JP5593547B2 - 波動源位置演算方法及び波動源位置演算装置 - Google Patents

波動源位置演算方法及び波動源位置演算装置 Download PDF

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Description

本発明は、波動源位置演算方法及び波動源位置演算装置に関するものである。
時空間勾配法に基づく3次元音源定位センサシステムに関し、観測点の任意の時間における音圧、音圧微分及び空間的な音圧勾配を観測し、波源拘束偏微分方程式を適用することで、音源の位置を推定する手法が知られている(非特許文献)。
安藤他、"時空間勾配法に基づく3次元音源定位センサシステム"計測自動制御学会論文集 Vol.29No.5 520/528
しかしながら、特定の時間周波数区間に含まれる音源の情報が外乱による影響を受け、当該音源の位置の推定精度が低下する可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、外乱による影響を取り除き、波動源位置の演算精度を高めることができる波動源位置演算方法及び装置を提供する。
本発明は、マスキング関数を用いて、音信号の時間周波数帯域に制限をかけて、波動源の位置を演算することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、マスキング関数により、外乱により影響する帯域を特定し、時間周波数帯域から、当該特定された帯域を取り除き、波動源位置を演算するため、S/N比が向上し、波動源位置の演算精度を向上させることができる。
発明の実施形態に係る波動源位置推定方法を用いた波動源位置演算装置のブロック図である。 図1の音源位置演算部の演算結果であって、検出対象の方位角に対する頻度を示すグラフである。 図1の波動源位置演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 図1の波動源位置演算装置で用いる式(23)の閾値(γth)の特性を示すグラフである。 発明の他の実施形態に係る波動源位置推定方法を用いた波動源位置演算装置のブロック図である。 図5の波動源位置演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例及び比較例における、方位演算の実験結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本例の波動源位置推定方法を用いた波動源位置演算装置のブロック図を示す。なお、本例では、観測点となる移動体として、車両を例に説明するが、本例は車両以外の装置に適用してもよく、また必ずしも移動体である必要はない。
本例の波動源位置演算装置は、演算装置1、音センサ2及び速度センサ3を有する。演算装置1は、CPU、MPU等の集積回路、HDD、メインメモリ及びキャッシュメモリ等の記録媒体等により構成される。音センサ2は、音源である他車両から発せられる音を検出するセンサである。音センサ2には、例えば、少なくとも一つ以上の一般的なマイクロホンが設けられる。速度センサ3は、本例の波動源位置演算装置を備える車両の速度を検出するセンサである。音センサ2及び速度センサ3と、演算装置1との間は、例えば車内信号を伝達するCAN(Controller Area Network)通信網により接続される。
次に、演算装置1の詳細な構成と本例の波動源位置演算装置の制御内容を説明する。なお、本例は、音センサ2により検出された信号に基づき、例えば非特許文献1の方位推定アルゴリズムを応用して、音源である他車両の位置を演算する。
まず音センサ2は、音源となる他車両から放射される音波を検出し、波動信号として変換部100に送信する。なお、音センサ2は、自車両の走行音や車両以外の物体を起因とする外音も含めて検出するため、波動信号は、検出対象となる音源以外によるノイズを含んでおり、当該ノイズが、本例の演算において、外乱となる。
変換部100は、受信した音信号を直行変換等の手法を用い、時間周波数帯域等に変換する。具体的には、受信信号の音信号波形にハン窓(Hann Window)を適用し、短時間毎に一定間隔の区間にフレーム分割し、高速離散フーリエ変換(FFT)を用いて、フレーム毎に周波数領域の信号S(t、ω)に変換する。なお、tは時間を、ωは周波数を示す。これにより、変換部100は、波動信号を時間周波数の離散信号に変換する。
マスキング部110は、離散信号である信号S(t、ω)から、外乱を含み演算に適さない領域を除去する。具体的には、後述するマスキング関数設定部により設定されるマスキング関数m(ω)を、信号S(t、ω)に掛け合わせて、信号S(t、ω)の時間周波数の帯域に制限をかける。
位置推定演算部200は、マスキング部110からの信号から、瞬時の音圧、音圧時間微分及び音圧の空間勾配を演算し、音源の位置を表す位置推定値ES(t、ω)を演算する。
ここで、非特許文献1の方位推定アルゴリズムを用いて、変換部100及び位置推定値演算部200による、位置推定値ES(t、ω)の演算方法について、詳述する。なお、演算対象は、マスキング関数m(ω)により制限がかかっていない時間周波数帯域とする。
非特許文献1に示す時空間勾配法のように、音源から観測点に到来する波面にかかる振幅成分、振幅成分の微分及び空間微分成分による、観測点における波面を物理的に表現した式を用いて、観測点における波面から、波動源の方位及び位置を推定する。観測点から音源の方位を推定するには、勾配を元にどの方向から音が到来したのか調べればよい。
当該時空間勾配法は、点音源から放射された音波を任意の点で観測したとき、その点の任意の時間の音圧をf(t)、音圧時間微分をf(t)とすると、観測点における音圧の空間的な勾配f(t)、f(t)、f(t)は、
Figure 0005593547
と表現される。n、n、nは、観測点から音源方向へのベクトルnの要素であり、Rは観測点から音源までの距離、Cは音速を示す。式1乃至式3は音源が点音源であり、かつ、単一のものであれば、音圧と音圧の空間的な勾配は従属関係にある。以下では、式1乃至式3を波源拘束偏微分方程式と呼ぶ。すなわち、観測点の任意の時間における音圧、音圧時間微分および空間的な音圧勾配を計測し、波源拘束偏微分方程式を適用することで、音源の位置及び方位を演算することができる。
また、変換部100により、入力された時間領域の音信号を適当な時間間隔の窓関数で切り出してフレーム分割し、短時間高速フーリエ変換によって周波数領域に変換した信号を、波源拘束偏微分方程式を用いて、音源の方位及び位置を推定することもできる。
信号S(t、ω)から、任意の周波数における音圧をF(ω)、音圧時間微分をF(ω)とすると、観測点における音圧の空間的な勾配音圧の空間的な勾配をF(ω)、F(ω)、F(ω)は、
Figure 0005593547
として表される。
そして、これらを方向毎独立に最小二乗法を適用することで、ベクトルnを求めることができるが、接近車音源の水平面の方位を求めたければ、ベクトルnの要素であるn、n、nのいずれか一つが求まればよい。例としてnの解法に着目する。(式4)を変形して、
Figure 0005593547
の二乗誤差が最小となるようなnおよびRを求めることを考える。その結果は、
Figure 0005593547
としたとき、
Figure 0005593547
で与えられる。これにより、ベクトルnの要素であるnと観測点から音源までの距離Rが演算されるため、音源の位置が推定される。そして、上記により演算される音源の位置を示す演算値を位置推定値ES(t、ω)とする。
なお、(式8)乃至(式13)は短時間高速フーリエ変換によって得られた所定の周波数帯域について総和を計算しているため、任意の時間区間に対し唯一の位置推定結果を計算しているが、(式8)乃至(式13)を総和ではなく周波数毎に計算することで、(式14)乃至(式15)の結果は、周波数毎に方位推定結果を得ることも可能である。
次に、マスキング部110、マスキング関数設定部120及び初期設定部130について、説明する。初期値設定部130は、速度センサ3からの信号に基づき、マスキング関数m(ω)の初期値を設定する。外乱の一つの要因として、自車両が走行することにより発生するノイズが挙げられ、当該ノイズは、自車両との路面との摩擦音や自車両から発生する音等に影響する。そのため自車両の走行速度に応じて、音センサ2が検出するノイズを検出し、帯域フィルタを予め設定する。当該帯域フィルタは、通過帯域ωにおいてm(ω)[0]=1とし、非通過帯域においてm(ω)[0]=0となるようにm(ω)[0]を決定し、
Figure 0005593547
により表される。また、ωは、速度センサ3の検出速度に応じて設定される。
マスキング関数設定部120は、初期値設定部130により設定された、(式16)により表される帯域フィルタの関数を、マスキング関数m(ω)として設定し、マスキング部110に送信する。
マスキング部110は、マスキング関数設定部120により設定されたマスキング関数を、変換部100からの信号S(t、ω)に掛け合わせ、当該信号の時間周波数の帯域に制限をかける。これにより、車両の速度に応じて発生するノイズを含む帯域を、信号S(t、ω)の周波数帯域から除くことができる。
マスキング関数の初期値によりフィルタリングされた信号S(t、ω)は、位置推定演算部200に入力され、上記の通り、位置推定値ES(t、ω)が演算される。マスキング関数設定部120は、マスキング関数設定部120により入力される当該位置推定値ES(t、ω)に基づいて、マスキング関数m(ω)を更新し、マスキング部110に出力する。これにより、本例は、フィードバック演算制御を行い、演算精度を高める。
以下、本例のフィードバック演算制御方法について説明する。
マスキング関数設定部により設定されるマスキング関数をm(ω)[i]とし、iは0以上の整数であって、繰り返し回数を示す。ただし、i=0は初期値を示し、初期値設定部130で設定された関数を用いる。
位置推定部演算部210において、マスキング関数m(ω)[i]を適用して、(式8)から(式14)を表すと、
Figure 0005593547
となる。
そして、(式17)乃至(式22)と、(式14)及び(式15)を用いて、ベクトルnのx方向の要素であるnx及び観測点から音源までの距離Rを演算し、位置推定値ES(t、ω)を演算する。当該位置推定値ES(t、ω)は、マスキング関数設定部120に入力され、マスキング関数設定部120は、差値ER(t、ω)を、波源拘束偏微分方程式を用いて演算する。
誤差値ER(t、ω)は、波源拘束偏微分方程式を用いて表し、位置推定値ES(t、ω)を代入すると
Figure 0005593547
のように表される。
次に、マスキング関数設定部120は、誤差値ER(t、ω)から、マスキング関数m(ω)[i+1]を設定する。
マスキング関数m(ω)[i+1]は、
Figure 0005593547
のように、ER(t、ω)の閾値γthに対する大きさによって表される。閾値γthは閾値γth(ω)とし、帯域毎に車速に応じた値である。例えば、車速が所定の速度より低いときには1kHz未満のγth(ω)を閾値Cに、1kHz以上のγth(ω)を閾値C(>C)にする。車速が当該所定の速度より高いときには2kHz未満のγth(ω)を閾値Cに、2kHz以上のγth(ω)を閾値C(>C)にする。(式24)より、誤差値ER(t、ω)は、時間周波数帯域における評価関数であって、誤差値ER(t、ω)が大きければ、外乱が含まれる可能性が高く、誤差値ER(t、ω)が小さけば、外乱が含まれる可能性が低いと評価される。そして、(式24)に示すとおり、マスキング関数m(ω)[i+1]は、誤差値ER(t、ω)が閾値γthより大きい帯域に制限をかけ、誤差値ER(t、ω)が閾値γthより小さい帯域に制限をかける関数とする。なお、閾値γthは、音波の振幅レベルに応じて決定してもよい。
そして、マスキング関数設定部120は、(式24)に基づきマスキング関数m(ω)[i]を、マスキング関数m(ω)[i+1]に更新し、マスキング部110に出力する。マスキング部110は、マスキング関数m(ω)[i+1]を用いて、変換部100からの信号の時間周波数帯域に制限をかけて、位置推定値演算部210は、位置推定値ES(t、ω)を演算する。
またマスキング関数設定部120は、マスキング関数m(ω)[i+1]の収束判定を行う。マスキング関数設定部120は、前回のマスキング関数m(ω)[i]を保存しており、m(ω)[i+1]=m(ω)[i]の場合に、マスキング関数は収束した、と判断する。なお、収束判断は、例えば、予め設定された、iの最大値max(i)と繰り返し回数iが等しくなった場合に収束はしたと判断してもよい。
そして、マスキング関数設定部120により、マスキング関数が収束したと判断されると、本例の制御は、上記のフィードバック演算制御から抜けだし、音源位置演算部310による、以下のクラスタリング工程にうつる。
音源位置演算部310は、位置推定値ES(t、ω)から、周波数毎に位置推定値を統計的に演算し、検出対象となる全方位を任意の幅毎にグループ分けをして、それぞれの領域をビンによるヒストグラム化して、音源の位置を演算する。演算結果の例を図2に示す。図2は、検出対象の方位角に対する頻度を示すグラフである。本例では、検出対象となる方位を−90°から+90°の間にとり、6つの領域にグループ分けをする。そして、位置推定値ES(t、ω)に基づき、一定の時間内において、フレーム毎に方位を演算し、当該6つの領域に割当て、割当てられた頻度をカウントする。図2の頻度とは、カウントされた頻度に相当する。そして、音源位置演算部310は、頻度の高い領域内の位置推定値から、音源の位置を演算する。例えば、図2において、高い頻度である30〜60°を方位とし、30〜60°の方位に属する位置推定値から距離Rを演算することにより、音源位置が演算される。
次に、図3を用いて、本例の制御手順をフローチャートで説明する。図3は、本例の波動源位置演算装置の制御手順を示すフローチャートであり、本例の波動源位置演算方法を示す。
まずステップS1にて、音センサ2は車外環境の音波を検出し、速度センサ3は自車両の速度を検出する。ステップS2にて、変換部100は、ステップS1にて検出された音波の波動信号を離散信号S(t、ω)に変換する。次にステップS3にて、初期値設定部130は、ステップS1にて検出された車速に基づき、マスキング関数の初期値m(ω)[0]を設定する。
ステップS4にて、マスキング部110は、設定されたマスキング関数m(ω)[0]を用いて、離散信号の時間周波数帯域S(t、ω)に制限をかける。ステップS5にて、位置推定値演算部200は、制限のかかった離散信号から、位置推定値ES(t、ω)[i]を演算する。ここで、iは、ステップS4からステップ8までの繰り返し回数を示し、ステップS3にて初期値を設定した直後の繰り返し回数をi=0とする。
次にステップS6にて、マスキング関数設定部120は、誤差値ER(t、ω)[i]を演算する。ステップS7にて、マスキング関数設定部120は、演算された誤差値ER(t、ω)に基づき、マスキング関数m(ω)[i+1]を設定する。そして、ステップS8にて、マスキング設定部120は、マスキング関数m(ω)[i+1]とマスキング関数m(ω)[i]を比較し、マスキング関数が収束したか否かを判定する。
マスキング関数が収束していない場合、ステップS4に戻り、マスキング部110は、ステップS7にて設定されたマスキング関数m(ω)[i+1]を用いて、離散信号の時間周波数帯域S(t、ω)に制限をかけ、ステップS5にて、位置推定値演算部200は、制限のかかった離散信号から、位置推定値ES(t、ω)[i+1]を演算する。
一方、マスキング関数が収束した場合、音源位置演算部310は、ステップS7にて演算された位置推定値ES(t、ω)[i]から、音源の位置を演算し、本例の処理を終了する。
上記のとおり、本例の波動源位置演算方法又は波動源位置演算装置は、離散信号を用い、波動信号の振幅成分、波動信号の振幅の微分成分、または、波動信号の空間的な勾配の少なくとも一つのパラメータを含む式により、音源の位置を示す位置推定値を演算する。そして、当該式を用いて表される評価関数に位置推定値を代入して、評価関数の値に応じて、マスキング関数を設定し、マスキング関数により、波動信号の時間周波数帯域に制限をかける。これにより、本例は、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定し、音源の位置を演算する過程において時間周波数帯域に制限をかけるため、S/N比が向上し、音源の位置を演算する精度を高めることができる。また、音源の位置を演算する過程において、外乱を含む帯域が取り除かれ、音源位置の精度を低下させる帯域における演算が行われないため、演算負荷を軽減させつつ、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
また本例は、式(23)で示す評価関数を用いて、外乱を含む帯域を特定し、フィードバックをかけて、時間周波数の帯域を制限し、音源の位置を演算する。これにより、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定し、音源の位置を演算する過程において時間周波数帯域に制限をかけるため、S/N比が向上し、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
また本例は、当該評価関数の値を、自車両の速度に基づく閾値と比較することにより評価する。これにより、自車両の速度の変化に応じて、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定することができるため、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
また本例は、マスキング関数の初期値に、自車両の速度を反映させる。これにより、自車両の速度の変化に応じて、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定することができるため、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
なお本例は、音源の波動信号からの音圧、音圧時間微分及び音圧の空間勾配をパラメータとして用いて、波源拘束偏微分方程式を表すが、音圧、音圧時間微分及び音圧の空間勾配の代わりに、粒子速度や媒質のインピーダンス等を用いてもよい。
例えば、音圧を用いて壁が剛で均一な断面をもつ長い管の内部の音場(すなわち1次元の波動)を音圧で表現する(例えば文献 橘秀樹、“サウンドインテンシティ”オーム社 p26−37を参照(文献2))場合、進行波と後退波の音圧を夫々、f、 gの関数であらわすと任意の点の音圧は、1次元の波動方程式の一般解で表され、
Figure 0005593547
となる。この現象を粒子速度で表現すると、
Figure 0005593547
と表現できる。ここで、ρは平均密度、cは音速であり、fとgは、空間的及び時間的境界条件に依存する関数であって、それぞれxの正及び負方向への速度cで伝播する波を示す。更に、音圧と粒子速度の間には、媒質の音響インピーダンスを用いて、
Figure 0005593547
の関係がある。すなわち、粒子速度及び媒質の音響インピーダンスが分かれば、音圧を演算することができる(例えば文献 P.A.Nelson&S.J.Elliott、“Active Control of Sound”、p16、p17を参照(文献3))。また、(式25)、(式26)及び(式27)は、3次元に拡張できる(文献2及び3を参照)。そのため、音圧、音圧時間微分及び音圧の空間勾配は、粒子速度や音響インピーダンスを用いて演算することができ、(式1)〜(式3)を導出することができる。なお、粒子速度は、周知の方法(例えば、http://www.microflown.com/ または http://toyo.co.jp/pcb/onkyorushi/ 要約すると、空気分子の振動速度を直接計測する音響粒子速度センサ)を用いることにより検出される。
また本例は、音圧時間微分を、周知の方法により、直接、観測してもよい(例えば文献 N.Ono、A.Saito、andS.Ando、“Bio−mimcry Sound Source Localization with Gimbal Diapharagm” IEEJ Trans.SM、Bol.123 No.3、2003を参照)。
また本例の波動拘束偏微分方程式は、他の方程式により表現され、例えば波動方程式から展開される音圧(波動の振幅)または粒子速度を用いた音場表現方式、または、その組み合わせを用いることで、表現される。
また本例は、波源拘束偏微分方程式を、波動信号の振幅成分、波動信号の振幅の微分成分、及び、波動信号の空間的な勾配のパラメータを用いて表したが、波動信号の振幅成分、波動信号の振幅の微分成分、及び、波動信号の空間的な勾配のパラメータのうち、少なくとも一つのパラメータにより、波源光源微分方程式を表してもよい。
また本例は、上記の波源拘束偏微分方程式の代わりに、音源と観測点が所望の関係の方程式として表現されていればよく、例えば、自動車などのトンネルや高速道路の外壁が存在する領域では、ダクトをモデルとした虚像法による式を用いてもよい(文献2を参照)。
また、本例は、位置推定値演算部210又は音源位置演算部310において、観測点から音源までの距離を、音センサ2の信号に基づき演算するが、カメラや電波送受信機等を用いて測定してもよい。
本例は、初期値設定部130にて、速度センサ3からの検出速度に応じて、マスキング関数m(ω)の初期値を設定するが、当該初期値は予め設定されている一定の値として、マスキング関数m(ω)の初期値を、所定の周波数帯域で信号を通過させ、それ以外の周波数帯域では信号に制限をかけるように設定してもよい。また、本例は、位置推定値演算部で演算されるパラメータに応じて、マスキング関数m(ω)の初期値を設定してもよい。また、本例において、速度センサ3を省略してもよい。
また本例は、マスキング関数設定部120及び初期設定部130において、マスキング関数の初期値に通過帯域ωを予め設定し、マスキング関数を更新するが、帯域毎の離散信号S(t、ω)の大きさ(例えば、振幅の絶対値等)に応じて、
Figure 0005593547
としてm(ω)を設定してもよい。なおSthは、予め設定される閾値である、なお、離散信号S(t、ω)の大きさは、離散信号の波面の瞬時振幅を用いてもよいし、当該瞬時振幅の微分値を用いてもよい。
なお、式23において、分母|F(τ、ω)|の値が0に近づく場合(すなわちx軸に対して直行する方向から到来する波源)、誤差ER(t、 ω)は、理想状態にあっても発散する。そのため、分母|F(τ、ω)|の値が0に近づく場合、
以下の式を導入する。
Figure 0005593547
ここでεは任意の微小な値である。これにより、(式23)の発散を防ぐことができる。
またx軸に対して直行する方向から到来する波源に対する対応方法として、(式24)のγthをnに依存する関数としてもよい。図4は、演算部310の演算結果における、x軸の角度に対する閾値(γth)の特性を示すグラフである。例えば、x軸に対して直行する方向を0°とした場合、図4に示すように、0°付近に限りγthの値を、0°付近以外の角度領域の値より大きくする。そして、マスキング関数設定部120は、(式23)の計算結果が発散する場合、図4に示す特性を(式23)の閾値(γth)に設定し、マスキング関数m(ω)を演算する。これにより(式29)を用いなくても、x軸に対して直行する方向の音源の位置を演算することができる。
また本例は、観測点を音源とし、音センサ2により音波を検出するが、観測対象は音源に限らず波動源であればよく、音センサ2は当該波動源からの波を検出してもよい。そして、上記の本例の波動源位置演算装置及び波動源位置演算方法は、観測点を音源に限らず、波動源に適用し、波動源の位置を演算することができる。
なお、本例の変換部100が本発明の「変換手段」に相当し、位置推定値演算部200が「位置推定値演算手段」に、マスキング関数設定部120が「マスキング関数設定手段」に、マスクキング部110が「マスキング手段」に、音源位置演算部310が「波動源位置演算手段」に相当する。
《第2実施形態》
発明の他の実施形態に係る波動源位置演算装置及び波動源位置演算方法を、図5を用いて説明する。本例は上述した第1実施形態に対して、演算装置1における制御内容の一部が異なる。これ以外の構成で上述した第1実施形態と同じ構成は、その記載を適宜、援用する。図5は、本発明の波動源位置演算装置のブロック図を示す。
図5に示すように、速度センサ3及び初期値設定部130を設けていない点を除き、基本的な構成は第1実施形態の波動源位置演算装置と同様であるが、制御手順が異なる。
マスキング関数設定部120は、位置推定値演算部200により演算された位置推定値ES(t、ω)に基づいて、(式17)〜(式23)を用いて、誤差値ER(t、ω)を算出し、(式24)に基づき、マスキング関数m(ω)を演算する。
マスキング部110は、マスキング関数m(ω)を用い、位置推定値演算部200から入力される位置推定値ES(t、ω)の周波数の帯域に制限をかける。そして、音源位置演算部310は、マスキング関数m(ω)を通過した帯域の位置推定値ES(t、ω)から、上述した第1実施形態と同様に、統計的に音源の方位角と観測点から音源までの距離を演算し、音源の位置を演算する。
次に、本例の制御手順を、図6を用いて、説明する。図6は本例の波動源位置演算装置の制御手順であり、本例の波動源位置演算方法のフローチャートを示す。
まずステップS11にて、音センサ2は車外環境の音波を検出する。ステップS12にて、変換部100は、ステップS11にて検出された音波の波動信号を離散信号S(t、ω)に変換する。ステップS13にて、位置推定値演算部200は、離散信号から、位置推定値ES(t、ω)を演算する。次にステップS14にて、マスキング関数設定部120は、予め記録媒体等に記録されている理論値と、ステップS13にて演算された位置推定値とを比較し、理論値との誤差値ER(t、ω)を演算する。
ステップS15にて、マスキング関数設定部120は、演算された誤差値ER(t、ω)に基づき、マスキング関数m(ω)を設定する。ステップS16にてマスキング部110は、設定されたマスキング関数m(ω)を用いて、位置推定値の時間周波数帯域ES(t、ω)に制限をかける。ステップS17にて、制限のかかった位置推定値ES(t、ω)から、音源の位置を演算し、本例の処理を終了する。
上記のとおり、本例は、波動信号の振幅の微分成分、または、前記波動信号の空間的な勾配の少なくとも一つをパラメータとして有する方程式に含まれるパラメータを用いて、誤差値ER(t、ω)の評価関数に基づき、外乱を含む帯域を特定し、位置推定値ES(t、ω)の周波数の帯域に制限をかけて、音源の位置を演算する。
これにより、本例は、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定し、音源の位置を演算する過程において時間周波数帯域に制限をかけるため、S/N比が向上し、音源の位置を演算する精度を高めることができる。また、音源の位置を演算する過程において、外乱を含む帯域が取り除かれ、音源位置の精度を低下させる帯域における演算が行われないため、演算負荷を軽減させつつ、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
また本例は、マスキング関数設定部120において、時間周波数の帯域に応じて重みづけをする関数を用いてもよい。例えば、1kHz、1.5kHz、2kHzの帯域で、マスキング関数m(ω)を、m(1kHz)=2、m(1.5kHz)=0.8、m(2kHz)=1と設定し、誤差値ER(t、ω)に基づくマスキング関数に掛け合わせて、新たなマスキング関数とする。これにより、例えば、重み付けが無い状態で、演算部310による演算結果が50°の方向の頻度値F=1となる場合、本例では頻度値F=1×2+1×0.8+1×1=3.8となるように、重み付けを行うことができる。
《第3実施形態》
発明の他の実施形態に係る波動源位置演算装置及び波動源位置演算方法を説明する。本例は上述した第1又は2実施形態に対して、マスキング関数設定部120において、評価関数である誤差値の演算方法及びマスキング関数が異なる。
これ以外の構成で上述した第1又は2実施形態と同じ構成は、その記載を適宜、援用する。
本例のマスキング関数設定部120において、マスキング関数m(ω)は、複数の短時間フレームに渡った統計量を反映させることもできる。例えば、
Figure 0005593547
のように、複数の時間フレームを示すτを導入することで時間周波数領域に対して最適な帯域を通過させるフィルタを設計することができる。
これにより本例は、複数の時間フレームを統計的に、マスキング関数m(ω)に反映させることができるため、外乱を含む周波数帯域を効率的に特定することができ、S/N比を向上させ、音源の位置を演算する精度を高めることができる。
以下、本発明をさらに具体化した実施例を説明する。
本例の波動源位置演算装置を車両に搭載し、試験路を走行し、他車両の音源位置を演算し、演算結果の評価を行った。自車両には、2本のマイクを設けた。測定対象となる他車両は、2台準備し、1台目は後方から自車両を追い抜き、2台目は自車両の前方から接近し、自車両の後方に抜けていくように走行する。そして、(式30)から(式35)と(式37)及び(式29)を用いて、マスキング関数m(ω)を計算し、当該マスキング関数m(ω)を用いて、音波の離散信号に制限をかけて、再び位置推定値ES(t、ω)を演算し、演算された方位をプロットした。
また比較例は、車両に搭載されるマイクの位置、測定対象となる他車両及び他車両の走行条件を同様にするが、マスキング関数m(ω)の演算及びマスキング関数m(ω)に基づく信号の時間周波数帯域のフィルタリングは行わず、本例の帯域制限をしない信号から、光源拘束偏微分方程式を用いて、位置推定値を演算し、演算された方位をプロットした。
また実施例及び比較例において、録音条件はサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16bitであり、録音された音響信号には、懸念された流体雑音はあまりみられず、聴感上も、自車エンジン音に加えて他車走行音が取得できていることを確認している。また、分析条件は高い時間分解能を得るために、フレーム長を128点(2.67ms)、フレームシフトを64点(133ms)とした。
それぞれのプロットした結果を図7に示す。図7は、時間に対する測定音源の方位を示す。なお、縦軸の方位は、角度を、−1.0〜+1.0に正規化した値(Nx)とする。横軸は、時間を示す。図7において、○印は、実施例の値を示し、×印は比較例の値を示す。また△印及び□印は、車両の位置座標をGPSで測定し、自車両の位置を基準とする他車両の方位に変換したものを示す。
≪考察≫
図7に示すとおり、矢印Aで示される、実施例の検出範囲の方が、矢印Bで示される、比較例の検出範囲より広くなっている。これにより、実施例は、ノイズを多く含むと判断された領域を取り除いて音源の方位を演算するため、S/N比が向上し、音源を追従する角度範囲が広くなり、他車両の距離が遠い範囲まで正しい演算が得られていることが確認できる。
以上の結果より、マスキング関数を演算して外乱を含む帯域を特定して、特定された帯域を除いた信号に基づいて、音源の位置を演算することにより、検出精度を高めつつ、検出対象範囲を広げることができる。
1…演算装置
2…音センサ
3…速度センサ
100…変換部
110…マスキング部
120…マスキング関数設定部
130…初期値設定部
200…位置推定値演算部
310…演算部

Claims (7)

  1. 観測点において、波動源が放射する波動信号を検出し、当該波動源の位置を演算する波動源位置演算方法であって、
    前記波動信号を時間周波数の離散信号に変換する工程と、
    前記離散信号を用い、前記波動信号の振幅成分、前記波動信号の振幅の微分成分、または、前記波動信号の空間的な勾配の少なくとも一つのパラメータを含む式により、前記時間周波数毎に、前記波動源の位置を表す位置推定値を演算する位置推定値演算工程と、
    前記式を用いて表される評価関数に前記位置推定値(ES[i](ただし、iは0以上の整数))を代入することで、外乱を含む可能性を誤差値として演算し、前記時間周波数の帯域を制限するマスキング関数を設定するマスキング関数設定工程と、
    前記マスキング関数により前記時間周波数の帯域に制限をかけるマスキング工程と、
    前記位置推定値から波動源の位置を演算する波動源位置演算工程とを含み、
    前記マスキング関数設定工程は、前記誤差値が所定の値未満である場合は通過帯域を示し、かつ、前記誤差値が前記所定の値より大きい場合は非通過帯域を示す関数を、前記マスキング関数として演算する
    ことを特徴とする波動源位置演算方法。
  2. 前記位置推定値演算工程は、前記マスキング工程により時間周波数の帯域に制限をかけた前記離散信号を用いて、前記位置推定値を演算することを特徴とする
    請求項1記載の波動源位置演算方法。
  3. 前記マスキング工程は、前記位置推定値演算工程により演算された位置推定値の時間周波数の帯域に制限をかけ、
    前記波動源位置演算工程は、前記マスキング工程により、時間周波数の帯域に制限をかけた前記位置推定値から前記波動源の位置を演算することを特徴とする
    請求項1又は2記載の波動源位置演算方法。
  4. 前記位置推定値演算工程は、前記マスキング関数(m[i+1])に基づき、時間周波数の帯域に制限をかけた前記離散信号を用いて、前記位置推定値(ES[i+1])を演算することを特徴とする請求項記載の波動源位置演算方法。
  5. 前記マスキング関数の初期値は、
    前記波動信号の振幅成分、前記波動信号の振幅の微分成分に応じて設定される値、
    前記観測点の移動速度に応じて設定される値、または、予め設定されている値であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の波動源位置演算方法。
  6. 前記観測点を含む移動体の速度を検出する工程とをさらに含み、
    前記マスキング関数設定工程は、前記検出速度に応じて前記所定の値を設定することを特徴とする請求項1記載の波動源位置演算方法。
  7. 観測点において、波動源が放射する波動信号を検出し、当該波動源の位置を演算する波動源位置演算装置であって、
    前記波動信号を時間周波数の離散信号に変換する変換手段と、
    前記離散信号を用い、前記波動信号の振幅成分、前記波動信号の振幅の微分成分、または、前記波動信号の空間的な勾配の少なくとも一つのパラメータを含む式により、前記時間周波数毎に、前記波動源の位置を表す位置推定値を演算する位置推定値演算手段と、
    前記式を用いて表される評価関数に前記位置推定値を代入することで、外乱を含む可能性を誤差値として演算し、前記時間周波数の帯域を制限するマスキング関数を設定するマスキング関数設定手段と、
    前記マスキング関数により前記時間周波数の帯域に制限をかけるマスキング手段と、
    前記位置推定値から波動源の位置を演算する波動源位置演算手段とを含み、
    前記マスキング関数設定手段は、
    前記誤差値が所定の値未満である場合は通過帯域を示し、かつ、前記誤差値が前記所定の値より大きい場合は非通過帯域を示す関数を、前記マスキング関数として演算する
    ことを特徴とする波動源位置演算装置。
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