JP5614036B2 - 移動通信システム及び通信方法、移動端末とそのプログラム - Google Patents

移動通信システム及び通信方法、移動端末とそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)などで検討されている移動通信システム及び通信方法、移動端末とそのプログラムに関する。
図1は、3GPPにおける移動通信システムの構成を示す図である。
図1に示す移動通信システムにおいて、コアネットワーク10は、主に移動通信サービスを提供するオペレータにより管理されるネットワークである。コアネットワーク10は、例えば、Evolved Packet Core(EPC)、あるいはUMTS(Universal Mode Telecommunications System)のパケット交換コアネットワークを想定している(なお、EPCおよびUMTSの両者の違いは移動通信システムの世代による違いである)。
また、移動通信システムにおいて、外部ネットワーク20は、アンカーGW200を介してコアネットワーク10が接続するIP(Internet Protocol)ネットワークである。外部ネットワーク20としては、例えば、インターネットや、企業ネットワーク、ホームネットワークが挙げられる。外部ネットワーク20は、コアネットワーク10と同じ管理者が管理するネットワークの場合もある。
また、コアネットワーク10内のアンカーGW(Gateway)200は、移動端末100が無線基地局を移動した場合や、異なる無線アクセス網へ移動した場合のアンカーとなるゲートウェイである。また、コアネットワーク10と外部ネットワーク20とを接続するためのゲートウェイとしても動作し、外部ネットワーク20から移動端末100のアドレス宛のパケットを受信した場合、アンカーGW200は当該パケットを、移動端末100へ転送する機能も有する。図1においてアンカーGW200は、コアネットワーク10内に備えられるように図示しているが、外部ネットワーク20内に備えられる場合もある。
また、ポリシー制御ノード300は、アンカーGW200に対し、移動端末100へのパケット転送におけるポリシー(QoS優先度クラス情報や課金情報など)を決定し、当該ポリシーに基づく通信制御を行なう機能を持つ。
また、認証サーバ700は、移動端末100や、その所有者(加入者)に関連づけられた情報を保持し、移動端末100の認証処理を実施する際に必要な鍵情報を保持する。図1では、認証サーバ700はコアネットワーク10内に備えられているが、外部ネットワーク20内にも、さらに備えられるようにしてもよい。この場合、コアネットワーク10内に配置されている認証サーバは、外部ネットワーク20内に配置されている認証サーバの代理認証サーバとして動作する。認証サーバ700は、移動端末100が無線基地局600に接続した際に、モビリティ管理ノード500を介して移動端末100の認証処理を行なう。
また、アクセスGW400は、モビリティ管理ノード500の要求に応じて、アンカーGW200とアクセスGW400間、およびアクセスGW400と移動端末100の間のIPパケット伝送路を確立する処理を行なう。結果として、アンカーGW200と移動端末100間でIPパケット転送可能な伝送路が確立される。
また、モビリティ管理ノード500は、移動端末100の認証サーバ700による認証処理を仲介すると共に、認証サーバ700によって当該移動端末100に関連づけられた情報をダウンロードする。モビリティ管理ノード500は、ここで得られた情報に基づき、アクセスGW400に対して、アンカーGW200と移動端末100間で送受信される前記IPパケットを転送可能な伝送路の確立を要求する。
また、無線基地局600は、無線アクセス技術により移動端末100と無線接続する機能を有する無線基地局である。
また、移動端末100は、無線インターフェースを備え、無線基地局600と無線アクセス技術により接続する。移動端末100は、無線基地局600に接続後、アンカーGW200と移動端末100との間に張られたIPパケット伝送用の伝送路を使って、外部ネットワーク20上の通信ノードとIPによる通信が可能となる。
なお、3GPPのEPCにおいては、移動端末100はUE(User Equipment)、アンカーGW200はPDN−GW(Packet Data Network−Gateway)、ポリシー制御ノード300はPCRF(Policyand ChargingRules Function)、アクセスGW400はS−GW(Serving−Gateway)、モビリティ管理ノード500はMME(MobilityManagementEntity)、無線基地局600はeNB(enhanced NodeB)、認証サーバ700はHSS(Home Subscriber Server)、と呼ばれている。また3GPPにおいて、無線アクセス技術にはLTE(Long Term Evolution)が用いられている。
図16は移動端末がネットワークに接続した際の処理を示すシーケンス図である。
図1に示した3GPPの移動通信システムにおいて、移動端末100がコアネットワーク10を経由して外部ネットワーク20に接続するまでの流れを、図16のシーケンス図を用いて説明する。
説明の便宜上、一部の手順を省略して説明する。
まずステップS600で、移動端末100は、無線リンクレベルで、無線基地局600に接続し、制御信号を送受信するための無線リンクを確立する。
次にステップS601で、移動端末100はモビリティ管理ノード500に対し接続要求を送信する。この接続要求には移動端末100の識別情報が含まれる。なお、コアネットワーク10が移動端末100に対して接続先のアンカーGW200を割り当てる代わりに、移動端末100が接続先のアンカーGW200を選択する場合は、この接続要求にはアンカーGW200を識別する情報(以後アンカーGW識別子と称す)が格納される。3GPPでは、このアンカーGW識別子を、APN(AccessPointName)と呼ぶ。
図17はAPNのデータ構成を示す図である。
この図が示すように、APNはアンカーGWを識別するAPNネットワーク識別子(必須ラベル)と外部ネットワークの事業者を示すAPN事業者識別子(オプション)で構成されている。
図16で示す様に、移動端末100が外部ネットワーク20に接続する場合には、移動端末100は外部ネットワーク20と接続しているアンカーGW200のアンカーGW識別子をモビリティ管理ノード500に通知する必要がある。接続要求には他にも様々な情報が格納されるが、ここでの説明には直接関係しないので省略する。以降の説明においても、信号に含まれる情報の中で必要なものだけを説明する。
次にステップS602で、移動端末100、無線基地局600、モビリティ管理ノード500、認証サーバ700が関わる認証処理および通信の秘匿化処理が実施される。この結果、移動端末100とコアネットワーク10はお互いを認証し、さらに移動端末100とモビリティ管理ノード500との間で制御信号を秘匿化し、完全性を確保するための鍵が共有される。また、移動端末100と無線基地局600との間でも無線区間のデータおよび制御信号を秘匿化し、完全性を確保するための鍵が共有される。
次にステップS603で、モビリティ管理ノード500は、移動端末100とアクセスGW400間の伝送路を確立するために、アクセスGW400にベアラ設定要求を送信する。当該ベアラ設定要求の信号にはアンカーGW200のアドレスや、適切な伝送路とするための設定値が格納される。
次にステップS604で、ベアラ設定要求を受信したアクセスGW400は、当該要求に格納されたアンカーGWのアドレスを使ってアンカーGW200に経路設定要求を送信する。
次にステップS605で、アンカーGW200は、移動端末100にIPパケットを転送する際の転送ポリシーの設定をポリシー制御ノード300に対して要求し、その結果ポリシー制御ノード300はアンカーGW200に転送ポリシー情報を出力する。
次にステップS606では、アンカーGW200は経路設定要求の応答として経路設定応答をアクセスGW400に送信する。この結果アクセスGW400とアンカーGW200間にIPパケット転送のための伝送路が確立される。
また次に、ステップS607では、アクセスGW400が前記ベアラ設定要求への応答としてベアラ設定応答をモビリティ管理ノード500に送信する。
次にステップS608では、モビリティ管理ノード500から、アクセスGW400と無線基地局600間でIPパケットを転送する伝送路を確立するための経路設定要求を無線基地局600に送信する。
次にステップS609で、モビリティ管理ノード500は、接続完了通知を移動端末100に送信する。
そして、次に、ステップS610で、データパケットをやり取りするための無線リンクの設定が行われる。
以上の処理により、移動端末100は、コアネットワーク10を経由して外部ネットワーク20への接続が可能となり、外部ネットワーク20上の通信ノードとIP通信することが可能となる。
図18は移動端末を示す図である。
次に、図18を用いて、図1に示した3GPPの移動通信システムにおいて、図16のシーケンスに示した移動端末100が、コアネットワーク10を経由して外部ネットワーク20に接続するための、移動端末100の機能構成を説明する。なお、背景技術に関係しない機能や、説明に不要な機能や格納情報は省略している。
移動端末100は、図18に示すように、ネットワーク通信インターフェース101と、伝送路生成部102と、アンカーGW管理データベース(DB)103と、アンカーGW選択部104から構成される。
ネットワーク通信インターフェース101は、移動端末100とアンカーGW200との間で論理的に構築された伝送路により、移動端末100とIPパケットの送受信を行うためのインターフェースである。
また、伝送路生成部102は、移動端末100のネットワーク通信インターフェース101とアンカーGW200との間で伝送路を構築するために、モビリティ管理ノード500へS601の処理により接続要求を送信し、認証サーバ700と認証・通信秘匿化処理S602を実行する処理部である。
また、アンカーGW管理DB103は、アンカーGW200のアンカーGW識別子を管理するDBである。アンカーGW管理DB103へのアンカーGW識別子の登録は、ユーザが手動で登録する。
また、アンカーGW選択部104は、移動端末100が接続するアンカーGW200のアンカーGW識別子をアンカーGW管理DB103から取得し、伝送路生成部102へ通知する機能を持つ。アンカーGW選択部104がアンカーGW管理DB103からアンカーGW識別子を選択する方法は、ユーザが事前に接続時にどのアンカーGW識別子を使用するか設定することによる。
そして、上述したような、移動通信システムにおいて、移動端末がアンカーGW装置に接続する技術が特許文献1に開示されている。
特開2009−27478号公報
上述したシステムでは、移動端末100が接続先のアンカーGW200を指定する場合、移動端末100がコアネットワーク10に接続する前に、接続したいアンカーGW200の識別子を移動端末100のアンカーGW管理DB103に登録し、アンカーGW選択部104によって接続したいアンカーGWを指定される必要がある。このような処理によってアンカーGW200を選択する方法では、移動端末100が接続先の外部ネットワーク20を頻繁に切り替えて使うようになる場合、ユーザは接続先の外部ネットワーク20を切り替えようとする度に、接続先のアンカーGW200の登録・指定の作業を頻繁に行わなければならないという問題がある。
そこでこの発明は、アンカーGW200の登録・指定の作業をユーザが頻繁に行なわずとも、所望の接続先のアンカーGW200を選択することのできる移動通信システム及び通信方法、移動端末とそのプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムであって、前記移動端末が、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る情報取得インターフェース部と、前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する接続情報解析部と、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、を備えることを特徴とする移動通信システムである。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記接続情報解析部は、前記媒体記憶情報から通信ポリシー情報を抽出し、前記伝送路生成部は、前記通信ポリシー情報を格納した前記接続要求を、前記モビリティ管理ノードへ送信することを特徴とする。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子を、アンカーゲートウェイデータベースへ登録する接続先アンカーゲートウェイ登録部と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記伝送路生成部は、接続要求の開始の指示の入力に基づいて、前記接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信することを特徴とする。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記接続情報解析部は、前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出に基づいて前記伝送路生成部へ接続開始通知を出力し、前記伝送路生成部は、前記接続開始通知の入力に基づいて、直ちに、前記接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信することを特徴とする。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記接続情報解析部は、前記媒体記憶情報からアプリケーション実行用情報を抽出し、前記アプリケーション実行用情報に基づいて、当該情報が示すアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムであって、前記移動端末が、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納するUICC(Universal Integrated Circuit Card)を挿入可能な複数のUICCのスロットと、前記UICCのスロットに挿入された前記UICCから抽出した、前記複数のUICCの識別情報と前記アンカーゲートウェイ装置の識別子とを対応付けて記憶するデータベースと、予め設定されているUICCを選択する条件に基づいて前記複数のUICCを自動的に選択して、当該選択したUICCに対応する前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を前記データベースから取得するUICC選択部と、を備え、前記取得したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、を備えることを特徴とする移動通信システムである。
また本発明は、上述の移動通信システムにおいて、前記UICCに登録されている、前記UICCの識別情報と前記アンカーゲートウェイ装置の識別子とを対応付けて前記データベースへ登録するUICC登録部と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける通信方法であって、前記移動端末の情報取得インターフェース部が、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取り、前記移動端末の接続情報解析部が、前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出し、前記移動端末の伝送路生成部が、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信することを特徴とする通信方法である。
また本発明は、複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける前記移動端末であって、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る情報取得インターフェース部と、前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する接続情報解析部と、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、を備えることを特徴とする移動端末である。
また本発明は、複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける前記移動端末のコンピュータを、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る手段、前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する手段、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、ユーザが接続したい外部ネットワーク20のアンカーGW200の情報が格納されている情報媒体を近づける、または装着するという作業だけで、移動端末100の接続先のアンカーGW200が選択されて、当該アンカーGW200との伝送路が確立され、そのアンカーGW200が接続される外部ネットワーク200との通信接続を行なうことができるため、ユーザが接続先の外部ネットワークを切り替える際にユーザが設定すべき手順を簡略化させる事ができる。
また、情報媒体に格納する情報に、課金情報や通信品質などの通信ポリシー情報を追加する事により、ユーザが接続したい外部ネットワーク200の接続情報が格納されている情報媒体を移動端末に近づけるまたは装着するという作業だけで、移動端末100が外部ネットワーク200に接続する際に通信ポリシーの設定も同時に行う事が可能となる。
また、情報媒体に格納する情報に、サービスに接続するための情報(起動アプリケーション名、接続先URL、ユーザIDとパスワード等)を追加する事により、ユーザが接続したいモバイルネットワークの接続情報が格納されている情報媒体をモバイル端末にかざす、または装着するだけで、自動にモバイルネットワークへ接続した後に、自動にサービスへの接続・ログインも可能となる。
移動通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における移動端末を示す図である。 第1の実施形態による媒体記憶情報のデータフォーマットを示す図である。 第1の実施の形態のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態における移動端末を示す図である。 第2の実施形態による媒体記憶情報のデータフォーマットを示す図である。 第2の実施の形態におけるフローチャートを示す図である。 第3の実施形態における移動端末を示す図である。 第3の実施の形態におけるフローチャートを示す図である。 第4の実施形態における移動端末を示す図である。 第4の実施形態におけるフローチャートを示す図である。 第5の実施形態における移動端末を示す図である。 第5の実施の形態における媒体記憶情報のデータフォーマットを示す第1の図である。 第5の実施の形態における媒体記憶情報のデータフォーマットを示す第2の図である。 第5の実施形態におけるフローチャートを示す図である。 移動端末がネットワークに接続した際の処理を示すシーケンス図である。 APN(AccessPointName)のデータ構成を示す図である。 移動端末を示す図である。 第6の実施形態における移動端末を示す図である。 第6の実施形態におけるフローチャートを示す図である。 第7の実施形態における移動端末を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による移動通信システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による移動通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す移動通信システムにおいて、コアネットワーク10は、主に移動通信サービスを提供するオペレータにより管理されるネットワークである。コアネットワーク10は、例えば、Evolved Packet Core(EPC)、あるいはUMTS(Universal Mode Telecommunications System)のパケット交換コアネットワークを想定している(なお、EPCおよびUMTSの両者の違いは移動通信システムの世代による違いである)。
また、移動通信システムにおいて、外部ネットワーク20は、アンカーGW200を介してコアネットワーク10が接続するIP(Internet Protocol)ネットワークである。外部ネットワーク20としては、例えば、インターネットや、企業ネットワーク、ホームネットワークが挙げられる。外部ネットワーク20は、コアネットワーク10と同じ管理者が管理するネットワークの場合もある。
また、コアネットワーク10内のアンカーGW(Gateway)200は、移動端末100が無線基地局を移動した場合や、異なる無線アクセス網へ移動した場合のアンカーとなるゲートウェイである。また、コアネットワーク10と外部ネットワーク20とを接続するためのゲートウェイとしても動作し、外部ネットワーク20から移動端末100のアドレス宛のパケットを受信した場合、アンカーGW200は当該パケットを、移動端末100へ転送する機能も有する。図においてアンカーGW200は、コアネットワーク10内に備えられるように図示しているが、外部ネットワーク20内に備えられる場合もある。
また、ポリシー制御ノード300は、アンカーGW200に対し、移動端末100へのパケット転送におけるポリシー(QoS優先度クラス情報や課金情報など)を決定し、当該ポリシーに基づく通信制御を行なう機能を持つ。
また、認証サーバ700は、移動端末100や、その所有者(加入者)に関連づけられた情報を保持し、移動端末100の認証処理を実施する際に必要な鍵情報を保持する。図では、認証サーバ700はコアネットワーク10内に備えられているが、外部ネットワーク20内にも、さらに備えられるようにしてもよい。この場合、コアネットワーク10内に配置されている認証サーバは、外部ネットワーク20内に配置されている認証サーバの代理認証サーバとして動作する。認証サーバ700は、移動端末100が無線基地局600に接続した際に、モビリティ管理ノード500を介して移動端末100の認証処理を行なう。
また、アクセスGW400は、モビリティ管理ノード500の要求に応じて、アンカーGW200とアクセスGW400間、およびアクセスGW400と移動端末100の間のIPパケット伝送路を確立する処理を行なう。結果として、アンカーGW200と移動端末100間でIPパケット転送可能な伝送路が確立される。
また、モビリティ管理ノード500は、移動端末100の認証サーバ700による認証処理を仲介すると共に、認証サーバ700によって当該移動端末100に関連づけられた情報をダウンロードする。モビリティ管理ノード500は、ここで得られた情報に基づき、アクセスGW400に対して、アンカーGW200と移動端末100間で送受信される前記IPパケットを転送可能な伝送路の確立を要求する。
また、無線基地局600は、無線アクセス技術により移動端末100と無線接続する機能を有する無線基地局である。
また、移動端末100は、無線インターフェースを備え、無線基地局600と無線アクセス技術により接続する。移動端末100は、無線基地局600に接続後、アンカーGW200と移動端末100との間に張られたIPパケット伝送用の伝送路を使って、外部ネットワーク20上の通信ノードとIPによる通信が可能となる。
<第1の実施形態>
図2は第1の実施形態における移動端末を示す図である。
第1の実施の形態における移動端末100は、図2に示すように、ネットワーク通信インターフェース101と、伝送路生成部111と、アンカーGW管理データベース(DB)103と、アンカーGW選択部104と、情報取得インターフェース110と、接続情報解析部120と、接続先アンカーGW設定部130の各処理部や記憶部を備えている。
ネットワーク通信インターフェース101は、移動端末100とアンカーGW200との間で論理的に構築された伝送路により、IPパケットの送受信を行うためのインターフェースである。
また、アンカーGW管理DB103は、アンカーGW200のアンカーGW識別子を記憶するDBである。アンカーGW管理DB103へのアンカーGW識別子の登録は、ユーザが手動で登録する。
また、アンカーGW選択部104は、移動端末100が接続するアンカーGW200のアンカーGW識別子をアンカーGW管理DB103から取得し、伝送路生成部111へ通知する機能を持つ。アンカーGW選択部104がアンカーGW管理DB103からアンカーGW識別子を選択する方法は、ユーザが事前に接続時にどのアンカーGW識別子を使用するかを設定することによる。
また、情報取得インターフェース110は、移動端末100が情報媒体や通信機器からの情報(以後、媒体記憶情報と称す)の取得を可能とするためのインターフェースである。情報通信インターフェース110の例としては、ICカード(integrated circuit card)と通信するためのISO/IEC7816(接触型)機能を備えたインターフェースや、ISO/IEC 14443(非接触型)の機能を備えたインターフェース、赤外線通信のIrDA(Infrared Data Association)の機能を備えたインターフェース、近距離無線通信のBluetooth(登録商標)、2次元バーコード、無線LANの機能を備えたインターフェース等が適用できる。また、モバイルネットワークキャリアの加入者情報が格納されているUICC(UniversalIntegrated Circuit Card)を移動端末100に装着して利用するようにしてもよい。また、情報取得インターフェース110は、情報媒体や通信機器との通信が暗号化されていた場合、復号処理も行う。
また図2の移動端末100において、接続情報解析部120は、情報媒体に格納されている媒体記憶情報を読み取った情報取得インターフェース110より、当該媒体記憶情報を取得して解析し、当該取得した媒体記憶情報が、移動端末100のネットワーク通信インターフェース101の通信設定に関する情報(以後、通信設定情報と称す)であった場合、その取得した媒体記憶情報の内容に応じて、該媒体記憶情報を、接続先アンカーGW設定部130などの移動端末100の各機能に情報のインプットを行なう機能部に通知する処理を行なう。
また、接続先アンカーGW設定部130は、接続情報解析部120が解析した結果に接続先のアンカーGWに関する情報、つまりアンカーGW識別子が含まれていた場合、取得したアンカーGW識別子を伝送路生成部111に通知する処理を行なう。
また、伝送路生成部111は、移動端末100のネットワーク通信インターフェース101とアンカーGW200との間で伝送路を構築する処理を行なう。なお、伝送路生成部111は、移動端末100がモビリティ管理ノード500に対し接続要求を送信する際に、接続先のアンカーGW情報を接続先アンカーGW設定部130から取得する。
図3は第1の実施形態による情報媒体に格納される媒体記憶情報のデータフォーマットを示す図である。
情報媒体に格納される媒体記憶情報のデータフォーマットは、複数のエリアに分かれており、先頭のエリア(8バイト)には、媒体記憶情報の種類を示す情報が格納されている。第1の実施形態では、媒体記憶情報のデータフォーマットが通信設定情報の場合、“net::”が格納されている。また、次のエリア(4バイト)には、媒体記憶情報に格納されている通信設定情報の種類を示す情報識別子が格納されている。第1の実施形態では、接続先のアンカーGWの情報が格納されている場合、“apn:”の情報識別子が格納されている。
また、次のエリアには、前のエリアの情報識別子に基づいたデータが格納されている。データ長も前のエリアの情報識別子に基づく。第1の実施形態では、前のエリアに接続先アンカーGWを示す情報が格納されている場合、本エリアにはアンカーGW識別子(データ長100バイト)が格納される。アンカーGW識別子は、例えば、“servicenet.com”などの情報である。
図4は第1の実施の形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
次に、図4のフローチャートを用いて本発明の移動端末100の動作を説明する。
ここで、図4は、移動端末100が、情報取得インターフェース110を介してデータを取得した際の処理を示している。
まず、情報取得インターフェース110が、情報媒体から媒体記憶情報を読み取り(ステップS100)、当該読み取った媒体記憶情報を接続情報解析部120に送信する。次に、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報を示しており、正しいフォーマットであるかをチェックする(ステップS101)。図3で示したフォーマットを例に挙げると、先頭8バイトのエリアに“net::”があるか、また、情報識別エリアの内容は正しいか、情報エリアの次のデータエリアの内容は正しいか等をチェックする。
次に、ステップS101の結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定した場合、接続情報解析部120は、取得したデータから接続先のアンカーGWの情報を抽出し(ステップS102)、接続先アンカーGW設定部130に送信する。この抽出の処理について図3で示したフォーマットを例にすると、“apn:”エリアの次の“servicenet.com”を抽出する。そして、接続先アンカーGW設定部130が、接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報を伝送路生成部111へ通知する。伝送路生成部111は、接続するか否かの判断を求める画像を移動端末100の画面に出力し、その結果、ユーザからの接続要求を開始する旨の入力を受け付けると、アンカーGWの情報を格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信する(ステップS103)。そして、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、また、ポリシー制御ノード300の処理により、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
なお、ステップS101の結果、通信設定情報と判定されなかった場合は、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信した媒体記憶情報が通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う(ステップS104)。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、例えば、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
<第2の実施形態>
図5は第2の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第2の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第2の実施形態では、移動端末100が、さらに通信ポリシー設定部131を備え、また伝送路生成部111と接続情報解析部120が、第1の実施形態と一部異なる処理を行なう。それ以外については、第1の実施形態の処理と同様である。
図5で示す移動端末100において、伝送路生成部111は、第1の実施形態における伝送路生成部111の処理に加え、移動端末100がモビリティ管理ノード500に対し接続要求を送信する際に、QoS優先度クラス情報や課金情報などの通信ポリシーを併せて通知する処理を行なう。通信ポリシーを取得したモビリティ管理ノード500は、通信ポリシーをアクセスGW400とアンカーGW200を経由してポリシー制御ノード300に通知する。これにより、ポリシー制御ノード300の処理によって、アンカーGWから移動端末100までのパケット転送の通信ポリシーが設定される。伝送路生成部111が接続要求時に送信する通信ポリシーは、通信ポリシー設定部131から取得する。
また第2の実施形態における接続情報解析部120は、第1の実施形態の接続情報解析部120の処理に加え、情報取得インターフェース110から取得した媒体記憶情報に複数の通信設定情報が含まれていても、それを解析して抽出する処理を行なう。また、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110から取得した情報に通信ポリシーに関する情報が格納されていた場合、通信ポリシーに関する情報を抽出して通信ポリシー設定部131に通知する処理を行なう。
図6は第2の実施形態による情報媒体に格納される媒体記憶情報のデータフォーマットを示す図である。
図6は、情報取得インターフェース110が情報媒体から取得した媒体記憶情報のデータフォーマットである。本データフォーマットには、QoSに関する設定領域が設けられている。例えば、図6で示すように、情報識別エリアに“qos:”が格納されている場合、次のエリアにはQoSクラスを示す数値が格納されている。
通信ポリシー設定部131は、接続情報解析部120から取得した通信ポリシーの情報を伝送路生成部111へ通知する。
図7は第2の実施の形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
次に、図7のフローチャートを用いて本発明の第2の実施形態による移動端末100の動作を説明する。
まず情報取得インターフェース110が情報媒体から媒体記憶情報を読み取り(ステップS200)、当該媒体記憶情報を接続情報解析部120に送信する。次に、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であり、正しいフォーマットかチェックする(ステップS201)。図6のデータフォーマットを用いて説明すると、先頭8バイトのエリアに“net::”があるか、また、情報識別子エリアの内容は正しいか、情報識別子エリアの次のデータエリアの内容は正しいか等をチェックする。
そして、チェックした結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定した場合、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報から接続先のアンカーGW400の識別子の情報を抽出し(ステップS202)、接続先アンカーGW設定部130に送信する。なお、アンカーGW400の情報は、図6のデータフォーマットを用いて説明すると、“apn:”エリアの次の“servicenet.com”という情報である。そして、接続先アンカーGW設定部130は、接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報を伝送路生成部111へ通知する(ステップS203)。
また接続情報解析部120は、情報媒体より取得した媒体記憶情報から通信ポリシーの情報を抽出し(ステップS204)、通信ポリシー設定部131に送信する。図6のデータフォーマットを用いて説明すると、“qos:”エリアの次の“6”が通信ポリシーの情報である。そして、通信ポリシー設定部131は、接続情報解析部120から取得した通信ポリシーの情報を伝送路生成部111へ通知する。そして、伝送路生成部111は、接続するか否かの判断を求める画像を移動端末100の画面に出力し、その結果、ユーザからの接続要求を開始する旨の入力を受け付けると、ステップS203で通知を受けたアンカーGWの情報と、ステップS204で抽出した通信ポリシーの情報とを格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信する(ステップS205)。そして、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、また、ポリシー制御ノード300の処理により、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
なお、上述のステップS201において、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であると判定されなかった場合には、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信したデータが通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う(ステップS206)。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
<第3の実施形態>
図8は第3の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第3の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第3の実施形態では、移動端末100が、第1の実施形態の接続先アンカーGW設定部130の代わりに、接続先アンカーGW登録部135を備える。接続先アンカーGW登録部135は、接続情報解析部120が解析した結果に接続先のアンカーGW200に関する情報、つまりアンカーGW識別子が含まれていた場合、取得したアンカーGW識別子をアンカーGW管理DB103に登録し、さらにアンカーGW選択部104へ通知する処理を行なう。それ以外の移動端末100の処理部については、第1の実施形態と同様である。
図9は第3の実施の形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
次に図9を用いて、第3の実施形態における移動端末100が、情報取得インターフェース110を介して情報媒体から媒体記憶情報を取得した際の処理を示している。
まず、第1の実施形態と同様に、情報取得インターフェース110が、情報媒体から媒体記憶情報を読み取り(ステップS300)、その読み取った媒体記憶情報を接続情報解析部120に送信する。次に、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報を示しており、正しいフォーマットであるかをチェックする(ステップS301)。
次に、ステップS301の結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定した場合、接続情報解析部120は、取得したデータから接続先のアンカーGWの情報を抽出し(ステップS302)、接続先アンカーGW登録部135に送信する。そして、接続先アンカーGW登録部135は、接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)を、アンカーGW管理DB103に登録する(ステップS303)。次に、接続先アンカーGW登録部135が、接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)をアンカーGW選択部104へ通知する。そして、アンカーGW選択部104は、取得したアンカーGW識別子を、外部ネットワーク20との接続時に、使用するアンカーGW識別子として選択し、伝送路生成部111へ通知する。そして、伝送路生成部111は、接続するか否かの判断を求める画像を移動端末100の画面に出力し、その結果、ユーザからの接続要求を開始する旨の入力を受け付けると、ステップS303で通知を受けたアンカーGWの情報を格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信する(ステップS304)。これにより、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
なお、アンカーGW管理部DB103にアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)が登録された後は、情報媒体からの媒体記憶情報を取得せずに、ユーザからの接続要求の指示の入力に基づいて、アンカーGW選択部104がアンカーGW管理DB103からアンカーGW識別子を読み取り、伝送路生成部111へ通知する。そして、伝送路生成部111は、通知を受けたアンカーGWの情報を格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信し、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立される。つまり、移動端末100は、情報媒体なしに、ユーザからの接続要求の入力のみでアンカーGW200との間の伝送路を確立し外部ネットワーク20へ接続することができる。
上述のステップS301において、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であると判定されなかった場合には、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信したデータが通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う(ステップS305)。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
<第4の実施形態>
図10は第4の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第4の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第4の実施形態では、移動端末100が、伝送路生成部111と接続先アンカーGW設定部130の処理において、第1の実施形態と一部異なる処理を行なう。
ここで、伝送路生成部111は、本発明の第1の実施形態の伝送路生成部111の処理に加え、さらに、接続先アンカーGW設定部130から接続先アンカーGWの情報と接続開始通知を取得し、当該取得した接続先アンカーGWの情報に基づいて伝送路の生成を開始する処理を行なう。
また、接続先アンカーGW設定部130は、本発明の第1の実施形態の接続先アンカーGW設定部130の処理に加え、接続情報解析部120から接続先のアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)を取得した際に、伝送路生成部111へ接続先のアンカーGWの情報と接続開始通知を送信する処理を行なう。
それ以外については、第1の実施形態と同じである。
図11は第4の実施形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
第4の実施形態における移動端末100は、まず、情報取得インターフェース110が、情報媒体から媒体記憶情報を読み取り(ステップS400)、その媒体記憶情報を接続情報解析部120に送信する。次に、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報を示しており、正しいフォーマットであるかをチェックする(ステップS401)。次に、ステップS401の結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定した場合、接続情報解析部120は、取得したデータから接続先のアンカーGWの情報を抽出し(ステップS402)、接続先アンカーGW設定部130に送信する。以上のステップS00〜02までは第1の実施形態と同様である。
そして、次に、接続先アンカーGW設定部130が接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)と接続開始通知を、伝送路生成部111に送信する(ステップS403)。そして、伝送路生成部111は、接続先アンカーGW設定部130から接続先アンカーGWの情報と接続開始通知を取得すると、接続するか否かの判断を求める画像の移動端末100の画面への出力や、ユーザからの接続要求を開始する旨の入力無しに、直ちに取得した接続先アンカーGWの情報に基づいて伝送路の確立の処理を開始する(ステップS404)。また、この伝送路の確立の処理を開始する際に、ユーザに接続の有無の問い合わせを行う事も可能である。伝送路の確率の処理において、伝送路生成部111は、ステップS402で通知を受けたアンカーGWの情報を格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信する。これにより、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
なお、上述のステップS401において、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であると判定されなかった場合には、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信したデータが通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う(ステップS405)。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
以上により、移動端末100は、情報媒体に格納されていた接続先アンカーGWの情報に基づいて、情報媒体から情報を取得したタイミングで外部ネットワーク20へ接続する事が可能となる。
<第5の実施形態>
図12は第5の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第5の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第5の実施形態では、移動端末100が、接続情報解析部120の処理において第4の実施形態と一部異なる処理を行なう。また、移動端末100が、新たにアプリケーション実行部13を備える。
ここで接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110から取得した情報から、アプリケーションの実行に関する情報を抽出し、当該抽出した情報をアプリケーション実行部13へ通知する処理を行なう。
また、アプリケーション実行部13は、接続情報解析部120から取得したアプリケーションの実行に関する情報を取得すると、取得した情報に基づいてアプリケーションを実行する処理を行なう。
なお、アプリケーションの実行に関する情報とは、移動端末100が情報媒体から取得したアンカーGWの情報に基づいて、コアネットワーク10を介して外部ネットワーク20に接続した後、当該接続した外部ネットワーク20上のサービスを利用するために移動端末100上で動作するアプリケーションに関する情報である。アプリケーションの実行に関する情報の具体的な例を挙げると、外部ネットワーク20上で利用するサービスがWebサービスの場合、WebサービスのURL(UniformResource Locator)やWebサービスにログインするためのユーザIDとパスワードである。またメールサービスの場合、アプリケーションの実行に関する情報とは、例えば、接続先のメールサーバと送信先のメールアドレスなどである。
図13は第5の実施の形態における、情報媒体に格納されている媒体記憶情報のデータフォーマットを示す図である。
図14は第5の実施の形態における情報媒体に格納されている情報識別子エリアが“apr:”の場合のデータフォーマットを示す図である。
図13は第5の実施の形態における情報取得インターフェース110が情報媒体から取得した情報のデータフォーマットである。図13で示すように、本データフォーマットには、アプリケーションの実行に関する設定領域が設けられている。例を挙げると、情報識別エリアが“apr:”の場合、次のエリアにはアプリケーションの実行に関する内容が格納されている。図14は、情報識別エリアが“apr:”の場合の、次のエリア(データエリア)に関するフォーマットを示している。“apr:”の次のエリア(データエリア)は、複数のアプリケーションに対応するためにさらに3つのエリアに分かれている。このエリアは、データ長を示すデータ長エリア、アプリケーションを識別するアプリ識別エリア、アプリケーションの識別に応じたアプリデータエリアである。
図15は第5の実施形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
次に図15のフローチャートを用いて第5の実施形態における移動端末100が、情報取得インターフェース110を介してデータを取得した際の処理について説明する。
第5の実施形態における移動端末100は、まず、情報取得インターフェース110が、情報媒体から媒体記憶情報を読み取り(ステップS500)、その読み取った媒体記憶情報を接続情報解析部120に送信する。次に、接続情報解析部120は、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であり、正しいフォーマットであるかをチェックする(ステップS501)。例えば、図13を用いて説明すると、先頭8バイトのエリアに“net::”があるか、情報識別子エリアの内容は正しいか、情報識別子エリアの次のデータエリアの内容は正しいか等をチェックする。そして、チェックした結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定した場合、接続情報解析部120は、取得したデータから、接続先のアンカーGWの情報とアプリケーションの実行に関する情報を抽出し(ステップS502)、接続先のアンカーGWの情報を接続先アンカーGW設定部130に送信し、またアプリケーションの実行に関する情報をアプリケーション実行部137に送信する。なお、アプリケーションの実行に関する情報の抽出処理においては、取得した媒体記憶情報内の情報識別子エリアの“apn:”の次のエリア(データエリア)を接続先のアンカーGWの情報として抽出し、また、当該取得した媒体記憶情報内の情報識別子エリアの“apr:”の次のエリア(データエリア)をアプリケーションの実行に関する情報として抽出する。
次に、接続先アンカーGW設定部130が接続情報解析部120から取得した接続先のアンカーGWの情報(アンカーGW識別子)と接続開始通知を、伝送路生成部111へ送信する(ステップS503)。また、伝送路生成部111は、接続先アンカーGW設定部130から接続先アンカーGWの情報と接続開始通知を取得すると、当該取得した接続先アンカーGWの情報に基づいて、伝送路の確立の処理を開始する(ステップS504)。この伝送路の確立の処理を開始する際に、ユーザに接続の有無の問い合わせを行う事も可能である。伝送路の確率の処理において、伝送路生成部111は、ステップS503で通知を受けたアンカーGWの情報を格納した接続要求を、モビリティ管理ノード500に対し送信する。これにより、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
また、アプリケーション実行部137は、接続情報解析部120から取得したアプリケーションの実行に関する情報、つまり情報識別エリア“apr:”の次のエリア(データエリア)の情報を取得すると、当該取得したアプリケーションの実行に関する情報に基づいてアプリケーションを実行する(ステップS505)。
一方、ステップS501において、チェックした結果、正しい通信設定情報のフォーマットであると判定されなかった場合は、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信したデータが通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
これにより、移動端末100は、情報媒体に格納されていた接続先アンカーGWの情報とアプリケーションの実行に関する情報に基づいて、情報媒体から情報を取得したタイミングで外部ネットワーク20へ接続し、さらに、アプリケーションを実行する事が可能となる。
なお、上述のステップS501において、取得した媒体記憶情報のフォーマットが、通信設定情報であると判定されなかった場合には、接続情報解析部120は、情報取得インターフェース110の受信したデータが通信設定情報ではないと判断し、フォーマットエラーの通知を行う(ステップS506)。通知先は移動端末100の実装方法毎に異なり、移動端末100の画面に表示させる事も可能である。
<第6の実施形態>
図19は第6の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第6の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第6の実施形態では、移動端末100が、複数のUICCスロット140を備えている。そして、移動端末100において、第1の実施の形態のアンカーGW管理DB103の代わりに、アンカーGW−UICC管理DB150を備え、また、第1の実施形態の接続先アンカーGW設定部130の代わりに接続先アンカーGW選択・設定部138を備え、また、アンカーGW選択部104の変わりに、新たに利用UICC選択・通知部170を備える。第1の実施形態の接続情報解析部120は本実施例の移動端末100では備えていない。それ以外については、第1の実施形態の構成と同じである。また本実施形態においては、情報媒体としてUICC180を明示的に示す。
ここで、UICC180は、既存のUICC(Universal IC Card)である。
また、UICCスロット140は、第1の実施形態の情報取得インターフェース110に相当する機能ではある。本実施形態ではUICC180を用いるのが前提のため、インターフェース110に代えて、明示的にUICCスロットとする。また本実施形態ではUICCスロット140が複数設けられているものとする。なお、従来のモバイル端末でも複数のUICCスロットが設けられている端末は存在する。
また、アンカーGW−UICC管理DB150は、アンカーGW識別子とUICCを一意に識別する情報を結びつけて記憶するDBである。ここで、UICCを一意に識別する情報とは、UICCの中に格納されている情報であり、IMSI(InternationalMobile Subscriber Identity):移動加入者識別子、MSISDN (Mobile SubscriberISDN Number):移動加入者番号、ISIM(IMS Subscriber Identity Module)内にあるプライベートユーザ識別子などである。アンカーGW−UICC管理DB150は、アンカーGW識別子と当該識別子のアンカーGW200を利用する際に用いるUICC180の情報とを予め対応付けて記憶している。そして、アンカーGW−UICC管理DB150は、アンカーGW識別子をキーとして、そのアンカーGW200との伝送路確立時に利用するUICC180を知りたいという問い合わせがあれば、アンカーGW識別子に対応したUICC180を一意に識別する情報を問い合わせ元の処理部へ通知し、UICCを一意に識別する情報をキーとして、そのUICCを利用する際に通信するアンカーGW200のアンカーGW識別子を知りたいという問い合わせがあればUICCを一意に識別する情報に対応したアンカーGW識別子を通知する処理を行なう。
また、利用UICC選択・通知部170は、移動端末100のUICCスロット140に複数のUICC180が挿入されている場合、どのUICC180を利用して通信するかを選択し、利用するUICC180が選択されると、当該利用するUICC180を一意に識別する情報を接続先アンカーGW選択・設定部138へ通知する。利用するUICCを選択する方法としては、利用UICC選択・通知部170にユーザインターフェースが搭載されていてユーザが選択してもよいし、また、利用するUICCを選択する条件があらかじめ設定されていて条件によって自動的に利用するUICCを選択するようにしてもよい。
また、接続先アンカーGW選択・設定部138は、利用UICC選択・通知部170から通信に利用するUICC180を一意に識別する情報を取得すると、アンカーGW−UICC管理DB150へUICC180を一意に識別する情報をキーとして問い合わせ、該当するアンカーGW識別子を取得し、取得したアンカーGW識別子を伝送路生成部111に通知する機能を持つ。
図20は第6の実施形態における、移動端末が情報媒体から情報を受信した際の動作を示すフローチャートを示す図である。
次に図20のフローチャートを用いて第6の実施形態における処理について説明する。
本実施形態においては、移動端末100の複数のUICCスロット140にUICC180が挿入されている状態において、利用UICC選択・通知部170によって通信に用いるUICC180が選択され、伝送路生成時に指定する接続先アンカーGWを決定する。
まず、利用UICC選択・通知部170が、通信に利用するUICC180を選択する(ステップS700)。次に、利用UICC選択・通知部170は、ステップS700において選択したUICC180を一意に識別する情報を、接続先アンカーGW選択・設定部138へ通知する(ステップS701)。そして、接続先アンカーGW選択・設定部138は、ステップS701によって取得したUICCを一意に識別する情報を検索キーとして、接続先アンカーGWを取得する問い合わせをアンカーGW−UICC管理DB150へ行い(ステップS702)、その結果、アンカーGW−UICC管理DB150より、問い合わせ結果である接続先アンカーGWの識別子を取得する(ステップS703)。
次に、接続先アンカーGW選択・設定部138は、ステップS703で取得した接続先アンカーGWの識別子を伝送路生成部111へ通知する(ステップS704)。そして、伝送路生成部111は、接続先アンカーGW選択・設定部138から接続先アンカーGWの情報を取得すると、当該取得した接続先アンカーGWの情報に基づいて、伝送路の確立の処理を開始する(ステップS705)。伝送路の確率の処理において、伝送路生成部111は、ステップS704で通知を受けたアンカーGWの情報を、モビリティ管理ノード500に対し送信する。これにより、コアネットワーク10では、移動端末100と接続要求に格納されているアンカーGW200との間の伝送路を確立し、接続要求に格納された通信ポリシーでアンカーGW200と移動端末100との間の通信が行なわれる。
以上により、移動端末100において、通信に利用するUICC180を選択する事により、伝送路生成時の接続先アンカーGWとしてアンカーGW−UICC管理DB150に格納されているUICCに対応したアンカーGWが選択される。
<第7の実施形態>
図21は第7の実施形態における移動端末を示す図である。
次に、第7の実施形態における移動端末の処理について説明する。
第7の実施形態においては、移動端末100は、アンカーGW情報の格納されたUICC180を挿入するだけで、第6の実施形態におけるアンカーGW−UICC管理DB150へアンカーGW識別子とUICCを一意に識別する情報とが対応付けられて登録される。
ここで、第7の実施形態では、第6の実施形態の移動端末100に、アンカーGW−UICC登録部160がさらに備えられ、UICC180の代わりにアンカーGW情報の格納されたUICC181が挿入される。それ以外の構成については、第6の実施形態と同じである。
そして、図21で示すように、本実施形態の移動端末100において、UICC181は、既存のUICCに接続先のアンカーGWの識別子が格納される領域が設けられており、当該格納領域にアンカーGWの識別子が格納されている。
また、アンカーGW−UICC登録部160は、UICCスロット140に挿入されたUICC181からアンカーGW識別子とUICCを一意に識別する情報を抽出し、アンカーGW−UICC管理DB150へ、それら抽出した情報を対応付けて登録する。
以上により、UICC181を移動端末100に装着する事で、アンカーGW−UICC管理DB150にアンカーGW識別子とUICCを一意に識別する情報を結びつけて登録することが可能となる。そして、実施形態6と同様の処理が行なわれる。
以上、本発明の第1〜第7の実施形態による移動通信システムの移動端末100の処理について説明したが、上述の処理によれば、ユーザが接続したい外部ネットワーク20のアンカーGW200の情報が格納されている情報媒体を近づける、または装着するという作業だけで、移動端末100の接続先のアンカーGW200が選択されて、当該アンカーGW200との伝送路が確立され、そのアンカーGW200が接続される外部ネットワーク200との通信接続を行なうことができるため、ユーザが接続先の外部ネットワークを切り替える際にユーザが設定すべき手順を簡略化させる事ができる。
また、情報媒体に格納する情報に、課金情報や通信品質などの通信ポリシー情報を追加する事により、ユーザが接続したい外部ネットワーク200の接続情報が格納されている情報媒体を移動端末に近づけるまたは装着するという作業だけで、移動端末100が外部ネットワーク200に接続する際に通信ポリシーの設定も同時に行う事が可能となる。
また、情報媒体に格納する情報に、サービスに接続するための情報(起動アプリケーション名、接続先URL、ユーザIDとパスワード等)を追加する事により、ユーザが接続したいモバイルネットワークの接続情報が格納されている情報媒体をモバイル端末にかざす、または装着するだけで、自動にモバイルネットワークへ接続した後に、自動にサービスへの接続・ログインも可能となる。
なお、上述の移動端末100、コアネットワーク10内の各ノードやサーバやGW等は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
(付記)前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子を、アンカーゲートウェイデータベースへ登録する接続先アンカーゲートウェイ登録部と、
を備えることを特徴とする移動通信システム。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる、モバイルネットワーク事業者から無線ネットワークや中継網を借り受けてユーザへサービスを提供する事業者が、MVNOがサービスに応じたネットワーク環境を自前で構築する事により、スケールメリットが必要な大手キャリアではできないきめ細かいサービスを提供し始めている。きめ細かいサービスの例としては、サービス利用の通信品質の確保、接続範囲の制御、自由な課金形態などである。
今後、移動端末がネットワークサービスの種類によって接続先のMVNOを切り替えるために、アンカーGWを切り替えていく状況が考えられる。
また、NFC(Near Field Communication)の様な近距離通信の機能が搭載された携帯電話が普及しており、NFCを活用したサービスが広まりつつある。本発明は、NFCのような近距離通信を活用した情報媒体と移動端末の技術であるため、今後利用される可能性が高いと考えられる。
10・・・コアネットワーク
20・・・外部ネットワーク
100・・・移動端末
200・・・アンカーGW
300・・・ポリシー制御ノード
400・・・アクセスGW
500・・・モビリティ管理ノード
600・・・無線基地局
700・・・認証サーバ

Claims (10)

  1. 複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムであって、
    前記移動端末が、
    前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る情報取得インターフェース部と、
    前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する接続情報解析部と、
    前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記接続情報解析部は、前記媒体記憶情報から通信ポリシー情報を抽出し、
    前記伝送路生成部は、前記通信ポリシー情報を格納した前記接続要求を、前記モビリティ管理ノードへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記伝送路生成部は、接続要求の開始の指示の入力に基づいて、前記接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記接続情報解析部は、前記アンカーゲートウェイ装置の識別子の抽出に基づいて前記伝送路生成部へ接続開始通知を出力し、
    前記伝送路生成部は、前記接続開始通知の入力に基づいて、直ちに、前記接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動通信システム。
  5. 前記接続情報解析部は、前記媒体記憶情報からアプリケーション実行用情報を抽出し、
    前記アプリケーション実行用情報に基づいて、当該情報が示すアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の移動通信システム。
  6. 複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムであって、
    前記移動端末が、
    前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納するUICC(Universal Integrated Circuit Card)を挿入可能な複数のUICCのスロットと、
    前記UICCのスロットに挿入された前記UICCから抽出した、前記複数のUICCの識別情報と前記アンカーゲートウェイ装置の識別子とを対応付けて記憶するデータベースと、
    予め設定されているUICCを選択する条件に基づいて前記複数のUICCを自動的に選択して、当該選択したUICCに対応する前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を前記データベースから取得するUICC選択部と、を備え、
    前記取得したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
  7. 前記UICCに登録されている、前記UICCの識別情報と前記アンカーゲートウェイ装置の識別子とを対応付けて前記データベースへ登録するUICC登録部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける通信方法であって、
    前記移動端末の情報取得インターフェース部が、前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取り、
    前記移動端末の接続情報解析部が、前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出し、
    前記移動端末の伝送路生成部が、前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する
    ことを特徴とする通信方法。
  9. 複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける前記移動端末であって、
    前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る情報取得インターフェース部と、
    前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する接続情報解析部と、
    前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する伝送路生成部と、
    を備えることを特徴とする移動端末。
  10. 複数の外部ネットワークの何れかに接続されているアンカーゲートウェイ装置であって、移動端末が前記外部ネットワークへアクセスする際の通信パケットの中継を行なうアンカーゲートウェイ装置を有する移動通信システムにおける前記移動端末のコンピュータを、
    前記アンカーゲートウェイ装置の識別情報を格納する情報媒体から媒体記憶情報を読み取る手段、
    前記読み取った媒体記憶情報内に通信を行なうことを示す通信設定情報が格納されているかを判定し、当該通信設定情報が格納されている場合に、当該媒体記憶情報内から前記アンカーゲートウェイ装置の識別子を抽出する手段、
    前記抽出したアンカーゲートウェイ装置の識別子で特定される前記アンカーゲートウェイ装置を介した前記外部ネットワークとの接続要求を、前記アンカーゲートウェイ装置との伝送路確立処理を行なうモビリティ管理ノードへ送信する手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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