JP5592518B2 - 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5592518B2
JP5592518B2 JP2013031249A JP2013031249A JP5592518B2 JP 5592518 B2 JP5592518 B2 JP 5592518B2 JP 2013031249 A JP2013031249 A JP 2013031249A JP 2013031249 A JP2013031249 A JP 2013031249A JP 5592518 B2 JP5592518 B2 JP 5592518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
foam
catalyst
polyol composition
flexible polyurethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013031249A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013234314A (ja
Inventor
智寿 平野
俊一 井手
えりか 信國
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2013031249A priority Critical patent/JP5592518B2/ja
Publication of JP2013234314A publication Critical patent/JP2013234314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5592518B2 publication Critical patent/JP5592518B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

本発明は、軟質ポリウレタンフォーム製造用のポリオール組成物に関する。
軟質ポリウレタンフォームは、家具や寝具用マットレス、自動車用シートクッション、衣料用等に広く使用されており、特に衣料用においてはフォームの外観も重要視されるのでフォームが黄変することは問題であり、黄変しにくいフォームが求められている。
一般に軟質ポリウレタンフォームの製造では、有機ポリイソシアネートとして、ポリオールとの反応性が高い芳香族イソシアネートが多く使用されているが、芳香族イソシアネートは芳香環を含むためフォームが黄変する原因となっている。そこで、難黄変の軟質ポリウレタンフォームの製造において、脂肪族/脂環式イソシアネートを用いることによりフォームの黄変を低減できることが一般的に知られている。しかしながら、脂肪族/脂環式イソシアネートはポリオールとの反応性が低く、そのため脂肪族/脂環式イソシアネートを使用したポリウレタンフォームは圧縮残留歪み及び機械物性が低下するという問題がある。
特開2010−150438号公報
上記特許文献では、『紫外線や窒素酸化物や熱の作用に起因する黄変がほとんどなく、かつ機械的物性や発泡安定性に優れ』と記載されているものの、フォーム硬さや引張、引裂強度などの機械的物性については十分でない。本発明の解決しようとする課題は、黄変しにくく、また脂肪族/脂環式イソシアネートを使用しても、引張、引裂強度等の機械物性を低下させない軟質ポリウレタンフォームをつくるためのポリオール組成物を提供することである。
本発明者らは、以上の問題点を解決するために鋭意検討した結果、以下に示される発明に到達した。
すなわち本発明の軟質ポリウレタン製造用ポリオール組成物は、活性水素含有化合物(H)のアルキレンオキサイド付加物(A1)を含有してなり、下記(1)〜()を満たしてなることを要旨とする。
(1)(A)の末端水酸基の1級水酸基比率が40%以下である。
(2)エチレンオキサイド単位の含有量が(A)の重量を基準として、20重量%以下である。
(3)(A)の水酸基価が95〜290mgKOH/gである。
(4)(A)の数平均官能基数が3.3〜6.0である。
また、本発明の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法は、上記のポリオール組成物(A)と有機ポリイソシアネート成分(B)とを、発泡剤(C)及びウレタン化触媒(D)の存在下に反応させてなる軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法であって、有機ポリイソシアネート成分(B)が脂肪族イソシアネート及び/又は脂環式イソシアネートを含有することを要旨とする。
本発明のポリオール組成物を使用することにより、黄変しにくく、機械強度に優れた軟質ポリウレタンフォームが製造できる。
本発明の軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物(A)は、活性水素含有化合物(H)のアルキレンオキサイド付加物(A1)を含有してなる。
活性水素含有化合物(H)としては、水酸基含有化合物、アミノ基含有化合物、カルボキシル基含有化合物、チオール基含有化合物及びリン酸化合物等が挙げられる。
水酸基含有化合物としては、アルコールやアルカノールアミン等が挙げられる。また、活性水素を有する化合物(アルコール、アミノ基含有化合物、カルボン酸、リン酸等)に後述のアルキレンオキサイド(d)が付加された構造の化合物(アルキレンオキサイド付加物)が挙げられる。これら2種以上を併用してもよい。
アルコールとしては、メタノール、エタノール、ブタノール及びオクタノール等の1価のアルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチルペンタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン及び2,2−ビス(4,4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン等の2価アルコール;グリセリン及びトリメチロールプロパン等の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソルビトール、キシリット、マンニット、ジペンタエリスリトール、グルコース、フルクトース及びショ糖等の4〜8価のアルコール;フェノール及びクレゾール等のフェノール;ピロガロール、カテコール及びヒドロキノン等の多価フェノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF及びビスフェノールS等のビスフェノール;ポリブタジエンアルコール;ひまし油系アルコール;ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの(共)重合体及びポリビニルアルコール等の多官能(2〜100)アルコール等が挙げられ、炭素数(以下、Cと略記する)1〜20のものが好ましい。
なお、ポリブタジエンアルコールとしては、1,2−ビニル構造を有するもの、1,2−ビニル構造と1,4−トランス構造とを有するもの及び1,4−トランス構造を有するものが挙げられる。1,2−ビニル構造と1,4−トランス構造の割合は種々にかえることができ、例えばモル比で100:0〜0:100である。またポリブタジエンアルコールのうち、ポリブタジエングリコ―ルにはポリブタジエンホモポリマ―及びコポリマ―(スチレンブタジエンコポリマ―及びアクリロニトリルブタジエンコポリマ―等)並びにこれらの水素添加物(水素添加率:例えば20〜100%)が含まれる。
また、ひまし油系アルコールとしては、ひまし油及び変性ひまし油(トリメチロールプロパン及びペンタエリスリトール等の多価アルコールで変性されたひまし油等)が挙げられる。
アミノ基含有化合物としては、モノ又はポリアミン及びアミノアルコールが挙げられる。
モノ又はポリアミンとしては、具体的には、アンモニア、アルキルアミン(ブチルアミン等)及びアニリン等のモノアミン;エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン及びジエチレントリアミン等の脂肪族ポリアミン;ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン及びその他特公昭55−21044号公報記載の複素環式ポリアミン;ジシクロヘキシルメタンジアミン及びイソホロンジアミン等の脂環式ポリアミン;フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、ジフェニルエ−テルジアミン及びポリフェニルメタンポリアミン等の芳香族ポリアミン;ポリアミドポリアミン[例えばジカルボン酸(ダイマー酸等)と過剰の(酸1モル当り2モル以上の)ポリアミン(上記アルキレンジアミン及びポリアルキレンポリアミン等)との縮合により得られる低分子量ポリアミドポリアミン];ポリエーテルポリアミン[ポリエーテルアルコール(ポリアルキレングリコール等)のシアノエチル化物の水素化物];シアノエチル化ポリアミン[例えばアクリロニトリルとポリアミン(上記アルキレンジアミン及びポリアルキレンポリアミン等)との付加反応により得られるシアノエチル化ポリアミン。例えばビスシアノエチルジエチレントリアミン等];ヒドラジン類(ヒドラジン及びモノアルキルヒドラジン等)、ジヒドラジッド(コハク酸ジヒドラジッド、アジピン酸ジヒドラジッド、イソフタル酸ジヒドラジッド及びテレフタル酸ジヒドラジッド等)、グアニジン類(ブチルグアニジン及び1−シアノグアニジン等);及びジシアンジアミド等;並びにこれらの2種以上の混合物が挙げられ、C1〜20のものが好ましい。
アミノアルコールとしては、アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−及びトリ−アルカノールアミン(モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、モノブタノールアミン、トリエタノールアミン及びトリプロパノールアミン等);これらのアルキル(C1〜C4)置換体〔N,N−ジアルキルモノアルカノールアミン(N,N−ジメチルエタノールアミン及びN,N−ジエチルエタノールアミン等)及びN−アルキルジアルカノールアミン(N−メチルジエタノールアミン及びN−ブチルジエタノールアミン等)〕;及びこれらのジメチル硫酸又はベンジルクロリド等の4級化剤による窒素原子4級化物が挙げられ、C1〜20のものが好ましい。
カルボキシル基含有化合物としては、C1〜20のカルボン酸が挙げられ、酢酸及びプロピオン酸等の脂肪族モノカルボン酸;安息香酸等の芳香族モノカルボン酸;コハク酸、アジピン酸等の脂肪族ポリカルボン酸;フタル酸、テレフタル酸及びトリメリット酸等の芳香族ポリカルボン酸;アクリル酸の(共)重合物等のポリカルボン酸重合体(官能基数2〜100)等が挙げられる。
チオール基含有化合物のポリチオール化合物としては、2〜8価の多価チオールが挙げられる。具体的にはエチレンジチオール、プロピレンジチオール、1,3−ブチレンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1、6−ヘキサンジチオール及び3−メチルペンタンジチオール等が挙げられる。
リン酸化合物としては燐酸、亜燐酸、ホスホン酸等が挙げられる。
これら活性水素含有化合物(H)のうち、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、水酸基含有化合物が好ましく、より好ましくは多価アルコール及び多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物である。
活性水素含有化合物(H)に付加重合させるアルキレンオキサイド(以下、AOと略記する)としては、炭素数2〜10のものが好ましく、エチレンオキサイド(以下、EOと略記する)、1,2−プロピレンオキサイド(以下、POと略記する)、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−、1,3−、1,4−及び2,3−ブチレンオキサイド並びにスチレンオキサイド等が挙げられる。これら2種を併用してもよい。これらのうち好ましいものは、PO及び/又はEOであり、さらに好ましくはPOである。
AOを付加する方法は、単独付加、二種以上のAOを用いる場合のランダム付加及びブロック付加等が挙げられるが限定はない。
AOの付加重合の条件については、従来公知の方法でよい。
アルキレンオキサイド付加物(A1)の数平均官能基数は、得られるポリウレタンフォームの機械物性(伸び及び硬さ)の観点から、2.0〜6.0が好ましく、さらに好ましくは3.0〜4.0である。
アルキレンオキサイド付加物(A1)のエチレンオキサイドの含有量(重量%)としては、得られるポリウレタンフォームの機械物性(湿熱圧縮残留歪み)の観点から、(A1)の重量を基準として、0.1〜19が好ましく、さらに好ましくは1〜15、最も好ましくは2〜9である。
本発明のポリオール組成物(A)には、上記アルキレンオキサイド付加物(A1)以外に、以下のポリエステルポリオール及びこれら以外のポリオール等を含んでもよい。
ポリエステルポリオールとしては、多価水酸基含有化合物(前記の多価アルコール及び前記ポリエーテルポリオール)と芳香族ポリカルボン酸及び脂肪族ポリカルボン酸、これらの無水物並びにこれらの低級アルキル(アルキル基の炭素数が1〜4)エステル等のエステル形成性誘導体(無水フタル酸及びテレフタル酸ジメチル等)との縮合反応生成物;前記多価アルコールの前記カルボン酸無水物及びAOの付加反応物;これらのAO(EO、PO等)付加反応物;ポリラクトンポリオール{例えば前記多価アルコールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させることにより得られるもの};並びにポリカーボネートポリオール(例えば前記多価アルコールとアルキレンカーボネートとの反応物)等が挙げられる。
これら以外の各種ポリオールとしては、重合体ポリオール、ポリブタジエンポリオール等のポリジエンポリオール及びそれらの水添物;アクリル系ポリオール、特開昭58−57413号公報及び特開昭58−57414号公報等に記載された水酸基含有ビニル重合体;ヒマシ油等の天然油系ポリオール;天然油系ポリオールの変性物;等が挙げられる。
本発明のポリオール組成物(A)の末端水酸基の1級水酸基比率は、40%以下であり、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、2〜39%が好ましく、さらに好ましくは10〜38%である。
なお、本発明において、末端水酸基の1級水酸基比率は、予め試料をエステル化の前処理をした後にH−NMR法により求める。H−NMR法の詳細を以下に具体的に説明する。
<試料調整法>
測定試料約30mgを直径5mmのH−NMR用試料管に秤量し、約0.5mlの重水素化溶媒を加え溶解させる。その後、約0.1mlの無水トリフルオロ酢酸を添加し25℃で約5分間放置して、ポリオールをトリフルオロ酢酸エステルとし、分析用試料とする。
ここで重水素化溶媒とは、重水素化クロロホルム、重水素化トルエン、重水素化ジメチルスルホキシド、重水素化ジメチルホルムアミド等であり、試料に溶解させることができる溶媒を適宜選択する。
<NMR測定>
通常の条件でH−NMR測定を行う。
<末端水酸基の1級水酸基比率の計算方法>
1級水酸基の結合したメチレン基由来の信号は4.3ppm付近に観測され、2級水酸基の結合したメチン基由来の信号は5.2ppm付近に観測されるから、末端水酸基の1級水酸基比率は下式〔2〕により算出する。
1級水酸基比率(%)=〔r/(r+2s)〕×100 〔2〕
ただし、
r:4.3ppm付近の1級水酸基の結合したメチレン基由来の信号の積分値
s:5.2ppm付近の2級水酸基の結合したメチン基由来の信号の積分値
である。
ポリオール組成物(A)のエチレンオキサイド単位の含有量は、(A)の重量を基準として、20重量%以下であり、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、0.1〜19好ましくは1〜15重量%、さらに好ましくは2〜9重量%である。
ポリオール組成物(A)の水酸基価は、95〜290mgKOH/gであり、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、好ましくは115〜200、さらに好ましくは125〜170である。
ポリオール組成物(A)の数平均官能基数は、3.2〜6.0であり、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、好ましくは3.4〜5.0、さらに好ましくは3.6〜4.0である。
なお、本発明において、数平均官能基数とは、ポリオール組成物(A)に含まれるそれぞれの成分が有する活性水素基の数の数平均を意味する。また、本発明において、アルキレンオキサイド付加物の官能基数は、出発物質の官能基数と同一であるとみなす。
ポリオール組成物(A)中の数平均官能基数が2.0以下のポリオールの含有量は、ポリオール組成物(A)の重量を基準として、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、3重量%以下が好ましく、さらに好ましくは2重量%以下である。
ポリオール組成物(A)中のアルキレンオキサイド付加物(A1)の含有量は、ポリオール組成物(A)の重量を基準として、得られるポリウレタンフォームの機械物性の観点から、10〜100重量%が好ましく、さらに好ましくは30〜100重量%である。
本発明の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法において、軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物(A)と有機ポリイソシアネート成分(B)とを、発泡剤(C)及びウレタン化触媒(D)の存在下に反応させてポリウレタンフォームを形成させる。
有機ポリイソシアネート成分(B)は、脂肪族ポリイソシアネート及び/又は脂環式ポリイソシアネートを含有する。脂肪族ポリイソシアネート及び/又は脂環式ポリイソシアネートは他のポリイソシアネートと併用することができる。併用する他のポリイソシアネートとしては、ポリウレタンフォームの製造に使用される有機ポリイオシアネートはすべて使用でき、芳香族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、これらの変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、イソシアヌレート基及びオキサゾリドン基含有変性物等)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート及びリジンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜16の脂環式ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート及びノルボルナンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除く;以下のポリイソシアネートも同様)が6〜16の芳香族ジイソシアネート、炭素数6〜20の芳香族トリイソシアネート及びこれらのイソシアネートの粗製物等が挙げられる。具体例としては、1,3−及び1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−及び4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート並びにトリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリイソシアネート等が挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート及びα,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、カルボジイミド変性MDI等が挙げられる。
これらの中で、ポリウレタンフォームの黄変性の観点から、脂肪族ポリイソシアネート及び脂環式ポリイソシアネートが好ましく、さらに好ましくはイソホロンジイソシアネート及び1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、特に好ましくはイソホロンジイソシアネートである。
発泡剤(C)としては、水、液化炭酸ガス及び沸点が−5〜70℃の低沸点化合物が含まれる。
低沸点化合物には、水素原子含有ハロゲン化炭化水素及び低沸点炭化水素等が含まれる。 水素原子含有ハロゲン化炭化水素及び低沸点炭化水素の具体例としては、塩化メチレン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)(HCFC−123、HCFC−141b及びHCFC−142b等);HFC(ハイドロフルオロカーボン)(HFC−152a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa及びHFC−365mfc等)、ブタン、ペンタン及びシクロペンタン等が挙げられる。
これらのうち、成形性の観点から、水、液化炭酸ガス、塩化メチレン、シクロペンタン、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa、HFC−365mfc及びこれらの2種以上の混合物を発泡剤として使用するのが好ましい。
発泡剤(C)のうち、水の使用量は、フォーム形成時のフォーム密度、スコーチ発生の抑制の観点から、ウレタンフォーム製造時に使用するポリオール成分{ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物(A)}100重量部に対して、1.0〜8.0重量部が好ましく、さらに好ましくは1.5〜7.0重量部である。低沸点化合物の使用量は、成形不良の観点から、ポリオール成分100重量部に対して、30重量部以下が好ましく、さらに好ましくは5〜25重量部である。液化炭酸ガスは、30重量部以下が好ましく、さらに好ましくは1〜25重量部である。
ウレタン化触媒(D)としては、ウレタン化反応を促進するすべての触媒を使用でき、3級アミン{トリエチレンジアミン、N−エチルモルフォリン、ジエチルエタノールアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ジアミノビシクロオクタン、1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデセン−7、ビス(N,N−ジメチルアミノ−2−エチル)エーテル及びN,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン等}、及び/又はカルボン酸金属塩(酢酸カリウム、オクチル酸カリウム、オクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第二スズ及びオクチル酸鉛等)が挙げられる。触媒の使用量は、機械物性(引張強度、引裂強度、圧縮硬さ)向上の観点から、ウレタンフォーム製造時に使用するポリオール成分100重量部に対して、0.01〜5.0重量部が好ましく、さらに好ましくは0.1〜2.0重量部である。
本発明において、ポリオール組成物(A)と有機ポリイソシアネート成分(B)との反応は、必要により整泡剤の存在下で行うことができる。
整泡剤としては、通常のポリウレタンフォームの製造に用いられるものはすべて使用でき、ジメチルシロキサン系整泡剤[東レ・ダウコーニング(株)製の「SRX−253」、「PRX−607」等]及びポリエーテル変性ジメチルシロキサン系整泡剤[日本ユニカー(株)製の「L−540」、「SZ−1142」、「L−3601」、「SRX−294A」、「SH−193」、「SZ−1720」、「SZ−1675t」、「SF−2936F」及びエボニックデグサジャパン(株)製「B−4900」、モメンティブ製「L−626」等]が挙げられる。整泡剤の使用量は、機械物性(伸び、引張強度)、機械物性の経時変化及びフォームの黄変性の観点から、ポリオール成分100重量部に対して、0.5〜5.0重量部が好ましく、さらに好ましくは1.0〜4.0重量部である。
本発明の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法においては、必要により、さらに以下に述べるその他の助剤を用い、その存在下で反応させてもよい。
その他の助剤としては、着色剤(染料及び顔料)、可塑剤(フタル酸エステル及びアジピン酸エステル等)、有機充填剤(合成短繊維、熱可塑性又は熱硬化性樹脂からなる中空微小球等)、難燃剤(リン酸エステル及びハロゲン化リン酸エステル等)、老化防止剤(トリアゾール及びベンゾフェノン等)、酸化防止剤(ヒンダードフェノール及びヒンダードアミン等)等の公知の補助成分が挙げられる。
これら助剤の添加量としては、ポリオール成分100重量部に対して、着色剤は、1重量部以下が好ましい。可塑剤は、10重量部以下が好ましく、さらに好ましくは5重量部以下である。有機充填剤は、50重量部以下が好ましく、さらに好ましくは30重量部以下である。難燃剤は、30重量部以下が好ましく、さらに好ましくは2〜20重量部である。老化防止剤は、1重量部以下が好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.5重量部である。酸化防止剤は、1重量部以下が好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.5重量部である。助剤の合計使用量は、50重量部以下が好ましく、さらに好ましくは0.2〜30重量部である。
本発明の製造方法において、軟質ポリウレタンフォームの製造に際してのイソシアネート指数(インデックス)[(NCO基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、成形性の観点、機械物性(引張強度、引裂強度、圧縮硬さ)の観点から、70〜150が好ましく、さらに好ましくは80〜130、特に好ましくは90〜120である。
本発明の方法による軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法の具体例の一例を示せば、下記の通りである。まず、ポリウレタンフォーム製造用ポリオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤並びに必要によりその他の添加剤を所定量混合する。次いでポリウレタンフォーム発泡機又は攪拌機を使用して、この混合物と有機ポリイソシアネート成分とを急速混合する。得られた混合液(発泡原液)を連続発泡してポリウレタンフォームを得ることができる。また、密閉型又は開放型のモールド(金属製又は樹脂製)に注入し、ウレタン化反応を行わせ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタンフォームを得ることもできる。
本発明の方法で得られた軟質ポリウレタンスラブフォームは、家具や寝具用マットレス、自動車用シートクッション、衣料用等に使用される。
本発明の製造方法により得られる軟質ポリウレタンスラブフォームは、寝具、衣料用途への使用の観点から、△YI値が1.0以下であることが好ましく、さらに好ましくは△YI値が0.95以下であることである。
なお△YI値とは、白色からの距離を黄色度(YI)としたときの基準値(YI)との差であり、本発明では、紫外線照射による軟質ポリウレタンスラブフォームの黄色度(YI)から、試験用サンプルの初期黄色度(YI)を引いたものである。具体的には次の条件により求められる。
△YI値の測定方法
スガ試験機(株)製「スタンダード紫外線ロングライフフェードメーター」を用いて、温度63±3℃、湿度50±5%RHの条件下で100時間軟質ポリウレタンスラブフォームに紫外線を照射する。日本電色工業(株)製「Spectro Photometer SD5000」を用いて紫外線照射前後のサンプルの黄色度を測定し、測定した黄色度から黄変度(△YI値)を求める。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
実施例1〜9及び比較例1〜7
表1に示した配合処方に従って、下記の発泡条件により発泡して軟質ポリウレタンフォームを作製し、一昼夜(温度25℃、湿度50%にて24時間)放置後のフォームのコア密度(kg/m)、硬さ(25%−ILD、N/314cm)、引張強度(N/cm)、切断伸度(%)、圧縮残留歪み(%)、△YIを測定した。
Figure 0005592518
(発泡条件)
BOX SIZE:250mm×250mm×250mm
材質 :木材
ミキシング方法 :ハンドミキシング(ポリオールプレミックス及び有機ポリイソシアネート成分を所定の容器に必要量仕込んだ後、攪拌羽を容器中に挿入し回転数5000回転/分で6〜20秒間攪拌させる発泡方法)
ミキシング時間 :6〜20秒
撹拌羽回転数 :5000回転/分
実施例1〜10及び比較例1〜7におけるポリウレタンフォーム原料は次の通りである。
(1)ポリオール成分(P−1〜P−14)
P−1:ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒としてEO2.0モル及びPO11.6モルをランダム付加し〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価249.3、EO単位含有量10.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数4.0。
P−2:ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO83モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕した後、EOを23.9モル付加し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価37.4、EO単位含有量17.5%、末端水酸基の1級水酸基比率81%、数平均官能基数4.0。
P−3:ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO13.2モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価249.3、EO単位含有量0.0%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数4.0。
P−4:ペンタエリスリトール1モルに特開2000−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO14.9モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物重量基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価224.4、EO単位含有量0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率70%、数平均官能基数4.0。
P−5:ペンタエリスリトール1モルに特開2000−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO14.9モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物重量基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去した後、さらに水酸化カリウムを触媒としてEO1.0モル及びPO20.6モルをランダム付加し〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価100.2、EO単位含有量2.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率33%、数平均官能基数4.0。
P−6:ペンタエリスリトール1モルに特開2000−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO14.9モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物重量基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去した後、さらに水酸化カリウムを触媒としてEO2.0モル及びPO12.2モルをランダム付加し〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価124.7、EO単位含有量5.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率33%、数平均官能基数4.0。
P−7:グリセリン1モルに特開2000−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO50.1モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物重量基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価56.6、EO単位含有量0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率70%、数平均官能基数3.0。
P−8:グリセリン1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO37.2モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕した後、EOを17.0モル付加し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価56.6、EO単位含有量20.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率70%、数平均官能基数3.0。
P−9:グリセリン1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO24.3モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価112.2、EO単位含有量0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数3.0。
P−10:ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO7.3モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価400.7、EO単位含有量0.0%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数4.0。
P−11:グリセリン1モルに水酸化カリウムを触媒としてEO23.9モル及びPO5.4モルをランダム付加し〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価112.2、EO単位含有量70.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率50%、数平均官能基数3.0。
P−12:グリセリン1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO50.1モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価56.6、EO単位含有量0.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数3.0。
P−13:ジプロピレングリコール1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO4.6モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価280.5、EO単位含有量0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率2%、数平均官能基数2.0。
P−14:ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒としてPO49.4モルを付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去した。さらに、特開2000−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO51.7モルを付加〔触媒量50ppm(反応生成物重量基準)、反応温度75℃〕し、常法によりトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを除去し、さらに水酸化カリウムを触媒としてEOを11.9モル付加〔触媒使用量0.3重量%(反応生成物重量基準)、反応温度95〜105℃〕し、常法により水酸化カリウムを除去して得られたポリオキシアルキレンポリオール。水酸基価40.5、EO単位含有量8.0重量%、末端水酸基の1級水酸基比率85%、数平均官能基数4.0。
(2)有機ポリイソシアネート成分
B−1:IPDI:NCO%=37.7(商品名:VESTANAT IPDI EVONIK製)
B−2:HDI:NCO%=49.9(商品名:DURANAT 50M 旭化成ケミカルズ製)
(3)発泡剤
C1:水
(4)触媒
D1:サンアプロ(株)製「U-CAT SA1」
D2:ジブチル錫ラウレート(商品名:日東化成(株)製「ネオスタンU−100」
D3:東ソー 製「TOYOCAT ET」
(5)整泡剤
T1:モメンティブ 製「L−626」
<試験方法>
各項目の測定方法は下記の通りである。得られた結果を表1に示す。
・フォーム物性の測定方法及び単位を以下に示す。
コア密度:JIS K6400に準拠、単位はkg/m
硬さ(25%−ILD):JIS K6400に準拠、単位はN/314cm
引張強度:JIS K6400に準拠、単位はN/cm
切断伸度:JIS K6400に準拠、単位は%
圧縮残留歪み:JIS K6400に準拠、単位は%
△YI:スガ試験機(株)製「スタンダード紫外線ロングライフフェードメーター」を用いて、温度63±3℃、湿度50±5%RHの条件下で100時間紫外線を照射し、日本電色工業(株)製「Spectro Photometer SD5000」を用いて紫外線照射前後のサンプルの黄色度を測定し、黄変度を求めた。
△YI=YI−YI
△YI:黄変度
YI:紫外線照射による変色後の黄色度
YI:試験用サンプルの初期の黄色度
実施例のフォームは、比較例1、5、7のフォームに比べて、フォーム成形性が優れている。実施例のフォームは、比較例2のフォームに比べて、圧縮残留歪みが優れている。また、実施例のフォームは、比較例3、4、6のフォームに比べて、硬さ、引張強度、切断伸度、圧縮残留歪みにおいて、全て同等以上である。特に、硬さ、引張強度において比較例3、4、6よりも優れる。実施例のフォームは、△YIが十分に小さいことから、耐黄変性に優れていることが分かる。
本発明の軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物を使用すると、機械強度、圧縮残留歪み及び耐黄変性に優れる軟質ポリウレタンフォームが得られる。この得られたフォームは、寝具及び衣類等の用途に好適に使用できる。

Claims (3)

  1. 活性水素含有化合物(H)のアルキレンオキサイド付加物(A1)を含有してなり、下記(1)〜()を満たしてなる軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物(A)。
    (1)(A)の末端水酸基の1級水酸基比率が40%以下である。
    (2)エチレンオキサイド単位の含有量が(A)の重量を基準として、20重量%以下である。
    (3)(A)の水酸基価が95〜290mgKOH/gである。
    (4)(A)の数平均官能基数が3.3〜6.0である。
  2. アルキレンオキサイド付加物(A1)の含有量が、ポリオール組成物(A)の重量を基準として、10〜100重量%である請求項1に記載のポリオール組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のポリオール組成物(A)と有機ポリイソシアネート成分(B)とを、発泡剤(C)及びウレタン化触媒(D)の存在下に反応させてなる軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法であって、有機ポリイソシアネート成分(B)が脂肪族イソシアネート及び/又は脂環式イソシアネートを含有する軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
JP2013031249A 2012-04-11 2013-02-20 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物 Active JP5592518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013031249A JP5592518B2 (ja) 2012-04-11 2013-02-20 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090017 2012-04-11
JP2012090017 2012-04-11
JP2013031249A JP5592518B2 (ja) 2012-04-11 2013-02-20 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013234314A JP2013234314A (ja) 2013-11-21
JP5592518B2 true JP5592518B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=49760671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013031249A Active JP5592518B2 (ja) 2012-04-11 2013-02-20 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5592518B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6152057B2 (ja) * 2014-01-16 2017-06-21 株式会社イノアックコーポレーション 衣料用パッド製造方法および衣料用パッド

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10139847A (ja) * 1996-11-01 1998-05-26 Sanyo Chem Ind Ltd 硬質ポリウレタンフォームの製造法
JP2001072738A (ja) * 2000-08-17 2001-03-21 Inoac Corp 無黄変ポリウレタンフォーム
JP4984336B2 (ja) * 2009-09-30 2012-07-25 日本ポリウレタン工業株式会社 軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013234314A (ja) 2013-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5628359B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP5833155B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP5753836B2 (ja) ポリウレタンフォーム製造用強度向上剤
JP5723710B2 (ja) ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP4008888B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2015063660A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム
JP5592518B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP2002155125A (ja) ポリウレタン変性ポリイソシアヌレートフォームの製造方法
JP2009132841A (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP7157235B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物及び軟質ポリウレタンフォーム
JP2018178099A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP2013036033A (ja) ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP2012214784A (ja) ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP6419546B2 (ja) 軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法
JP5873653B2 (ja) ポリウレタンフォーム製造用強度向上剤
JP6419501B2 (ja) 軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法
JP2010209200A (ja) ポリウレタンフォーム
JP5940122B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP5475065B2 (ja) ポリウレタンフォーム製造用強度向上剤
JP2013028721A (ja) 軟質ポリウレタンスラブフォーム
JP2013040330A (ja) ポリウレタンフォーム製造用強度向上剤
JP2013087229A (ja) ポリウレタンフォームの製造方法
JP2013028734A (ja) ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP6125451B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2014198846A (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5592518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150