JP5606646B1 - 橋梁用伸縮装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本願発明の橋梁用伸縮装置は、少なくとも、橋軸方向に向かい合って配置される左フィンガープレートと右フィンガープレートを備えたものである。左右フィンガープレートの先端部は、上段先端部と下段先端部で構成される。左フィンガープレートの上段突起部は右フィンガープレートの上段間隙部内に、左フィンガープレートの下段突起部は右フィンガープレートの下段間隙部内に、に右フィンガープレートの上段突起部は左フィンガープレートの上段間隙部内に、右フィンガープレートの下段突起部は左フィンガープレートの下段間隙部内に配置される。
【選択図】図1
Description
(1)左右のフィンガープレートのうち下段突起部によって、圧雪や凍結土砂による押し込み力を支持することができるため、止水材を含む非排水構造の脱落を防止することができる。
(2)左右のフィンガープレートのうち上段突起部によって、活荷重を支持することができるため、比較的大きな遊間を有する橋梁にも使用することができる。
(3)フィンガープレートが一つの支持架台で支持される片持ち型であるため、良好な走行性が確保できるうえ、支持架台も損傷しにくい。
(4)従来の鋼製フィンガージョイントに比べフィンガープレートの構造が変わるだけであり、複雑な構造となることもなく、製造や設置、メンテナンスも従来どおり容易である。
(5)フィンガープレートを上段プレートと下段プレートに分離可能とすれば、さらにメンテナンスが容易となり、しかも圧雪や凍結土砂を除去することもできるため、さらなる橋梁の長寿命化を図ることができる。
はじめに、本願発明の概要について説明する。図1は、第1の例のフィンガープレートを用いた本願発明の橋梁用伸縮装置を示す断面図である。本願発明は、フィンガープレートに特徴があり、またフィンガープレートにはいくつかの類型を示すことができる。ここ(全体概要)では、第1の例のフィンガープレートを用いた場合で説明する。なお、本願発明の橋梁用伸縮装置は、排水型の伸縮装置として利用することもできるが、止水材の脱落を防止し得るという効果を有することから非排水型の伸縮装置としての利用が望ましく、図1も非排水型を示している。
以下、本願発明の特徴であるフィンガープレート100について詳しく説明する。なお、第1の例のフィンガープレートについて詳細に説明した後、相違する部分に関して、第2の例のフィンガープレートと第3の例のフィンガープレートを説明する。
図1に示すように、第1の例における左右のフィンガープレート100は、上段プレート200と下段プレート300で構成されている。具体的には、左フィンガープレート100Lは左上段プレート200Lと左下段プレート300Lで構成され、右フィンガープレート100Rは右上段プレート200Rと右下段プレート300Rで構成されている。
図2に示すように、左フィンガープレート100Lのうち右フィンガープレート100Rと向かい合っている部分、つまり左フィンガープレート100Lの前方部分(図で破線で示す範囲)が先端部120であり、左フィンガープレート100Lの後方にあって板状の形状を示す部分が本体部110である。右フィンガープレート100Rは、破線表示を省略しているが、もちろん先端部120があり、本体部110がある。
図2や図3に示すように、フィンガープレート100の先端部120は、本体部110から前方に突出する複数の突起(以下、「突起部」という。)と、突起部と突起部の間に形成される「間隙部」で構成されている。また、既述のとおり先端部120は上段先端部220と下段先端部320の2段構造となっており、上下段それぞれ突起部と間隙部を備えている。すなわち、上段プレート200の先端部である上段先端部220は、複数の上段突起部221と上段間隙部222で構成され、下段プレート300の先端部である下段先端部320は、複数の下段突起部321と下段間隙部322で構成されている。
第1の例のフィンガープレート100は、上段プレート200と下段プレート300で構成されていると説明したが、本願発明の橋梁用伸縮装置においては、上下段で分離しない一体型のフィンガープレート100を採用することもできる。図5は、第2の例のフィンガープレートを示す斜視図である。この図に示す左フィンガープレート100Lと右フィンガープレート100Rは、それぞれ一つの材料から切り出されて製作される。上下段に分離しない一体の部品であることから、本体部110は一枚で形成され、先端部120のみ上段と下段に分かれている。
第1の例のフィンガープレート100では、上段突起部221と下段突起部321が橋軸直角方向にずれて配置された例で説明したが、本願発明の橋梁用伸縮装置は、上段突起部221と下段突起部321が橋軸方向にずれて配置されたフィンガープレート100を採用することもできる。図6は、第3の例のフィンガープレートを示す斜視図である。この図のうち特に右フィンガープレート100Rからわかるように、上段突起部221と下段突起部321が橋軸方向にずれて配置され、上段間隙部222と下段間隙部322が橋軸方向にずれて配置されている。なお、第3の例の左右のフィンガープレート100は、第1の例のように上段プレート200と下段プレート300の2段で構成することもできるし、図6のように一つの材料から切り出されて製作された一体の部品として構成することもできる。
100L 左フィンガープレート
100R 右フィンガープレート
110 本体部
120 先端部
200 上段プレート
210 上段本体部
220 上段先端部
221 上段突起部
222 上段間隙部
300 下段プレート
310 下段本体部
311 (下段本体部の)背面壁
320 下段先端部
321 下段突起部
322 下段間隙部
400 支持架台
400L 左支持架台
400R 右支持架台
410 (支持架台の)ウェブプレート
420 (支持架台の)リブプレート
430 (支持架台の)フランジプレート
500 アンカーバー
610 止水材
620 バックアップ材
630 止水樋
710 ボルト
720 ボルト孔
Fp1 左フィンガープレート
Fp2 右フィンガープレート
Ab1 左アンカーバー
Ab2 右アンカーバー
Wb ウェブプレート
Rb リブプレート
Fg フランジプレート
Sw 止水材
Bu バックアップ材
Gt 止水樋
Sp スノープラウ誘導板
Claims (5)
- 橋梁の桁端部に設けられる橋梁用伸縮装置において、
橋軸方向に向かい合って配置される左フィンガープレートと右フィンガープレートを備え、
前記左フィンガープレートは、橋軸方向左側となる後方に本体部が形成されるとともに、橋軸方向右側となる前方に先端部が形成され、
前記右フィンガープレートは、橋軸方向右側となる後方に本体部が形成されるとともに、橋軸方向左側となる前方に先端部が形成され、
前記先端部は、上段先端部と下段先端部で構成され、
さらに前記上段先端部は、前方に突出する複数の上段突起部と、該上段突起部間に設けられる上段間隙部で構成されるとともに、前記下段先端部は、前方に突出する複数の下段突起部と、該下段突起部間に設けられる下段間隙部で構成され、
前記左右のフィンガープレートのうちいずれか一方が凸型フィンガープレートであって、他方が凹型フィンガープレートであり、
前記凸型フィンガープレートは、前記上段突起部が前記下段突起部より橋軸方向前方に突出して形成されるとともに、前記上段間隙部が前記下段間隙部より橋軸方向前方で形成され、
前記凹型フィンガープレートは、前記下段突起部が前記上段突起部より橋軸方向前方に突出して形成されるとともに、前記下段間隙部が前記上段間隙部より橋軸方向前方で形成され、
前記凸型フィンガープレートの上段突起部が、前記凹型フィンガープレートの上段間隙部内に配置されるとともに、前記凸型フィンガープレートの下段突起部が、前記凹型フィンガープレートの下段間隙部内に配置され、
前記凹型フィンガープレートの上段突起部が、前記凸型フィンガープレートの上段間隙部内に配置されるとともに、前記凹型フィンガープレートの下段突起部が、前記凸型フィンガープレートの下段間隙部内に配置され、
前記上段突起部が前記上段間隙部内を橋軸方向に移動可能であって、前記下段突起部が前記下段間隙部内を橋軸方向に移動可能であり、
前記凸型フィンガープレートの下段間隙部、及び前記凹型フィンガープレートの下段間隙部が、上方からの平面視で隠れて見えない配置となる、ことを特徴とする橋梁用伸縮装置。 - 前記上段突起部の下面は、後方から先方に向けて上り勾配となるよう傾斜し、
前記下段突起部の上面は、後方から先方に向けて下り勾配となるよう傾斜し、
前記左フィンガープレートの前記上段突起部の下面と、前記右フィンガープレートの前記下段突起部の上面が、平行又は略平行となるよう配置され、
前記右フィンガープレートの前記上段突起部の下面と、前記左フィンガープレートの前記下段突起部の上面が、平行又は略平行となるよう配置された、ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用伸縮装置。 - 前記左右のフィンガープレートはいずれも、上段本体部及び前記上段先端部からなる上段プレートと、下段本体部及び前記下段先端部からなる下段プレートと、で構成され、
前記上段プレートは、前記下段先端部から着脱自在である、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の橋梁用伸縮装置。 - 前記下段本体部の後方端に、背面壁が設けられ、
前記上段プレートは、前記下段本体部の上面であって、前記背面壁の前方に配置され、
前記上段プレートの上面と、前記背面壁の上面と、によって同一面又は略同一面が形成される、ことを特徴とする請求項3記載の橋梁用伸縮装置。 - 前記左フィンガープレートを支持する左支持架台と、前記右フィンガープレートを支持する右支持架台と、を備え、
前記左フィンガープレートは、前記左支持架台にのみ支持される片持ち構造であり、
前記右フィンガープレートは、前記右支持架台にのみ支持される片持ち構造である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の橋梁用伸縮装置。
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JP2014079794A Active JP5606646B1 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | 橋梁用伸縮装置 |
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JP2017075476A (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | ニッタ株式会社 | 伸縮装置 |
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JPS62114904U (ja) * | 1986-01-09 | 1987-07-22 | ||
JP2000096502A (ja) * | 1998-09-18 | 2000-04-04 | Nitta Ind Corp | 橋梁用伸縮装置 |
JP2004100150A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-04-02 | Motonosuke Arai | 道路橋用伸縮継手 |
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