JP5606568B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、書類などの被挟持物を挟持して束ねるために用いられるクリップに関する。
従来、この種のクリップとして、背板の上下両端からそれぞれ前方に突出する上板及び下板を有して断面が略コ字状を呈し全体的に変形しにくい基体と、同じく背板の上下両端からそれぞれ前方に突出する前上がりに傾斜した上板と前下がりに傾斜した下板とを有し、更に上板と下板の前端から内側にそれぞれ後下がりに傾斜した折り返し挟み板と、後上がりに傾斜した折り返し挟み板を対設して全体が変形容易でかつ弾力性を有するバネ体を備えて、そのバネ体を基体の内側に配して後方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み付け、バネ体が基体の内側後方へ没入するときにその上板と下板が基体の上板と下板に規制されて上下方向の中心側へ変形して上下の挟み板を互いに接近させて閉合するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このクリップは、バネ体を基体の前方へ突出させた状態で、そのバネ体の上板と下板の間に書類等の端部を挿入してから、バネ体を基体の内部へ押し込んで没入させることにより上板と下板を上下方向の中心側へ変形させて、上下の挟み板の先端縁を書類等に圧接させて書類等を挟持するようになっている。
特開平9−118088号公報
このような従来のクリップでは、バネ体の上板と下板の先端から挟み板が折り返し形成され、これら折り返し挟み板の先端縁を書類などの被挟持物に圧接させて挟持するが、この挟持した際に、該折り返し挟み板の先端縁が被挟持物の表面を滑ってバネ体から抜けでないように、折り返し挟み板の先端縁と被挟持物の表面との間の接触抵抗を大きくする必要がある。
しかし乍ら、例えば被挟持物の解放時に一方の折り返し挟み板の先端縁に過度な荷重がかかると、この一方の折り返し挟み板だけが逆にめくれ、その際に発生する弾性的な復元力で、図4に示すように、めくれた一方の折り返し挟み板11が他方の折り返し挟み板12の外側に被ってしまい、この状態では被挟持物が挟持不能となるという問題があった。
また、バネ体及び折り返し挟み板が肉薄の金属板製である場合には、折り返し挟み板の先端縁も薄板状に尖るため、被挟持物が繊維のようなものであると、解放時に繊維が引っ掛かって損傷を与えるおそれもあった。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものである。
すなわち、本発明は、押圧カバーとクリップ本体とを簡単に分離すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明は、先端側に一対の挟持片が被挟持物の厚さ方向へ所定間隔を開けて拡開するように形成される弾性変形可能なクリップ本体と、先端側に一対の押圧片が所定間隔を開けて形成され、前記押圧片が前記挟持片の外側に沿ってスライドするように前記クリップ本体に対し取り付けられる押圧カバーと、を備え、前記クリップ本体と前記押圧カバーのいずれか一方には、係止凸部が形成され、他方には、前記係止凸部に対しスライド自在で且つ着脱自在に嵌合する係止凹部が形成され、前記係止凸部及び前記係止凹部は、前記押圧カバーから突出した前記クリップ本体の前記挟持片を前記被挟持物の厚さ方向へ拡開することで、前記係止凸部から前記係止凹部が外れて、前記押圧カバーと前記クリップ本体を分離させるように構成されることを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明は、押圧カバーからクリップ本体が突出している状態で、両挟持片を押し広げることにより、押圧カバーとクリップ本体と間にてこの原理が作用して、基部に対して両挟持片が平板状になると同時に、係止凸部から係止凹部が外れて押圧カバーとクリップ本体が分離される。
したがって、押圧カバーとクリップ本体とを簡単に分離することができる。
それにより、押圧カバーに対するクリップ本体の交換が容易となる。これらクリップ本体及び押圧カバーのいずれか一方が破損した場合には部品交換することで、破損していない部品の再利用が可能になるとともに、クリップ本体と押圧カバーをそれぞれ着色したものを複数種類用意すれば、使用者の要望に応じて任意の組み合わせができ、商品価値の向上が図れる。
本発明の一実施形態に係るクリップの全体構成を示す説明図であり、(a)が被挟持物の挟持前の状態を実線で示す平面図、(b)が同図(a)の(1B)−(1B)線に沿える縦断側面図、(c)が被挟持物を挟持した状態の縦断側面図である。 同クリップの外観斜視図であり、(a)が被挟持物の挟持前の状態を示し、(b)がクリップ本体と押圧カバーの分離状態を示している。 本発明の他の実施形態に係るクリップの全体構成を示す説明図であり、(a)が被挟持物の挟持前の状態を示す外観斜視図であり、(b)が被挟持物の挟持後の状態を示す外観斜視図である。 従来のクリップの一例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るクリップAは、図1〜図3に示すように、先端側に一対の挟持片1aが所定間隔を開けて拡開するように形成されるクリップ本体1と、先端側に一対の押圧片2aが所定間隔を開けて形成される押圧カバー2とを備え、該押圧カバー2の両押圧片2aの内側に、クリップ本体1の両挟持片1aが出入りするようにスライド自在に取り付けられている。
クリップ本体1は、書類などの被挟持物Bの厚さ方向Hへ所定間隔を開けて拡開するように形成される一対の挟持片1aと、これら両挟持片1aの間に形成される基部1bとを有し、該基部1bに対し両挟持片1aが該厚さ方向Hへ弾性変形可能な断面略コの字形に形成されている。
クリップ本体1における両挟持片1aの先端側内面には、互いに対向して被挟持物Bの表面B1及び裏面B2と当接する突出部1cがそれぞれ形成され、これら両突出部1cの対向面には、互いに嵌り合う凹溝1dと突起1eがそれぞれ形成される。
両突出部1cの凹溝1d及び突起1eは、これら凹溝1d及び突起1eの間に挟み込まれた被挟持物Bを部分的に折り曲げて該突起1eが食い込むように形成されている。
両突出部1cは、厚さ方向Hと直交するクリップAの幅方向Wの略全長に亘り形成することが好ましく、凹溝1d及び突起1eについても幅方向Wの略全長に亘って形成することが好ましい。
その具体例としては、例えば図1(c)及び図2(a)に示すように、一方の突出部1cに凹溝1dを、他方の突出部1cに突起1eをそれぞれ幅方向Wの略全長に亘って直線状に形成するとともに、該突起1eを断面略V字形に尖らせて、これら凹溝1dと突起1eとの間に形成される隙間が、被挟持物Bの厚さ方向Hへ例えばくの字状に折れ曲がるようにすることで、被挟持物Bを挟み込んだ際に、該被挟持物Bの一部がくの字状に折れ曲がって突起1eを食い込ませるようにしてもよい。
また、その他の例として、各突出部1cにそれぞれ形成された凹溝1dと突起1eを幅方向Wへ所定間隔毎に複数配置したり、一方の突出部1cに凹溝1dと突起1eを幅方向へ交互に配置するとともに、これらと対向して嵌め合うように他方の突出部1cにも凹溝1dと突起1eを幅方向へ交互に配置して、全体的に幅方向へ波形の凹凸状に形成したり、幅方向Wと直交する長さ方向Lにも凹溝1dと突起1eを複数列形成するなどしてよい。
さらに、クリップ本体1は、両挟持片1a、基部1b、突出部1c、凹溝1d及び突起1eなどを含めて合成樹脂や金属などの弾性変形可能な材料で一体成形することが好ましい。
クリップ本体1の成形方法としては、先ず両挟持片1a及び基部1bを平板状に一体成形し、次に基部1bに対し両挟持片1aを折り曲げ加工することで、断面略コの字形になるようにすることが好ましい。
それ以外の成形方法として、又は両挟持片1a及び基部1bを一度に断面略コの字形に一体形成するか、又はしてもよい。
押圧カバー2は、被挟持物Bの厚さ方向Hへ所定間隔を開けて形成される一対の押圧片2aと、これら両押圧片2aの間に形成される基部2bを有し、該基部2bに対し両押圧片2aが断面略コの字形に形成され、両押圧片2aが両挟持片1aの外側に沿って厚さ方向H及び幅方向Wと直交する長さ方向Lへスライドするようにクリップ本体1に対し取り付けられている。
両押圧片2aは、クリップ本体1の両挟持片1aの外側面1fと対向する内側面2cを、基部2b側から先端側へ向け厚さ方向Hへ徐々に小さくなるよう傾斜させること好ましい。
また、この押圧カバー2の押圧片2aの内側面2cと対向するクリップ本体1の両挟持片1aの外側面1fは、基部1b側から先端側へ向かって厚さ方向Hへ徐々に大きくなるように傾斜させている。
さらに、押圧カバー2は、若干弾性変形可能な合成樹脂や金属などの剛性材料で一体形成することが好ましい。
そして、クリップ本体1と押圧カバー2のいずれか一方には、係止凸部3が突設され、他方には、該係止凸部3に対しスライド自在で且つ着脱自在に嵌合する係止凹部4が凹設され、これら係止凸部3及び係止凹部4を嵌合させることにより、押圧カバー2に対しクリップ本体1が長さ方向Lへ往復動に支持されるとともに着脱自在に取り付けられている。
これらクリップ本体1と押圧カバー2の寸法関係は、クリップ本体1の基部1bから両挟持片1aの先端までの長さ方向Lの寸法と、押圧カバー2の基部2bから両押圧片2aの先端までの長さ寸法がほぼ同じであり、両挟持片1aの少なくとも先端側の幅方向Wの寸法を両押圧片2aの先端側の幅寸法よりも大きくしている。
それにより、図1(a)の二点鎖線及び図1(c)に示すように、押圧カバー2の基部2bとクリップ本体1の基部1bとが突き当たるように押し込んだ状態では、両押圧片2aの先端位置と両挟持片1aの先端位置がほぼ面一状に配置されるものの、両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gは、両押圧片2aの先端側の幅方向端面2dよりも幅方向Wへそれぞれ突出して、これら両幅方向端面1gを指で摘むことにより、押圧カバー2内からクリップ本体1の両挟持片1aを引き出せるようにしている。
また、クリップ本体1は、突出部1cの突出量が異なるものを複数種類用意し、被挟持物Bの厚さ寸法に合わせて、押圧カバー2に対し交換することができる。
本発明の実施形態に係るクリップAは、図1(a)の実線及び図1(b)に示すように、押圧カバー2からクリップ本体1が突出している状態で、両挟持片1aの突出部1cの間に書類などの被挟持物Bを挿入し、被挟持物Bの先端縁B3を基部1bに突き当てながら、基部1bと押圧カバー2の基部2bが相互に接近するように押し込むと、図1(a)の二点鎖線及び図1(c)に示すように、クリップ本体1が押圧カバー2に対し相対的に移動して該押圧カバー2の内側に没入する。
これに伴い、両挟持片1aの傾斜状外面1fが、両押圧片2aの内側面2cに沿って摺動し、両挟持片1aは両押圧片2aの内側面2cにより規制されて内側へ弾性変形し、それら先端側内面に形成した突出部1cが接近して、その対向面に形成した凹溝1dと突起1eが被挟持物Bの表面B1及び裏面B2に圧接する。
それにより、凹溝1dと突起1eが被挟持物Bを挟み込み、該被挟持物Bの一部が折り曲げられて突起1eが食込み引っ掛かるので、被挟持物Bが滑って抜け出ないように挟持される。
その結果として、被挟持物Bをその種類に関係なく確実に挟持して束ねることができる。
さらに、凹溝1d及び突起1eを幅方向Wの略全長に亘って形成した場合には、被挟持物Bに対して突起1eが幅方向Wの略全長に亘って食込み、被挟持物Bに対する引っ掛かり量が増大するため、簡単な構造でありながら所定の挟持力を得ることができ、挟持性能の向上を図ることができる。
また、このような被挟持物Bの挟持状態で、押圧カバー2を被挟持物Bの先端縁B3から離れる方向へ引き戻すと、凹溝1d及び突起1eと被挟持物Bとの摩擦抵抗で押圧カバー2内からクリップ本体1が突出する。
それにより、図1(b)に示すように、両挟持片1aは両押圧片2aの内側面2cによる規制が開放されて外側へ弾性変形し、それら先端側内面に形成した突出部1cが被挟持物Bの表面B1及び裏面B2から離れて外れる。
特に、突出部1cの突出量が異なるクリップ本体1を複数種類用意した場合には、被挟持物Bの厚さ寸法に合わせて、その表裏両面B1,B2に圧接する突出部1dを有するクリップ本体1に交換することにより、押圧カバー2にクリップ本体1が没入した時における両突出部1cの間隔が調整可能となって、被挟持物Bの厚さに合わせた最適な挟持力を得ることができる。
次に、本発明の各実施例を説明する。
この実施例1は、図1(a)〜(c)及び図2(a)(b)に示すように、クリップ本体1が合成樹脂で平板状に一体成形され、両挟持片1aと基部1bとの境界に一対の折曲線1hを形成し、これら折曲線1hに沿って両挟持片1a及び基部1bをそれぞれ折り曲げることで、基部1bに対し両挟持片1aが弾性変形可能な断面略コの字形に形成されている。
図示の例では、クリップ本体1が平板状に成形された状態で、折曲線1hを断面V字形の凹状に切り欠き、該折曲線1hの傾斜面同士が互い突き当たるように両挟持片1aを基部1bに対し折り曲げることでほぼ直角状になり、これら折り曲げ部から両挟持片1aが厚さ方向Hへ傾斜して拡開するようにしている。
符号1iは、折曲線1hの中間位置に開穿された貫通孔であり、この貫通孔1iによって両挟持片1aを基部1bに対する両挟持片1aの折り曲げを容易にするとともに、クリップ本体1の軽量化を図っている。
さらに、押圧カバー2の両押圧片2aの先端側内面には、係止凸部3が幅方向Wに所定間隔を開けて複数突設され、それらと対向するクリップ本体1の両挟持片1aの外面には、係止凹部4が幅方向Wに所定間隔を開けて複数凹設されている。
図示の例では、係止凸部3は略直方体形状であり、係止凹部4として、両挟持片1aの突出部1cが形成される先端側の箇所には凹みが、それ以外の箇所には貫通孔が、それぞれ直線状に連続するように形成されている。
さらに、両押圧片2aの先端側内面に形成される係止凸部3の先端面には、押圧カバー2の基部2bに向かって厚さ方向Hへ徐々に狭くなるように傾斜する傾斜面3aが、クリップ本体1の基部2b側角部1jと対向するようにそれぞれ形成されている。
それにより、押圧カバー2の係止凸部3の傾斜面3aにクリップ本体1の基部2b側角部1jを突き当てながら長さ方向Lへ押し込むと、押圧カバー2の両押圧片2aが厚さ方向Hへ弾性変形して拡開し、係止凹部4が係止凸部3に嵌り込むようにしている。
また、図2(a)に示すように、押圧カバー2からクリップ本体1が突出している状態で、両挟持片1aを被挟持物Bの厚さ寸法Hへ押し広げると、押圧カバー2の先端縁とクリップ本体1の基部2b側外面との接触部分を支点とした「てこの原理」が作用して、図2(b)に示すように、クリップ本体1の全体、すなわち基部1bに対して両挟持片1aが平板状になると同時に、両押圧片2aの先端側内面に形成した係止凸部3からクリップ本体1の係止凹部4が外れ、押圧カバー2とクリップ本体1とを簡単に分離することができる。
それにより、押圧カバー2に対するクリップ本体1の交換が容易となる。これらクリップ本体1及び押圧カバー2のいずれか一方が破損した場合には部品交換することで、破損していない部品の再利用が可能になるとともに、クリップ本体1と押圧カバー2をそれぞれ着色したものを複数種類用意すれば、使用者の要望に応じて任意の組み合わせができ、商品価値の向上が図れるという利点がある。
この実施例2は、図3(a)(b)に示すように、クリップ本体1の対向する両突出部1cの幅方向端部に、凹み部1mと平滑部1nをそれぞれ対向状に設けて、凹溝1dと突起1eとからなる噛み合わせ部を両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gから離れるように配置した構成が、前記図1及び図2に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1及び図2に示した実施例1と同じものである。
図示例の場合には、凹み部1mは、両突出部1cのうち凹溝1dが形成される一方の突出部1cの幅方向両端部の稜角をそれぞれ斜めに面取り加工することで形成されている。
平滑部1nは、突起1eが形成される他方の突出部1cの幅方向両端部をそのまま加工しないことで形成されている。
その他の例として、凹み部1mの形状は面取り加工によるものに限らず、別の形状に形成してもよい。
さらに、凹溝1dが形成される一方の突出部1cの幅方向両端部に凹み部1mをそれぞれ配置するのに代えて、突起1eが形成される他方の突出部1cの幅方向両端部に凹み部1mをそれぞれ配置したり、凹溝1dが形成される一方の突出部1cの幅方向一端部と、突起1eが形成される他方の突出部1cの幅方向他端部に凹み部1mを1つずつ配置してもよい。
ところで、使用者は書類などの被挟持物Bを束ねる目的ではなく単なる遊びとして、両押圧片2aの先端側の幅方向端面2dから幅方向Wへそれぞれ突出するクリップ本体1の両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gを指で摘み、押圧カバー2に対しクリップ本体1の両挟持片1aを出し入れする動作を行うことが考えられる。この出し入れ動作に伴って、両突出部1cは接近又は離隔され、その対向面の凹溝1d及び突起1eが噛み合わされる。
特に、子供は遊びとして注意や警戒することなく、押圧カバー2に対するクリップ本体1の出し入れ動作を行うことが考えられる。
しかし、図1及び図2に示した実施例1のように、両突出部1cの幅方向Wの略全長に亘って凹溝1dと突起1eが形成されて、これら凹溝1dと突起1eとの噛み合わせ部を、両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gの近傍まで配置すると、これら幅方向端面1gを摘んだ指の内側(指の腹)の皮膚が、両突出部1cの接近移動に伴って凹溝1d及び突起1eからなる噛み込み部に侵入し、挟み込むおそれがある。
これに対し、図3(a)(b)に示す実施例2は、クリップ本体1の両突出部1cの対向する幅方向端部に、凹み部1mと平滑部1nをそれぞれ対向状に設けて、凹溝1d及び突起1eからなる噛み合わせ部が両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gから離れるように配置したので、クリップ本体1の両挟持片1aの先端側の幅方向端面1gを指で摘み、押圧カバー2に対しクリップ本体1の両挟持片1aを出し入れする動作を行っても、指の内側(指の腹)の皮膚が、両突出部1cの接近移動に伴って凹溝1d及び突起1eからなる噛み込み部に侵入せず、挟み込むことを防止できて、ケガするおそれがない。
特に、子供が押圧カバー2に対してクリップ本体1の出し入れ動作を行っても安全であり、ケガする心配がない。
なお、前示実施例では、クリップ本体1が合成樹脂で平板状に一体成形され、折曲線1hに沿って両挟持片1a及び基部1bを折り曲げ加工することで断面略コの字形になるようにしたが、これに限定されず、両挟持片1a及び基部1bが断面略コの字形になるように一体形成してもよい。
さらに、押圧カバー2の両押圧片2aの先端側内面に係止凸部3を突設し、クリップ本体1の両挟持片1aの外面に係止凹部4を凹設したが、これに限定されず、これと逆にクリップ本体1の両挟持片1aの外面に係止凸部を突設し、該係止凸部とスライド自在で且つ着脱自在な係止凹部を、押圧カバー2の両押圧片2aの内面に凹設してもよい。
A クリップ 1 クリップ本体
1a 挟持片 1b 基部
1c 突出部 1d 凹溝
1e 突起 1g 幅方向端面
1m 凹み部 1n 平滑部
2 押圧カバー 2a 押圧片
3 係止凸部 4 係止凹部
B 被挟持物

Claims (2)

  1. 先端側に一対の挟持片が被挟持物の厚さ方向へ所定間隔を開けて拡開するように形成される弾性変形可能なクリップ本体と、
    先端側に一対の押圧片が所定間隔を開けて形成され、前記押圧片が前記挟持片の外側に沿ってスライドするように前記クリップ本体に対し取り付けられる押圧カバーと、を備え、
    前記クリップ本体と前記押圧カバーのいずれか一方には、係止凸部が形成され、他方には、前記係止凸部に対しスライド自在で且つ着脱自在に嵌合する係止凹部が形成され、
    前記係止凸部及び前記係止凹部は、前記押圧カバーから突出した前記クリップ本体の前記挟持片を前記被挟持物の厚さ方向へ拡開することで、前記係止凸部から前記係止凹部が外れて、前記押圧カバーと前記クリップ本体を分離させるように構成されることを特徴とするクリップ。
  2. 前記クリップ本体は、前記挟持片の間に形成される基部を有し、前記基部に対して前記挟持片が平板状になるように弾性変形可能に一体形成され、
    前記挟持片と前記基部との境界に、凹状に切り欠きからなる折曲線を形成し、前記折曲線に沿って前記挟持片及び前記基部をそれぞれ折り曲げることで、前記挟持片が弾性変形可能に形成されることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
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