量判定手段、再生終了判定手段)、101 排気ガス浄化装置。

Claims (6)

  1. 排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する粒子状物質捕集手段を複数備え、捕集した粒子状物質を除去することにより前記粒子状物質捕集手段を再生させることが可能な排気ガス浄化装置であって、
    前記粒子状物質捕集手段に捕集された粒子状物質の堆積量を算出する堆積量算出手段と、
    前記粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が第一基準量以下であることを判定する第一判定を行う第一堆積量判定手段と、
    前記粒子状物質捕集手段の再生の終了を判定する再生終了判定手段と
    前記粒子状物質捕集手段の粒子状物質の堆積量が前記第一基準量より大きな第二基準量以上であることを判定する第二判定を行う第二堆積量判定手段と
    を備え、
    前記第二堆積量判定手段は、
    前記粒子状物質捕集手段に対して前記第二判定を判定したとき、前記第二判定が判定された粒子状物質捕集手段になされている前記第一判定を取り消すものであり、
    前記再生終了判定手段は、
    前記第一堆積量判定手段が再生される前記粒子状物質捕集手段のいずれかに対して前記第一判定を判定したとき、
    前記再生される粒子状物質捕集手段のいずれに対しても、前記第一判定が維持されている場合、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させる排気ガス浄化装置。
  2. 前記再生終了判定手段は、前記粒子状物質捕集手段の再生時、前記第一堆積量判定手段が再生される前記粒子状物質捕集手段に対して前記第一判定を判定すると、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、前記第一判定が判定された粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を低下させる請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 前記再生終了判定手段は、前記粒子状物質捕集手段の再生時、前記第一堆積量判定手段が再生される前記粒子状物質捕集手段に対して前記第一判定を判定すると、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、前記第一判定が判定された粒子状物質捕集手段の再生を仮に停止する請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  4. 排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する複数の粒子状物質捕集手段から捕集された粒子状物質を除去するための粒子状物質捕集手段の再生を複数同時に実施する排気ガス浄化装置の制御方法であって、
    前記粒子状物質捕集手段の再生時、前記粒子状物質捕集手段に捕集された粒子状物質の堆積量を算出する堆積量算出ステップと、
    前記粒子状物質捕集手段の再生時、前記粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が第一基準量以下であることを判定する第一判定を行う第一堆積量判定ステップと、
    前記粒子状物質捕集手段における粒子状物質の堆積量が前記第一基準量より大きな第二基準量以上であることを判定する第二判定を行う第二堆積量判定ステップと、
    前記第二堆積量判定ステップで前記粒子状物質捕集手段に対して前記第二判定を判定したとき、前記第二判定が判定された前記粒子状物質捕集手段になされている前記第一判定を取り消す第一判定取消ステップと、
    記粒子状物質捕集手段の再終了を判定する再生終了判定ステップと
    を含み、
    前記再生終了判定ステップは、前記第一堆積量判定ステップで、再生される前記粒子状物質捕集手段のいずれかに対して前記第一判定を判定したとき、前記再生される粒子状物質捕集手段のいずれに対しても、前記第一判定が維持されている場合、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させる、方法。
  5. 前記第一堆積量判定ステップで前記粒子状物質捕集手段に対して前記第一判定を判定すると、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、前記第一判定が判定された前記粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を低下させる除去速度制御ステップをさらに含む請求項に記載の方法。
  6. 前記第一堆積量判定ステップで前記粒子状物質捕集手段に対して前記第一判定を判定すると、前記再生される粒子状物質捕集手段のすべての再生を終了させるまで、前記第一判定が判定された前記粒子状物質捕集手段における粒子状物質の除去速度を仮に零とする除去速度制御ステップをさらに含む請求項に記載の方法。
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