JP5599796B2 - 負荷時タップ切換変圧器の巻線タップ間で無瞬断切換を行うための方法 - Google Patents

負荷時タップ切換変圧器の巻線タップ間で無瞬断切換を行うための方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体スイッチ素子を用いて負荷時タップ切換変圧器の巻線タップ間で無瞬断切換を行うための方法に関する。
半導体スイッチ素子を使用するかかる方法は、特許文献1から知られている。その文献に記載されている方法は、電気的なスイッチ手段、すなわちIGBTと、機械的な接点との両方を用いて行われる。実際の負荷切換は、ブリッジ整流器内のダイオードを備える2つのIGBTによって負荷電流のゼロ交差時に行われるように構成される。この既知の方法に必要な一要素は、電流ゼロ交差の時点で負荷切換を導入するための前提条件として、各回の電流ゼロ交差を認識して検知することである。
特許文献2から、IGBTスイッチ装置を用いたさらなる方法が知られており、その方法では、電力変圧器の制御巻線のタップが、2つのIGBTの直列接続部を介して、共通の負荷放電部(Lastableitung)に接続される。この既知の方法は、パルス幅変調の原理に従って行われる。すなわち、その際、さらなる方法ステップにおいて、ステップ巻線の過渡無効リアクタンス(transiente reaktive Reaktanz)(TER)によって回路電流の制限が行われる。
この方法では、切り換えるべきそれぞれの負荷時タップ切換変圧器に負荷時タップ切換器を特別に適合させることが必要である。言い換えると、負荷時タップ切換変圧器と負荷時タップ切換器は互いに適合され、電気的に相互作用する。したがって、この既知の方法は、特定の変換器向けに作られたものではない個別の汎用性のある負荷時タップ切換器での使用には適さない。
国際公開第01/22447号パンフレット 国際公開第97/05536号パンフレット
本発明の目的は、冒頭で挙げた種類の方法であって、簡単に構成され、高い機能性を有し、厳密に負荷電流のゼロ交差の時点で切り換える必要がない方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、いつでも、すなわち切り換えるべき具体的な負荷時タップ切換変圧器に適合させなくても機能し得る相応の方法を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴をもつ方法によって解決される。従属請求項は、本発明の特に有利な改良形態に関する。
さらに、この目的は、請求項1と同等の請求項3の特徴をもつ修正された方法によって解決される。
本発明による方法は、バリスタを、以前より従来技術から知られているように過電圧保護のための構成要素として使用するのではなく、対応する方法ステップによって、一方の側から他方の側に、すなわちそれまでオンに切り換えられていた巻線タップから、新たにオンに切り換えるべき巻線タップに負荷時タップ切換器の負荷電流を転流するために使用するという本発明の全般的な思想を根底に置く。
本発明による方法では、特別に寸法設計された、各IGBTに並列に接続されたバリスタが新規の機能を行う。電源電圧によって発生された印加負荷電流が、オフに切り換えられるIGBTから並列に位置するバリスタに転流された(小さい転流回路)後、負荷電流が流れるバリスタは、そのI−U特性曲線に対応して電圧を生成し、この電圧は、電流の瞬時値への依存が比較的小さく、OLTCの切換プロセス中に実質的に一定である。
ここで、バリスタは、最大電流のピーク値がかかるときに生じるバリスタ電圧が、IGBTの最大逆電圧に対してまだ十分な安全マージンをもつように寸法設計される。
他方で、オフに切り換えられるOLTC側から、ステップ電圧を介して、負荷電流を受け取る側に負荷電流が転流できる(大きい方の転流回路)ように、バリスタのクランプ電圧(1mAでのUvar)は、最大ステップ電圧のピーク値よりも明らかに高くなければならない。
バリスタでの電圧降下の瞬時値とステップ電圧の瞬時値との差ΔUにより、ステップ巻線の漏れインダクタンスおよびパワーインダクタンスを介して負荷時タップ切換器の受電側へ負荷電流が転流し、差ΔUが転流プロセスのdi/dtを決定する(ΔU=LKom・di/dt)。
本発明の方法の範囲内でのバリスタが、従来技術で知られているように過渡過電圧の低減には作用しないことは明らかである。本発明の方法では、バリスタは、方法の一要素として、バリスタの分野では典型的でなく、従来技術では提案されていない以下の機能を担う。
・確実にオフに切り換わるIGBTからの負荷電流の受取り。
・負荷電流の瞬時値に依存せずに、IGBTの最大逆電圧と最大ステップ電圧のピーク値との間の電圧域内になければならない電圧降下の発生。
・負荷時タップ切換器の送電側から、逆向きのステップ電圧を介して、負荷時タップ切換器の受電側に負荷電流を転流する電圧時間領域の提供。
Figure 0005599796
上に挙げた機能をバリスタが提供することで、パワーエレクトロニクス転流プロセスが劇的に単純化されて軽減される。
・確実に切り換わるIGBTへのわずかなエネルギー入力。
・転流プロセスにおいて、オフに切り換わる側で必然的に生じる損失エネルギー
Figure 0005599796
が、特に、厳しい転流要件(負荷電流のより高い瞬時値、逆向きのステップ電圧のより高い瞬時値、切り換えられたステップの大きな漏れインダクタンス)の場合に、大部分はバリスタによって、わずかな部分のみがオフに切り換わるIGBTによって受け取られる。
・このことにより、パワーエレクトロニクススイッチ群の非常に簡単で安価な寸法設計が可能になる。なぜなら、かなり小さく、高価であり、容量の面での変更がわずかしかできないIGBTチップの容量に比べて、バリスタを用いた場合のエネルギー容量は適宜変更可能であり、相当大きいからである。
・バリスタによって負荷電流を導くこと、バリスタによって所要の転流電圧時間領域を提供すること、および同様にバリスタによって、その際に生じる損失エネルギーを受け取ることのさらなる好ましい効果として、オフに切り換わるIGBT群のオフ切換時点と受電側IGBT群のオン切換時点の同期に関して、非常に広い許容範囲が得られる。以下の切換モードが可能であり許容される。
・間断
オフに切り換わる側のオフ切換プロセスが、受電側のオン切換プロセスの前に行われる。それに対応して、オフに切り換わる側の2つのバリスタの一方を介する負荷電流の電流通過時間が延びる。
・同時
2つのIGBT群のオフ切換プロセスとオン切換プロセスが同時に行われる。通常、バリスタでの追加の負荷電流印加時間がない。
・重畳
負荷時タップ切換器の受電側のオン切換プロセスが、オフに切り換わる側のオフ切換プロセスの前に行われる。重畳時間中、2つのIGBT群が閉じられ、それにより、この時間中に、ステップ電圧が循環電流を生成し始める。発生する循環電流のdi/dtは、重畳期間中のステップ電圧の瞬時値、および循環電流の回路インダクタンスに依存する。循環電流は、オフに切り換わる側で負荷電流に加わり、オフ切換プロセスの瞬間まで、合計として転流放出することができる電流(I(t)+I(t))が徐々に増加する。これにより、オフに切り換わる側で生じる転流損失エネルギーが上昇し、転流プロセスが長くなる。
本発明による方法は、従来技術に勝る以下のような一連の利点を有する。
両方のIGBT群を同時にオンとオフに切り換えるときに、損失が最小になり、かつ転流時間が最短になる。
稼動年数と共に、構成部品の老化および制御エレクトロニクスの動作点のずれにより、重畳または間断切換挙動が約±10μsのオーダーで調節される場合でも、本発明によるスイッチ概念ではそれにより機能故障が生じない。
転流損失が多少上昇するにすぎず、また転流時間もいくぶん長くなるにすぎない。
・上述した3つの切換モードいずれにおいても、バリスタのオーム/抵抗エネルギー受取りにより、重要な好ましい副作用として、切換プロセス時に電流および電圧プロファイルが顕著に減衰する。そのような迅速な転流プロセス(10μsのオーダー)においてステップ巻線の巻線キャパシタンスおよび漏れインダクタンスとの関連で予想されることがあった外乱振動は、バリスタの強い減衰作用により生じ得ない。
さらに、バリスタにおいて負荷電流が流れることで生じる電圧は比較的一定であり、その結果、転流プロセスで一定のdi/dtが発生する。このことにより、強い励振がさらに生じにくくなる。
・負荷電流が非常に高い場合には、それ自体知られている様式で電流ゼロ交差検出を行い、負荷電流の非常に小さい瞬時値において、電流ゼロ交差に時間的に近接して切換または転流プロセスを行うことが考えられる。
この手段は、IGBTおよびバリスタの電流負荷および転流損失エネルギーを大幅に減少させ、かつ転流時間を短縮する。
電流ゼロ交差付近で切換を行うことにより、変更することができないパワーエレクトロニクス素子ハードウェアにおいて、負荷時タップ切換器の定格切換能力データを大幅に向上させることができる。
以下、本発明による方法を、図面に基づいて例としてより詳細に説明する。
第1の本発明による方法の概略的な流れ図である。 本発明による方法を実施するのに特に適した、IGBTと各IGBTに並列に接続されたバリスタとの第1の回路を示す図である。 本発明による方法を実施するためのさらなる変形回路を示す図である。 簡略化した本発明による第2の方法の概略的な流れ図である。
図1は、本発明による第1の方法の概略的な流れ図を示す。この方法は、負荷時タップ切換変圧器のそれまでの巻線タップから新たな巻線タップへの切換を行うべき負荷時タップ切換器において、2つの負荷分岐部が提供され、これら2つの負荷分岐部が、1つの機械的なスイッチDS、DSと、それに直列に配置された直列接続部とを介して、1つの共通の負荷放電部に電気的に接続することができ、直列接続部がそれぞれ、各1つの並列のダイオードdan、dap;dbn、dbpを有する2つの逆向きに接続されたIGBT Ian、Iap;Ibn、Ibpからなり、上記の各IGBTに並列に各1つのバリスタVan、Vap;Vbn、Vbpが接続されることを基礎とする。2つの負荷分岐部はそれぞれ、主固定接点MCまたはMCによって橋絡することができるはずである。
第1のステップとして、作動接点として機能する両側の機械的なスイッチDSおよびDSが閉じられる。
その後、オフに切り換わる側のIGBT Ian、Iapに開始電圧が印加される。
その後、オフに切り換わる側の主固定接点MCが開かれる。
さらにその後、オフに切り換わる側のIGBTへの負荷電流Iの転流が生じる。
ここで、オフに切り換わる側のこれらのIGBT Ian、Iapはオフ切換命令を受け、それに対し、オンに切り換えるべき側のIGBT Ibn、Ibpはオン切換命令を受ける。
その結果、オフに切り換わる側のIGBT IanおよびIapは、「確実に」オフに切り換わる。
ここで、本発明によれば、負荷電流は、オフに切り換わる側のバリスタVanおよびVapに転流される。
その後、この負荷電流は、オンに切り換えるべき受電側のIGBT Ibn、Ibpに転流される。
さらにその後、受電側の主固定接点MCが閉じられる。
続いて、受電側のIGBT IbnおよびIbpが、非導通状態に切り換えられる。
最後の方法ステップは、機械的な接点DSおよびDSを開くことであり、これらの開いた接点が、ステップ巻線に有効となり得る過渡電圧要求からIGBTを保護する。
図2は、図1による方法を実現するのに特に適した回路を示す。ここで、2つの巻線タップtap nおよびtap n+1はそれぞれ、1つの機械的なスイッチDSまたはDSと直列接続部とを介して、負荷時タップ切換器放電部に接続され、直列接続部はそれぞれ、2つのn側の逆向きに接続されたIGBT IanとIapおよびn+1側のIGBT IbnとIbpとからなる。各IGBTに並列に1つのダイオードdan、dap;dbn、dbpが設けられ、その際、各負荷分岐部において2つのダイオードが互いに逆向きに接続される。
さらに、各IGBTそれぞれに並列に各1つのバリスタVan、VapまたはVbn、Vbpが設けられる。
最後に、定常動作時にスイッチ機構全体をそれぞれ橋絡する各側にある主固定接点MCまたはMCも示される。両側のIGBT Ian、Iap;Ibn、Ibpは、従来技術から知られている1つの共通のIGBTドライバ(概略的にのみ図示)によって制御される。
バリスタVan、VapまたはVbn、Vbpは、それらのバリスタ電圧が、それぞれ並列のIGBTの最大ブロック電圧よりも低く、しかしステップ電圧の最大瞬時値よりも大きくなるように寸法設計される。
以下、本発明による方法、すなわち、例えば、tap nからtap n+1への切換シーケンスを、この回路に基づいてもう一度より詳細に説明する。基本位置では、負荷電流は、tap nから主固定接点MCを介して負荷時タップ切換器放電部Yに流れる。
切換シーケンスの第1のステップとして、作動接点DSおよびDSが閉じられる。
次いで、IGBT IanおよびIapのゲートに開始電圧が印加される。ここで主固定接点MCが開かれ、負荷電流IをIGBT群Ian/Iapに転流させる。IがIGBT群Ian/Iapを流れ始めてから10ms未満で、これらのIGBTがオフ切換命令を受け、それと同時にIGBT群Ibn/Ibpが(少なくとも通常は)オン切換命令を受ける。
オフに切り換わるIGBTで発生する電圧は、並列に位置しているバリスタに伝わる。数百ns後にバリスタのクランプ電圧に達すると、バリスタが導通し始め、IGBTでの電圧が以下の2つの成分に分かれる。
−まだわずかに上昇するバリスタ電圧。
−IGBTと並列のバリスタとの間での小さい転流回路のL・di/dt。
IGBTへのバリスタの結合はインダクタンスが非常に低いので、IGBTからバリスタへの最大負荷電流の転流は0.1〜1μs以内に生じる。
バリスタは、負荷電流が流れるバリスタの電圧が、一方では並列のIGBTの最大ブロック電圧未満であり、他方ではステップ電圧の最大瞬時値よりも高い電圧範囲で変動するように寸法設計される。
バリスタ電圧の瞬時値がステップ電圧の瞬時値を超えていると、A側からほぼ一定のdi/dtで負荷電流が転流放出し、ステップ電圧およびステップ巻線Lσの漏れインダクタンスを介して同じdi/dt(この場合は正)でB側に移り進む(大きい方の転流回路)。A側でバリスタを通って流れる電流が連続的に減少するにも関わらず、バリスタ電圧は、1次近似では一定である。
約10μs後、電流が流れているA側のバリスタから、導通しているB側のIGBTに負荷電流がすべて転流する。A側の電流が値0に近づくことにより、スイッチ群Aでの電圧は根本的に変わる。
バリスタ電圧が崩壊し、過渡的な
Figure 0005599796
が消滅し、IGBT−バリスタ群Aにステップ電圧が現れ、このステップ電圧は、一方の遮断するIGBTおよびそれぞれ並列に位置するバリスタの極性に依存する。ステップ電圧のピーク値がかかった場合でさえ、バリスタは、有意な電流を通さない。
A側からB側への負荷電流のパワーエレクトロニクス転流が始まって10ms未満で、主固定接点MCが閉じられ、IGBT群Bが分流される。次いで、IGBT Ibn/Ibpは、ゲート制御によって非導通状態に切り換えられる。
切換シーケンスは、機械的な作動接点DSおよびDSを開くことで終了し、これらの開いた接点が、ステップ巻線で有効となり得る過渡電圧要求からIGBTを保護する。
図3に、請求項1による方法を実施するのに適した変形回路が示されており、この回路では、各側の2つのバリスタVan、VapまたはVbn、Vbpが、それぞれ共通のバリスタVまたはVにまとめられている。ここでも同様に、各側の各機械的なスイッチDSまたはDSとそれに関連する側の各バリスタVまたはVとが、共通の負荷放電部に通じる直列接続部を形成する。
図4に、本発明によるさらなる変形方法が示され、この方法は、流れの簡略化を根底に置いており、機械的なスイッチは設けられない。負荷電流を転流するためにバリスタを使用するという本発明の全般的な思想は、この方法でも実現される。
このさらなる方法は、負荷時タップ切換器においてやはり2つの負荷分岐部が提供され、2つの負荷分岐部がそれぞれ、2つの逆向きに接続されたIGBT Ian、Iap;Ibn、Ibpからなる直列接続部を含み、各IGBTに並列に1つのダイオードdan、dap;dbn、dbpが接続されることを基礎とする。上記の各IGBT Ian、Iap;Ibn、Ibpに並列に各1つのバリスタVan、Vap;Vbn、Vbpが接続される。
切換の開始として、オフに切り換わる側のIGBT IanおよびIapが負荷電流を導く。
その後、これらのIGBTがオフ切換命令を受け、オンに切り換わる側のIGBT IbnおよびIbpがオン切換命令を受ける。オフに切り換わる側のIGBTは、「確実に」オフに切り換わる。その後、本発明によれば、負荷電流が、オフに切り換わる側のバリスタVanおよびVapに転流される。
さらにその後、負荷電流が、受電側のIGBT IbnおよびIbpに転流されて、そこから導かれる。
既に述べたように、この簡略化した方法は、機械的な作動接点および機械的な主固定接点を有さず、定常動作時に負荷電流がIGBTから導かれる負荷時タップ切換器を基礎とする。図1に示される方法と図4に示される方法はどちらも同じ発明思想に則っており、本発明の課題を同様に解決する。
最後に、従来技術に勝る本発明による方法の既に詳述した利点をもう一度まとめる。
・IGBTの熱的過負荷を伴わずに負荷電流の各任意の瞬時値において切換を行えるオプション。
・負荷時タップ切換器のA側→B側またはB側→A側の非常に迅速な負荷電流転流プロセス(約10μs以内)。
・外乱振動の回避。
・ステップ電圧および定格通過電流の限界値を超えていない限り、各負荷時タップ切換器を、命令された場合の(Bestellfalls)具体的な定格ステップデータ(ステップ電圧、定格通過電流、漏れインダクタンス)に合わせて適合させることは不要である。
・2つのIGBTスイッチ群のスイッチ時間のずれに関して非常に広い許容範囲を有するロバストで本質的に安全な転流コンセプト。比較的長時間の動作後も再調整が不要である。

Claims (3)

  1. 2つの負荷分岐部(tap n、tap n+1)を有する負荷時タップ切換変圧器の巻線タップ間で無瞬断切換を行うための方法であって、
    前記2つの負荷分岐部(tap n、tap n+1)がそれぞれ、1つの機械的なスイッチ(DSa 、DSb )と、前記機械的なスイッチ(DSa 、DSb )に直列に配置された直列接続部とを介して、1つの共通の負荷放電部に接続可能であり、前記直列接続部が、2つの逆向きに接続されたIGBT(Ian、Iap;Ibn、Ibp)からなり、 各IGBT(Ian、Iap;Ibn、Ibp)に並列に1つのダイオード(dan、dap;dbn、dbp)が設けられ、
    各IGBT(Iap、Iap;Ibn、Ibp)に並列に1つのバリスタ(Van、Vap;Vbn、Vbp)が設けられ、
    前記2つの負荷分岐部(tap n、tap n+1)をそれぞれ、1つの機械的な主固定接点(MCa 、MCb )で橋絡することができる方法であって、
    −両側の作動接点DSa 、DSb を閉じるステップと、
    −オフに切り換わる側のIGBT Ian、Iapのゲートに開始電圧を印加し、それにより前記IGBT Ian、Iapをオンに切り換えるステップと、
    −オフに切り換わる側の主固定接点MCa を開くステップと、
    −オフに切り換わる側のIGBTに負荷電流IL を転流するステップと、
    −オフに切り換わる側のIGBT Ian、Iapをオフに切り換え、オンに切り換わる側のIGBT Ibn、Ibpをオンに切り換え、その際、オフに切り換わる側のIGBT I an 、I ap からそれと並列のバリスタV an 、V ap に負荷電流を転流させた後、オフに切り換わる側のバリスタV an 、V ap からオンに切り換わる側のIGBT I bn 、I bp に負荷電流を転流させて、それまでオンに切り換えられていた巻線タップから新たにオンに切り換えるべき巻線タップに負荷電流を転流することによって、オフに切り換わる側のIGBT Ian、Iapが「確実に」オフに切り換わるようにするステップと、
    −受電側の主固定接点MCb を閉じるステップと、
    −受電側のIGBT IbnおよびIbpをオフに切り換えるステップと、
    −両側の機械的な接点DSa およびDSb を開くステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 電流ゼロ交差検出がさらに行われ、切換または転流プロセスが、負荷電流の前記電流ゼロ交差に時間的に近接して行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 2つの負荷分岐部(tap n、tap n+1)を有する負荷時タップ切換変圧器の巻線タップ間で無瞬断切換を行うための方法であって、
    前記2つの負荷分岐部(tap n、tap n+1)がそれぞれ、2つの逆向きに接続されたIGBT(Ian、Iap;Ibn、Ibp)からなる直列接続部を備え、
    各IGBT(Ian、Iap;Ibn、Ibp)に並列に1つのダイオード(dan、dap;dbn、dbp)が接続され、
    各IGBT(Ian、Iap;Ibn、Ibp)に並列に1つのバリスタ(Van、Vap;Vbn、Vbp)が接続される方法であって、
    −まず、オフに切り換わる側のIGBT IanおよびIapを通して負荷電流を導くステップと、
    −その後オフに切り換わる側のIGBT Ian、Iapをオフに切り換え、オンに切り換わる側のIGBT Ibn、Ibpをオンに切り換え、その際、オフに切り換わる側のIGBT I an 、I ap からそれと並列のバリスタV an 、V ap に負荷電流を転流させた後、オフに切り換わる側のバリスタV an 、V ap からオンに切り換わる側のIGBT I bn 、I bp に負荷電流を転流させて、それまでオンに切り換えられていた巻線タップから新たにオンに切り換えるべき巻線タップに負荷電流を転流することによって、オフに切り換わる側のIGBT I an 、I ap が「確実に」オフに切り換わるようにするステップと、
    備える方法。
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