JP5594158B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器等の被洗浄物の洗浄、すすぎを行う食器洗い機に関するものである。
従来、洗浄槽が前後に摺動する引出し式の食器洗い機101において、上下に複数の洗浄部を備えたものは、図10のように水平に摺動する下洗浄部102と、下洗浄部102上方に設けられ本体に固定される上洗浄部103から構成される。下洗浄部102は、水平に摺動する下洗浄槽104と、被洗浄物を収納する下食器かご105と、下食器かご105下方に設けられる下洗浄ノズル106から構成されている。下洗浄部102前方には扉体107が設けられている。扉体107は下洗浄部102と連動して水平に摺動する。上洗浄部103は、被洗浄物を収納する上食器かご108と、上食器かご108の下方に設けられる上洗浄ノズル109と、上洗浄ノズル109下方に設けられ上洗浄部103全体を覆う受板110から構成されている。また、上洗浄部103の前方開口部、食器洗い機101の背面内面および食器洗い機101の左右内側面にはガスケット111が設けられ、下洗浄部102を収納した際に下洗浄槽104および扉体107がガスケット111と当接し洗浄部を水封するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成では、扉体107を引き出すと下洗浄部102も連動して引き出されるため、少ない動作で被洗浄物の取り出しを行うことができ、使い勝手が良い。また、上下複数の食器かごを有するため、多くの食器を収納でき使い勝手がよい。
特表2003−500145号公報
しかしながら、上記特許文献1の食器洗い機は、前方および背面のガスケット111(水封体)と下洗浄部102の摺動方向は垂直であるため、ガスケット111を垂直に圧縮するが、側面部のガスケット111は下洗浄部102の引き出し方向と略平行に設けられているため、ガスケット111にせん断力が働き、長期使用においては、ガスケット111の破損などの劣化が起こり、運転中に洗浄水が洗浄部外部に滴下する可能性がある。また、水封面が複数の面に亘って構成され、一連のガスケットでシールを行うため、各部品の精度によっては水封不良が起きる可能性が高いという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、上洗浄部と下洗浄部との間に設けられ、略鉛直方向に動作することで上洗浄部および下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えたことで水封の信頼性を向上させた、使い勝手の良い食器洗い機を提供することを目的としている。
洗浄槽は、前後に引き出し自在に設けられる下洗浄部と、前記下洗浄部の上方に設けられ本体に固定される上洗浄部とに分割構成し、前記下洗浄部は、被洗浄物を収納する下食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、前記下食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する下洗浄ノズルと、前記下洗浄部前方に設けられる扉体とを備え、前記上洗浄部は、被洗浄物を収納する上食器かごと、前記上食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する上洗浄ノズルとを備え、前記上洗浄部と前記下洗浄部との
間に設けられ、略鉛直方向に動作することで前記上洗浄部および前記下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えたものである。
上記従来の課題を解決するもので、上洗浄部と下洗浄部との間に設けられ、略鉛直方向に動作することで上洗浄部および下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えたことにより、下洗浄部の摺動方向と水封の方向とを独立させ、洗浄槽の開口部を垂直な方向から水封することができる。したがって、パッキンにせん断応力を働かせずに、確実に水封することができるため、長期使用時における水封体の劣化を軽減させることができる。
本発明の食器洗い機は、上洗浄部と下洗浄部との間に設けられ、略鉛直方向に動作することで上洗浄部および下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えたことにより、上洗浄部と下洗浄部の側面および背面の開口部を鉛直な方向から水封することができ、水封体のシール部材にせん断力を働かせず、洗浄槽外への水漏れを確実に防止することができるとともに、長期使用時における水封体の劣化を軽減させることができる食器洗い機を実現することができる。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の下洗浄槽を引き出した際の側断面図 同食器洗い機の正面断面図 同食器洗い機の水封体近傍の平面断面図 同食器洗い機の下洗浄槽を食器洗い機本体内に収納した状態における水封体近傍の要部拡大正面断面図 同食器洗い機の下洗浄槽を引き出した状態における水封体近傍の要部拡大正面断面図 同食器洗い機の水封体の連動部を示す側断面図 同食器洗い機の分水部の側断面図 同食器洗い機の分水部の平面図 従来の食器洗い機の斜視図
第1の発明は、洗浄槽は、前後に引き出し自在に設けられる下洗浄部と、前記下洗浄部の上方に設けられ本体に固定される上洗浄部とに分割構成し、前記下洗浄部は、被洗浄物を収納する下食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、前記下食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する下洗浄ノズルと、前記下洗浄部前方に設けられる扉体とを備え、前記上洗浄部は、被洗浄物を収納する上食器かごと、前記上食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する上洗浄ノズルとを備え、前記上洗浄部と前記下洗浄部との間に設けられ、略鉛直方向に動作することで前記上洗浄部および前記下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えたものである。
この構成によって、上洗浄部と下洗浄部の側面および背面の開口部を鉛直な方向から水封することができ、水封体のシール部材にせん断力を働かせず、洗浄槽外への水漏れを確実に防止することができるとともに、長期使用時にける水封体の劣化を軽減させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記水封体は、前記下洗浄部を前記本体に収納した際に下方に動作し水封する連動手段を備えたことで、下洗浄槽を収納した際に自動的かつ確実に下洗浄槽と上洗浄槽とを水封することができるため、水封の信頼性が向上する。
第3の発明は、第2の発明において、前記連動手段は、前記下洗浄部を前記本体に収納した際に前記水封体を下方に動作させ、前記下洗浄部を前記本体から引き出した際に前記水封体を上方に動作させるリンク部で構成されることにより、下洗浄槽と水封体との連動を簡易な構成で実現できる食器洗い機を提供できる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記水封体は、前記下洗浄部を前記本体に収納する際に、前記下洗浄部の移動に伴って移動することにより前記連動手段を下方に動作させる連動部を備えたことにより、水封体自身で直接、下洗浄部の収納引き出し動作を検知するので、下洗浄槽と水封体との連動を簡易な構成でより確実に実現することができる。
第5の発明は、第1〜4の発明において、前記水封体は断面形状が略コの字型に構成され、その上部および下部のそれぞれ下面で水封することにより、洗浄槽の端部上面にパッキンを圧縮することができ、上洗浄槽と下洗浄槽とを確実に水封することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記水封体は、前記下洗浄槽との水封位置内側にリブを備えたことにより、洗浄ノズルから噴射された洗浄水が直接水封箇所に衝突することを防ぎ、水封の信頼性を向上させることができる。
第7の発明は、第1〜6の発明において、前記扉体は、前記扉体に隣接して設けられるとともに前記扉体と連動して前記上食器かごを摺動する上食器かご連動部を備えたものである。これにより、手元に近く使い勝手の良い上食器かごが、扉体と連動して前方に摺動するため、より使い勝手の良い食器洗い機を提供できる。
第8の発明は、第7の発明において、前記上食器かご連動部は、前記扉体と前記上食器かごとの連動と非連動とを切り替える切替手段を備えたため、使用者が主に上食器かごを使う場合と下洗浄槽に設けられた下食器かごを使う場合とによって、上食器かご連動か非連動かを選択することができ、使い勝手の良い食器洗い機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、食器洗い機本体1(本体)内に、洗浄槽2が収納されている。洗浄槽2の前側全面には、扉体3が設けられている。また、食器洗い機本体1内には、洗浄槽2の下部に設けられる下洗浄部4と、洗浄槽2の上部に設けられ食器洗い機本体1に固定される上洗浄部5と、下洗浄部4と上洗浄部5とを水封する水封体41を有する。
下洗浄部4は、前後方向に摺動可能に設けられ、上方に開口部を有する下洗浄槽6や、被洗浄物7を収納する下食器かご8、被洗浄物7を洗浄するための下洗浄ノズル9が設けられている。上洗浄部5には、食器洗い機本体1に略固定されている上洗浄槽10や、被洗浄物7を収納する上食器かご11、被洗浄物7を洗浄するための上洗浄ノズル12が設けられている。さらに、上洗浄ノズル12の下方には上洗浄部5の下面全体を覆う、前方に向かって下る方向に傾斜する受板13が設けられている。
下洗浄槽6は食器洗い機本体1の左右両内側面に取り付けられた両固定レール14と、両固定レール14にそれぞれ滑動自在に装着された両可動レール15とから構成されるスライドレール16により前後方向に移動可能で、食器洗い機本体1の前方開口部から引き出すことができる。扉体3は下洗浄槽6の前面に固定して設けられ、下洗浄部4と連動して前後方向に移動する。
洗浄手段としての下洗浄ノズル9は、下洗浄槽6底面の略中央部に回転自在に設けられ、洗浄水の噴射の反力により回転する。下洗浄ノズル9には、洗浄水を噴射するための噴射孔9aが上面に設けられている。下食器かご8は下洗浄ノズル9上方に設けられ、被洗浄物7を収納するものである。下食器かご8には、大皿類やまな板、なべといった大型の食器や調理器具が収納できるよう構成されている。また、下洗浄槽6の内底面の前面側コーナー最下部には凹形状の排水口17が設けられている。
下洗浄槽6の略下面後方に配置された洗浄ポンプ18は、洗浄水を加圧するものである。循環経路19は、排水口17から洗浄ポンプ18に洗浄水を供給するための経路である。分水部20は、洗浄ポンプ18から送水された洗浄水を2経路に分水し、上洗浄ノズル12と下洗浄ノズル9とに送水するためのものである。分水部20は、下洗浄ノズル9に送水するための第1導水路21と上洗浄ノズル12に送水するための第2導水路22とに接続している。
フィルタ23は排水口17上方もしくは内部に設けられており、被洗浄物7(食器)を洗浄する洗浄工程および被洗浄物7(食器)をすすぐすすぎ工程で、残さい(被洗浄物7(食器)に汚れとして付着していた食品を残さいという)を捕集する。下洗浄槽6内部には洗浄水を加熱する加熱手段25(例えばシーズヒータなど)が設けられている。
上洗浄槽10は、下洗浄槽6が食器洗い機本体1内に収納されている際に、下洗浄槽6を上方から覆うように形成され、前方が開口している。上洗浄槽10は側面に設けられた複数の固定部26によって、食器洗い機本体1に略固定されている。上洗浄槽10の前方開口部10aには、全周に亘ってガスケット52が設けられ、下洗浄槽6が食器洗い機本体1内に収納された際に扉体3と上洗浄槽10の前方開口部10aが水封される。
上食器かご11は、上洗浄槽10内に設けられ、被洗浄物7を収納するものである。上食器かご11は、上洗浄槽10の左右両内側面に取り付けられた両固定ローラ28と、両固定ローラ28にそれぞれ滑動自在に装着された両上食器かご可動レール29とから構成される上食器かごレール30により前後方向に移動可能で、上洗浄槽10の前方開口部10aから食器洗い機本体1の前方へ引き出すことができるように構成されている。上食器かご11には、例えば茶碗や直径20cm以下の中皿類などの小型食器が収納できるように構成されている。
上洗浄ノズル12は、上食器かご11の中央部下方に回転自在に設けられ、洗浄水の噴射の反力により回転する。上洗浄ノズル12にも下洗浄ノズル9同様に洗浄水を噴射するための噴射孔12aが上面に設けられている。略水平前後方向に設けた上部導水路31は上洗浄ノズル12に洗浄水を送水するためのもので、第2導水路22と上洗浄ノズル12とを接続する。上部導水路31は、受板13下面に受板13に固定して設けられている。
上部導水路31は、上洗浄ノズル12の下面略中央部で上方に屈曲し、上洗浄ノズル12の下面に設けられた軸部と接続する。軸部側の上部導水路31端部は、軸部より径大になるよう構成されており、上洗浄ノズル12は軸部を中心に回転自在である。また、上部導水路31は、下洗浄槽6を食器洗い機本体1内に収納した際に第2導水路22と嵌合連通し、下洗浄槽6を引き出した際に外れて連通解除されるよう構成されている。
受板13の前方には、受板開口部13aが設けられている。下洗浄部4を食器洗い機本体1内に収納した際に受板13と扉体3とが接触しないように受板13は構成される。
扉体3内壁の上部には、鍵形状の上食器かご連動部32が設けられ、上食器かご11の
一部が係合され、下洗浄槽6と上食器かご11とが連動して摺動可能に構成している。上食器かご連動部32は下洗浄槽6の内壁と一体に成形されている。また、切替手段32aが上食器かご連動部32近傍に設けられ、上食器かご11と下洗浄槽6および扉体3との連動と非連動とを切り替えることができる。切替手段32aは、例えば可倒式になっており、図2に示すように切替手段32aを直立させている場合には、上食器かご11は下洗浄槽6の動作に連動し、切替手段32aを倒している場合には、上食器かご11は下洗浄槽6の動作に連動しない。
洗浄槽2内の洗浄水は給水弁33から上洗浄槽10に給水され、下洗浄部4に設けられる排水手段34により、排水経路34aを経て食器洗い機本体1外に排水されるものである。排水経路34aは、一部が食器洗い機本体1背面に設けられたパンタグラフ(図示せず)に収納され、端部は食器洗い機本体1外に設けられている。下洗浄槽6背面に設けられた送風手段35は、食器洗い機の乾燥工程などで動作して、外気を吸い込み、送風経路36を経て洗浄槽2内に供給され、洗浄槽2の天面または側壁に設けられた排気口37より排気することで、洗浄槽2内の被洗浄物7(食器)を乾燥させる。
温度検知手段38は、洗浄槽2内の洗浄水、空気および加熱手段25の温度を検知するものである。制御手段39は、給水弁33が洗浄槽2内に洗浄水を供給するのを制御したり、温度検知手段38の出力に基づいて加熱手段25を制御したりするとともに、洗浄ポンプ18、給水弁33、排水手段34、送風手段35等を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の工程を逐次制御するよう構成している。
この食器洗い機は、図1に示すように、キッチンキャビネットA内にビルトインするのが基本的な設置形態である。上記構成において動作、作用を説明すると、使用者が食器洗い機本体1から扉体3を引き出すと、連動して下洗浄槽6が引き出される。さらに、下洗浄槽6の内壁面に取り付けられた上食器かご連動部32に係合された上食器かご11も同時に引き出される。使用者は、まず上食器かご11に小型の被洗浄物7(食器)を配置する。続いて大型の被洗浄物7(食器)など残りの被洗浄物7(食器)を下食器かご8に収納するため、上食器かご11を後方に摺動させる。具体的には、上食器かご11の前方部を上方に持ち上げ後方にずらすことで上食器かご連動部32との係合を解除し、上食器かご連動部32から上食器かご11を外す。上食器かご連動部32から外された上食器かご11を後方に摺動させ、上洗浄槽10内に収納する。
この際、上食器かご11に収納された被洗浄物7(食器)に付着した残さい(液体物や固形物など)は、一部被洗浄物7下側縁部から下方に落下する。落下した残さいは、受板13もしくは上洗浄ノズル12上に落下し回収される。なお、受板13が無い場合、残さいは、食器洗い機本体1底面に落下するため、臭いの原因や食器洗い機本体1の腐食の原因となってしまう。受板13および上洗浄ノズル12上に落下した残さいは、運転開始後、洗浄水の流れによって、受板13前方の受板開口部13aから下洗浄槽6内に落下し、フィルタ23に回収される。
使用者は、洗剤を下洗浄槽6に投入した後、下洗浄槽6を後方に摺動させ食器洗い機本体1内に収納する。この際、上食器かご11の前方部は再度上食器かご連動部32に係合され、再度扉体3を引き出す際には上食器かご11が連動して引き出される。
使用者が運転を開始すると、まず排水手段34が動作して、前回の運転等で下洗浄槽6内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を食器洗い機本体1外へ排出する。次に、給水弁33が動作して所定量の洗浄水を洗浄槽2に供給する。所定量の洗浄水が供給されると、排水口17から洗剤とともに循環経路19内に設けられた洗浄ポンプ18に供給された洗浄水が、洗浄ポンプ18により加圧され、分水部20で第1導水路21と第2導水路22と
に分水される。第1導水路21に送水された洗浄水は、下洗浄ノズル9に送られる。第2導水路22に送水された洗浄水は、上部導水路31を経て上洗浄ノズル12に送られる。それぞれの洗浄ノズルに送水された洗浄水は、上洗浄ノズル12および下洗浄ノズル9に設けた噴射孔12aおよび9aから噴射される。
上洗浄ノズル12から噴射され、被洗浄物7を洗浄した洗浄水は、受板開口部13aから下洗浄部4に落下し、下洗浄ノズル9から噴射された洗浄水とともに排水口17に回収され、循環経路19を介して洗浄ポンプ18に再び送水される。こうして洗浄工程が行われる。この洗浄工程では下洗浄槽6内に設けた加熱手段25に通電して、洗浄水を洗浄所定温度まで加熱する。
洗浄工程が所定時間行われると、排水手段34が被洗浄物7(食器)から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を食器洗い機本体1外へ排出する。そして、新たに給水弁33が洗浄水を供給し、上洗浄ノズル12および下洗浄ノズル9に設けた噴射孔12aおよび9aから再び洗浄水が噴射されて、洗剤や残さい等で汚れた被洗浄物7(食器)をすすぐ、すすぎ工程を実行する。
このすすぎ工程が終わると、洗浄水を再び食器洗い機本体1外へ排出する。このすすぎ工程は連続して数回繰り返される。そして、加熱手段25により洗浄水を所定温度(例えば60℃)まで加熱して被洗浄物7(食器)をすすぐ加熱すすぎ工程を複数回行われるすすぎ工程の最後に行う。なお、洗浄およびすすぎ工程において、残さいは下洗浄槽6に設けたフィルタ23内に捕集される。
加熱すすぎ工程が終了すると乾燥工程が開始する。この工程では、送風手段35が動作して外気が送風経路36を介して下洗浄槽6内へ送り込まれる。送風口40から下洗浄槽6内に送り込まれた空気は送風口40の近傍(下流方向)に設けられた加熱手段25により加熱された後、被洗浄物7(食器)を乾燥させて排気口37より食器洗い機本体1の外に排気される。乾燥工程終了後、運転を終了する。
このように構成された本実施の形態において特徴ある構成である、リンク部42(連動手段)を備えた水封体41近傍の構成を以下に詳述する。図4〜7に示すように、水封体41は、平面視で食器洗い機本体1の前方側が切り欠かれたコの字型形状に構成され、食器洗い機本体1の左右両内側部に設けられたリンク部42と、上部に複数設けられたバネ部43とによって食器洗い機本体1に対し移動可能に取り付けられている。水封体41は、断面が略コの字型形状をなすパッキン固定部44と、パッキン固定部44の上部下面に設けられるシール部材である上部パッキン45と、パッキン固定部44の下部下面に設けられるシール部材である下部パッキン46と、下部パッキン46に洗浄水が直接噴射されることを防ぐリブ47から構成されている。
リンク部42は、直線型の形状で構成され、一端が食器洗い機本体1に回転自在に固定され、もう一端が水封体41に回転自在に固定され、前後左右計4箇所に設けられている。これにより水封体41と食器洗い機本体1とを略固定し、水封体41が略鉛直方向に摺動可能に構成している。バネ部43は、上端が上洗浄槽10に、下端がパッキン固定部44に固定され、水封体41を吊り下げている。上部パッキン45および下部パッキン46は、ゴム等の可撓性を有する材料で中空に構成され、水封体41全周にわたって設けられている。リブ47は、パッキン固定部44の下部下面から内側下方に下部パッキン46を内側から覆うように水封体41全周にわたって延設され、下洗浄槽6を食器洗い機本体1内に収納した状態で、下洗浄槽6の内壁上部を内側から覆うように構成されている。
また、パッキン固定部44は樹脂製で、図7に示すように、背面側に連動部48が一体
に設けられ、下洗浄槽6を食器洗い機本体1内に収納する際、下洗浄槽6の背面が連動部48を後方に押すように構成される。また、下洗浄槽6の上端および上洗浄槽10の下端は、食器洗い機本体1内に収納した状態で下部パッキン46および上部パッキン45がそれぞれ当接押圧されるつば部6b、10bを外側に向けて設けた略L字型形状で構成されている。
図5および図6を参照して、リンク部42(連動手段)を備えた上記水封体41近傍の構成について、その動作、作用を以下に詳述する。
前述したように、使用者が被洗浄物7を収納した後、下洗浄槽6を後方に摺動させ、食器洗い機本体1内に収納する。この際、下洗浄槽6の背面上部が、水封体41背面の連動部48を後方に押すこととなる。後方への外力を受けた水封体41は、リンク部42の端部を中心に回転運動を行い、略鉛直方向に下降動作する。図5に示すように、下洗浄槽6のつば部6bの内壁側部6aと、上洗浄槽10のつば部10bの外側部10cとを垂直な方向から押さえ込むことで上部パッキン45および下部パッキン46とが圧縮され、下洗浄槽6の上部および上洗浄槽10の下部の開口部を水封する。そして、この状態で下洗浄槽6は、例えばロック機構によって、食器洗い機本体1に固定され、前方引き出し方向への移動を規制される。
また、食器洗い機の運転が終了し、使用者が下洗浄槽6を前方に引き出した場合、連動部48に働いていた外力がなくなり、図6に示すように、バネ部43の張力によって水封体41は上方に移動する。ここで本実施の形態の構成によれば、下部パッキン46の下洗浄槽6のつば部6bからの当接解除動作は、従来例のような略水平方向ではなく、略鉛直方向となるので、下部パッキン46が下洗浄槽6と接触しせん断応力を受け、長期使用において破損などの劣化が起こることはない。
なお、食器洗い機運転中に、下洗浄ノズル9から噴射された洗浄水が連続して下部パッキン46に衝突した場合、下部パッキン46と下洗浄槽6の隙間を洗浄水が浸透し、洗浄槽2外に洗浄水が漏れる可能性があるが、リブ47を設けたことにより、その可能性を低減し、さらに水封性能を向上させることができる。なお、リブ47は、下洗浄槽6摺動時に下洗浄槽6と接触しないよう、構成されている。
なお、本実施の形態では水封体41および下洗浄槽6の側面を水平に構成しているが、水封体41を略鉛直方向に動作させる構成でさえあれば、斜めでも同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、下洗浄槽6の摺動と水封体41の動作とを連動させる連動手段はリンク部42とバネ部43によって構成されているが、マイクロスイッチとアクチュエータを用い下洗浄槽6の動作を検知して水封体41を動作させる連動手段(図示せず)でもよい。また、本実施の形態ではバネ部43の上端を上洗浄槽10に固定しているが、食器洗い機本体1に固定してもよい。
また、図8および図9に示すように、分水部20は、洗浄ポンプ18から吐出された洗浄水を下洗浄ノズル9と上洗浄ノズル12とに流れる水量を変化させるための構成をしていることが望ましい。具体的には、分水部20内部に第1導水路21と第2導水路22とに流れる洗浄水量割合を変化させるためのセパレータ50が配設されている。セパレータ50は、出水口50a近傍に隣接して設けられた円盤状の樹脂成形部品で、複数の開孔部50bを有する。セパレータ50は、略中央部が分水モータ51と接続され、回転自在である。セパレータ50の停止位置によって第1導水路21と第2導水路22とに流れる洗浄水量割合が変化し、どちらか一方のみに洗浄水を送ることも可能である。なお、セパレ
ータ50の位置は、位置センサ(図示せず)によって判断することができる。
この構成を設けた場合、使用者は、操作部に設けられたコース設定ボタンを押し、運転コースを指定できる。ここでは、上食器かご11のみを洗浄する上食器かご洗浄コース、下食器かご8のみの下食器かご洗浄コース、上下ともに洗浄する上下かご洗浄コースなどのコースが設けられている。
運転コースを指定し、食器洗い機の運転を開始すると、排水手段34が所定時間動作した後、給水弁33が動作して所定量の洗浄水を下洗浄槽6に供給する。所定量の洗浄水が供給されると、設定されたコースに基づき、分水部20に設けられた分水モータ51が動作し、セパレータ50が回転する。上食器かご洗浄コースが指定されている場合には、セパレータ50の開孔部50bと第2導水路22への出水口50aとが一致し、第1導水路21を塞ぐ位置でセパレータ50は停止する。同様に、下食器かご洗浄コースの場合は、第1導水路21にのみ洗浄水を供給する位置でセパレータ50は停止する。上下かご洗浄コースの場合は、第1導水路21および第2導水路22に洗浄水を供給できるようセパレータ50を回転した後、その位置で停止させる。
これにより、被洗浄物7(食器)の量に応じて必要最低限の場所のみ洗浄水を供給し洗浄することができるため、消費電力量や使用水量といったランニングコストの削減を実現できる。
本発明の食器洗い機は、上洗浄部および下洗浄部と独立して側面および背面に設けられ鉛直方向に動作する水封体を備えたことで、使い勝手が良く洗浄槽外への水漏れを確実に防止することができるため、キッチンで使用される家庭用の食器洗い機等として有用である。
1 食器洗い機本体(本体)
2 洗浄槽
3 扉体
4 下洗浄部
5 上洗浄部
6 下洗浄槽
8 下食器かご
9 下洗浄ノズル
10 上洗浄槽
11 上食器かご
12 上洗浄ノズル
13 受板
18 洗浄ポンプ
32 上食器かご連動部
41 水封体
42 リンク部(連動手段)
44 パッキン固定部
45 上部パッキン
46 下部パッキン
47 リブ
48 連動部

Claims (8)

  1. 洗浄槽は、前後に引き出し自在に設けられる下洗浄部と、前記下洗浄部の上方に設けられ本体に固定される上洗浄部とに分割構成し、前記下洗浄部は、被洗浄物を収納する下食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、前記下食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する下洗浄ノズルと、前記下洗浄部前方に設けられる扉体とを備え、前記上洗浄部は、被洗浄物を収納する上食器かごと、前記上食器かごの下方に設けられ前記洗浄ポンプと連通する上洗浄ノズルとを備え、前記上洗浄部と前記下洗浄部との間に設けられ、略鉛直方向に動作することで前記上洗浄部および前記下洗浄部の側面および背面を水封する水封体を備えた食器洗い機。
  2. 前記水封体は、前記下洗浄部を前記本体に収納した際に下方に動作し水封する連動手段を備えた請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記連動手段は、前記下洗浄部を前記本体に収納した際に前記水封体を下方に動作させ、前記下洗浄部を前記本体から引き出した際に前記水封体を上方に動作させるリンク部で構成される請求項2に記載の食器洗い機。
  4. 前記水封体は、前記下洗浄部を前記本体に収納する際に、前記下洗浄部の移動に伴って移動することにより前記連動手段を下方に動作させる連動部を備えた請求項2または3に記載の食器洗い機。
  5. 前記水封体は断面形状が略コの字型に構成され、その上部および下部のそれぞれ下面で水封する請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  6. 前記水封体は、前記下洗浄部との水封位置内側にリブを備えた請求項5に記載の食器洗い機。
  7. 前記扉体は、前記扉体に隣接して設けられるとともに前記扉体と連動して前記上食器かごを摺動する上食器かご連動部を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  8. 前記上食器かご連動部は、前記扉体と前記上食器かごとの連動と非連動とを切り替える切替手段を備えた請求項7に記載の食器洗い機。
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