JP5608002B2 - 端子ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、端子ボックスに関し、特に、太陽光発電システムに用いられる端子ボックスに関するものである。
従来、装置間の電気的接続を行うために種々の形態の端子ボックスが用いられている。例えば太陽光発電システムの太陽電池パネルでは複数枚の太陽電池モジュールを縦横に並べ、各太陽電池モジュールにそれぞれ外部出力用ケーブルが接続される端子ボックスが取り付けられているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−148176号公報
上記したような太陽電池モジュール用端子ボックスでは、合成樹脂製のケースの中に、外部出力用ケーブルが接続される例えば平板状端子を固定するようにしている。その場合、太陽電池モジュールの数が多いため、コスト削減と生産性向上のため簡便な組立性が求められることから、端子の固定を簡単に行うことができるようにすると良く、例えば、係合爪付きの一対の弾性係合片をケースと一体成形して設け、一対の弾性係合片を拡げるように端子を押し込んで、係合爪により端子を係止して、端子を固定することができる。さらに、端子の位置精度や固定の確実性および固定強度も重要である。
一方、太陽電池モジュールに端子ボックスを取り付ける場合には太陽電池モジュールの裏面に取り付けられるため、端子ボックスをできるだけ薄型化(低背化)すると良い。しかしながら、上記特許文献1に代表される従来のものでは、例えば、弾性係合片をケースの底面から立設状態に設けており、端子を押し込む際に折れないように無理なく撓ませるためにはある程度の長さが必要になり、そのため弾性係合片の高さが高くなって、端子ボックスの薄型化が難しいという問題があった。
また、太陽電池モジュール用端子ボックスでは、影の影響を低減するためにバイパスダイオードを正端子と負端子との間に接続するものがあり、その場合にはバイパスダイオードの大きさも薄型化に影響を及ぼすことが考えられる。また、端子ボックスに設ける端子の数は、正極用および負極用で各々独立したジャンクションボックスとなる1端子や、一対の正負用となる2端子や、さらに3端子や4端子あるいはそれ以上のものがある。例えば1端子の場合には逆流防止ダイオードを設けることがあり、そのような端子ボックスに設けられる電気素子としては、上記したような各ダイオードに限られず、例えばジャンパ線もあり、端子ボックスに受容される種々の電気素子による端子ボックスの薄型化への影響をできるだけ低減することが望まれる。
このような課題を解決して、端子ボックスをより一層薄型化するために、本発明に於いては、外部接続用ケーブルと結合された板状の端子を受容しかつ固定するための端子ボックスであって、前記端子ボックスが、合成樹脂材により形成された箱状の本体と、前記端子を載置状態に支持する平坦な上面を有し、かつ前記端子を載置状態に支持する長さで延在するように前記本体に一体成形された支持部と、前記支持部に載置状態の前記端子に係合するべく前記本体に一体成形された弾性係合片とを有し、前記弾性係合片が、前記支持部の前記延在する方向に直交する側方部分において前記本体から前記支持部の前記上面に沿うように延出され当該延出方向端にて前記支持部に載置状態の前記端子の厚さ方向に突出するように曲折され、かつ当該突出部分に前記支持部との間に前記端子を挟持するように係合する係止爪を有するように形成されているものとした。
これによれば、端子ボックスの支持部上に載置状態の端子を支持部との間に挟持するように係合する弾性係合片が、端子ボックスの本体から支持部に沿うように延出されて片持ち支持状に設けられており、その延出端に係止爪が設けられていることから、係止爪の変位量を大きくするために弾性係合片の延出方向長さを長くしても、その方向が支持部に沿う方向となり、端子の厚さ方向すなわち端子ボックスの高さ方向では無いため、弾性係合片の長さが端子ボックスの低背化に影響せず、端子ボックスの低背化を促進することができる。
特に、前記本体が、前記端子に接続される電気素子を受容すると共に、前記電気素子との干渉を回避するべく設けられた開口を有すると良い。これによれば、電気素子用空室に受容される電気素子として例えば円柱形状のダイオードの場合、その外径が大きい場合でも、電気素子用空室の開口に電気素子の外面の一部を収めることができ、その分だけ端子ボックスを薄型化し得る。なお、端子ボックスに受容される電気素子としては、上記したようにダイオードに限られず、ジャンパ線、その他、回路を構成する要素となる種々の電気素子が対象となる。
このように本発明によれば、端子を係止して固定する弾性係合片の弾性変形の大きさに関係する弾性係合片の片持ち支持状態における延出方向長さを長くしても、その長さ方向が端子ボックスの高さ方向にならないことから、端子ボックスの薄型化を促進し得る。
本発明が適用された端子ボックスの組み立て分解斜視図である。 (a)は端子の上面図であり、(b)は(a)の矢印IIb−IIb線に沿って見た側断面図であり、(c)は心線結合部の他の例を示す要部斜視図である。 端子ボックスのボディを示す上面図である。 ボディに端子を組み付けた要部拡大上面図である。 (a)は図4の矢印V−V線に沿って見た要部拡大断面図であり、(b)は端子を組み付ける途中の状態を示す上面図である。 ボディの下面を示す斜視図である。 ケーブルの固定部分を示す要部拡大側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された太陽光発電システムにおける太陽電池モジュール12との電気的接続を行うための端子ボックス1の組み立て分解斜視図である。図に示されるように、端子ボックス1は、合成樹脂材の成形品からなり、扁平な矩形箱形のボディ2と、ボディ2の図における上面を覆うための矩形平板状のカバー3と、ボディ2の内部に固定される正負のケーブル接続用端子4が結合されている外部接続用ケーブル5をボディ2との間で固定するための各ケーブルクランプ6とにより構成されている。
本実施の形態における端子4は、図2に併せて示されるように、タブ端子の雄と同様の細長い板状をなし、端子4の長手方向一端部に形成された一対の圧着片4aと、端子4の長手方向他端部の平坦部分からなる半田付け部4bとを有する。端子4の長手方向中間部には、端子4の両側方にそれぞれ延出された長短のアーム部4c・4dと、アーム部4c・4dと半田付け部4bとの間にて端子4の両側方に延出されかつ図2(a)における裏面側に略直角に曲折された一対の曲折片4eとがそれぞれ設けられている。また、端子4の圧着片4aと半田付け部4bとの間の平面部分(図2(a)における表面側)には、圧着片4a側から、長手方向に所定の間隔をあけた一対の平行突条4fと、長手方向に沿って所定長延在する長孔4gと、一対の曲折片4eに対応する位置にて長手方向に直交する向きに延在するリブ4hとがそれぞれ設けられている。
なお、一対の圧着片4aは、ケーブル5の心線5aを結合するまでは拡開状態になっており、一対の圧着片4a間に心線5aを置いて圧着機等によりかしめられて、図示例のように内側に折り曲げられている。圧着片4aと心線5aとの結合は、この圧着結合状態だけでも十分な結合力が得られるが、良好な電気的接続状態にするために半田付けされるとさらに良い。また、心線5aの結合としては、必ずしも圧着する必要が無く、半田付けのみであっても良い。その場合の上記圧着片4aに対応する半田付け片4iの形状の一例を図2(c)に示す。図に示されるように、一対の半田付け片4iは、心線5aを受容し得る幅を有して立ち上がり、半田を盛り易くするように、立ち上がり端にて外側に互いに相反する向きに開くように曲成されている。このような形状にすることにより、上記圧着タイプに対して、圧着片4aと半田付け片4iとの形状違いのみで、他の部分の形状は同じであり、金型的に共用部品が多く、製作が簡便になるばかりでなく、心線5aの高さと略同じ立ち上がり高さで良いことから、端子4の高さを低背化することができる。
次に、図3を併せて参照してボディ2の内部構造について説明する。なお、ボディ2は上記したように合成樹脂製であり、以下の説明では特に断らない限り、ボディ2における各形状は一体成形により形成されているものであって良い。ボディ2の全体は図1に示されるように高さの低い矩形箱形をなし、その長手方向一端側の壁部には正負の各ケーブル5の外周面を略半周分覆うように下方に開放された凹設部2aが形成されており、凹設部2aの下側開放面は上記したケーブルクランプ6が組み付けられて遮蔽されるようになっている。
ボディ2の周壁部分は、ボディ2の外周面を形成する外壁2bとその内側の内壁2cとによる二重壁構造に形成されている。その内壁2cの凹設部2a側部分と外壁2bの対応する部分との間には、上記した凹設部2aを形成する外殻が設けられている。このように設けられた外壁2bと内壁2cとの間により、ボディ2の凹設部2aが設けられている側の1辺以外の3辺によるコ字状に連続する溝が形成されている。
一方、カバー3の裏面(図2における下側)には、上記外壁2bと内壁2cとの間の溝に入り込むようにコ字状に連続する突壁3aが設けられている。カバー3の面の大きさはボディ2の外壁2bの外形に対応した大きさに形成されており、カバー3の縁をボディ2の外壁2bに合わせることにより、外壁2bと内壁2cとの間の溝に突壁3aが突入し、それらによりラビリンス構造が形成される。これにより、電気的な沿面距離をできるだけ長く確保することができるため、端子ボックス1の全体の小型化かつ薄型化に加えて、電気的な安全性の向上に対する大きな効果を奏し得る。
ボディ2の内壁2cの内側には、中央部分に有底筒状部2dが配設されており、内壁2cの互いに対峙する両内側面間には、有底筒状部2dの底部と一体に結合された橋渡し部2eが接続されている。また、有底円筒部2dの両側方には、正負の各端子4を載置状態に支持する平坦な上面を有する各支持部2fが配設されている。各支持部2fは橋渡し部2eと一体に形成されていて良く、図示例では支持部2fに対して橋渡し部2eが一段低い位置に設けられている。
端子4をボディ2に固定するには、端子4を、図1の矢印Aに示されるように凹設部2aに挿通して、内壁2cに囲まれた内側に出す。その状態で、端子4が支持部2fの上に位置するようになる。その支持部2fには、端子4の長孔4gに嵌合するように略同一断面形状の突部7が突設されている。この突部7と長孔4gとの嵌合により、支持部2fの上面に沿う2軸方向に対して端子4が位置決めされる。
また、有底筒状部2dの互いに平行な両側面と内壁2cの対応する位置とには、支持部2fに上記位置決め状態の端子4のアーム部4c・4dと曲折片4eとの間に端子4の両側方から略隙間無く突入し得る形状の突起部8がそれぞれ配設されている。支持部2fへの載置状態で、ケーブル5のボディ2からの抜け方向に端子4の曲折部4eが突起部8に係合してケーブル5の抜けが防止される。
なお、端子4の両側方に突出する両アーム部4c・4dが長短の長さ違いに形成されており、有底筒状部2dと内壁2cとの各対向する位置には、各アーム部4c・4dの長さ違いに対応してそれぞれからの突出長さが規定された各肩部2i・2jが設けられている。これにより、支持部2fに端子4を裏返しに載置しようとしても、長いアーム部4cが短いアーム部4dに対応する肩部2jに当たって、両肩部2i・2j間にアーム部4c・4dが収まることができず、誤組み付けを防止し得る。
一方、支持部2fは、凹設部2aから内壁2c内に没入された端子4の半田付け部4bを除いた部分を支持し得る長さで延在するように設けられている。その支持部2fの延在方向に直交する両側方部分には、本体であるボディ2における凹設部2a側から支持部2fに沿って延出された一対の弾性係合片11が設けられている。弾性係合片11の延出端部には、支持部2fに載置かつ位置決めされた状態の端子4の圧着片4aとアーム部4c・4dとの間にて支持部2fの端子4が載置される上面より上方に突出する向きに曲折された係合爪11aが設けられている。両係合爪11aは、支持部2fとの間に端子4を厚さ方向に挟持し得るように、互いに対向する向きに突出していると共に、支持部2fの上方に向けて互いに拡開する三角形断面形状をそれぞれ有するように形成されている。
上記したように長孔4gと突部7との嵌合により端子4を位置決めする場合には、突部7に対して長孔4aを整合させながら、図5の(a)の矢印Bに示されるように端子4を支持部2fに対して上方から降下させる。一対の弾性係合片11の係合爪11a間の間隔は端子4の同方向となる幅よりも短くされており、端子4の支持部2fに対する降下において、端子4の両側縁部が一対の弾性係合片11の係合爪11aと干渉する。一対の係合爪11aは上方に向けて拡開するように互いに対峙する斜面を有し、また、弾性係合片11は上記したように支持部2fの長手方向に沿って延在して片持ち支持状態に設けられていることから、図5(b)に示されるように、端子4の下降により互いの係合爪11aが互いに離反する向きに両弾性係合片11は弾性変形し得る。
そして、端子4が支持部2fの上面に当接して載置状態になる位置では、端子4の両側縁部が係合爪11aの突出端をかわして係合爪11aの下側に潜り込み、弾性係合片11の弾性復元力により係合爪11aの突出部が端子4の両側縁部の上面に位置するようになる(図5(a)の実線)。これにより、端子4は、支持部2fへの載置状態で上方に離脱する向きに係合爪11aと係合して抜け止めされ、上記した突部7と長孔4gとの嵌合により支持部2fの上面(載置面)に沿う2軸方向に対しても位置決めされており、このようにしてボディ2に対して固定される。
このように、端子4の組み付け作業において係合爪11aを逃がすように弾性係合片11を変形させる場合に、弾性係合片11を無理なく弾性変形させるためにはある程度の長さを必要とする。本発明によれば、端子4を載置状態に支持する支持部2fに沿って弾性係合片11が片持ち支持状に延在し、その延在方向はボディ2の厚さ(高さ)に直交する方向であり、弾性係合片11の延出方向長さ(延在長さ)を長くしてもボディ2の厚さ(高さ)に何等影響しないため、ボディ2すなわち端子ボックス1の薄型化を促進し得る。
また、図1及び図4に示されるように、本図示例の端子ボックス1では、正負の端子4を組み付けると共に、正負の端子4間に電気素子としてのバイパスダイオード9が接続されている。バイパスダイオード9は、太陽電池モジュール12が影の影響で発電しなくなった場合の抵抗損失を回避するためのものである。図示例のように、バイパスダイオード9がワイヤ状の端子9aを両端に同軸的に有する形状の場合に、その端子9aを、上記したように端子4に設けた一対の平行突条4f間に置くことにより、バイパスダイオード9の組み付け工程における位置決めが容易かつ確実に行われると共に、突条4fによる伝熱性向上により半田付けの作業性が向上する。さらに、突条4fは圧着片4aに隣接するように配設されており、これにより、バイパスダイオード9の端子9aの半田付け作業において、半田を圧着片4aにも流し込むことができ、圧着片4aと心線5aとの結合部分も半田付けすることができる。
なお、端子ボックス1に設ける端子の数としては、本図示例の正極用および負極用に2端子に限られるものではなく、各々独立したジャンクションボックスとなる1端子のもの、さらに3端子や4端子あるいはそれ以上のものがある。また、本図示例の2端子構造の場合にはバイパスダイオード9を設けるようにしたが、ダイオードも、例えば1端子の場合には逆流防止ダイオードを設けることがある。
ボディ2の下面は、図6に示されるように全体的に覆われているが、太陽電池モジュール12のリボンケーブル状の正負の接続線12a・12bを内壁2c内に通すための開口10aと、上記バイパスダイオード9のボディ部分に対応する位置に設けられた開口10bとが設けられている。また、ケーブルクランプ6を嵌め込むための凹設部2aもボディ2の下面に開口している。なお、各開口10a・10b及び凹設部2aは内壁2cの内側部分と連通している。
本実施形態のように屋外に設置される機器に組み付けられる端子ボックスでは、水密性による絶縁性の確保が必要となり、図示例では、内壁2cの内側に端子4やバイパスダイオード9が受容されていることから、内壁2cの内部にポッティング液(合成樹脂材)を充填するポッティングを行うようにしている。
本実施形態では、内壁2cにより囲まれたポッティング液充填空間の中央部分に有底筒状部2dが配置されている。有底筒状部2dは、両端子4間のデッドスペースに設けられている。これにより、内壁2c内のポッティングする範囲が有底筒状部2dを除いた部分となり、有底筒状部2dが設けられていないものに対してポッティング液を節約し得る。
また、カバー3の裏面の中央部分には突起3bがあるが、突起3bは、本実施の形態ではカバー3の表面のゲート凹部に対応する位置に設けられており、カバー3の板厚を均一に確保するために設けられた板厚補償用である。そして、ボディ2にカバー3を組み付けた状態で有底筒状部2dの内側の空間部分に突起3bが位置するようにされている。これにより、突起3bと有底筒状部2dとの干渉が回避されるようになっている。この有底筒状部2dが無い場合には内壁2cの内側全体にポッティングすることになり、ポッティング液の充填面と突起3bとの干渉を回避するべくポッティング液の量の高精度な管理が必要となり、ポッティング作業が煩雑化するという問題がある。それに対して、有底筒状部2dを設けるだけという簡単な構造により、突起3bとの干渉を考慮する必要が無くなり、ポッティング作業を簡略化し得る。なお、有底筒状部2dは、板厚補償用突起3bの逃げ用だけでなく、例えばゲートがカバー3の裏側に位置した場合のゲート残り、彫刻文字等の各種突起の逃がしにも使用できる。
また、上記したように、外壁2bと内壁2cとの間にカバー3の突壁3aが突入する溝が設けられており、カバー3の組み付け状態で外壁2b及び内壁2cと突壁3aとによるラビリンス構造となり、ポッティング液の内壁2cの外側への漏洩が発生しても、ボディ2の外部に漏れ出すまでには至らない。
次に、凹設部2a及びケーブルクランプ6によるポッティング液漏洩防止構造について、図6及び図7を参照して以下に説明する。上記したケーブルクランプ6は、矩形の厚板状部材の片面をケーブル5の半周分に対応する半円筒状に凹設された形状に形成されている。そのケーブルクランプ6の半円筒状の内周面には、軸線方向(ケーブル5の軸線方向)中間部に周方向に延在する円弧状突条13aが設けられていると共に、内壁2cの内部側となる軸線方向端部に上記と同様の形状で互いに隣接する一対の円弧状突条13bが設けられている。また、ケーブルクランプ6の外面における凹設部2aに没入する没入方向端面と両側面とに、上記一対の円弧状突条13bに対応する位置に突壁部13cが設けられている。
凹設部2aは、ケーブルクランプ6を埋没状態に受容するように矩形状に凹設され、さらにケーブルクランプ6の半円筒状凹設部分に対向するべく、矩形状凹設部の底面を半円筒状に凹設された形状に形成されている。その凹設部2aの半円筒状の内周面には、上記と同様に、軸線方向(ケーブル5の軸線方向)中間部に周方向に延在する円弧状突条13dが設けられていると共に、内壁2cの内部側となる軸線方向端部に互いに隣接する一対の円弧状突条13eが設けられている。また、凹設部2aにおけるケーブルクランプ6を受容する矩形状部分において、ケーブルクランプ6を受け止める両側の段部と、ケーブルクランプ6を側方から挟む側面とに、上記突壁部13cを嵌合状態に受容する溝13fが設けられている。
なお、ケーブルクランプ6の両側壁部分の外側面に係合爪6aが形成され、凹設部2aの対応する両内側壁面に係合凹部2gが形成されており、ケーブルクランプ6を凹設部2aに没入させることにより係合爪6aと係合凹部2gとが係合し得るようになっている。ケーブルクランプ6を凹設部2aに押し込むように組み付けることにより、ケーブルクランプ6の係合爪6aが凹設部2aの係合凹部2gに係合し、ボディ2にケーブルクランプ6が固定される。
このようにして、凹設部2aとケーブルクランプ6との各半円筒状部によりケーブル5を外囲する形で挟持することができ、かつ凹設部2aとケーブルクランプ6との各半円筒状内周面に設けている各円弧状突条13a・13b・13d・13eがケーブル5の被覆の外周面に対して全周に亘って食い込むようになる(図7参照)。これにより、ポッティング液がケーブル5の外周面を軸線方向に伝わって漏れ出ようとする場合に、内壁2c側の各円弧状突条13b・13eにて遮断し得ると共に、さらに外側の各円弧状突条13a・13dでも遮断する二重遮断構造としていることから、ポッティング液の漏洩を確実に防止することができる。さらに、ケーブルクランプ6の突壁部13cと凹設部2aの溝13fとの嵌合部分がラビリンス構造となり、ケーブルクランプ6と凹設部2aとの隙間からの漏れも防止される。
そして、ケーブルクランプ6と凹設部2aとによる挟持状態では、ケーブル5の被覆の弾性復元力によりケーブルクランプ6が凹設部2aから押し出される向きの付勢力を受けるが、その付勢方向は係合爪6aが係合凹部2gに係合力を増す向きとなる。したがって、係合爪6aと係合凹部2gとの係合力がより一層強固なものとなり、ケーブルクランプ6の固定状態がより一層強固なものとなる。
また、端子ボックス1は、そのボディ2の下面が接着剤により太陽電池モジュール12の接着面(図1の12c)に接着されて固定されるようになっている。この場合、ケーブルクランプ6が太陽電池モジュール12に接着される側に配置されていることから、接着剤がケーブルクランプ6と凹設部2aとの隙間から凹設部2aの中に入り込んでくる。それにより、凹設部2aとケーブルクランプ6との隙間が埋められるため、ポッティング液の外部への漏洩を防止することができる。
なお、上記したカバー3の突壁3aはコ字状に3辺に亘って配設されており、残りの1辺に相当する部分には設けられていないが、その部分では、外壁2bに対して大きく離れた位置に内壁2cが設けられて、内壁2cの該当する部分の上面が他の3辺となる部分よりも広く形成されており、カバー3の裏面との接触面積が広くなるようにされている。また、外壁2bと内壁2cとの互いに離れた部分には、上記したように凹設部2aを形成する外殻が設けられているが、他の部分は外殻を外囲する空間2hとなり、例えば内壁2cとカバー3との隙間からポッティング液が漏れ出た場合でも、その漏れ出たポッティング液は外壁2bに至るまでの上記空間2hに受容され得るため、ボディ2の外に漏れ出ることが防止される。
また、突壁3aには、その突出端部の外面側の図示例では両側面の2箇所ずつに係止用突起3cが設けられており、ボディ2の外壁2bの内周面の対応する位置には係止用爪部2kが設けられている。外壁2bの内周面の対向面間の間隔は係止用爪部2kの突出端間の長さと同一にされており、組み付けのためにカバー3をボディ2側に押し込むことにより、係止用突起3cが、突壁3aの弾性変形により係止用爪部2kを乗り越えて、係止用爪部2kの下側に達し、突壁3aの弾性復元力により係止用突起3cと係止用爪部2kとがカバー3の抜け方向に対して係合する。
このようにして、カバー3をボディ2に組み付け固定状態にすることができ、カバー3を簡単に組み付けることができる。上記したように係止用突起3cが係止用爪部2hを乗り越えて抜け止め係合することから、クリック感により組み付け完了を認識でき、組み付け作業性が良い。
1 端子ボックス
2 ボディ
2f 支持部
3 カバー
4 端子
5 ケーブル
6 ケーブルクランプ
9 バイパスダイオード
10b 開口
11 弾性係合片
11a 係合爪

Claims (2)

  1. 外部接続用ケーブルと結合された板状の端子を受容しかつ固定するための端子ボックスであって、
    前記端子ボックスが、合成樹脂材により形成された箱状の本体と、前記端子を載置状態に支持する平坦な上面を有し、かつ前記端子を載置状態に支持する長さで延在するように前記本体に一体成形された支持部と、前記支持部に載置状態の前記端子に係合するべく前記本体に一体成形された弾性係合片とを有し、
    前記弾性係合片が、前記支持部の前記延在する方向に直交する側方部分において前記本体から前記支持部の前記上面に沿うように延出され当該延出方向端にて前記支持部に載置状態の前記端子の厚さ方向に突出するように曲折され、かつ当該突出部分に前記支持部との間に前記端子を挟持するように係合する係止爪を有するように形成されていることを特徴とする端子ボックス。
  2. 前記本体が、前記端子に接続される電気素子を受容すると共に、前記電気素子との干渉を回避するべく設けられた開口を有することを特徴とする請求項1に記載の端子ボックス。
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