JP5604455B2 - 建設機械のフロント作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に連結されるブーム、及びこのブームに連結されるアームを備え、ブームが筒体によって形成された油圧ショベル等の建設機械のフロント作業機に関する。
建設機械、例えば油圧ショベルは、車体を形成する旋回体に上下方向の回動可能に取り付けられるブームと、このブームを駆動するブームシリンダと、ブームに上下方向の回動可能に取り付けられるアームと、このアームを駆動するアームシリンダと、アームに上下方向の回動可能に取り付けられるバケットと、このバケットを駆動するバケットシリンダとを含むフロント作業機を備え、フロント作業機の駆動によって土砂の掘削作業などが行われる。このような油圧ショベルに備えられるフロント作業機は一般に、上板、下板、左右側板を互いに溶接して一体化させた箱形状に形成されている。
このようにブーム及びアームを箱形状に製作する場合、部品点数が多くなり、これに伴って溶接工数が多くなる。また溶接個所が多くなることから、応力集中部位が多く発生する懸念があり、また製造欠陥部位も発生しやすい。このようなことから従来、円筒体を加工処理して製作したブームが特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された従来のブームは、円筒体の両端部に絞り加工を施して、この両端部を円錐形状に形成するとともに、全体を「へ」の字形状に曲げ加工してブームを製作するようにしたものである。
実用新案登録第2567416号公報
上述した特許文献1に示される従来技術は、溶接個所を少なくすることができるものの、大型構造物を形成するブーム全体を「へ」の字形状に曲げ加工する困難な作業が必要になり、実用性に乏しい問題がある。また、「へ」の字形状に曲げ加工するとともに、両端部に絞り加工を施すことが必要になり、加工工数が多くなって製作費が増加しやすい問題もある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、全体を「へ」の字形状に曲げ加工することなく、また両端部の絞り成形加工を要することなく、溶接部の少ないブームを製作することができる建設機械のフロント作業機を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、車体に上下方向の回動可能に取り付けられるブームと、このブームを駆動するブームシリンダと、上記ブームに上下方向の回動可能に取り付けられるアームと、このアームを駆動するアームシリンダとを備え、上記ブームが筒体によって形成される建設機械のフロント作業機において、上記ブームが、上記車体に上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第1円筒体を含む第1ブームと、この第1ブームに上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第2円筒体を含む第2ブームとから成り、上記第1ブームは、上記第1円筒体の両端の開口を閉塞する第1閉塞手段を含み、上記第2ブームは、上記第2円筒体の両端の開口を閉塞する第2閉塞手段を含み、上記ブームシリンダは、上記第1ブームを駆動する第1ブームシリンダと、上記第2ブームを駆動する第2ブームシリンダとから成り、上記第1ブームは、互いに上記第1円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記車体側に位置する上記第1円筒体の端部付近に設けられ、上記第2ブームシリンダの一端が相対的回動可能に取り付けられる第1分割部と第2分割部から成るブラケットを含み、このブラケットの上記第1分割部及び上記第2分割部のそれぞれは、上記第1円筒体の上記外周面に密着する湾曲部を有し、上記第2ブームは、互いに上記第2円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記第1ブーム側に位置する上記第2円筒体の端部付近に設けられ、上記第2ブームシリンダの他端が相対的に回動可能に取り付けられ、第1分割部と第2分割部とから成る第1ブラケットと、互いに第2円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記第1ブラケットに並設され、上記アームシリンダの一端が相対的に回動可能に取り付けられ、第1分割部と第2分割部とから成る第2ブラケットとを含み、上記第1ブラケットの上記第1分割部と上記第2分割部のそれぞれ、及び上記第2ブラケットの上記第1分割部と上記第2分割部のそれぞれは、上記第2円筒体の上記外周面に密着する湾曲部を有することを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1ブーム、第2ブームの主要部を形成する第1円筒体及び第2円筒体は直線方向に延設されるものであり、「へ」の字形状の曲げ加工を要することなく、また絞り成形加工を要することなく製作できる。また、第1円筒体及び第2円筒体は、例えば所定の幅寸法、及び長さ寸法に切断した平板を円筒体を形成するようにロール加工し、突合せ部を溶接することによって製作することができる。あるいは、押し出し成形加工によって製作することができる。いずれにしても本発明は、溶接工数を少なくして、また加工工数を少なくしてブームを製作することができる。また本発明は、当該フロント作業機によって実施される掘削作業等による土砂、岩石の第1ブームに含まれる第1円筒体内への端部の開口からの侵入、及び第2ブームに含まれる第2円筒体内への端部の開口からの侵入を、第1閉塞手段及び第2閉塞手段によって防ぐことができる。また、本発明は、作業に伴って大きな力が作用する第1ブームの車体側に位置する第1円筒体の端部付近を、ブラケットの第1分割部と第2分割部とによって補強することができ、同様に作業に伴って大きな力が作用する第1ブーム側に位置する第2ブームの第2円筒体の端部付近を、第1ブラケットの第1分割部と第2分割部とによって、また第2ブラケットの第1分割部と第2分割部とによって補強することができる。
また本発明は、上記発明において、上記アームが、上記第2ブームに上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設される第3円筒体と、この第3円筒体の両端の開口を閉塞する第3閉塞手段とを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、上述した第1ブーム及び第2ブームと同様に、アームも、全体を「へ」の字形状に曲げ加工することなく、また両端部の絞り成形加工を要することなく、溶接部の少ないアームを製作することができる。また第3閉塞手段によって、作業に伴う土砂、岩石のアームに含まれる第3円筒体内への端部の開口からの侵入を防ぐことができる。
本発明に係る建設機械のフロント作業機は、ブームが、車体に上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第1円筒体を含む第1ブームと、この第1ブームに上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第2円筒体を含む第2ブームとから成る構成にしてある。この構成に伴って本発明は、全体を「へ」の字形状に曲げ加工することなく、また両端部の絞り成形加工を要することなく、溶接部の少ないブームを製作することができる。これにより本発明は、従来技術に比べてブームの製作工数を少なくすることができ、ブームの製作費を低減できるとともに、実用性に優れたフロント作業機を実現させることができる。
本発明に係る建設機械のフロント作業機の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる第1ブームを示す図で、(a)図は平面図、(b)図は側面図、(c)図は斜視図、(d)図は(b)図のA断面図である。 本実施形態に備えられる第2ブームを示す図で、(a)図は平面図、(b)図は側面図、(c)図は裏面図、(d)図は(b)図のB断面図である。 本実施形態に備えられる第2ブームの分解斜視図である。 本実施形態に備えられるアームを示す図で、(a)図は平面図、(b)図は側面図、(c)図は裏面図、(d)図は(b)図のC断面図である。
以下、本発明に係る建設機械のフロント作業機の実施の形態を図に基づいて説明する。
本実施形態に係るフロント作業機は、建設機械例えば油圧ショベルに備えられるもので、図1に示すように、車体を構成する旋回体1に、第1ブーム2と第2ブーム3とから成るブームを上下方向の回動可能に取り付けてある。また、ブームすなわち第2ブーム3の先端に上下方向の回動可能にアーム4を設け、このアーム4の先端に土砂、岩石の掘削作業に活用されるバケット5を上下方向の回動可能に設けてある。また本実施形態は、ブームを駆動するブームシリンダが、第1ブーム2を駆動する第1ブームシリンダ2aと、第2ブーム3を駆動する第2ブームシリンダ3aとから成っている。さらに本実施形態は、アーム4を駆動するアームシリンダ4aと、バケット5を駆動するバケットシリンダ5aを備えている。
上述した第1ブーム2は、図2に示すように、直線方向に延設される第1円筒体20と、この第1円筒体20の旋回体1に近い側の後端部に設けられる後端ボス部21と、第1円筒体20の旋回体1から遠い側の先端部に設けられる先端ボス部22とを備えている。
後端ボス部21は、第1円筒体20の旋回体1に近い側の後端部に形成される開口を塞ぐように、当該後端部に溶接される閉塞板21aと、この閉塞板21aに溶接される支持板21bと、この支持板21aに支持され、図示しないピンによって旋回体1に連結されるボス21cとを備えている。
先端ボス部22は、コ字形状に形成された支持板22aと、この支持板22aに設けられ、図示しないピンが挿入されて、図1に示すように第1ブームシリンダ2aのロッド部、及び後述の第2ブーム3の後端ボス部31に相対的に回動可能に連結されるボス22bとを備えている。なお、第1ブームシリンダ2aのシリンダ部は、図1に示すように旋回体1に相対的に回動可能に連結されている。また、図示しないが先端ボス部22が設けられる側の第1円筒体20の開口は、この第1円筒体20内に挿入されて、この第1円筒体20に溶接される図示しない閉塞円板によって塞がれている。なお、上述した第1円筒体20の開口を塞ぐ図示しない閉塞円板は、第1円筒体20に対する補強部材も兼ねている。
上述した後端ボス部21の閉塞板21aと、先端ボス部22側の第1円筒体20の開口を塞ぐ図示しない閉塞円板とによって、第1円筒体20の両端を閉塞する第1閉塞手段が構成されている。
さらにまた、第1ブーム20は、互いに第1円筒体20の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、旋回体1側に位置する第1円筒体20の端部付近に設けられ、第2ブームシリンダ3aの一端、すなわち図1に示すようにシリンダ部が相対的回動可能に取り付けられる第1分割部23aと第2分割部23bとから成るブラケット23を備えている。図2の(d)図に示すように、ブラケット23の第1分割部23a、及び第2分割部23bのそれぞれは、第1円筒体20の外周面に密着する湾曲部23a1,23b1と、これらの湾曲部23a1,23b1にそれぞれ連設される平板部23a2,23b2と、これらの平板部23a2,23b2に設けられ、図示しないピンが挿入されて、上述のように第2ブームシリンダ3aのシリンダ部が相対的回動可能に連設されるボス23a3,23b3とを備えている。
上述した第2ブーム3は、図3,4に示すように、直線方向に延設される第2円筒体30と、この第2円筒体30の第1ブーム2に近い側の端部30aに設けられる後端ボス部31と、第2円筒体30のアーム4に近い側の先端部に設けられる先端ボス部32とを備えている。
後端ボス部31は、第2円筒体30の第1ブーム2に近い側の端部30aに形成される開口を塞ぐように、当該端部30aに溶接される閉塞板31aと、この閉塞板31aに溶接される支持板31bと、この支持板31bに支持され、図示しないピンの挿入によって第1ブーム2の先端ボス部22に連結されるボス31cとを備えている。
先端ボス部32は、コ字形状に形成された支持板32aと、この支持板32aに設けられ、図示しないピンが挿入されて、図1に示すようにアーム4に相対的に回動可能に連結されるボス32bとを備えている。なお、図4に示すように、先端ボス部32の支持板32aには第2円筒体30が挿入される丸穴32cを形成してあり、第2円筒体30の端部30bが丸穴32cに挿入された状態で、第2円筒体30と支持板32aとが溶接されている。また、先端ボス部32が設けられる端部30b側の第2円筒体30の開口は、この第2円筒体30内に挿入されて、この第2円筒体30に溶接される閉塞円板35によって塞がれている。なお、上述した閉塞円板35は、第2円筒体30に対する補強部材を兼ねている。
上述した後端ボス部31の閉塞板31aと、先端ボス部32側の開口を塞ぐ閉塞円板35とによって、第2円筒体30の両端を閉塞する第2閉塞手段が構成されている。
さらにまた、第2ブーム30は、互いに第2円筒体30の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、第1ブーム2側に位置する第2円筒体30の端部付近に設けられ、第2ブームシリンダ3aの他端、すなわちロッド部が相対的回動可能に取り付けられ、第1分割部33aと第2分割部33bとから成る第1ブラケット33を備えている。図4等に示すように、第1ブラケット33の第1分割部33a、及び第2分割部33bのそれぞれは、第2円筒体30の外周面に密着する形状の湾曲部33a1,33b1と、これらの湾曲部33a1,33b1にそれぞれ連設される平板部33a2,33b2と、これらの平板部33a2,33b2に設けられ、図示しないピンが挿入されて、上述のように第2ブームシリンダ3aのロッド部が相対的回動可能に連結されるボス33a3,33b3とを備えている。
また、第2ブーム30は、互いに第2円筒体30の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、第1ブラケット33に並設され、アームシリンダ4の一端、すなわちシリンダ部が相対的回動可能に取り付けられ、第1分割部34aと第2分割部33bとから成る第2ブラケット34を備えている。図4等に示すように、第2ブラケット34の第1分割部34a、及び第2分割部34bのそれぞれは、第2円筒体30の外周面に密着する湾曲部34a1,34b1と、これらの湾曲部34a1,34b1にそれぞれ連設される平板部34a2,34b2と、これらの平板部34a2,34b2に設けられ、図示しないピンが挿入されて、上述のようにアームシリンダ4aのシリンダ部が相対的回動可能に連結されるボス34a3,34b3とを備えている。
また図5に示すように、アーム4も、第1ブーム2、第2ブーム3と同様に、直線状に延設される第3円筒部40と、この第3円筒部40の第2ブーム3に近い側の後端部に設けられる後端ボス部41と、第2円筒体40のバケット5に近い側の先端部すなわち端部40aに設けられるボス42とを備えている。
後端ボス部41は、第3円筒部40の第2ブーム3に近い側の後端部に形成された開口を塞ぐように、当該後端部に溶接される閉塞板41aと、この閉塞板41aに溶接される支持板41bと、この支持板41bに支持され、図示しないピンの挿入によってアームシリンダ4aの他端、すなわちロッド部に連結されるボス41cとを備えている。
第3円筒部40の端部40aに設けられるボス42には、図1に示すバケットシリンダ5aのロッド部に相対的回動可能に連結されるリンク及びバケット5を取り付ける図示しないピンが挿入される。なお、図5に示すように、第3円筒体40の端部40aのボス42が設けられる側の開口は、この第3円筒体40内に挿入されて、この第3円筒体40に溶接される閉塞円板45によって塞がれている。上述した閉塞円板35は、第3円筒体40に対する補強部材も兼ねている。
上述した後端ボス部41の閉塞板41aと、第3円筒体40の端部40aのボス42が設けられる側の開口を塞ぐ閉塞円板5とによって、第3円筒体40の両端を閉塞する第3閉塞手段が構成されている。
さらにまた、アーム4は、互いに第3円筒体40の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、第2ブーム3側に位置する第3円筒体40の端部付近に設けられ、図示しないピンを介して第2ブーム3の後端ボス部32に相対的回動可能に取り付けられ、第1分割部43aと第2分割部43bから成る第1ブラケット43を備えている。図5の(c)図に示すように、第1ブラケット43の第1分割部43a、及び第2分割部43bのそれぞれは、第3円筒体40の外周面に密着する湾曲部43a1,43b1と、これらの湾曲部43a1,43b1にそれぞれ連設される平板部43a2,43b2と、これらの平板部43a2,43b2に設けられ、図示しないピンが挿入されて、上述のように第2ブーム3の後端ボス部32に相対的回動可能に設けられるボス43a3,43b3とを備えている。
また、アーム4は、互いに第3円筒体40の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、第1ブラケット43に並設され、バケットシリンダ5aの一端、すなわちシリンダ部が相対的回動可能に取り付けられ、第1分割部44aと第2分割部44bとから成る第2ブラケット44を備えている。図5の(d)図に示すように、第2ブラケット44の第1分割部44a、及び第2分割部44bのそれぞれは、第3円筒体40の外周面に密着する湾曲部44a1,44b1と、これらの湾曲部44a1,44b1にそれぞれ連結される平板部44a2,44b2と、これらの平板部44a2,44b2に設けられ、図示しないピンが挿入されて、上述のようにバケットシリンダ5aのシリンダ部が相対的回動可能に連結されるボス部44a3,44b3とを備えている。
なお、上述した第1ブーム2の第1円筒体20、第2ブーム3の第2円筒体30、及びアーム4の第3円筒体40のそれぞれは、例えば所定の幅寸法及び長さ寸法に切断した平板を円筒体を形成するようにロール加工し、突合せ部を溶接することによって製作することができる。あるいは、押し出し成形加工によって製作することができる。
このように構成した本実施形態は、第1ブーム2、第2ブーム3の主要部を形成する第1円筒体20及び第2円筒体30は直線方向に延設されるものであり、「へ」の字形状の曲げ加工を要することなく、また絞り加工を要することなく、第1ブーム2及び第2ブームから成る溶接部の少ないブームを製作することができる。これにより本実施形態は、ブームの製作工数を少なくすることができ、ブームの製作費を低減できるとともに、実用性に優れたフロント作業機を実現させることができる。
また本実施形態は、当該フロント作業機によって実施される掘削作業等による土砂、岩石等の第1ブーム2の第1円筒体20内への侵入を、第1円筒体0の後端ボス部21の閉塞板21aと、第1円筒体20の先端に設けた図示しない閉塞円板によって防ぐことができる。同様に、土砂、岩石等の第2ブーム3の第2円筒体30内への侵入を、第2円筒体30の後端ボス部31の閉塞板31aと、第2円筒体30の先端ボス部32側に設けた閉塞円板35によって防ぐことができる。さらに、土砂、岩石等のアーム4の第3円筒体40内への侵入を、第3円筒体40の後端ボス部41の閉塞板41aと、第3円筒体40のボス42側に設けた閉塞円板45によって防ぐことができる。
また本実施形態は、当該フロント作業機で実施される作業に伴って大きな力が作用する第1ブーム3の旋回体1側に位置する第1円筒体20の端部付近をブラケット23の第1分割部23aと第2分割部23bによって補強することができる。同様に、作業に伴って大きな力が作用する第2ブーム3の第1ブーム2側に位置する第2円筒体30の端部付近を第1ブラケット33の第1分割部33aと第2分割部33bによって、また第1ブラケット33に併設される第2ブラケット34の第1分割部34aと第2分割部34bによって補強することができる。さらに、作業に伴って大きな力が作用するアーム4の第2ブーム3側に位置する第3円筒体40の端部付近を第1ブラケット43の第1分割部43aと第2分割部43bによって、また第1ブラケット43に併設される第2ブラケット44の第1分割部44aと第2分割部44bとによって補強することができる。
1 旋回体
2 第1ブーム
2a 第1ブームシリンダ
3 第2ブーム
3a 第2ブームシリンダ
4 アーム
4a アームシリンダ
5 バケット
5a バケットシリンダ
20 第1円筒体
21 後端ボス部
21a 閉塞板
22 先端ボス部
23 ブラケット
23a 第1分割部
23a1 湾曲部
23b 第2分割部
23b1 湾曲部
30 第2円筒体
31 後端ボス部
31a 閉塞板
32 先端ボス部
33 第1ブラケット
33a 第1分割部
33a1 湾曲部
33b 第2分割部
33b1 湾曲部
34 第2ブラケット
34a 第1分割部
34a1 湾曲部
34b 第2分割部
34b1 湾曲部
35 閉塞円板
40 第3円筒体
41 後端ボス部
41a 閉塞板
43 第1ブラケット
43a 第1分割部
43a1 湾曲部
43b 第2分割部
43b1 湾曲部
44 第2ブラケット
44a 第1分割部
44a1 湾曲部
44b 第2分割部
44b1 湾曲部
45 閉塞円板

Claims (2)

  1. 車体に上下方向の回動可能に取り付けられるブームと、このブームを駆動するブームシリンダと、上記ブームに上下方向の回動可能に取り付けられるアームと、このアームを駆動するアームシリンダとを備え、上記ブームが筒体によって形成される建設機械のフロント作業機において、
    上記ブームが、上記車体に上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第1円筒体を含む第1ブームと、この第1ブームに上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設された第2円筒体を含む第2ブームとから成り、
    上記第1ブームは、上記第1円筒体の両端の開口を閉塞する第1閉塞手段を含み、上記第2ブームは、上記第2円筒体の両端の開口を閉塞する第2閉塞手段を含み、
    上記ブームシリンダは、上記第1ブームを駆動する第1ブームシリンダと、上記第2ブームを駆動する第2ブームシリンダとから成り、
    上記第1ブームは、互いに上記第1円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記車体側に位置する上記第1円筒体の端部付近に設けられ、上記第2ブームシリンダの一端が相対的回動可能に取り付けられる第1分割部と第2分割部から成るブラケットを含み、このブラケットの上記第1分割部及び上記第2分割部のそれぞれは、上記第1円筒体の上記外周面に密着する湾曲部を有し、
    上記第2ブームは、互いに上記第2円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記第1ブーム側に位置する上記第2円筒体の端部付近に設けられ、上記第2ブームシリンダの他端が相対的に回動可能に取り付けられ、第1分割部と第2分割部とから成る第1ブラケットと、互いに第2円筒体の外周面を挟むように対向して配置されるとともに、上記第1ブラケットに並設され、上記アームシリンダの一端が相対的に回動可能に取り付けられ、第1分割部と第2分割部とから成る第2ブラケットとを含み、上記第1ブラケットの上記第1分割部と上記第2分割部のそれぞれ、及び上記第2ブラケットの上記第1分割部と上記第2分割部のそれぞれは、上記第2円筒体の上記外周面に密着する湾曲部を有することを特徴とする建設機械のフロント作業機。
  2. 請求項1に記載の建設機械のフロント作業機において、
    上記アームが、上記第2ブームに上下方向の回動可能に取り付けられ、直線方向に延設される第3円筒体と、この第3円筒体の両端の開口を閉塞する第3閉塞手段とを含むことを特徴とする建設機械のフロント作業機。
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