JP5595809B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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そこで、本発明の主たる課題は、内腿の窪みや裏腿の窪み等の脚の窪み部分に対するフィット性を向上させて、尿の漏れ出しを防止する吸収性物品を提供することにある。
<請求項1記載の発明>
透液性のトップシートと、このトップシートの裏面側に配置されたバックシートとの間に、股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する下層吸収体が設けられるとともに、このトップシートの下側であって下層吸収体の上に、下層吸収体よりも幅が狭く且つ少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する上層吸収体が設けられた吸収性物品において、
前記下層吸収体における股間部を含む前後方向中間の部分が、幅の狭い括れ部分として形成され、
前記上層吸収体の股間部における幅方向中央部の左右両側に、上層吸収体の表裏面に貫通する上層スリットがそれぞれ延在され、
一対の上層スリットに対応する前記下層吸収体の位置に、下層吸収体の表裏面に貫通する一対の下層スリットが形成され、
上層吸収体のこれら一対の上層スリットにより区画された外側部分の目付け及び厚みの値が、これら一対の上層スリットにより挟まれた上層吸収体の部分の目付け及び厚みの値より、大きくされることを特徴とする吸収性物品。
本発明では、下層吸収体の股間部を含む前後方向中間の部分が、幅の狭い括れ部分とされ、上層吸収体における幅方向中央部の左右両側に、上層吸収体の表裏面に貫通する上層スリットが、股間部から後側部分にかけてそれぞれ延在されている。また、上層吸収体のこれら一対の上層スリットにより区画された外側部分の目付け及び厚みの値が、一対の上層スリットにより挟まれた上層吸収体の部分の目付け及び厚みの値より、大きくされている。
これら一対の下層スリットが、前記下層吸収体の括れ部分のうち後側に向かうにつれて幅が拡大し始める後側拡幅開始位置よりも後側に、後側に向うにつれて幅方向に沿って幅方向中央側から幅方向外側に向かって延在する拡散促進部分を有し、
上層吸収体の背側部分の目付け及び厚みの値が、一対の上層スリットにより挟まれた上層吸収体の部分の目付け及び厚みの値より、大きくされることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
上記より、一対の上層スリットだけでなく一対の下層スリットが形成されていることから、これらスリットの配置によっては、上層吸収体及び下層吸収体における尿の拡散性が向上するのに伴い吸収スピードが向上して、吸収スピードの低下による尿の漏れを防止できる。また、上記の一対の上層スリット及び一対の下層スリットが存在することで、これらスリットの存在する箇所で下層吸収体及び上層吸収体がより確実に縮んで、脚回りの隙間により一層フィットして、隙間からの尿の漏れ出しを確実に防止できるようになる。
一対の上層スリットに対応する前記下層吸収体の位置に、下層吸収体の表裏面に貫通する一対の下層スリットが形成され、
一対の上層スリットと一対の下層スリットとが重なっている位置で、トップシートとバックシート間を接着することを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
一対の上層スリットと一対の下層スリットとが重なっている位置で、トップシートとバックシート間を接着することにより、下層吸収体及び上層吸収体のヨレやワレの防止が図られると共に、尿の吸収スピードや拡散性の向上がより一層図れるようになる。
0° ≦ θ1 ≦ 90°
θ1−20° ≦ θ2 ≦ θ1+20°
を満足するように構成されているのが好ましく、
特に、次の関係式、
0° ≦ θ1 ≦ 40°
θ1−10° ≦ θ2 ≦ θ1+5°
を満足するように構成されているのが好ましい。そして、一対の下層スリット50もほぼ同様の角度とされている。
本発明では、下層吸収体23Bの股間部C2を含む前後方向中間の部分が、幅の狭い括れ部分とされ、上層吸収体23Uにおける幅方向中央部の左右両側に、上層吸収体23Uの表裏面に貫通する一対の上層スリット40が、股間部C2から後側部分にかけてそれぞれ延在されている。これに伴い、上層吸収体23Uのこれら一対の上層スリット40により区画された外側部分の目付け及び厚みの値が、一対の上層スリット40により挟まれた上層吸収体23Uの部分の目付け及び厚みの値より、大きくされている。
図8に示すように、上層吸収体23Uを三種類の領域に分け、各領域の目付け量を相違させた。具体的には、一対の上層スリット40により区画された外側部分及び臀部に対応する上層吸収体23Uの背側部分の領域Aは高目付け領域とされ、この領域では、パルプの繊維目付けが例えば367g/m2程度、高吸収性ポリマーの目付けは例えば189g/m2程度とされる。そして、この部分の最大厚みは15〜20mmとすることができる。
さらに、上層吸収体23Uの後側端部、上層吸収体23Uの前側寄りで領域Bの内側部分及び、上層吸収体23Uの前側端部の両角部とされる領域Cは低目付け領域とされ、この領域では、パルプの繊維目付けが例えば69g/m2程度、高吸収性ポリマーの目付けは例えば35g/m2程度とされる。そして、この部分の最大厚みは2〜5mmとすることができる。
図10に示すように、本実施の形態では、一対の上層スリット40上に位置するように、これら一対の上層スリット40に対応してバックシート21の外面に一対の直線上のラインR等のデザインを入れた。
22…透液性トップシート
23U…上層吸収体
23B…下層吸収体
40…上層スリット
50…下層スリット
200…吸収パッド
Claims (3)
- 透液性のトップシートと、このトップシートの裏面側に配置されたバックシートとの間に、股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する下層吸収体が設けられるとともに、このトップシートの下側であって下層吸収体の上に、下層吸収体よりも幅が狭く且つ少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する上層吸収体が設けられた吸収性物品において、
前記下層吸収体における股間部を含む前後方向中間の部分が、幅の狭い括れ部分として形成され、
前記上層吸収体の股間部における幅方向中央部の左右両側に、上層吸収体の表裏面に貫通する上層スリットがそれぞれ延在され、
一対の上層スリットに対応する前記下層吸収体の位置に、下層吸収体の表裏面に貫通する一対の下層スリットが形成され、
上層吸収体のこれら一対の上層スリットにより区画された外側部分の目付け及び厚みの値が、これら一対の上層スリットにより挟まれた上層吸収体の部分の目付け及び厚みの値より、大きくされることを特徴とする吸収性物品。 - 一対の上層スリットに対応する前記下層吸収体の位置に、下層吸収体の表裏面に貫通する一対の下層スリットが形成され、
これら一対の下層スリットが、前記下層吸収体の括れ部分のうち後側に向かうにつれて幅が拡大し始める後側拡幅開始位置よりも後側に、後側に向うにつれて幅方向に沿って幅方向中央側から幅方向外側に向かって延在する拡散促進部分を有し、
上層吸収体の背側部分の目付け及び厚みの値が、一対の上層スリットにより挟まれた上層吸収体の部分の目付け及び厚みの値より、大きくされることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。 - 一対の上層スリットと一対の下層スリットとが重なっている位置で、トップシートとバックシート間を接着することを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
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