JP5595833B2 - 窒化アルミニウム基板 - Google Patents

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本発明は、表面にメタライズ層を有し、かつ熱伝導率が190W/m・K以上の高熱伝導率を有する窒化アルミニウム基板およびその製造方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化および高密度化とともに、半導体部品は大電流を要求され、半導体部品の高出力化に伴い発生する熱量は増大する傾向にある。このため、半導体部品からの熱をいかに放散させるかが重要な課題になっている。
窒化アルミニウム(AlN)は、高い熱伝導率を有し、電気絶縁性が良く、Siとほぼ同じ熱膨張率を有するなどの優れた性質を持つため、半導体部品の基板として最適である。
ところで、窒化アルミニウム(AlN)を半導体基板として使用するためには、回路の形成や電子部品の搭載部の形成等を目的として、AlN基板表面に導電性金属からなるメタライズ層の形成を行う必要がある。メタライズを行う方法の一つとして、同時焼成法が用いられ、一般には、以下に示すような手順で基板表面にメタライズ層が形成される。
窒化アルミニウム(AlN)に、有機化合物よりなる結合剤を添加してスラリー化し、ドクターブレード法によりシート状に成形し、AlNグリーンシートを得る。そして、このAlNグリーンシートの表面に、WまたはMoなどの高融点金属粉末ペーストを印刷し、得られた成形体を加熱脱脂した後、非酸化性雰囲気で焼結して、AlN焼結体を得る。
同時焼結法では、AlN基板の焼結とメタライズ層のAlN基板への焼き付けとが一回の焼成で同時に行われるため、焼成後にメタライズを行う方法に比べ、製造工程数が少ないという利点を有する。
一方、半導体の消費電力の増大に伴い、より熱放散性が良い高熱伝導率のAlN基板への要求が高まっており、実際、190W/m・K以上の高熱伝導率を有するAlN基板が要求されている。
しかしながら、190W/m・K以上の熱伝導率を得るためには、1800℃を超える焼成温度で焼結する必要があるが、1800℃を超える高温で焼結すると、AlN基板内のガラス成分が溶出したり、またガラス成分が溶浸したりする等の問題を有していた。
焼結時にAlN焼結体中のガラス成分が基板表面に溶出すると、AlN基板表面にシミや変色等が発生する原因となる。また、ガラス成分がメタライズ層中に溶浸し、メタライズ表面に滲み出してしまうと、メタライズ部の外観不良かつ半田付け性の低下などが生じ、メタライズ層上に回路の形成や電子部品を搭載することができない。すなわち、熱伝導率が190W/m・K以上で、かつ表面にメタライズ層を有する同時焼成法によるAlN基板はこれまで得られていなかった。
そこで、従来はあらかじめ1800℃を超える高温で焼結した、熱伝導率190W/m・K以上のAlN基板を準備しておき、表面に滲み出してきたガラス成分を研磨等により除去した後、AlN基板表面に高融点金属ペーストを印刷し、焼き付けるポストファイア方法が採用されていた。ポストファイア方法の場合、同時焼成法に比べて工数が多く、また、ガラス成分を研磨等により除去する必要があることから、微細配線が形成できない等の問題があった。また、研磨代の分、あらかじめAlN基板を厚くしておく必要があるなどの手間を要し、製造効率が悪い等の問題を有していた。
また、ポストファイア法によるメタライズ法以外にも、基板表面に薄膜を形成する方法が行われている。例えば、蒸着による薄膜形成、真空蒸着法の一種であるスパッタ法または化学蒸着法(CVD:chemical vapor deposition)などがあるが、このような方法では、ポストファイアに比べてさらに製造工程数が多く、かつポストファイアと同様に、基板表面の研磨等も必要である等の問題を有していた。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、熱伝導率が190W/m・K以上で、優れた熱放熱性を有し、かつ、ガラス成分などがメタライズ層上に滲み出して、シミだしによる外観不良および半田付け性の低下を防止した高品質な窒化アルミニウム基板を提供することを目的とする。
また、同時焼成法により製造工数を減らし、生産効率を向上させるとともに、量産化を実現できる窒化アルミニウム基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明者らは鋭意研究を重ねた結果、AlN基板の厚みを適宜調整することにより、ガラス成分がAlN基板表面に溶出せず、かつ、熱伝導率が190W/m・K以上となる焼成条件が存在することを見出した。すなわち、AlN基板厚が1.5mmを超えると、1800℃より高い温度で焼成しないと熱伝導率が190W/m・K以上とならない。しかし、このような高温で焼成するとガラス成分がAlN基板裏面に移動するだけでなく、AlN基板表面にも滲み出してきて、高品質のAlN基板を得られない。
そこで本願発明者らは、AlN基板厚を1.5mm以下とすると、1800℃以下の温度で焼成しても熱伝導率が190W/m・K以上の窒化アルミニウム基板が得られることを見い出した。すなわち、AlN基板厚さを1.5mm以下、好ましくは1.0mm以下とすると、焼成時のAlN基板内のガラス成分は重力によりAlN基板裏面に移動し、さらにセッター中へ吸収されるためAlN基板表面にガラス成分が溶出することがない。従って、AlN基板表面へのガラス成分の溶出が生じず、外観不良などの問題は無くなる。本願発明者らは、このような知見に基づいて発明を完成したものである。すなわち、請求項1記載の発明は、同時焼成法により形成されたWまたはMoを主成分とするメタライズ層を片面に備える厚さ0.6mm以上1.5mm以下の単層の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板は窒化アルミニウムに対して焼結助剤を10重量%以下の割合で含有するとともに190W/m・K以上の熱伝導率を有し、メタライズ層の厚さは〜10μmであり、メタライズ層表面を20倍に拡大観察した際に液相成分が観察されないことを特徴とする。
請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板の実質的な厚さは、1.5mm以下であることが好ましい。
本発明において、窒化アルミニウム基板の実質的な厚さとしたが、一枚からなる単層構造の場合には、メタライズ層を除いた窒化アルミニウム基板の厚さを示し、複数枚積層された多層構造の場合には、各窒化アルミニウム基板のメタライズ層を除いた窒化アルミニウム基板の厚さを合計した厚さを示したものである。
請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板の厚さは、1.0mm以下であることが好ましく、0.6〜1.0mmであることがより好ましい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板の厚さは、0.6〜1.0mmであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、前記メタライズ層はAlNを含むことを特徴とする。
請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層は、WまたはMoの高融点金属を主成分とすることが好ましい。
本発明では、WやMoの高融点金属からなるメタライズ層にAlNなどの化合物を20重量%以下含有させてもよいものとする。
請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、窒化アルミニウム基板は、前記基板を複数枚積層した多層構造を有することが好ましい。
請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層の厚さが1μm以上であることが好ましい。
本発明において、メタライズ層の厚さを1μm以上とすることにより、液相成分の滲み出しをより効果的に防止することができる。このメタライズ層の厚さは、好ましくは3〜20μm、さらに好ましくは5〜15μmであり、20μmを超えると、液相成分の滲み出しは抑えられるもののメタライズ層の厚さが厚くなりすぎ均一な膜を形成することが難しくなる。また、メタライズ層としてWやMoなどのような高融点金属の使用量が増えるためコスト面からも好ましくない。
本発明の窒化アルミニウム基板の製造方法は、窒化アルミニウム(AlN)を主成分とし、焼結助剤およびバインダを添加して原料調整後、窒化アルミニウム成形体を得て、この窒化アルミニウム成形体の表面に高融点金属ペーストを塗布し、加熱脱脂した後、前記高融点金属を主成分としたメタライズ層を除いた実質的な厚さを1.5mm以下とした窒化アルミニウム成形体をセッター上に配置し、非酸化雰囲気中において、1800℃以下の温度で焼成するものである。
本発明によれば、AlN基板厚さを1.5mm以下とするとことにより、焼成時のAlN基板内のガラス成分は重力によりAlN基板裏面に移動してセッター中へ吸収されるため、同時焼成法で1800℃以下の温度で焼成した場合においても、190W/m・K以上の高熱伝導率を有する高品質なAlN基板を得ることができる。
本発明の窒化アルミニウム基板の製造方法において、高純度の窒化アルミニウムからなるセッターを用いることが好ましい。
本発明によれば、高温焼結などにより高純度化した窒化アルミニウムからなるセッターを適用することで、AlN基板内のガラス成分をセッター内に効率良く吸収することができる。
本発明の窒化アルミニウム基板の製造方法において、1枚の単層構造を有する窒化アルミニウム成形体または前記窒化アルミニウム成形体を複数枚積層した多層構造を有する窒化アルミニウム成形体を用いることが好ましい。
本発明の窒化アルミニウム基板の製造方法において、窒化アルミニウムに対して焼結助剤を10重量%以下の割合で添加することが好ましい。
本発明において、焼結助剤を添加する割合を窒化アルミニウムに対して10重量%以下としたが、10重量%を超えると液相成分の滲み出し量が多くなり、メタライズ層の密着強度が低下するという問題が生じてしまうためである。また、本発明では高純度AlNからなるセッターを用いている。例えば、このようなセッターは、酸化イットリウム(Y)を3重量%含有したAlNを、所定の温度で焼結し、液相成分(ガラス成分)を滲み出させ、これ以上液相成分が滲み出さない程度まで焼結温度を保持し続けることにより作製されるものであり、このようなAlN焼結体からなるセッターは実質的に液相成分がなくAlNがほぼ97〜100%の状態となる。このような高純度AlNセッターを用いれば前述のようにAlN基板(焼結体)から滲み出る液相成分をセッターが吸収するので、同時焼成メタライズ基板を効率良く作製することができる。
本発明によれば、熱伝導率が190W/m・K以上の熱放熱性に優れた高品質の窒化アルミニウム基板が得られるとともに、同時焼成法によりメタライズ層を形成したことから、生産効率が高く、かつ量産化可能なAlN基板の製造方法を得られる。
以下、本発明の実施形態について、実施例、参考例、比較例1、比較例2および引用例を用いて説明する。
実施例および参考例(表1:試料No.1〜試料No.11)
本実施例および参考例では、窒化アルミニウム(AlN)基板の実質的な厚さが1.5mm以下の表1に示すNo.1ないしNo.11の試料を用いた。試料No.1のAlN基板は、以下のように作製される。
まず、平均粒径1.5μmの窒化アルミニウム(AlN)粉末に、焼結助剤として酸化イットリウム(Y)粉末を5wt%添加して原料粉末を調整し、ボールミルにて解砕および混合を行った。この原料粉末に有機バインダおよび有機溶剤を添加した後、混合してスラリー化した。このスラリーをドクターブレード法によりシート状に成形し、実質的な厚さが1.5mmであるAlNグリーンシートを1枚作製した。
一方、平均粒径1μmのタングステン(W)粉末に、適量の樹脂バインダおよび分散剤を混合して、Wペーストを作製し、メタライズ層の材料を調整した。
次に、AlNグリーンシートにWペーストをスクリーン印刷し、乾燥させた。このWペーストを塗布したAlNグリーンシートを、窒素雰囲気中、900℃の温度で3時間脱脂処理を行った。
一方、酸化イットリウム(Y)を3重量%含有したAlNからなるセッターを1900℃の高温で焼成して液相成分を滲み出させて、高純度のAlNからなるセッターを準備した。
この高純度AlNセッターの上に、脱脂処理したAlNグリーンシートを配置し、窒素雰囲気中、1800℃の温度で6時間焼成を行い、AlN基板とW層とを同時焼成して、単層からなるAlN基板を作製した。これを試料No.1とした。
また、本実施例で用いた試料No.2ないし試料No.8のAlN基板は、試料No.1とほぼ同様の手順で作製したAlN基板である。表1に示すように、試料No.2は、AlN基板の厚さを1.5mmとし、メタライズ層の組成としてWおよびAlNを用いたものである。また、試料No.3ないし試料No.7のAlN基板は、厚さ1.4mmから除々に0.2mm薄くした単層のAlN基板を用いたものである。試料No.8は、0.4mmのAlNグリーンシートにWペーストを塗布したものを2枚積層した後焼結して多層構造のAlN基板としたものである。試料No.9ないし試料No.11はそれぞれメタライズ層の厚さを変化させたものである。なお、メタライズ層中にAlNを添加させたものはいずれもAlNを3重量%含有させたものである。No.1ないしNo.11の試料は、いずれもメタライズ層を除いたAlN基板の厚さが実質的に1.5mm以下としたものであり、焼結温度は、1800℃以下としたものである。
比較例1(表1:試料No.12、試料No.13)
本比較例では、窒化アルミニウム(AlN)基板の実質的な厚さが1.5mmを超えるNo.12およびNo.13の試料を用いた。なお、AlN基板の作製手順は、実施例と同様である。
表1に示すように、試料No.12は、厚さ2.0mmの単層AlN基板であり、試料No.13は、厚さ0.4mmのAlNグリーンシートを4枚積層した後焼結して、実質的なAlN基板の厚さが1.5mmを超える多層構造のAlN基板としたものである。なお、メタライズ層の成分および厚さ、焼結条件は、表1に示すとおりである。
比較例2(表1:試料No.14)
本比較例では、焼成時、窒化硼素(BN)からなるセッターを用いたものであり、厚さ1.5mmの単層AlN基板を試料No.14としたものである。なお、AlN基板の作製手順は、実施例とほぼ同様であり、メタライズ層の成分および厚さ、焼結条件は表1に示すとおりである。
引用例(特開平5−190703号公報(表1:試料No.15))
本引用例は、特開平5−190703号公報に掲載された窒化アルミニウム基板であり、厚さ0.4mmのAlNグリーンシートを8層積層した後焼結して、多層構造のAlN基板を試料No.15として用いたものである。なお、AlN基板の作製手順は、実施例とほぼ同様であり、メタライズ層の成分および厚さ、焼結条件は表1に示すとおりである。
このようにして得られた実施例、参考例、比較例1、比較例2および引用例における試料No.1ないし試料No.15のAlN基板の外観観察を行った。外観観察としては、メタライズ層の表面を顕微鏡により20倍にしたとき、液相成分の滲み出しが観察されるか否かで測定した。具体的には、顕微鏡により20倍に拡大観察した際に、液相成分が観測されないものを外観良好とし、液相成分が観察されたものを外観不良とした。また、各AlN基板について熱伝導率を測定した。なお、熱伝導率は、レーザーフラッシュ法を用いて測定した。この結果を表1に示す。
Figure 0005595833
表1に示すように、試料No.12ないし試料No.15のAlN基板は、AlN基板表面にシミや変色等が見られ、外観は不良であり、また、熱伝導率も190W/m・K以下であったが、一方において、実施例の試料No.1ないし試料No.のAlN基板は、シミや変色等がなく外観は良好であった。また、いずれも熱伝導率は190W/m・K以上の高い値を示しており、放熱性の優れた高品質のAlN基板を得ることができた。なお、メタライズ層の厚さが1μmの試料No.10(参考例)では液相成分の滲み出しが少量観測され始めており、メタライズ層の厚さは1μm以上が好ましいことが分かった。一方、メタライズ層にAlNを添加した試料No.11(参考例)では滲み出しが観測されず、この点からメタライズ層へのAlN添加は液相成分の滲み出し防止の効果もあることが分かった。
本実施形態によれば、AlN基板厚さを1.5mm以下とすることで、焼結温度が1800℃以下の温度であっても、同時焼成法により190W/m・K以上の熱伝導率190W/m・Kを有するAlN基板を得ることができる。従って、本実施形態では同時焼成法を適用していることから製造工数を減らすことができ、生産効率を向上させて、これによりAlN基板の量産化を図ることができる。また、本発明の製造方法で作製されたAlN基板は190W/m・K以上の高熱伝導率を有し、熱放散性に優れていることから、高出力化した半導体部品の基板として使用でき、一層、電子機器の小型化および高密度化を図ることができる。
なお、本実施形態のように、多層構造とした場合にも、AlN基板が優れた熱放熱性を有するため、高集積密度化して、電子機器の小型化および高密度化を図ることができる。

Claims (3)

  1. 同時焼成法により形成されたWまたはMoを主成分とするメタライズ層を片面に備える厚さ0.6mm以上1.5mm以下の単層の窒化アルミニウム基板において、
    メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板は窒化アルミニウムに対して焼結助剤を10重量%以下の割合で含有するとともに190W/m・K以上の熱伝導率を有し、メタライズ層の厚さは〜10μmであり、メタライズ層表面を20倍に拡大観察した際に液相成分が観察されないことを特徴とする窒化アルミニウム基板。
  2. 請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、メタライズ層を除く窒化アルミニウム基板の厚さは、0.6〜1.0mmであることを特徴とする窒化アルミニウム基板。
  3. 請求項1記載の窒化アルミニウム基板において、前記メタライズ層はAlNを含むことを特徴とする窒化アルミニウム基板。
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