JP5591157B2 - 構造物における地震および風の観測システム - Google Patents
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Description
しかしながら、上記地震に起因する振動の観測システムと、風に起因する振動の観測システムとを、独立して設置すると、近似した構成の制御あるいは記録手段が重複することになり、経済的で無いという問題点を生じる。
図1〜図3に基づいて、本発明の構造物における地震および風の観測システムの第1の実施形態について説明する。
図1は、上記観測システムの概略構成を示すもので、この観測システムにおいては、地震時や強風時における高層建物(構造物)1の挙動を観測するために、建物1の複数箇所(図では、1階(下層階)2a、中間階2b、2cおよび頂部(上層階)2d)に、各々振動センサー3a、3b、3c、3dが設置されている。ちなみに、振動センサー3a〜3dは、水平2方向(X−Y方向)に設けられており、当該振動センサー3a〜3dとしては、変位センサー、速度センサーまたは加速度センサーが使用可能である。
先ず、図2に示すように、この制御プログラムは、プログラム9によって算出された100Hzデータ(地震観測仕様のデータ)における1階2aのX―Y方向の振動の最大値の一方が、上記閾値α1以上である場合に、当該10分間に観測された振動が地震に起因するものと判断して、この100Hzデータを地震データとして記憶媒体8に保存する。
すなわち、図3に示すように、地震データであると判断された100Hzデータをリサンプリングした10Hzデータに対して、その頂部2dの最大値が、風振動による上記閾値α4以下である場合には、強風による観測記録が含まれていないと判断する。
図3〜図5は、本発明の構造物における地震および風の観測システムの第2の実施形態を示すもので、図1〜図3に示したものと同一構成部分については、同一符号を付してその説明を簡略化する。
図4に示すように、この観測システムにおいては、地震時や強風時における高層建物(構造物)1の挙動を観測するために、建物1の頂部(上層階)2dに、水平方向の振動を検出する上記振動センサー3dと、上下方向の振動を検出する振動センサー3eが設置されている。
先ず、図5に示すように、この制御プログラムは、プログラム9によって算出された100Hzデータ(地震観測仕様のデータ)における頂部2dの上下(Z)方向の振動の最大値が、予め設定されている頂部2dにおける地震動による上下(Z)方向の上記閾値α1 (第5の閾値)以上である場合に、当該10分間に観測された振動が地震に起因するものと判断して、この100Hzデータを地震データとして記憶媒体8に保存する。
2a 1階(下層階)
2d 頂部(上層階)
3a〜3e 振動センサー
4 A/D変換器
5 PC
6 ノイズ除去手段
7 リサンプリング手段
8 記憶媒体
9 地震仕様のデータ作成手段
10 風仕様のデータ作成手段
11 制御プログラム(制御手段)
Claims (2)
- 構造物の頂部を含む上層階に設置された上部振動センサーと、地盤を含む上記構造物の下層階に設置された下部振動センサーと、当該振動センサーからの検出信号を第1のサンプリング頻度で地震観測仕様のデジタルデータに変換するA/D変換器と、このA/D変換器で変換された振動のデジタルデータから一定時間毎に統計値を取得する地震観測仕様のデータの作成手段と、上記A/D変換器で変換された上記振動のデジタルデータを上記第1のサンプリング頻度よりも少ない第2のサンプリング頻度で取得するリサンプリング手段と、このリサンプリング手段で作成された振動のデジタルデータから上記一定時間毎に統計値を取得する風観測仕様のデータの作成手段と、これら地震観測仕様および風観測仕様のデータから、上記振動センサーによって観測された振動が地震に起因するものか風に起因するものか判断して、各々地震データまたは風データとして別個に保存処理する制御手段とを備えてなり、
上記制御手段は、上記地震観測仕様のデータにおける上記下層階の振動の上記統計値が、予め設定されている上記下層階の地震動による第1の閾値以上である場合に、上記一定時間に観測された振動が地震に起因するものと判断し、上記第1の閾値未満であって、かつ上記一定時間の一つ前の一定時間に観測された振動が地震に起因するものと判断されていない場合に、上記風観測仕様のデータにおける上記上層階の上記統計値が、予め設定されている上記上層階の風振動による第2の閾値以上である場合に、上記一定時間に観測された振動が風に起因するものと判断するとともに、上記地震観測仕様のデータにおける上記下層階の振動の上記統計値が、上記第1の閾値未満であって、かつ上記一定時間の一つ前の一定時間に観測された振動が地震に起因するものと判断されている場合に、上記一定時間に観測された上記地震観測仕様のデータにおける上記下層階の振動の統計値が、予め設定されている上記第1の閾値よりも小さい上記下層階の地震振動による第3の閾値以上である場合、または上記上層階の振動の統計値が、予め設定されている上記上層階の地震振動による第4の閾値以上である場合に、上記一定時間に観測された振動が上記地震に起因するものと判断することを特徴とする構造物における地震および風の観測システム。 - 構造物の頂部を含む上層階に設置された水平方向の振動センサーおよび上下方向の振動センサーと、当該振動センサーからの検出信号を第1のサンプリング頻度で地震観測仕様のデジタルデータに変換するA/D変換器と、このA/D変換器で変換された振動のデジタルデータから一定時間毎に統計値を取得する地震観測仕様のデータの作成手段と、上記A/D変換器で変換された上記振動のデジタルデータを上記第1のサンプリング頻度よりも少ない第2のサンプリング頻度で取得するリサンプリング手段と、このリサンプリング手段で作成された振動のデジタルデータから上記一定時間毎に統計値を取得する風観測仕様のデータの作成手段と、これら地震観測仕様および風観測仕様のデータから、上記振動センサーによって観測された振動が地震に起因するものか風に起因するものか判断して、各々地震データまたは風データとして別個に保存処理する制御手段とを備えてなり、
かつ上記制御手段は、上記地震観測仕様のデータにおける上記上層階の上下方向の振動の上記統計値が、予め設定されている当該上層階の地震動による上下方向の第5の閾値以上である場合に、上記一定時間に観測された振動が地震に起因するものと判断し、上記第5の閾値未満であって、かつ上記風観測仕様のデータにおける上記上層階の水平方向の上記統計値が、予め設定されている上記上層階の風振動による水平方向の第6の閾値以上である場合に、上記一定時間に観測された振動が風に起因するものと判断することを特徴とする構造物における地震および風の観測システム。
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