JP5591750B2 - 汚泥掻寄機 - Google Patents

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Description

本発明は、汚泥掻寄機に関する。
従来、沈殿池等の槽の底に堆積した汚泥等の堆積物を掻き寄せる汚泥掻寄機として、槽の底面と水面との間に張設された一対のチェーンに板状のフライト(掻寄羽根)を複数取り付け、このフライトを槽の底面に沿うように周回軌道を周回させ、槽の底に堆積した堆積物を掻き寄せる、いわゆるチェーンフライト式の汚泥掻寄機が知られている。
このようなチェーンフライト式の汚泥掻寄機では、モータ等からのトルクをチェーンに伝達するための駆動軸が腐食することを防止すべく、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等のプラスチック製の駆動軸が採用されることがある。例えば、以下の特許文献1に記載の汚泥掻寄せ機では、中空角柱状に形成されたFRP製の駆動軸の両端部に、当該駆動軸の内面形状に沿った角形状のMCナイロン製の中空のスリーブが挿入されている。また、このスリーブに形成された円形状の孔に、沈殿池の壁面に固定された固定軸の軸部が摺動自在に挿入されており、これにより、駆動軸がスリーブと一体となって固定軸を中心に回転するようになっている。また、駆動軸には、当該駆動軸の外形に沿った角穴が設けられている駆動スプロケットホイールが嵌着されており、これにより、駆動スプロケットホイールと駆動軸とを一体に回転させてトルク伝達を行うことができるとしている。
特開2001−62206号公報
このように、上述の汚泥掻寄せ機では、駆動軸が中空角柱状をなしているため、通常の軸受等で駆動軸をそのまま回転自在に支持することができない。このため、当該駆動軸を回転自在に支持するためには、上述のようなスリーブや固定軸が別途必要であり、装置の複雑化や高コスト化を招く原因となっている。
また、一般的に、例えば並設された複数の沈殿池にそれぞれ設けられた汚泥掻寄機を一つのモータで駆動させる場合、各汚泥掻寄機用の駆動軸をそれぞれ連結する必要がある。このような場合にFRP製の駆動軸を使用するには、各駆動軸を製作する際にこれらの駆動軸を連結するためのフランジ等を併せて設ける必要がある。従って、規格品ではないフランジ付のFRP材を用いる必要があり、高コスト化を招く原因となっている。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、プラスチック製の駆動軸を備える汚泥掻寄機において、簡易な構成により、トルク伝達を良好に行うことができる汚泥掻寄機を提供することを目的とする。
本発明に係る汚泥掻寄機は、掻寄羽根が複数取り付けられた一対の無端チェーンを槽の底に沿って周回させ、槽の底に堆積した堆積物を掻き寄せるチェーンフライト式の汚泥掻寄機において、一対の無端チェーンを駆動するためのプラスチック製の円筒状の駆動軸と、円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、駆動軸に内挿された内筒と、円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、駆動軸に外挿された外筒とを備え、内筒と外筒とは、駆動軸を間に介してボルト締結されており、外筒には、駆動軸との間でトルクの伝達を行うための外部部品が固定又は設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、プラスチック製の円筒状の駆動軸を間に介して内筒及び外筒がボルト締結されており、これら内筒及び外筒それぞれに軸線方向に沿ったスリットが設けられている。このため、内筒及び外筒をボルト締結する際に、当該内筒及び外筒が、スリットにより駆動軸に密着するようにその変形が許容されて当該駆動軸の周面に倣う。従って、上述のような簡易な構成により、内筒及び外筒が、駆動軸に強固に固定される。そして、駆動軸に強固に固定された外筒に、駆動軸との間でトルクの伝達が行われるスプロケット等の外部部品が固定又は設けられている。よって、駆動軸、内外筒及び外部部品の間でトルク伝達を良好に行うことができる。
また、本発明に係る汚泥掻寄機は、掻寄羽根が複数取り付けられた一対の無端チェーンを槽の底に沿って周回させ、槽の底に堆積した堆積物を掻き寄せるチェーンフライト式の汚泥掻寄機において、一対の無端チェーンを駆動するためのプラスチック製の円筒状の第1駆動軸と、他の汚泥掻寄機に設けられ、第1駆動軸の軸線上で第1駆動軸と対向するプラスチック製の円筒状の第2駆動軸と、円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、第1駆動軸及び第2駆動軸にまたがって内挿された内筒と、円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、第1駆動軸及び第2駆動軸にまたがって外挿された外筒とを備え、内筒及び外筒の軸線方向の一方側は、第1駆動軸を間に介してボルト締結されており、内筒及び外筒の軸線方向の他方側は、第2駆動軸を間に介してボルト締結されていることを特徴とする。
本発明によれば、プラスチック製の円筒状の第1駆動軸及び第2駆動軸にまたがった内筒及び外筒が第1駆動軸、第2駆動軸を間に介してボルト締結されており、内筒及び外筒それぞれに軸線方向に沿ったスリットが設けられている。このため、内筒及び外筒をボルト締結する際に、内筒及び外筒が、スリットにより第1駆動軸及び第2駆動軸に密着するようにその変形が許容されてこれら第1駆動軸及び第2駆動軸の周面に倣う。従って、上述のような簡易な構成により、内筒及び外筒が第1駆動軸及び第2駆動軸に強固に固定され、第1駆動軸、内外筒及び第2駆動軸の間でトルク伝達を良好に行うことができる。
ここで、内筒に設けられたスリットと外筒に設けられたスリットとが、円周方向においてずれた位置に配置されていることが好ましい。こうすると、内筒に設けられたスリットと外筒に設けられたスリットとが径方向において重ならず、内筒、駆動軸及び外筒からなるトルク伝達部分の強度を確保することができる。
また、内筒の外周面、及び、外筒の内周面の少なくとも一方に、粗面加工が施されていることが好ましい。こうすると、例えばショットブラスト等の粗面加工が施されている内筒の外周面、外筒の内周面と、駆動軸との間の摩擦係数が増大し、トルク伝達を一層良好に行うことができる。
本発明によれば、プラスチック製の駆動軸を備える汚泥掻寄機において、複雑化や高コスト化を招くことなく、トルク伝達を良好に行うことができる汚泥掻寄機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る汚泥掻寄機を示す概略正面図である。 図1の汚泥掻寄機の要部を示す拡大断面図である。 図2中のIII-III矢視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る汚泥掻寄機の要部を示す拡大断面図である。 図4中のV-V矢視断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の汚泥掻寄機の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る汚泥掻寄機を示す概略正面図、図2は図1の汚泥掻寄機の要部を示す拡大断面図、図3は図1の汚泥掻寄機の要部を示す拡大正面図である。図1に示すように、汚泥掻寄機100は、沈殿池等の槽の底に堆積した汚泥等の堆積物を掻き寄せるいわゆるチェーンフライト式の汚泥掻寄機であり、槽1の内部に設けられている。
汚泥掻寄機100は、槽1内を周回する一対のチェーン(無端チェーン)2,2を備えており、この一対のチェーン2,2は、槽1の幅方向(紙面垂直方向)に離間し対向して設けられている。チェーン2には、槽1の底に堆積した汚泥等の堆積物を掻き寄せるためのフライト(掻寄羽根)21が周回方向に沿って複数取り付けられており、フライト21の端部がそれぞれチェーン2,2に連結されている。槽1の下部一方側(紙面右側)には、幅方向に離間して取り付けられた一対の第一スプロケット31,31を有する第一従動軸3が設けられており、下部他方側には、幅方向に離間して取り付けられた一対の第二スプロケット41,41を有する第二従動軸4が設けられている。そして、チェーン2は、その一部が槽1の底に沿うように第一スプロケット31及び第二スプロケット41に掛け渡されて張設されている。
槽1の上部略中央部には、幅方向に離間して取り付けられた一対の第三スプロケット51,51を有する第三従動軸5が設けられている。また、槽1の上部他方側、すなわち第二従動軸4の上方には、幅方向に離間して取り付けられた一対の駆動用スプロケット(外部部品)61,61を有する駆動軸6が設けられている。そして、第一スプロケット31及び第二スプロケット41に掛け渡されたチェーン2は、さらに第三スプロケット51及び駆動用スプロケット61に掛け渡され、第三スプロケット51と駆動用スプロケット61との間の部分は、槽1内に形成されている水面に沿うようにされている。
駆動軸6は、一対の駆動用スプロケット61,61を介して一対のチェーン2,2を駆動するためのものであり、このように、駆動軸6と駆動用スプロケット61,61との間ではトルクの伝達が行われる。駆動軸6は、FRP等のプラスチックから形成されており、円筒状をなしている。図2及び図3に示すように、駆動軸6と駆動用スプロケット61との連結は、内筒80及び外筒90Aにより行われている。
内筒80は円筒状をなしており、駆動軸6に内挿されている。この内筒80は、ここでは鋼で形成されている。駆動軸6と当接する内筒80の外周面には、例えばショットブラスト、サンドブラスト等の粗面加工が施されており、これにより、内筒80と駆動軸6との間の摩擦係数が増大されている。また、内筒80には、その軸線方向に沿ってスリット81が設けられている(図3参照)。このスリット81は、図3において紙面左側に配置されており、内筒80の一方側の端面から切り欠かれ他方側の端面近くまで延びていても良く、また、内筒80がCリング状になるように一方側の端面から他方側の端面まで切り欠かれていても良い。
外筒90Aは円筒状をなしており、駆動軸6に外挿されている。この外筒90Aは、ここでは鋼で形成されている。駆動軸6と当接する外筒90Aの内周面には、内筒80の外周面と同様な粗面加工が施されており、これにより、外筒90Aと駆動軸6との間の摩擦係数が増大されている。外筒90Aの外周面には、駆動用スプロケット61を固定するためのボス部91がつば状に設けられており、当該ボス部91に円環状の駆動用スプロケット61がボルト締結されている。また、外筒90Aには、その軸線方向に沿ってスリット92が設けられている。このスリット92は、スリット81が配置された位置と円周方向において180度ずれた位置である紙面右側に配置されており、これにより、内筒80に設けられたスリット81と外筒90Aに設けられたスリット92とが、円周方向においてずれた位置に配置されている。スリット92は、外筒90Aの一方側の端面から切り欠かれてボス部91の外周面を貫通し他方側の端面近くまで延びていても良く、また、外筒90AがCリング状になるように一方側の端面から他方側の端面まで切り欠かれていても良い。
内筒80には、その周壁に複数のねじ穴が設けられており、駆動軸6及び外筒90Aの周壁には、内筒80に設けられたねじ穴と対応する位置に複数の貫通孔が設けられている。そして、外筒90Aの外側からこれらの貫通孔に挿入されたボルトBを内筒80に設けられた上記ねじ穴にねじ込むことで、内筒80と外筒90Aとが駆動軸6を間に介してボルト締結されている。ボルトBのボルト頭と外筒90Aの外周面との間には皿バネSが介されており、これにより、ボルトBが緩みにくいようになっている。
そして、このような駆動軸6には、モータ7のトルクを当該駆動軸6に伝えるための不図示の軸回転用スプロケットが設けられており、この軸回転用スプロケットと槽1の壁面上部に設けられたモータ7のモータ用スプロケット71との間には、駆動用チェーン8が掛け渡されている。この軸回転用スプロケットと駆動軸6との連結も、上記と同様に内外筒を用いたものとされている。
なお、駆動用スプロケット61と第三スプロケット51との間には、フライト21を介してチェーン2を下から支持し水平方向に案内する一対のリターンレール9,9が対向し延在している。また、第一スプロケット31と第二スプロケット41との間には、フライト21を介してチェーン2を下から支持し水平方向に案内する一対のガイドレール10,10が対向し延在している。
このような汚泥掻寄機100では、モータ7により駆動用チェーン8を介して駆動軸6を回転させ、駆動軸6から駆動用スプロケット61,61にトルクを伝達し、駆動用スプロケット61,61を介して一対のチェーン2,2を駆動し周回させる。チェーン2の周回に伴い、フライト21を槽1の底及び水面に沿って移動させ、槽1の底に堆積した汚泥等の堆積物を掻き寄せて槽1の底に設けられた収集ピット1A(図1参照)に収集すると共に、水面に浮上したスカムを掻き寄せて第三スプロケット51近傍の収集樋(不図示)に収集する。
そして、汚泥掻寄機100では、FRP製の円筒状の駆動軸6と駆動用スプロケット61との連結を行う内筒80及び外筒90Aが、駆動軸6を間に介してボルト締結されており、これら内筒80及び外筒90Aそれぞれに軸線方向に沿ったスリット81,92が設けられている。このため、内筒80及び外筒90Aをボルト締結する際に、当該内筒80及び外筒90Aが、スリット81,92により駆動軸6に密着するようにその変形が許容されて駆動軸6の周面に倣う。従って、簡易な部品である内筒80及び外筒90Aにスリット81,92を設けるという簡単な構成で、これら内筒80及び外筒90Aを駆動軸6に強固に固定することができる。そして、駆動軸6に強固に固定された外筒90Aに、駆動軸6との間でトルクの伝達を行う駆動用スプロケット61がボルト締結されている。よって、駆動軸6、内筒80、外筒90A及び駆動用スプロケット61の間でトルク伝達を良好に行うことができる。
また、汚泥掻寄機100では、内筒80に設けられたスリット81と外筒90Aに設けられたスリット92とが、円周方向においてずれた位置に配置されているため、内筒80に設けられたスリット81と外筒90Aに設けられたスリット92とが径方向において重ならず、内筒80、駆動軸6及び外筒90Aからなるトルク伝達部分の強度を確保することができる。
また、汚泥掻寄機100では、内筒80の外周面及び外筒90Aの内周面に粗面加工が施されているため、内筒80の外周面と駆動軸6との間の摩擦係数、及び、外筒90Aの内周面と駆動軸6との間の摩擦係数がそれぞれ増大し、トルク伝達を一層良好に行うことができる。
なお、汚泥掻寄機100では、駆動用スプロケット61はボルト締結によりボス部91に固定されているが、ボス部91と駆動用スプロケット61とは一体成形されていても良い。
次に、本発明の第2実施形態に係る汚泥掻寄機について説明する。
図4は本発明の第2実施形態に係る汚泥掻寄機の要部を示す拡大断面図、図5は図4の汚泥掻寄機の要部を示す拡大正面図である。第2実施形態では、並設された複数(ここでは2つ)の槽(不図示)にそれぞれ汚泥掻寄機100と同様な汚泥掻寄機200,300が設けられており、これら汚泥掻寄機200,300に設けられた駆動軸(第1駆動軸)6A,駆動軸(第2駆動軸)6Bが連結されて汚泥掻寄機200,300が1個のモータ7により同時に駆動される。駆動軸6A,6Bは、それぞれ槽の壁面を貫通しており、槽の外部で連結されている。
図4に示すように、駆動軸6Bは、駆動軸6Aの軸線上に位置し、当該軸線上で駆動軸6Aと対向している。駆動軸6Aと駆動軸6Bとの連結は、内筒80及び外筒90Bによって行われている。
内筒80は、第1実施形態と同様な機能を有するスリット81を有しており(図5参照)、駆動軸6Aの端部及びこれに対向する駆動軸6Bの端部にまたがって内挿されている。外筒90Bは、第1実施形態に係る外筒90A(図2参照)と異なりボス部を有していないが、その他の点は外筒90Aと同様であり、第1実施形態と同様な機能を有するスリット92を有している(図5参照)。外筒90Bは、駆動軸6Aの端部及びこれに対向する駆動軸6Bの端部にまたがって外挿されている。そして、内筒80及び外筒90Bの軸線方向の一方側(図4において紙面右側)は、駆動軸6Aを間に介してボルト締結されており、内筒80及び外筒90Bの軸線方向の他方側は、駆動軸6Bを間に介してボルト締結されている。
このような汚泥掻寄機200,300では、プラスチック製の円筒状の駆動軸6Aの端部及び駆動軸6Bの端部にまたがった内筒80及び外筒90Bが駆動軸6A及び駆動軸6Bを間に介してボルト締結されており、内筒80及び外筒90Bそれぞれに軸線方向に沿ったスリット81,92が設けられている。このため、内筒80及び外筒90Bをボルト締結する際に、内筒80及び外筒90Bが、スリット81,92により駆動軸6A、駆動軸6Bに密着するようにその変形が許容されてこれら駆動軸6A及び駆動軸6Bの周面に倣う。従って、簡易な部品である内筒80及び外筒90Bにスリット81,92を設けるという簡易な構成により、内筒80及び外筒90Bを駆動軸6A及び駆動軸6Bに強固に固定でき、駆動軸6A、内筒80、外筒90B及び駆動軸6Bの間でトルク伝達を良好に行うことができる。
また、汚泥掻寄機200,300では、内筒80に設けられたスリット81と外筒90Bに設けられたスリット92とが、円周方向においてずれた位置に配置されているため、内筒80に設けられたスリット81と外筒90Bに設けられたスリット92とが径方向において重ならず、内筒80、駆動軸6A,6B及び外筒90Bからなるトルク伝達部分の強度を確保することができる。
また、汚泥掻寄機200,300では、内筒80の外周面及び外筒90Bの内周面に、粗面加工が施されているため、内筒80の外周面と駆動軸6A,6Bとの間の摩擦係数、及び、外筒90Bの内周面と駆動軸6A,6Bとの間の摩擦係数が増大し、トルク伝達を一層良好に行うことができる。
以上、本発明の汚泥掻寄機に係る実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、内筒80及び外筒90A,90Bは、鋼で形成されているが、他の金属等の材料で形成されていても良い。
1…槽、2…チェーン(無端チェーン)、6…駆動軸、6A…駆動軸(第1駆動軸)、6B…駆動軸(第2駆動軸)、61…駆動用スプロケット(外部部品)、80…内筒、81…スリット、90A,90B…外筒、92…スリット、100,200,300…汚泥掻寄機。

Claims (4)

  1. 掻寄羽根が複数取り付けられた一対の無端チェーンを槽の底に沿って周回させ、前記槽の底に堆積した堆積物を掻き寄せるチェーンフライト式の汚泥掻寄機において、
    前記一対の無端チェーンを駆動するためのプラスチック製の円筒状の駆動軸と、
    円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、前記駆動軸に内挿された内筒と、
    円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、前記駆動軸に外挿された外筒とを備え、
    前記内筒と前記外筒とは、前記駆動軸を間に介してボルト締結されており、
    前記外筒には、前記駆動軸との間でトルクの伝達を行うための外部部品が固定又は設けられていること、
    を特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 掻寄羽根が複数取り付けられた一対の無端チェーンを槽の底に沿って周回させ、前記槽の底に堆積した堆積物を掻き寄せるチェーンフライト式の汚泥掻寄機において、
    前記一対の無端チェーンを駆動するためのプラスチック製の円筒状の第1駆動軸と、
    他の汚泥掻寄機に設けられ、前記第1駆動軸の軸線上で前記第1駆動軸と対向するプラスチック製の円筒状の第2駆動軸と、
    円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、前記第1駆動軸及び前記第2駆動軸にまたがって内挿された内筒と、
    円筒状をなすと共にその軸線方向に沿ってスリットが設けられており、前記第1駆動軸及び前記第2駆動軸にまたがって外挿された外筒とを備え、
    前記内筒及び前記外筒の軸線方向の一方側は、前記第1駆動軸を間に介してボルト締結されており、
    前記内筒及び前記外筒の軸線方向の他方側は、前記第2駆動軸を間に介してボルト締結されていること、
    を特徴とする汚泥掻寄機。
  3. 前記内筒に設けられたスリットと前記外筒に設けられたスリットとが、円周方向においてずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の汚泥掻寄機。
  4. 前記内筒の外周面、及び、前記外筒の内周面の少なくとも一方に、粗面加工が施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の汚泥掻寄機。
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