JP5590004B2 - 太陽光発電パネル用整流架台 - Google Patents

太陽光発電パネル用整流架台 Download PDF

Info

Publication number
JP5590004B2
JP5590004B2 JP2011233115A JP2011233115A JP5590004B2 JP 5590004 B2 JP5590004 B2 JP 5590004B2 JP 2011233115 A JP2011233115 A JP 2011233115A JP 2011233115 A JP2011233115 A JP 2011233115A JP 5590004 B2 JP5590004 B2 JP 5590004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
power generation
wind
plate
photovoltaic power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011233115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013093376A (ja
Inventor
良道 河合
浩史 田中
良一 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2011233115A priority Critical patent/JP5590004B2/ja
Publication of JP2013093376A publication Critical patent/JP2013093376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5590004B2 publication Critical patent/JP5590004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、太陽光発電パネル用整流架台に関する。
従来、住宅の屋根や架台等に設けられる太陽光発電パネルでは、そのパネル表面に土埃、鳥の糞や化学物質(粉塵)が付着する。これらの付着物が雨だけで落ちることはないため、清掃、メンテナンスが必要となるが、その作業が困難となっている。これに対応するため、高所作業が可能な清掃装置を用いてパネル表面を清掃することが例えば、特許文献1に提案されている。
さらに、太陽光発電パネルが高温になると、発電能力が低下することから、冷水をパネル表面に流水して冷却することが行われている。例えば、特許文献2には、パネル表面に散水することにより、太陽光発電に伴う温度上昇を防止する散水設備について開示されている。
特開2011−40592号公報 特開2010−129677号公報
しかしながら、従来の太陽光発電パネルでは、以下のような問題があった。
すなわち、従来の架台によって支持される太陽光発電パネルでは、図7に示すように、例えばパネル100の後方(図7で右側)から風Eが吹き付ける場合、風下側に後流渦Uが発生することでパネル上部に負圧が発生し、パネル100に対する浮き上がり力Pが作用してパネル100自体、或いは架台101とともに浮き上がるという問題があった。
また、特許文献1の清掃装置を用いてパネル表面を清掃する場合、特別な清掃装置を用いる必要があり、その点で改良する余地があった。
さらに、特許文献2では、特別な冷却装置が必要であり、冷却装置に供給する水の確保が困難であるうえ、装置を稼動させるための動力が必要となる。しかも、この場合には、パネル表面に水膜が生じることにより、発電効率が低下するという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、風下側の後流渦の発生を防ぎ、パネル上部での負圧の発生を抑えることで、太陽光発電パネルの浮き上がりを防止することができる太陽光発電パネル用整流架台を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、パネル表面の清掃の手間を低減することができるうえ、特別な冷却設備を設けることなく、簡単な構成でパネル表面を冷却して発電効率の低下を防止することができる太陽光発電パネル用整流架台を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽光発電パネル用整流架台では、太陽光発電パネルに設けられる太陽光発電パネル用整流架台であって、パネル上部部分からパネル後側下方に向けて延びる第1遮風板と、少なくとも1つがパネル上方側に設けられ、第1遮風板の遮風面に対して間隔をあけて配置されるとともに、第1遮風板との間を通過する空気を第1遮風板に沿って上方へ移動するように配置させた第1整流板と、第1整流板のうちパネル上方側に位置する第1整流板に設けられ、第1遮風板に沿って案内されたパネル後方からの空気をパネル表面に沿って流通するように放出する吹出し口とを備えていることを特徴としている。
本発明では、太陽光発電パネルの後方から風が吹いた場合、風上側となるパネル上方側に設けられた第1遮風板と第1整流板との間に空気が流れ込み、その空気が第1遮風板に沿って吹出し口側へ向けて流れる。つまり、第1遮風板と第1整流板とで後方からの風を集め、その空気が吹出し口からパネル表面に向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面に沿って下側に向けて空気が流通することになる。
また、太陽光発電パネルの前方から風が吹いた場合、その空気がパネル表面に沿って上側に向けて流通し、パネル上方側に設けられている吹出し口に流れ込み、第1遮風板と第1整流板との間を通過してパネル後方へと放出されることになる。つまり、上記吹出し口を設けることにより、パネル表面に沿って空気が流通し易くなり、この通過風が強制風となる。
このように、パネル表面において風上側から風下側へ向けて強制的に送風することにより、風下側で後流渦が発生しにくくなり、さらに渦がパネル表面に付着しにくくなる。そのため、パネル上部での負圧が減少することになり、パネル自体、或いはパネルを支持する架台の浮き上がりを抑制することができる。
さらに、第1整流板を設けることで、その整流板の上下面を通過する空気の圧力差で整流板自体に下向きの力(ダウンフォース)が発生することになる。したがって、整流板によって架台を介して太陽光発電パネルが下方に押さえ付けられるので、パネル自体、或いは架台の浮き上がりをより確実に抑制することができる。
また、パネル表面に強制風を吹き掛けることにより、その表面に付いている土埃や粉塵等の汚れを吹き飛ばすことが可能となり、パネル表面部分に空気が停滞するのを防ぐことができるため、汚れが付着しにくくなる利点がある。
さらに、パネル表面に強制風を吹き掛けることにより、太陽光発電パネルの発電時の温度上昇を抑制することができ、発電効率を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽光発電パネル用整流架台では、パネル下部部分からパネル下方側に向けて延びる第2遮風板と、第2遮風板の遮風面に対して下方側に向けて開くようにして配置された第2整流板とを備えていることが好ましい。
本発明では、太陽光発電パネルの後方から風が吹いた場合、その空気が吹出し口からパネル表面に向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面に沿って下側に向けて流通した空気は、風下側となるパネル下方側に設けられている第2遮風板と第2整流板との間を通過してパネル前方へと放出されることになる。また、太陽光発電パネルの前方から風が吹いた場合、その空気がパネル下方側に設けられた第2遮風板と第2整流板との間を通過し、パネル表面に向けて強制風として吹き出され、パネル表面に沿って上側に向けて流通した空気が吹出し口に流れ込み、第1遮風板と第1整流板との間を通過してパネル後方へと放出されることになる。
また、第2遮風板と第2整流板との間を通過した空気によりパネル表面に強制風を吹き掛けることにより、その表面に付いている土埃や粉塵等の汚れを吹き飛ばすことが可能となり、パネル表面部分に空気が停滞するのを防ぐことができるため、汚れが付着しにくくなる利点がある。
さらに、パネル表面に強制風を吹き掛けることにより、太陽光発電パネルの発電時の温度上昇を抑制することができ、発電効率を向上させることができる。
さらにまた、第2整流板を設けることで、その第2整流板の上下面を通過する空気の圧力差で整流板自体に下向きの力(ダウンフォース)が発生することになる。したがって、整流板によって架台を介して太陽光発電パネルが下方に押さえ付けられるので、パネル自体、或いは架台の浮き上がりをより確実に抑制することができる。
また、本発明に係る太陽光発電パネル用整流架台では、第1整流板は、互いに間隔をあけて複数配列されていることが好ましい。
本発明では、第1遮風板に対して複数の第1整流板を設けることで、太陽光発電パネルの後方から風を受けるとき、第1整流板同士の間を通過する風を第1遮風板の遮風面に沿って吹出し口側に流れるように集めることができる。つまり、より多くの風をこれら複数の整流板によって集めて吹出し口から送風させることができる。
また、本発明に係る太陽光発電パネル用整流架台では、第1遮風板は、太陽光発電パネルの裏側空間を塞ぐように設けられていることが好ましい。
本発明では、第1遮風板によって太陽光発電パネルの裏側空間への風の流れ込みを少なくすることができるので、パネル裏面に風による正圧がかかるのを抑制することができる。すなわち、第1遮風板は、後方からの風をパネルの裏側空間に流れ込まないように吹出し口側に誘導する効果を有している。
本発明の太陽光発電パネル用整流架台によれば、パネル上方側に第1整流板及び第1遮風板を設けてパネル後方からの風を集め、その空気をパネル表面に積極的に流通させることで、パネルの風下側の後流渦の発生を防ぎ、パネル上部での負圧の発生を抑えることが可能となり、太陽光発電パネルの浮き上がり防止することができる。
また、少なくとも風が吹いているときには、パネル表面に常時空気が流れる状態となって空気の停滞を防ぐことができることから、土埃や粉塵等の付着を少なくすることができ、パネル表面の清掃にかかる手間を低減することができる。
しかも、本発明の太陽光発電パネル架台によれば、特別な冷却設備が不要であり、簡単な構成によりパネル表面を冷却して発電効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態による太陽光発電パネルに備えた整流架台の構成を示す斜視図である。 図1に示す整流架台を後側より見た斜視図である。 整流架台の構成を示す側面図である。 整流架台による空気の流れを示す側面図であって、(a)は後方から風が吹いた場合、(b)は前方から風が吹いた場合である。 第2の実施の形態による太陽光発電パネルに備えた整流架台の構成を示す側面図である。 図5の整流架台の空気の流れを示す側面図であって、(a)は後方から風が吹いた場合、(b)は前方から風が吹いた場合である。 従来の太陽光発電パネルに対する空気の流れを示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態による太陽光発電パネル用整流架台について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態による太陽光発電パネル用整流架台(以下、単に整流架台1という)は、太陽光発電パネル2を下方より支持する架台本体3に図示しない連結部材を介して設けられている。
太陽光発電パネル2は、受光面をなすパネル表面2aを南向きに斜めに配置されている。ここで、図1における設置状態において、パネル裏面2b側を「後方」、「後側」といい、パネル表面2a側を「前方」、「前側」という。
架台本体3は、図1乃至図3に示すように、H型鋼材や溝形鋼材(チャンネル鋼材)などが組み合わされた構成であり、設置面に設けられるベース31と、ベース31上に太陽光発電パネル2の設置角度と略平行で斜め後方に向けて配置される支持板32と、この支持板32の上部を支持する斜め前方に向けて配置される斜材33と、を備えている。支持板32と斜材33とは、それぞれの上端同士を互いに接合させ、それぞれの下端がベース31に固定された構成となっている。ここで、支持板32と斜材33の接合部を上部角部3a(図3)という。
図1乃至図3に示すように、整流架台1は、パネル上部部分からパネル後側下方に向けて延びる第1遮風板4と、第1遮風板4の後方に面する遮風面4aに対して間隔をあけて配置されるとともに、第1遮風板4との間を通過する空気Eを第1遮風板4に沿って上方へ移動するように配置させた複数(ここでは4つ)の第1整流板5(5A、5B、5C、5D)と、パネル上方側に位置する第1整流板5(以下、必要に応じて「最上部整流板5A」という)に設けられ、第1遮風板4に沿って案内されたパネル後方からの空気Eをパネル表面2aに沿って流通するように放出する吹出し口6と、パネル下部部分からパネル下方側に向けて延びる第2遮風板7と、第2遮風板7の前方側の遮風面7aに対して間隔をあけるとともに、第2遮風板7の遮風面7aに対して下方側に向けて開くようにして配置された第2整流板8と、を備えて概略構成されている。
第1遮風板4は、架台本体3の裏側空間Rを塞ぐように設けられ、上端4bが架台本体3の上部角部3aに固定され、斜材33に沿って下方に向けて延びるとともに、その下端4cが後方へ向けて湾曲している。
第1整流板5(5A、5B、5C、5D)は、それぞれ太陽光発電パネル2の幅方向Xに沿って延びるとともに下面側が流線形となる羽根形状をなし、第1遮風板4の遮風面4aに沿って上下方向に間隔をあけて配列され、最上部整流板5Aを除いた整流板5B〜5Dが第1遮風板4に沿って下部に向かうにしたがって漸次上方に向くように配置されている。最上部整流板5Aは、架台本体3の上部角部3aの直上に離間をもって配置されている。そして、4つの第1整流板5(5A〜5D)は、第1遮風板4の遮風面4aに沿って空気Eが上方(吹出し口6側)へ流れ易くなるようにそれぞれが適宜な角度に設定されている。
吹出し口6は、太陽光発電パネル2と同じ傾斜角度でパネル表面2aに対して所定の間隔をあけて略平行に配置される板状部材であり、最上部整流板5Aから前方へ向けて突出するようにして一体的に設けられている。すなわち、吹出し口6は、後側から流入する空気Eをパネル表面2aに向けて吹き出すことが可能な構成となっている。
第2遮風板7は、太陽光発電パネル2の下端部に連設し、ベース31に沿うようにして前方に向けて湾曲している。この第2遮風板7の前方に面する遮風面7a側には、遮風面7aに対して所定の傾斜角度をもって第2整流板8が配置されている。具体的に第2整流板8は、第1整流板5と同様の形状をなしており、その前端8a側が第2遮風板7に対して前方に開いた状態となっている。
上述した整流架台1の部材(第1遮風板4、第1整流板5、第2遮風板7、第2整流板8)は、例えば鉄板、プラスチック、合成樹脂等の部材を採用することができる。
次に、上述した整流架台1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図4(a)に示すように、太陽光発電パネル2の後方から風が吹いた場合、風上側となるパネル上方側に設けられた第1遮風板4と第1整流板5(5A〜5D)との間に空気Eが流れ込み、その空気Eが第1遮風板4に沿って吹出し口6側へ向けて流れる。つまり、第1遮風板4と第1整流板5とで後方側からの風を集め、その空気Eが吹出し口6からパネル表面2aに向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面2aに沿って下側に向けて通過した空気Eは、風下側となるパネル下部側に設けられている第2遮風板7と第2整流板8との間を通過してパネル前方へと放出されることになる。
また、図4(b)に示すように、太陽光発電パネル2の前方から風が吹いた場合、その空気Eがパネル下部側に設けられた第2遮風板7と第2整流板8との間を通過し、その空気Eがパネル表面2aに向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面2aに沿って上側に向けて流通した空気Eは、パネル上方側に設けられている吹出し口6に流れ込み、第1遮風板4と第1整流板5との間を通過してパネル後方へと放出されることになる。つまり、パネル表面2aに沿って空気Eが流通し易くなり、この通過風が強制風となる。
このように、パネル表面2aにおいて風上側から風下側へ向けて強制的に送風することにより、風下側での後流渦が発生しにくくなり、さらに渦がパネル表面2aに付着しにくくなる。そのため、パネル上部での負圧が減少することになり、太陽光発電パネル2、或いは架台本体3の負圧を原因とした浮き上がりを抑制することができる。
さらに、第1整流板5及び第2整流板8を設けることで、それら整流板5、8の上下面を通過する空気の圧力差で各整流板5、8自体に下向きの力F(ダウンフォース)が発生することになる。したがって、これら整流板5、8によって前記架台本体3を介して太陽光発電パネル2が下方に押さえ付けられるので、太陽光発電パネル2自体、或いは架台本体3の浮き上がりをより確実に抑制することができる。
また、パネル表面2aに強制風を吹き掛けることにより、その表面2aに付いている土埃や粉塵等の汚れを吹き飛ばすことが可能となり、さらにパネル表面2a部分に空気が停滞するのを防ぐことができるため、汚れが付着しにくくなる利点がある。
さらに、パネル表面2aに強制風を吹き掛けることにより、太陽光発電パネル2の発電時の温度上昇を抑制することができ、発電効率を向上させることができる。
また、太陽光発電パネル2の後方から風を受けるとき、第1遮風板4に対して複数(4つ)の第1整流板5(5A〜5D)を設けることで、第1整流板5、5同士の間を通過する風を第1遮風板4の遮風面4aに沿って吹出し口6側に流れるように集めることができる。つまり、より多くの風これら複数の第1整流板5によって集めて吹出し口6から送風させることができる。
また、第1遮風板4が太陽光発電パネル2の裏側空間Rを塞ぐように設けられており、第1遮風板4によって太陽光発電パネル2の裏側空間Rへの風の流れ込みを少なくすることができるので、パネル裏面2bに風による正圧がかかるのを防止することができる。すなわち、第1遮風板4は、後方からの風をパネル2の裏側に流れないように吹出し口6に案内し、パネル表面2aに流す効果を有している。
なお、吹出し口6の開口寸法は、任意に設定することが可能であるが、パネル表面2aに吹き掛ける送風量を増やす場合には、吹出し口6の開口量を小さくして空気の流速を大きくすれば良い。
上述した本実施の形態による太陽光発電パネル用整流架台では、パネル上方側に第1整流板5及び第1遮風板4を設けてパネル後方からの風を集め、その空気Eをパネル表面2aに積極的に流通させることで、パネルの風下側の後流渦の発生を防ぎ、パネル上部での負圧の発生を抑えることが可能となり、太陽光発電パネル2の浮き上がり防止することができる。
また、少なくとも風が吹いているときには、パネル表面2aに常時空気が流れる状態となって空気の停滞を防ぐことができることから、土埃や粉塵等の付着を少なくすることができ、パネル表面2aの清掃にかかる手間を低減することができる。
しかも、特別な冷却設備が不要であり、簡単な構成によりパネル表面2aを冷却して発電効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
次に、本発明の太陽光発電パネル用整流架台による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図5に示すように、第2の実施の形態による整流架台1A(太陽光発電用整流架台)は、住宅等の建物の傾斜屋根34に設置した太陽光発電パネル2に適用している。この場合、2つの第1整流板5(5A、5B)が設けられており、側面視で山型の傾斜屋根34の南側(図5で屋根頂部より左側)の第1傾斜部34Aに太陽光発電パネル2が設けられ、反対の北側(図5で屋根頂部より右側)の第2傾斜部34Bが遮風板(第1遮風板)に相当している。
なお、太陽光発電パネル2のパネル下部部分には、上記第1の実施の形態と同様に第2遮風板7及び第2整流板8が設けられている。
この場合も、上述した第1の実施の形態と同様の作用、効果となる。図6(a)に示すように、太陽光発電パネル2の後方から風が吹いた場合、風上側となるパネル上方側に位置する第1傾斜部34Aと第1整流板5(5A、5B)との間に空気Eが流れ込み、第1傾斜部34Aに沿って吹出し口6側へ向けて流れる。つまり、第1傾斜部34Aと第1整流板5とで後方からの風を集め、その空気Eを吹出し口6からパネル表面2aに向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面2aに沿って下側に向けて流通した空気Eは、風下側となるパネル下方側に設けられている第2遮風板7と第2整流板8との間を通過してパネル前方へと放出されることになる。
また、図6(b)に示すように、太陽光発電パネル2の前方から風が吹いた場合、パネル下方側に設けられた第2遮風板7と第2整流板8との間を通過し、その空気Eがパネル表面2aに向けて強制風として吹き出されることになる。そして、パネル表面2aに沿って上側に向けて流通した空気Eは、パネル上方側に設けられている吹出し口6に流れ込み、第1傾斜部34Aと第1整流板5との間を通過してパネル後方へと放出されることになる。
このように、負圧が発生するパネル表面2aにおいて、風上側から風下側へ向けて強制的に送風することにより、風下側での後流渦が発生しにくくなり、さらに渦がパネル表面2aに付着しにくくなる。そのため、パネル上部での負圧が減少することになり、太陽光発電パネル2、或いは架台本体3の負圧を原因とした浮き上がりを抑制することができる。
以上、本発明による太陽光発電パネル用整流架台の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施の形態ではパネル下方側に第2遮風板7及び第2整流板8を設ける構成としているが、これらを省略することも可能である。これら第2遮風板7及び第2整流板8が無い場合には、太陽光発電パネル2の後方から風が吹いたとき、パネル表面2aに沿って下側に向けて空気Eが流通する。また、太陽光発電パネル2の前方から風が吹いたとき、パネル表面2aに沿って上側に向けて通過した空気Eは、パネル上方側に設けられている吹出し口6に流れ込み、第1遮風板4と第1整流板5との間を通過してパネル後方へと放出されることになる。
また、第1の実施の形態では第1整流板5を4つ、第2の実施の形態では2つ設けた構成としているが、これらの数量に限定されることはなく、1つであってもかまわない。第1整流板5を1つ設ける場合は、パネル上方側に設けるようにすれば良い。
さらに、第1遮風板及び第2遮風板は、上述した第2の実施の形態のように傾斜屋根34の傾斜部34A、34Bを利用した構成とすることも可能である。
さらにまた、遮風板や整流板の形状、材質、向き、取付け位置(遮風板と整流板との間隔、整流板同士の配列間隔)等の構成は、太陽光発電パネルの大きさ、架台本体3の形状、屋根の形状、或いはパネル取り付け箇所の自然条件(例えば、強風が多い場所)等の条件に応じて適宜設定することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A 整流架台(太陽光発電パネル用整流架台)
2 太陽光発電パネル
2a パネル表面
2b パネル裏面
3 架台本体
3a 上部角部
4 第1遮風板
5、5A〜5D 第1整流板
6 吹出し口
7 第2遮風板
8 第2整流板
E 空気
R パネルの裏側空間

Claims (4)

  1. 太陽光発電パネルに設けられる太陽光発電パネル用整流架台であって、
    パネル上部部分からパネル後側下方に向けて延びる第1遮風板と、
    少なくとも1つがパネル上方側に設けられ、該第1遮風板の遮風面に対して間隔をあけて配置されるとともに、前記第1遮風板との間を通過する空気を前記第1遮風板に沿って上方へ移動するように配置させた第1整流板と、
    該第1整流板のうち前記パネル上方側に位置する第1整流板に設けられ、前記第1遮風板に沿って案内されたパネル後方からの空気をパネル表面に沿って流通するように放出する吹出し口と、
    を備えていることを特徴とする太陽光発電パネル用整流架台。
  2. パネル下部部分からパネル下方側に向けて延びる第2遮風板と、
    該第2遮風板の遮風面に対して下方側に向けて開くようにして配置された第2整流板と、
    を備えていることを特徴とする太陽光発電パネル用整流架台。
  3. 前記第1整流板は、互いに間隔をあけて複数配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電パネル用整流架台。
  4. 前記第1遮風板は、前記太陽光発電パネルの裏側空間を塞ぐように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル用整流架台。
JP2011233115A 2011-10-24 2011-10-24 太陽光発電パネル用整流架台 Active JP5590004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011233115A JP5590004B2 (ja) 2011-10-24 2011-10-24 太陽光発電パネル用整流架台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011233115A JP5590004B2 (ja) 2011-10-24 2011-10-24 太陽光発電パネル用整流架台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013093376A JP2013093376A (ja) 2013-05-16
JP5590004B2 true JP5590004B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=48616301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011233115A Active JP5590004B2 (ja) 2011-10-24 2011-10-24 太陽光発電パネル用整流架台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5590004B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104993782A (zh) * 2015-05-13 2015-10-21 中国建筑设计咨询有限公司 一种光伏阵列气动导流板
KR101764703B1 (ko) 2016-03-22 2017-08-14 (주)에이비엠그린텍 중간흡배기모듈이 구비되는 건물 일체형 태양광 발전지붕
WO2019022273A1 (ko) * 2017-07-28 2019-01-31 (주)에이비엠 건물 일체형 태양광 발전지붕

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6119467B2 (ja) * 2013-07-04 2017-04-26 株式会社大林組 ソーラーパネルの飛散防止装置、およびソーラーパネルの設置構造
KR101630780B1 (ko) * 2014-10-14 2016-06-15 주식회사 티지오테크 태양전지 냉각 시스템
AT516647B1 (de) * 2014-12-23 2018-02-15 Lehner Johannes Haltevorrichtung für eine Fotovoltaikanlage
WO2020095680A1 (ja) * 2018-11-08 2020-05-14 住友電気工業株式会社 太陽光発電装置
CN112474591A (zh) * 2020-11-05 2021-03-12 余天奎 一种路灯太阳能板清理装置
CN112583331B (zh) * 2020-12-22 2021-12-31 华骞能源(深圳)有限公司 一种光伏组件定位安装用背面破风防倾倒装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6351685U (ja) * 1986-09-19 1988-04-07
CU23389B6 (es) * 2005-12-29 2009-07-16 Ct Ingenieria Genetica Biotech Combinación farmacéutica citoprotectora, útil en la prevención y tratamiento del síndrome de respuesta inflamatoria sistémica
DE202006016382U1 (de) * 2006-10-20 2007-02-15 Hoeft, Duhay, Kempkensteffen GbR (vertretungsberechtigter Gesellschafter: Herr Klaus-Dieter Hoeft, 33332 Gütersloh) Flachdachaufsatz mit Solarmodulen
JP4953745B2 (ja) * 2006-09-26 2012-06-13 シャープ株式会社 集光型太陽光発電ユニットおよび集光型太陽光発電装置
JP2011082273A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Sumiden Communication Engineering Co Ltd 太陽光発電装置
EP2362161B1 (en) * 2010-02-22 2012-11-07 B&L Panel mounting system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104993782A (zh) * 2015-05-13 2015-10-21 中国建筑设计咨询有限公司 一种光伏阵列气动导流板
KR101764703B1 (ko) 2016-03-22 2017-08-14 (주)에이비엠그린텍 중간흡배기모듈이 구비되는 건물 일체형 태양광 발전지붕
WO2019022273A1 (ko) * 2017-07-28 2019-01-31 (주)에이비엠 건물 일체형 태양광 발전지붕

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013093376A (ja) 2013-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5590004B2 (ja) 太陽光発電パネル用整流架台
JP5633498B2 (ja) 太陽光発電パネル
CN106533348B (zh) 一种路灯上结构优化的光伏板
KR101669884B1 (ko) 발열기능을 갖는 태양광발전모듈
TWI453934B (zh) 具有散熱功能之太陽能模組及其邊框
JP2011091166A (ja) 太陽光発電アレイ架台
CN205282943U (zh) 一种集中直排式简易风道
JP2013179250A (ja) 太陽光発電パネルの支持構造体
CN204084600U (zh) 空调器
CN211237617U (zh) 一种自带灰尘清理结构的户外用防雨型led显示屏
CN205491619U (zh) 散热片
CN107472262A (zh) 内燃机车动力室自散热装置
CN209560922U (zh) 一种电子站牌散热风道结构
JP3817063B2 (ja) 建物用ルーバ
CN206533653U (zh) 一种功率单元
CN111029685A (zh) 太阳能路灯的cigs光伏机构
CN209472886U (zh) 出风口防水构件及自动化电气设备
CN211716827U (zh) 一种导风格栅
CN212573352U (zh) 一种高效率散热型散热底座
CN211364793U (zh) 一种摩托车前格栅
CN217569947U (zh) 一种光伏组件防积雪防灰尘装置
CN213043646U (zh) 导流板及光伏系统
LU101039B1 (en) Heat dissipation device for solar panel
CN208329400U (zh) 一种太阳能屋脊通风器防杂物装置
KR20200021360A (ko) 태양광 모듈의 냉각장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5590004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350