JP5599048B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
以下の課題が生じた。即ち、記録材の種類によってはHT画像のようなハイライト画像では横スジが発生してしまった。これは、弾性層が記録材表面の凹凸に対して追従するようにした結果、二次転写ニップ位置で記録材と弾性中間転写ベルトが押圧されると、記録材のエッジに対応した段差が弾性中間転写ベルトにできてしまうことが前提となる。そして、この段差が解消されないまま弾性中間転写ベルトに潤滑剤が塗布されてしまったために、塗布ムラが生じてしまったことが原因である。
(画像形成装置)
図1に本実施形態のフルカラー画像形成装置(複写機能、プリンタ機能、FAX機能を併せ持つ複合機)の概略断面図を示す。また、図2に本画像形成装置における画像形成ステーションの概略断面図を示す。
弾性中間転写ベルト7は、図3に示すように基層71上に弾性層72に設けており、記録材表面の凹凸による当接圧の振れを吸収し、長手方向(移動方向に交差する方向)
において略均一な二次転写ニップ幅が得られるようになっている。基層71の材料としては、回転駆動中におけるベルトのしわの発生を防止するために、剛性の高い樹脂を用いることが望ましい。具体的にはPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)及びポリカーボネート等の剛性の高い樹脂である。また基層71の厚さとしては、0.02mm〜0.50mmの範囲が望ましい。これは、薄すぎると磨耗による十分な耐久性が得られなくなったり、厚すぎるとテンションローラ16、支持軸17で適当に曲がらずに凹みや折れが発生したりするためである。
弾性中間転写ベルト7表面における、回転可能な支持軸17に対応する位置(ニップ部を形成する二次転写ニップT2より下流側)には、潤滑剤塗布装置が当接されている。
上述した画像形成装置を用いて画像を形成していると、記録材Pの進行方向に直交した方向にスジ状に濃度が薄くなるという現象(以後スジ抜けと呼ぶ)が発生する場合があった。筆者等の検討によると、この現象は記録材Pの坪量が大きい場合に頻繁に発生した。画像形成途中の感光体ドラム1、弾性中間転写ベルト7上のトナー像を確認したところ、以下の様であった。即ち、ドラム1上のトナー像は問題なかったが、一次転写された弾性中間転写ベルト7上では既にスジ抜けが発生しており、一次転写部での部分的な転写不良であることが分かった。
弾性層72は変形に対して元の状態に回復するものであり、図12の測定装置を用いてその様子を測定した。図12は、20℃環境で三角形状の重りXに加重を加えて弾性層72をΔdだけ変形させ(図12(a))、その後除加した瞬間から弾性層72の変形部分が元の状態に回復させる(図12(b))ときの変形量の時間変化を測定するものである。ここで、重りXに加える加重を二次転写ニップに記録材が突入することによって変化する圧力と同じにすることで、その記録材によって生じる段差と同等の弾性層の変化量を得ることができる。
中間転写ベルト7の弾性層72の変形回復時間については、予め記録材の坪量に応じた厚さ毎に弾性層72の回復時間が回復時間判断部202(図7)に換算データとしてあるいは変換式として格納されている。そして、記録材の厚さを入力して変形回復時間を換算する、あるいは記録材の厚さを測定して変形回復時間を出力することで、変形回復時間を変形回復時間取得手段である回復時間判断部202より取得する。
上述した本実施形態における弾性層の変形が潤滑剤塗布部材に到達する時間0.50sでは、記録材の坪量が80gsmの場合、弾性層の変形量が50μm未満になった状態で潤滑剤塗布部材に突入しているためスジ抜けが発生しない。しかし、記録材の坪量が128gsm、300gsmの場合、弾性層の変形量が50μm以上ある状態で潤滑剤塗布部材に突入しているためにスジ抜けが発生することが分かる。
Δt≦t=L/Vp
Vp≦L/Δt
となる。
そこで本実施形態では弾性層の変形量が十分回復するになる時間t’を記録材の坪量に応じた厚さから予測し、Vp≦L/Δtの関係式を満たすようにプロセススピードを変更するという制御を行った。
上述した実施形態では、記録材の厚みに応じて画像形成装置のプロセススピードを変更することで、中間転写ベルトに潤滑剤を均一にコートすることができ、長期にわたって良好な画像を提供することができる構成について述べた。しかしながら、10℃といった低温環境で画像形成を行った場合に、再びスジ抜けが発生してしまった。
上述した制御は給紙カセット100の記録材の坪量に応じた厚さが変化するたびに実施され、最適なプロセススピードが選択される。
上述した実施形態では、記録材の厚み、中間転写体の温度に応じて画像形成装置のプロセススピードを変更することで、移動速度が変更された中間転写ベルトに潤滑剤を均一にコートすることができる構成について述べた。しかし、そのような構成において複数種の坪量に応じた厚さの記録材が混載されているような成果物を作成する場合には、生産性の観点を考慮することが好ましい。
以上、カラー画像形成装置について述べたが、本発明は透明トナーと黒トナーを用い透明トナー像と黒トナー像を中間転写ベルトに重畳して記録材に一括転写するモノクロ画像形成装置にも適用可能である。
Claims (4)
- 移動可能であって、弾性層を有する無端状の中間像担持体と、
前記中間像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、
前記中間像担持体とニップ部を形成し前記ニップ部で記録材を挟持搬送して前記中間像担持体の前記トナー像を記録材に転写する転写部材と、
前記中間像担持体の移動方向において前記ニップ部より下流側に配置され、前記中間像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、
前記中間像担持体の移動方向において前記潤滑剤塗布部材より下流側で前記画像形成部より上流側に配置され前記中間像担持体に当接して前記中間像担持体の面を拭掃するクリーニングブレードと、を有する画像形成装置において、
画像形成中の前記中間像担持体の移動速度を変更可能な変更手段と、
前記中間像担持体が前記ニップ部から前記潤滑剤塗布部材まで移動する時間が、前記ニップ部での記録材の挟持により発生した前記弾性層の弾性変形量が50μm未満に回復する時間より長くなるように、通紙される記録材の厚み情報に基づき、前記中間像担持体の前記移動速度を前記変更手段により制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記中間像担持体の温度を検知する温度検知手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果に応じて前記移動速度を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、グループ化された記録材の厚み情報に応じて前記移動速度を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記弾性層はJIS−A硬度が40度から80度の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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