JP5612394B2 - 液体加熱装置 - Google Patents

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本発明は、液槽の底部に、第1方向の両端部を一対の外側壁にて囲まれた加熱室が設けられた液体加熱装置に関する。
従来の液体加熱装置として、例えば、特許文献1には、液槽の底部に設けた加熱室が、第1方向の両端部を一対の外側壁と第1方向に直交する第2方向の両端部を一対の外側壁との4つの外側壁にて囲まれた空間として形成され、その加熱室の上壁が液槽の底壁にて構成されている液体加熱装置が開示されている。この特許文献1に記載の液体加熱装置では、加熱室は概略方形に形成されており、対角した位置関係にある一方のコーナ位置にバーナーが配置されるとともに、他方の対角位置に排気口が配置され、加熱室には、バーナーの燃焼ガスを通流させて排気口に導く燃焼ガス流路が備えられている。この例では、当該明細書の図2において、その上下方向が本願にいう第1方向となり、その横方向が本願にいう第2方向となる。
即ち、燃焼ガス流路が、第1方向で加熱室の一端部からバーナーの燃焼ガスを受け入れて、その受け入れた燃焼ガスを第1方向で加熱室の一端部から他端部まで通流させ、第1方向の他端部に位置する外側壁にてその通流方向を反転させて、燃焼ガスを第1方向で加熱室の他端部から一端部まで、さらに第1方向に沿って通流させる形態で、燃焼ガスを第2方向で加熱室の一端部から他端部に順次通流させるジグザグ状に構成されている。
特開2000−254012号公報
特許文献1の液体加熱装置においては、燃焼ガス流路が、第1方向で加熱室の一端部から受け入れた燃焼ガスを他端部まで第1方向に沿って通流させ、当該他端部に配設された外側壁にてその通流方向を反転させている。この通流方向が反転される燃焼ガスは、バーナーから受け入れたのち、さらに第1方向に沿って通流させただけであり、その燃焼ガスの温度は高温となっている。したがって、燃焼ガスと外側壁との温度差が大きく、燃焼ガスが外側壁にて通流方向が反転される際に、燃焼ガスから外側壁に放熱される放熱量が大きくなっており、熱効率が低下することになる。さらに、燃焼ガスが排気された後には、その燃焼ガスからの熱回収手段などが設けられておらず、この点についても改善することで熱効率が向上される可能性がある。
また、特許文献1の液体加熱装置においては、燃焼ガスが、燃焼ガス流路によって、第1方向の一端部又は他端部にて通流方向を反転させながら、第2方向で加熱室の一端部から他端部に順次通流されるのであるが、上述の如く、第1方向の一端部又は他端部にて通流方向を反転させる際の燃焼ガスからの放熱量が大きいので、第2方向で加熱室の一端部側を通流する燃焼ガスと加熱室の他端部側を通流する燃焼ガスとの温度差が大きくなっている。しかも、燃焼ガス流路は、受け入れた燃焼ガスの全量を、第1方向の一端部又は他端部にて通流方向を反転させながら、第2方向で加熱室の一端部から他端部に順次通流させるので、燃焼ガスの通流距離が長くなっており、燃焼ガス流路の上流側を通流する燃焼ガスと下流側を通流する燃焼ガスとの温度差が大きくなる。そして、燃焼ガス流路の上流側は、第2方向で加熱室の一端部側であり、燃焼ガス流路の下流側は、第2方向で加熱室の他端部側であるので、この点からも、第2方向で加熱室の一端部側を通流する燃焼ガスと加熱室の他端部側を通流する燃焼ガスとの温度差が大きくなっている。したがって、液槽内における第2方向での液体の温度分布が問題となり、液槽内の液体温度の均一化が困難になるという問題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、放熱を抑制して熱効率を向上させつつ、液槽内の液体温度の均一化が可能な液体加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る液体加熱装置は、液槽の底部に、第1方向の両端部を一対の外側壁にて囲まれた加熱室が設けられた液体加熱装置であって、その特徴構成は、前記第1方向に直交する第2方向の一端部に燃焼ガスを発生させるバーナーと当該バーナーにより発生した燃焼ガスを前記加熱室に導入する燃焼ガス導入部が配置された燃焼ガス導入空間が形成され、且つ、前記第2方向の他端部に前記加熱室の燃焼ガスを外部に排気させる排気口が配置されるとともに、前記加熱室には、前記燃焼ガス導入部から燃焼ガスを通流させて前記排気口に導く燃焼ガス流路が備えられ、
前記燃焼ガス流路は、前記第1方向において前記加熱室の中央側にて前記燃焼ガス導入部にて導入された燃焼ガスを受け入れて、その受け入れた燃焼ガスを前記第2方向に沿って通流させる第1流路部と、その第1流路部を通流した燃焼ガスを前記第1方向における前記加熱室の中央側から一端部側及び他端部側の両側に通流させて前記加熱室の外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く第2流路部とを有して構成され
当該加熱室は、前記第1方向よりも前記第2方向に長く形成され、且つ、前記第2方向の一端部に配置された前記バーナーが前記燃焼ガス流路よりも下方に配置され、
前記排気口から排出された燃焼ガスと前記バーナーに供給される空気との熱交換を行う熱交換器が、前記加熱室の前記燃焼ガス流路の下部に、前記第2方向の他端部から一端部にわたって配置される状態で収容されている点にある。
上記特徴構成によれば、燃焼ガス導入部より導入する燃焼ガスを、第1流路部によって、第1方向において加熱室の中央側にて受け入れており、その受け入れた燃焼ガスを第2方向に沿って通流させている。したがって、燃焼ガスは、第1流路部を通流することによって、放熱対象を加熱室の外側壁とするのではなく、放熱対象を加熱室の中央側として放熱してその温度が低下する。そして、第1流路部を通流した燃焼ガスは、第2流路部によって、第1方向において加熱室の中央側から端部側に通流させたのち、外側壁に沿って通流させるので、第1流路部及び第2流路部の一部を通流して温度低下した燃焼ガスを、外側壁に沿って通流させることができる。したがって、燃焼ガスの温度と外側壁との温度差を小さくすることができ、燃焼ガスから外側壁に放熱される放熱量を極力小さくすることができるので、外側壁に対する放熱による熱損失を少なくして熱効率を向上させることができる。また、本特徴構成によれば、燃焼ガス導入部より導入する高温の燃焼ガスを第1流路部によって第2方向に沿って通流させるので、第2方向で加熱室の一端部側だけでなく、加熱室の他端部側にも高温の燃焼ガスを通流させることができる。したがって、第2方向で加熱室の一端部側を通流する燃焼ガスと他端部側を通流する燃焼ガスとの温度差を極力小さくすることができ、液槽内における第2方向での液体温度の均一化を図ることができる。しかも、上述の如く、燃焼ガスから外側壁に放熱される放熱量を極力小さくすることができることから、第2流路部によって、燃焼ガスを外側壁に沿って通流させた後、排気口に導いても、その排気口に導く燃焼ガスと第1流路部にて受け入れる燃焼ガスとの温度差を必要最小限にとどめることができる。よって、この点からも、第2方向で加熱室の一端部側を通流する燃焼ガスと他端部側を通流する燃焼ガスとの温度差を極力小さくすることができ、液槽内における第2方向での液体温度の均一化を図ることができる。
ここでは、燃焼ガス導入部と燃焼ガスを生成する例えばバーナーの位置関係を述べなかったが、この燃焼ガス導入部にバーナーを設けるものとしてもよい。
また、上記特徴構成によれば、液槽と加熱室に加えて、熱交換器をも液体加熱装置本体において加熱室の下部に収納されている。したがって、加熱室から排気される燃焼ガスを直接熱交換器に導入することができ、加熱室から排気された燃焼ガスの温度を低下させることなく熱交換器に導入させることができる。これにより、排気口から排出される燃焼ガスを利用して熱交換器によってバーナーに供給される空気を予め加熱しておくことができる。よって、バーナーにて燃焼ガスを発生するに当たり、排気口から排出される燃焼ガスが有する熱を有効に活用することができ、熱効率の向上を図ることができる。
このように、液体加熱装置本体において加熱室の下部に熱交換器を収納すると、その熱交換器を設置するためのスペースを加熱室の下部に設けなければならず、液槽及び加熱室の第2方向での大きさが大きくなってしまう。それ故に、例えば、特許文献1に記載の液体加熱装置では、外側壁にて燃焼ガスの通流方向を反転させる回数が多くなる等によって、第2方向で加熱室の一端部側を通流する燃焼ガスと加熱室の他端部側を通流する燃焼ガスとの温度差が大きくなってしまい、第2方向での液槽内の液体温度の均一化を図ることができなくなるという問題が顕著になる。そこで、本発明では、上述の如く、燃焼ガス流路が第1流路部と第2流路部を備えるという特徴構成を採用することで、バーナーに供給する空気を燃焼ガスが有する熱を利用して効率よく加熱することができるという利点を得ることができながら、第2方向での液槽内の液体温度の均一化を図ることができる。
本発明に係る液体加熱装置の更なる特徴構成は、前記第2流路部は、前記第1方向において前記加熱室の中央側から一端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く一端部側流路部位と前記第1方向において前記加熱室の中央側から他端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く他端部側流路部位とを備え、前記一端部側流路部位と前記他端部側流路部位とは、前記第1方向において前記加熱室の中央部を中心とする対称な形状の流路部位にて構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、第2流路部の一端部側流路部位と他端部側流路部位が加熱室の中央部を中心とする対称な形状の流路が形成されているので、一端部側流路部位によって第1方向で加熱室の一端部側に通流させる燃焼ガスの温度と、他端部側流路部位によって第1方向で加熱室の他端部側に通流させる燃焼ガスの温度とを均一にすることができる。したがって、第1方向での加熱室の燃焼ガスの温度分布を均一にすることができ、第1方向での液槽内の液体温度の均一化を図ることができる。
本発明に係る液体加熱装置の更なる特徴構成は、前記第2流路部は、前記第1方向において前記加熱室の中央側から一端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く一端部側流路部位と前記第1方向において前記加熱室の中央側から他端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く他端部側流路部位とを備え、
前記一端部側流路部位と前記他端部側流路部位の夫々は、前記第2方向に沿って通流させたのちその通流方向を反転させて前記第2方向に沿って通流させる形態で、前記第1流路部を通流した燃焼ガスを前記第1方向において前記加熱室の中央側から端部側に順次通流させるジクザグ状の流路部位にて構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、第2流路部の一端部側流路部位及び他端部側流路部位の夫々は、燃焼ガスを、第2方向の加熱室の一端部及び他端部にて通流方向を反転させながら、第1方向で加熱室の中央側から端部側に順次通流させることができる。したがって、第1流路部によって燃焼ガスを第2方向に沿って通流させるだけでなく、第2流路部の一端部側流路部位及び他端部側流路部位の夫々においても、燃焼ガスを第2方向に沿って通流させることができる。その結果、第2方向での加熱室の燃焼ガスの温度分布を均一にすることができ、第2方向での液槽内の液体温度の均一化を図ることができる。
本発明に係る液体加熱装置の更なる特徴構成は、前記燃焼ガス導入部が、前記第1方向の前記加熱室の中央側に設置され、前記第1方向で連続して燃焼ガスを導入自在に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、加熱室に燃焼ガスを導入する燃焼ガス導入部が加熱室の第1方向の中央側に設置され、第1方向で連続して燃焼ガスを導入するので、燃焼ガス導入部にて加熱室に燃焼ガスが導入された直後に、第1方向において加熱室の中央側にて燃焼ガスを受け入れる第1流路部に通流させることができる。したがって、より高温の燃焼ガスを第1流路部に通流させることができ、放熱量が少ないため、燃焼ガス流路を通流する燃焼ガスによって液槽内の液体を効率よく加熱することができる。
本発明に係る液体加熱装置の更なる特徴構成は、一つの前記液槽の底部に、前記加熱室を前記第2方向に沿って複数並べて配置している点にある。
上記特徴構成によれば、第2方向での液槽の大きさが大きなものであっても、加熱室を第2方向に沿って複数並べて配置することで、複数の加熱室の夫々を通流する燃焼ガスによって液槽を加熱することができる。そして、複数の加熱室の夫々は、上述の如く、外側壁での放熱を防止しながら、液槽内の液体温度の均一化が可能であるので、第2方向での液槽の大きさが大きな液体加熱装置であっても、複数の加熱室によって、外側壁での放熱を防止しながら、液槽内の液体温度の均一化を図ることができる。
第1参考形態に係るフライヤーの縦断面図 図1のフライヤーのII−II矢視図 図1のフライヤーのIII−III矢視図 施形態に係るフライヤーの概略斜視図 2参考形態に係るフライヤーの縦断面図 図5のフライヤーのVI−VI矢視図
〔第1参考形態〕
以下、第1参考形態に係るフライヤー(液体加熱装置に相当)の形態を、図面に基づいて説明する。図1はフライヤーDの側面からの縦断面図であり、図2はフライヤーDの横断面図(図1のフライヤーのII−II矢視図)である。また、図3はフライヤーDの正面からの縦断面図(図1のフライヤーのIII−III矢視図)である。図1に示すように、フライヤーDは油Pが収容される油槽1(液槽に相当)と、油槽1内の油Pを加熱するために油槽1の底板1a下に配設された加熱室3を備えて構成されている。図2に示すように、加熱室3は、その側周囲が、第1方向(図中X方向)の両端部に配設された一対の外側壁2aおよび2bと、第2方向(図中Y方向)の両端部に配設された一対の外側壁2cおよび2dとから囲まれ、その上部が油槽底板1aとされ、加熱室3の下面が底壁10にて囲まれた空間にて構成されている。ここで、加熱室3は、例えば、直方体状の空間にて形成されており、平面視において短手方向が第1方向(図中X方向)となっており、長手方向が第2方向(図中Y方向)となっている。これにより、加熱室3は、第1方向よりも第2方向に長い空間となっている。
例えば、この油槽1の長手方向が被調理物の搬送方向とされ、この油槽1の短手方向が被調理物の両端支持方向とされる。
フライヤーDには、燃焼ガスEを発生させるバーナー4と、その発生させた燃焼ガスEを加熱室3に導入するための燃焼ガス導入部と、加熱室3の燃焼ガスEを外部に排気するための排気口5とが備えられ、加熱室3には、バーナー4にて発生した燃焼ガスEを通流させて排気口5に導く燃焼ガス流路6が備えられている。この第1参考形態では、バーナー4にて加熱室3内に火炎が形成されるため、燃焼ガス導入部は、この例の場合、バーナー4にて形成される火炎の終端部位及びその周辺部位となる。バーナー4及び燃焼ガス導入部は、第2方向(図中Y方向)で加熱室3の一端部3aに配置しており、排気口5は、第2方向で加熱室3の他端部3bに配置しており、バーナー4と排気口5とは第2方向で加熱室3の対向する端部になるように配置している。燃焼ガス流路6は、バーナー4の燃焼ガスEを受け入れて、その受け入れた燃焼ガスEを加熱室3の全体に亘って通流させて、排気口5から加熱室3の外部に燃焼ガスEを排気させるように構成されている。そして、燃焼ガス流路6は、第1方向(図中X方向)において加熱室3の中央側にてバーナー4の燃焼ガスEを燃焼ガス受入口7より受け入れて、その受け入れた燃焼ガスEを第2方向に沿って通流させる第1流路部Ka,Kbと、その第1流路部Ka,Kbを通流した燃焼ガスEを第1方向において加熱室3の中央側から一端部側及び他端部側の両側に通流させて外側壁2a,2bに沿って通流させた後、排気口5に導く第2流路部La,Lbとを有している。
(バーナー)
第2方向(図中Y方向)で加熱室3の一端部3a側にはバーナー4が設けられており、そのバーナー4が配置されている空間を加熱室3に燃焼ガスEを導入させる燃焼ガス導入空間として構成されている。バーナー4には燃料Fと空気Aが燃料供給路8と空気供給路9により供給される。バーナー4は加熱室3の底壁10から上方側に向けて燃焼ガスEを噴出自在に構成されており、その上方側に噴出される燃焼ガスEを加熱室3に導入するように構成されている。バーナー4は、第1方向(図中X方向)の加熱室3の中央側に設置され、第1方向で連続して燃焼ガスEを発生自在に構成されている。つまり、バーナー4は、第1方向で加熱室3の中央部が中心となるように配置されており、第1方向でのバーナー4の長さは加熱室3の略全長に亘る長さを有している。これにより、燃焼ガス導入部が、第1方向の加熱室3の中央側に設置され、第1方向で連続して燃焼ガスを導入自在に構成されている。そして、バーナー4は、第1方向でバーナー4の全長に亘って燃焼ガスEを噴出して、全体として第1方向に長い火炎を形成するように構成されている。バーナー4には着火装置(図示せず)により自動で着火が可能であり、着火後は火力調整装置(図示せず)により火力調整が可能なように構成されている。また、火力調整装置は、フライヤーDに備えられた油温の温度調整装置(図示せず)によっても制御可能に構成される。
(排気口)
また、第2方向(図中Y方向)で加熱室3の他端部3b側には、燃焼ガスEの排気口5が設けられている。排気口5は、第1方向(図中X方向)の中央部であって加熱室3の底壁10を円形に開口して設けられている。また、排気口5から排出された燃焼ガスEは、燃焼空気Aとの熱交換を行うために燃焼ガスダクト22によって熱交換器21に導かれる。
(燃焼ガス流路)
上述の如く、本参考形態に係るフライヤーDでは、加熱室3に導入された燃焼ガスEを加熱室3を通流させて排気口5に導く燃焼ガス流路6を備えており、その燃焼ガス流路6が、第1流路部Ka,Kbと第2流路部La,Lbとを有している。
第1流路部Ka,Kbは、第1方向(図中X方向)に隣接する状態で一対備えられており、一対の第1流路部Ka,Kbの夫々は、第1方向において加熱室3の中央側にてバーナー4の燃焼ガスEを燃焼ガス受入口7より受け入れて、その受け入れた燃焼ガスEを第2方向(図中Y方向)に沿って通流させる直線状の流路部にて構成されている。ここで、第1流路部Ka,Kbにおいて燃焼ガスEを第2方向に沿って通流させる流路長さは、極力長くしている。これにより、バーナー4にて発生された直後の燃焼ガスEを第2方向で加熱室3の極力全長に亘って通流させて、第2方向での油槽1の油温の均一化を図るようにしている。一対の第1流路部Ka,Kbの流路幅は同一の流路幅に構成されている。これにより、バーナー4によって、第2方向で加熱室3の一端部3aに形成された燃焼ガス導入空間に導入された燃焼ガスEが、略均等に2分されて、2つの燃焼ガス受入口7の夫々から一対の第1流路部Ka,Kbの夫々に供給されるように構成されている。
第2流路部La,Lbは、第1方向(図中X方向)において加熱室3の中央側から一端部側に通流させて外側壁2aに沿って通流させた後、排気口5に導く一端部側流路部位Laと第1方向において加熱室3の中央側から他端部側に通流させて外側壁2bに沿って通流させた後、排気口5に導く他端部側流路部位Lbとを備えている。つまり、第2流路部は、一端部側流路部位Laと他端部側流路部位Lbとの2つの流路部位から構成されており、一端部側流路部位Laは、一方の第1流路部Kaを通流した燃焼ガスEを第1流路部Kaに引き続いて通流させて排気口5に導くように構成されており、他端部側流路部位Lbは、他方の第1流路部Kbを通流した燃焼ガスEを第1流路部Kbに引き続いて通流させて排気口5に導くように構成されている。
一端部側流路部位Laは、燃焼ガスEの通流方向を折り返し部Xaによって第1流路部Kaでの通流方向とは反転させて第2方向(図中Y方向)に沿って燃焼ガスEを通流させる直線状の中間流路Qaと、燃焼ガスEの通流方向を折り返し部Yaによって中間流路Qaでの通流方向とは反転させて外側壁2aおよび第2方向に沿って燃焼ガスEを通流させたのち、燃焼ガスEの通流方向を屈曲部Zaによって90度転換させて第1方向(図中X方向)に沿って通流させて排気口5に導くL字状の外側流路Raとから構成されている。一方、他端部側流路部位Lbも、一端部側流路部位Laと同様に、燃焼ガスEの通流方向を折り返し部Xbによって第1流路部Kbでの通流方向とは反転させて第2方向に沿って燃焼ガスEを通流させる直線状の中間流路Qbと、燃焼ガスEの通流方向を折り返し部Ybによって中間流路Qbでの通流方向とは反転させて外側壁2bおよび第2方向に沿って燃焼ガスEを通流させたのち、燃焼ガスEの通流方向を屈曲部Zbによって90度転換させて第1方向に沿って通流させて排気口5に導くL字状の外側流路Rbとから構成されている。そして、中間流路Qa、Qbおよび外側流路Ra,Rbの夫々は、同一の流路幅に構成され、第1流路部Ka,Kb、及び中間流路Qa、Qbの夫々は、同一の流路長さに構成されている。また、中間流路Qaと中間流路Qbとは、第1方向において加熱室3の中央部を中心として対称な形状に構成され、且つ、外側流路Raと外側流路Rbとは、第1方向において加熱室3の中央部を中心として対称な形状に構成されている。
このようにして、一端部側流路部位Laと他端部側流路部位Lbとは、第1方向(図中X方向)において加熱室3の中央部を中心とする対称な形状の流路部位にて構成されている。また、一端部側流路部位Laと他端部側流路部位Lbの夫々は、第2方向(図中Y方向)に沿って通流させたのちその通流方向を反転させて第2方向に沿って通流させる形態で、第1流路部Ka,Kbを通流した燃焼ガスを第1方向において加熱室3の中央側から端部側に順次通流させるジクザグ状の流路部位にて構成されている。
上述の第1流路部Ka,Kbや第2流路部La,Lbにおける中間流路Qa,Qbおよび外側流路Ra,Rb、折り返し部Xa,Xb、折り返し部Ya,Yb、屈曲部Za,Zbの夫々は、加熱室3に複数の仕切板を配設することで、区画形成されている。
第1流路部Kaと第1流路部Kbとは、第1方向(図中X方向)で加熱室3の中央部に配設されて第2方向に沿って延びる中央仕切板70を挟んで第1方向に隣接する状態で区画形成されている。そして、第1流路部Kaと中間流路Qaとは、第2方向(図中Y方向)に沿って延びる第1仕切板71aを挟んで第1方向に隣接する状態で区画形成されており、第1流路部Kbと中間流路Qbとについても、第2方向に沿って延びる第1仕切板71bを挟んで第1方向に隣接する状態で区画形成されている。また、中間流路Qaと外側流路Raとは、第2方向に沿って延びる第2仕切板72aを挟んで第1方向に隣接する状態で区画形成されており、中間流路Qbと外側流路Rbとについても、第2方向に沿って延びる第2仕切板72bを挟んで第1方向に隣接する状態で区画形成されている。
そして、中央仕切板70及び第2仕切板72aにおいて第2方向の他端部3b側の端部同士を連結する排気口仕切板81が備えられており、この排気口仕切板81は、第2方向(図中Y方向)で間隔を隔てて外側壁2dと平行になるように設置されている。これにより、第1流路部Kaから中間流路Qaへの折り返し部Xaは、中央仕切板70、排気口仕切板81及び第2仕切板72aにて囲まれたコ字状に区画形成されている。また、排気口仕切板81は、中央仕切板70及び第2仕切板72aにおいて第2方向の他端部3b側の端部同士だけでなく、第2仕切板72bにおいて第2方向の他端部3b側の端部にも連結されている。これにより、第1流路部Kbから中間流路Qbへの折り返し部Xbは、中央仕切板70、排気口仕切板81及び第2仕切板72bにて囲まれたコ字状に区画形成されている。
次に、第1仕切板71aにおいて第2方向の一端部3a側の端部と外側壁2aと同士を連結する導入部仕切板80aが備えられ、この導入部仕切板80aは、第2方向で間隔を隔てて外側壁2cと平行になるように設置されている。これにより、中間流路Qaから外側流路Raへの折り返し部Yaは、第1仕切板71a、導入部仕切板80a及び外側壁2aにて囲まれたコ字状に区画形成されている。また、第1仕切板71bにおいて第2方向の一端部3a側の端部と外側壁2bと同士を連結する導入部仕切板80bが備えられ、この導入部仕切板80bは、第2方向で間隔を隔てて外側壁2cと平行になるように設置されている。これにより、中間流路Qbから外側流路Rbへの折り返し部Ybは、第1仕切板71b、導入部仕切板80b及び外側壁2bにて囲まれたコ字状に区画形成されている。さらに、外側流路Raにおける屈曲部Zaは、折り返し部Xaにおいて排気口仕切板81と第2仕切板72aで構成される角部を、加熱室3の外側壁2aと外側壁2dで構成される外側壁角部で囲うように形成される。また、屈曲部Zbは、折り返し部Xbの排気口仕切板81と第2仕切板72bの角部を、加熱室3の外側壁2bと外側壁2dで構成される外側壁角部で囲うように形成される。
したがって、燃焼ガスEを折り返し部Yaから排気口5まで導く外側流路Raは、第2仕切板72aと外側壁2aとに挟まれた第2方向に延びる流路と、排気口仕切板81と外側壁2dとに挟まれた第1方向(図中X方向)に延びる流路とが屈曲部Zaで接続されて構成されている。また、外側流路Rbについては第1方向において加熱室3の中央部を中心として、外側流路Raに対称な形状及び位置に構成されている。
ここで、バーナー4で発生してから排気口5において排気されるまでの燃焼ガスEの流れについて説明すると、図2において矢印で示すように、まず、バーナー4の燃焼によって発生した燃焼ガスEは、燃焼ガス受入口7に導かれる。そして、燃焼ガス流路6の第1流路部Kaに導かれた燃焼ガスEは第2方向(図中Y方向)に沿って通流し、折り返し部Xaにおいて第2流路部Laの中間流路Qaに流入し、通流方向を反転して第2方向に沿って中間流路Qaを通流する。そして、折り返し部Yaにおいて再度通流方向を反転して外側壁2a及び第2方向に沿って外側流路Raを通流する。そして屈曲部Zaにおいてその通流方向が第1方向(図中X方向)に沿う方向に方向転換され排気口5に導かれる。また、第1流路部Kbに導入された燃焼ガスEは、上記第一流路部Kaに導かれた燃焼ガスEの流れと第1方向で加熱室3の中央部を中心として対称な状態で通流して、排気口5に導かれる。このように燃焼ガスEは燃焼ガス流路6を上記順序で通流し、その間に加熱室3の上部に位置する油槽1を加熱して、排気口5に導かれる。
油槽下部1aの中央部に位置する第1流路部Ka,Kbを流れる燃焼ガスEは、バーナー4の燃焼にて発生した直後の高温の燃焼ガスEである。これにより油槽1の底板1aの第1方向(図中X方向)の中央部において油槽1内の油Pに高温の燃焼ガスEによって熱が伝達される。したがって、油Pが効率よく加熱されるとともに、油槽1内の第2方向(図中Y方向)における油温分布の均一化が可能になる。また、加熱室3内の燃焼ガス流路6が第2方向に沿って往復して通流するジグザグ状の流路として構成されているため、油槽1内の第2方向における油温分布においても均一化される。したがって、油槽内全体の油Pの温度を均一に加熱、保温することができる。
また、燃焼ガス流路6がジグザグ状の流路にて構成されているので、加熱室3内に仕切板を設けていないときに比べ燃焼ガス流路6の断面積が小さくなるため、燃焼ガスEの燃焼ガス流路6内における流速が速くなるため、高い熱伝達率によって十分に燃焼ガスEから油槽1に熱を伝えることができる。そして、十分に油槽1に熱を伝えて低温となった燃焼ガスEが、加熱室3の外側壁2a,2bおよび2dに沿った外側流路Ra,Rbを通るので、外側壁2a,2bおよび2dから放出される熱量が少なくなる。したがって、熱効率の向上を実現して油槽1を加熱することができる。
熱交換
一方で、排気口5から排出された燃焼ガスEは、燃焼ガスダクト22によって熱交換器21に導入される。熱交換器21では空気Aと燃焼ガスEの熱交換が行われ、燃焼ガスEから排熱を回収して空気Aを加熱する。高温となった空気Aは空気供給路9を通ってバーナー4における燃焼のために使用される。これによって高温の燃焼ガスEが発生する。
ここで、本参考形態による熱効率を燃料Fの発熱量F1と、実際に油Pの加熱に使用された(温度を上昇させた)熱量P1から、熱効率を100×(P1/F1)%として算出すると約71%となった。なお、熱量P1は油Pの温度を180℃に保持しつつ、油槽1内に設けた管路内に加熱対象として水を流通させ、その時の水の上昇温度および流量を考慮して算出した。ちなみに、本参考形態において、熱交換器21がない場合では熱効率は約68%となり、加熱室3内において仕切板を設けなかった場合は約60%となる。また、特許文献1のフライヤーにおける熱効率は約48.8%程度となるため、本参考形態に係るフライヤーは、特許文献1に記載のフライヤーと比べて、熱効率が向上している。
また、加熱室3の外側壁2a、2b、2c、2d、底壁10および仕切板71a、71b、72a、72b、80a、80b、81にはセラミック製などの断熱材(図示せず)を取り付けてもよい。断熱材を取り付ければ、加熱室3の外側壁2a、2b、2c、2dや底壁10からの放熱を抑制することができる。さらに、仕切板71a、71b、72a、72b、80a、80b、81に断熱材を取り付ければ、加熱室3内において、隣り合う高温燃焼ガスEが流れる第1流路部Ka,Kbと低温燃焼ガスEが流れる第2流路部La,Lbとの間などにおける熱交換を防止できる。つまり、加熱室3内部での熱エネルギーの拡散を防止することができ、第1流路部Ka,Kbにおいて燃焼ガスEを高温に保持しつつ、その高温燃焼ガスEによって効果的に油槽1に熱を伝えることができる。
施形態〕
図4は本発明の実施形態に係るフライヤーDの概略斜視図である。第1参考形態との相違点は加熱室3の下部に熱交換器21を収容した点にある。この構成によれば、加熱室3から排気される燃焼ガスEが排気口5から排気された直後に熱交換器21に導入することができ、加熱室3から排気された燃焼ガスEの温度を低下させることなく熱交換器21に導入させることができる。ちなみに、この実施形態においても、上記第1参考形態と同様に、バーナー4にて加熱室3内に火炎が形成されるため、燃焼ガス導入部は、この例の場合、バーナー4にて形成される火炎の終端部位及びその周辺部位となる。
また、加熱室3の下部に収容される熱交換器21は、燃焼ガスEを高い効率で熱交換を実現させるために、一定の容積が必要となる。したがって、フライヤーD本体において加熱室3の下部にそのような熱交換器21を収納すると、その熱交換器21を設置するためのスペースを加熱室3の下部に設けなければならず、油槽1及び加熱室3の第2方向(図中Y方向)での大きさが大きくなってしまう。ここで、加熱室3の第2方向(図中Y方向)での大きさが大きくなると、第2方向で加熱室3の一端部3a側を通流する燃焼ガスEと加熱室3の他端部3b側を通流する燃焼ガスEとの温度差が大きくなってしまい、第2方向での油槽1内の油温の均一化を図ることができなくなるという問題が顕著になる。
しかしながら、本発明に係るフライヤーでは、バーナー4の燃焼にて発生した高温の燃焼ガスEを第1流路部Ka,Kbにより第2方向に加熱室3の極力全長に亘って通流させることができるため、第2方向での油槽1の油温の均一化を図ることができる。
〔第2参考形態〕
図5は、第2参考形態におけるフライヤーDの縦断面図である。図6は、第2参考形態におけるフライヤーDの横断面図(図5のフライヤーDのVI−VI矢視図)である。一つの油槽1の底板1aに、第1参考形態に係る加熱室3を第2方向に複数(図5および図6では3つ)並べて配置した構成となっている。この構成によれば、第2方向(図中Y方向)での油槽1の大きさが大きなものであっても、バーナー4、燃焼ガス流路6、及び、排気口5を備えた加熱室3を第2方向に沿って複数並べて配置することで、複数の加熱室3の夫々を通流する燃焼ガスEによって油槽1を加熱することができる。そして、複数の加熱室3の夫々は、上述の如く、外側壁2a、2bでの放熱を防止しながら、油槽1内の油温の均一化が可能であるので、第2方向での油槽1の大きさが大きなフライヤーDであっても、複数の加熱室3によって、外側壁2a、2bでの放熱を防止しながら、油槽1内の油温の均一化を図ることができる。ここで、複数の加熱室3の夫々において、第2方向の一方側と他方側とのどちらにバーナー4や排気口5を位置させるかについては、適宜変更が可能である。例えば、より高温の燃焼ガスEを通流させたい箇所にバーナー4を位置させるように配置させることができる。そして、図5に示すものでは、例えば、図中、油槽1の左端及び右端をより高温の燃焼ガスEを通流させたい箇所として、図中、3つの加熱室3のうち、左側に位置する加熱室3及び真ん中に位置する加熱室3が、バーナー4を左側にかつ排気口5を右側になるように配置しており、右側に位置する加熱室3については、逆に、バーナー4を右側にかつ排気口5を左側になるように配置している。ちなみに、この第2参考形態においても、上記第1参考形態と同様に、バーナー4にて加熱室3内に火炎が形成されるため、燃焼ガス導入部は、この例の場合、バーナー4にて形成される火炎の終端部位及びその周辺部位となる。
〔別実施形態〕
(A)上記実施形態においては、バーナー4を加熱室3の底壁10において第1方向の中央側に設置し、第1方向で連続して燃焼ガスEを発生自在に構成しているが、これに限らず、例えば、バーナー4を加熱室3の一端部3aにおける外側壁2a,2b,2cに配設し、燃焼ガス導入部を、第1方向または第2方向における一端部3aから燃焼ガスEを燃焼ガス流路6に導入するように構成することもできる。
(B)上記実施形態及び上記第1、第2参考形態においては、一つの油槽1の下方において加熱室3を第2方向に3つ並べて配置したが、これに限らず、2つや4つ以上の複数の加熱室3を第2方向に並べて油槽1の長さを自在に調整してもよい。
(C)上記第2参考形態においては、一つの油槽1の下方に複数の加熱室3を設けた場合、熱交換21はそれぞれの加熱室3について個別に設けたが、これに限らず、複数の加熱室3から排出される燃焼ガスEを燃焼ガスダクト22または熱交換機21の入口で合流させて、一つの熱交換器21に導入させてもよい。この場合、熱交換されて加熱された空気Aは空気供給路9において分岐されて複数の加熱室3に設けられた複数のバーナー4に供給される構成としてもよい。
以上説明したように、放熱を抑制して熱効率を向上させつつ、液槽内の液体温度の均一化が可能な液体加熱装置を提供することができる。
1 油槽(液槽)
1a 底部
2a,2b 外側壁
3 加熱室
4 バーナー
5 排気口
6 燃焼ガス流路
Ka,Kb 第1流路部
La,Lb 第2流路部
21 熱交換器
A 空気
D フライヤー(液体加熱装置)
E 燃焼ガス
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (5)

  1. 液槽の底部に、第1方向の両端部を一対の外側壁にて囲まれた加熱室が設けられた液体加熱装置であって、
    前記第1方向に直交する第2方向の一端部に燃焼ガスを発生させるバーナーと当該バーナーにより発生した燃焼ガスを前記加熱室に導入する燃焼ガス導入部が配置された燃焼ガス導入空間が形成され、且つ、前記第2方向の他端部に前記加熱室の燃焼ガスを外部に排気させる排気口が配置されるとともに、前記加熱室には、前記燃焼ガス導入部から燃焼ガスを通流させて前記排気口に導く燃焼ガス流路が備えられ、
    前記燃焼ガス流路は、前記第1方向において前記加熱室の中央側にて前記燃焼ガス導入部にて導入された燃焼ガスを受け入れて、その受け入れた燃焼ガスを前記第2方向に沿って通流させる第1流路部と、その第1流路部を通流した燃焼ガスを前記第1方向における前記加熱室の中央側から一端部側及び他端部側の両側に通流させて前記加熱室の外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く第2流路部とを有して構成され
    当該加熱室は、前記第1方向よりも前記第2方向に長く形成され、且つ、前記第2方向の一端部に配置された前記バーナーが前記燃焼ガス流路よりも下方に配置され、
    前記排気口から排出された燃焼ガスと前記バーナーに供給される空気との熱交換を行う熱交換器が、前記加熱室の前記燃焼ガス流路の下部に、前記第2方向の他端部から一端部にわたって配置される状態で収容されている液体加熱装置。
  2. 前記第2流路部は、前記第1方向において前記加熱室の中央側から一端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く一端部側流路部位と前記第1方向において前記加熱室の中央側から他端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く他端部側流路部位とを備え、
    前記一端部側流路部位と前記他端部側流路部位とは、前記第1方向において前記加熱室の中央部を中心とする対称な形状の流路部位にて構成されている請求項1に記載の液体加熱装置。
  3. 前記第2流路部は、前記第1方向において前記加熱室の中央側から一端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く一端部側流路部位と前記第1方向において前記加熱室の中央側から他端部側に通流させて前記外側壁に沿って通流させた後、前記排気口に導く他端部側流路部位とを備え、
    前記一端部側流路部位と前記他端部側流路部位の夫々は、前記第2方向に沿って通流させたのちその通流方向を反転させて前記第2方向に沿って通流させる形態で、前記第1流路部を通流した燃焼ガスを前記第1方向において前記加熱室の中央側から端部側に順次通流させるジクザグ状の流路部位にて構成されている請求項1又は2に記載の液体加熱装置。
  4. 前記燃焼ガス導入部が、前記第1方向の前記加熱室の中央側に設置され、前記第1方向で連続して燃焼ガスを導入自在に構成されている請求項1から3の何れか一項に記載の液体加熱装置。
  5. 一つの前記液槽の底部に、前記加熱室を前記第2方向に沿って複数並べて配置している請求項1からの何れか一項に記載の液体加熱装置。
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