JP5605419B2 - 取出機能付きカードコネクタ - Google Patents

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本発明は、ICカード等のカードを基板に接続するためのカードコネクタであって、カードを簡単な操作で取出すことのできる取出機能付きカードコネクタに関する。
ICカード等のカードを基板に接続するためのカードコネクタにおいては、イジェクトバーを直線状に移動させる(カードコネクタ内方に差し込む)ことによってカードを取出すことのできる取出機能付きのものが知られている。
これらの取出機能付きカードコネクタには、イジェクトバーの動きに連動してカードを押出す部材と、カードが取出されたことを検知するカード取出検出スイッチが備えられている。
しかしながら、これらの取出機能付きカードコネクタでは、カードが取出されるタイミングとカード取出検出スイッチによってカードが取出されたことを表す信号が送信されるタイミングとが近接している。
カードを利用する機器によるカード内容の読み書きはカードが取出される前に停止すべきであるが、機器が信号を受信して読み書きを停止する前にカードが取出されてしまうことがあった。この場合には、カードに記憶された情報が消失してしまう等の障害が発生するおそれがあった。
この問題は、特に、信号の受信がカード取出よりも遅くなってしまう場合に発生した。
上記の問題を解決するため、カード取出検出スイッチとは別のスイッチ(ディレイ・スイッチ)によってカード取出の前に時間的余裕を持ってカード取出の前兆の信号を送信する方法が開示されていた。例えば、特許文献1にはカード排出レバーのロックが解除された際に信号を送信するディレイ・スイッチが、特許文献2にはプッシュ・プッシュ型のカードコネクタにおいて取出前にカードが押し込まれた際に信号を送信するディレイ・スイッチが開示されていた。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されたものは、カード取出のための直接的な動作ではない別動作によってディレイ・スイッチを動作させるものであり、かかる別動作を必要とせずにイジェクトバーを直線的に移動させることによってカードを取出すことのできる取出機能付きカードコネクタにおいて用いることはできなかった。
なお、本明細書において、スイッチの「動作」とは、「オン状態からオフ状態への遷移」及び「オフ状態からオン状態への遷移」の両方を含む。本発明においては、状態が変化したことを表す信号が送信されることが重要であり、スイッチの状態がオンであるかオフであるかは設計事項として定められるものである。
出願人は、操作用ピンを挿入することでカード取出を行う取出機能付きカードコネクタにおいて、操作用ピンの挿入を検知してディレイ・スイッチを動作させる発明を行った。この発明は、特許文献3に開示されている。
特許文献3においては、取出機能付きカードコネクタとは分離された操作用ピンを挿入する。このため、まれなケースではあるが、設計された操作用ピンとは異なるサイズの操作用ピンが挿入されてしまうとディレイ・スイッチが安定して動作しないことがあった。
特開2003−203209号公報 特開2007−027030号公報 特開2012−146487号公報
解決しようとする課題は、カード取出のための直接的な動作ではない別動作を必要とせずにディレイ・スイッチを動作させる取出機能付きカードコネクタであって、ディレイ・スイッチが安定して動作するものを提供することである。
(請求項1の発明)
本発明の取出機能付きカードコネクタは、
イジェクト用のバー部材を備え、前記バー部材をカード使用時位置からカード取出時位置へ直線的に移動させることによってカードを取出すことのできる取出機能付きカードコネクタであって、
バー動作検出スイッチとカード取出検出スイッチとを備え、
前記バー部材を前記カード使用時位置から前記カード取出時位置へ移動させる間に、前記バー部材動作検出スイッチを動作させるバー動作検出位置と、前記カード取出検出スイッチを動作させるカード検出位置とがあり、
前記バー部材が前記バー動作検出位置よりも前記カード使用時位置の側にある時には前記バー動作検出スイッチが動作せず、
前記バー部材が前記カード検出位置よりも前記カード使用時位置の側にある時には前記カード取出検出スイッチが動作せず、
前記バー動作検出位置は前記カード検出位置よりも前記カード使用時位置の側にあり、
前記バー動作検出位置と前記カード検出位置との間に、前記バー部材の移動に一定以上の時間を生じさせるためのクリアランスが設けられており、
前記バー部材のカードコネクタからの分離を防止するバー部材保持機構を備え
前記バー部材はスイッチを動作させるための凸部を備え、
前記バー動作検出スイッチは、前記バー部材保持機構から片持ちバネ状に延設され、前記バー部材に略平行に配された可動コンタクトを有し、
前記凸部が前記可動コンタクトを押動させることにより前記バー動作検出スイッチが動作するものであり、
前記可動コンタクトが延設されている側とは反対側へ向けて、前記バー部材保持機構に付されて、前記バー部材に略平行に延設された片持ちバネ状の弾性板からなり、前記バー部材を前記カード使用時位置に向けて付勢するバー部材付勢機構を備え、
カードコネクタは略長方形形状であり、
前記長方形のカード挿入箇所の側部に前記バー部材が配されるバー用スペースを備え、
前記バー動作検出スイッチと、前記バー部材付勢機構とが前記バー用スペースに備えられていることを特徴とする。
以上の構成によれば、カード取出のためにイジェクト用のバー部材をカード使用時位置からカード取出時位置へ移動させる際、まず、バー動作検出位置においてバー動作検出スイッチが動作する。その後クリアランス(一定の距離)分の移動を経てカード検出位置に到達し、カード取出検出スイッチが動作する。
カード検出位置に到達するまではカードは正しく装着されている。バー動作検出スイッチが動作してからカードの取出しが開始されるまでに、少なくともクリアランス分の移動に要するだけの時間がある。バー動作検出スイッチがディレイ・スイッチとして機能する。
バー部材保持機構により、バー部材の位置にバー部材に替わる他の物を挿入することができないようになっている。保持されたバー部材(設計されたサイズのバー部材)そのものによってバー動作検出スイッチが動作し、設計と異なるサイズのバー部材が用いられることはなく、ディレイ・スイッチが安定して動作する。
イジェクト用バー部材のカード使用時位置からカード取出時位置への移動は直線的である。カード取出のための直接的な動作ではない別動作を必要とせずにディレイ・スイッチをオン状態にする取出機能付きカードコネクタであって、ディレイ・スイッチが安定して動作するものが提供される。
カード使用時には、バー部材の操作が行われない。この際、カードを利用する機器にカード内容の読み書きが問題なく行えることを伝えるため、バー動作検出スイッチとカード取出検出スイッチとが共に動作しないことが必要である。
バー部材付勢機構によって、バー部材をカード使用時位置に移動して固定することで、スイッチを動作させないことができる。
例えば図5に示すように、凸部2aが可動コンタクト4aを押動させて固定コンタクト4bから離すことにより、バー動作検出スイッチがオン状態からオフ状態に遷移する動作が行われる。
バー部材2における凸部2aの位置を設計に基づいて定め、カード使用時にバー動作検出スイッチが動作してしまうこと(誤動作)がなく、かつ、バー動作検出スイッチが動作してからカード取出検出スイッチが動作するまでのクリアランスを十分に得るようにすることができる。
例えば図1に示すように、カードコネクタの幅はトレイ1(又はカード)の幅よりも広く、挿入箇所の側部にバー部材2が配されるバー用スペースを設けることができる。
バー動作検出スイッチをバー用スペースに備えるようにすれば、カードコネクタのサイズを大きくせずにディレイ・スイッチを設けることができる。
なお、「挿入箇所」とはトレイ(又はカード)が使用時に配される箇所であり、「側部」とは挿入箇所に対してトレイ(又はカード)を挿入・取出する方向に垂直な方向に変位した部分(図1においてはトレイ1の左側又は右側)である。
(請求項の発明)
本発明の取出機能付きカードコネクタは、
前記カード取出時位置が、前記カード使用時位置から前記バー部材を前記トレイの内方に差し込んだ位置であることを特徴とする。
カード取出時位置とカード使用時位置との関係は、バー部材をトレイの内方に差し込んだ位置をカード取出位置とすること(バーを差し込んでカードを取り出す)も、カード使用位置とすること(バーを引き出してカードを取り出す)もできる。
バーを差し込んでカードを取り出すものが一般的であり、ユーザの感覚に合ったものとなる。
(請求項の発明)
本発明の取出機能付きカードコネクタは、
前記クリアランスは、1mm以上であることを特徴とする。
バー部材の移動に生じさせる時間を十分に長くするため、クリアランスを1mm以上とする。
カード取出のための直接的な動作ではない別動作を必要とせずにディレイ・スイッチを動作させる取出機能付きカードコネクタであって、ディレイ・スイッチが安定して動作するものが提供される。
発明の実装形態により、以下のものを更に提供することもできる。これらを提供することが好ましい。
バー部材の操作が行われずカードを使用している際、カードを利用する機器にカード内容の読み書きが問題なく行えることを伝えるため、バー部材をカード使用時位置に移動して固定すること。
バー動作検出スイッチがオン状態となってからカード取出検出スイッチがオン状態となるまでのクリアランスを十分に得るようにすること。
カードコネクタのサイズを大きくせずにディレイ・スイッチを設けること。
バーを差し込んでカードを取り出すようなカードコネクタを提供すること。
図1は、カード使用時のカードコネクタを示す図である。 図2は、カード使用時のカードコネクタを示す図である。 図3は、トレイ及びカードを示す図である。 図4は、トレイ及びカードを示す図である。 図5は、スイッチ機構を示す拡大図である。 図6は、シールドカバーに収められた状態のカードコネクタを示す図である。 図7は、カード取出の初期状態を示す図である。 図8は、バー部材がスイッチに当接した状態を示す図である。 図9は、カードが取出された状態を示す図である。 図10は、カード取出検出スイッチの動作を示す図である。 図11は、カード取出検出スイッチの動作を示す図である。 図12は、バーの挿入深さとスイッチの関係を示す図である。 図13は、スイッチ機構を示す拡大図である。 図14は、カード取出の初期状態を示す図である。 図15は、バー部材がスイッチに当接した状態を示す図である。 図16は、カードが取出された状態を示す図である。
以下、トレイを用いるカードコネクタを示す実施例1、バー部材及びバー動作検出スイッチのバリエーションを示す実施例2、及びバーを引き出してカードを取り出す実施例3を示す。
(カードコネクタの構成)
図1及び図2は、カード使用時のカードコネクタを示す図である。図1が上面から見た図、図2が下面から見た図である。カード使用時の図であるので、カードの取出において移動するバー部材2はカード使用時位置にある。
図3及び図4は、トレイ及びカードを示す図である。図3及び図4は図1におけるトレイ1を取り出して示したものであり、図3が図1における上面及び正面(図1の下側)から見た図、図4が図1における下面から見た図である。
トレイ1にカード7が載せられ、カード7のデータ伝達端子8がカードコネクタのデータ転送端子6に弾性的に接触し、データ転送端子6を介してカードを利用する機器とカード8との間でのデータの読み書きが行われる。トレイ1には、バー貫通孔1aが設けられている。
カードコネクタは略長方形状であり、トレイ1(及びカード7)の左側に、図1において点線で囲って示すバースペース2cが存在する。バースペース2cには、バー部材2が貫通しており、バー動作検出スイッチ4(4a及び4b)が設けられている。
図5は、スイッチ機構を示す拡大図である。可動コンタクト4aは、弾性を持った導電性の金属板である。固定コンタクト4bは導電体である。可動コンタクト4aと固定コンタクト4bとが接しているときにバー動作検出スイッチがオン状態となり、可動コンタクト4aと固定コンタクト4bとが離れているときにバー動作検出スイッチがオフ状態となる。
バー部材2はスイッチ移動用の凸部2aを有する。バー部材2が図の上方に移動すると、凸部2aが可動コンタクト4aを図の左方に押し、可動コンタクト4aが固定コンタクト4bから離れてバー動作検出スイッチがオフ状態となる。
図1に戻り、バースペースには、バー部材付勢機構である弾性板3が、バー部材保持機構である凸体12に付して設けられている。弾性板3は、図の左方に移動すると右方に付勢される。バー部材2が図の上方に移動すると、その図において下方の湾曲部2bによって弾性板3が左方に移動される。弾性板3が右方に付勢されることで、バー部材2は湾曲部2bを介して下方に付勢される。すなわち、カード取出しのために移動されたバー部材2は、カード取出しの後では付勢されてカード使用時位置に戻る。
凸体12の存在により、バー部材2は、例えトレイ1がない場合であっても、カードコネクタから分離してしまうことがない。
同一のバー部材2が使用され続けるので、サイズの異なるバー部材を使ってしまうことに起因する動作不安定は発生しない。
カード挿入箇所の奥には、カード取出用レバー5が設けられている。カード取出用レバー5は、支点5aを中心に回転する。カードトレイ1とカード取出用レバー5との間には、図においては隠れて見えないカード取出検出スイッチ10が設けられている。
以上の構成のカードコネクタが、導電性の金属薄板で形成されたシールドカバーに収められている。図6は、シールドカバーに収められた状態のカードコネクタを示す図である。
(カード取出時の動作)
以上のカードコネクタの構成により、カード使用時には、カードを利用する機器とカード7との間でのデータの読み書きが行われる。また、カード挿入時はトレイ1及びカード7を図1の下方からカードコネクタに差し込めばよい。以下、カード取出時の動作を説明する。
図7は、カード取出の初期状態を示す図である。イジェクトバー9がバー貫通孔1aを貫通し、バー部材2に当接している。この時点においては、可動コンタクト4aと固定コンタクト4bとが接しており、バー動作検出スイッチはオン状態である。
図8は、バー部材がスイッチに当接した状態を示す図である。図7の状態からイジェクトバー9を押し込んだものである。凸部2aが可動コンタクト4aを押し、可動コンタクト4aが固定コンタクト4bから離れてバー動作検出スイッチがオフ状態となる。
図9は、カードが取出された状態を示す図である。図8の状態から更にイジェクトバー9を押し込んだものである。バー部材2がレバー5を押し、レバー5が支点5aを中心に回転し、トレイ1を押し出す。
この状態では、トレイ1に下にあるカード取出検出スイッチ10の可動コンタクト10aが見えている。
図10及び図11は、カード取出検出スイッチの動作を示す図である。図10は図7からトレイ1とレバー5を除去したもの。図11は図9からトレイ1とレバー5を除去したものである。
カード取出検出スイッチ10は、可動コンタクト10aと固定コンタクト10bとからなる。可動コンタクト10aは、弾性を持った導電性の金属板であり図の下方に付勢されている。固定コンタクト10bは導電体である。可動コンタクト10aと固定コンタクト10bとが接しているときにカード取出検出スイッチがオン状態となり、可動コンタクト10aと固定コンタクト10bとが離れているときにカード取出検出スイッチがオフ状態となる。
図10に示すカード取出の初期状態(カード使用時)においては、可動コンタクト10aがトレイ1によって上方に押されている。可動コンタクト10aと固定コンタクト10bとが離れており、カード取出検出スイッチはオフ状態である。
図11に示すカードが取出された状態においては、可動コンタクト10aは下方に移動して固定コンタクト10bと接しており、カード取出検出スイッチはオン状態である。
図12は、バーの挿入深さとスイッチの関係を示す図である。データ伝達端子8とデータ転送端子6との接続は、バーを1.9mm挿入した時に切断される。これよりも前に信号が送られる(いずれかのスイッチが動作する)ことによって、カードを利用する機器によるカード内容の読み書きを停止し、カードに記憶された情報が消失してしまう等の障害を予防すべきである。
カード取出検出スイッチを用いる方法では、カード取出検出スイッチからの信号とデータ転送の切断とが時間的に近接しており(本実施例ではバーの挿入深さ0.2mmのみの相違であり)、カードに記憶された情報が消失してしまう等の障害を完全に予防することができなかった。このために、ディレイ・スイッチの必要性が提唱されていたのである。
本実施例においては、バー動作検出スイッチからの信号は、バーを0.5mm挿入した時に送信される。カード取出検出スイッチと比較してデータ転送の切断に対する時間差が大きく(バーの挿入1.2mm分の時間が相違し)、カードに記憶された情報が消失してしまう等の障害を完全に予防することができる。
この1.2mm分のクリアランスがあることで、バー動作検出スイッチは、ディレイ・スイッチとして機能する。
(その他)
本実施例は、カードをトレイに載せたものである。しかし、本実施例に示した発明は、バー用スペースに設けられた部材によって実現されており、トレイを取出す部分(レバー5とトレイ1との接触部分)に特別の機構を有するものではない。したがって、トレイを用いずにカードを直接ピンイジェクトするものも本発明を用いることができ、本発明の技術的範囲に含まれる。
本実施例は、バー部材及びバー動作検出スイッチのバリエーションを示すものである。他の部分は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
図13は、スイッチ機構を示す拡大図である。本実施例では、実施例1における図5の部分を、図13のものに置換する。
バー部材2は導電性であり、可動コンタクト4aと固定コンタクト4bとの間にバー部材が存在することによって、バー動作検出スイッチはオン状態となる。バー部材2の一部に非導電性部分2dが設けられている。バーの挿入深さに依存して可動コンタクト4aと固定コンタクト4bとの間に非導電性部分2dが入り、バー動作検出スイッチをオフ状態とする。これにより、実施例1と同様のバーの挿入深さとバー動作検出スイッチのオン/オフの関係を実現することができる。
なお、本実施例においてはバー部材2が図示された部分では直線状であるため、実施例1と同一のバー部材保持機構及びバー部材付勢機構を設けることはできないが、これらについては、バー部材2の図示されない部分を非直線状として適宜に設けることが可能である。
本実施例に示すように、バー部材及びバー動作検出スイッチについては各種のバリエーションが考えられる。それらのいずれも、本発明の技術的範囲に含まれる。
本実施例は、バーを引き出してカードを取り出すものである。実施例1と同様の部分については、説明を省略する。
図14は、カード取出の初期状態を示す図である。図7と対比すると、バースペース内の部品が上下逆に配置されている。すなわち、本実施例は、バー部材2の動作とバー操作検出スイッチの関係が実施例1に対して上下逆になっており、イジェクトバー9を押し込むのでなく引き出すことによってバー操作検出スイッチの動作が行われる。また、レバー5についてはその形状と支点5aの位置が変更され、バー部材2が下方に動き連結部材11を介してレバー5を下方に引いてトレイ1を取出すようになっている。尚、連結部材11は、柔軟な糸状のものであってよい。
以上の構造により、バーを引き出してカードを取り出すカードコネクタが実現される。
イジェクトバー9を引き出してカードを取り出す場合、バー部材2とイジェクトバー9とを分離することは困難である。イジェクトバーを引き出した時にバー部材を下方に移動させることができなくなってしまうためである。そこで、バー部材2とイジェクトバー9とを一体化し、つまみ9aを設ける。つまみ9aを引いてカードを取り出すことができる。
また、バー部材2とレバー5との間に空隙を設けることによってクリアランスを設けるも容易ではない。そこで、連結部材11によってクリアランスを実現する。連結部材11が伸張するまでの距離をクリアランスとし、その後のバー部材2の下方への移動によってレバー5を動かす。
本実施例に示すように、バーを引き出してカードを取り出すことも、本発明の技術を用いて実現できる。バーを引き出してカードを取り出すカードコネクタも、本発明の技術的範囲に含まれる。
カード取出のための直接的な動作ではない別動作を必要とせずにディレイ・スイッチを動作させる取出機能付きカードコネクタであって、ディレイ・スイッチが安定して動作するものであり、多くのカードコネクタ製造事業者による利用が考えられる。
1 トレイ
1a バー貫通孔
2 バー部材
2a 凸部
2b 湾曲部
2c バースペース
2d 非導電性部分
3 弾性板
4 バー動作検出スイッチ
4a 可動コンタクト
4b 固定コンタクト
5 レバー
5a 支点
6 データ転送端子
7 カード
8 データ伝達端子
9 イジェクトバー
9a つまみ
10 カード取出検出スイッチ
10a 可動コンタクト
10b 固定コンタクト
11 連結部材
12 凸体

Claims (3)

  1. イジェクト用のバー部材を備え、前記バー部材をカード使用時位置からカード取出時位置へ直線的に移動させることによってカードを取出すことのできる取出機能付きカードコネクタであって、
    バー動作検出スイッチとカード取出検出スイッチとを備え、
    前記バー部材を前記カード使用時位置から前記カード取出時位置へ移動させる間に、前記バー部材動作検出スイッチを動作させるバー動作検出位置と、前記カード取出検出スイッチを動作させるカード検出位置とがあり、
    前記バー部材が前記バー動作検出位置よりも前記カード使用時位置の側にある時には前記バー動作検出スイッチが動作せず、
    前記バー部材が前記カード検出位置よりも前記カード使用時位置の側にある時には前記カード取出検出スイッチが動作せず、
    前記バー動作検出位置は前記カード検出位置よりも前記カード使用時位置の側にあり、
    前記バー動作検出位置と前記カード検出位置との間に、前記バー部材の移動に一定以上の時間を生じさせるためのクリアランスが設けられており、
    前記バー部材のカードコネクタからの分離を防止するバー部材保持機構を備え
    前記バー部材はスイッチを動作させるための凸部を備え、
    前記バー動作検出スイッチは、前記バー部材保持機構から片持ちバネ状に延設され、前記バー部材に略平行に配された可動コンタクトを有し、
    前記凸部が前記可動コンタクトを押動させることにより前記バー動作検出スイッチが動作するものであり、
    前記可動コンタクトが延設されている側とは反対側へ向けて、前記バー部材保持機構に付されて、前記バー部材に略平行に延設された片持ちバネ状の弾性板からなり、前記バー部材を前記カード使用時位置に向けて付勢するバー部材付勢機構を備え、
    カードコネクタは略長方形形状であり、
    前記長方形のカード挿入箇所の側部に前記バー部材が配されるバー用スペースを備え、
    前記バー動作検出スイッチと、前記バー部材付勢機構とが前記バー用スペースに備えられていることを特徴とする、取出機能付きカードコネクタ。
  2. 前記カード取出時位置が、前記カード使用時位置から前記バー部材を前記トレイの内方に差し込んだ位置であることを特徴とする、請求項に記載の取出機能付きカードコネクタ。
  3. 前記クリアランスは、1mm以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の取出機能付きカードコネクタ。
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