JP5222008B2 - 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 - Google Patents
一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5222008B2 JP5222008B2 JP2008102641A JP2008102641A JP5222008B2 JP 5222008 B2 JP5222008 B2 JP 5222008B2 JP 2008102641 A JP2008102641 A JP 2008102641A JP 2008102641 A JP2008102641 A JP 2008102641A JP 5222008 B2 JP5222008 B2 JP 5222008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- steam turbine
- turbine
- shaft
- gas turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
前記ガスタービンの着火回転数までの昇速は、例えば外部に始動電動機を設けて回転させることが広く行われており、また、一軸コンバインドプラントにおいては、蒸気タービンに、ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によって、軸を介してガスタービンを回転させて着火回転数まで昇速させる、所謂蒸気タービン起動方式も広く用いられている。
1、定格出力運転からタービンが緊急停止する。
2、ガスタービン冷却のため規定時間放置する。
3、起動用蒸気を蒸気タービンへ導入する。
4、前記起動用蒸気の投入により、蒸気タービン回転数が上昇し、規定の上限回転数を上回ると、前記起動用蒸気の投入を停止する。
5、前記起動用蒸気の投入の停止により、蒸気タービン回転数が規定の下限回転数を下回ると、再度前記起動用蒸気を蒸気タービンへ導入する。
6、蒸気タービンの金属温度が低下し、温度差によるミスマッチ状態が解消されるまで、前記4、5の工程を繰り返す。
7、温度差によるミスマッチが解消された後、起動用蒸気により着火回転数まで蒸気タービン回転数を昇速させる。
また特許文献1に開示された技術は、起動蒸気の投入及び停止操作を運転員が行うかどうか不明であるが、運転員が起動操作を行う場合には従来技術1と同様に運転員への負担が非常に大きい。また、特許文献1に開示された技術は、タービン回転数をラブチェック回転数と着火回転数の間を往復させるため、回転数の上限付近、下限付近における制御が難しい。
一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップを再開することを特徴とする。
また、本発明の他の態様においては、
一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行うステップをさらに備え、
前記ガスタービン冷却期間の後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始することを特徴とする。
前記上限回転数は、前記起動用蒸気の導入をストップした後に、オーバーランして蒸気タービン回転数が着火回転数を超えないように設定し、前記下限回転数はコーストダウン時間を考慮し、蒸気タービン回転数の上昇下降繰り返し周期が極度に長くならないように設定するとよい。
これにより、起動用蒸気を導入することに起因する軸振動が大きくなった場合に、その軸振動を抑えることが可能となる。
これにより、起動用蒸気を導入することに起因する軸の偏芯量が大きくなった場合に、その軸の偏芯量を小さく抑えることが可能となる。
ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を自動的に停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を再開するように制御することを特徴とする。
また、装置発明の他の態様として、
ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行った後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始するように制御することを特徴とする。
また、蒸気タービン1には、蒸気タービンの金属温度を検知する金属用温度計7が設けられており、軸11には、軸振動を検知する軸振動検知器8、9、軸11の偏芯を検知する偏芯検知器10、及びタービン回転数を検知する回転数計14が設けられており、これらの検出値は制御装置15に取り込まれる。
図2は実施例1に係る一軸コンバインドプラントを再起動する場合の制御のフローチャートである。また、図3はタービン回転数及び温度の時間変化を簡略化して示したグラフであり、横軸は時間、縦軸はグラフ上部は前記回転数計14で検知されるタービン回転数、グラフ下部は前記金属用温度計7で検知される蒸気タービン1の金属温度である。
前記蒸気タービン強制冷却起動操作は図2のフローチャートに従って行う。
前記ガスタービン冷却期間が終了すると、ステップS1で処理を開始する。ステップS1の処理の開始は、緊急停止後一定時間経過後に自動的に処理を開始するようにしてもよく、手動で処理開始の指示を出すようにしてもよい。
前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内と判断されれば、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了し、その後、タービン再起動操作を行う。該再起動操作は、制御装置15により、蒸気タービン1の回転数がガスタービン着火回転数になるように蒸気加減弁12の開度調整を行い、着火回転数に到達後、着火を行い定格回転数まで回転数を上昇させ、通常運転とする。
なお、前記ミスマッチ温度の予め定める制限値は、該制限値以内であればミスマッチ温度に起因する熱応力等により機器の破損等のトラブルの可能性が低い温度とし、具体的数値は機器の大きさ、材料、使用温度等に応じて個々に決定する必要がある。
前記タービン回転数目標選択値は、ガスタービン着火回転数未満とし、例えばガスタービン着火回転数が600rpmであるときには、500rpm程度とするとよい。
軸振動又は軸偏芯の少なくとも何れかが所定値以上である場合には、ステップS11に進み、蒸気タービン強制冷却の除外を自動選択し、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了する。この場合、前記ミスマッチ温度は制限値を超えたままであるので、一定時間経過後、再度ステップS1から処理を再開してもよい。
また、軸振動又は軸偏芯の何れも所定値以内である場合には、ステップS7に進み、前記タービン目標値に到達するまでタービン回転数を上昇させる。
なお、前記ステップS6で行う軸振動及び軸偏芯が所定値であるか否かの判断は、ステップS5の後のみならず、ステップS3で蒸気タービン強制冷却制御使用を選択してから、ステップS11で蒸気タービン強制冷却除外が選択されるまでの間は常時、中でも特に回転数の下降時にも行い、軸振動又は軸偏芯の少なくとも何れかが所定値以上となるとステップS11に進むようにしておくと機器の安全性の面でさらによい。
前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内と判断されれば、ステップS11で蒸気タービン強制冷却の除外を選択し、ステップS12で強制冷却起動操作の処理を終了し、タービン再起動操作を行う。該再起動操作は、制御装置15により、蒸気タービン1の回転数がガスタービン着火回転数になるように蒸気加減弁の開度調整を行い、着火回転数到達後、着火を行い定格回転数まで回転数を上昇させ、通常運転となる。
ステップS10で前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以上と判断されればステップS4に戻り、再度蒸気タービン回転数の上昇、下降を行い、前記ミスマッチ温度が予め定めた制限値以内となるまで繰り返してからステップS11、S12に進み処理を終了する。
図3に示した時間t2で、図2に示したフローチャートのステップS1を開始し、図2に示したステップで蒸気タービンの金属温度を冷却することにより、図3のグラフ上部に示したように、タービン回転数はステップS4〜ステップS10の繰り返しで上昇下降を繰り返す。このとき、蒸気タービンの金属温度は、蒸気タービン金属温度よりも低温の起動用蒸気を導入しているため、時間t1からt2に示したガスタービン冷却期間よりも急速に低下し、時間t3で起動用蒸気温度との温度差ΔTが所定値以内となると、時間t3以降で再起動操作が可能となる。
2 ガスタービン
3 燃焼器
4 空気圧縮機
6 起動用蒸気温度計
7 蒸気タービンの金属用温度計
8、9 軸振動検知器
10 軸偏芯検知器
11 軸
12 蒸気加減弁
13 蒸気止め弁
14 タービン回転数計
15 制御装置
Claims (8)
- 一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップを再開することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動方法。 - 前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさを常時検出し、該検出値が前記所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする請求項1記載の一軸コンバインドプラントの再起動方法。
- 前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を常時検出し、該検出値が前記所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を停止することを特徴とする請求項1記載の一軸コンバインドプラントの再起動方法。
- 一つの軸に蒸気タービンとガスタービンとが連結された一軸コンバインドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入して蒸気タービンを回転させ、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行う一軸コンバインドプラントの再起動方法において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度の温度差が所定値以内となるまで、前記起動用蒸気の導入により、蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して蒸気タービンの強制冷却を行うステップと、
前記温度差が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇させ、前記ガスタービンに着火するステップとを備え、
前記蒸気タービンの強制冷却を行うステップでは、前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方を検出し、該検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するとともに、
前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行うステップをさらに備え、
前記ガスタービン冷却期間の後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動方法。 - ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、
該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、
前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、
前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、
前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、
前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、
前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
前記検出値が前記所定値を越えて前記起動用蒸気の導入を自動的に停止した後、所定時間経過したら、前記蒸気タービンの強制冷却を再開するように制御することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動装置。 - 前記検出値を取得する手段は、前記蒸気タービンの軸振動の大きさを常時検知し、
前記蒸気タービンの強制冷却時、前記蒸気タービンの軸振動の大きさが前記所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする請求項5記載の一軸コンバインドプラントの再起動装置。 - 前記検出値を取得する手段は、前記蒸気タービンの軸の偏芯量を常時検知し、
前記蒸気タービンの強制冷却時、前記蒸気タービンの軸の偏芯量が前記所定値を越えると、自動的に前記起動用蒸気の導入を停止するように制御することを特徴とする請求項5記載の一軸コンバインドプラントの再起動装置。 - ガスタービンと蒸気タービンとが一つの軸に連結された一軸コンバイドプラント停止後に、
前記蒸気タービンに、前記ガスタービンの排気温度より低温の起動用蒸気を導入する手段を有し、
該起動用蒸気の導入により蒸気タービンを回転させて、該蒸気タービンの回転力によってガスタービンを回転させ、
前記蒸気タービンの回転数を、前記ガスタービンに着火を行う着火回転数まで上昇させてから、ガスタービンに着火を行うことで再起動する一軸コンバインドプラントの再起動装置において、
前記起動用蒸気温度と前記蒸気タービンの金属温度との温度差を検知する検知手段を設け、
前記検知手段による検知温度差が所定値以内となるまで、
前記起動用蒸気の導入により、前記蒸気タービンの回転数の上昇と下降を、前記着火回転数以下の回転数範囲で繰り返して前記蒸気タービンを強制冷却し、
前記温度差の検知値が所定値以内となった後、前記起動用蒸気により、前記蒸気タービンの回転数を前記着火回転数まで上昇するように制御するとともに、
前記蒸気タービンの軸振動の大きさ及び軸の偏芯量の少なくとも一方の検出値を取得する手段を設け、
前記蒸気タービンの強制冷却時、前記検出値が所定値を越えた場合に前記起動用蒸気の導入を自動的に停止するように制御するとともに、
前記ガスタービンの緊急停止後のガスタービン冷却期間において、前記ガスタービンの冷却と併せて蒸気タービンの自然冷却を行った後に、前記蒸気タービンの強制冷却を開始するように制御することを特徴とする一軸コンバインドプラントの再起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102641A JP5222008B2 (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102641A JP5222008B2 (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009250208A JP2009250208A (ja) | 2009-10-29 |
JP5222008B2 true JP5222008B2 (ja) | 2013-06-26 |
Family
ID=41311146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008102641A Active JP5222008B2 (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5222008B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113153452B (zh) * | 2021-04-26 | 2022-10-14 | 大唐湘潭发电有限责任公司 | 一种解决汽轮机组开机过程中机组振动大的方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60224904A (ja) * | 1984-04-21 | 1985-11-09 | Toshiba Corp | タ−ビン振動監視装置 |
JPH0913916A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 一軸複合プラントの蒸気タービン再起動方法 |
-
2008
- 2008-04-10 JP JP2008102641A patent/JP5222008B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009250208A (ja) | 2009-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2794802C (en) | Gas turbine engine lockout reduction | |
US8820046B2 (en) | Methods and systems for mitigating distortion of gas turbine shaft | |
EP3495627B1 (en) | System and method for rotor bow mitigation | |
EP2372482A2 (en) | Method and system for testing an overspeed protection system of a powerplant machine | |
EP2085577B1 (en) | Method for the start-up of a gas turbine | |
JP2010265888A (ja) | 重油燃焼ガスタービンに対する有用性を改善する方法 | |
JP5815972B2 (ja) | パワープラント機械の過速度保護システムの試験を行うときを決定する方法 | |
US20040237535A1 (en) | Method of operating a gas turbine | |
EP2339128A2 (en) | Method for starting a turbomachine | |
JP5883568B2 (ja) | 発電プラントの過速度保護システムを試験する方法及びシステム | |
KR20120026454A (ko) | 터보기계, 시동 장치, 및 저토크 테스트 실행 방법 | |
US20170138220A1 (en) | Combined cycle plant, control method of same, and control device of same | |
US10443432B2 (en) | Method for managing a gas turbine assembly at low speed and corresponding gas turbine assembly | |
US6834226B2 (en) | Multiple control loop acceleration of turboalternator after reaching self-sustaining speed previous to reaching synchronous speed | |
EP2644865A2 (en) | Method of startup control for a gas turbine system operating in a fired deceleration shutdown process mode | |
JP5222008B2 (ja) | 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置 | |
KR102379356B1 (ko) | 플랜트 제어 장치, 플랜트 제어 방법, 및 발전 플랜트 | |
EP3348902B1 (en) | System and method for controlling drum levels using flow | |
US20130104561A1 (en) | Active fuel control on gas turbine shutdown sequence | |
JP3960814B2 (ja) | ガスタービン装置 | |
JPH01182531A (ja) | ガスタービン起動制御装置 | |
JP2016151262A (ja) | ガスタービン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111118 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20111201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130308 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5222008 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |