JP5611161B2 - 受信機用ラック及び受信機監視システム - Google Patents
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Description
受信機用ラックには、それぞれにIPアドレスが付与されているが、設定されているIPアドレスを表示する手段がなく、単体で変更する手段も備えていない。したがって、受信機用ラックの配置が変更された場合、IPアドレスを別途覚えておかないと設定さているIPアドレスが分からなくなり、監視装置と受信機用ラックとは通信ができなくなってしまうという問題がある。
(1−1)受信機監視システムの全体構成
まず、図1は、本実施形態の受信機用ラック2を用いた受信機監視システムを示した図ある。
受信機監視システムには、受信機3の監視を行う監視装置1と複数台の受信機用ラック2(2−1、2−2、・・・)とが、HUB5を介してLANケーブル4で接続されている。受信機用ラック2には、受信機3(3−1−1、3−1−2、3−1−3、3−1−4)が複数台設置されている。図1に示すように、受信機用ラック2−1には、受信機3−1−1、受信機3−1−2、受信機3−1−3、受信機3−1−4の4台が搭載されており、受信機用ラック2−2には、同様に受信機3−2−1、受信機3−2−2、受信機3−2−3、受信機3−2−4の4台が搭載されている。各受信機3には、それぞれ対応する送信機6が使用される。なお、図1では、簡略化のため、送信機6を1台のみ例示しているが、実際は、各受信機3に1台または、それ以上の送信機6からの信号を受信できるようになっている。
図2は、受信機用ラック2を正面から見た詳細図である。受信機ラック2には、図2の左から順に示すように、1ch(1チャンネル)の受信機3−1−1から4ch(4チャンネル)の受信機3−1−4まで搭載されている。すなわち、受信機3は、各チャンネルに一台ずつ設けられている。また、図2の右端に示すように、受信機用ラック2は、電源スイッチ7を備え、この電源スイッチ7により受信機用ラック2の電源のオン/オフを行えるようになっている。
続いて、複数の受信機3を搭載した受信機用ラック2の内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、受信機用ラック2の機能ブロック図である。
受信機用ラック2は、監視通信部10、音声通信部11、電源部12を備えている。
監視通信部10のLANデバイス13は、監視装置1と受信機用ラック2をLANで接続するための受信機用ラック2側のデバイスであり、第1の通信手段である。
上述のように、受信機用ラック2は、監視装置1から監視が行える状態で、受信機用ラック2に対して、監視装置1上からIPアドレスの書き換え制御を行う。具体的には、監視装置1のIPアドレスを書き換えるソフトウェア上からIPアドレスを書き換えたい受信機用ラック2に対し、IPアドレスの書き換え制御を行うと、その受信機用ラック2のCPU15は、受信機用ラック2のメモリ14に格納されているIPアドレスの書き換え制御を行う。受信機用ラック2は、書き換えが完了すれば、書き換えられたIPアドレスで動作がされる。
以上のような構成に基づいて実行される、本実施形態の受信機監視システムの作用について、以下に説明する。
図4は、通信アドレスを記憶手段から取得し、受信機3へ送信する時のフローチャートを表している。同図に示すように、まず、電源スイッチ7をONにする(S101)。電源スイッチ7をONにしたときにSETボタン9がOFFされている場合(通常時の立ち上げ、S102の「OFF))、運用モード(S103)になる。
図5は、保守モードに移行してからIPアドレスを表示する表示部8の遷移を表している。図5の左側は、保守モードに移行し、IPアドレスの取得中の状態を表している。また、図5の右側は、取得されたIPアドレスを表示している状態を表している。
受信機用ラック2のIPアドレスは、出荷時に設定されているので、初期運用時は、IPアドレスを改めて設定する必要がなく、受信機用ラック2を使用できる。また、IPアドレスが分かっているので、変更も監視装置1と受信機用ラック2を接続し、容易に変更することは可能である。
以上のような本実施形態の受信機監視システムによれば、無線システムの変更により受信機用ラック2のIPアドレスが分からなくなってしまった場合、上述のとおりIPアドレスを確認し、監視装置1から確認をしたIPアドレスに対して通信を行い、IPアドレスの変更を行うことができる。その後、受信機用ラック2の電源スイッチ7及びSETボタン9をOFFにし、電源スイッチ7をONにし、再度立ち上げを行えば、変更されたIPアドレスで運用の開始ができる、受信機3も送信機6から音声信号の受信が可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、例えば以下のような実施の態様も包含するものである。
上記実施形態では受信機3からの操作を電源スイッチ7のON/OFFとSETボタン9とで行う例を示したが、単に通信アドレスの読み出しボタンを設けることもできる。その場合は、電源スイッチ7のON/OFFを行う必要がないので、IPアドレスの読み出す処理は、受信機用ラック2に格納されている他の受信機3には、影響を与えないため、受信機毎に行うことができる。したがって、他の受信機3が送信機6から音声信号を受信中であっても、IPアドレスを確認することができるので、受信中の受信機3や受信機用ラック2全体を止める必要がなくなり受信システムを使用し続けることができる。
監視装置1と受信機用ラック2との通信方法をLANで接続する例を示したが、これに限定はされない。有線、無線を問わず、通信が可能であればよい。
監視装置1について例を示したが、受信用ラック2のIPアドレスを管理する外部機器であればよい。
Claims (2)
- 外部機器と通信を行う第1の通信手段と、
前記第1の通信手段の通信アドレスを格納する記憶手段と、
搭載されている少なくとも1台の受信機と通信を行う第2の通信手段と、
前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して、外部機器や受信機からの情報を受け付け、前記情報の演算や加工を実行して所定の制御情報を出力する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
該受信機が前記第2の通信手段と接続された状態で、該受信機における操作により該受信機から送信された信号に基づき、前記記憶手段に格納された前記通信アドレスを読み出し、前記通信アドレスを該受信機に設けられた表示手段に表示させるために該受信機に送信することを特徴とする受信機用ラック。 - 少なくとも1台の受信機と、
前記受信機の状態を監視する外部機器と、
前記受信機を搭載することができる受信機用ラックと、を有し、
前記受信機用ラックは、前記外部機器と通信を行う第1の通信手段と、
前記第1の通信手段の通信アドレスを格納する記憶手段と、
前記受信機と通信を行う第2の通信手段と、
前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して、外部機器や受信機からの情報を受け付け、前記情報の演算や加工を実行して所定の制御情報を出力する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記受信機が前記第2の通信手段と通信可能な状態で、該受信機における操作より該受信機から送信された信号に基づき、前記記憶手段に格納された前記通信アドレスを読み出し、該受信機に前記通信アドレスを送信するものであり、
前記受信機は、読み出された前記通信アドレスを該受信機が有する表示手段に表示をすることを特徴とする受信機監視システム。
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