JP5600480B2 - 導波管 - Google Patents

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Description

本発明は、電波を伝送するために用いる導波管に関する。
導波路の形状には様々なものがあり、その導波路の形状を実現するために導波管の構成が検討されている。
たとえば、導波路の長手方向の断面形状が一定の導波管、または、断面形状が単調に大きくなったり小さくなったりと変化するテーパー状の導波管を構成するには、押出し、鍛造、鋳造等を用いることで、導波路を周方向に継ぎ合わせることなく一体的に形成することが可能である。また、屈曲状導波路は、パイプ状の導波管の曲げ加工にて製造可能である。しかし、コーナーベンドや分岐路などを有する複雑な形状を形成するときに、導波管を周方向に一体的に構成することは困難である。この場合には、周方向に分割して製造した部品を接続して導波管を構成している。
分割された部品は、たとえば、金属材料に機械切削にて導波路となる溝を彫り込む方法、鋳造により溝を形成する方法、あるいは、溝が設けられた樹脂を成形した後で電気的導通性を備えるために金属メッキを施す方法などで製造される。これらの方法により製造された部品の接続には、たとえば特許文献1に示す導波管のように接着剤または接着シートが用いられたり、ロー付けや拡散接合が用いられたりしている。
しかし、これらの方法は、製造工程が複雑となったり、接着剤を硬化させるため部品などを高温状態に保持する設備が必要となったりするので、製造に要する時間が長くなり導波管の製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、ビスやリベットなどの締結子(締結部材)を用いて、分割された部品同士を接続することが検討されている。締結子で接続する方法は、簡単な設備で導波管の製造が可能であること、締結子自体が低コストであるなどの利点がある。
分割された部品同士のうち締結子で固定された部分の近傍は互いに確実に接続されているが、部品同士のうち締結子で固定された部分から離れた部分は、部品の反りや寸法誤差により隙間が生じる。
導波管において、電気的に接続されている部分の間隔が大きくなるほど(電気的に接続されていない恐れのある部分の長さが長くなるほど)、導波管から電波が漏れやすく(電波を遮断しにくく)なり伝送損失が大きくなる。また、複数の導波管が形成されている場合、アイソレーションの低下が生じる。使用する波長より短い間隔で締結子を設置することにより、これらの電波の漏れを抑制することが可能である。
特許第3650083号公報
しかしながら、導波管の遮断性能を向上させるために締結子を配置するピッチを小さくすると、使用される締結子の数が多くなり導波管の製造コストが高くなってしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、製造コストを抑えながらも電波の遮断性能を高めた導波管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の導波管は、第一の基準面が設けられた第一の部材と、前記第一の基準面に対向する第二の基準面が設けられた第二の部材と、を備え、前記第一の基準面および前記第二の基準面の少なくとも一方に溝状の導波路が形成された導波管であって、弾性を有して板状に形成された中間部材と、前記第一の部材と前記第二の部材とを、前記第一の基準面と前記第二の基準面との間に前記中間部材を挟んだ状態で固定する締結部材と、を備え、前記第一の基準面または前記中間部材のいずれか一方に、突出する突部が設けられ、前記突部は、前記中間部材の一部を塑性変形させて変形部を形成することにより、前記変形部に隣接して設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、第一の基準面または中間部材のいずれか一方に、突出する突部が設けられている。このため、第一の基準面と第二の基準面との間に中間部材を挟んだ状態で第一の部材と第二の部材とを締結部材により固定したときに、突部の位置で、第一の部材を中間部材に確実に接続させることができる。
第一の部材および第二の部材のうち締結部材で固定された部分の近傍は、中間部材を介して確実に接続されている。突部を設けることで、新たに締結部材を設けて製造コストが上昇することなく、締結部材から離間した位置において第一の部材と中間部材とを確実に接続させ、第一の部材と中間部材とが確実に接続されている部分の間隔を狭めることで、導波管の遮断性能を高めることができる。
また、弾性を有する中間部材に、より確実に突部を設けることができる。
また、上記の導波管において、前記中間部材には、舌状に形成された舌部が設けられ、前記舌部の基端側に前記変形部が形成されて前記舌部の先端部が突出することで、前記舌部が前記突部を構成していることがより好ましい。
一般的に、変形部はプレスにて圧延加工されるが、プレスは板材を延ばす加工である為、寸法精度が低下する。この発明によれば、変形部を舌部の基端側だけに形成することでプレスの抜き加工で製造可能となり、舌部の寸法精度を高めることができる。
また、上記の導波管において、前記第一の部材および前記第二の部材には、前記第一の部材と前記第二の部材とが前記中間部材を挟んだ状態で固定されたときに、前記変形部との接触をさけるように凹んだ逃げ部が形成されていることがより好ましい。
この発明によれば、変形部に第一の部材または第二の部材が接触することで、変形部が変形して突部の突出した形状が変化し、第一の部材が中間部材に接続しにくくなるのを防止することができる。
また、上記の導波管において、前記導波路の長手方向に一定の間隔で形成され、前記導波路を外気に連通させる複数の貫通孔部を有することがより好ましい。
この発明によれば、長手方向に形成された貫通孔部の間隔に対応する波長の電波用のアンテナとして導波管を用いることができる。
本発明の導波管によれば、製造コストを抑えながらも電波の遮断性能を高めることができる。
本発明の第1実施形態の導波管の側面断面図である。 図1中の切断線A1−A1の断面図である。 同導波管を分解した断面図である。 同導波管の中間部材の平面図である。 本発明の第2実施形態の導波管の正面断面図である。 同導波管を分解した断面図である。 図5の要部拡大図である。 本発明の第3実施形態の導波管の正面断面図である。 図8の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態の導波管の正面断面図である 図10の要部拡大図である。 同導波管の中間部材の要部の平面図である。 本発明の実施形態の変形例の導波管の正面断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る導波管の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。この導波管は、導体損失を抑えて電波を効率的に伝送するためのものである。
図1から図3に示すように、導波管1は、第一の基準面2aが設けられた第一の部材2と、第一の基準面2aに対向する第二の基準面3aが設けられた第二の部材3と、弾性を有して板状に形成された中間部材4と、第一の部材2と第二の部材3とを、第一の基準面2aと第二の基準面3aとの間に中間部材4を挟んだ状態で固定するビス(締結部材)5とを備えている。
第一の部材2および第二の部材3は、本実施形態では鋳造した金属で板状に形成されている。なお、第一の部材2および第二の部材3を形成する材料としては、金属や樹脂にメッキを施した部材などの導体(電気伝導体)を適宜選択して用いることができる。
第一の部材2の長手方向L(図2参照)には、第一の基準面2aから突出する突部8と、突部8に対応した形状に第一の基準面2aに対して凹んだ没部9とが交互に並べて設けられている。突部8および没部9は、第一の基準面2aの幅方向の両端部にそれぞれ並べて設けられている。突部8はほぼ円錐台の形状に形成されている。没部9はほぼ半球状に凹んでいる。そして、突部8を没部9に挿入したときに、突部8全体が没部9内に収容されるように、突部8および没部9の形状が設定されている。
第一の基準面2aの幅方向に並んだ一対の突部8の間には、長手方向Lに延びる溝状の導波路13が形成されている(図1参照)。
第一の部材2の長手方向Lの両端部には、ビス5に螺合する雌ネジ部10が形成されている。
第二の部材3の第二の基準面3aには、第一の部材2の突部8に対応する位置に没部11が、第一の部材2の没部9に対応する位置に突部12がそれぞれ設けられている。没部11は没部9と同一の形状に、突部12は突部8と同一の形状にそれぞれ形成されている。
第二の部材3の長手方向Lの両端部における雌ネジ部10に対応する位置には、ビス5を挿通する通し孔14が形成されている。
中間部材4は、りん青銅などの金属性の板バネ材で形成されている。中間部材4としては、弾性係数の小さい(低反発)導体を用いることが好ましい。本実施形態では、中間部材4の幅は、第一の部材2および第二の部材3の幅とほぼ等しく設定されている。
図4に示すように、中間部材4には、突部8および没部9に対応する位置に十字状の溝孔16が形成されている。溝孔16は、互いに交差する方向に延びる第一の孔部16aおよび第二の孔部16bを一体に構成することで形成されている。中間部材4の長手方向Lの両端部における雌ネジ部10に対応する位置には、ビス5を挿通する通し孔17が形成されている。
図3および図4に示すように、中間部材4は、外力を受けない自然状態では、溝孔16および通し孔17が形成されているだけで、平坦な板状に形成されている。一方で、中間部材4は、第一の部材2と第二の部材3との間に挟まれたときには、図2に示すように、中間部材4における一部の溝孔16の縁部に第一の部材2の突部8が当接することで前記縁部が第二の部材3の没部11側に湾曲するとともに、残りの溝孔16の縁部に第二の部材3の突部12が当接することで前記縁部が第一の部材2の没部9側に湾曲する。
このように構成された導波管1は、第一の部材2と第二の部材3との間に中間部材4を挟んだ状態で、ビス5を通し孔14、17を通して雌ネジ部10と螺合させることで一体に構成される。
以上説明したように、本実施形態の導波管1によれば、第一の基準面2aに突部8が設けられている。このため、第一の基準面2aと第二の基準面3aとの間に中間部材4を挟んだ状態で第一の部材2と第二の部材3とをビス5で固定したときに、突部8の位置で、第一の部材2を中間部材4に確実に電気的に接続させることができる。
第一の部材2および第二の部材3のうちビス5で固定された部分の近傍は、中間部材4を介して確実に電気的に接続されている。突部8を設けることで、新たにビス5を設けて製造コストが上昇することなく、長手方向Lに隣り合うビス5の間において第一の部材2と中間部材4とを確実に接続させ第一の部材2と中間部材4とが確実に電気的に接続されている部分の間隔を狭めることで、導波管1の電波の遮断性能を高めることができる。
たとえば、導波管1で波長が6mmの電波(ミリメートル波)を伝送する場合、ビス5、突部8および没部9のなかで長手方向Lに隣り合うものの間隔を波長以下である6mm以下に設定することで、電波の遮断性能を高めることができる。
また、突部8は第一の基準面2aに設けられ、第二の基準面3aには突部8に対応した形状に凹んだ没部11が設けられている。
中間部材4を挟んで第一の部材2と第二の部材3とをビス5で固定したときに、中間部材4のうち突部8で当接された部分は第二の基準面3a側に突出するように変形する。第二の基準面3aに没部11を設けることで、中間部材4における第二の基準面3a側に突出した部分の周囲を第二の基準面3aに接続しやすくすることができる。
中間部材4における突部8が当接する部分には、溝孔16が形成されている。したがって、中間部材4のうち溝孔16の縁部が突部8の形状に沿って変形しやすくなるので、第一の部材2と中間部材4とをより確実に接続させることができる。さらに、溝孔16により、中間部材4が変形する範囲を抑制することができる。
なお、本実施形態では、溝孔16の形状を十字状とした。しかし、溝孔の形状はこれに限ることなく、一方向のみに延びるスロット状や、円形の形状に形成してもよい。
また、没部9、突部8も同様の機能を満たすものであれば、形状は限定されない。また、図は、導波管の構成要素を示したものであり、本要素の導波管を幅方向に複数並べたり、積層したりしたものにも適用できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5から図7を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5および図6に示すように、本実施形態の導波管21は、第一の基準面2aに突部8および没部9を設けることなく第一の基準面2aが平坦に形成された第一の部材22と、第二の基準面3aに没部11および突部12を設けることなく第二の基準面3aが平坦に形成された第二の部材23と、第一の部材22と第二の部材23との間に挟まれた状態で固定された中間部材24と、前述のビス5とを備えている。
中間部材24は、第1実施形態の中間部材4の溝孔16に代えて、第一の基準面2a側に突出する突部25と、第二の基準面3a側に突出する突部26とが長手方向Lに交互に設けられている。
第一の部材22と第二の部材23とを間に中間部材24を挟んでビス5で固定することで、図7に示すように、中間部材24の突部25を第一の基準面2aに、突部26を第二の基準面3aに、突部25、26を変形させながら確実に電気的に接続することができる。
このように構成された本実施形態の導波管21によれば、製造コストを抑えながらも電波の遮断性能を高めることができる。
さらに、一般的に、導波管の電気的性能を向上させる為には、第一の基準面2aと中間部材24との隙間の発生を抑制する必要があり、第一の基準面2aおよび第二の基準面3aを研磨して平坦度を高めることが行われているが、第一の基準面2aおよび第二の基準面3aに突部8および突部12を設けないことで、第一の基準面2aおよび第二の基準面3aを容易に研磨することができる。
なお、突部25と突部26とが長手方向Lに交互に設けられている必要はなく、突部25と突部26とが長手方向Lにランダム(無作為)に形成されていてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8および図9を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8に示すように、本実施形態の導波管31は、第一の部材32と、第二の部材33と、第一の部材32と第二の部材33との間に挟まれた状態で固定された中間部材34と、前述のビス5とを備えている。
以下では、まず、中間部材34について説明する。
中間部材34には、上記第2実施形態の中間部材24の突部25、26に代えて、第一の基準面2a側に突出する突部35と、突部35に隣接して設けられた変形部36とが長手方向Lに間隔を空けて複数設けられている。変形部36は、中間部材34の表面が延びる方向を変化させるものであり、本実施形態では、変形部36は中間部材34の一部を第二の基準面3a側に塑性変形させて形成されている。また、変形部36に隣接して設けられた突部35は、中間部材34における変形部36の周囲の部分から中間部材34の厚さ方向に突出することになる。
図9は、第一の部材32と第二の部材33との間で挟まれてビス5で固定された状態での中間部材34の形状を示している(この形状の詳細については後述する)。図9中の2点鎖線は、外力が作用しない自然状態での中間部材34の形状を示している。自然状態においては、突部35、変形部36は、位置Q1、位置Q2にそれぞれ配置される。
図8および図9に示すように、第一の部材32には、第2実施形態の第一の部材22の各構成に加えて、突部35に当接するために凹んだ当接部37が突部35に対応する位置に形成されている。一方で、第二の部材33には、第2実施形態の第二の部材23の各構成に加えて、第二の基準面3aから所定の形状に凹んだ逃げ部38が変形部36に対応する位置に形成されている。
図9に示すように、自然状態で位置Q1、位置Q2に配置された突部35、変形部36は、中間部材34が第一の部材32および第二の部材33に挟まれた状態で固定されたときに、突部35が当接部37の表面に当接することで、突部35および変形部36は当接部37から離間する方向に変形しながら移動し、図中の突部35、変形部36として示された位置に移る。
本実施形態における逃げ部38の寸法は、以下のように設定されている。逃げ部38の長手方向Lの幅X1は、変形部36の長手方向Lの幅X2より大きく設定されている。そして、逃げ部38の第二の基準面3aからの深さX3は、突部35が当接部37の表面に当接して変形部36が変形したときの第二の基準面3aから変形部36までの最大距離X4より大きく設定されている。
以上のように構成されているので、第一の部材32と第二の部材33とが中間部材34を挟んだ状態で固定されたとき、変形部36が第一の部材32と第二の部材33に潰されることなく塑性変形状態を保つことで、電気的接続を保持することができる。
このように構成された本実施形態の導波管31によれば、製造コストを抑えつつ、電波の遮断性能を高めることができる。
そして、第二の部材33には逃げ部38が形成されている。変形部36が第二の部材33に接触すると、変形部36および突部35の塑性変形形状が維持できなくなり、第一の部材32が中間部材34に接続しにくくなる恐れがある。本実施形態では、第二の部材33に逃げ部38が形成されているので、中間部材34の塑性変形が維持でき、接触力を保持することができる。
なお、本実施形態では、逃げ部38および変形部36を第二の部材33側に形成した。しかし、変形部36は本形状に限られるものでない。突部が第一の部材32により当接される前後のいずれの状態においても、変形部が中間部材34の第一の基準面2a側に位置している場合には、逃げ部を設けなくてもよい。また、逃げ部を第一の部材32に形成したり、第一の部材32および第二の部材33の両方に形成したりしてもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図10から図12を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図10および図11に示すように、本実施形態の導波管41は、第3実施形態の導波管31の中間部材34に代えて中間部材44を備えている。
図11および図12に示すように、中間部材44には、上記第3実施形態の中間部材34の突部35および変形部36に代えて、舌状に形成された舌部45と、舌部45に隣接して設けられた変形部46とが長手方向Lに間隔を空けて複数設けられている(図10参照。)。なお、図10において変形部46は示していない。舌部45の基端側に隣接して変形部46が形成されて舌部45の先端部が突出することで、舌部45が突部を構成している。
なお、本実施形態において、第二の部材33の逃げ部38は、第一の部材32と第二の部材33とが中間部材44を挟んだ状態で固定されたときに、変形部46との接触をさけるように一定の寸法に凹んだ形状に形成されている。
そして、中間部材44が第一の部材32および第二の部材33に挟まれた状態で固定されたときに、図11に示すように、舌部45が当接部37の表面に当接することで、第一の部材32の当接部37と中間部材44の舌部45とが電気的に接続される。
このように構成された本実施形態の導波管41によれば、製造コストを抑えつつ、電波の遮断性能を高めることができる。
一般的に、塑性変形部はプレスにて圧延加工されるが、プレスは板材を延ばす加工である為、寸法精度が低下する。したがって、変形部46を舌部45の基端側だけに形成することでプレスの抜き加工で製造可能となり、舌部45の寸法精度を高めることができる。
以上、本発明の第1実施形態から第4実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
たとえば、上記第1実施形態から第4実施形態では、第一の部材および第二の部材の少なくとも一方が複数の層で構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態から第4実施形態の導波管においては、導波管が導波路13を外気に連通させる複数の貫通孔部を有するように構成してもよい。これらの貫通孔部は長手方向Lに一定の間隔で形成される。
たとえば、図13に示す導波管51は、第1実施形態の導波管1の各構成に加えて貫通孔部52を備えている。貫通孔部52は、中間部材4に長手方向Lに一定の間隔で形成されたスロット53と、第二の部材3に形成され、複数のスロット53に連通する連通孔54とを有している。
本変形例の導波管51は、貫通孔部50を有することで導波管アンテナとしても用いることができ、導波管アンテナを安価に構成することができる。
また、上記第1実施形態から第4実施形態では、導波路は第一の基準面に形成されていたが、導波路は第二の基準面に形成されていてもよいし、第一の基準面および第二の基準面の両方に形成されていてもよい。
1、21、31、41、51 導波管
2、22、32 第一の部材
2a 第一の基準面
3、23、33 第二の部材
3a 第二の基準面
4、24 中間部材
5 ビス(締結部材)
8、25、35 突部
11 没部
13 導波路
16 溝孔
36、46 変形部
38 逃げ部
45 舌部(突部)
52 貫通孔部

Claims (4)

  1. 第一の基準面が設けられた第一の部材と、前記第一の基準面に対向する第二の基準面が設けられた第二の部材と、を備え、前記第一の基準面および前記第二の基準面の少なくとも一方に溝状の導波路が形成された導波管であって、
    弾性を有して板状に形成された中間部材と、
    前記第一の部材と前記第二の部材とを、前記第一の基準面と前記第二の基準面との間に前記中間部材を挟んだ状態で固定する締結部材と、
    を備え、
    前記第一の基準面または前記中間部材のいずれか一方に、突出する突部が設けられ、
    前記突部は、前記中間部材の一部を塑性変形させて変形部を形成することにより、前記変形部に隣接して設けられていることを特徴とする導波管。
  2. 前記中間部材には、舌状に形成された舌部が設けられ、
    前記舌部の基端側に前記変形部が形成されて前記舌部の先端部が突出することで、前記舌部が前記突部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の導波管。
  3. 前記第一の部材および前記第二の部材には、前記第一の部材と前記第二の部材とが前記中間部材を挟んだ状態で固定されたときに、前記変形部との接触をさけるように凹んだ逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の導波管。
  4. 前記導波路の長手方向に一定の間隔で形成され、前記導波路を外気に連通させる複数の貫通孔部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の導波管。
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