JP5612306B2 - Hf測定システム、その較正方法、およびこのhf測定システムを用いて散乱パラメータを決定する方法 - Google Patents

Hf測定システム、その較正方法、およびこのhf測定システムを用いて散乱パラメータを決定する方法 Download PDF

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Description

本発明は、nポート測定(ここでnは整数≧1)を用いて測定対象の散乱パラメータを決定するための、N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)を含む高周波測定デバイス(HF測定デバイス)、特に、ベクトル・ネットワーク・アナライザを較正する方法に関し、測定対象に接続された、または測定対象を含む回路に接続された第1の電気導線に高周波試験信号(HF試験信号)を供給し、各ポートに対して、第1の結合位置で、および第1の結合位置から所定の距離をおいて配設された第2の結合位置で、測定対象に接続された第2の電気導線上、特に平面導線上を伝わるHF信号を第2の電気導線からカップリング・アウトし、2つの結合位置でカップリング・アウトされた2つのHF信号から、各ポートにおいて、各測定位置または結合位置に対して、前記測定対象の方向に向かって前記第2の電気導線上を伝わるHF信号における前記HF試験信号に対する振幅および/または位相、および前記測定対象から離れる方向に前記第2の電気導線上を伝わるHF信号における前記HF試験信号に対する振幅および/または位相をそれぞれ決定した後、前記測定対象の散乱パラメータを計算する。
また、本発明は、N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)を含むHF測定デバイスにより、nポート測定(ここでnは整数≧1)を用いて測定対象の散乱パラメータを決定する方法に関し、測定対象に接続された、または測定対象を含む回路に接続された第1の電気導線に高周波試験信号(HF試験信号)を供給し、各ポートに対して、第1の結合位置で、および第1の結合位置から所定の距離をおいて配設された第2の電気導線の第2の結合位置で、測定対象に接続された第2の電気導線上を伝わる、特に平面導線上を伝わるHF信号を第2の電気導線からカップリング・アウトし、2つの結合位置でカップリング・アウトされた2つのHF信号から、各ポートにおいて、各結合位置に対して、測定対象の方向に向かって第2の電気導線上を伝わるHF信号における前記HF試験信号に対する振幅および/または位相、および測定対象から離れる方向に第2の電気導線上を伝わるHF信号におけるHF試験信号に対する振幅および/または位相をそれぞれ決定した後、前記測定対象の散乱パラメータを計算する。
最後に、また、本発明は、測定対象の散乱パラメータを決定するHF測定デバイス、特に、N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)を含み、かつ請求項17の前文に従って、測定対象に接続された第1の電気導線に接続することができるHF試験信号用の信号源を含むベクトル・ネットワーク・アナライザに関する。
独国特許出願公開第10308280(A1)号明細書から、HF測定デバイスを較正するこの種類の方法、散乱パラメータを決定するこの種類の方法、およびこの種類のHF測定デバイスが知られている。いくつかのサブ回路から構成されている複雑な平面マイクロ波回路の開発では、各サブ回路に対して別々に散乱パラメータを決定することが有用である。このように、さまざまなサブ回路の効率を個別に分析して試験することができる。非接触測定法を用いる有利な方法でこれを実行することができる。非接触型測定プローブを用いることで、平面状の電送導線内の複雑な信号エネルギーの一部を、測定している対象(DUT=Device Under Test(供試デバイス))の前後でカップリング・アウトして、レシーバに伝達している。その後、これらのカップリング・アウトされた信号から、散乱パラメータを計算する。この種類の測定配置のシステム動特性は、2つの非接触型測定プローブの間の距離に非常に強く依存している。したがって、これらの測定配置は、狭い周波数帯域内でのみ使用できる。
本発明の目的は、上述した種類の方法およびHF測定デバイスを、広い帯域幅上での測定精度に関して改善することである。
この目的は、請求項1の特徴的な機能を有する上述した種類の較正方法を用いて、請求項12の特徴的な機能を有する上述した種類の散乱パラメータを決定する方法により、および請求項17の特徴的な機能を有する上述した種類のHF測定デバイスを用いて、達成される。本発明の有利な実施形態については他の請求項で説明している。
上述した種類の較正方法では、本発明に基づいて、HF測定デバイスのポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置で、第2の電気導線上を伝わるHF試験信号をカップリング・アウトし、少なくとも3つの結合位置のそれぞれの対をなす組み合わせに対して、少なくとも1つの較正基準を散乱パラメータが既知である前記測定対象として使用する所定の較正方法を用いて、HF試験信号の少なくとも1つの周波数に対する前記少なくとも1つの散乱パラメータを測定し、前記HF試験信号の1つの周波数において、前記少なくとも3つの結合位置の全ての対をなす組み合わせに対して測定された前記少なくとも1つの散乱パラメータの値と、前記較正基準における散乱パラメータの既知の値と比較し、測定された散乱パラメータの値と、較正基準における散乱パラメータ既知の値との差が最小となる前記対をなす組み合わせを、未知の測定対象の測定における1つの周波数における好ましい第1および第2の結合位置として保存することを提供している。
これは、散乱パラメータを測定する第1および第2の結合位置を3つ以上の既設の結合位置からの選択により常に選び出すことで、実際の値からの測定値のずれ、および/または、測定誤差ができるだけ小さくなるようになされているため、広帯域測定動特性の改善をもたらすという利点を有している。
一例として、使用する較正方法は、較正基準「ショート」、「オープン」、および「ロード」を用いるSOL法、もしくは8ターム法または12ターム法、もしくはマルチポート較正法である。あるいは、使用する較正方法は、SOLT法、LLR法、TRM法、TAN法、TLN法、またはLNN法である。
測定が測定対象の電気的性質に及ぼす影響を最小にするために、結合位置におけるHF信号のカップリング・アウトを、例えば、容量的または誘導的にあるいは同時に容量的かつ誘導的に、もしくは電気光学測定法を用いて、力顕微鏡を用いて、または電磁測定法を用いて、非接触で実行することが好ましい。本発明に基づいて、電磁波の値および位相を決定する任意の非接触型および/または接触依存型の方法が適している。
例えば、少なくとも2つの結合位置で第2の電気導線からカップリング・アウトされたHF信号が、少なくとも1つの数学的演算操作、および/もしくは、特に加算されたりまたは減算されたりする少なくとも1つのアルゴリズムを用いて、1つのHF信号にまとめられ、このようにまとめられた後にだけ、測定ポートに伝えられて、さらなる信号処理が行われることにより、さらなる付加的な結合位置を容易に取得する。
例示的な一実施形態では、結合位置に順番に配置された測定プローブを使用している。
他の実施形態では、各測定ポートに対して、2つ以上の測定プローブ、および特に結合位置に一致する個数を使用している。
その後の故障分析のために、未知の対象の測定の間、較正時に測定プローブ間の数学的関係を決定してかつ保存している。
上述した種類の測定方法では、本発明に基づいて、HF試験信号の各周波数に対して、上述した較正方法においてこの周波数に対して保存された結合位置の対をなす組み合わせを、第1および第2の結合位置として選択することを提供している。
これは、広帯域幅に対する測定精度が向上するという利点を有している。
HF試験信号の各周波数に対して、保存された対をなす結合位置の組み合わせを用いて散乱パラメータを測定することに加えて、請求項1から請求項8の少なくとも1つに記載された方法を用いた較正時に、1以上の対をなす結合位置の組み合わせを用いて散乱パラメータの測定を行い、1以上の対をなす結合位置の組み合わせは、測定された散乱パラメータの値と較正基準における散乱パラメータの既知の値との差が、記憶された結合位置の対をなす組み合わせよりも一回り大きい差となる組み合わせであり、HF試験信号の1つの周波数成分において決定される散乱パラメータに対する全ての値から、散乱パラメータに対する平均値を計算することにより、測定結果の精度のさらなる向上を達成している。これは、例えば、較正時の位置と比較して誤って配設された結合位置に起因する1つの測定誤差の影響を少なくしている。
欠陥がある測定プローブを検出するために、未知の測定対象の測定時に、較正時に決定された複数の測定プローブ間の数学的関係を再度新たに決定し、較正時に得られた値と比較して、差が検出されるとき、それによって不具合のある測定プローブを特定している。
本発明に基づいて、上述した種類のHF測定デバイスでは、測定ポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置を設けて、測定対象に接続された第2の電気導線上を伝わる、特に平面導線上を伝わるHF信号をカップリング・アウトすることを提供している。
これは、各測定に対して、測定誤差の小さい結合位置の特定の組み合わせを選択することができるという利点を有している。
好ましい実施形態では、各結合位置に対して、それぞれの結合位置に配設された個々の分離した測定プローブを設けてある。
他の実施形態では、各測定ポートに対して、単一の測定プローブと、この測定プローブを結合位置に動かすデバイスと、を設けてある。
さらなる他の実施形態では、各測定ポートに対して、2以上で、かつ結合位置の個数から1を引いた数字以下の個数の測定プローブを設けてあり、前記HF測定デバイスは、少なくとも1つの前記測定プローブを異なる結合位置に動かす少なくとも1つのデバイスを有している。
例えば、少なくとも1つの測定プローブが非接触型測定プローブまたは接触依存型測定プローブから構成される。
好ましい実施形態では、容量的または誘導的にあるいは同時に容量的かつ誘導的に、もしくは電気光学測定法を用いて、力顕微鏡法を用いて、または電磁測定法を用いて、カップリング・アウトするように測定プローブの少なくとも1つを構成している。
本発明の1ポート測定のシミュレーション・モデルを示す図である。 異なる組み合わせの結合位置に対するシステム動特性のグラフ表示を示す図である。 システムの、本発明の較正後のシステム動特性のグラフ表示を示す図である。 2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザを有する本発明のHF測定デバイスの第1の好ましい実施形態の模式的回路図である。 4ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザを有する本発明のHF測定デバイスの第2の好ましい実施形態の模式的回路図である。
ここで、本発明は、図面を参照しながら詳細に説明されるであろう。
図1に示した本発明の1ポート測定のシミュレーション・モデルは、無損失の50Ω導線として構成された電気導線12へ1dBmの電力レベルでHF試験信号を供給する信号源10を含んでいる。この実施例では容量型の3つの結合位置14、16、18における非接触結合が、3つの理想的コンデンサ20、22、24でモデル化されている。結合位置14、16、18における容量結合は、あくまで例示に過ぎない。また、誘導結合、もしくは容量結合と誘導結合との混合、または他の任意の種類の結合を使用することも可能である。カップリング・アウト電圧は、50Ωシステムを用いて、測定位置m26、m 28、およびm 30の形態のレシーバで決定される。白色ガウス雑音(WGN、White Gaussian Noise)用の発生器32が、既知の方法で通常−118dBmおよび50Ωで測定位置m26、m 28、およびm 30の後にカップリング・インしている。また、DUT(Device Under Test(供試デバイス))とも呼ばれる測定対象34は、電気導線12に接続されている。第1の結合位置14と第2の結合位置16の間の電気導線12の第1のセクション36は長さlを有しており、第2の結合位置16と第3の結合位置18との間の電気導線12の第2のセクション38は長さlを有しており、第3の結合位置18と測定対象34との間の電気導線12の第3のセクション40は長さlを有している。例えば、電気導線12の上述したセクション36、38は、長さl=22mmを有し、その結果、第1および第2の結合位置14、16の間の距離は22mmの値を有しており、およびl=78mmを有し、その結果、第2および第3の結合位置16、18の間の距離は78mmの値を有しており、それらから、第1および第3の結合位置14、18の間の距離に対して、電気導線12の長さはl+l=100mmとなる。52に従来の較正システム、例えば、SOL較正システムを配置している。54にHF測定デバイスのさらなる較正システムを配置しており、ここで、これについて説明するであろう。
まず初めに、結合位置14、16、18から2つを選ぶときの3組の可能な組み合わせの各々に対して50Ω「ロード」、「ショート」、および「オープン」基準で、従来のSOL較正を実行している。これは、あくまで例示に過ぎない。また、他の較正方法を使用することもできるかもしれない。最終的に、50Ωロード較正基準に対する結合位置14、16、18の各組み合わせに対して、散乱パラメータS11に対する値を決定している。これは、あくまで例示に過ぎない。また、他の散乱パラメータおよび他の較正基準を使用することもできる。唯一本質的なことは、DUTとして使用される較正基準に対して、測定された散乱パラメータに期待される値が既知であるということである。この場合では、理想的には「ロード」では反射がまったく起こらないため、DUTとして「ロード」が使用されるとき、dB表示の|S11|に対して、できるだけ低値が期待される。
図2では、結合位置14、16、18において同一の容量性測定プローブを用い、DUTとして50Ω「ロード」較正基準を用いて、縦軸42上にはシミュレートされた散乱パラメータ|S11|のdB表示(測定された散乱パラメータに等しい)を示しており、横軸44上にはGHz表示の周波数を示している。したがって、この表示は、シミュレートされたシステム動特性に対応している。第1のグラフ46は、第1および第2の結合位置14、16を使用したときの、すなわち、測定位置m26およびm 28に対する、周波数に対する|S11|の値をdB表示で示しており、第2のグラフ48は、第2および第3の結合位置16、18を使用したときの、すなわち、測定位置m28およびm 30に対する、周波数に対する|S11|の値をdB表示で示しており、第3のグラフ50は、第1および第3の結合位置14、18を使用したときの、すなわち、測定位置m26およびm 30に対する、周波数に対する|S11|の値をdB表示で示している。結合位置14、16、および18の間の距離lおよびlは、グラフ46、48、および50の最大が互いに重なり合わないように選択されている。システムを較正するために、各周波数点に対して、2つの結合位置14、16、18の対をなす組み合わせを決定し、その対をなす組み合わせでは、dB表示の散乱パラメータ|S11|はdB表示の|S11|の期待値から最小の分離または最小の差を有しており、すなわち、本実施例では、dB表示の散乱パラメータ|S11|は最小値を有している。この結合位置対は、関連周波数点に対する好ましい結合位置対として保存され、各周波数での未知の測定対象またはDUTのその後の測定に使用される。下記では、この方法を「多様性較正」と呼んでいる。したがって、52においてSOL較正を保存して、54において多様性較正を保存している。DSOL較正、すなわち多様性SOL較正全体を、参照記号55で示している。
図3では、この多様性較正から生じる(シミュレートされた)システム動特性を示している。縦軸42は散乱パラメータ|S11|をdB表示で示しており、横軸は周波数をGHz表示で示している。多様性較正の結果、臨界周波数においてシステム動特性が大幅に改善していることがただちに明らかである。結合位置14、16、および18の間の距離の効果的な選択を通して、6.8GHzにおいて70dBの改善を達成することができる。さらに、多様性較正は、広域周波数範囲にわたって使用可能な測定配置をもたらす。
図4では、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56に基づく本発明のHF測定デバイスの例示的な第1の好ましい実施形態を示している。2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56は、HF試験信号用の信号源10と、第1のスイッチ58と、各測定ポートに対して2つある4つの測定位置m60、m 62、m 64、およびm 66と、を含んでいる。第1のスイッチ58は、前方および後方の平面導線68、70の形態の電気導線に信号源10を任意に接続しており、これらの前方および後方の平面導線68、70は異なる側部からDUT34に入り、DUT34の前後に試験信号をカップリング・インすることができるようになされている。測定位置m60、m 62、m 64、およびm 66と、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の中で電気導線12上の入射波および反射波をカップリング・アウトする2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の内部結合構造との従来の接続は、分離している。これよりむしろ、第2のスイッチ72を介して第1および第2の測定位置m60、m 62を2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の第1のポートに割り当てられた5つの測定プローブ74に任意に接続して、測定プローブ74のうちの1つを第1の測定位置m60に常に接続し、測定プローブ74のうちの他の1つを第2の測定位置m 62に常に接続するようになされている。同様に、第3のスイッチ76を設けてあり、この第3のスイッチ76は、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の第2のポートに割り当てられた他の5つの測定プローブ78を第3および第4の測定位置m64、m 66に任意に接続して、それぞれの場合において、測定プローブ78のうちの1つを第3の測定位置m 64に常に接続し、他の測定プローブ78のうちの1つを第4の測定位置m66に常に接続するようになされている。スイッチ72、76と測定プローブ74、78とは、それぞれ基板80上に配置されている。さまざまな結合位置で前方の平面導線68からHF信号をカップリング・アウトするために、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の第1のポートに割り当てられた測定プローブ74を前方の平面導線68に近接して配設しているとともに、さまざまな結合位置で後方の平面導線70からHF信号をカップリング・アウトするために、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56の第2のポートに割り当てられた測定プローブ78を後方の平面導線70に近接して配設している。スイッチ72、76は、測定プローブ74および78を配設する結合位置の、対をなす配置の選択を実現している。制御デバイス82、特にコンピュータが、2ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ56と、電圧源84を介してスイッチ72および76とを制御している。
図5では、4ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ90に基づく本発明のHF測定デバイスの例示的な第1の好ましい実施形態を開示している。4ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ90は、HF試験信号用の信号源10と、第1のスイッチ58と、各測定ポートに対して2つある8つの測定位置m92、m 94、m 96、m 98、m 100、m102、m 104、およびm 106と、を含んでいる。第1の4つの測定位置m 92、m94、m 96、およびm 98は、前方の平面導線68上の結合位置に配設してある測定プローブ74のうちの1つにそれぞれ接続している。第2の4つの測定位置m100、m 102、m 104、およびm 106は、後方の平面導線70上の結合位置に配設してある測定プローブ78のうちの1つにそれぞれ接続している。8つの測定位置m92、m 94、m 96、m 98、m 100、m102、m 104、およびm 106を用いることにより、図4の第1の実施形態の第2および第3のスイッチを省くことができる。それぞれの場合における2つの結合位置の選択、またはそれぞれの場合における2つの測定プローブ74および78の選択は、4ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザ90内部で行っており、すなわち、この実施形態はネットワーク・アナライザ内で実施される多様性較正システムである。
非接触ネットワーク・アナライザ法の改善は、測定ポートあたり2つ以上の測定プローブの使用を伴う。測定動特性を改善するために測定プローブの追加により得られた冗長性を使用するとともに、この方法により、広帯域測定システムを作り出すことができる。この目的のために、多様性較正に対して、あらゆる可能な測定プローブの組み合わせに対して従来の較正を実行している。較正に続いて、それぞれのプローブ対の組み合わせに対して、例えば、ロード基準または較正導線などの較正済み基準インピーダンスを用いて逆測定を行う。較正された測定結果から、測定動特性について結論を引き出すことができる。1つのプログラムの中で、各周波数点に対して、それぞれの測定プローブの組み合わせのダイナミック・レンジをここで比較している。それぞれの場合において、最大の測定動特性を有しているプローブ対を選択している。各周波数点に対するプローブ対の選択をメモリ内に保存して、未知の測定対象のあらゆる測定に対して使用している。
非接触多様性測定システムでは、他の最適化基準を追加として選ぶことができ、測定精度を向上させるために、例えば、追加したプローブ対の組み合わせの冗長性が使用される。例えば、複数の測定プローブ対が同様の動特性を有している周波数範囲において、1つの測定に対するプローブからの測定結果を平均している。これは、例えば、誤って配置された測定プローブに起因する測定誤差の影響を少なくしている。
さらに、冗長性は、不具合のあるまたは誤って配置された測定プローブを特定するために使用することができる。不具合のあるプローブを特定すると、その不具合のあるプローブを電子的に測定から取り除くことができ、または不完全な挙動についてユーザに指摘することができる。不具合のある測定プローブを検出するために、例えば、較正時に測定プローブ間の数学的関係を決定している。その後、未知の測定対象の各測定時に、数学的関係の正しさをチェックする。
測定プローブの設計形態は任意である。プローブは平面状または三次元的に構成することができ、それらは同一である必要はない。異なる結合タイプを有する測定プローブを組み合わせることができる。コンパクトな構成を実現するために、基板上に実装される平面状形態を提案している。
結合位置は、複数のプローブの組み合わせ(例えば、2つのプローブの測定位置の合計)として構成することができる。各周波数点に対して、測定を行うのに、例えば、動的挙動、測定精度などの点で最適のプローブ対を選択する。選択は、例えば、ロードなどの既知の基準を用いて逆測定時に行われる。

Claims (19)

  1. 測定対象に接続された、または前記測定対象を含む回路に接続された第1の電気導線に高周波試験信号(HF試験信号)を供給し、各ポートに対して、第1の結合位置で、および前記第1の結合位置から所定の距離をおいて配設された第2の結合位置で、前記測定対象に接続された第2の電気導線上、特に平面導線上を伝わるHF試験信号を前記第2の電気導線からカップリング・アウトし、前記2つの結合位置でカップリング・アウトされた前記2つのHF試験信号から前記測定対象の散乱パラメータを計算する、nポート測定(ここでnは整数≧1)を用いて前記測定対象の散乱パラメータを測定するための、N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)を含む高周波測定デバイス(HF測定デバイス)を較正する方法であって、
    前記HF測定デバイスのポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置で、前記第2の電気導線上を伝わる前記HF試験信号をカップリング・アウトし、前記少なくとも3つの結合位置のそれぞれの対をなす組み合わせに対して、少なくとも1つの較正基準を散乱パラメータが既知である前記測定対象として使用する所定の較正方法を用いて、前記HF試験信号の少なくとも1つの周波数に対する前記少なくとも1つの散乱パラメータを測定し、前記HF試験信号の1つの周波数における前記少なくとも3つの結合位置の全ての対をなす組み合わせに対して測定された前記少なくとも1つの散乱パラメータの値と、前記較正基準における散乱パラメータの既知の値と比較し、前記HF試験信号の1つの周波数における前記少なくとも3つの結合位置の全ての対をなす組み合わせに対して測定された少なくとも1つの散乱パラメータの値と、前記較正基準における散乱パラメータの既知の値との差が最小となる結合位置の前記対をなす組み合わせを、未知の測定対象の測定における前記1つの周波数における好ましい第1および第2の結合位置として保存することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記HF測定デバイスがベクトル・ネットワーク・アナライザであることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の方法であって、前記第2の電気導線が平面導線であることを特徴とする方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法であって、使用する前記較正方法が、前記較正基準「ショート」、「オープン」、および「ロード」を用いるSOL法、もしくは8ターム法または12ターム法、もしくはマルチポート較正法であることを特徴とする方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法であって、使用する前記較正方法が、SOLT法、LLR法、TRM法、TAN法、TLN法、またはLNN法であることを特徴とする方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法であって、前記結合位置における前記HF信号の前記カップリング・アウトを非接触で実行することを特徴とする方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の方法であって、容量的にまたは誘導的にあるいは同時に容量的かつ誘導的に、もしくは電気光学測定法を用いて、または電磁測定法を用いて、前記結合位置における前記HF信号の前記カップリング・アウトを実行することを特徴とする方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法であって、各測定ポートに対して、2つ以上の測定プローブを使用していることを特徴とする方法。
  9. 測定対象に接続された、または前記測定対象を含む回路に接続された第1の電気導線に高周波試験信号(HF試験信号)を供給し、各ポートに対して、第1の結合位置で、および前記第1の結合位置から所定の距離をおいて配設された第2の電気導線の第2の結合位置で配設された前記第2の電気導線から、前記測定対象に接続された前記第2の電気導線上を伝わる、特に平面導線上を伝わるHF試験信号をカップリング・アウトし、前記2つの結合位置でカップリング・アウトされた前記2つのHF試験信号から前記測定対象の散乱パラメータを計算する、N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)を含みかつ請求項1から請求項8のいずれか1項に従って較正されている高周波測定デバイス(HF測定デバイス)により、nポート測定(ここでnは整数≧1)を用いて前記測定対象の散乱パラメータを決定する方法であって、
    前記HF試験信号の各周波数に対して、請求項1から請求項7の少なくとも1項に記載の前記較正方法において、対応する周波数に対して保存された結合位置の前記対をなす組み合わせを前記第1および第2の結合位置として選択することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記HF測定デバイスがベクトル・ネットワーク・アナライザであることを特徴とする方法。
  11. 請求項9または請求項10に記載の方法であって、前記第2の電気導線が平面導線であることを特徴とする方法。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記HF試験信号の各周波数に対して、保存された前記対をなす結合位置の組み合わせを用いて散乱パラメータを測定することに加えて、請求項1から請求項8の少なくとも1つに記載された方法を用いた較正時に、1以上の対をなす結合位置の組み合わせを用いて散乱パラメータの測定を行い、1以上の対をなす結合位置の組み合わせは、測定された散乱パラメータの値と、較正基準における散乱パラメータの既知の値との差が、記憶された結合位置の対を成す組み合わせよりも一回り大きい差となる組み合わせであり、前記HF試験信号の1つの周波数成分に対して、前記1以上の対をなす結合位置の組み合わせの全ての組み合わせを用いて測定される散乱パラメータに対する値から、散乱パラメータの平均値を算出することを特徴とする方法。
  13. N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)と、測定対象(34)に接続されている第1の電気導線(12、68、70)に接続することができるHF試験信号用の信号源(10)とを含む、前記測定対象の散乱パラメータを決定するHF測定デバイスであって、
    前記測定ポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置(14、16、18)を設け、
    前記少なくとも3つの結合位置(14、16、18)に対して、各結合位置に配置された個々の分離した測定プローブ(74、78)を設け、
    前記測定対象(34)に接続された第2の電気導線(12、68、70)上を伝わるHF試験信号をカップリング・アウトすることを特徴とするHF測定デバイス。
  14. N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)と、測定対象(34)に接続されている第1の電気導線(12、68、70)に接続することができるHF試験信号用の信号源(10)とを含む、前記測定対象の散乱パラメータを決定するHF測定デバイスであって、
    前記測定ポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置(14、16、18)を設け、
    各測定ポートに対して単一の測定プローブと、前記単一の測定プローブを前記結合位置に動かすデバイスと、を設け、
    前記測定対象(34)に接続された第2の電気導線(12、68、70)上を伝わるHF試験信号をカップリング・アウトすることを特徴とするHF測定デバイス。
  15. N個の測定ポート(ここでNは整数≧1)と、測定対象(34)に接続されている第1の電気導線(12、68、70)に接続することができるHF試験信号用の信号源(10)とを含む、前記測定対象の散乱パラメータを決定するHF測定デバイスであって、
    前記測定ポートの少なくとも1つに対して、互いに所定の距離をおいて配設された少なくとも3つの結合位置(14、16、18)を設け、
    各測定ポートに対して、2以上で、かつ結合位置の個数から1を引いた数字以下の個数の測定プローブを設け、
    前記HF測定デバイスは、少なくとも1つの前記測定プローブを異なる結合位置に動かす少なくとも1つのデバイスを有し、
    前記測定対象(34)に接続された第2の電気導線(12、68、70)上を伝わるHF試験信号をカップリング・アウトすることを特徴とするHF測定デバイス。
  16. 請求項13に記載のHF測定デバイスであって、少なくとも1つの測定プローブ(74、78)が非接触型測定プローブまたは接触依存型測定プローブから構成されることを特徴とするHF測定デバイス。
  17. 請求項13から請求項16の少なくとも1項に記載のHF測定デバイスであって、前記HF測定デバイスがベクトル・ネットワーク・アナライザであることを特徴とするHF測定デバイス。
  18. 請求項13から請求項17の少なくとも1項に記載のHF測定デバイスであって、前記第2の電気導線(12、68、70)が平面導線であることを特徴とするHF測定デバイス。
  19. 請求項13に記載のHF測定デバイスであって、容量的または誘導的にあるいは同時に容量的かつ誘導的に、もしくは電気光学測定法を用いて、または電磁測定法を用いてカップリング・アウトするように前記測定プローブ(74、78)の少なくとも1つを構成していることを特徴とするHF測定デバイス。
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