JP5222008B2 - 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 - Google Patents

一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 Download PDF

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Description

本発明は、一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置に関するものであり、特に一軸コンバインドプラント停止後に、蒸気タービンに、ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置に関する。
ガスタービンと蒸気タービンが一つの軸に連結された一軸コンバインドプラントでは、前記ガスタービンで仕事をした後の排気を排熱ボイラに導入し、その排熱を利用して蒸気を発生させ、その蒸気を利用して蒸気タービンを駆動する方式が一般的である。
通常、ガスタービンは、空気圧縮機により圧縮空気を生成し、該圧縮空気と燃料を混合して燃焼器で燃焼させて高温高圧の燃焼ガスを生成し、該燃焼ガスを膨張させることでタービンが回転力を得る構成であり、従って、起動するためには圧縮空気の存在が必要である。そこで起動時には、まずガスタービンを定格速度の20%程度である着火回転数まで昇速することで空気圧縮機、燃焼器及びタービンに空気の流れを形成し、そこで燃焼器に燃料を投入して点火し定格速度まで昇速している。
前記ガスタービンの着火回転数までの昇速は、例えば外部に始動電動機を設けて回転させることが広く行われており、また、一軸コンバインドプラントにおいては、蒸気タービンに、ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によって、軸を介してガスタービンを回転させて着火回転数まで昇速させる、所謂蒸気タービン起動方式も広く用いられている。
前記蒸気タービン起動方式を採用した一軸コンバインドプラントにおいて、通常運転中に何らかの要因で定格出力運転からタービン緊急停止した場合、短時間の経過後には、蒸気タービンの金属温度が、再起動のために導入する起動用蒸気温度よりも高く、温度差によるミスマッチ状態が発生し、タービンの金属に厳しい熱応力が生ずるため、緊急停止から短時間でタービンを再起動し定格回転数まで回転数を上昇させることができない。
そのため、緊急停止から短時間経過後にタービンを再起動する必要がある場合には、以下のような手順で、手動で起動用蒸気を蒸気タービンへ断続的に導入し、蒸気タービンの金属温度を強制冷却し、前記温度差によるミスマッチ状態を解消することが行われている(従来技術1)。
1、定格出力運転からタービンが緊急停止する。
2、ガスタービン冷却のため規定時間放置する。
3、起動用蒸気を蒸気タービンへ導入する。
4、前記起動用蒸気の投入により、蒸気タービン回転数が上昇し、規定の上限回転数を上回ると、前記起動用蒸気の投入を停止する。
5、前記起動用蒸気の投入の停止により、蒸気タービン回転数が規定の下限回転数を下回ると、再度前記起動用蒸気を蒸気タービンへ導入する。
6、蒸気タービンの金属温度が低下し、温度差によるミスマッチ状態が解消されるまで、前記4、5の工程を繰り返す。
7、温度差によるミスマッチが解消された後、起動用蒸気により着火回転数まで蒸気タービン回転数を昇速させる。
また、特許文献1には、蒸気タービン回転軸とガスタービン回転軸とが連結された複合プラントにおけるプラント停止後の蒸気タービン再起動時に、低温蒸気を蒸気タービンに供給してタービン回転数をラブチェック回転数とガスタービン着火回転数との間を往復させ、蒸気タービンの金属温度と蒸気温度との差が所定値以内になった後、タービン回転数を定格回転数にまで上昇させるタービンの再起動方法が開示されている。
特開平9−13916号公報
しかしながら、前記従来技術1は、蒸気タービンへの起動蒸気の投入及び停止操作を運転員が実施することとなり、温度差のミスマッチ状態が解消されるには数時間が必要であることから、運転員への負担が非常に大きい。
また特許文献1に開示された技術は、起動蒸気の投入及び停止操作を運転員が行うかどうか不明であるが、運転員が起動操作を行う場合には従来技術1と同様に運転員への負担が非常に大きい。また、特許文献1に開示された技術は、タービン回転数をラブチェック回転数と着火回転数の間を往復させるため、回転数の上限付近、下限付近における制御が難しい。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、運転員に過大な負担を強いることなく、簡単な制御で、緊急停止から短時間経過後に、再起動を行うことが可能な一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の一態様においては、
一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップを再開することを特徴とする。
また、本発明の他の態様においては、
一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行うステップをさらに備え、
前記ガスタービン冷却期間の後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始することを特徴とする。
本発明は、起動用蒸気と蒸気タービンの金属温度にミスマッチ温度差がある状態では、蒸気タービンへ起動用蒸気を通気し定格回転数で連続運転することはできないが、低回転数で短時間であれば、蒸気タービンへ低温蒸気を通気することが可能であることを利用している。
一軸コンバインドプラントにおいて、通常運転中に何らかの要因で定格出力運転からタービン緊急停止した場合、蒸気タービンの金属温度はガスタービンの排気温度と略同じ温度となっており、ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気温度とは温度差がある。そこで、蒸気タービンに、起動用蒸気を導入し、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を着火回転数以下の範囲で繰り返すことで、蒸気タービンの金属温度を冷却することができ、迅速な再起動を行うことができる。
また、蒸気タービンの回転数の上昇と下降の繰り返しは、前記起動用蒸気の導入と停止の繰り返しによって為される。そのため、回転数の上昇時には蒸気タービンの金属温度より低温の起動用蒸気を導入することで金属表面が冷却され、その熱が徐々に金属内部に伝わるが、金属内部まで熱が伝わり金属温度が均一になるには時間がかかる。そこで、回転数の下降時に前記起動用蒸気の導入を停止することで、前記金属内部への伝熱のみがなされ、金属温度が全体に均一に近い状態となる。そのため、蒸気タービンを回転数の上昇と下降を繰り返す必要がある。なお、回転数の上昇と下降の繰り返しは、前記起動用蒸気の導入量の増減によっても可能であるが、その場合も前記起動用蒸気の導入と停止の繰り返しを行う場合と同様のことが言える。
また、前記回転数の上昇と下降を行う範囲を着火回転数以下とすると、蒸気タービンへの起動用蒸気の導入量を少なく抑えることとなるため、蒸気タービンと起動用蒸気の温度差のミスマッチに起因する熱応力の発生量を小さく抑えることができる。また、例えば、起動時にガスタービンの回転数が着火回転数に達したら着火する、といったシーケンスを導入している場合においても、起動用蒸気の導入による回転数の上昇下降の繰り返しが前記シーケンスを作動させてしまうことも防ぐことができる。
前記起動用蒸気の導入による回転数の上昇下降の繰り返し時における回転数の制御方法については特に制限させるものではないが、例えば着火回転数以下である上限回転数と、前記着火回転数よりも小さく0以上である下限回転数を設定し、前記起動用蒸気を蒸気タービンの回転数が前記上限回転数に上昇するまで導入し、蒸気タービンの回転数が上限回転数まで上昇後、前記下限回転数に下降するまで起動用蒸気の導入を停止することを繰り返し行うと、前記蒸気タービンの回転数の上昇下降の繰り返し制御が簡単になり、自動化も可能となる。従って、運転員の作業負担を従来よりも大幅に削減することができる。
前記上限回転数は、前記起動用蒸気の導入をストップした後に、オーバーランして蒸気タービン回転数が着火回転数を超えないように設定し、前記下限回転数はコーストダウン時間を考慮し、蒸気タービン回転数の上昇下降繰り返し周期が極度に長くならないように設定するとよい。
さらに、前記起動用蒸気温度と蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設けることにより、起動用蒸気温度と蒸気タービンの金属温度との温度差のミスマッチ状態が解消後すぐに次工程に移行することができるため、迅速なタービンの再起動が可能となる。
また、前記蒸気タービンの軸振動数を検知し、該軸振動数が所定値を越えると、前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする。
これにより、起動用蒸気を導入することに起因する軸振動が大きくなった場合に、その軸振動を抑えることが可能となる。
また、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を検知し、該軸の偏芯量が所定値を越えると、前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする。
これにより、起動用蒸気を導入することに起因する軸の偏芯量が大きくなった場合に、その軸の偏芯量を小さく抑えることが可能となる。
また、課題を実現するための装置発明の一態様として、
ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を自動的に停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を再開するように制御することを特徴とする。
また、装置発明の他の態様として、
ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行った後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始するように制御することを特徴とする。

また、前記蒸気タービンの軸振動数を検知する手段を設け、該軸振動数の検知値が所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする。
また、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を検知する手段を設け、該軸の偏芯量の検知値が所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする。
以上記載のごとく本発明によれば、運転員に過大な負担を強いることなく、簡単な制御で、緊急停止から短時間経過後に、再起動を行うことが可能な一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、実施例1に係る一軸コンバインドプラントの一部系統図である。図1において、1は蒸気タービン、2はガスタービン、3は燃焼器、4は空気圧縮機、5は発電機であり、これらのうち1、2、4、5の各機器は1つの軸11に連結され、蒸気タービン1及びガスタービン2で軸11を回転し、空気圧縮機4及び発電機5を駆動するように構成されている。
また、蒸気タービン1には、蒸気タービンの金属温度を検知する金属用温度計7が設けられており、軸11には、軸振動を検知する軸振動検知器8、9、軸11の偏芯を検知する偏芯検知器10、及びタービン回転数を検知する回転数計14が設けられており、これらの検出値は制御装置15に取り込まれる。
このような一軸コンバインドプラントでは、通常運転時には、大気から取り込んだ空気を空気圧縮機4で圧縮し、該圧縮した空気を燃料ガスとともに燃焼器3で燃焼し、その燃焼によって生じた燃焼ガスをガスタービン2に導き、該燃焼ガスを膨張させて仕事を行いガスタービン2を回転させ、該ガスタービン2と共通の軸11で結合されている空気圧縮機4と発電機5を駆動する。ガスタービン2を出た約520℃の燃焼ガスは、図示しないボイラに導かれ後述する復水器からの水と熱交換して蒸気を発生させた後、外部に放出される。
また、前記図示しないボイラで生じた蒸気は、蒸気加減弁12を介して蒸気タービン1へ導かれ、膨張して仕事をし、蒸気タービン1を回転させ、該蒸気タービン1と共通の軸11で結合されている空気圧縮機4と発電機5を駆動する。蒸気タービン1を出た蒸気は、図示しない復水器で冷却されて復水され、その水は前記図示しないボイラに導かれ、前記ガスタービン2を出た燃焼ガスと熱交換して再度蒸気となり、蒸気タービン1に再度導入される。なお通常運転時は、蒸気止め弁13は閉止しておく。
次にこのような一軸コンバインドプラントの再起動方法について、図1、図2及び図3を用いて、プラントの通常運転中にタービンが緊急停止した場合を想定して説明する。なお、再起動は外部よりタービン起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させてから着火する、所謂蒸気タービン起動方式を採用する。
図2は実施例1に係る一軸コンバインドプラントを再起動する場合の制御のフローチャートである。また、図3はタービン回転数及び温度の時間変化を簡略化して示したグラフであり、横軸は時間、縦軸はグラフ上部は前記回転数計14で検知されるタービン回転数、グラフ下部は前記金属用温度計7で検知される蒸気タービン1の金属温度である。
図3において、通常運転時に例えばトリップなどにより、時間tでタービンが緊急停止すると、タービン回転数は急速に下降し0となる。この状態でガスタービンを冷却するために、時間tまでガスタービン冷却期間として放置する。また、蒸気タービン1の金属温度は、緊急停止時にはガスタービン2を出た燃焼ガス温度(約520℃)に近い温度であるが、このガスタービン冷却期間に、蒸気タービン1の金属温度も徐々に低下する。
前記ガスタービン冷却期間が時間tで終了すると、タービンを再起動するため、蒸気タービン強制冷却起動操作に入る。
前記蒸気タービン強制冷却起動操作は図2のフローチャートに従って行う。
前記ガスタービン冷却期間が終了すると、ステップS1で処理を開始する。ステップS1の処理の開始は、緊急停止後一定時間経過後に自動的に処理を開始するようにしてもよく、手動で処理開始の指示を出すようにしてもよい。
ステップS1で処理が開始されると、ステップS2では、制御装置15に取り込まれた前記金属用温度計7で検知される蒸気タービン1の金属温度と、起動用蒸気温度計6で検知される起動用蒸気温度6とのミスマッチ温度がチェックされる。
前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内と判断されれば、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了し、その後、タービン再起動操作を行う。該再起動操作は、制御装置15により、蒸気タービン1の回転数がガスタービン着火回転数になるように蒸気加減弁12の開度調整を行い、着火回転数に到達後、着火を行い定格回転数まで回転数を上昇させ、通常運転とする。
なお、前記ミスマッチ温度の予め定める制限値は、該制限値以内であればミスマッチ温度に起因する熱応力等により機器の破損等のトラブルの可能性が低い温度とし、具体的数値は機器の大きさ、材料、使用温度等に応じて個々に決定する必要がある。
また、前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以上であれば、ステップS3に進み、蒸気タービン強制冷却の使用を手動で選択し、ステップS4以下で述べる蒸気タービンの金属温度を強制冷却する自動制御を行う。なお、ステップS4に進んだ時点で図1に示す蒸気止め弁13を開ける。蒸気止め弁13を開ける動作は、手動でもよいが、ステップS4に進んだ時点で自動的に開くようにしておくと、蒸気止め弁13を開けることを忘れるというヒューマンエラーを防止することができる。
ステップS4では、タービン回転数目標値を設定し、制御装置15に入力する。この目標値は予めプラント毎に固定値を決めておき予め入力しておいてもよい。
前記タービン回転数目標選択値は、ガスタービン着火回転数未満とし、例えばガスタービン着火回転数が600rpmであるときには、500rpm程度とするとよい。
ステップS4で目標値が設定されると、ステップS5で蒸気タービン回転数を上昇させる。蒸気タービン回転数の上昇は、図1に示した制御装置15により、前記回転数計14より取り込んだタービン回転数に応じて、蒸気加減弁12の開度を自動調整することで行う。
ステップS5で蒸気タービンの回転数を上昇させると、制御装置15により、ステップS6で軸振動検知器8、9及び偏芯検知器10の検知値が予め定めた所定値以上であるか否かを判断する。
軸振動又は軸偏芯の少なくとも何れかが所定値以上である場合には、ステップS11に進み、蒸気タービン強制冷却の除外を自動選択し、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了する。この場合、前記ミスマッチ温度は制限値を超えたままであるので、一定時間経過後、再度ステップS1から処理を再開してもよい。
また、軸振動又は軸偏芯の何れも所定値以内である場合には、ステップS7に進み、前記タービン目標値に到達するまでタービン回転数を上昇させる。
なお、前記ステップS6で行う軸振動及び軸偏芯が所定値であるか否かの判断は、ステップS5の後のみならず、ステップS3で蒸気タービン強制冷却制御使用を選択してから、ステップS11で蒸気タービン強制冷却除外が選択されるまでの間は常時、中でも特に回転数の下降時にも行い、軸振動又は軸偏芯の少なくとも何れかが所定値以上となるとステップS11に進むようにしておくと機器の安全性の面でさらによい。
ステップS7でタービン回転数が目標値(例えば500rpm)に到達すると、ステップS8でタービン回転数下側目標値を設定し、制御装置15に入力する。この目標値は予めプラント毎に固定値を決めておき予め入力しておいてもよい。前記タービン回転数下側目標値は前記ステップS4で設定したタービン目標回転数より低ければ特に限定されるものではないが、0や0に近い数値とするとコーストダウン時間によってタービン回転数が目標値に到達するまでの時間が長時間となるため、長時間化を避けるため100rpm程度とするとよい。
ステップS8で下側目標値が設定されると、ステップS9で蒸気タービン回転数を、前記ステップS8で設定したタービン回転数下側目標値まで下降させる。蒸気タービン回転数の下降は、図1に示した制御装置15より蒸気加減弁12に閉止の指示を出し、起動用蒸気の導入を自動停止することで行う。
ステップS9で蒸気タービンの回転数が下側目標値(例えば100rpm)に到達すると、ステップS10で、ステップS2と同様に制御装置15に取り込まれた前記金属用温度計7で検知される蒸気タービン1の金属温度と、起動用蒸気温度計6で検知される起動用蒸気温度6とのミスマッチ温度がチェックされる。
前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内と判断されれば、ステップS11で蒸気タービン強制冷却の除外を選択し、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了し、タービン再起動操作を行う。該再起動操作は、制御装置15により、蒸気タービン1の回転数がガスタービン着火回転数になるように蒸気加減弁の開度調整を行い、着火回転数到達後、着火を行い定格回転数まで回転数を上昇させ、通常運転となる。
ステップS10で前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以上と判断されればステップS4に戻り、再度蒸気タービン回転数の上昇、下降を行い、前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内となるまで繰り返してからステップS11、S12に進み処理を終了する。
図2に示したステップS1からS12を行うことで、タービン回転数及び蒸気タービン金属温度は図3に示したような変化を示す。
図3に示した時間tで、図2に示したフローチャートのステップS1を開始し、図2に示したステップで蒸気タービンの金属温度を冷却することにより、図3のグラフ上部に示したように、タービン回転数はステップS4〜ステップS10の繰り返しで上昇下降を繰り返す。このとき、蒸気タービンの金属温度は、蒸気タービン金属温度よりも低温の起動用蒸気を導入しているため、時間tからtに示したガスタービン冷却期間よりも急速に低下し、時間tで起動用蒸気温度との温度差ΔTが所定値以内となると、時間t以降で再起動操作が可能となる。
従って、図2に示したステップにより、時間t以降では蒸気タービンの冷却速度が自然放冷する場合と比較して速くなり、緊急停止から再起動までの時間を短縮化することができる。しかも、図2に示したステップは自動運転が可能であることから運転員にかかる負担も小さい。
運転員に過大な負担を強いることなく、簡単な制御で、緊急停止から短時間経過後に、再起動を行うことが可能な一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置として利用することができる。
実施例1に係る一軸コンバインドプラントの一部系統図である。 実施例1に係る一軸コンバインドプラントを再起動する場合の制御のフローチャートである。 タービン回転数及び温度の時間変化を簡略化して示したグラフである。
1 蒸気タービン
2 ガスタービン
3 燃焼器
4 空気圧縮機
6 起動用蒸気温度計
7 蒸気タービンの金属用温度計
8、9 軸振動検知器
10 軸偏芯検知器
11 軸
12 蒸気加減弁
13 蒸気止め弁
14 タービン回転数計
15 制御装置

Claims (8)

  1. 一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
    前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
    前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
    前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
    前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
    前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
    前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップを再開することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動方法。
  2. 前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさを常時検出し、該検出値が前記所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする請求項1記載の一軸コンバインドプラントの再起動方法。
  3. 前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を常時検出し、該検出値が前記所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする請求項1記載の一軸コンバインドプラントの再起動方法。
  4. 一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
    前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
    前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
    前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
    前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
    前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
    前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行うステップをさらに備え、
    前記ガスタービン冷却期間の後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動方法。
  5. ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、
    前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、
    該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
    前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、
    前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、
    前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、
    前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、
    前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、
    前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、
    前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
    前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を自動的に停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を再開するように制御することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動装置。
  6. 前記検出値を取得する手段は、前記蒸気タービンの軸振動の大きさを常時検知し、
    前記蒸気タービンの強制冷却時、前記蒸気タービンの軸振動の大きさが前記所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする請求項5記載の一軸コンバインドプラントの再起動装置。
  7. 前記検出値を取得する手段は、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を常時検知し、
    前記蒸気タービンの強制冷却時、前記蒸気タービンの軸の偏芯量が前記所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする請求項5記載の一軸コンバインドプラントの再起動装置。
  8. ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、
    前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、
    該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
    前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、
    前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、
    前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、
    前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、
    前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、
    前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、
    前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
    前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行った後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始するように制御することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動装置。
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