JP5601421B2 - サーバ装置、通信制御プログラム、及び通信制御方法 - Google Patents

サーバ装置、通信制御プログラム、及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、通信制御プログラム、及び通信制御方法に関する。
従来、IP(Internet Protocol)電話システムにおいては、SIP(Session Initiation Protocol)が幅広く利用されている。SIPは、複数の携帯電話機などの携帯無線装置間でセッションを確立するために用いられることがある通信プロトコルである。
また、携帯電話システムのIPコアシステムのアーキテクチャについては、3GPP(Third Generation Partnership Project:第3世代移動通信システム)において、IMS(IP Multimedia Subsystem)が規定されている。IMSは、無線通信網規格の3GサービスのIMT(International Mobile Telecommunication)−2000規格や、3.9GサービスのLTE(Long Term Evolution)規格において、音声通信のIPコアネットワークアーキテクチャとして利用されている。
また、現在は、3Gサービスから3.9Gサービスへの移行過程であり、無線通信網の拡張の過渡期である。このため、既存無線通信網(例えば3G網)と新規無線通信網(例えば3.9G網)との間でハンドオーバを行って新規無線通信網のエリアの狭さをカバーするSRVCC(Single Radio Voice Call Continuity)と呼ばれる方式が規定されている。
すなわち、新規無線規格(例えば3.9G)での音声通話サービスを提供するにあたっては、開始当初から全国をカバーできる無線通信網を構築できないことから、初期は限定的なエリアでサービスを開始し、順次エリアの拡大を行う方式が取られる。
ここで、新規無線規格に対応する無線エリアは初期においては狭いことから、新規無線規格と既存無線規格の両方に対応可能なデュアル端末を用いて、新規無線規格網のエリア外に移動する場合には、既存無線規格網へハンドオーバを行う。これにより、広い範囲で音声サービスを継続させることができるので、サービスの利便性を損なわずに、新規無線規格に対応する無線エリアの狭さをカバーすることが考えられる。
特開2008−219436号公報
しかしながら、従来技術は、既存無線通信網において用いられている機能に対する改変を最小限に抑えた簡易な構成で、デュアル端末に対する呼状態を一元管理することは考慮されていない。
すなわち、既存無線規格サービス(例えば3Gサービス)が、IPv(Internet Protocol version)4アドレスを用いた処理を実行するサーバ群を備えたIMS網に適応している場合を考える。ここで、新規の無線規格サービス(例えば3.9Gサービス)を導入する場合には、IPv4のIPアドレスの枯渇問題があることから、新規無線規格サービスは、IPv6アドレスを利用したIPネットワークで構築することが想定される。
このように、IPv4のIMS網とIPv6のIMS網でIPバージョンが異なる状態で、デュアル端末がIPv6のIMS網に在圏している際に音声通話を開始し、その後、IPv4のIMS網へ移動してSRVCCが実施されたとする。この場合、音声通話による呼を制御するIMS網はIPv6網であることから、IPv4のIMS網へ移動した後もデュアル端末はIPバージョンを変換するアドレス変換システムを経由してIPv6のIMS網にアクセスを実施することが考えられる。
これに対して、SRVCC後にCW(Call Waiting:コールウェイティング)等による第2呼発信が行われた場合、3G網からの第2呼発信はIPv4のIMS網で実施される。このため、第1呼はIPv6のIMS網側、第2呼はIPv4のIMS網側で管理されることとなり、その結果、着信判定(通話中判定)など、呼状態の判定を行う処理が困難になる場合がある。
この点、IPv4のIMS網に含まれるAS(Application Server)とIPv6のIMS網に含まれるASとの間で連携をとることにより呼状態を相互に参照可能にすれば、呼状態を一元管理することはできると考えられる。しかしながら、IPv4のIMS網に含まれるAS等のサーバに機能を追加することによって、IPv4のIMS網を利用する既存ユーザに対して通信障害などの問題を与えるおそれがある。
したがって、IPv4のIMS網に含まれるサーバへの改変を最小限に抑えた簡易な構成で、デュアル端末に対する呼の状態を一元管理することが求められている。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で携帯無線端末の呼状態を一元管理することができるサーバ装置、通信制御プログラム、及び通信制御方法を実現することを目的とする。
本願の開示するサーバ装置は、一つの態様において、携帯無線端末に固有の識別情報を含み、前記携帯無線端末の位置情報の登録のために前記携帯無線端末から送信された位置登録信号を受信する受信部を備える。また、サーバ装置は、前記受信部によって受信された位置登録信号に含まれる識別情報に基づいて、該位置登録信号を送信した携帯無線端末が第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定する判定部を備える。また、サーバ装置は、前記判定部によって前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第1のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させ、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第2のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる位置登録処理部を備える。
本願の開示するサーバ装置の一つの態様によれば、簡易な構成で携帯無線端末の呼状態を一元管理することができる。
図1は、本実施形態の無線システムの概要を説明するための図である。 図2は、IMSシステムの全体構成を示す図である。 図3は、ASの機能ブロックを示す図である。 図4は、I/S−CSCFの機能ブロックを示す図である。 図5は、P−CSCFの機能ブロックを示す図である。 図6は、加入者DBの一例を示す図である。 図7は、端末情報DBの一例を示す図である。 図8は、サーバアドレスDBの一例を示す図である。 図9は、P−CSCFでの位置登録処理のフローを示す図である。 図10は、SIPのRegister信号のイメージを説明するための図である。 図11は、IP変換部の機能ブロックを示す図である。 図12は、サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 図13は、3G端末の位置登録処理のシーケンスを示す図である。 図14は、3G/3.9G端末の位置登録処理のシーケンスを示す図である。 図15は、3G端末の発信処理のシーケンスを示す図である。 図16は、SIPのINVITE信号のイメージを説明するための図である。 図17は、3G/3.9G端末の第2呼発信のシーケンスを示す図である。
以下に、本願の開示するサーバ装置、通信制御プログラム、及び通信制御方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により開示技術が限定されるものではない。
図1は、本実施形態の無線システムの概要を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態は、既存無線規格の3Gネットワーク300が、IPv4IMS網500に適応しており、新規無線通信規格の3.9Gネットワーク400が、IPv6IMS網600に適応している。
IPv4IMS網500には、AS520、I−CSCF(Interrogating- Call Session Control Function)530、及びP−CSCF(Proxy Call Session Control Function)540などのサーバ群が設けられる。また、IPv6IMS網600には、AS620、I−CSCF630、及びP−CSCF640などのサーバ群が設けられる。AS520,620、I−CSCF530,630、及びP−CSCF540,640の詳細は後述する。
また、本実施形態は、図1に示すように、3G通信規格にのみ対応する携帯電話機100と、3G通信規格及び3.9G通信規格の双方に対応する携帯電話機200とがある場合を想定している。3Gネットワーク300内に在圏している携帯電話機100による音声通話などの通信は、IPv4IMS網500内のサーバ群によって処理される。一方、3.9Gネットワーク400内に在圏している携帯電話機200による音声通話などの通信は、IPv6IMS網600内のサーバ群によって処理される。
そして、携帯電話機200が、3.9Gネットワーク400から3Gネットワーク300へ移動した場合、3.9Gネットワーク400から3Gネットワーク300へのハンドオーバが行われる。この場合、ハンドオーバが行われた携帯電話機200の位置登録を行うための位置登録信号は、携帯電話機200からIPv4IMS網500内のP−CSCF540へ送信される。ここで、P−CSCF540は、位置登録信号に含まれる携帯電話機に固有の識別情報に基づいて、位置登録信号を送信した携帯電話機200が3G通信規格にのみ対応するシングル機種であるか、3G/3.9G通信規格の両方に対応するデュアル機種であるかを判定する。ここでは、P−CSCF540は、位置登録信号を送信した携帯電話機200がデュアル機種であると判定して、IP変換部704を介して、IPv6IMS網600内のI−CSCF630、及びAS620に位置登録処理を実行させる。例えば、AS620は、ユーザ情報(認証情報やユーザサービスの情報)及び加入者の位置情報を管理するSCP702からユーザ情報のダウンロードを行う。
図2は、IMSシステムの全体構成を示す図である。図2は、IPv4IMS網500を一例に挙げて説明を行う。図2に示すように、IPv4IMS網500には、AS520、I−CSCF530、P−CSCF540、及びS−CSCF(Serving-Call Session Control Function)550のサーバ群が設けられる。また、IPv4IMS網500には、HSS(home Subscriber Server)560、及びMRF(Multimedia Resource Function)570のサーバ群が設けられる。なお、図2ではIPv4IMS網500に含まれるサーバ群について説明するが、IPv6IMS網600も図2と同様のサーバ群を含む。
AS520は、HSS560から、携帯電話機100,200を使用するユーザの各種情報(認証情報やユーザサービスの情報)をダウンロードする機能を有する。I−CSCF530は、SIPリクエストを適切な宛先に振り分ける機能を有する。AS520及びI−CSCF530の詳細は後述する。
P−CSCF540は、IMSネットワークの入り口に配備され、携帯電話機200から無線基地局250を介して送信された位置登録信号に基づいて、位置登録に関する処理を実行する。P−CSCF540の詳細は後述する。
S−CSCF550は、SIPサーバであり、セッションの制御を実行する。また、S−CSCF550は、HSS560にユーザの各種情報のダウンロード及びアップロードを指示する。S−CSCF550の詳細は後述する。
HSS560は、携帯電話機100,200を使用するユーザの各種情報及び携帯電話機100,200の位置情報を管理する。MRF570は、メディア操作(例えば、音声ストリームの合成)、トーン及びアナウンスなどの再生といったメディア関連機能を提供する。
図3は、ASの機能ブロックを示す図である。図3に示すように、AS520は、C−Plane信号送受信部522、呼制御処理部524、サービス制御部526、及び加入者DB528を備える。
C−Plane信号送受信部522は、S−CSCF550との間で、呼制御に関する情報のやり取りに用いられるC−Plane信号の送受信を行う。呼制御処理部524は、C−Plane信号送受信部522で受信されたC−Plane信号に基づいて呼制御処理を行う。呼制御処理部524は、例えば、携帯電話機100の呼状態(発呼中、通話中、保留中など)を遷移させることにより呼状態の管理を行う。サービス制御部526は、HSS560に対して携帯電話機100の位置情報の登録処理を行ったり、HSS560からユーザ情報をダウンロードして加入者DB528に格納したりする。
図4は、I/S−CSCFの機能ブロックを示す図である。図4に示すように、I−CSCF530及びS−CSCF550は、C−Plane信号送受信部532、呼制御処理部534、及び加入者DB536を備える。
C−Plane信号送受信部532は、隣接するAS520、P−CSCF540、HSS560、及びMRF570との間で、呼制御に関する情報のやり取りに用いられるC−Plane信号の送受信を行う。呼制御処理部534は、HSS560にユーザの各種情報のアップロードを指示するとともに、HSS560からユーザの各種情報をダウンロードして加入者DB536に格納する。
図5は、P−CSCFの機能ブロックを示す図である。図5に示すように、P−CSCF540は、端末側信号送受信部541、呼制御処理部542、判定部543、位置登録処理部544、加入者DB545、端末情報DB546、サーバアドレスDB547、及びIMS側信号送受信部548を備える。
端末側信号送受信部541は、無線基地局250を介して携帯電話機100,200との間で、例えば携帯電話機100,200に固有な識別番号(IMEI:International Mobile Equipment Identity)を含む位置登録信号などの各種信号の送受信を行う。なお、GSM/W−CDMA等の携帯電話機については、IMEIと呼ばれる国際移動体装置識別番号が、位置登録時に通知される。IMEIは、端末機種毎に付与される番号であり、機種固有番号と、シリアル番号とを含む。呼制御処理部542は、呼接続を実施するときのI−CSCF情報を保持する加入者DB545を参照して、携帯電話機100,200に対する呼の接続処理を実施する。呼制御処理部542は、呼の接続処理をした結果をIMS側信号送受信部548へ出力する。
ここで、加入者DB545の詳細を説明する。図6は、加入者DBの一例を示す図である。図6に示すように、加入者DB545は、項目として、ユーザ822、I−CSCFアドレス824、及びI−CSCFIPバージョン826を有する。ユーザ822の項目には、ユーザの識別子が格納される。I−CSCFアドレス824の項目には、ユーザの識別子に対応して、I−CSCFのアドレスが格納される。I−CSCFIPバージョン826の項目には、ユーザの識別子に対応して、I−CSCFのIPバージョンが格納される。例えば、ユーザAAは、IPv4のアドレスAを有するI−CSCFに収容されていることになる。なお、図6は、加入者DB545が、ICSCFIPバージョン826を有する例を挙げて説明したが、ICSCFIPバージョン826を設けずに、I−CSCFアドレス824からIPバージョンを判断することもできる。
図5の説明に戻って、判定部543は、端末側信号送受信部541によって受信された位置登録信号に含まれる識別情報(IMEI)に基づいて、位置登録信号を送信した携帯無線端末がシングル機種であるかデュアル機種であるかを判定する。例えば、判定部543は、識別情報(IMEI)に基づいて、位置登録信号を送信した携帯無線端末が3G通信規格にのみ対応するシングル機種であるか又は3G通信規格及び3.9通信規格の両方に対応するデュアル機種であるかを判定する。言い換えれば、判定部543は、IMEIの情報より、携帯電話機が既存無線ネットワーク(3Gネットワーク)で単独利用される端末か、新規無線ネットワーク(3.9Gネットワーク)と既存無線ネットワークの両方で利用可能なデュアル端末であるかを判定する。このように、携帯電話機がシングル端末であるかデュアル端末であるかの判定は、既存ネットワークに構築されているIMSネットワークの入り口に配備されるP−CSCF540にて実行される。
判定部543は、端末側信号送受信部541によって受信された位置登録信号に含まれる識別情報(IMEI)と、端末情報DB546に基づいて、位置登録信号を送信した携帯無線端末がシングル機種であるかデュアル機種であるかを判定する。
ここで、端末情報DB546の詳細を説明する。図7は、端末情報DBの一例を示す図である。図7に示すように、端末情報DB546は、項目として、機種固有情報802と、端末種別804とを有する。機種固有情報802の項目には、携帯電話機100,200から送信される位置登録信号に含まれる識別情報(IMEI)に対応する情報が格納される。また、端末種別804の項目には、3G通信規格にのみ対応する機種であることを示す「3G端末」、又は3G及び3.9G通信規格の両方に対応する機種であることを示す「3G/3.9Gデュアル端末」の情報が格納される。例えば、機種固有情報802が「AAAAAA」である携帯電話機には、「3G端末」の情報が対応付けられ、機種固有情報802が「AAAAAB」である携帯電話機には、「3G/3.9Gデュアル端末」の情報が対応付けられる。
図5の説明に戻って、位置登録処理部544は、判定部543によって位置登録信号を送信した携帯無線端末が3G通信規格にのみ対応する機種であると判定された場合には、位置登録信号に基づく位置登録処理を、IPv4を用いた処理を行うサーバに実行させる。例えば、位置登録処理部544は、位置登録処理を、IPv4のI−CSCF530、及びAS520などにより実行させる。
一方、位置登録処理部544は、判定部543によって位置登録信号を送信した携帯無線端末が3G/3.9G通信規格の両方に対応する機種であると判定された場合には、位置登録信号に基づく位置登録処理を、IPv6を用いた処理を行うサーバに実行させる。例えば、位置登録処理部544は、位置登録処理を、IPv6のI−CSCF630、及びAS620などにより実行させる。
位置登録処理部544は、位置登録処理を、IPv4側のサーバに実行させる場合、及びIPv6側のサーバに実行させる場合に、サーバアドレスDB547を参照して、位置登録信号の送り先を確認して、位置登録信号をIMS側信号送受信部548へ送信する。
ここで、サーバアドレスDB547の詳細を説明する。図8は、サーバアドレスDBの一例を示す図である。図8に示すように、サーバアドレスDB547は、項目として、サーバ名812、およびIPアドレス814を有する。サーバ名812の項目には、I−CSCF(IPv4)、I−CSCF(IPv6)、及びIP変換部などのサーバ名が格納される。また、IPアドレス814の項目には、IPv4アドレスA、IPv4アドレスBなどのIPアドレスが格納される。例えば、宛先のサーバ名がI−CSCF(IPv4)である場合には、IPv4アドレスA及びIPv4アドレスBからラウンドロビン等により1アドレスを選択して、選択されたアドレスに位置登録信号を送信すればよい。
図5の説明に戻って、IMS側信号送受信部548は、例えば位置登録のためのRegister信号、及び携帯電話機100,200からの発信信号であるINVITE信号などをS−CSCF550を介してI−CSCF530等へ送信する。また、IMS側信号送受信部548は、例えばI−CSCF530から送信される信号を、S−CSCF550を介して受信する。
次に、P−CSCF540における位置登録処理の詳細を説明する。図9は、P−CSCF540での位置登録処理のフローを示す図である。まず、端末側信号送受信部541は、携帯電話機100,200から送信された信号を受信する(ステップS101)。続いて、端末側信号送受信部541は、受信した信号が位置登録信号であるか否か、つまり受信した信号がRegister信号であるか否かを判定する(ステップS102)。
ここで、Register信号について説明を行う。図10は、SIPのRegister信号のイメージを説明するための図である。Register信号は、例えば、図10に示すように規定される。また、図10に示すように、Register信号においては、imeisv(imeisoftwareversion)が設定される。
図9の説明に戻って、呼制御処理部542は、受信した信号が位置登録信号でないと判定されたら(ステップS102、No)、呼制御の処理を実施する(ステップS103)。一方、判定部543は、受信した信号が位置登録信号であると判定されたら(ステップS102、Yes)、Register信号に含まれるIMEI情報を読み出す(ステップS104)。
そして、判定部543は、読み出したIMEI情報と、端末情報DB546とに基づいて、Register信号を送信した携帯電話機がデュアル端末であるか否かを判定する(ステップS105)。位置登録処理部544は、Register信号を送信した携帯電話機がデュアル端末であると判定されたら(ステップS105、Yes)、IPv6IMS網において位置登録処理を実施させる(ステップS106)。例えば、位置登録処理部544は、IP変換部704を介して、IPv6IMS網600内のI−CSCF630、及びAS620に位置登録処理を実行させる。
一方、位置登録処理部544は、Register信号を送信した携帯電話機がデュアル端末でない(つまりシングル端末である)と判定されたら(ステップS105、No)、IPv4IMS網において位置登録処理を実施させる(ステップS107)。例えば、位置登録処理部544は、IPv4IMS網500内のI−CSCF530、及びAS520に位置登録処理を実行させる。
このように、P−CSCF540は、携帯電話機がシングル機種の場合は、既存のIMS網(IPv4)にユーザ情報(認証情報やユーザサービスの情報)のダウンロードを行う。一方、P−CSCF540は、携帯電話機がデュアル機種の場合は、新規のIMS網(IPv6)にユーザ情報のダウンロードを行う。したがって、デュアル端末が在圏するエリアに関わりなく、デュアル端末を保持するユーザの情報を新規IMS網(IPv6)側で一元管理することができる。
次に、IP変換部704の詳細について説明する。図11は、IP変換部の機能ブロックを示す図である。図11に示すように、IP変換部704は、C−Plane信号送受信部706、C−Plane信号アドレス変換部708、U−Plane信号送受信部710、U−Plane信号アドレス変換部712、データ管理部714、及びU−Planeデータ制御部716を備える。
C−Plane信号送受信部706は、例えばIPv4のP−CSCF540とIPv6のI−CSCF630との間で呼制御に関する情報のやり取りに用いられるC−Plane信号の送受信を行う。C−Plane信号アドレス変換部708は、C−Plane信号送受信部706によって受信されたC−Plane信号のIPバージョンをIPv4とIPv6との間で変換する処理を行う。
U−Plane信号送受信部710は、例えばIPv4のP−CSCF540とIPv6のI−CSCF630との間で音声等のユーザ情報のやり取りに用いられるU−Plane信号の送受信を行う。U−Plane信号アドレス変換部712は、U−Plane信号送受信部710によって受信されたU−Plane信号のIPバージョンをIPv4とIPv6との間で変換する処理を行う。
データ管理部714は、C−Plane信号アドレス変換部708及びU−Plane信号アドレス変換部712におけるIPバージョンの変換に関するデータを管理する。また、U−Planeデータ制御部716は、U−Plane信号送受信部710によって受信されたユーザ情報に関する処理を実行する。
次に、サーバ装置のハードウェア構成について説明する。図12は、サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。図12のハードウェア構成は、AS520,620、I−CSCF530,630、P−CSCF540,640、S−CSCF550などのIPv4/IPv6IMS網に含まれる各種のサーバ装置に共通するハードウェア構成である。ここでは、一例として、P−CSCF540のハードウェア構成であると仮定して説明を行う。
図12に示すように、P−CSCF540は、CPU(Central Processing Unit)582、メモリ584、LAN(Local Area Network)インタフェース586、及びハードディスク588を備える。
CPU582は、メモリ584に格納された各種プログラムを実行する演算処理部である。CPU582は、メモリ584に格納された各種プログラムを実行することにより、上述した端末側信号送受信部541、呼制御処理部542、判定部543、位置登録処理部544、及びIMS側信号送受信部548を制御する。なお、CPU582で実行されるプログラムは、メモリ584に格納されるだけではなく、CD(Compact Disc)−ROMやメモリ媒体等の頒布できる記憶媒体に記録しておき、記憶媒体から読み出して実行することができる。また、ネットワークを介して接続されたサーバにプログラムを格納し、サーバ上でプログラムが動作するようにしておいて、ネットワークを介して接続されるP−CSCF540からの要求に応じてサービスを要求元のP−CSCF540に提供することもできる。
メモリ584は、P−CSCF540の各種機能を実行するためのデータ、及びP−CSCF540の各種機能を実行するための各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)を有する。また、メモリ584は、ROMに格納された各種プログラムのうち実行されるプログラムを格納するRAM(Random Access Memory)を有する。
LANインタフェース586は、例えば無線基地局250、及びS−CSCF550などの装置との信号の送受信を行うための入出力インタフェースである。ハードディスク588は、例えば、上述の加入者DB545、端末情報DB546、サーバアドレスDB547などを格納する記憶部である。なお、加入者DB545、端末情報DB546、サーバアドレスDB547は、ハードディスク588に格納するのではなく、メモリ584に格納することもできる。
次に、3G端末の位置登録処理の内容について説明する。図13は、3G端末の位置登録処理のシーケンスを示す図である。図13は、3G通信規格にのみ対応する携帯電話機100が位置登録処理を行った場合の各サーバ装置のシーケンスを示すものである。
まず、携帯電話機100は、携帯電話機100に固有の識別情報(IMEI)を含み、携帯電話機100の認証及び位置情報の登録のためのRegister信号を、3GIMS網の入口に配置されたP−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS201)。
P−CSCF(IPv4)は、Register信号に含まれる識別情報(IMEI)と、端末情報DB546とに基づいて、Register信号を送信した携帯電話機の種別を特定する(ステップS202)。ここでは、P−CSCF(IPv4)は、Register信号を送信した携帯電話機が3G通信規格にのみ対応するシングル機種であることを特定する。なお、既存ネットワークに配備されるP−CSCF(IPv4)は、既存IMS網であるIPv4IMSネットワークに属している。また、携帯電話機からの位置登録実施時送信されるSIP信号(Register信号)によって通知される情報にIMEIの情報が設定される。したがって、P−CSCF(IPv4)は、IMEIの情報から、既存無線ネットワークのみで利用可能な端末か、既存又は新規無線ネットワークで利用可能な端末かを、端末情報DB546を参照することで判断することができる。
続いて、P−CSCF(IPv4)は、サーバアドレスDB547におけるI−CSCF(IPv4)のアドレスリストからラウンドロビン等によって1つのアドレスを選択し、I−CSCF(IPv4)にRegister信号を送信する(ステップS203)。
I−CSCF(IPv4)は、AS(IPv4)を選択してRegister信号を送信する(ステップS204)。AS(IPv4)は、ユーザ情報よりHSS(IPv4)を特定し、ユーザ登録を行う(ステップS205)とともに、HSS(IPv4)からユーザ情報のダウンロードを実施する(ステップS206)。
AS(IPv4)は、リクエストの処理が成功したことを示す200OK信号を、I−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS207)。続いて、I−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号を、P−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS208)。続いて、P−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号を、携帯電話機100へ送信する(ステップS209)。
次に、3G/3.9G端末の位置登録処理の内容を説明する。図14は、3G/3.9G端末の位置登録処理のシーケンスを示す図である。図14は、3G通信規格及び3.9G通信規格の両方に対応する携帯電話機200が位置登録処理を行った場合の各サーバ装置のシーケンスを示すものである。また、図14は、携帯電話機200が3G通信エリアに在圏している状態で位置登録処理を行った場合の各サーバ装置のシーケンスを示すものである。
まず、携帯電話機200は、携帯電話機200に固有の識別情報(IMEI)を含み、携帯電話機200の認証及び位置情報の登録のためのRegister信号を、3GIMS網の入口に配置されたP−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS301)。
P−CSCF(IPv4)は、Register信号に含まれる識別情報(IMEI)と、端末情報DB546とに基づいて、Register信号を送信した携帯電話機の種別を特定する(ステップS302)。ここでは、P−CSCF(IPv4)は、Register信号を送信した携帯電話機が3G/3.9G通信規格にのみ対応するデュアル機種であることを特定する。
続いて、P−CSCF(IPv4)は、サーバアドレスDB547におけるI−CSCF(IPv6)及び経由するIP変換部704のアドレスリストからラウンドロビン等によってそれぞれ1つのアドレスを選択し、IP変換部704を経由してI−CSCF(IPv6)にRegister信号を送信する(ステップS303)。例えば、P−CSCF(IPv4)は、I−CSCF(IPv6)をルート情報に設定し、IP変換部704へRegister信号を送信する。
IP変換部704は、ルート情報に設定されているI−CSCF(IPv6)へRegister信号を送信する(ステップS304)。I−CSCF(IPv6)は、AS(IPv6)を選択してRegister信号を送信する(ステップS305)。AS(IPv6)は、ユーザ情報よりHSS(IPv6)を特定し、ユーザ登録を行う(ステップS306)とともに、HSS(IPv6)からユーザ情報のダウンロードを実施する(ステップS307)。
AS(IPv6)は、リクエストの処理が成功したことを示す200OK信号を、I−CSCF(IPv6)へ送信する(ステップS308)。続いて、I−CSCF(IPv6)は、受信した200OK信号を、IP変換部704へ送信する(ステップS309)。続いて、IP変換部704は、受信した200OK信号を、P−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS310)。続いて、P−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号を、携帯電話機200へ送信する(ステップS311)。
次に、3G端末の発信処理が行われた際の各サーバ装置の処理内容について説明する。図15は、3G端末の発信処理のシーケンスを示す図である。図15は、ユーザAAが所持する3G通信規格にのみ対応する携帯電話機100が発信処理を行った場合の各サーバ装置のシーケンスを示すものである。
図15に示すように、まず、携帯電話機100は、P−CSCF(IPv4)に対して、着番号を設定したINVITE信号を送信する(ステップS401)。ここで、INVITE信号について説明を行う。図16は、SIPのINVITE信号のイメージを説明するための図である。INVITE信号は、図16に示すように、例えば、接続相手先の電話番号、接続ドメインなどが規定される。
図15の説明に戻って、P−CSCF(IPv4)は、加入者DB528からI−CSCF(IPv4)を特定する(ステップS402)。例えば、図6の加入者DB528よりユーザAAはIPv4のI−CSCFに収容されていることから、P−CSCF(IPv4)はINVITE信号をI−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS403)。
続いて、I−CSCF(IPv4)は、ユーザが収容されているAS(IPv4)を特定してINVITE信号を送信する(ステップS404)。続いて、AS(IPv4)は、ユーザAAの状態を空き状態から発呼中状態に遷移させる(ステップS405)。続いて、AS(IPv4)は、着番号から、接続先にルーチングを行う。例えば、AS(IPv4)は、INVITE信号をI−CSCF(IPv4)へ送信し(ステップS406)、I−CSCF(IPv4)は受信したINVITE信号を接続先へ送信する(ステップS407)。
続いて、接続先は、リクエストの処理が成功したことを示す200OK信号を、I−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS408)。I−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号をAS(IPv4)へ送信する(ステップS409)。
AS(IPv4)は、接続先から送信された200OK信号を受信したら、呼状態を通信中に遷移させる(ステップS410)。そして、AS(IPv4)は、200OK信号をI−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS411)。
続いて、I−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号をP−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS412)。続いて、P−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号を携帯電話機100へ送信する(ステップS413)。
次に、3G/3.9G端末の第2呼発信が行われた際の各サーバ装置の処理内容について説明する。図17は、3G/3.9G端末の第2呼発信のシーケンスを示す図である。図17は、ユーザABが所持する携帯電話機200が、3.9G通信エリアに在圏している状態で第1呼の発信を行い、通話を継続した状態で3G通信エリアに移動してハンドオーバ(SRVCC)をした後、第2呼発信を行った場合の各サーバ装置のシーケンスを示すものである。したがって、図17のシーケンスが開始される前には、図16と同様に処理シーケンスがIPv6側のIMS網で実施され、AS(IPv6)によって、携帯電話機200の第1呼の状態は通信中に遷移されているものとする。
まず、第2呼発信の前に、第1呼を保留中にする操作が行われたら、AS(IPv6)は、携帯電話機200の第1呼の状態を保留中に遷移させる(ステップS501)。続いて、携帯電話機200は、P−CSCF(IPv4)に対して、着番号を設定したINVITE信号を送信する(ステップS502)。
P−CSCF(IPv4)は、加入者DB528からI−CSCF(IPv6)を特定する(ステップS503)。例えば、P−CSCF(IPv4)は、図6の加入者DB528よりユーザABはIPv6のI−CSCFに収容されていることを特定する。そして、P−CSCF(IPv4)は、図8のサーバアドレスDB547よりIP変換部704を選択し、I−CSCF(IPv6)をルート情報に設定したINVITE信号をIP変換部704へ送信する(ステップS504)。
続いて、IP変換部704は、設定されたルート情報をもとに、受信したINVITE信号をI−CSCF(IPv6)へ送信する(ステップS505)。続いて、I−CSCF(IPv6)は、ユーザが収容されているAS(IPv6)を特定してINVITE信号を送信する(ステップS506)。
AS(IPv6)は、ユーザABの第1呼の状態が保留中であることから、受信したINVITE信号に係る発信は第2呼発信であると認識して、第2呼の状態を空き状態から発呼中状態へ遷移させる(ステップS507)。続いて、AS(IPv6)は、着番号から、接続先にルーチングを行う。例えば、AS(IPv6)は、INVITE信号をI−CSCF(IPv6)へ送信する(ステップS508)。I−CSCF(IPv6)は、受信したINVITE信号を接続先へ送信する(ステップS509)。
続いて、接続先は、リクエストの処理が成功したことを示す200OK信号を、I−CSCF(IPv6)へ送信する(ステップS510)。I−CSCF(IPv6)は、受信した200OK信号をAS(IPv6)へ送信する(ステップS511)。
AS(IPv6)は、接続先から送信された200OK信号を受信したら、第2呼の状態を通信中に遷移させる(ステップS512)。そして、AS(IPv6)は、200OK信号をI−CSCF(IPv6)へ送信する(ステップS513)。
続いて、I−CSCF(IPv6)は、受信した200OK信号をIP変換部704へ送信する(ステップS514)。続いて、IP変換部704は、受信した200OK信号をP−CSCF(IPv4)へ送信する(ステップS515)。続いて、P−CSCF(IPv4)は、受信した200OK信号を携帯電話機200へ送信する(ステップS516)。
以上のように、本実施形態のサーバ装置(P−CSCF540)によれば、簡易な構成で携帯無線端末の呼状態を一元管理することができる。すなわち、本実施形態は、既存IMSネットワークであるIPv4網の入り口に配置されたP−CSCF540において、位置登録信号を送信した携帯電話機がシングル端末かデュアル端末であるかを判定する。そして、P−CSCF540は、シングル機種を所持する既存の加入者は既存IMS網(IPv4)で、デュアル機種を所持するデュアル加入者については、新規IMS網(IPv6)でユーザ情報をダウンロードし呼処理を実施する。したがって、デュアル機種を所持するデュアル加入者については、新規網での呼処理及び既存網利用時の呼処理も新規のIMS網(IPv6)で実施されることから、呼の状態が一元管理されることとなる。例えば、3.9Gから3Gへハンドオーバ(SRVCC)を実施したデュアル端末が発信した場合にも、IPv6IMS網にルーチングされ加入者状態を判定するため、3G/3.9Gの呼状態がIPv6IMS網に一元管理されることとなる。したがって、呼の状態が分散管理されることがないので、IPv4/IPv6ネットワーク間で呼の状態を共用するなどの仕組みを設けなくてもよく、処理が簡素化される。また、本実施形態によれば、既存IMS網への影響は、P−CSCF540の処理を変更するだけの最小限の対応となるので、簡易な構成で携帯無線端末の呼状態を一元管理することができる。
なお、上述の実施形態は、主にサーバ装置(P−CSCF540)及び通信制御方法を中心に説明したが、これに限らず、あらかじめ用意された通信制御プログラムをサーバ装置(コンピュータ)で実行することによって、上述の実施形態と同様の機能を実現することができる。すなわち、通信制御プログラムは、サーバ装置に、携帯無線端末に固有の識別情報を含み、前記携帯無線端末の位置情報の登録のために前記携帯無線端末から送信された位置登録信号に含まれる前記識別情報に基づいて、該位置登録信号を送信した携帯無線端末が第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定する処理を実行させる。また、通信制御プログラムは、サーバ装置に、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であると判定した場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第1のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる処理を実行する。また、通信制御プログラムは、サーバ装置に、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定した場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第2のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる処理を実行させる。なお、通信制御プログラムは、インターネットなどの通信ネットワークを介してコンピュータに配布することができる。また、通信制御プログラムは、サーバ装置に設けられたメモリ、ハードディスク、その他のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
100,200 携帯電話機
520,620 AS
530,630 I−CSCF
540 P−CSCF
541 端末側信号送受信部
542 呼制御処理部
543 判定部
544 位置登録処理部
546 端末情報DB
704 IP変換部
802 機種固有情報
804 端末種別

Claims (7)

  1. 携帯無線端末に固有の識別情報を含み、前記携帯無線端末の位置情報の登録のために前記携帯無線端末から送信された位置登録信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された位置登録信号に含まれる識別情報に基づいて、該位置登録信号を送信した携帯無線端末が第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第1のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させ、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第2のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる位置登録処理部と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 携帯無線端末に固有の複数の識別情報と、該複数の識別情報のそれぞれに対応付けられ、前記第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを特定する特定情報とを有する端末情報DBをさらに備え、
    前記判定部は、前記受信部によって受信された位置登録信号に含まれる識別情報と、前記端末情報DBとに基づいて、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記第1の通信規格は、第3世代移動通信規格であり、前記第2の通信規格は、第3.9世代移動通信規格である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  4. 前記第1のインターネットプロトコルは、インターネットプロトコルバージョン4であり、前記第2のインターネットプロトコルは、インターネットプロトコルバージョン6である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  5. 前記サーバ装置は、前記インターネットプロトコルバージョン4を用いた処理を行うP−CSCFサーバであり、
    前記位置登録処理部は、前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を、前記インターネットプロトコルバージョン6を用いた処理を行うサーバに実行させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ装置。
  6. サーバ装置に、
    携帯無線端末に固有の識別情報を含み、前記携帯無線端末の位置情報の登録のために前記携帯無線端末から送信された位置登録信号に含まれる前記識別情報に基づいて、該位置登録信号を送信した携帯無線端末が第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定し、
    前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であると判定した場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第1のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させ、
    前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定した場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第2のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる
    処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  7. 携帯無線端末に固有の識別情報を含み、前記携帯無線端末の位置情報の登録のために前記携帯無線端末から送信された位置登録信号を受信し、
    前記受信された位置登録信号に含まれる識別情報に基づいて、該位置登録信号を送信した携帯無線端末が第1の通信規格にのみ対応する機種であるか又は前記第1の通信規格及び第2の通信規格の両方に対応する機種であるかを判定し、
    前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格にのみ対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第1のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させ、
    前記位置登録信号を送信した携帯無線端末が前記第1の通信規格及び前記第2の通信規格の両方に対応する機種であると判定された場合には、前記位置登録信号に基づく位置登録処理を第2のインターネットプロトコルを用いた処理を行うサーバに実行させる
    ことを特徴とする通信制御方法。
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