JP5600824B2 - 溶接用裏当金 - Google Patents

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Description

本発明は、構造物の骨組みに用いる鉄骨を溶接するときにコラムに使用する溶接用裏当金(以下単に裏当金とする。)に関するものである。
近年、作業の合理化が求められる中、従来技術の折り曲げ加工による裏当金15は矩形枠状側面8aの曲げ近傍に八箇所の突起部分10aが突出していて裏当金取り付け作業者が片側面の四箇所の突起部分10aを削り取って平らにする作業をしている。
これまでに、端部内周縁に傾斜面を備えたことを特徴とする裏当金16が開発されている。(例えば、特許文献1参照。)
端部内周縁に傾斜面を備えた構造の裏当金16は、継手管材内部へ挿入した溶接棒24の先端の視認ができるように構成した特徴を有している。
一方、建築技術の向上と建築資材の省力化から薄板で形成される小径のコラムの需要が増加し、それに伴って精度の高い曲げRの小さな裏当金が求められるようになってきた。
実公平02−020327号公報
従来技術の折り曲げ加工の裏当金15は、図4に示すように矩形枠状側面8aの曲げ近傍の四箇所の突起部分10aを放置したままダイヤフラム11と組立て溶接すると裏当金15とダイヤフラム11の間の隙間が原因で本溶接の際に溶接欠陥が発生しやすいためその付近を削り取って平らにする作業をしなければならないという問題点があった。
また、四箇所の突起部分10aを放置したままダイヤフラム11と組立て溶接すると組立ての寸法精度が悪くなる問題点があった。
さらに、裏当金R形状部近傍の形状変化が大きく前記四箇所の突起部分10a付近を削りすぎるなどの削り方によっては本溶接での溶接欠陥の原因となる場合があった。
なお、端部内周縁に傾斜面を備えた構造の特許文献1の裏当金16は、本発明とは使用目的が異なっていて内周縁に傾斜面を備えた端部側にダイヤフラム11と当接する平面の部分がなく形状も異なっている。そのため、内周縁に傾斜面を備えた端部とダイヤフラム11を組立て溶接する方法では本溶接をすると溶融金属の抜け落ちが発生してしまうため使用できない。
一方、薄板で小径なコラムに対する9mmの肉厚の裏当金は折り曲げ加工に限界があるため製造が難しかった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを課題とする。具体的には、折り曲げ近傍の四箇所の突起部分を削り取って平らにする作業を省くことのできる裏当金を提供することを課題とする。さらに、折り曲げ精度の高い裏当金を提供することを課題とする。
本発明の裏当金は、矩形枠状を形成してコラムの内側面に配設され、帯状の金属板を一つ若しくは同形状の複数の部材からなる矩形枠状に折り曲げて形成される。前記コラムの一端面より突出して溶接される前記裏当金の一端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面と、この傾斜面と隣り合ってダイヤフラムと当接し溶接される前記裏当金の一端面と、この一端面から突出しない四箇所の折り曲げ近傍の突起部分と、を有してなることを特徴とし、裏当金の折り曲げ近傍の四箇所の突起部分が突出していないためその付近を削り取って平らにする作業をせずに組立て溶接ができる。
また、前記裏当金の他端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面を有してなることを特徴とする裏当金は、安定して曲げRを小さく加工することができる。
本発明の裏当金は、一端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面を設けた従来技術の折り曲げ加工されただけの構造のものであって、裏当金の折り曲げ近傍の四箇所の突起部分を削り取って平らにする作業をせずに効率よく従来と同様の方法で簡単にダイヤフラムと組立て溶接ができる。
図面を使って、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の裏当金1で、矩形枠状を構成し裏当金1の一端部3の内側面5に周方向に沿って傾斜する傾斜面9とそれと隣り合う裏当金一端面7とこの裏当金一端面7とほぼ平面上にある四箇所の折り曲げ近傍の突起部分10とが設けられるように帯状の金属板を折り曲げ加工されている。
図2に示すようにこの裏当金1は四箇所の折り曲げ近傍を削る作業をせずにそのままコラム12に収容され、前記内側面5に周方向に沿って傾斜する傾斜面9が設けられている裏当金1の一端部3をコラム一端面14より突出させて組立て溶接され、裏当金一端面7を図3に示すようにダイヤフラム11と当接させ組立て溶接される。
そして、溶接に十分な肉厚が確保され、隙間もなく組立て溶接されて本発明の裏当金1を間に挟んだコラム12とダイヤフラム11の本溶接時に溶融金属の抜け落ちがしないようになっている。
なお、図5及び図6に示すように裏当金の一端部の内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面は平面に限定されるものではなく裏当金17及び裏当金18のように断面が同形状で周方向に連続してできる凹面や凸面でもよく、図7に示す裏当金19のように切欠き状の形状でも目的を果たすことができる。
また、図8に示すように裏当金20の傾斜面9dと一端面7dの区切りがはっきりしていなくてもよい。
本発明の両端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面を有してなることを特徴とする図9及び図10の裏当金21や裏当金22の形状は、従来と同様の方法で無理がなく曲げRの小さな裏当金に折り曲げ加工されている。
本発明の第1実施例の溶接用裏当金を示した全体斜視図である。 本発明の第1実施例の溶接用裏当金をコラムに取り付けた状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施例の溶接用裏当金を示した正面図である。 従来例の曲げ加工された裏当金を示した正面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 本発明の他の実施例を示した断面図である。 従来例の端部内周縁に傾斜面を備えたことを特徴とする裏当金の断面図である。
1、溶接用裏当金
2、本体
3、裏当金一端部
3a、裏当金一端部
3b、裏当金一端部
3c、裏当金一端部
3d、裏当金一端部
3e、裏当金一端部
3f、裏当金一端部
4、裏当金他端部
5、裏当金内側面
5a、裏当金内側面
5b、裏当金内側面
5c、裏当金内側面
5d、裏当金内側面
5e、裏当金内側面
5f、裏当金内側面
6、裏当金外側面
7、裏当金一端面
7d、裏当金一端面
8、裏当金側面
8a、裏当金側面
9、傾斜面
9a、傾斜面
9b、傾斜面
9c、傾斜面
9d、傾斜面
9e、傾斜面
9f、傾斜面
10、裏当金突起部分
10a、裏当金突起部分
11、ダイヤフラム
12、コラム
13、コラム内側面
14、コラム一端面
15、従来技術の折り曲げ加工の裏当金
16、従来技術の裏当金
23、傾斜面
24、溶接棒

Claims (2)

  1. 矩形枠状を形成してコラムの内側面に配設される溶接用裏当金において、帯状の金属板を一つ若しくは同形状の複数の部材からなる矩形枠状に折り曲げて形成される本体と、前記コラムの一端面より突出して溶接される本体の一端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面と、この傾斜面と隣り合ってダイヤフラムと当接し溶接される本体の一端面と、この一端面から突出しない四箇所の折り曲げ近傍の突起部分と、を有してなることを特徴とする溶接用裏当金
  2. 本体の他端部内側面に周方向に沿って傾斜する傾斜面を有してなることを特徴とする請求項1の溶接用裏当金
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