JP5608698B2 - 発電設備停止方法及び監視装置 - Google Patents

発電設備停止方法及び監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5608698B2
JP5608698B2 JP2012068982A JP2012068982A JP5608698B2 JP 5608698 B2 JP5608698 B2 JP 5608698B2 JP 2012068982 A JP2012068982 A JP 2012068982A JP 2012068982 A JP2012068982 A JP 2012068982A JP 5608698 B2 JP5608698 B2 JP 5608698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
vacuum
condenser
generation facility
degree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012068982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013199889A (ja
Inventor
哲郎 ▲廣▼實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012068982A priority Critical patent/JP5608698B2/ja
Publication of JP2013199889A publication Critical patent/JP2013199889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5608698B2 publication Critical patent/JP5608698B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)

Description

本発明は、復水器の真空度が低下した際の発電設備停止方法及び監視装置に関する。
蒸気タービン発電設備を有する発電プラントでは、蒸気で蒸気タービンを回転させることで蒸気の持つ熱エネルギーを回転エネルギーに変換するとともに、蒸気タービンの回転エネルギーを発電機に伝達することで電気エネルギーを得ている。このような発電プラントでは、使用済みの蒸気の再利用を行うべく、使用済み蒸気を冷却し水に戻す復水器を設けることが一般的である。
復水器の真空度は、蒸気タービン発電設備における発電効率に大きく影響を与えることが知られており、蒸気タービン発電設備を有する発電プラントでは、復水器の真空度を維持するための真空ポンプを設け、復水器の真空度を適切に管理する運用がなされている。例えば、特許文献1の図4には、復水器内の真空度が低下傾向にある場合に、所定の操作を行うことでその原因を解消することが記載されている。
特開2009−127873号公報
ここで、復水器の真空度が低下傾向にある場合、流路の何れかにおいて蒸気漏れが発生している可能性があるため、真空度が所定値を下回ると蒸気タービン発電設備は自動的に緊急停止(インターロック)を行うように設計されている。また、復水器の真空度は、蒸気を復水するたびに低下していくため、復水器の真空ポンプがトリップした場合には、所定値を下回ることによる自動的な緊急停止の前に手動で蒸気タービン発電設備を停止する運用がなされている。
しかしながら、蒸気タービン発電設備を急に停止した場合には、電力の需給バランスが崩れてしまうため、復水器の真空度が低下した場合の蒸気タービン発電設備の停止制御について更なる工夫が求められている。
本発明は、このような要望に鑑みてなされたものであり、真空ポンプトリップ時に電力の需給バランスを崩すことなく発電設備を停止する発電設備停止方法及び監視装置に関する。
(1) 蒸気により駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンの回転軸に連結する発電機と、前記蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水する復水器と、前記復水器内を真空状態にする真空ポンプと、を備えた発電設備を停止させる発電設備停止方法であって、前記真空ポンプの稼動状況を検知する検知工程と、前記検知工程で前記真空ポンプが稼動していないと検知されることを条件に、前記発電設備における発電負荷を降下した状態で前記発電設備の運転を所定時間継続する負荷降下工程と、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転が前記所定時間経過することを条件に、前記発電設備の運転を停止する停止工程と、を含む発電設備停止方法。
(1) 蒸気により駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンの回転軸に連結する発電機と、前記蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水する復水器と、前記復水器内を真空状態にする真空ポンプと、を備え、前記復水器の真空度が所定値を下回る場合に緊急停止する発電設備を、前記復水器の真空度が所定値を下回る前に自動的に停止するように制御する発電設備停止方法であって、前記真空ポンプの稼動状況を検知する検知工程と、前記検知工程で前記真空ポンプが稼動していないと検知されることを条件に、前記発電設備における発電負荷を降下した状態で前記発電設備の運転を所定時間継続する負荷降下工程と、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転が前記所定時間経過することを条件に、前記発電設備の運転を停止する停止工程と、を含む発電設備停止方法。
(2) 前記復水器内の真空度を測定する真空度測定工程を更に含み、前記検知工程で前記真空ポンプが稼動していないと検知された場合には、前記真空度測定工程で前記復水器内の真空度が所定の閾値以下であると測定されることを条件に、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転が行われ、前記真空度測定工程で前記復水器内の真空度が所定の閾値を超えると測定されることを条件に、前記負荷降下工程を経ることなく前記停止工程による前記発電設備の停止を行う、(1)に記載の発電設備停止方法。
(2)の発電設備停止方法によれば、真空ポンプ停止時の復水器の真空度が所定の閾値以下である場合に限り発電設備の低負荷運転を行い、真空度が所定の閾値を超える場合には低負荷運転を行うことなく発電設備を停止する。これにより、緊急停止に至ることない真空度である場合に限り低負荷運転を行うことになり、真空ポンプ停止時に発電設備を安全に制御することができる。
(3) 前記停止工程では、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転中に前記復水器内の真空度が所定の閾値を超えると測定されることを条件に、前記負荷降下工程を終了し、前記発電設備の運転を停止する、(1)又は(2)に記載の発電設備停止方法。
(3)の発電設備停止方法によれば、低負荷運転を行っている最中であっても、復水器の真空度が所定の閾値を超えた場合には、その時点から発電設備を停止する。これにより、緊急停止に至ることない真空度である場合に限り低負荷運転を行うことになり、真空ポンプ停止時に発電設備を安全に制御することができる。
(4) 蒸気により駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンの回転軸に連結する発電機と、前記蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水する復水器と、前記復水器内を真空状態にする真空ポンプと、前記復水器の真空度が所定値を下回る場合に緊急停止する発電設備を、前記復水器の真空度が所定値を下回る前に自動的に停止するように制御する監視装置であって、前記真空ポンプの稼動状況を検知する検知部と、前記検知部により前記真空ポンプが稼動していないと検知されることを条件に前記発電設備における発電負荷を降下した状態で前記発電設備の運転を行い、当該運転が所定時間経過することを条件に前記発電設備の運転を停止する制御部と、を備える監視装置。
(4)の監視装置によれば、(1)の発電設備停止方法と同様の効果を奏する。
本発明によれば、真空ポンプトリップ時に電力の需給バランスを崩すことなく発電設備を停止することができる。
コンベンショナル発電設備の構成を示す図である。 発電設備を停止する発電設備停止方法を示すフローチャートである 一軸型コンバインド発電設備の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1を参照して、発電プラント1は、発電設備10と監視装置20とを含んで構成される。発電設備10及び監視装置20は、互いに通信可能に接続され、監視装置20は、発電設備10の稼動状況を監視するとともに、発電設備10に対して制御信号を送信することで発電設備10を制御する。
発電設備10は、蒸気タービンを用いて発電を行うコンベンショナル発電設備であり、発電機11と、蒸気タービン12と、回転軸13と、ボイラ14と、復水器15と、真空ポンプ16と、を含んで構成される。
発電機11は、回転軸13を介して蒸気タービン12に連結されており、蒸気タービン12の回転に伴い電力を生成する。蒸気タービン12は、ボイラ14が保有する熱によって生成された蒸気により回転駆動される。
ボイラ14は、石炭や石油を燃焼させる火炉を備え、復水器15等から供給された水を蒸発させて蒸気を生成する。復水器15は、蒸気タービン12を駆動させた蒸気を復水する。蒸気を復水してなる水は、ボイラ14に送られ、ボイラ14において保有する熱を回収し、蒸気となって蒸気タービン12に送られる。
真空ポンプ16は、復水器30の内部の真空度を上げるものであり、復水器15から延びる配管を介して復水器15と接続される。この配管には、図示しない真空弁が設けられており、真空弁を開放して真空ポンプ16を駆動することにより、復水器15内の空気が外部に放出されて、復水器15の内部の真空度が上昇する。そして、復水器15の内部が所定の真空度となった時点で真空弁を閉鎖することにより、復水器15の真空状態が保たれる。
監視装置20は、発電プラント1の例えば中央制御室に設けられた端末装置であり、制御部21と、記憶部22と、真空度測定部23と、検知部24と、を含んで構成される。
制御部21は、記憶部22に記憶されているプログラムに従い、監視装置20の全体を制御するとともに、発電設備10の運転を制御する。制御部21が実行するプログラムには、復水器15の真空度が低下傾向にある場合の発電設備の運転を制御するプログラム(図2)が含まれる。なお、制御部21が実行する本実施形態に特有の制御については、後述する。
記憶部22は、真空度測定部23が測定した復水器15の真空度や検知部24が検知した発電設備の稼動状況を一時的に記憶する記憶装置である。また、記憶部22は、監視装置20の動作に必要とする各種のプログラムを予め記憶している。
真空度測定部23は、復水器15を監視し、復水器15の真空度を測定する。一例として、真空度測定部23は、復水器15の内部に設置された真空度センサからの測定値を受信することで、復水器15の真空度を測定する。
検知部24は、発電設備10を構成する発電機11〜真空ポンプ16を常時監視し、その稼動状況を監視する。特に、本実施形態では、検知部24は、真空ポンプ16の稼動状況を監視し、真空ポンプ16が稼動していない場合には、その旨を制御部21に通知する。
続いて、本実施形態に特有の制御部21の制御について説明する。
検知部24による監視の結果、真空ポンプ16が稼動していない場合には、検知部24から制御部21に対して真空ポンプ16が停止(トリップ)していることが通知される。この通知を受け取ると、制御部21は、発電設備10の運転を停止する制御を行う。
ここで、復水器15の真空度は蒸気を復水するたびに低下していくため、真空ポンプ16が停止した場合には、復水器15の真空度が徐々に低下していく。復水器の真空度が低下傾向にある場合、発電設備10のように蒸気を用いて発電を行う発電設備では流路の何れかにおいて蒸気漏れが発生している可能性があるため、真空度が所定値を下回ると自動的に緊急停止(インターロック)を行うように設計されている。緊急停止が行われた場合には、再起動のために様々な確認や手続きが必要になり、発電設備10を早期に起動することが困難になる。そのため、真空ポンプ16が停止してしまった場合には、緊急停止が行われる前に適切な対応をとる必要があり、本実施形態の制御部21は、緊急停止前に自動的に停止するように発電設備10を制御することとしている。
一方、真空ポンプ16の停止に伴い直ちに発電設備10を停止してしまった場合には、発電設備10の発電量が0になってしまうため電力の需給バランスが崩れてしまう。この点、真空ポンプ16が停止した場合であっても復水器15の真空度の低下は、1時間当たり1.33kPa程度であり、急激に低下しないことが経験的に知られている。そこで、本実施形態の制御部21は、真空ポンプ16の停止時に、復水器15の真空度に応じて発電設備10の停止制御を異ならせることとしている。
具体的には、検知部24から真空ポンプ16の停止通知を受け取ると、制御部21は、復水器15の真空度を確認する。すなわち、制御部21は、真空度測定部23が測定し記憶部22に記憶された復水器15の真空度を取得する。この真空度が所定の閾値以下である場合には、制御部21は、発電設備10の発電負荷を降下させた運転(低負荷運転)を所定時間(例えば、10分)行った後に発電設備10の運転を停止する。他方、この真空度が所定の閾値を超える場合には、制御部21は、発電設備10の運転を直ちに停止する。
ここで、所定の閾値としては、正常運転時の復水器15の真空度と緊急停止を行う際の復水器15の真空度との関係から適宜設定することができ、本実施形態では、−92.0kPaを所定の閾値としている。そのため、所定の閾値以下とは、−92.0kPa以下であり例えば−93.0kPaが該当し、所定の閾値を超えるとは、−92.0kPaより大きい例えば−88.0kPaが該当する。このとき、真空度が高いとは、マイナスの値が大きいことを意味し、真空度が低いとは、マイナスの値が小さいことを意味する。すなわち、−92.0kPa以下であるとは、真空度が高いことを意味し、−92.0kPaを超えるとは、真空度が低いことを意味する。
また、真空度が所定の閾値以下である場合の低負荷運転時の負荷降下量についても、適宜設定することができ、本実施形態では、通常運転を125MW、低負荷運転を50MWで行うこととしている。このように、真空度に余裕がある場合に低負荷運転を継続することで、発電設備10の負荷降下分を他の発電設備で補うための時間的余裕ができるため、電力系統全体での電力の需給バランスを崩すことなく発電設備10の運転を制御することができる。また、真空度に余裕がある場合に通常運転を続けるのではなく低負荷運転を行うため、復水器15への蒸気流入を抑えることができ、需給バランスを調整している最中に復水器15の真空度が急激に低下し発電設備10が緊急停止してしまうことを防止することができる。
続いて、図2を参照して、監視装置20が復水器15の真空度に応じて発電設備10の停止制御を行う際の処理の流れについて説明する。
ステップS1では、監視装置20の検知部24は、真空ポンプ16の稼動状況を監視し、真空ポンプが停止しているか否かを監視する。このとき、真空ポンプ16が停止していない場合、すなわち稼動中である場合には、処理は終了する。
他方、ステップS1において真空ポンプ16が停止している場合には、真空ポンプ16が再起動可能であるか否かを判定する(ステップS2)。真空ポンプ16が再起動可能である場合には、再起動に伴い復水器15の真空度を維持することができるため、発電設備10を停止する必要がない。そのため、ステップS3において真空ポンプ16を再起動し、処理を終了する。
なお、真空ポンプ16が再起動可能であるか否かの判定は、任意の方法により行うことができ、例えば、真空ポンプ16の停止を検知した後に一定時間内に検知部24が真空ポンプ16の稼動を検知した場合に再起動可能と判定し、一定時間経過しても検知部24が真空ポンプ16の稼動を検知できない場合に再起動不能と判定することとしてもよく、また、現場担当者による真空ポンプ16の点検作業の結果を受け付けることで、真空ポンプ16が再起動可能であるか否かを判定することとしてもよい。
ステップS3において真空ポンプ16が再起動可能でない場合には、制御部21は、真空度測定部23が測定した復水器15の真空度が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において真空度が所定の閾値を超えると判定された場合には、制御部21は、発電設備10を制御し、直ちに通常の停止操作を開始する(ステップS7)。復水器15の真空度は、真空ポンプ16が停止しただけでは急激に低下することがないため、真空度が所定の閾値を超える場合には真空ポンプ16の停止に加え他の要因が発生している可能性がある。また、他の要因が発生していないとしても、真空度が所定の閾値を超えている場合には、緊急停止が行われるまでの余裕が少ないことになる。そのため、真空度が所定の閾値を超えている場合に直ちに発電設備10を通常操作で停止することで、発電設備10に対して緊急停止が行われることを防止できる。
他方、ステップS4において真空度が所定の閾値以下である場合には、復水器15の真空度に未だ余裕があることが分かる。そこで、ステップS5では、制御部21は、発電設備10を制御し、発電負荷を降下させる。一例として、制御部21は、発電設備10の発電負荷を125MWから50MWに降下させて発電設備10の運転を継続する。
続いて、ステップS6では、制御部21は、発電設備10の低負荷運転を開始してから10分が経過したか否かを判定する。ステップS6において低負荷運転を開始してから10分が経過していない場合には、ステップS4に戻り、低負荷運転を開始してから10分が経過するまで低負荷運転(50MW)を継続する。すなわち、制御部21は、発電設備10を10分間低負荷運転させる。このとき、10分間の低負荷運転中に復水器15の真空度が所定の閾値を超えてしまった場合には(ステップS4でNO)、制御部21は、低負荷運転を中止し、その時点から発電設備10を通常操作で停止する(ステップS7)。
また、ステップS6において低負荷運転を開始してから10分が経過した場合にも、制御部21は、低負荷運転を中止し、その時点から発電設備10を通常操作で停止する(ステップS7)。
以上のように、本実施形態では、復水器15の真空度を維持するための真空ポンプ16が停止している場合には、制御部21は、発電設備10の運転を直ちに停止することなく、低負荷運転を所定時間継続した後に発電設備10の運転を停止する。これにより、通常運転で運転していた発電設備10が直ちに停止することなく、電力の需給バランスを調整するための時間的余裕を得ることができる。このとき、通常運転(125MW)から低負荷運転(50MW)に移行するため、復水器15への蒸気流入を抑え真空度の低下速度を緩められる結果、ドラム圧力を低下させることができ、その後の停止操作を安全に行うことができる。
このとき、制御部21は、真空ポンプ16停止時の復水器15の真空度が所定の閾値以下である場合に限り発電設備10の低負荷運転を行い、真空度が所定の閾値を超える場合には低負荷運転を行うことなく発電設備10を停止する。
また、制御部21は、低負荷運転を行っている最中であっても、復水器15の真空度が所定の閾値を超えた場合には、その時点から発電設備10を停止する。
これにより、緊急停止に至ることない真空度である場合に限り低負荷運転を行うことになり、真空ポンプ16停止時に発電設備10を安全に制御することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、蒸気タービンのみを用いる発電設備10を用いて本発明について説明したが、本発明は、復水器を用いる発電設備であれば適用可能である。図3を参照して、発電機11と、蒸気タービン12と、回転軸13と、復水器15と、真空ポンプ16と、に加え、ガスや軽油等の燃料を燃焼させて生成される高温ガスによって回転駆動されるガスタービン17Aと、ガスタービンからの排ガスを取り入れ排ガスが保有する熱を回収する排熱回収ボイラ14Aと、を更に含む一軸型コンバインド発電設備10Aが知られている。一軸型コンバインド発電設備10Aにおいて、発電機11は、回転軸13を介してガスタービン17A及び蒸気タービン12に連結されており、ガスタービン17A及び蒸気タービン12の回転に伴い電力を生成する。また、復水器15で復水された水は、排熱回収ボイラ14Aに供給され、熱せられた後に再び蒸気となり蒸気タービン12の回転に用いられる。このような一軸型コンバインド発電設備10Aについても、真空ポンプ16が停止した際に復水器15の真空度に応じて運転停止制御を異ならせる本発明は適用可能である。
1 発電プラント
10 発電設備
11 発電機
12 蒸気タービン
13 回転軸
14 ボイラ
15 復水器
16 真空ポンプ16
20 監視装置
21 制御部
22 記憶部
23 真空度測定部
24 検知部

Claims (4)

  1. 蒸気により駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンの回転軸に連結する発電機と、前記蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水する復水器と、前記復水器内を真空状態にする真空ポンプと、を備え、前記復水器の真空度が所定値を下回る場合に緊急停止する発電設備を、前記復水器の真空度が所定値を下回る前に自動的に停止するように制御する発電設備停止方法であって、
    前記真空ポンプの稼動状況を検知する検知工程と、
    前記検知工程で前記真空ポンプが稼動していないと検知されることを条件に、前記発電設備における発電負荷を降下した状態で前記発電設備の運転を所定時間継続する負荷降下工程と、
    前記負荷降下工程による前記発電設備の運転が前記所定時間経過することを条件に、前記発電設備の運転を停止する停止工程と、
    を含む発電設備停止方法。
  2. 前記復水器内の真空度を測定する真空度測定工程を更に含み、
    前記検知工程で前記真空ポンプが稼動していないと検知された場合には、前記真空度測定工程で前記復水器内の真空度が所定の閾値以下であると測定されることを条件に、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転が行われ、前記真空度測定工程で前記復水器内の真空度が所定の閾値を超えると測定されることを条件に、前記負荷降下工程を経ることなく前記停止工程による前記発電設備の停止を行う、
    請求項1に記載の発電設備停止方法。
  3. 前記停止工程では、前記負荷降下工程による前記発電設備の運転中に前記復水器内の真空度が所定の閾値を超えると測定されることを条件に、前記負荷降下工程を終了し、前記発電設備の運転を停止する、
    請求項1又は2に記載の発電設備停止方法。
  4. 蒸気により駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンの回転軸に連結する発電機と、前記蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水する復水器と、前記復水器内を真空状態にする真空ポンプと、前記復水器の真空度が所定値を下回る場合に緊急停止する発電設備を、前記復水器の真空度が所定値を下回る前に自動的に停止するように制御する監視装置であって、
    前記真空ポンプの稼動状況を検知する検知部と、
    前記検知部により前記真空ポンプが稼動していないと検知されることを条件に前記発電設備における発電負荷を降下した状態で前記発電設備の運転を行い、当該運転が所定時間経過することを条件に前記発電設備の運転を停止する制御部と、
    を備える監視装置。
JP2012068982A 2012-03-26 2012-03-26 発電設備停止方法及び監視装置 Expired - Fee Related JP5608698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068982A JP5608698B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 発電設備停止方法及び監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068982A JP5608698B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 発電設備停止方法及び監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013199889A JP2013199889A (ja) 2013-10-03
JP5608698B2 true JP5608698B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=49520311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068982A Expired - Fee Related JP5608698B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 発電設備停止方法及び監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5608698B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106321162A (zh) * 2015-06-30 2017-01-11 新特能源股份有限公司 一种直流锅炉滑参数停机的方法
CN105888752B (zh) * 2015-09-25 2017-08-25 浙江秀舟热电有限公司 电力发电系统优化控制方法
CN109098789B (zh) * 2018-09-07 2021-04-20 中国能源建设集团安徽电力建设第一工程有限公司 一种汽轮机真空严密性施工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04369387A (ja) * 1991-06-19 1992-12-22 Toshiba Corp 復水器の真空度自動調整装置
JP2001090507A (ja) * 1999-09-24 2001-04-03 Hitachi Ltd 発電プラント
JP4145752B2 (ja) * 2003-07-24 2008-09-03 株式会社日立製作所 復水脱気装置およびその制御装置
JP4889552B2 (ja) * 2007-04-13 2012-03-07 中国電力株式会社 発電設備の運用方法
JP4982507B2 (ja) * 2009-01-09 2012-07-25 株式会社日立製作所 タービングランドシール蒸気減温制御装置および蒸気タービン発電設備におけるプラント制御方法
JP5374270B2 (ja) * 2009-07-30 2013-12-25 川崎重工業株式会社 復水器の真空調整装置および真空調整方法、ならびに蒸気タービンプラント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013199889A (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8365583B2 (en) Method and system for testing an overspeed protection system of a powerplant machine
JP5815972B2 (ja) パワープラント機械の過速度保護システムの試験を行うときを決定する方法
JP5883568B2 (ja) 発電プラントの過速度保護システムを試験する方法及びシステム
JP5608698B2 (ja) 発電設備停止方法及び監視装置
US20150345387A1 (en) Plant control apparatus and plant starting-up method
JP6262354B2 (ja) 単軸システムの過速防止装置を検査するための方法
US9670799B2 (en) Power generation apparatus including predetermined slip-based time delay control for grid connection
JP6971704B2 (ja) ガスタービンシステム内のシャットダウンパージ流を改善するシステムおよび方法
JP3214981U (ja) ガスタービンシステム内のシャットダウンパージ流を改善するシステムおよび方法
JP6967912B2 (ja) ガスタービンシステム内のシャットダウンパージ流を改善するシステムおよび方法
JP5194175B2 (ja) 火力発電所を制御する方法及びデバイス
TWI758839B (zh) 廠房控制裝置及廠房控制方法
JP2013083361A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2005282932A (ja) ボイラの給水制御方法およびその装置
JP5415171B2 (ja) 水車調速機
JP2009281168A (ja) 汽力発電設備における復水系統及びその運転方法
JP5989218B1 (ja) 発電プラントにおける空気循環制御装置および空気循環制御方法
JP2008014142A (ja) ボイラユニット起動中における補助ボイラトリップ時の対応方法
JP2007139235A (ja) 復水器の制御方法
JP2015090097A (ja) ガスタービン起動方法及び装置
JP2012102896A (ja) 冷凍サイクル装置
JP5222008B2 (ja) 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置
JP2009224091A (ja) 燃料電池発電システム
JP2003336503A (ja) ガスタービン装置
JP2013087664A (ja) 真空破壊制御システムおよび真空破壊制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140529

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5608698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees